
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い!中国を旅行した気分になれる。 善人ではないけど、強くて弱い菖蒲姐さん好き。 「私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと」 「それが上手くできたら君にとっては勝利なのか?」 「それが上手くできなくても、価値には変わりない。なんでなら最初から勝っていること、自分で決めてるからよ」 このセリフが大好き、痺れる。 素の自分を認める。社会の底辺で災難続きでも当人が自分に納得していればコスパ最強の神。確かに、満たされてるのにもっともっとと満足できなくて不幸せそうな人って結構いるよね… セルフィッシュに今を楽しみながら生きる菖蒲姐さん。夫とは金目当てなのかなーと思ってたら、しっかり支える覚悟もあるし、愛情もある。夫からの発言に感情を抑えていた菖蒲姉さんが美杏との電話で頑張るつもりだったよ、と漏らすのが悲しい。みっともなくても夫にぶつかれたら、違う結末でハッピーだったんじゃないか、と思うのは私が日和見の安定思考だから? それにしても中国行きたくなるなぁ
1投稿日: 2024.07.28
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あー笑った!面の皮厚子の主人公の菖蒲。 日本でも友人とドライに付き合い、人と比べない。そして夫の赴任に着いていくことになり、北京での生活に馴染みすぎて、引いてる夫とペイペイ(犬)との生活。悩まない。ポジティブシンキングでその場を楽しむ生き方。全て自分が正しい!と思うことで人生勝利✌︎ 海外生活するならここまでエンジョイしたいなぁ!笑 最後らへんのここら辺がぶっ飛んできて面白かった↓ “男も高級バッグも経験も魅力も持ってないのに、勝ってると完全に思い込んでる女が、一番強いんだよ。シャネルも持たないで女も磨かずに、この私のままで、永久に世界に完全勝利するの。” “楽しいの数珠繋ぎで人生終わればサイコーと思ってる。私だって世界にたった一人の大切な赤ちゃん、せっかく生まれたんだから、このラッキーを味わいつくさなきゃ。” “昔から怒りは炎症と呼び、炎症はお肌に悪いから控えてきた。ニキビできちゃう。その代わり炎症を起こさないためにはどんなことだってする。私は自分に甘い。我慢なんてしないのだ。”
1投稿日: 2024.07.26
powered by ブクログ菖蒲(ショウブ姐さん、節子)36歳 ペイペイちゃんと北京へ 由紀乃 瑞穂 美杏 夫56歳の赴任先の冬の北京へ 二人でコロナ感染 ウソでもいい、その場の雰囲気が一番大事 精神勝利法 何も手にしていないのに勝利を手に入れる
2投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ夫の仕事について北京に行った菖蒲(あやめ) 。 コロナの頃で全く北京を楽しめない夫と違い、大満喫の菖蒲。不思議な人。
1投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログコロナ禍、真冬のパッキパキに凍った北京での駐妻物語。スピード感のある文章や菖蒲のポジティブな行動力に魅かれて一気読みでした。ラストはたぶんそうなるだろうなーという終わり方だったけど、どんな境遇でもマイペースな生き方に痛快さを感じます(自分じゃ無理だから)。「女性はポーカーフェイスが必須です。感情を無にしてようやく、これだから女は感情的で話にならない、とは言われなくなります。喜怒哀楽どれもそうですが、怒るなんてもっての外。男が鼻血出そうなくらい怒っても、森林でヨガしてるくらいの無の境地でいなさい、それでようやく対等です。時代が変わっても相変わらず女が舐められるのは、泣いた時と怒った時だ。」心ね残った言葉。
7投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ初めての綿矢りさ。 激しい超特急で進む小説。 外国に住むならこのぐらいやっちゃいなって思うけど、この勢いはなかなか出ないよね。
1投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ価値観って相対的なもの。時代が変われば当然かわるけど、それを実践し続けるのは難しい。菖蒲のようになりたいと思う自分もいる。自分の人生は菖蒲的には敗者。でもそれでもいいと思える痛快
1投稿日: 2024.06.30
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なんかわけもなくめっちゃ元気出た! 私も精神的な勝利収めるか~!!!!! しかし、この話の中で何か変化が起きてるかといえばなんかあったっけな…?
2投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログダヴィンチ・プラチナ本。これはもう、小説の体裁を取った、著者の中国体験記だな、きっと。キャラ設定を変えたら、まんまエッセイになるんじゃないか、と。という訳で、コロナ只中のかの国の実情が垣間見えて、その意味で非常に興味深かった。
2投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログ読書記録47. #パッキパキ北京 #綿矢りさ これまでなかなか読む機会がなかった綿矢りささん 好きだわ〜この主人公 ちょっと自分と似てる気がする 夫の駐在に帯同して北京に行くのだけれど、その適応力たるや、夫よりも彼女が仕事をした方が良いのでは?と思える程 食べ物も女性の方が現地の郷土料理など(ゲテモノ的な)にもチャレンジするが男性は多にして保守的 サバイバルで生き残るには体力のある男性よりも、適応力のある女性かもしれない 最初「アラセブ」の意味がわからなかったが なるほどね〜 読んで楽しい時間 『バッキバキ バンコク』とか 『インド インド インド』とか 新作書いて欲しいです^ ^
7投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログ女子会でのマウント合戦?も面白かったが、夫の転勤で北京へ行くことになった。自分もコロナ前に北京へ旅行したが、かなり前から北京では電気自転車が走っていた。ブランド腕時計を見ていると、ジャージ姿のおばちゃんがまとめて高級腕時計を買ってるのをみて、主人公はガッカリ。気持ちはわかるw後から代行業者と知って笑った。今、中国はかなりヤバくなってきているが、今後の北京でもどうなってしまうのだろう?
