
総合評価
(293件)| 48 | ||
| 98 | ||
| 96 | ||
| 14 | ||
| 3 |
powered by ブクログ初読みの作家さん。その作品の中でもこちらが読みやすそうなイメージで選びました。 コロナ真っ只中、主人公の菖蒲(あやめ)が北京に単身赴任中の夫の要望でそちらで暮らすことになるお話。 友人知人がまったくいない異国。 だけど持ち前の何でも楽しめる、楽しいことを見つける特技がありバイタリティの塊みたいな菖蒲の北京暮らしをみていると、慎重で無難に過ごそうとする自分とは逆な性質だけど、前向きになれるパワーをもらっている気がした。序盤はわりと苦手なキャラだなぁと思ったりしたんですけどね。まあ読了後もそれはかわりませんが。 春節の賑わいや爆竹、鶏や北京ダックとの距離感、交通事情、人間関係や性質、アジアだなぁと思いながら、興味ある北京のあれこれが知れて面白かったです。
15投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ主人公と私は全く性格が異なる。私は完全に旦那みたいなタイプ。それでもこの本を読んだら、しっかり主人公に影響されて私って無敵かもしれないって思えるようになった。「この本で人生変わりました!」みたいなことを言いたいわけじゃないけど明日からの私はひと味もふた味も違う!覚悟しておいてほしい!
3投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ主人公の勇ましさに加え、北京で頭パッキパキになりながら譲らなかったものをパキパキ折れたのが面白かった。 主人公にとっての意志は生きがいと言う程固くて、動物らしく生きる獰猛な自分のペットを愛し、尊敬しているレベルです。 「自分のために生き抜く、自尊心を高めるためなら人も高級バックも利用して見栄を張りまくる。そしてそんな自分を貫き通す」 この主人公の感覚からも破天荒さが際立ってます笑 それ故に北京のブランド価値と日本のブランド価値は通用しないと気づいた時、自尊心と理想?がパキパキに割れます。 最終的には妄想で生き見栄を張っていくのですが… おそらく主人公はコロナの脅威もブランドの価値も全て幻影のように思えたんだと思います。 そして他人を利用したり物に依存して得るものは幻のように等しい価値だと気づいたんだと思います。 妄想で得ようとするのも難しいと思いますが、なにか生きる上で大切なことを学んだ気がして有難かったです。この本を読むことが出来てよかったです。
18投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログこういうら逞しさがあれば、北京に限らず世界中どこでも楽しく生きられそう。残されたであろう旦那の大変さが逆に際立つ。世界旅行記みたいなスピンオフも読んでみたい。
4投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近読んだ小説の中では最も痛快!! 『嫌いなら呼ぶなよ』に近い。でもそれよりすごいと思う。 私はこの小説の主人公大好きで、なんなら尊敬の念すら覚える。 コロナも、周囲からの視線も、何も怖がらず自分が思うまま生きている。良くも悪くもめちゃめちゃ芯がある。ビビらない。あまりに逞しい。 人間として生きる上で、メンタルが強いことは重要な要素だなと思う今日この頃なのだが、生まれながらにしてその強さを持ち合わせているこの主人公が最強にして最高。 なんとも気持ちの良い生きっぷりなのである。 そして、綿矢さんの小説の書きっぷりも、とにかく最高。大好き。 せっかくなので一例をあげる。 「だから私もペイペイを一度リードから解放しようと思ったんだけど、道で首輪に手をかけた瞬間、もしコレが外れたらどこまでもどこまでも遠くへ駆けていくぞ、今生の別れにしてやるという、ペイペイの首の筋肉のグッとした気迫を指に感じた。」(p.58) 「北京ダックが一番の名物料理のせいか、レストランへ行くと食卓と死んでるトリとの距離が近い。」(p.79) ついつい面白くて二つあげちゃった。 ペイペイというのは飼ってる犬の名前です。そして、この名前の由来も良い。ぜひ読んでいただきたい。 へこんだ時とか、この小説読んだら元気出ると思う。 あと中国行ってみたくなります。
2投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログ疾走感があってさらさら読めました 主人公の菖蒲のざっくばらんな性格に励まされます SATCのサマンサのような、自分をいちばん愛せるのは自分なんだなって、人生たくさん好きな事しよう!外に出よう!って明るく前向きな気持ちになれます
2投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ会社の好きな先輩からお借りした本!パキペキ!先輩らしくて、というか〇〇先輩みたい…という感じでとても面白かったし、普段なら選ばない感じの本なので、新鮮だったな。 ちょっと北京に行ってみたくなった。面の皮厚蔵にならないといけないかもだけど、、。 チャーブドウオ!差不多!大差ない! ポーカーフェイス、森林でヨガしてる気持ちで。泣いたときと怒ったときはナメられる! 知性とは…ムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるか 教養とは…狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキル なんだか強い女に近づいた気がしますね
1投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ【シャネルが無くても完全勝利できる女になる】 綿矢りさ節炸裂!爽快!痛快!貪欲駐妻のコロナ渦北京ライフ。想定外の毎日を最高に幸せに生き抜く処世術を教えてくれるエンパワーメント小説で大好きな一冊。まさに強炭酸エナジードリンクを摂取した感じ。とにかく「人生エンジョイ勢」を極める主人公・菖蒲が最高!最初は彼女のいい加減さや傲慢さに腹もたち、絶対友達になりたくない…って思うんだけど、後半にはその類いまれなポジティブさや適応能力の高さ、そして何よりどんな状況下でも楽しみを見出す強メンタルに憧れさえ抱いてしまった。
40投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の作品を読むのは「嫌いなら呼ぶなよ」以来。独特の視点でコロナ明けの冬から春にかけての北京をテンポのある文章でユーモアたっぷりに描く旅行体験記みたいな小説。 主人公菖蒲の超ポジティブシンキングと夫のネガティブシンキングの掛け合いも面白いが、最後は唐突に離婚の話になる。今後歳を重ねて行った先にある菖蒲の将来が気になる結末は単なるユーモア小説では終わらない。
10投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログこれって小説ではないですよね?最初と最後だけはフィクションでしょうが、身請けされた花魁の北京短期滞在ドキュメンタリー。こんなものを書いて売れてしまうのだから有名人は良いですね。帯には痛快との表記があり、笑ったというレビューも多いですが大して面白くありません。ただ、自己を肯定できる人が勝ちという考え方には共感しました。金メダル取れなかったからとか社長になれなかったから負けとかは損。係長で終わっても平社員を見下して自分は偉いと思えたら勝ちだ。
