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路傍のフジイ(1)
路傍のフジイ(1)
鍋倉夫/小学館
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総合評価

20件)
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    すごく良かったです。 期待してなかったのですが、全ての話が染み入りました。 フジイの様な感性が自分にもあればなあ。 今まさにこの瞬間も大事に生きなければと思わせてくれました。

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    気になっていた漫画。 クリニックの待合室にあったので、初読。 多くの若者が足りないことでストレスを抱えている「自立」の話。 自立をしているが故に満ち足りた(ウェルビーイングの高い)人生を送るフジイの価値が、職場の同僚など他者の価値観から見ることによって浮かび上がる。 と同時に、その周囲の人間たちの浅はかさもまた残酷なまでに浮かび上がるという構図。 好きな漫画。

    1
    投稿日: 2025.08.05
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    四巻まで読了。藤井いいやつだな 表情とか変化しづらいので分かりづらいけど、自分に芯があって他人に分け隔てなく接するところが彼の魅力。 ついつい周りの見え方や見栄、誰かを下に見る事でなんとか自尊心を保っている現代人と比べ 自分の好きを追いかけ、自分の幸せを細々と楽しむ藤井の姿は魅了されるのではないかと思った。 こういう日常系のリアルな感じの漫画は久しぶりだったので面白かった

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 1話でギャン泣き 「とてもこんなふうにはなれない。この人がつまらない人間に見えたのは俺自身がつまらない奴だからだ。」 「田中さんがイメージしていた人は最初からいないんじゃないんでしょうか」 っていうところでハッとさせられた 私は、私が面白いと思った人と長くつるみたいし、自分が思ってた人とは違うんだ、とショックを受けたらそっと線を引く フジイさんに私が面白くないと思ってる人は、面白いと思えない私がつまらないこと、自分が他人に理想のレッテルを貼り付けていることに気づかされた 矢部さんは、フジイのことが知りたいんじゃなくて、自分の信条を肯定してくれるフジイがよかったんだろうなあと感じた。自己の押し付けがひどい…ちょっと否定されたら頑固な人呼ばわり… 編集的視点 1話、私がやりたい1話 ドッグスレッドしかり、路傍のフジイしかり、その人がやっていること(orやり始めること)よりも先に人間として愛着を持ってもらう。 フジイさんは気づかせてくれる役、田中さんや石川さんは気づかされる役(読者よりのキャラ)だと感じた。2人に共感性が高くて、フジイさんで新奇性がある。 あと絵的な面白さがある作品と感じた ・1話なら田中さんのモノローグは顔を見せない、偶数ページでグッと泣いている顔をみせる(私も泣いてたからおんなじ顔してた!) ・3話、コンサート帰り、誰も横を向いていない、まっすぐ帰ってる。みんな共有の刹那を解かれて、1人に戻っていくことを強調してる ・6話、今日は鳥を探してました。のコマ、クスッとなる。コマいっぱいに接骨院のベッドとフジイさんw ・8話、探ってよー大人ジャーン。のところに対して、偶数ページ田中さんの、我慢と苛立ちと、悲しみが合わさった表情 漫画っぽくPANUPもコマ割りでするし、映画とかドラマっぽい技法の作品だなぁと思った

    0
    投稿日: 2025.06.23
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    かなりいい 人生の豊かさを教えてくれる つまらない人生だ、という人は視野が狭い この作者とは感性があいそうと思った パーフェクトデイズが大好きなので こういう孤独を愛し、幸福度が高い人間を 客観視したストーリー大好きなので鬼刺さり