2投稿日: 2024.06.24
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感想 これは筆者も北京入りして入念に調べたのかな?と思ってしまう。文化や街の解説をしている時は真摯で、作中のキャラ設定である粗暴感がない感じがした。 あらすじ ワガママ女とワガママ犬が、コロナ禍に夫が赴任する北京へいく。折角だから来た場所では最大限楽しむがモットーの主人公は、街をうろつきまくる。中国のECサイト、移動方法、交通事情、不動産の価値事情、街の様子、多彩な食文化、春節時の盛り上がりなど
11投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログ主人公の考えに共感できるところもあれば、できないところもあり。中国の文化を少し知ることができ、とにかく食べ物はどれも美味しそうだった。
6投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ初めての綿矢りさ。主人公の女性が気持ち良いぶっ飛び加減でよかった。「回線切って風呂入って生きろ」は名言。そのくだりは小学校で教えるべき。
12投稿日: 2024.06.21
powered by ブクログ帯同して北京に行く予定なので読んだ。 北京に対する解像度が上がったし、プラス思考になれたのでとても良かった。 なにより文面から溢れでる勢いがすごい。常に何か破裂してるみたい。
1投稿日: 2024.06.20
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140ページ超と、そこまで長くなくサクッと読めました! 個人的に今、海外に行きたい欲が高いので異国の雰囲気や日本との違いの戸惑いなど、リアルに伝わってくる詳細な描写は楽しかったです。 中国の冬って寒いんだな…!とか、国の面積の規模感に圧倒され。 菖蒲のとにかく楽しい方に転がって行く性格はちょっと現実的ではないけど、そういう風に生きられると楽しそうだな〜。 ペイペイのことも、暴れん坊ゆえに育て甲斐があると可愛がっている器の大きさもかっこいい。 コロナ禍で遊び回っているのは正直肯定できず、罹患した時はそれ見たことかと思いましたが 今回こそは死ぬかもと思っていて、そこまでの覚悟もあるのか、それでも遊びまわらずにはいられないのか…と生き様を見せつけられた気持ちになりました。 最後は夫さんの子供がほしい気持ちも尊重した上で、お別れを決めているのも一貫しているなと。 綿矢さんは大好きな作家さんなので、最新作を読めて良かったです。 メンタル強者のフィクション旅行エッセイとして読む面白さがありましたが、それ以外の中身があまり感じられなかったのと、やはり菖蒲の気ままさに同意できないこともあったので、悩みますが星3。
1投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログパッキパキの文章で書かれていて面白かった。北京に興味が湧いてくる。菖蒲さんはこのままで何処まで行けるのか。何だか頑張ってもらいたい気持ちになる。
2投稿日: 2024.06.10
powered by ブクログどうも主人公の性格が合わないのでやめたました。主人公の体験しているような北京の暮らしにも魅力感じないし。でも北京の生活や文化は細かい描写でわかりやすいと思った。作者本人の経験からくるものだろう。
6投稿日: 2024.06.04
powered by ブクログ面白かった…最高だった。 主人公のぶっ飛んでるんだけど、噛めば噛むほど癖になるキャラクターと北京が見事にマッチしてた! 著者も北京に住んだことがあったみたいで、ちゃんとリスペクトを込めて描いている(ように私には見えた)。
1投稿日: 2024.06.02
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女はこういう風に逞しくなくっちゃ!~菖蒲はバツイチの20歳年上の夫のSOSにコロナ禍の北京への移住を決意する。渡航後の隔離・二人揃っての罹患、極寒の北京で元気いっぱいに暮らすが、夫は二人の子供を求め、それが叶わないなら帰国、を迫ってくる。ソフトな離婚の申し出かもしれない。なら帰って今度はアラセブの相手を探すばかり!~痛快!
1投稿日: 2024.05.31
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始めのうちは北京と日本の違いとかカルチャーショックの話かと思いながら 嫌な女書かせた綿矢りさしかいない 流石です
1投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログめっっちゃ元気出た 最高 自己肯定感とか、自分磨きとかそういうのクソ喰らえって感じ スカッとするー!
2投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ友だち?からのマウントを難なくかわす菖蒲が最高。ここまで図太いの最高。心臓に毛を生やす、を目標にしたいと思っているので憧れるわ。
1投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログ新刊を買う作家のひとり、綿矢りさの最新刊。しばらく積んでいたもの。綿矢節全開のぶっとんだ主人公でなんだか少し元気になる。
4投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログ主人公が中々にぶっ飛んだ性格でよろしい。 このくらいのポジティブと言うか何も考えずに生きれたら人生楽しいかも。
28投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログ綿矢さん初読み。テンポ良く読み通したが、今ひとつ心に刺さらない。主人公のキャラも面白いのに、不思議だ。
2投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ爽快すぎる!こんなにも自分のことを理解し、自分と対話をして、自分が1番大事だと言い切り、生きている姿は格好良すぎでしょ!こんなにも自分を好きでいいんだって思わせてくれてありがとう。ただ、少しくどくど長く感じたので星3つ。
2投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
芥川賞作家 綿矢りささんの作品。 年の離れた夫の赴任先のコロナ下の中国北京に いくくととなって、元キャバ嬢の嫁の独白の形式の小説。 北京の街や人々の様子がよくわかるのでその点は楽しめました。 主人公はひとからどう見られるかが重要で、あまり内容のない人間に思えた。 共感もできず、いい小説とは思えなかった。 苦労がない人間の苦労のない話です。
1投稿日: 2024.04.17
powered by ブクログ面白かった!菖蒲がパワフルすぎる 菖蒲みたいな考え方で生きていきたい 中国の暮らしが見えるような描写に惹かれた
1投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログ石橋を叩いて渡らないと気が済まない夫。今をひたすら楽しむ妻(菖蒲)。菖蒲の心中の毒舌、2人の対比が痛快だ。
2投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログ旦那の仕事の関係で中国に駐在することになった、パワフルな女性の話。北京特有のギラつきさと、真冬の中勢いのまま突っ走る菖蒲の行動力とポジティブ精神に圧倒される。最高の1冊。キラキラした世界を見たい人に。
4投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログ菖蒲姉さんかっこいいなあ 逞しいしポジティブ過ぎて爽快 私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されずに自分の好きなように生きるスキルのこと シャネルがなくても完全勝利出来る女になる!! 男も高級バッグも経歴も魅力も持ってないのに勝ってるのが、勝ってると完全に思い込んでる女が1番強い
1投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログパッキパキ北京/綿矢りさ著 #読了 夫の中国赴任にやむなく渡中した主人公菖蒲の強烈な中国文化を楽しみつくす様にヤラれる。「世間が私に適応すべき!」と喝破する生き様と真逆にカルチャーショックにダメージを受けて翻弄される夫との対比が、楽しんだ者が勝ち!とばかりに中国生活を楽しく味わい尽くす彼女の在り方が力強い。 仔細に中国の生活の様(楽しみ方)が描かれていて、実際に綿矢氏は中国で暮らしたのだろうか。 氏の作に「かってにふるえてろ」があるが、このタイトルの通り、本作でも他人や他国文化さえ逆手に取り、翻弄されることの馬鹿馬鹿しさを通底して主張していて元気が出ます。 魯迅の阿Q正伝の一般的な評価さえ、逆に力強く書き換える綿矢りささんに拍手!