6投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ主人公はざっくり言うとなんでも楽しめるタイプだと感じた。 自分とは考え方が違うからこそ「もっと力を抜いてもいいのかも」と考えたし、ほんの少し未来に対して難しく考えなくてもいい時間を作ってみようかと思えた。 今とは違うステージに立ったとき、主人公の生き方に対して違う感想を抱くのだろうな。
1投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ図書館にて借りる、第711弾。 (京都市図書館にて借りる、第176弾。) 綿矢りさの作品を久しぶりに読む。 はっちゃけた女性主人公が北京を味わい尽くす話。 最後まで自分がブレない主人公は読んでいて楽しい。 雑誌ダヴィンチで紹介されていなかったら読んでない。 サクッと読めるし、気分転換に良い。 星は3つ。3.3くらいか。
1投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ主人公の菖蒲さんが痛快で、突き抜けていて、面白かった。 陰と陽・裏と表の差が日本よりもくっきりしているという中国文化、油とニンニクと唐辛子を大量に使うことでどんな食材でも食べられるようにしているという中華料理、北京という街の巨大さなど、実感のこもった分析?感想?も興味深かった。 私が筋を勘違いしていて、もっと北京の美味しい料理が出てくるのかと思っていたのだけれど、料理についての記述は予想よりも少なく、あっさりしていて、それは残念だった。 北京は国内線への乗り継ぎで空港を利用したことがあるくらいだけれど、蒼穹の昴シリーズのファンでもあるので、いつかゆっくり見て回って、この細かいことは気にせず混沌としているけれどエネルギーに満ち溢れたイメージの街を感じてみたい。
6投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ強〜い女性が主人公のお話し。北京に住むなら絶対読んどいた方がいいくらいの現地のリアリティ、今の中国の様子がよく分かります。人生楽しんだものが勝ちと、完全勝利を目指す主人公が羨ましかったです。
42投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログメンタルの強い(ある意味図太い?)女性が主人公。 年上夫が心配性な分、主人公の強さが際立った。 こんなメンタルを持てたら人生もっと楽しめそう! ウジウジ悩んでる時に読んだら前向きな気持ちになれるかもしれない。 自分が大好き。自分が楽しいと思う人生を送りたい。みたいな考え方は素敵だし、それを相手の立場で考えられる点も大人だなと思った。 夫は子どもを望んでいて、受け入れてくれないなら離婚をチラつかせるのはずるい。 それならばお互いのために離れようと決断する主人公がかっこいいなと思った。
1投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
菖蒲の強さが羨ましい。美人で気強くて物おじしない最強の人物。夫にも優しいじゃん。子ども問題意見が分かれると面倒だね。 北京行ってみたい。俺みたいなうじうじもたもた野郎は自転ターでひかれるだろうな。 菖蒲は昔いた美人の課長、音楽ならしながら歩いてる人は死んだじいちゃんを思い出した。 綿矢って同級生の名前らしいけどかっこよくていいよね。今更だが。
2投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
姐さんみたいな精神で生きていきたい! 好きなことして、自分で自分を肯定できる人生が結局は1番楽しいんだなぁと思った
2投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ乱暴に纏めたら、"結局狂ってる奴が一番強い、って事に気付きました"という話だった。 本(ハードカバー)の縦辺が短いが、読み始めると片手で持って読みやすいサイズと分かった。朝井リョウが絶賛してたのと、自分もコロナ禍に駐在へ帯同してたので手に取った。時期や国が違うからか自分とは状況がかなり違ってた。あと、コロナ給付金の10万円が貰えなかった自分としては、「GoToトラベル?ハッ? ってスタンス」である。
1投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ強強女ってやっぱり最強〜! 宇垣美里がYouTubeのチャンネル名決める時に出てきて読んだ。 ・綿谷りさ擬音が多いので読みやすいね ・語り手が1人なのでエッセイを見てるみたいで面白い ・MBTIの話出てきて、菖蒲さんは何かなあと考えたりした、予想はISTP ・私は子供欲しいけど、フットワークを重くしたくない今を120%楽しみたいってすごく重要だよなと思いつつ、適応させる柔軟性も自信もあんまり自分に無いな、どうしたら少しずつ変われるかなと思ったりした ・だがそんな自分もハッピー大好きとなってる ・年末にココクラッシュを自分で買って、毎日つけて自信をもらってるけど、人が判断軸にならない買い物なので後悔は1mmもしてない、周りから羨ましいと思われたいという感情はなく自分がアガルためのものなので
1投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログコロナのおまけに寒い冬の北京 行ったこともないので 観光させてもらったみたいです。 菖蒲さんはエネルギッシュ! 犬のペイペイもエネルギッシュ! 単身赴任の亭主が 来てくれ! というので北京に行く 最初は 3〜4つ上の亭主かな? と思ったら50代の父親くらいの年の亭主 銀座か新橋のホステスだったのかな? なんか この亭主 前のおくさんに子供が2人もいるのに 俺の子供を産んでくれ! 医者ももう確保してある みたいな自分本位の男 せっかくふたりでコロナになって 看病もしてもらったのに 相手の気持ちは二の次 そろそろ引き時なんでしょう。 お金はあっても 年とっていくたびに 己をとおす男って やっかいでしょう。 日本に帰ってくるみたいですね。 菖蒲さん そんなに金はなくても もっとちゃんとした男と一緒になった方がいいよ!ジジイはやめてさ。
13投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログもの凄い疾走感のある作品で、ウルトラポジティブで自由人過ぎる主人公の菖蒲(あやめ)さんに真冬の北京観光を引っ張り回されている内にあっという間に読み終わっちゃった感じ。 春の訪れと共に、すんと祭りが終わる様にラストを迎えるのも良かった。
1投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログ主人公・菖蒲(アヤメ)がポジティブすぎて、私と真逆な考え方がとても爽快だった! 夫の仕事の都合で、コロナ禍の北京に滞在することになった菖蒲。この時点で心配性の私なら、色々と感染対策とか治安とかで不安になってしまうところ、菖蒲は「ラッキー♪」と喜び勇んで行く。 ショッピングや現地の食事を楽しんだり、大学院生の中国人カップルと交流アプリで出会って、観光案内をしてもらったり。 とにかく生きる能力が高い。 心配性な夫を「意味わかんない」とバッサリ切るのも、いっそ清々しい。 ポジティブ中のポジティブの位置にいる菖蒲の言葉は、私の不安な気持ちを吹き飛ばしてくれる。 「私は私のことが一番大事」 そう言い切れる菖蒲を見習いたい。
