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カーテンコール
カーテンコール
筒井康隆/新潮社
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総合評価

37件)
3.2
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9
14
6
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    《目次》 「深夜便」 「花魁櫛」 「白蛇姫」 「川のほとり」 「官邸前」 「本質」 「羆」 「お時さん」 「楽屋控」 「夢工房」 「美食禍」 「夜は更けゆく」 「お咲の人生」 「宵興行」 「離婚熱」 「武装市民」 「手を振る娘」 「夜来香」 「コロナ追分」 「塩昆布まだか」 「横恋慕」 「文士と夜警」 「プレイバック」 「カーテンコール」 「附・山号寺号」

    0
    投稿日: 2025.07.22
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    広範な知識とあらゆる分野の蘊蓄が迸り出てくる短編が25本.素晴らしいと感じた.どれもさらりと読めるが、ニヤリとさせる部分も多く、それぞれの内容を長年の経験と散策で掴み取ってきた過程が楽しめた.「コロナ追分」の小唄のようなリズムで次々にフレーズが出てくる創作力は文章作成力というより、閃き力の賜物だと感じた.面白かった.

    0
    投稿日: 2025.05.26
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    カーテンコールという本のタイトル通り、 筒井康隆劇場の幕引きのような意味合いなのでしょうか 息子さんとの夢での邂逅を書いた川のほとりや 小さい頃の乳母との思い出を書いたお咲の人生、 人魚と鮑の恋がかわいい横恋慕など掌篇小説25篇 それぞれ趣が異なった小説でとても楽しめました 昔の筒井さんのご本も読んでみよう

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    書庫らでん 自由だなぁ 物語の描き方というか 言葉の並べ方が面白く 掌編の並べ方が面白い カーテンコールで終わりかと思いながらも 落語のネタがラストに入っていて やっぱりベースがコメディだよね

    0
    投稿日: 2025.04.17
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    「これがわが最後の作品集になるだろう」信じていません!担当編集者から始まり、どこか全体的に、アイロニカルな作品集。作品的にはショートショートに該当する短編集。

    0
    投稿日: 2025.04.16
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     いつも利用している図書館の書架を眺めていて目につきました。  今から50年以上前、私が中学生のころは、星新一さんと並んで筒井康隆さんの小説は大人気でした。  本書は、筒井さんの短編集としては最晩年に世に出たものですが、今読むと、どの作品も、通底するのは、郷愁を楽しむといった趣きですね。

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    ピンとこない作品もあったが、個人的には「美食鍋」「塩昆布はまだか」「コロナ追分」「附・山号寺号」が特に良かった。 「コロナ追分」は不謹慎の極みでコミカルな文章で読んでいて楽しい。 筒井康隆は日本語を使いこなすのが上手すぎる。天才。はちゃめちゃなエンタメからSF、純文学まで幅広く唯一無二だと思う。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    ここで終わるの!?みたいな作品もあったけど、短い中にいいエッセンスを感じられるものが多かった。ラストなんとも言えないしんみり?寂しさ?までいかないけれどそれに似た感情を感じさせるものもあった。 コロナ追分は結構好き。

    0
    投稿日: 2025.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    25品の掌編集。 最後の作品集と謳っているが眉唾のような気がする。 例えば「カーテンコール2」なんて出てくるかも。 作品自体は筒井ワールド満載だが玉石混合です。 オチのない尻切れトンボ的なものもあったりするし、「プレイバック」で七瀬が出てこないしと、ちょっと不満もありますが、やっぱり面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.01.18
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    短編集。 とあるTV番組(100分で名著/Eテレ)で著者さんのことを知り…テキトーに選んで借りてきた本。 短編集で理解に苦しむものもあるのですが、文章そのものの魅力、作家の圧倒的な文才パワーみたいなものを感じます。なかには読者をなめてるようなおふざけが過ぎる場合もあり、完全に置いてけぼりになったりしてました。それこそが筒井康隆ワールドなんだという説もあるような無いような。ま、私が如何に凡人かと言うことでせう〜(^^;; 一般的には「時をかける少女」なんかで知られている作家さんで、所謂フツーの小説ももう少し漁ってみようと思います。

    0
    投稿日: 2025.01.15
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    はじめて読んだ作家さん Amazonのオススメ本で出来たので 図書館で読んでみました 自分の理解力が低いのかわからなかった話が ありました 個人的には楽屋控が面白かった 短編小説なので、良くも悪くも短くてさくさく読めた