2投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログストーリーが入ってきやすく、一気に読めました。北京の具体的な情景が浮かんでくる内容でしたが、いまいちストーリーの幅が広がらず後半が少し退屈でした。
1投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログ北京のこと、コロナのこと詳細に書かれていてエッセイかと思うほどだった スピリチュアル・ビクトリー! 精神勝利法 (魯迅『阿Q正伝』) どんな負け組の人生を送っていても自分は最強って思ってたら勝ち! 爽快&毒舌 終わり方良かった
4投稿日: 2024.04.03
powered by ブクログふつうにいけばタダの北京見聞記が、北京で受けた刺激の鏡写しみたいな主人公の一人称語りにすることで、立派な小説になってしまう。軽快なリズムが気持ちよい
6投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
北京の描写に退屈しながらも、夫婦の関係はわりと微笑ましいなと思いながら読んでいたので、夫にとって菖蒲が「産む道具」としての存在価値しかなかったという結論だったら悲しい。 ブランドもののようにわかりやすい「愛の結晶」を求められてもな。産むのも育てるのも生身の人間。譲れないよね。けど、選べるのならまだいいほうなのかな。
2投稿日: 2024.03.27
powered by ブクログ痛快。夫に北京滞在してほしいと懇願され、自由を謳歌していた菖蒲アヤメは中国へ。 目の前のものを楽しむ、どこへでも行き、適度な距離の友だちを作りその場を楽しむ、根っからのポジティブ天才。 読んでても爽快で楽しい。しかも北京の話がまた面白い。 必要な言葉は真似して覚えて、ダークなところは嗅ぎ分けて近づかないまでも観光客が遠慮しそうな地元を闊歩する。 美杏に「ショーブ姐さん」と呼ばれる最後は子どもが欲しいと懇願された夫に三行半 笑 なんちゅうキャラや。 やりたい放題、言いたい放題なのがいい。 良いと思えない人もいるかもしれないが、作家の表現の自由かと。エッセイ寄りの私小説とも違った、でもどこか作者なんじゃないかな、と思わせる感じ。 面白かった! 死んだトリとの距離が近い北京で珍しいモノは一通り食べた中で、アヒルの脳が手の親指の爪ほどの大きさの脳はかに味噌に似た濃厚な味らしい… 渇望も羨望も叶えられず、手の届かない遠くにいるときが1番輝いて見えるのかもしれない。 p.29 君に怖いものがないのが怖かったんだ。中国に来てからも、そういう風に感じることが多かった。でもこんな風になってから、どんなときでも平常心でいられる君を頼もしく感じるようになった p.70 もちろん精神勝利法で手に入れられるのは、怪しく卑しい種類の勝ちだ。正しくて客観性のある、スポーツマンシップに則った正規の価値とは程遠い。でも、この世にまったく卑しくない価値なんて存在するのかな?蹴落とされて泣く敗者がいる限り、勝ちに喜ぶ人間の本性等しく皆卑しくない?なぁ?p.123 女性はポーカーフェイスが必須です、これだから女は感情的で話にならない、とは言われなくなります。怒るなんてもっての外。男が鼻血出そうなほど怒ってても、森林でヨガしてるくらいの無の境地でいなさい、それでようやく対等です。銀座ママに教えこまれたこと p.131 でも大丈夫、私が私を見捨てる日は永遠に来ない。 p.140
4投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
相変わらずの爽快感と疾走感で一気に読んだ 綿矢りさはどれだけ強い女でもどうしても世間の目を無視できない視点があってそこが金原ひとみと違うなと思うしそこが魅力やと思う わがままで自己中で自信に満ち溢れた強い女が好き それでも最後、どうしても加齢とともに先行きが見通せてしまう不安と揺らぎがチラッと浮かぶの共感できるなぁと思いながら読見終えた さらっとしてても、ふとした一文に思想があって良かった
2投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ30代、いけいけ女性の菖蒲さんが20年上の旦那のいる北京でコロナと旧正月を迎えた話。2023年の北京の描写(特に食べ物)は秀逸で、北京ルポとして読むのも良いが、菖蒲さんのキャラが立ちすぎて中国に完全に勝利している。超ポジティブな人間の模範例として鬱患者の教科書にとりあげたい。
2投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログ主人公に対して全く親近感も湧かないんだけど、引き込まれて一気読みしてしまった。何も考えてなさそうに見えて、本質をビシッと突く人たまにいるけど、まさにそれ。 人生は一度きりだし、その操縦士は間違いなく自分。幸せの定規だって、借り物じゃなく、あくまで自分。
2投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログ夫が単身赴任中、自由を謳歌していた菖蒲は、鬱になりそう…という夫のSOSで北京へ(だって、離婚されたら食いぶちがなくなる)。コロナによる規制が緩和され始めた北京でも菖蒲の勢いは止まらない。何でも食べて、どこにでも行って、コロナにも感染するが、ちっともへこたれないのだ。「知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと」と言い切る菖蒲さん、愉快爽快!この先どうなるのか気になる~。