    4
    投稿日: 2025.05.25
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    自分に似てる気がして購入。 みんなそれぞれ生きづらさを抱える中で、藤井さんの変わらなさに影響される。なんだか、仏様みたいな感じ。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    まぁ、そこそこたのしいけど、 自分には、そこまでこないかな。 面白さの山は、特段こなく、淡々と進んでいく。読み疲れないけど、ふむ。といったところ。 これから、楽しくなるのかな。1巻では、心は掴まれていない。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    主人公の藤井さんは、昔だったら何の魅力も感じなかったタイプの主人公かも知れない。だけど40歳をすぎた自分には本当に魅力的に感じた。 今の自分のテーマは、いかに自意識を小さく、人からどう見られたいかではなく、自分が今何をしたいのかを重視して生きることだ。 そういう目標を持っていたところに、ちょうど現れたのが藤井さん。彼は本当に素直に生きている。人にどう思われるかではなく、自分がしたいことは何なのかに正直だ。 藤井さんという人間を表現する上で、作者には藤井さんを通な人にしなかったことはとても重要なことだと思う。全く社交的でないにも関わらず、とてもミーハーなところがあるのだ。 立ち寄ったレストランで流れてきた若者向けの流行りの曲が素敵だと思えばそのCDを買い求め1人でコンサートに行ってしまう。街を歩いていて皆が自由に踊っているのを見れば、なんとなくそれに混じって自分も踊ってしまう。 このミーハーさも、少し前の自分であれば共感できずむしろ嫌悪していたかもしれないが、今の自分はこの藤井さんの姿にかっこよさを感じてしまう。 通ぶりたい人には、多かれ少なかれ自分が本当の価値の分かる人間であるという思いたいという自意識が働いているが、藤井さんにはその未熟な自意識がないのがかっこいいのだ。 社会で生きていると、どうしても周りの様々な価値観に毒されて影響されて、自分の自意識、アイデンティティを意識し過ぎてしまうけれど、そのような時には本書を再読して、ニュートラルな自分に戻りたいと感じた。 P.S. そうは言っても、藤井さんの大学時代の淡い恋の話は切なかったな。なんかすごくよく分かるんだよな。自分だけでなく他の人も、藤井さんの中に何か自分と共通したものを感じてしまうのだろうな。

    4
    投稿日: 2025.05.07
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    登場人物たちの感情が、日頃、ふっと感じる自分の感情とリンクして、同じ気持ち!と思ったときに、近くにフジイさんみたいな人がいたら癒される。 でも、フジイさんみたいな人、いるのかな?

    16
    投稿日: 2025.05.03
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    とにかくフジイのキャラクターに、 目が離せなくなり4巻まで一気に読破。 これといってフジイが何か成し遂げるわけでもなく、多趣味だけど出来は微妙だし、 いつも貧乏くじばかり引いている気もする。 なぜこんな三白眼で無表情の中年男性に ここまで惹きつけられるのか。。。 人の目も態度も気にせず自分を貫く高潔さ。 人に期待されないけど、 人に期待しない軽やかさ。 馴れ合うことを友達の定義とせず 無理してまで人に好かれようとしない頑固さ。 自分らしく生きることが難しいこの世の中で 他人に左右されないフジイが清々しく その不器用さにほっこりさせられる。 他人をジャッジしないフジイに周りの人間も 知らずと心を開いていく。 読んでいるこちら側も心がほどかれた読後感だった。

    18
    投稿日: 2025.04.24
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    藤井さんの一言一言が突き刺さる。 社会人になり周りの評価や人の目ばかり気にしている自分へ喝を与えてくれた素晴らしい作品。

    1
    投稿日: 2025.03.11
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    ダヴィンチ・年末ランキングから。これもまた面白し。今回のランキング、未読の漫画が結構あった上、そのいちいちが面白かったから大満足。自分の価値観に忠実に生きて、かといって意固地になって波風を立てる訳でもなく、っていうフジイの佇まい、魅力的だな。”年を取った今こそが一番”みたいな発言をよく耳にするけど、その心境に通じるものを感じる。ってか、それを感じる自分自身が、年を取ってきたという証左でもある訳だけど。

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 職場では空気みたいな存在感の独身男性。なのに、その生き方は破格の格好良さ!コスパとかマウントとか承認欲求とか、そういうものの為に戦ってる人生がなんだかどうでもよくなってくる…我々の価値観の外側で生きる男がここにいる! 前作『リボーンの棋士』で才能を炸裂させた鍋倉夫氏が新たに生み出した令和のニューヒーロー「フジイ」が、みんなが囚われている「幸せ」の概念ごと、爽快にぶち壊してゆく! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。

    5
    投稿日: 2025.01.29
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    幸せとな何なのかを考えるのに、面白い漫画と出会えました。他人目線ではなく、自分目線でものごとを楽しむことができる日々。自分がどんな人間なのかをそれなりに自覚していて、それを受け入れながら、手の届く範囲を楽しむ日々。傍から見たら、変わってるように見えるんでしょうね。でも、同時に「自分をしっかりともっている」うらやましさ。「周りを自分なりの幸せで埋めることができている」うらやましさ。”かわっている”というのは、その他大勢の”幸せを感じることができない人々”から見たら、実は憧れなのかもね。