    18
    投稿日: 2024.10.14
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    前作「ジャックポット」よりは楽しめました。 が、やはり流石に一篇10ページ前後の掌編では作品紹介にある「痙攣的笑い、恐怖とドタバタ、胸えぐる感涙、いつかの夢のごとき叙情などが横溢する圧倒的傑作掌編小説集爆誕」というのは少々誇大広告では?と感じざるを得ず残念。

    1
    投稿日: 2024.06.01
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    すいません、昔はムサボルように筒井さんの本を読んでいました。今回は懐かしくって購入しましたが、昔の様なピュアな心が汚れたようでワクワク感じることができませんでした。 このショートショートストーリーは、気軽に読みきれクスクス笑いオッとトキメキがあったと思います。 やっぱり歳をとると悲しいかな感性な鈍くなると実感した一冊でした。

    0
    投稿日: 2024.05.28
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    正直オチがよく分からないものもあったけれど、文章の上手さは格別。最小限の文字数で内容がしっかり伝わる。驚天動地のどんでん返しに持って行くばかりがショートショートではない、というスタンスも感じられる。

    5
    投稿日: 2024.04.29
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    各作品の内容やそこで使われている文体など、これまでの筒井作品の棚卸しのような短編集! 筒井さんの遺言状の第一弾です!

    0
    投稿日: 2024.04.20
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    オチがなかったり意味がわからないものも多いが、最後の方にある「プレイバック」は別格。 今まで筒井康隆を読んだ分だけ跳ね返ってくる内容となっており、読み終わる頃にはこみ上げるものがありました。

    1
    投稿日: 2024.04.07
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    全部で25編の短編集。 怒涛のように筒井康隆劇場爆発!の後半7編がめちゃくちゃ面白い。 コロナ追分で言いたい放題笑 このお話大好きやわ。お話っていうより独白やんもう。すごい共感できたわ。 冒頭から前半にかけては、さすがに筒井康隆も気持ちまで歳とったんちゃうん?おっさん臭だけがプンプンなんちゃうん?と思ったけど、いらん心配でしたわ。 ある意味、初期に戻った?ていう作風。あ、おっさん臭は増してたわ あの筒井康隆の、誰がこんなこと思いつくんや!ていうとんでもない設定ではないけど、なんかオモロイなぁ〜ってゆうアレ。 これで最後とが言わんと、まだまだ書いてほしい!

    2
    投稿日: 2024.03.16
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    以前読んだような気がする作品が多かった。まるで初期の短編集を読んでいるかのよう。 昔書いていた作品に似ている印象があるということは、ツツイヤスタカ、一周回って初期に戻ったということか。還暦ではないか。 しかし最後の作品集を読んでまた初期の作品から読み直したくなるとしたら、まさにぐるぐるまわるツツイ地獄。まさかそんな仕掛けを目論んだのではあるまいな……。 とはいえ、1冊の短編集としてはパワーダウンした、というのが率直な感想だが、この年齢でこのレベルの作品はやはり天才、と何やら複雑かつ煮え切らない感想になる。 亡くなったご子息の「川のほとり」、自然派みたいな「お咲の人生」、切ない不思議譚「手を振る娘」、過去作品の主人公やSF作家仲間が出てくる「プレイバック」が気に入った。ドタバタよりしんみり作品がよいということは、自分も年をとったということかなぁ。 というわけで自分は全集をもっているのでまた最初から読んでみようかとちらっと思ったが、氏の没後に続きの全集が出るとしたらどえらい冊数となるだろうし、現在50代半ばの自分が死ぬまでにすべて読めぬだろう。すごいなぁ。