2投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログ自身の滞在経験をエッセイで語るより、小説の形で、語り手のキャラを極端に設定しつつ、ネタの核心部分を怒涛の勢いで語り下ろした方が確かに面白い。綿谷りさの手練手管に脱帽
4投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログ2024/03/17 精神的に強い、強すぎる〜 どちらかといえば夫の考え寄りな私は主人公の溌剌とした生き方はできないかも、、何にも頼らず自分の考え方だけで人生勝利できたらたしかに一番コスパ良しだね。主人公の、いつか終わりが来るその場限りの生き方に、主人公も少し気付いてるけど、自覚があっても怯えずに進んでいくところが強すぎる
2投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【未読】読みたい理由 綿谷りささん読んだことないから 強メンタルと弱メンタルの夫婦の話?らしい 表紙めっちゃ良い
3投稿日: 2024.03.15
powered by ブクログ言葉遣い!笑 元気になる ウソだらけでもその場をしのげたら、上出来。私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし 女性はポーカーフェイスが必須です、感情を無にしてようやく、これだから女は感情的だ話にならない、とは言われなくなります。喜怒哀楽どれもそうですが、怒るなんてもっての外。男が鼻血出そうなくらい怒ってても、森林でヨガしてるくらい無の境地でいなさい、それでようやく対等です 屑のために死ぬな
3投稿日: 2024.03.14
powered by ブクログ主人公がとにかく豪快でテンポの良い作品でした。まるで一緒に北京を旅行しているかのように楽しめました。元気が出る一冊。
3投稿日: 2024.03.11
powered by ブクログ人生初のコロナにかかり、寝込んでいた時に読んだのも何かの巡り合わせだったかもしれない。 普通の体調の時に読むより、強く影響を受けた気がする。 主人公の菖蒲は、とにかく自分が大事で自分が世界の中心。 それが徹底しているから、潔いというか妙に感心してしまう。 平和な世の中より、有事や未知の事態に強い。 目の前にどんな世界が広がっていても、自らブルドーザーを操り障害物を一気になぎ倒していく。 そして菖蒲が通ったあとは、何一つ残らない。 そんな印象。 自分のそばにいたら多分困るけど、だから小説で出会えて良かった。 あっぱれ、菖蒲さん。
5投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログ途中、吹き出す面白いワードが満載で、主人公の価値観も最高! ただとにかく私自身が北京に全く興味がないということに気がついた。いや、わかっていたけど、こんなに中国だらけの話だと思ってなかった。地名とご飯が多め。 北京好きか、これから行くか、もしくは行ったことがある、という人はめちゃくちゃ面白いんじゃないかと思う。
18投稿日: 2024.03.04
powered by ブクログなんと言う読後感。 町田康を読んだあとにも感じる脳が発泡するような感じ。 今回も主人公がぶっ飛んでて気持ちいい。 0か100か。シャネルのバッグか手ぶらか。
2投稿日: 2024.03.04
powered by ブクログエッセイとすると、もう少し、考えがほしい。 小説とするなら、ストーリーの展開としては少なく感じた。 ストーリー展開と主人公の心情と比較して、 街の紹介か多く、描写が細かすぎて北京のリアリティを凄く知りたいって人にだったら向いているかもしれない。
4投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ現地駐在員の集まりでオススメされ、北京に渡航して4日目に読了。 商社マンの夫の駐在にジョインする形で北京に渡航した主人公の菖蒲と私も境遇が全く同じなので、共感するポイントが多かった。 生身で中国文化の原色のような刺激に触れたときの高揚感や戸惑い等が三十路ギャルの話し言葉で書き記されていて面白かった。 北京のイマについて書いてあるので、これからここで暮らし始めるに当たっても結構実用的。観光目的のガイドブックよりも、生活者にとっては断然役にたつ。
2投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ実際の北京滞在経験を元に書いた本とのことで 出てくる地名も店名も中国語も 北京留学経験(しかも朝陽区)のある私にとっては わかるわかる!といった感じで懐かしかった。 だからこそエッセイを読まされた感じはある。 2度出てきた日本の家電量販店の売り場すら 私が働いていたコーナーの隣で 中国人がわんさか買いに来ていた10年前を思い出して 自分が書いたのかと錯覚するほど 見ている光景が同じでビックリした笑 さすが私の友だち!!(になりたい作家No1)笑 とにかくポジティブな主人公も好き! 『未来の私は今の私じゃない。 私はいつでも、今の私の方が大事。』 私もこれからは“精神勝利法”で生きてみようと思う! それにしてもコロナ禍を題材にした本を 3冊連続で読むとは一体何事だろうか? コロナ終息の兆し...?
