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彼女。
彼女。
相沢沙呼、青崎有吾、乾くるみ、織守きょうや、斜線堂有紀、武田綾乃、円居挽/実業之日本社
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総合評価

14件)
3.9
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7
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    このレビューはネタバレを含みます。

    百合作品といえば、ただただ男女の関係の男の方を女性に置き換えただけのものと思いがちだ。事実、私はこれを読むまでそう思っていた。 ただでさえ恋愛経験が少ないから、こういった感情の機微を理解するのは正直言って難しいところだけど、男女の関係以上に繊細なことだろうし、それぞれの心情の変化なんかもまったく違ったものになるだろう。それをそれぞれここまでうまく表現したものは他に類の見ないのではと思う。 私もまだまだ百合ビギナーであることを自覚したので、百合の教科を必修科目にしたうえで、教科書に全作品掲載して教師に解説したもらいたい。 特に好きな作品は5作品目、斜線堂有紀先生作の「百合である値打ちもない値打ちもない」 現代のeスポーツやライブ配信の文化が背景になっているので、世界観が理解できると自分が現代人として認められた錯覚が得られて、自己肯定感を満たすのにもちょうどいいです。

    17
    投稿日: 2025.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    百合である値打ちもない ゲーマーの2人 美人と普通 みんなにお似合いと言われたくて整形 それでみんなにお似合いと見てもてくれて嬉しい。けど悔しい。ママユはずっと可愛かったのに。なんで分からないの?ってずっとイライラしてた だから整形してくれてありがとうなんて言ってごめん

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    またしても斜線堂有紀だ。 今回は『百合である値打ちもない』で殴ってくる。 確かに「釣り合いが取れているかどうか」って無視できない。 だけど圧倒的なビジュアルの差はそう簡単には埋められない。 多分これ、男女だったらスルーされてる部分だと思うんだよなあ。 恋愛は二人でできるのに、その関係は社会的に認められないといけない。 だから「絶対に認めさせる」という二人の覚悟と言動に思いがけず涙が出た。 他にも面白い作品があったはずなんだけど、もう全部吹っ飛んでしまった。

    2
    投稿日: 2025.06.17
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    思い出しただけで眩しくなるような瞬間さえあるなら、幻滅しようが、それを抱いて生きていけるんじゃないかなとは思ってるよ。

    0
    投稿日: 2025.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レズに焦点を当てた話だった。 話によって当たり外れがあるけど、あたりの素晴らしさで⭐️4にしました〜 前半は面白くない、後半が面白い あと、後半になるにつれ内容が過激に…笑 私はエロがないと楽しめないのかもしれない笑 あとは、有名作家さんの方が今回はハズレが多かった気がする。 特異性を狙いすぎるからかな? 全体として、やっぱり登場人物が毎回美人。 百合であるためには美人であることが必須なのか。 ◯当たり 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」 相沢沙呼「微笑の対価」 ◯ 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」 面白かった、本当に面白かった〜 他の話と違って純恋愛に偏っているし、 エッチとかリアルなのも描かれてるし、 乃枝の性格も顔も全て完璧すぎるのに、最後のリアルな声が良かった。 しかもリアルな声なのにもし私が言われたら全く嫌な気がしなくて、乃枝ちゃん素敵すぎる。♡ カップル兼配信者としてのビジュアル格差と整形とかどう頑張ってもハッピーエンドにならないだろうと思ってたのにこんなに100点満点のハッピーエンドあるんだ〜 とっても面白かった〜 ◯ 相沢沙呼「微笑の対価」 殺人事件と掛け合わされていた。 ストーリーは男と女じゃなければかなりあるあるなのかもしれない。 紫乃が冒頭から不器用でうまく生きていけない女の子のイメージだったのに、警察が訪問してきたあたりから急にえ、そんな一面あったの!?と印象がガラッと変わる。 だんだん不信感が強まってきて、本当は悪い女だったんだろうなと思ったけどなんとかハッピーエンドに持っていけた印象。 女性がめちゃめちゃ魔性な話が私のお好みなのかも笑 でも、お母さんの不審死、謎の占い師、これ以上夜の仕事を続けないでと行った後から冷たくなった態度 の謎は解かれぬまま… この話単体のクオリティはそんなに高くないのかもしれない。 個人的には好きでした!