8投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
TV番組『あの本、読みました?』で、綿矢さんが「書いててすごく楽しかった」と仰っていた。 主人公がずっと北京で遊びまくる小説らしい。 隣に座っていた朝井リョウさんも大好きな作品で、「例えばすごく努力して何かの分野で一流で、…」というところを、すぐまた読めるようにしたくて写真に撮ったらしい。ここは綿矢さん自身も脳汁ドバドバテンションMAXで書いてたところらしい。 (らしいしか言ってない) p.41 「自転ター」で吹き出した。 p.60 「亮馬橋から平坦に凍った川を見ているとラップが頭のなかを流れてきた。 適応障害イミ分からん 世間が私に適応すべき (のんしゃらりー のんしゃらりー) キミは知らんと思うがね 冬の北京はパッキパキ (ヘイのんしゃらりー のんしゃらりー)」 →爆笑。タイトルこの愉快なラップから来てた。笑 仕事でミスして落ち込んでたけど元気出た。 p.110 「こういうとき、神経質でプライドの高い人って損する。失敗が怖いから何にも挑戦できない。その点私は面の皮厚蔵(あつぞう)だから煙たがられたりもするけど、こういうときは全然へこたれない。」 →笑。最高。 p.122 「例えばすごく努力して何かの分野で一流では人気もあって金もある、性格も良いしモテる男が「いや、僕なんかまだまだ。僕よりもっとすごい人なんて、この世にたくさんいますから」と謙遜じゃなく心から思ってて、日々努力して研鑽してるとしたら、残念ながらそいつは完敗している。…(略)なぁ?」 → さすが最短で真理にたどり着く女…!ここが朝井リョウさんが写真に撮った見開きか。私もつい丸ごと書き写してしまった。 (他にも、彼女の生き方が新鮮だったり、文のリズムが気持ちよかったり、中国の描写が素敵だったりで、書き写してしまった文がたくさんある) 主人公の菖蒲さんは、中国人の大学院生カップルとインスタントな友達になってあちこち出かけたり。 中国の死んでるトリとのゼロ距離感に最初は卒倒しそうになってたのにすぐ平気になったり。 アヒルの脳が好物になったり。 中国の辛い麺(面)がウマすぎる問題で、ウマいんじゃあぁと叫び腹が日本から持ってきたスカートのウエストをノン!と拒否するわがままボディになっちゃったり。 中国語の知識ゼロだったのに、アプリを駆使して中国のショッピングサイトや動画配信アプリにハマったり。 大学院生カップルの男子にちょっかいを出して、彼女に激昂されてるのにその子を見直してたり。笑 「差不多!(大差ない)」を気に入って、韓国人と間違われたときに「日本人。差不多!」と答えて結構ウケてたり。 生きるパワーに満ち溢れてて、中国をエンジョイしまくってて、中国に行って水を得たのだなあいう感じ。自分と違いすぎて、感心してパワーをもらって元気が出ちゃった。楽しかった!さっそく読書友だちにおすすめした。
1投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログマウンティングとか変な自意識が強い主人公だけど不思議と嫌な気持ちにならないのは底抜けに生きる力が強いから。読み進めれば進めるほど強い強い…どこでも楽しく生きていけるだろうなぁ。 北京は行ったことないけどこの本読むと主人公の擬似体験してるみたいに思えて楽しかった。リアルで途中エッセイかと思うほどだった。 大きい事件はないけど強さを感じる清々しさをも感じる本だった
8投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログ自己肯定感高めな主人公が、夫の赴任先"北京"へ向かう__異国の地を味わい遊び尽くす!痛快フィールドワーク小説 幼少期を中国(上海)で過ごした経験があり、当時の空気感を思い出しながら読みました。終盤、現代社会へ物申す!とばかりにたたみ掛けてくる感じが圧巻。
13投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログコロナ禍の北京に夫の駐在で住むことになる菖蒲の、どんなことにも動じず、中国人のなかなかハードな異文化も楽しむ、パワフル過ぎる姿に惚れ惚れする本。人生を200%楽しむ菖蒲みたいに、図々しく逞しく生きられたら、人生全然違ってくるだろうなぁ。 駐妻のマウント質問に対して、嘘でスラスラと回答した後に感心した夫へ言った言葉が好き。 「ウソだらけでもその場をしのげたら、上出来。私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと。」 「女性はポーカーフェイスが必須です、感情を無にしてようやく、これだから女は感情的で話にならない、とは言われなくなります。男が鼻血出そうなくらい怒ってても、森林でヨガしてるくらい無の境地でいなさい。それでようやく対等です。」
9投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログメンタル鬼つよ主人公の北京滞在記。 メンタルが強いというか、生きる力が強い。人生を楽しむ力がある。これは才能。 側から見るとただ楽に生きてるようだけど、別に苦労しなきゃ生きてちゃダメなわけじゃないし。主人公が自分の考え方で得てきた生き方だし。 主人公はシャネルのバッグを見せびらかしたり、人の彼氏に手を出したり。そういうので自尊心保ってる部分もあったけど最終的にはそれがなくても勝てる女になる!となるあたり、清々しかった。 個人的好きなフレーズは 「カワイイと相性がいいのはカヨワイとオサナイだけじゃない、カワイイはズウズウシイやケバケバシイとも平気でマッチングできる存在だと開き直れる度胸がこれからのヤマトナデシコには求められる、はず」
2投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ単身赴任の夫にしぶしぶ会いに狂犬チワワとコロナ爆心地の北京に乗り込んだ元銀座(ほとんど新橋)のホステス。氷点下でパッキパキの北京で3度目のコロナに罹患しながらも最強目指して突き進む。 てっこの女、ポジティブでアクティブに飽くなき刺激を求めてマウントとりまくっていきます。 北京の貧富の差すごそうでスライドできてもレベルアップできないヒエアルキーとか、辛そうな料理に生々しい鳥の頭だとか載って出てきたりでカオスでダイナミックで、私なら卒倒して引き篭もりそうw 彼女の適応能力はズバ抜けて誰にも止められないって感じが凄かったw
92投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ主人公は強気すぎるし、自己肯定感高すぎるし、ぶっとんでる。 でも一方で、すごく冷静に世の中を見ていて、その上で世の中に期待していない。 だからこそ私は自由に生きるぜ!っていうパワーがすごくてまぶしい。 あと、文章がおもしろいです。 どうやって生きてたらそんな表現思いつくのっていう文章がテンポよく綴られています。 落ち込んでいるときや北京の社会風俗に詳しくなりたいときにおすすめ。すぐ読めます。
5投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ綿矢りさ初見作品。 だいぶぶっ飛んだ!北京滞在記で主人公菖蒲に夢中になった。 著者自身も中国に滞在していた事があり、それをもとに結構盛った感じ?で書かれたフィクションで笑えた。 自転ターが沢山走ってるんですね! 今後もこの作者の作品に注目したい!