23投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ北京人としてあるべき姿なのかも知れない。知るか。 おもしろ。 金原ひとみの傍若無人主人公から鬱っけを抜いた感じある。
1投稿日: 2024.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
菖蒲みたいな女が嫌いすぎる。 ただ、一貫性が素晴らしかった。 文章にも笑いが多く読みやすい。 北京の文化を説明する部分は事実の羅列ばかりで読むのに飽きた(興味があれば違ったのだろうが)。
3投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ確かにパッキパキだ。常に私が思っていても「こんなこと言ったらヒンシュク買うだろうな」とお口チャックしていたことがこんなにも朗らかに書いてあるとは。痛快とともにお口あんぐり。夫の海外転勤でコロナ禍の北京に帯同することになった妻、菖蒲。北京を満喫し、コロナに3回罹っても衰え知らず。自分大好き遊ぶこと大好きのポジティブ妻だ。私もあまり羨ましがられない地域に帯同していた経験があるので滞在記には共感もありつつ、菖蒲の奔放さ・たくましさには脱帽。そしてほんの時折本質をついたような思考だけは見習いたい。面白かった。
7投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ笑っちゃうほどポジティブマインドの主人公・菖蒲の適応力が素晴らしい。ローカルな世界にもどんどん入り込んでいく。彼女ならどんな国でもたくましく生きていけそう。 「情報強者」だがリスクに怯えて家に閉じこもって仕事ばかりの夫に比べて、外を歩き回って全力で遊ぶ菖蒲の方がずっと楽しそうに生きている。五感を使って出かけた方が絶対楽しいよね、と共感できた。 北京の街中の精緻な描写も読んでいて楽しく、北京に行ってみたくなった。 軽快な文体も相まって一気読み。
2投稿日: 2024.02.10
powered by ブクログ味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを-。 『蹴りたい背中』以来の綿矢りさsan。 コロナ禍の北京で単身赴任する夫、妻の菖蒲(あやめ)と愛犬ペイペイ、お祭り騒ぎの春節、超絶なローカルフード、カオスな交通事情など。 中国語の簡体字が画数を減らした漢字のため、文字一つ一つが「ヨガのポーズを決めているように見える」という感覚は新鮮でした。(同感1) また、私も上海の歩道で、何度も「自転タ―」にわき腹?を狙われた事があるので、恐ろしさも納得でした。(同感2) 菖蒲は自身で”面の皮厚蔵(つらのかわあつぞう)”と呼ぶほど、一見何も考えずただ豪快な人のようですが、実はしっかりと周りの人や環境に順応しながら、且つ自分の芯も持って生きていると感じました。 ネット上で叩かれたことに対しては、所詮電子の絵空事、罵詈雑言なんてそよ風、シーブリーズ。そんな”屑のために死ぬな!”と。魂の叫び。 ひとりひとりの精神勝利法を習得して、楽しく生きていきましょう!
4投稿日: 2024.02.10
powered by ブクログ芥川賞を取った頃一冊読んだきりの綿谷りさ。泉鏡花賞の選考委員をしているので、美しく大人の女性になった姿を見ることはあるが、まさかこんなうまい文章を書くようになっていたとは(すごい上から目線!失礼!)。 駐妻と言ってもかなり異色の菖蒲(あやめ)。たいていの日本人の口には合わない、ガチ中華を堪能するなど、適応力がすごい。中国の街の様子もかなり詳しく、あるあると頷いてしまう。調べてみると、作者本人が駐妻として中国にいたことがあるそうだ。どうりでリアルさが半端ない。 菖蒲は知識はないかもしれないけど、すごく頭のいい女性だと思った。
2投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログフィクションなんだけどエッセイっぽさがあっておもしろかった ラスト10ページぐらいのあの勢いがかなり良かった
2投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログ「嫌いなら呼ぶなよ」に続く「パッキパキ北京」。最近の文体を綿矢りさ軽薄体とでも勝手に呼びたいのだけど、どうにもこうにもいろいろ吹っ切れちゃった人の目線で、選択肢など初めからなかったかのように道をすっぱり決めつけてずんずん進んでいく様子が気持ちいい。無理なもんは無理だしー、みたいな。それをそのまま書ける人、なかなかいないんだよなー。
5投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログ『情報強者なんて自分からどれだけ遠いか近いかもわからない“情報”に振り回されて勝手に消耗してるバカのこと』という箇所に痺れた。
2投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ元銀座のホステス、お金を使うこと大好き。 そんな主人公が夫が赴任するコロナ禍から脱しきってない北京に移住。 パッキパッキの生活を送ると。振り回されない生きてる女性感が面白い。さすが
2投稿日: 2024.02.02
powered by ブクログ主人公のゴーイングマイウェイ、自分大好き、超絶前向き思考。ここまで徹底してるとあっぱれ!まさしく日本より北京に向いてる性格。最後にたどり着いた人生目標、永久に世界に完全勝利すること間違いなしです。
2投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログ香港は行ったことがあるが、北京はない。行った気分になって読んだ。 冬はクソ寒いらしく、日本(関東)の冬ですら寒さのせいで死にそうな私には、絶対冬は無理だ。旅行に行くならこの時期は外そう。 丁度、2023年では今頃が春節だったらしい。春節の時期がその年によって違うなんて知らなかった/(^o^)\ 春節を思い切り楽しんで、B級グルメを食べまくり、北京を堪能する主人公の姿に好感を持った。 友達にマウントを取られても全く気にしないし、全てポジティブに考えられるメンタル素敵。 読めば読むほど、主人公、夫と合わないんじゃないか?と思っていたが、やはり最後には夫から半ば離婚を突きつけられたような感じになる。それでも、自力で生きていこうとする決意があり、ちょっとやそっとではへこたれ無さそうなところが安心して見ていられる。 小説だが、まるで綿矢さんのエッセイのように思えて楽しかった。