    0
    投稿日: 2024.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「文学やるなら常識捨てて、世間の糾弾身に引き受けて、何でも書くのがまともな作家」(コロナ追分より) 「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」帯に大きくそのように書かれている筒井さんの作品集。1934年生まれの89歳。2020年末~23年、86歳〜89歳までの25作品が収録されている。 巨匠であり、文豪。書き上げ、出版していただけたことがファンとして嬉しい。 SF、ブラックユーモア、ドタバタ劇など、多彩な“筒井ワールド”がギュッと詰め込まれている。 「書いている最中から、『もうこれ以上ないな』と思った」 「書いたら面白そうだという着想はあるけど、書く前や書きかけて、『ああ、これ前に書いてるわ』って」 そう語る筒井さんが最後に書き上げたのは、昔知り合った小料理屋の女将が出てきたり、劇団の女優が久しぶりに公演を行ったり、人生を振り返って書いたのだろう。哀愁を感じるものが多かった。 特に好きだったのは、楽屋では役作りに専念してくださいと助監督に厳しく言われ、復讐を試みる『楽屋控』、時間航行し、古代人を連れてきて環境整えて現代の美食を食べさせる『美食禍』。最高のショートショート。 そして以下の3作を語らずには、この本を読んだことにならないだろう。 『コロナ追分』では、コロナ禍の日本・世界の出来事をめちゃくちゃリズミカルな文体で茶化しながら綴った。めちゃくちゃ面白い。そして最後には今を生きる作家へのメッセージが付いている。本当に筋が通った不良作家のままずっと生きてこられたんだなあと、感動した。直木賞選考委員を批判して暴れ回った『大いなる助走』から何一つ変わっていない。最高。 『カーテンコール』は名前+セリフの脚本形式で書かれていて、若いころに見て影響を受けた映画の記憶を、監督や俳優らの奔放な会話を連ねることで想起していく。過去の名作に明るくないから理解できない部分も多々あったので、後で調べて視聴したいと思う。 『プレイバック』では検査入院中の筒井さんのもとに、『時をかける少女』の芳山和子、唯野教授、富豪刑事、パプリカら、過去の作品の主人公が訪れ、筒井さんに向けて「よくもそのように書いたわね!」と非難めいた言葉を残して去っていく。筒井さんしか書けないようなすごい設定。筒井さんは言い訳したり、受け入れて謝ったり。面白いなあ。 そして最後、なんと小松左京と星新一が筒井さんのもとを訪れる。 小松左京は「おれの日本沈没の、たった三十枚のパロディで儲けやがって」 星新一は「そもそもおれのアイデアだ。おれの言ったことやしたことをそのまま小説に書きやがって」と言うために出てきたのだ。 そして最後「なんでそんな長生きなんだよ」と言われた後の筒井さんのセリフ、粋だったなあ。 ———紹介(公式より)——— 巨匠、最後の挨拶(カーテンコール)は25篇もの怒濤的傑作掌篇小説集! 著者曰く「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」(編集者「信じていません!」)。 筒井文学の主要登場人物が打ち揃う「プレイバック」をはじめ、巨匠がこれまで蓄積した技倆と思索の全てを注いだ、痙攣的笑い、恐怖とドタバタ、胸えぐる感涙、いつかの夢のごとき抒情などが横溢する圧倒的傑作掌篇小説集爆誕!

    4
    投稿日: 2024.02.27
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    何だか、星新一のショートショートを読んでいる気分で、サクサク進む。筒井康隆を読むのは、何十年ぶりか?よくもまぁこんな作品が書けるものだ。この年齢でこの頭の柔らかさと、創作力は、脅威的。

    1
    投稿日: 2024.02.15
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    *星4つ相当です じっくり時間をかけても1時間半で読み終わります。コロナ禍明け2024に読める筒井節。ご子息が少し前に亡くなっていたことはこれを読んで知りました。 確か今は89歳で、少し前までは大阪(堺か天王寺辺り?)にお住まいで、関西ローカル番組に出られていたと記憶しています。 リズミカルでアイロニックでシニカル。少し上の世代なので何とか既知のネタについていける部分と分からない部分もありつつそれも楽しい。 町田康って筒井意識してるのかな。してんねやろな。ちゅう感じ。

    1
    投稿日: 2024.02.06
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    短篇集だけあって読みやすいが、内容は難しくて社会風刺的。2020年末から執筆した小説を集めた本らしく、時事的な話が多い印象。 最初の方で読むのをやめかけたが、「楽屋控」「美夜禍」「夜は更けゆく」「手を振る娘」「文士と夜警」は読みやすかった。 「プレイバック」は作者過去作品の登場人物や亡くなった小説家などが現れて入院中の作者と会話する、作者ファンには嬉しい小話だと思う。

    0
    投稿日: 2024.02.05
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    掌篇の背景に死を思わせながら自身の生を見つめて言葉を紡いでいく。私たちの日常はひとつの物語に終始するのではなくルーティンな営みに励み時折妄想で多様な世界を旅する。心地良さで構成されている世界は理想郷ではなく思考停止した隷属社会であり、不快・苦悩を受け入れてこそ世界はときめきを宿すのではないか。と筒井康隆の筆致から感じる。