88投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログコロナ禍の情勢や北京の風景、そこに住む人々の特徴など事細かに表現されており、読んでいて本当に北京に旅をしている気分になった。 主人公はいい意味で日本人らしさ(忖度する、周りを気にする、自分の気持ちを押し殺して大多数に合わせる)がなく、気持ちのよい性格だと思った。とても読みやすい本だった。
1投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった! 主人公がエネルギッシュで強すぎて、私にもこんな強さほしい〜!妄信的に己を信じる心の強さほしい〜!と思いながら読んだ。んだけど、客観性に欠けた盲目的な自信は滑稽に見えるのかもな、それで本当に幸せになれるんかな、とか考えちゃって読後はちょっと考えさせられた。 コロナ禍最盛期の中国に入国してそこで生活する話なんだけど、入国からの隔離とか、中国での生活とかがすごくリアルに描いてあってそこも面白かった。コロナ禍の混乱についてはもはや懐かしさを感じてしまう。
6投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ2022年11月、コロナ禍が過ぎ、ロックダウンが終わった北京に住む夫のところへ行くこととなったアラサーの女性菖蒲が、北京の街を満喫して、日本に帰ってくる物語。「楽しみを見つけるのが上手い」菖蒲は、コロナ禍で人気のなくなった観光地をこれ幸いと、政府のGoToトラベルで日本中を旅行し、未だコロナ禍の名残りで人気もなく、言葉も通じない北京の街にも平気で繰り出し、街を満喫する。 すでに、コロナ禍の生活の記憶が薄れつつある中、中国での暮らしがよく分かる面白さがある。ただ、何より、コロナに三回罹ろうが、とにかくポジティブに街を楽しむ主人公を見ていて、元気になる小説。街歩きとかしたい。 そうした一方で、通底するテーマには、割と重いものがある。終盤、夫に子どもが欲しいと迫られた菖蒲は、身軽で自分一人で楽しく生きる生活のため、実質離婚を意味する、日本に帰る決断をする。 「つまりさぁ、男も高級バッグも経歴も魅力も持ってないのに勝ってるのが、勝ってると完全に思い込んでる女が、一番強いんだよ。シャネルも持たないで女も磨かずに、この私のままで、永久に世界に完全勝利するの」(p144) 菖蒲が「私のこれからの人生目標」とする考え方「この私のままで、永久に世界に完全勝利する」は、かっこよくて、個人的にはとても好きな考え方だった。一方、最後に友人の美杏が「姐さん、アタマ大丈夫?」と聞くように、それは、世間一般には、あり得ない生き方でもある。そういう形でしか、「勝利」できない一人で身軽に生きる女性の立場のようなものを薄々感じてしまう。 とはいえ、基本、明るく前向きな物語だったように思う。最初に言ったように、ネガティブな気持ちになったとき、こういう人を見ていると元気なれる。元気になりたい人におすすめの小説。
2投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ(2025/02/05 2h) 爽快な処世術本。 我が道を行く!って女性が主人公で、ほかの綿矢りさ作品同様スキキライはかなり分かれるだろうなと思う。
6投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログサクッと読めておもしろかった!あやめの性格はだいぶ好き嫌い分かれそうだけどみんなあやめに憧れの気持ちは持つと思う。 主体性がないといったことを言われてバッド入ってた時に読んだので菖蒲の思考にはだいぶ励まされた。最後彼女が自分の人生を例えてるところとか生き方とかは共通するものがあるので自分の未来を見てるみたいで個人的には苦しい部分もあったけど受け止め方次第だなて菖蒲のおかげで思えた。
4投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ実際に著者が中国に滞在した経験がもとになっているとだけあって、物語とは関係なく、コロナ禍における中国の生活がどんなものなのか、ひしひしと伝える現実味がある。 我が道を突き進む主人公の強さが羨ましい。人に何を言われようが自分がやりたいことをやる。自分が一番。未来どうなるかより、今の自分がどうあるか。人のことを考えない自分勝手な人というより、自分の人生を自分で歩む人という印象が強い。なかなかそれができないのだ。
0投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログ綿矢りささん、初読みで度肝を抜かされた。 痛快フィールドワーク小説との解説… コロナ禍から復旧していくの北京の様子が 菖蒲の特異な観点から描かれているのは興味深い し、彼女の視点で様々な国の観察日記を読んでみたいという気持ちにもなる。 ただ… 最近貧困や不登校などの社会派小説ばかり読んでいた私には、あまりの価値観の違いにかなり戸惑う。 裕福な人種はこんな風に考えているのか〜 という発見にはなったかも。
19投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サクッと読めた。装丁が良い。 夫から離婚を仄めかされてまず食い扶持がなくなる心配をしたり、ペットがボロボロにしたホテルのクッションをソファに隠したり、この主人公の倫理観とは…?と思ったところで実母に「本質的に泥棒」と言われたとあってあ、そういう人なのかと納得。でもこんな人実際にいるのか?出会ってないだけか? マウント合戦の食事会に参加し続けたり、時計を爆買いする外国人に対抗したり、主人公が勝ち負けにこだわるのはなぜなのか。実のところ自己肯定感が低くて、空虚な自分を埋めるために着飾ったりブランド物を買ったりしているのかもしれない。「シャネルがなくても完全勝利できる女」に果たしてなれるのか。
4投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ名前をよく見るし、題名も面白そうだと思って手にしたが、これで1450円➕税。集英社ってわりと信用してるんだけど、ボッタクリですね。読み始めてすぐに時間がもったいないのでやめようやめようと何度も思ったくらい。 日本の女性にも中国の人にも失礼だと思います。
6投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログ2025年、初読。綿谷りさといえば金原ひとみ。 北京に駐在する20歳上の夫とコロナ禍の中国での生活。キラキラして楽しい事だけで生きたい。好奇心旺盛で物怖じしなくてまあまあ計算高くて…オンナはこーやって生きるのが正解だよね。若さと可愛さは学歴や職歴を凌駕する。その恩恵を遠慮なく満喫していて清々しく思いました。
1投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログもし上手くできなくても、勝ちには変わりない。なんでなら、最初から勝ってると、自分で決めてるからよ 毎日嫌なことや辛いことがひっきりなしに起こっても、そいつがにやにやしながら俺は敵などいない。全知全能の神だと言いきれるなら、こいつはもう、完全に勝利している 北京で過ごすの楽しそう!!!主人公のような考え方をどちらかと言えばするけど、そこまで極端にはできないなーかっこいい
1投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ北京の生活や文化など知れて楽しめる作品。 北京に行ってみたくなった! それと、主人公のようにさっぱりカラッとした性格がなんか良くて感化された。 前向きだけど頑張りすぎないほど良いマインドで生きていきたいし、精神勝利法極めたいと思った。
1投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ2025.1.6読了 1冊目 主人公のメンタルとパワーに元気をもらえた。 去年から新天地で生活しているので、主人公の行動力を見習って、私も知らない土地で楽しんでみようと思えた。 知性とはどれだけ早く相手を言い負かせるか。 教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと。 印象に残った言葉でした。
1投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ【世間が私に適応すべき!】対岸にいるような女の子、自分とは似ても似つかない女の子の物語を眺めるのは面白い。生き方の尺度がコスパで、極力努力しない。圧倒的主観で物事を見るから、間違うけど勢いがある。他人の感情を逆撫でしてでも自分を優先するから、悩まない。 一見、この世がゾンビだらけになっても最後まで生き残ってそうな。 でもこういう子って強そうに見えて、弱いんじゃないかなぁ。それとも、この物語は値札で人や物の価値をはかるSNS文化への鉄槌か。きっと仲良くはなれないけど、読者と主人公の距離感で見ていたい。