2投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログ中盤は、物語が進まず北京の描写が続いて、少し飽きそうになったけれど、北京の様子が知れて面白かった。 主人公が少しぶっ飛んでいて、メンタル強くて、今を楽しむことに全力を振り切っているところが少し羨ましいと思った。
2投稿日: 2024.01.26
powered by ブクログさすが綿矢りさ。 最初の一文がやはり秀逸。 「なんかむなしい。ってのを私は経験したことが無くて、それは私が苦労してないとかじゃなく、楽しみを見つけるのが上手いからだ。」 こんなマインドで生きてみたい。 みたい、じゃなくて生きてみる。 内容は中国での生活を説明するような部分が多く、ストーリーとしては動きはあまり無いが、主人公と北京のパワーがすごくて楽しい。 するするっと読めるし、パワーを貰える一冊。
4投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ北京に単身赴任している夫から中国に馴染めず適応障害気味で、厳しいコロナ対策で家からも出られずに鬱寸前なので、こちらへ来て欲しいと言われた菖蒲。 中国には特に思い入れもなく、中国語も喋れないが夫に呼ばれてまぁ行くか…と。 行ったからには…と菖蒲は北京を楽しむ。 シビアなほど陰と陽をはっきりさせてる北京。 油断してるといきなり野趣が溢れだしてくる。 中国の人は話すとき声デカい。 だからって何⁈とばかりに菖蒲は今日も歩く。 とにかく自分で自分のことを面の皮厚蔵だから煙たがれたりもするけど、全然へこたれない。 強く逞しいのが菖蒲だ。 北京の激しさに負けない菖蒲を味わい尽くしたという一冊だった。
57投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログでも大丈夫、私が私を見捨てる日は永遠に来ない。 未来の私は今の私じゃない。 私はいつでも、今の私の方が大事。 綿矢りさの悪口、めちゃくちゃ元気出る。
4投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログ中国のパワーに負けていない菖蒲さん。 コロナ禍の中、パッキパキな寒さでも外に出て楽しむバイタリティーに溢れる様子は、壮快だった。 そして、最後に出した結論は菖蒲さんらしかった。 「私も世界にたった一人の大切な赤ちゃん、せっかく生まれたんだから、このラッキーを味わいつくさなきゃ。」という菖浦さんが、精神勝利法を極めたらもっと面白い人になるだろうと思った。私は、一気に読んで爽快感が味わえた。
13投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ綿矢さんが史上最年少で芥川賞を受賞してから、もう20年なんですよ、早いですね…。 受賞作である「蹴りたい背中」は、アタマに「超」が付く傑作でした。 一時期、作風が「お〜い綿矢ぁ、ドコ行くね〜ん!?」と心配しましたが、今は一周廻って戻って来た感があります。 グルッと廻って戻って来たら、20年弱分の経験を携えて更に強くなっていました (つづく)
4投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ描かれている人物像がとても痛快。そしてそれを描く綿矢さんの言葉のチョイス一つ一つ(登場人物&動物の名付け方など基本的な設定の作り方も含め)が素晴らしいと思った。
4投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログすごい。綿谷りさって昔1冊だけ読んだと思うのだけど、その本もラスト数ページの勢いが凄かった気がする。と読み終わって思い出した。身も心もギャル(?)であるヒロインの疾走感が、ピリピリ心にくる。刹那的で短絡的で、でも突き抜けてるから強くて解放感がある。食べたことないけど本場の中華料理も、こんな感じの刺激でクセになるんだろうか? 一言で説明するとほぼショッピング&食べログin北京、だけの内容となる。食レポが不思議と美味しそうで、これエッセイ?と勘違いしそうになる。 ただ最後には、何故か菖蒲姐さんのファンになっているし、心がデトックスされた感がある。彼女の天才的な表現は笑えるし。 他人の目を気にせず100%自分の為に生きたいけど中々できないじゃん、というのが人生の一面で、落ち込んだ時に読み返したい1冊になりました。
4投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログ貪欲に今を生きるゴーイングマイウェイな女性の話。 ご時世気にせず旅行や観光を満喫するあたり、現実社会ではかなり批判されていた人物像だけど、レビューでは好意的な反応が多いのでちょっと意外だった。 見てる分には面白いけど、自分の人生には登場してほしくないってことかな? 良いキャラしてる。 綿矢りさ作品は何冊か読んできたけど、「嫌いなら呼ぶなよ」で大好きになって、今回も似たテイストでおもしろかった〜!装丁もかわいい!
4投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ主人公の菖蒲のパキッとした性格、メンタル強い感じが読んでいて清々しいし羨ましくもなる。北京っ子たちの生態も街のカオス具合も本当にこんな感じなんだろうなぁ。面白いです。「世間が私に適応すべき!」このくらい強くありたい。
5投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ旦那の赴任に付き添う元銀座のホステスによる北京道中膝栗毛 2023年、5回も中国行った身としては本屋で見つけて即買い 主人公の自分ファーストで、どこでも臆せず飛び込んで行くサマが、あの国で細かいこと気にしてたら頭おかしくなる教訓を思い出させてくれます 最後は、女性らしさのステレオタイプや匿名誹謗中傷社会にはびこる正論に中指立てる逆張り展開 スッキリ痛快に読み倒せました
2投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ2024年1冊目。 北京行ってご飯食べたくなるお話。主人公の女性があまりにメンタル強すぎて、でも独りよがりじゃなく、他人の意見にはきちんと耳を傾けたり、謝ったり、俯瞰して考えたり。 無神経ではない分、脆さもある彼女の生き方、真似できないけど、嫌いじゃない。