    2
    投稿日: 2025.01.18
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    朴訥 親切 マイペース 弱きを助ける 損を厭わない 見返りを求めない 他人に期待しない 他人を評価しない 他人からの評価を気にしない フジイの人となりを整理すればこんな感じだろうか。 男は顔でもスキルでもない。 ただ、漫画としてはフジイの欠落も描写してほしい。

    0
    投稿日: 2025.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日頃忘れてしまっている、大切なものを思い出させてくれる作品。 当たり前にあるものも、もう少しよく見てみようと思った。

    1
    投稿日: 2025.01.01
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    最初の三話のみ鑑賞。 主人公は藤井さんという、40歳非正規社員独身男性。見た目から独創性溢れている。 この話は、斬新な日常系漫画といえるかもしれない。なにせ、なにか突出した個性を持っているわけでなく、特に正確に難があるわけでもない人が主人公であるから。 構成として変わっているのが、彼を取り巻く人が藤井さんを解説したり感じている点から展開されている。藤井さん自身は寡黙だし、ある意味何を考えているかわからないキャラを立たせるための手法であるかもしれない。 他の作品にない主人公と話の展開、でも肩肘張らず読めるのが良かった。なによりも、なんかわかる。 ※YouTubeチャンネル『ウラ漫 ー漫画の裏側密着ー【小学館マンガワン】』で紹介されていたので、無料分を読んでみた。

    0
    投稿日: 2024.11.13
  • 心に残って

    「次に来るマンガ大賞2024」にノミネートされていて知った。 サムネイルが気になったので1巻の試し読みを読んだ(けっこう読めた)。 2巻の試し読みも読んだ。 ずっと頭の中に残って…ぼんやりと残って… また試し読みを繰り返し読んで… 3日後、1、2巻どちらも購入した。 試し読みで何度も読んだから、その続きをものすごい勢いで読んだ。 2回目は、倍の時間をかけてゆっくり読んだ。 3回目以降は、もっともっとじっくり大切に読んでいる。 なんだろ…じわる、沁みる。 フジイさんは日々の生活を大切にしている。 周りの人のことも、とてもよく見ている。 さりげなく思いやり、優しく、決して自分からは関わらない。 この本を読んでから、ずっとあたたかい気持ちになっている。 鍋倉夫さんの作品を、これからも読んでいきたい。 人間関係にちょっと疲れた人にオススメです。 しかし、あのジグソーパズル、壁に飾るかね(笑)

    0
    投稿日: 2024.07.03
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    主人公は40過ぎで非正規社員、独身の男性、藤井さんと同じ会社の人たちを描く日常コメディです。 設定だけ聞くと、平凡な話だと感じるかもしれませんが、めちゃくちゃ面白いです。 読めばわかる!!!と声を大にして言いたい漫画です。 作者の鍋倉夫さんの作品に出てくる登場人物は、普段電車の中でよく顔を合わすような関係性の人、友達でも知り合いとも言えないような人にも、人生があって、悩みがあって、好き嫌いがあって生きてるんだなぁって当たり前のことなんですが、そんな当たり前を気づかせてくれるお話で大好きです。 他人との比較で劣等感や人間関係に悩んだ時、この漫画を思い出して読みなおしたい作品です。 藤井さんのように、そのままの自分を認めてあげて、周りの人にも偏見なく接していきたいなと思わせてくれる作品でした。 2巻も楽しみです。 ◎特におすすめの層 社会人のマンガ好きな方、社会人で久々に漫画を読みたい方

    1
    投稿日: 2024.03.05
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    フジイがもつしなやかさと芯に憧れます。 帯にもある「フジイさんがつまらない人間に見えたのは…俺自身がつまらない奴だからだ」という言葉が刺さりました。 友だちって何なんだろう? 人に好かれるには多少無理する必要はあるのか? 誰かに本当の自分を知ってほしいと思うか? そんなことを読みながらゆるーく考えさせられました。 もっとフジイの日常を知りたい!

    1
    投稿日: 2024.01.06