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お衣装係の推し事浪漫
お衣装係の推し事浪漫
沙川りさ/TOブックス
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総合評価

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    ○『お衣装係の推し事浪漫』 ○著者名 沙川りさ(すなかわりさ) ○シリーズ一冊目! ○TOブックス ○ライトノベル ○図書館にて。 大正時代の華やかな帝都を舞台に、憧れの舞台役者を支える衣装係の紬(つむぎ)が、契約結婚を通じて蓮治(れんじ)との関係を深めていく心温まるラブストーリー。 夢を追いかける情熱と、推しを支えることの喜びが詰まった一冊。 ――――――――――――― (あらすじ) 文化が華やぐ大正時代、帝都の新帝國劇場で衣装見習いとして働く小野寺紬(おのでらつむぎ)は、憧れの舞台役者・月城蓮治(つきしろれんじ)の衣装を手掛ける。 しかし、彼は傍若無人な暴君だった。 そんな日々の中、家庭の事情で作られた縁談相手がなんと蓮治! そして彼の「膝枕係」として契約結婚することに… 紬は蓮治に振り回されながらも二人の関係は──。 ――――――――――――― (主な登場人物の魅力と特徴) 小野寺紬(おのでらつむぎ) 16歳のときに友達に連れられて観劇してから、舞台役者・月城蓮治(つきしろれんじ)のファンになった。 彼の演技に心を奪われ、その美しさにも虜になる。 今は新帝国劇場で衣装係の見習いとして働いていて、推しを支えるために日々奮闘している。 月城蓮治(つきしろれんじ) 青い瞳を持つ美しい天才舞台役者。 舞台の上では華々しく活躍している一方、舞台裏では傲慢な王様のような存在だ。 彼は家を継がずに家出した過去を持つ。 あることがきっかけで、夜も眠れない悩みを抱えている。 ―――――――――――――――― (舞台や世界観) 華やかな大正時代の新帝國劇場を舞台に展開される。 豪華絢爛な劇場の裏側で繰り広げられる、人間ドラマや舞台裏の厳しさが描かれ、その世界観に引き込まれるだろう。 ―――――――――――――――― (ページをめくりたくなる展開) ただのいちファンの紬が、憧れの推しと同じ職場で働く展開にまず驚くだろう。 普段は遠くから見ている存在だった推しが、急に身近な存在になるという夢のような興奮を描写している。 紬は得意な裁縫を活かして衣装の見習いの仕事で、彼を全力で支え、推しを輝かせたいという純粋な気持ちにあふれている。 その姿勢に心を打たれ、どんどん物語に引き込まれていった。 紬以外のスタッフでは手に負えないほどの舞台裏での蓮治の王様ぶりには驚いた。 しかし、プロ意識の高さや努力家としての姿は尊敬に値する。 少しずつ近づく二人の距離に、今後の関係がどうなるのか気になり、ページをめくる手が止まらなくなるだろう。 また、蓮治の意外な素顔に胸キュンするかも♡ ますます引き込まれる要素が満載だ。 ――――――――――――― (ひとこと) この作品は、推しを支える気持ちや、努力の大切さがたっぷり詰まっていました。 人生をかけるほどの推しがいる紬の生き方はキラキラとしていて、とても爽快感があり心地良い読書時間を過ごすことができました。 続編があるというのも嬉しいところです。

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    投稿日: 2025.06.21
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    憧れの人がいる劇場で、衣装係見習いとなった主人公。 しかし、憧れの人は舞台を降りたら『王様』だった。 中身と仕事は別物です、な推し。 いつの時代であろうとも、推しにかける情熱はすごいw そんな推しと…という展開ですが、相手が相手だけに まったく甘くない。 あれれ?? という感じですが 読み進めていくと…w 一体何が救いになり、何が癒しになるのか。 自分の何気ない一言で、相手が幸せになるのなら それはまた別の幸福です。 の前に、推しへの愛が素晴らしかったです(笑)

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    投稿日: 2024.04.26