21投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ主人公の菖蒲(あやめ)が、20ほど歳の離れている夫から適応障害気味だとのSOSを受けて、北京へ向かう2022年暮れから、物語が始まる。夫が中国の北京に単身赴任したのは、コロナ禍前の2019年秋。菖蒲は30代はじめくらい。 中国はゼロコロナ政策が終わる頃だが、海外からの入国者には、ホテルで一週間の隔離を課していた。このくだりは、作者自身の体験を元にしているらしい。この後のエピソードは全てが実体験ではないだろうが、こうやって登場人物と背景をセットして物語を作るのは、面白そうでもあるが、とても真似ができそうもない。 隔離を終え、夫の住むマンションで暮らし始めた菖蒲は、ブランドもののショッピングから、中国ブランドの現地ネットショッピング、観光地巡りなど、積極的に行動を始める。そして、裏路地に入ったり、地元のレストランに行ったり、ロバ鍋やアヒルの脳などのローカルフードにも挑戦していく。 せっかく住むのなら、地元の風習やスポット、食事を経験して、そして少しは理解したい、という行動には個人的に共感した。逆に、それくらいの気持ちで暮らしていかないと、制約や不自由ばかりで気が滅入り、特に一人暮らしだと適応障害に陥ってしまう危険もあるように。 フィクションなので振り切ったキャラクター設定になっているが、海外暮らしの乗り切り方、楽しみ方、心の持ち方など、面白い視点がたくさんある。そして、行ったことはない北京の今のようすを垣間見ることができたのも楽しかった。
9投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ中国駐在経験者としては、わかるわかるというネタが散りばめられていてとっても面白かった。作家ならではの洞察力が光っていた。
2投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログこんな開いた人と一緒にいたら自分も開放的な人生になりそう笑 慎重でネガティブな夫との対比が面白かった。 我が道を突き進む主人公が読んでいて清々しかった。
13投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Kindleで読んだ。 コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲(あやめ)。愛犬を携えしぶしぶ中国に渡るが…。著者自身の中国滞在経験とその観察力が炸裂する、一気読み必至の“痛快フィールドワーク小説”! 国は違うけど、同じ駐在妻として読んでおかねば! 菖蒲36歳、夫は56歳。 自分と真逆のパワフルタイプのつよつよ女子で、共感するところ一切なし、というか近くにいるのも嫌なタイプだな~。だからちょっとさらっと読んじゃった。 “交流のアプリにプロフィールを登録して、日本語勉強中という大学院生のカップルと一緒に遊ぶようになった。” すごい行動力!男の子の方を誘惑しちゃったりするんだけど…。 “料理に関しては、ナマコから、ザリガニ、豚やトリのモツ、鴨の首、鴨の舌、鴨の血を固めたもの、めずらしいのは一通り全部食べたけど、私が気に入ったのは高級北京料理店で食べたアヒルの脳だった。” 食文化って面白いよね。 2022.11の入国。 コロナ規制がタイより厳しかったんだな。 2022.8に渡泰した私は、到着後のPCR検査も隔離もなかったから。
2投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログもうちょっと北京の街の風景や美味しい食べ物など数多く出て来る思ったがちょっと期待していたが残念だった。ただ一女性の勝手な人生観での北京の過ごし方なのかな。北京はもっと面白い所で発見もあるよ。
3投稿日: 2023.12.31
powered by ブクログ超面白い 主人公の女性が傑作。北京へ単身赴任中の夫からの助けに応じて、主人公も北京へ。夫のことなど構わず北京で遊びまくる。地元の食事の楽しみ方が素晴らしい。あらゆるローカルフードを食べまくり皆感心する。地元の遊び方も徹底。さらには男を誘惑する。いいなあ、こういう楽しみ方。
2投稿日: 2023.12.31
powered by ブクログブレない辛口さの表現を最初から最後まで楽しんだ感じ。ストーリーがどうかというより、花椒みたいな中華スパイスの効いた言葉が途切れない爽快さを読書で味わった。汗かいてスッキリ、みたいな。
7投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ毎日張り合いが無くて退屈だって?だったら北京に行っチャイナ! 『嫌いなら呼ぶなよ』(9784309030487)から2作目の綿矢りさ作品。更に増してるキレ味と溢れ出る自由感が魅力の「“痛快フィールドワーク小説”」。 北京市内の地名や場所がわんさか出てくるので地図を見ながらの方がより臨場を楽しめるかと。 物語性を楽しむというよりも、怒涛のように連続する綿矢節の北京ライフ紹介ナレーションに楽しんでいる感覚。一応主人公の〈アヤメさん〉が歳の離れた夫との将来をどうする、みたいな縦軸があるにはあるが本作においてそこは割とあっさりしているというかそこじゃない。そこじゃないんだよなあ。アヤメさんは漢字表記で〈菖蒲さん〉と書くのだが、中国では古来より菖蒲の香りには邪気祓い・食せば長寿の効能があるとされており現代でも端午の節句に風習が残っている。アヤメさんの猛烈でパワフルなキャラクター性はその辺りの‘真っ直ぐ強い’イメージと繋がっているようにも感じる。余談だが、ショウブとアヤメは植物分類的には別の科であり違う植物らしい。漢字はどちらも‘菖蒲’だが。 アヤメさんの友達の〈美杏〉の杏も中国では由緒ある植物。 さて、本作はとにかく心を開いて北京の空気を胸いっぱいに吸い込むことこそが肝要。 「トイレの戸がちゃんと閉まった運の良い奴もいれば、トイレの戸を閉めた途端天井が落っこちてくる運の悪い奴もいる、そんなロシアンルーレットに毎日晒されて自然に運試しする運命にあるのが北京人としてあるべき生活なのかもしれない。」(p44) 「また王一博だ」(p75) 「シビアなほど陰と陽をはっきりさせてる北京」(p78) 「日本人マッサージ師なら用心して触れない眼球のキワのキワまで強めの指圧で攻めてくる。」(p115) とか、たくさんある食事に関する事などなど。 (女性の)生き方全般に関する「もー逆に聞きたいんだけどさ、妊娠出産のどの部分が楽しいの?」(p132)から始まる数ページぶんに渡って捲し立てるような豪速球火の玉ストレートの主張は実に熱い。ちょっと唐突で戸惑うけど。 そして今猛烈に『阿Q正伝』が読みたくて仕方がない。こんな紹介されたら興味湧くに決まってるでしょう。 1刷 2023.12.30