1投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ自分は著者の出している本を勝手にコミカルもの・シリアスものと分けて認識しているけど、今回はコミカルの方。 「自転ター」とかね。 ネットで公開されている対談によると著者は北京に「家族の都合で二〇二二年の終わり頃から半年間くらい住んでいました。」とのこと。 入国時のホテル隔離も実体験に基づいているそうだ。 実際生活していた人としてのECアプリの使い勝手とか、特定の地域の特徴とか、人の流れとかは旅行記というか滞在記のような魅力がある。 「北京ではスーパーの品物名や街の看板などにやたら日本のひらがなの「の」だけをよく見かけ、「の」の有名さに嫉妬した。」 こういう著者独自の視点も楽しい。 小説としてはキャラ強めの主人公が『阿Q正伝』を持ち出すのが面白い。 どちらかというとこの本は弱者が引き合いに出すことが多そうなのに、逆を行ってしかも説得力がある。 極端なことを言えば人間一人の心なんて宇宙観点から見れば限りなく無に近く、 逆に一人称としての主観は100%その人のもので唯一無二でその外側にある価値観なんて全部無視することだってできる。 でも他者や社会と関わらないで生きていくのは難しいので、その二つの間でゆれるものだけど、今の世の中は自分以外の価値観に翻弄されている人が多いからこそ、この本の主人公の主張が説得力があって魅力を感じるんだろう。 朝井リョウさんがこの本の特定のページを携帯の画像に残してお気に入りにしていて、BSの番組でそれをそのまま大きなパネルにしてて、朝井さんがツッコミを入れていたのがおっかしかった。 話が飛ぶけど「座ってするスケート」は楽しそう。日本でも流行らないのだろうか。
13投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ一瞬で読み終わる。ものすごいスピード感と爽快感。タッチは軽いけど、主人公は中国という国の印象の本質をついてるし、最後は魯迅の「精神勝利法」にビビッときて消費欲と見栄張りの人生から抜け出そうとしていて思想的にも芯食ってる。 読んでて楽しい。 閉まらなくなったドアの上をのこぎりで切るとか、修理の時にかべに穴開けたまま放置とか、いかにも中国な部分を的確に切り取り、絶妙な距離感で面白がったり愛たりしている。いいぞ。 ちゃんとした作家がこんな口語文体で書いた小説読んだことあまりなくてちょっと驚いたが、軽快で良い。
1投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログ主人公の勢いに乗って、なんだかあっという間に読み終わる。 エッセイのような雰囲気もあり。 主人公とは友達にはならないだろうなと思いつつも、生き方にパワーを感じる。
15投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログ著者自身の中国滞在経験から生まれた パッキパキなお話 気持ちのいい楽しみっぷり 気持ちのいい思考回路 「知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるか、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキル」 だそうです!楽しかった!
77投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ菖蒲さんの考え方が好き。私自身は完全に旦那さんタイプで、結構な数の日本人も同じだと思う。 あんな風に強く生きたい!
1投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログなんか変な本だな、って感じで最後まで読めちゃったから不思議なものだ。 2024.12.22 209
3投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログコロナ禍の中国のことがよくわかっておもしろかった。なにより主人公がぶっ飛んでて痛快。 結局郷に行っては郷に従えで、そこでいかに楽しむか、楽しんだもの勝ちだと思っているので彼女みたいに達観したいと思った(無理だけど) すっぱくないヨーグルト、食べてみたいな。
27投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログ菖蒲を姐御!と言いたくなる 怒涛の北京巡りが羨ましい。特に飯テロページはヨダレ出た。北京に行ってみようかなと軽い気持ちで考える、私は菖蒲に毒されてるかも 蠱毒って呪いがあるけど、菖蒲は最後まで生き残るタイプと思っていたから、結末に驚いた。私は菖蒲をよくわかってなかったのか
1投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログ・今、中国ってこうなのか。 ・へたに映像とかで見るより、ビビットに「今の中国の感じ」が伝わってきて、面白かった。 ・主人公のスタンスも今、自分がここ(北京)にいたら、そう感じるだろうな、と思えて好ましかった。 ・小説、なんだけど主人公の私的な心情も含めて、ほぼ滞在記の様な感覚で読んでしまった。 ・滞在、はしてるんだけど、旅人の様な感じ。そこも良かった。 ・主人公の感覚。分かるんだけど、ちょっとバブリーな感じを受けて、乗り切れない所も正直あった、かな〜。
1投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログ勝手な妄想だけど、やっぱり、夜の蝶をやっていた方々は、ある意味サバサバしているというか、読んでいて、作者、もしかして夜の蝶を経験したことあるの!??って思ってしまった。笑笑 女の嫌な部分を見ていると言うかなんというか。笑笑 でも、裏表なく、正々堂々としているところがスカッとする。
19投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログ北京も変わったなぁ。また行きたいという想いと、なんだかなぁという思いと…「世の中には、もう絶対偏見変えるつもりのない人というのが多数いる。偏見を振りかざすのが快感」このところの選挙見てるとホントにそう思う。「シャネルもブルガリも精神勝利法だ。ブランド持ってると勝てるから。持ってるだけで自尊心回復する」そんなもんかね。
2投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログ北京旅行記として面白かった。 菖蒲の分かりやすい自己顕示欲、ゴーイングマイウェイで人生楽しまなきゃという生き方は少し羨ましい。 優しいけど不倫ギリギリ?をしちゃうし、自由気まま。 魯迅の阿Q正伝の阿Qは、人に騙されたら自分を殴って、痛い自分を忘れて誰かを殴った気になってスカッとするらしい。 菖蒲も何も無くても私最強!こんな精神勝利法を極めるらしいけどそれでいいの? これは自分への戒めでもあります…
1投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
立て板に水のようにしゃべり続けるアヤメのマシンガントークを聞かされているような感覚でどんどん先に進んでいく!行ったことのない北京の街が目の前に浮かぶ観察眼と描写力は圧巻。 アヤメの超ポジティブ思考は確かに日本人の枠に留めておくには勿体ない気もする(笑)友達になれるかと言われるとちょっと自信がないけど、周りにいたら元気をもらえるような気がする。 最後まで何者にも振り回されず自分の行くべき道を貫いている姿はかっこよかった。
1投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログ楽しみを見つけるのがうまい、って大事だよね。それにしても菖蒲さん強すぎる! コロナ禍でそこまでポジティブ?にはいけなかったなぁ…。出てくる中国語を読んでると、なんだか海外に行きたくなった。北京行ったことないけど楽しそう。 "一番大事なのは私"ってことを貫けるの、かっこいい。周囲にいてほしい人間かは別として。笑
11投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログコロナ禍を中国で過ごす話。 自分の思うままマイペースに突き進む菖蒲。 異国でもやりたいことをして言いたいことは言う。行動力が気持ちいい。このまま勝利し続けてほしい。
5投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログ読みやすくて文章がリズミカルだからか、気付いたら一気読みしていた。 正直、主人公の女性とは価値観が違いすぎて、苦手。 私としては、仲良くはなりたくないし、正しいとも思わないし、尊敬も出来ない。最初の女子会の場面は読んでいてすごくイライラした。 ネガティブな考え方や他人への配慮、現状に満足せずに常に上を目指す強さが負けてる訳がない。 主人公は常にポジティブだけど、外見や上っ面だけで生きてきたせいで、今や薄っぺらくてイタいおばさんになり始めている…っていう皮肉も作品の中に込められているのかな、と思った。 著者の独特の言葉遣いや感性は面白く、何回かは声を出して笑った。私はこの本は好きではなかったけど、人気があるのは分かる作家さんだなと思った。 北京体験記としても面白く読める。 これは真理だなと思った表現は下記。 「ある種の勘違いは図太く生きる上で重要」 「女性はポーカーフェイスが必須。感情を無にしてようやく、これだから女は感傷的で話にならない、と言われなくなる。」
2投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログ初読みの作家さん。 小説というか北京の滞在レポートという印象。 その内容が普通のレポート以上にかなりディープな内容でそれはそれで楽しませてもらいました。 主人公、菖蒲のポジティブさが半端でなく、ある意味清々しく、羨ましく感じました。 主人公の心情を独特の表現で書かれていたのも新鮮で良かったです。
44投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログ過去にもしがみつかず、未来も見据えず、とにかく今を軽やかに生きる主人公菖蒲はヤな感じだけど綿矢さんの文体ではまったくキライになれないしむしろ好きになる不思議。今の時代、小ざっぱりするのがちょうどいい!