    0
    投稿日: 2024.01.31
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    文壇の最古参、最長老となりつつある作者が、もはや何の遠慮もいらないとばかり、好き放題に書き散らかしたかのような小品集。 着意だけで書かれ、落ちがない作品も散見される。 もう長編は書かないのか。

    1
    投稿日: 2024.01.19
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    おそらく著者の最後の作品集。 たぶん最後に読んだのは「残像に口紅を」あたりだから、30年ぶり! 代表作の主人公と今は亡き同業作家が次々と現れる「プレイバック」は胸が熱くなったけど、その他は…。

    1
    投稿日: 2024.01.18
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    40年來の、ほどほどファンです。七瀬シリーズが最も好きですが、ショートショート、特にジュブナイル向け短編中編小説こそ、は先生の良い面が凝縮されているように感じています。 本作品は先生の「夢」を再現したかのような浮遊感を感じる作品が多いように感じましたし読者・特に昔からのファンに対するラストメッセージなのかな、、と。 傑作とは感じませんが、良作。 「プレイバック」に七瀬が出てきたら★あと一つ足しますw

    14
    投稿日: 2024.01.17
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    今年で90歳の筒井さん。「最後の作品集」と言われたら、とりあえず読まないわけにいかない。さすがに昔ほどの毒はもうないけれど、レトロ感たっぷりで、ドタバタや批判精神も忘れない御大〝らしさ〟が散りばめられた走馬灯のごとき25篇。芳山和子や小松左京ら懐かしい面々が登場する「プレイバック」が感慨深かった。ほとんどマニア向けと言えそうな一冊。

    15
    投稿日: 2024.01.16
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    ”最後の作品集”と言いながら、今後も「最後最後詐欺」として恐らく作品を出してくれるであろう筒井康隆御大の最新短編集。 25の超短編、すなわちショートショートを収めたものであり、エッジの効いたブラックユーモアはいまだに健在であり、読者を安心させてくれる。 個人的に気に入ったのはコロナ禍の日本社会を5拍子・7拍子のリズムで風刺的に描いた「コロナ追分」、そして「時をかける少女」や「文学部只野教授」など筒井康隆の過去の名作の主人公が突然現れて著者とユーモラスな会話を繰り広げるドタバタ劇「プレイバック」など。 最後、と言わずにまだまだ元気でこうした作品を読ませてほしい。

    2
    投稿日: 2024.01.14
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    なんか凄い展開になってしまう掌編集 この何処へ行ってしまう終わり方は余韻を残すものもあり、呆気に取られるものもある 筒井康隆にしかできない芸当だ 最後は現実にまではみ出してくる 付録までつけて、これで引っ込んでしまうの?

    1
    投稿日: 2024.01.13
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    驚いたことにこの本について、発売される前に既に重版が決まったという情報が流れた。最近あまり聞かなかった出来事なので、発売日に入手できるのだろうかと少々不安になった。そしてその不安は的中した。まず発売日前にAmazonで予約注文しようとしたが既に品切れ、発売日後も店頭に並ぶ兆しはなく、大手書店の店員さんに聞いてもやはり品切れだという。一体いつ読めるのになるのだろう。発売日から約一か月後、ようやく書店に出回り始めた。喜び勇んで本を手に取ったが、なんと重版どころか第三版だった。新刊書は極力初版本を買うことにしているので、この第三版を買うべきか買わないで他の店を探すべきか本当に迷った。かなり迷った末、結局ここでは買わずに他の書店を探したがそこにあったのは第四版だった。何と言う事だ、絶望感に押しつぶされそうになったが・・・閃いた。そうだ、筒井康隆は今でこそ純文学作家だが昔はSF作家だった。もしかしたらSF作品を数多く取り揃えている新宿の某BOOKにあるんじゃないか?はい、ビンゴ。初版本が10冊程度山積みになっていました。やはり、筒井康隆は今でもSF作家だったのね。 この様にとても注目を集めている本作品、掌編小説25編だ。今まで月刊誌の「波」「文學界」「新潮」「読楽」「群像」で発表したものを2021年1月から2023年9月まで時系列に並べたものだった。帯には「これがわが最後の作品集になるだろう。(「信じていません!」担当編集者)」と書かれてあり、かく言う私も同感だ。なぜなら、作者は以前にも断筆宣言をしたが、その後撤回して延々と今まで作品を書き続けていたからだ。ただ、作者の近影を見ると、今話題の神田正輝までは行かないがかなりお痩せになっていることは間違いない。皆さん、知っているかな?本のカバー装画にはとり・みきが書いた作者のカーテンコールの影が描かれているが、カバーを外すと作家の似顔絵が現れる。その絵がどうも痛々しい、いや生々しい。 さて、25編の中身について述べる。作品のカテゴリーはいずれも昔書かれた「ドタバタ小説」である。純文学の欠片もない。まあ、先祖返りとも取れるが、人間終りが近づくと昔の記憶が走馬灯のように蘇ると言うけど、少々それに近いのかな。細かいことを詳らかにするのも良いが、それをやっていると文章が長くなってしまう。なので、強いて一言で言えば、今までとは違った変化をほんの少し加えているということ、平凡な表現ですが。時事ネタもあって、最初から最後まで楽しめた。あまり面白いので、例のごとく一気に読まないようにした。だいだい一日おきに読んだかな。 純文学の世界から戻って来て下さいまして、誠にありがとうございました。

