Reader Store
計算する生命(新潮文庫)
計算する生命(新潮文庫)
森田真生/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

3件)
3.0
0
0
2
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    計算する生命 生命と計算の統一的理解 人間の知性の再定義 環境への適応 情報処理 複雑系の自己組織化 チューリング機械 計算の限界と可能性 言葉による意思疎通 曖昧さと柔軟性 細胞分裂と遺伝子発現 フィードバック制御 予期しない出来事への応答力 創造性と生命 AIとロボットの発展 生きるとは何か 心とは何か 数学と哲学の統合 中世ヨーロッパの計算観 近代計算論の成立 生態系のバランス 内的動機と自律性 機械的推論を超えた思考 偶然性の取り込み ノイズとゆらぎの許容 自己を維持する仕組み コンピューター計算との違い 社会と文化の計算的側面 人文知と科学の往復 現代に生きる根本的問い 生物学的プロセスの計算性 多数要素の相互作用 詳細な指令なき秩序生成 アラン・チューリングの理論 計算の歴史的変遷 生き物の内的複雑性 知性の拡張的解釈

    0
    投稿日: 2025.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    トークン メソポタミア 数える対象と紐付け → 粘土板の記号へ 算用数字 16世紀に普及 10個の記号であらゆる数を書き表す 数直線 数を「量」ではなく「位置」を表す  虚数 平面 数直線の0の前後でなく上下にある 計算+演繹という推論  仮説から出発 推論を頼りに結論を導く  ギリシャ数学 図と口語による定型表現 知的ゲーム  ユークリッド「原論」BC3C 12世紀アラビア経由で西欧へ  高校までの数学=18世紀以前の数学=数式と計算 現代数学=直観的な要素を混入させない リーマン  19世紀後半  複素関数=平面間の写像 式ではなく 多様体 カント    認識=感性:空間と時間の枠組み 直観(直に受取る)→知性:概念からの判断 フレーゲ  案数=対応の法則  命題:主語~述語 →関数と項  数学は分析的かつ拡張的  判断の分析で概念を形成する  思考は意識ではなく言語が支える→人工知能 チューリング  計算=記号の規則的な操作  ブルックス  外界のモデルは不要 脳だけではない 状況性と身体性=センサーとモーター 数理モデルと政策  天気予報 ウイルス感染拡大 気候変動   意味や理解より結果が役立ってしまう 過去に設定した仮説に  →計算の帰結に生命として応答する自律性

    0
    投稿日: 2024.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    数式を極力使わずに、数学が何を目指して進化してきたのかを、節目となる数学者の紹介も含めて、ソフトな哲学エッセイ風に描くと、こういうふうになった、という感じ。

    7
    投稿日: 2023.12.16