18投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ井村屋のあずきバーを思わせるパッキパキで折れない・ぶれない・超パワフルな36歳・菖蒲(あやめ)が主人公。 20歳年上の夫は、3年前から北京で単身赴任中。 適応障害気味な夫の願いで愛犬と共に北京へ飛んだ菖蒲。 中国のあれやこれやを織り交ぜながら、菖蒲のぶっとんだ生活が描かれる。 自分とは真逆な主人公。 超ポジティブで人生を満喫する姿は、ある意味羨ましい。 スピード感のある文章、冬なのに熱くなる。 勢いそのままに読んでいると、時折物事の本質を突く言葉にハッとさせられる。 誹謗中傷のくだりなんて、まさに真理。 綿矢節炸裂の一冊。
13投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ綿矢さんのデビュー当時の作品は、ブクログに登録してません。芥川賞受賞ももう20年前かあ。 インパクトのある表紙、帯には「中国滞在経験」「痛快フィールドワーク小説」の文字が踊ります。 主人公は、超ポジティブな女性・菖蒲(アヤメ)。単身赴任の夫が滞在する北京に行き、街を闊歩して回る姿が描かれます。豪快で物怖じせず、挑戦心あふれる外向的な性格が、読み手の笑いを誘います。 北京の雑多な様子が、菖蒲のミーハーな視点だからこそ、リアルに伝わってくる気がします。 北京の商業施設・交通事情・人・自然等の描写と菖蒲の個性がぶつかり合い、更に綿矢さんの言葉の遣い方の秀逸さが加わり、北京と菖蒲両者を表現する上で、相乗効果を発揮しているようです。 まぁ、実際に菖蒲みたいな人がいたら、ドン引きしてしまいますが、(都合のいいことに)読んでる分には、この強烈なキャラが実に楽しかったです。 菖蒲には絶対に賛否両論あるでしょう。もしかしたら、女性の方が違和感等強いかも‥。 個人的には、菖蒲の自由奔放さと満喫姿勢が余りにも濃くかつ炸裂し過ぎで、北京のカオス度合いの印象を上回っている印象なので、菖蒲の強炭酸の刺激がやや控え目の方が、バランスがよかったのかなと感じました。
67投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログ何となくエッセィと思ったら小説でビックリ。北京の描写は旅行している気分になれて楽しかった。実生活では友だちになれそうにない菖蒲だが、読む分には面白い。精神勝利法、意外といいかも
5投稿日: 2023.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高だった!! 好みすぎて読みながらニヤニヤしてしまった。気が強くて世界が自分中心に回ってると信じて疑っていない感じが好き!物事は捉え方次第だと改めて思った。私もポジティブで、自由に、自己肯定感全開で生きていきたい。 北京行ってみたくなったし、近場の海外に興味が湧いた。 ・女は勃つものないから発情を“恋”とか高尚なもんと勘違いしてるだけ ・適応障害イミわからん世間が私に適応すべき ・私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと ・毎日イヤなことや辛いことがひっきりなしに起こってても、そいつがニヤニヤしながら「おれは敵などいない。全知全能の神だ」と心から言いきれるなら、こいつはもう、完全に勝利している、一番偉く、一番進化した、一番コスパの良い人類だ。この最強人類を前にしては、例えば銀メダルを獲得したのに金メダルを獲れなかったからといって悔し泣きしてる人間は、申し訳ないがコスパ最悪だ。 ・二十代の頃から怒りは“炎症”と呼び、炎症はお肌に悪いから控えてきた。ニキビできちゃう。その代わり炎症を起こさないためにはどんなことだってする。私は自分に甘い。我慢なんかしないのだ。 ・人から何か言われたくらいで自分のしたいことやめるなんて、この世で一番のバカだよ。 ・未来の私は今の私じゃない。私はいつでも、今の私の方が大事。
5投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログテンポよく読みやすい。コロナ禍の北京滞在記として面白かった。異文化に触れるって楽しいよね。北京は寒いから冬の今は、香港にまた行きたくなった。 超ポジティブ自己中人妻女子という設定なしに、普通にノンフィクションでも面白いと思うのだけど。
5投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログ綿谷さんの言葉使い方、世界観、めちゃめちゃおもしろい!! 夫の赴任先の中国に愛犬と移り住む話だけど、素晴らしく自由だし、ほんと痛快という言葉がピッタリ⟡.·*.
4投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ綿谷りさの新作 中国に赴任している夫の元に飼い犬と共に移り住む主人公の話 読んでいて爽快で完全に一気読みした 読みやすい上に最近の北京事情のリアルも描かれていて面白い 主人公の性格は完全に私が憧れるタイプで、リアルだったら疎まれるような感じ 中国に住んでいた時代に馴染みのある地名も出てきて面白かった 北京にはもう10年ほど行けてないけど、気軽に行けるようになったらまた行こうと思う
4投稿日: 2023.12.13
powered by ブクログ#パッキパキ北京 #読了 面白い。途中まで綿矢さんの実録だと思ってました。 えっ?!こんなヤバい女性だったの?!って感じたのが主人公への印象です。 これ、今の10代の子に読んでもらいたいな。素敵な言葉がある。 ブランド物なんて精神勝利法。持ってると勝ってる気分になるだけ。
5投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログ#パッキパキ北京 #綿矢りさ 23/12/5出版 https://amzn.to/485B4h9 ●なぜ気になったか インターネットがない時代、仕事で現地工場立上げで数ヵ月中国に滞在した。あちこちにカオスがゴロゴロ。綿矢りささんは中国のカオスを体感してどんな作品を生み出したのだろう ●読了感想 うーん、面白いという評価多いけどそう感じられなかった。芥川賞作家さんだから純文学系だろうし、その系統の作品は読む時の精神状態が影響する。言葉の表現への感受性が弱い時に読んでしまったかな #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き
7投稿日: 2023.12.05