1投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログ痛快!テンポがとにかく良く、知らない聞いたこともない料理がたくさん出てくるのに何故か親しみを覚え、いつのまにか自分も一緒に北京を堪能している気分になりました
2投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログコロナ禍を思い起こすと、とにかく感染しないようにと、真っ先にワクチンに飛びつき、用心に用心を重ねて過ごした。それは、人様に迷惑をかけないこと以上に、未知のウイルスに対する恐れと自分のせいにはなりたくないという保身が、ほとんどだったと思う。 菖蒲は、そんな社会のしがらみや風潮に縛られない自由な精神を持ち合わせている。はじめは、無謀なだけかなと思ったが、どんな局面でも自分を見失わない柔軟な姿勢を持ち合わせているのだ。 菖蒲の生き方かっこいい。見習いたい。
15投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログ暴走系綿矢作品。精神勝利法と云う画期的人生勝利法を物とする主人公菖蒲がとにかくパワフルポジティブで逞しい。結論が決まっているのならば他者へウジウジと気をまわさないで最短距離で詰め寄れば良い等、逞しさ以外の何物でもない。ウィットの効いた毒も良い。そして異常に中毒性の高いキャラクター。著者は本当に微細なところまで観察していて、読者をその気にさせるし、その読者を刺すのだから可笑しさもたまらない。ペイペイも飼い犬に似ていて親近感を覚えてしまう。(しっかり躾ろよ!)今回も面白い作品でした。
1投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった考え方 1. 主人公の定義: - 知性:相手を言い負かす速さ - 教養:騙されずに自分らしく生きる能力 2. 主張: - 外面的な成功(才能、人気、金、魅力)や努力は、必ずしも真の勝利ではない - 自己否定や過度な競争意識を持つ人は、どんなに成功していても「敗者」である - 逆に、社会的地位が低くても、完全な自己肯定ができる人こそが「勝者」である 3. 結論: 真の成功とは、外的な評価や達成ではなく、ありのままの自分を受け入れ、肯定できることにある 本当の「勝利」とは内面的な自己肯定にあることを主張していた。
1投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログYouTube出版区チャンネルで宇垣美里さんがおすすめされてたので読んでみました(※URL後述)。 コロナの影響がまだ色濃い2022年頃の北京が舞台ですが、主人公の菖蒲がとにかくアクティブで、新天地の北京を自分なりにどんどん開拓していく様子はすごく爽快です。 菖蒲のアクティブさを表現するためか、随所にキャッチーな表現が散りばめられています。一例として「川の水もパッキパキ」「世間が私に適応すべき」「赤って200色あるねん」「回線切って風呂入って生きろ」「この私のままで、永久に世界に完全勝利する」など、クスッと笑ってしまう言い回しで読んでて面白かったです。それにしても「村上ファンド」の文字列を見ることになるとは一体何年ぶりだろう…。 宇垣さんは綿矢さんの言葉選びが好きと仰ってて、こういうことなのかなぁと思いつつ、私は綿矢さんの他の作品を読んでいないので、他の作品も読んでみたいです。 それから北京の食べ物についても書かれていて、私も食べてみたいなぁと思いながら読みました。その中にあった、食べるラー油「老干媽(ラオガンマー)」は日本でも買えるようなので試してみたいです。菖蒲いわく「納豆にコクが出て美味い」のだそう。 余談ですが、この本は版面の地(ページ下部)の余白が広い作りなんだなぁと思いました。手で下の方を持って読むことを想定してるとか?ですかね? ※参考URL 【爆買い】番組史上初の合計金額に一同驚愕!?大の本好き宇垣美里が本屋で抑えきれない読書愛を魅せる【本ツイ!#79】 https://youtu.be/VnDJnhV8oNc?si=kGIUMyepUgyfpzbS
9投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログ綿谷りさ、機関銃のような言葉の連続打撃がすごいと感じる。コレは自分が古い世代だからか。頭が良い人との印象で、それが本書の主人公に完全に投影されている。 北京や中国人のカルチャーも、主人公の切れ味鋭い観察眼と冷静さを映し出す題材としてピタリ。 この本をガイドにパッキパキの北京を訪問してみたい。
2投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログ一気読みしてしまった。主人公の考え方が好き。 メンタル強くてめちゃくちゃだけどしっかり自分を持ってる。 北京に行きたくなった。
1投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログ途中まで北京滞在記って感じだったけどラスト怒涛の格言ラッシュに圧倒されてメモする手が止まらなかった。強く生きるヒントがたくさん詰まってました。
1投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログヒロインの女の子がめっちゃかっこいい 好きなセリフ 「私はインスタントな友達を作るのが上手い。利害の一致する人を見つけるのが得意だからだ。 その時々によって、つるむ友達は変わるけど、何をしたいときに誰を呼び出せばいいかは、ちゃんと心得てる」 「私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせれるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと」 「もし上手くできなくても、勝ちに変わりない。なんでなら最初から勝ってると自分で決めてるからよ」 精神勝利法 魯迅 女性はポーカーフェイスが必須 シャネルが無くても完全勝利できる女になる 男も高級バックも経歴も魅力も持ってないのに勝ってるのが、勝ってると完全に思い込んでる女が、1番強いんだよ。
2投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログ常識に縛られて普通なら抑え込んでいるあれこれを全く我慢しないで行動しまくる主人公。憧れないが不快ではないのは、嫌な目に遭っても前向きだからだろうか。夫に寄り添おうと頑張ってるところもある。 無敵状態の彼女はどこへいくのだろう。
1投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログ強い!そして最後には最強になってる。周りから見たら生きづらさもあるだろうが、そんなものは気にしない。
1投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログエッセイみたいな語り口で描かれた小説。 昔ホステスだった菖蒲(あやめ)が夫の海外赴任のために中国ヘ行く話。 あやめのサバサバ感、ポジティブさ、痛快さを楽しめた。魯迅「阿Q正伝」の精神勝利法身につけたいと思った。
