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ウツパン―消えてしまいたくて、たまらない―
ウツパン―消えてしまいたくて、たまらない―
有賀/新潮社
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総合評価

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    落ち込んで、休日に寝込んでいた時に読みました。ひとつひとつの場面が本当によく分かる気がして、それだけで救われるような気持ちになりました。 ウツパンさんのお家の様子とは細かいところが違うけれど、私も少し似た家庭環境で育ちました。 家の中で「心からのびのび安心して休む」ということが、なかなか難しかったです。 宇多田ヒカルさん 雑誌インタビューより2022年6月7日 ***引用→ 子どもができても、愛というものがやっぱりわからなかったんですよ。私の中で「痛み」とごっちゃになっちゃってて。〜中略〜それを考えていて、「そうか、私は対象に愛されている感覚を与えたいんだ」って気づいたんです。私が子どもに「愛されている」と感じてほしいからしていることを、自分にもしてあげればいいって気づいて。愛する相手にこうなってほしいという気持ちを、自分に適用すればいいという大きな気づきがありました。 *** 私も自分の中の“小さな自分”をそうやってケアしていけたらいいのかな‥と感じました。 誰の中にもきっといる、小さなウツパン。 もし自分のお腹のあたりに、その子がいるとしたら—— どうしたら「愛されている」と感じてもらえるだろう? まずは、あたたかいスープや胃にやさしいものを一緒に食べる。 ラーメンでもいい。 寒かったら、まず寝具を整えて、安心して眠れるようにしてあげる。パジャマとか、よく休めるものも。 そんなふうに、少しずつ小さなウツパンを大事にできたらと思いました。

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    投稿日: 2025.10.30
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    読んでいてとても怖かった。かわいいはずのパンダが不気味に感じた。モブキャラは顔のない人間で描かれ、主要人物はパンダやトリで描かれる。動物なのに恐怖に慄いたり怒鳴ったりする時の表情が大きいので怖く感じるのかもしれない。 うつの体験記はいくつか読んだことがあるが、ここまで強烈な希死念慮•自殺企図を描いた作品を読んだことはなかったので衝撃を受けた。こんなに死というものしか取り憑かれてしまうのか、と。 自殺未遂時に助けてくれた友人がトリで描かれているが、神様のようだと思った。 主人公がはじめに心療内科に電話をするが予約が取れないシーンがあったが、切羽詰まった人が受信できないのはやっぱり問題だと思う。精神科や病院の医者不足は深刻なのだなぁと感じる。

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    作者の体験だからこそ、リアルな話だった。 前半、というかほぼ話が重く結構辛いけど、最後の数ページに込められた作者のメッセージの力強さが伝わってきた。 表現も作者以外がかなりリアルに表現されていたけど、作者をパンダにしたことが重くなりすぎなかったのかなと…

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    投稿日: 2023.12.03