    9
    投稿日: 2024.01.10
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    中学生の時は大好きで、特に七瀬シリーズにハマったり、地上50センチの高さしか飛べないミラーマンの話は脳裏に焼き付いている。しかし、この短編集はいかなるものか?中途半端なものばかりでまるで筒井康隆が見た夢をそのまま書いているだけちゃうんかと思った。大御所なら何を書いても許されるんやなぁ。本代返して〜!

    1
    投稿日: 2024.01.10
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    25篇の掌篇集。 言葉遊び、ナンセンス、奇想天外ごちゃ混ぜになった玉手箱。これで最後とは嘘か誠か? 「附・山号寺号」の切れ味、さすが!

    0
    投稿日: 2024.01.08
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    端々のワードセンスは流石と思いつつ、個人的には「夜を走る」が面白すぎたせいで、筒井先生の短編集に対する期待値が上がりすぎていたように思う。 インタビューで御本人が「書く力が弱くなった」とおっしゃっているし、収録作品の内容からしても筒井先生なりの終活の一環のつもりなんだろうか。 ちなみに御年89歳、うちのばーちゃんと同い年です。それを考えると無理に「書け」と言うのは酷な気もしますが、やっぱり、もう一発ガツンとくるやつ読みたいなという気持ちも正直あります。

    1
    投稿日: 2024.01.07
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    著者何度目かの最後の短編集。 そりゃ「プレイバック」が面白かった。でもただ単に懐かしかっただけかもしれない。なにしろ芳山和子と初めて会ったのはNHKのドラマ「タイムトラベラー」を見てすぐに読んだのだから。今NHKのサイトを見たら1971年だった。そして芳山さんはもっと美少女だったと記憶していたのだが(失礼過ぎ)。 「白蛇姫」ももちろん好きなやつだ。替え歌の原曲を全て空で歌える自分もどうかと思うが。 「お時さん」の様な少し不気味な作品も大変良い。読んでいて頭の中で映像が実写で流れる。 良く書評で書いてあるが、筒井さんの総集編といっては少し短か過ぎるのでは。 読み終えて今敏のパプリカを見る。イブにはぴったりのアニメであろう。 プレイバックpart2は無いのか?

    0
    投稿日: 2023.12.26
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    オビのとおり、ほんとに最後なのか? この本を読む限り、益々意気軒高なのではと拝察するところですが。 はじめて筒井作品を読んだのは、中学生のころだったか。たまたま家に何冊かあったので。子供心に「なんじゃこりゃ」とびっくりした記憶がある(とくに短編)。かと思ったら、美しかったり心温まったりする作品もあったりして。エッセイも抱腹もので面白かったなー。

    8
    投稿日: 2023.12.11
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    著者が「これがわが最後の作品集になるだろう。」 と言っているので、是非とも読んでみたいと買いました。「時をかける少女」、「パプリカ」など、有名作を続々と描き続けた、筒井康隆氏、彼の今までの創作活動を集約したような、作品が25編も描かれています。特に筒井ファンにオススメなのは、「プレイバック」です。彼が今まで創り上げた作品の登場人物たちが、作中に出てくるのです。 もう一度、彼の過去の作品を読みたいと感じました。

    38
    投稿日: 2023.11.27
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    筒井康隆の一応最後の作品という事ですが、 どこか生涯を振り返る様な内容に感じました。 プレイバック、川のほとり、離婚熱が 特に良かった。

    2
    投稿日: 2023.11.04