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    女たちのクソデカ感情のぶつかり合い、色んな百合が詰まっててとても良かった。学校生活の百合から大人の結構歪んだ百合まで。 馬鹿者の恋と百合である値打ちもないが特に好きだったかな。 有名だけどほとんど読んだことがない方々のアンソロだったので、興味持った著者の本読んでみようと思う。

    5
    投稿日: 2025.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2作目と4作目が面白かったけど、あとは普通。 相沢沙呼の作品は、最後の最後で城塚翡翠を出してくるあたり、相沢沙呼って感じがした。

    0
    投稿日: 2024.11.27
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     『貴女』の方が好みだったが、こちらも面白かった。無敵の恋澤姉妹に果敢に挑む話も印象的だったし、九マイルは遠すぎる的な917円は高すぎるの謎解きもワクワクした。最も好きだったのは、『百合である値打ちもない』だ。容姿の整った相手に釣り合うよう整形する心境、揺れる気持ちが何とも言えなかった。  このシリーズを機にアンソロジー、更に挑戦してみようと思う。

    15
    投稿日: 2024.09.17
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    今のところナンバーワンの小説 どの作品もリーダビリティが高く、百合の解釈がエス寄りで私好みの作品ばかりで気持ちよく読めた 最高 図書館でいつも本を借りているが、購入しようかと思えた初めての作品

    0
    投稿日: 2024.09.07
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    え、これのどこが良いのか分からない汗 あまりにもストーリーのイベントが読者目線からしてどうでも良いことばかりで、キャラたちが勝手に盛り上がっている感覚。 半分まで読み進めてギブアップしました。

    0
    投稿日: 2024.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好きだったやつだけ感想 『恋澤姉妹/青崎有吾』 唯一現代百合じゃない。何となくスチームパンクっぽいというかデカダンぽい印象。武器が靴べらって??? 『九百十七円は高すぎる/乾くるみ』 ひたすら算数。先輩に対する思慕と友人に対する恋情が女子高百合っぽい。「先輩に飼われたい」って言ってる女子高生、なんか笑ってしまう。 『上手くなるまで待って/円居挽』 主人公の記憶に穴がある所、まあ人間だからそういう事もあるか、と思いつつそんな忘れてる事ある?と思って最後まで違和感。 『百合である値打ちもない/斜線堂有紀』 一番現代ぽい百合。女の子の方が美醜を気にすると思うし、配信に対するコメントがリアルで醜い。「私の為にわかりやすく可愛くなってくれてありがとう」っていう台詞が良かった。そんな事言える?好き。 『微笑の対価/相沢沙呼』 一番好きだった。結局こういう女王様みたいな美少女が一番良いんだよな。最後のモノローグだけ蛇足感。

    1
    投稿日: 2024.04.29
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    浅はかな感想だし、どれくらい作者のみなさんが百合を調べて書いたのか分からないけど、どんな人も男とか女とかレズとかバイとか関係なく好きな人を見つめる目も想いも同じなんだろうなと思った。百合小説アンソロジーなんて付けなくても十分売り出せる本だと思った。逆にそういう迎合していくのがこの本にあっているようで少しズレているようで、それがまた登場人物たちにはあっているのかもとも思った。

    10
    投稿日: 2024.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    胸キュン、胸騒ぎ、悲しみ、ほろ苦さ。色んな感情に心乱されました。 個人的に、相沢沙呼さんの物語に翡翠らしき影が見えたのが、とてつもなく嬉しかったです!

    2
    投稿日: 2024.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「椿と悠」 女の子同士のありがちな、勝手に勘違いして、勝手に妄想して、勝手に傷つく。大好き。女の不器用な部分がきれいに描かれている。お母さんかよ、のセリフには思わず笑っちゃったね。 「馬鹿者の恋」 若いなぁ。愛は無償じゃない事に気づけなかったんだよね。 「百合である値打ちもない」 隣に歩くのに見合う自分でありたい。好きなのに、それでももっと美しくあってほしい。相手のことが好き、ってそれだけでいいはずなのに。他者の評価が気になってしまう。悲しいね。 「微笑の対価」 タイトルが秀逸。自分の知らない彼女がいる。私に見せてくれない彼女の内面。知りたいけど、知りたくない、気持ちがぐらつく描写が好き。 「恋澤姉妹、917円、うまくなるまで」 は百合というか、なんというか。お話としてはうまくなるまでは好きだけど、百合とは?という気持ち。

    1
    投稿日: 2024.01.30