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フライデイ 上
フライデイ 上
ロバート・A・ハインライン、矢野徹/早川書房
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総合評価

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    複数巻を同時読破+ハインラインの夏。 人工人間かつ戦闘に特化したヒロイン・フライデイ。戦闘状態にあるカナダ(ケベック)とアメリカを、複数の家族と共同生活しながら駆け抜け、帝国(アメリカ?)への侵入を試みる。 SFというよりも、ハードボイルド、ですかね。体調が悪かったのもあり、カナダアメリカの戦闘状態が今ひとつピンとこないまま読み勧めていたのだけど、全体にぼんやりしてピンとこない作品だ。 共同生活の中の、人工人間への偏見、戦闘状態になったところでの人工人間狩りというテーマと、ものすごくゆるい共同生活のギャップが、いつまで経っても理解できない。 やや古い本だからというのはあるが、明らかに訳が凡庸で、英語でのジョークや皮肉もすべて直訳ベタ訳されているため、何でそこだけですます調なの?というような気持ちの悪い文章が、要所要所にあるため、理解を阻害している。最初の3人のクレジットカードを持った死体の意味なんか、全く理解せずに読み飛ばしてしまった。今のところは問題ない。 かといって、今のところこれと行った裏もありそうにないため、単に長くてダラダラした印象しか無い。あと半分あるのか。うーむ。

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    投稿日: 2018.07.10