2投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログ綿矢りさ最っ高です。やっぱり言葉のセンス好み! 「“人间失格” おあとがよろしいようで。」笑ったわー! 私も平均よりは自由きままに生きてる方だけれど、完全に中途半端な小市民だ。ちゃんとネガティヴも抱えているし、メンタルもホルモンバランスにちゃんと左右されるので、菖蒲尊敬。鋼のメンタルに憧れちゃうし、好き嫌いははっきり分かれそうだが、私は菖蒲好き。遥か雲の上の最強女性だ。 「私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと」 「自他共にどうやっても認めざるを得ないほど社会の底辺に属してて、毎日イヤなことや辛いことがひっきりなしに起こっててもそいつがニヤニヤしながらおれは敵などいない。“全知全能の神だ”と心から言いきれるなら、こいつはもう、完全に勝利している。一番偉く、一番進化した、一番コスパの良い人類だ。“私はそこそこでいいの、そこそこの幸せでいいから”とか言って小確幸を求める中途半端な小市民を大きく突き放し、ぶっちぎりの第一位。この最強人類を前にしては、例えば銀メダルを獲得したのに、金メダルを獲れなかったと言って悔し泣きしてる人間は、申し訳ないがコスパ最悪だ。」 「むーりー。子どものためにも、やめといた方が良い。まだ産んでない子に同情するというか、だって子どもが生まれようが何しようが、私が一番好きなのは自分てことに変わりはないからね。産まないのも親心。」 「二十代の頃から怒りは“炎症”と呼び、炎症はお肌に悪いから控えてきた。ニキビできちゃう。その代わり炎症を起こさないためにはどんなことだってする。私は自分に甘い。我慢なんかしないのだ」 「所詮電子の絵空事、ネット上の罵詈雑言なんて、そよ風、シーブリーズ。」 「自分の脳で無から有を生み出す、これ以上の錬金術があるだろうか。」 「差不多!チヤーブドウオ(大差ない)」
24投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ中国滞在記録 ポジティブで精神勝利者の彼女 人生を楽しみ尽くそうとしてる姿に感銘を受ける 通快でクスッと笑えてサクッと読める本
1投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログパッキパキの北京は、凍てつくような寒さの北京での冬の生活を描いているからこのタイトルなんだ。 登場人物の誰にも共感はできないけれど、中国のご飯は美味しそう。軽くサラッと読める。
1投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ女子会のマウント合戦から始まる物語 嫌な女子の話かと思いきや、北京でもガシガシ1人でも進んでいく強い女性の話!何処でも適応出来る素晴らしい才能! ラストの高級ブランド品は精神勝利法、持っていると勝てるからと思っていたところから、CHANELがなくても完全勝利できる女になると変わるところが面白い!
1投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ好き過ぎて笑ったフレーズ 「~っていう、レアピープルの優越感が脳天にビリビリ突き刺さって強炭酸の刺激」 最 & 高 ☆ 魯迅『阿Q正伝』 からの思考回路が本当に最高で(部分的に)取り入れていきたい 東京と北京の文化の違いをエッセイ的にたくさん伝えられて、そういう点でも楽しかったです!
9投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ最高! 菖蒲と自分が似ているところが多く、共感しっぱなしで、とにかく楽しい。(私はもう少し地に足着いて、外では常識的に振る舞えているけど…たぶん) 精神勝利法は私も実践したい。 コロナ禍のときも実際思ったけど、不測の事態のときにその中でも自分なりに楽しめる人は強いし、周りにもプラスのエネルギーを振りまけるよね。 『インストール』以来の綿矢りさ作品だけど、こんなにおもしろい文章を書く人だったっけ!?と他の本も読みたくなった。
4投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログパッキパキ北京という語呂の良さが気になって読む。北京のパッキパキの寒さが感じられて面白かった。 ポジティブに中国での暮らしを楽しんでいる菖蒲が羨ましかった。最後もさらにポジティブになっていてスカッとする。
1投稿日: 2024.09.09
powered by ブクログ面白かった。これはルポ?小説なの?っていう読み心地。リアルな北京ライフが軽妙でノリノリの語り口で描かれる。 精神勝利法はなるほどなぁと思う。
1投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログ普通に声に出して笑える位面白かった。 エッセイかな、と思えるような内容で特別な出来事がドカンっと起こるわけではないのだけど、北京の緩さに笑ってしまった。 人生こんな風に生きれたら、そりゃ無敵だよなー。THE日本人の私には無理そうだけど。
7投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ私息子に「お母さん、いつもそんなに頑張って勉強したり働いたりして、それで幸せ?」って聞かれて、答えられなかったんですよね。もっと今を楽しもうよ!と主人公に言われた気分です。北京の魅力もつまってます。
5投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログ主人公、友達にもこういうタイプの人いないし、自分とは全然考え方も違う人だな〜と思ったけど、不思議と嫌いになれず羨ましいと思うことさえあった。 最初の方で隔離されたホテルで食べる贅沢な食事の羅列には全然ときめかなかったけど、中盤の主人公が食した中国グルメは本当に美味しそうで食べてみたい!と思った。
1投稿日: 2024.09.02
powered by ブクログ初・綿矢さん。今までに読んだことのない文章の書き方(喋り口調でフランク、あまりに堅苦しくない)だったので身構えたけれど読みにくさはなかった!そしてそのおかげで途中めちゃ大声爆発笑いするところが何ヶ所かあってスカッとした(特にお気に入りは、残業代ケチるクラブママのあだ名「ジャイアントセコイア」)。 タイトル通り北京が舞台(なんだけども主人公・菖蒲さんが最高すぎてもはや菖蒲さんが舞台)で、綿矢さんご自身が中国滞在経験もあるとのことなので前半はエッセイみたいな気楽な楽しさがある。…その中に散らばった「おやっ?」が終盤にまとめて吐き出されるので読了後なんだろう、脳デトックスみたいな感じ。 菖蒲さんの性格が豪快なので読む人によっては好き嫌いが出るかもしれないけれど、これってあんがい特に現代では気づかれていないし大事なことかもな…なんて思うところがある。正直で素直。いいじゃありませんか◎
4投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログ夫はいい歳(50代)して妻にさみしいから来てくれとか、んんっ?と思えたけど、読み進むにつれ夫の性格を変え、プラス思考で生きていく主人公に力をもらう。 綿矢りさの自伝かなと思ったけどたぶん違うだろうな。
1投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログ主人公の生き方、マインドが最高に痛快で素晴らしい! そして見習わなきゃとも思う 綿矢りささんの最近の作品の中で1番好きかも このシリーズで他にも書いてほしい
