
翼をもたない私たちは、それでも空を飛びたかった。
山下君子、麻希一樹、橘つばさ、ORIE/学研
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総合評価
(2件)4.5
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powered by ブクログ幻想的な表紙のイラストとは相反して、内容はリアルでとても重苦しい。 両親が離婚して苦しむ少女と、震災で家族を失ったことで声が出なくなってしまった少年の話。 高校生なのにろくに青春らしいこともやれず介護に負われる日々の少女が、同じ境遇のクラスメイトと仲良くなる話。 『変わってる』とか『よくわかんない』と言われてしまうことに恐怖を覚え、学校に馴染めず不登校になった少女の話。 どれも胸を揺さぶられたり共感できる話で、最後は希望がみえるような終わり方になっていてよかった。 身近にあるけど、でも普段は目を向けないようなことが題材にされてるから、この機会にそういうことを考えるきっかけになったと感じる。興味のある方はぜひ一度読んでみてほしいなと思った。
3投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ3つの短編でそれぞれ独立した話です。いずれもPTSDや自傷、ヤングケアラーに不登校と、多少重ための話ではありますが、普段自分の周りにそういう人がいないだけで、あるいは周りの人が話そうとしないだけで、実はこういう人がいるんじゃないかな?と想像するキッカケになる本だと思います。そうやって想像力の幅を広げてくれるという意味で是非おすすめしたい本です。
3投稿日: 2024.06.02
