知ってる作家さんが多く、SAOの世界観でありながらテンポ感や雰囲気に特色がでており読んでいて面白かった。

9人の作家さん（原作者本人も含む）によるアンソロジー。いろいろな切り口があって面白い。さまざまな展開ができるということは、SAOというしっかりとした基礎がありつつ、余白もたくさん残されていて幅が広げやすいためかもしれない。「もしもアスナがレストランを～」で、考えたことが「（……）」というように表現されていて（……）だけでいいんじゃないかと思った。「If You Can Smile」は何でもない日常の一コマで、ユージオをも含めた4人のあったかもしれない「IF」の世界が涙を誘う。

IF設定ということでいろんな作家さんが自由に書いてる感じ。公式アンソロというより、同人誌的な印象が強いかな。 シリカの話が2つというのも、愛されてる感じがするな。 こういうのもいいけど、いつか各キャラをもっと掘り下げた番外編があってもいいな。

アンソロ的な感じ？の一冊。 個人的にはゾンビゲームの二人と、棋士の話(なんか出てきた女の子はいけ好かなかったけど）、さすおにの話が面白かったです。特に、タツヤお兄様から見ると主人公チームはやっぱりハーレムに見えてるんだ〜という客観視が愉快(笑)でした。 あと、表紙が可愛い。

電撃文庫はね、昔から公式の海賊版とか2次小説とか出してたからねぇ。 その流れ。 単独でシリーズ化しているものもあれば、初登場のものもありシェアードノベルですらなかったりするけど、まあ、面白かった。 たまにこういうIFもよきかな。 と言ってネットのSS漁るのは違う気はする。