2投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログ前向きになりたくて購入。 「結論がもうほぼ出てるのに悩んだりする人って不思議。」 都度思い出して生きたい。
2投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログジコチュウなマインドを前面に尖らせるのはいつもの通りで期待裏切らない。 本作は北京滞在記としての異文化冒険の要素が盛り沢山で知識欲も満たされる。普通、どう考えが変わるんだろうとなりそうだが、環境の違いに影響されない逞しさがユニーク。 ニヤニヤしながら読めます。
1投稿日: 2024.08.23
powered by ブクログ北京の駐在体験記のような小説。主人公のキャラがバチバチに立っておりギャルマインドがすごい。と言っても人の心がないわけではなく、夫と添い遂げる意欲もあり人間らしさも垣間見える。勢いで読み終えてしまった。
1投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ痛快中国滞在小説! 「この主人公(菖蒲)、絶対友達になれないわ〜!」と「この主人公、好きだわ〜!」って共存するんだなぁ 「GOに入っては GOに従え」(原文ママ)ゴーイングマイウェイで突っ走る菖蒲、一言で言うなら、「強い」! この主人公との相性でこの小説が楽しめるか否かが決まると思う コロナで死にかけてる時に、いけ好かない人間が指さして笑ってるところを想像して「死んでたまるか!」ってなるところに最も共感した 私も「もう無理、しぬ……」って時は天敵の顔を思い出しては「あいつより先に死んでたまるか!!!」って立ち上がるので 私と違うのは、菖蒲は全くもって怒らないところ……強い……羨ましい 最近の中国事情も結構詳しく書いてある フィクションとはいえ、他の国の建築物をTENGA呼ばわりしたりして怒られない?ザハ建築ぞ?(どんな見た目か気になりすぎて検索しました) 物語としての中身はやや薄め 数々の名言が飛び出してくるんだけど、私の好きなのは 『この世にまったく卑しくない勝ちなんて存在するのかな?蹴落とされて泣く敗者がいるかぎり、勝ちに喜ぶ人間の本性等しく皆卑しくない?なぁ?』(p123) ほかにもたくさん! ネクストステージでもがんばれ菖蒲!!!
9投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログタイトルからして面白い。 何が起こるというわけじゃないけど、期待通りの感性で物事を捉え、実行に移していく強さを分けてもらえた。 ブレない心もありつつ、それゆえ、説得力のある変化もあるのはすごい。 心が弱っている時にもう一度読みたい作品。
1投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ欲望に正直で好きだわ〜〜! 「もし上手くできなくても、勝ちには変わりない。なんでなら最初から勝ってると、自分で決めてるからよ」 この精神にはとても共感。 私もこう在りたい。シャネルなしでね。
1投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログ著者がご主人の中国駐在で帯同した経験から書いた本の様で勝手に主人公と著者を重ねて読んでしまいました。 自己中心で何事もポジティブ思考で行動しながら、有名ブランドや流行での自己顕示、自己満足や優越感にしがみつく弱さ?があったり、楽に楽しく自分が過ごせればという基準で人生を過ごす、極めて軽薄な女性ですが、逆にその徹底したレベルや物怖じしない性格、生命力に感動さえ感じました。 中国のコロナ前後の生の実情も垣間見えて、軽いテンポで読み終えました。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ今の自分の楽しみのみに忠実に生きること、精神的に負けないこと、これを徹底することで受ける批判、将来の不安定を引き受けること。一つの生き方。 著者の中国・北京見聞録を下敷きにして、ひとりの女性の生き様を描く。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログこういう人がそばにいたら、心強いなぁ。 すごくリアルで、主人公の利己的な友達とかもすごくこの世にいそうで。 面白くて、たびたび笑った
4投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ自分が大事で果てなき人生の謳歌を求めてしまう主人公アヤメの欲望は常に他者との比較が必然となる。そのジャッジは常に繰り返されて更新するわけでもない最新を最上とする。疲れないか。その先に安堵はないとアヤメは薄々勘づいている。しかし留意、吟味する時間は諦観という自覚と落伍という指摘が同居するいたたまれない境遇を危惧する。そうじゃない、自身の気づきを周囲に理解してもらう、その過程に人の成長は刻み込まれる。さてこれから始まる。この物語はそのような結末で良い。
1投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い!中国を旅行した気分になれる。 善人ではないけど、強くて弱い菖蒲姐さん好き。 「私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと」 「それが上手くできたら君にとっては勝利なのか?」 「それが上手くできなくても、価値には変わりない。なんでなら最初から勝っていること、自分で決めてるからよ」 このセリフが大好き、痺れる。 素の自分を認める。社会の底辺で災難続きでも当人が自分に納得していればコスパ最強の神。確かに、満たされてるのにもっともっとと満足できなくて不幸せそうな人って結構いるよね… セルフィッシュに今を楽しみながら生きる菖蒲姐さん。夫とは金目当てなのかなーと思ってたら、しっかり支える覚悟もあるし、愛情もある。夫からの発言に感情を抑えていた菖蒲姉さんが美杏との電話で頑張るつもりだったよ、と漏らすのが悲しい。みっともなくても夫にぶつかれたら、違う結末でハッピーだったんじゃないか、と思うのは私が日和見の安定思考だから? それにしても中国行きたくなるなぁ
1投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あー笑った!面の皮厚子の主人公の菖蒲。 日本でも友人とドライに付き合い、人と比べない。そして夫の赴任に着いていくことになり、北京での生活に馴染みすぎて、引いてる夫とペイペイ(犬)との生活。悩まない。ポジティブシンキングでその場を楽しむ生き方。全て自分が正しい!と思うことで人生勝利✌︎ 海外生活するならここまでエンジョイしたいなぁ!笑 最後らへんのここら辺がぶっ飛んできて面白かった↓ “男も高級バッグも経験も魅力も持ってないのに、勝ってると完全に思い込んでる女が、一番強いんだよ。シャネルも持たないで女も磨かずに、この私のままで、永久に世界に完全勝利するの。” “楽しいの数珠繋ぎで人生終わればサイコーと思ってる。私だって世界にたった一人の大切な赤ちゃん、せっかく生まれたんだから、このラッキーを味わいつくさなきゃ。” “昔から怒りは炎症と呼び、炎症はお肌に悪いから控えてきた。ニキビできちゃう。その代わり炎症を起こさないためにはどんなことだってする。私は自分に甘い。我慢なんてしないのだ。”
1投稿日: 2024.07.26
