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空っぽ聖女として捨てられたはずが、嫁ぎ先の皇帝陛下に溺愛されています 1
空っぽ聖女として捨てられたはずが、嫁ぎ先の皇帝陛下に溺愛されています 1
小山るんち、琴子/KADOKAWA
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    聖女なのに魔力が減少していってしまい、空っぽ聖女と虐げられていたティアナは、帝国に聖女として送られることになった。 その時の事件が元で、前世が大聖女のエルセだったことを思い出したティアナは、帝国の皇帝であり、エルセの弟子であったフェリクスに尽くすようになるのだった。 前世の記憶を思い出す前のティアナも可哀想でたまりません(食事のシーンは切なくて心臓がきゅぅっとなります)経験と度胸があるエルセになってからの雰囲気とは違いますが、どちらも可愛いティアナです。 そんなティアナに翻弄されるのがフェリクスですね。姿形は違うのにエルセを思わせるティアナに心ひかれてしまうのか。ここまで一途に人を思い続けられるのもすごいですが、亡くなった人を思い続けるのは辛いです。 エルセが思い人であるフェリクスが今後どうしていくのか気づいていくのか気になります。 あの人は気づいていそうだけど、そこもどうなっていくんでしょうか。 結果的に里帰りのように自国に戻ったことになるティアナですが、エルセとフェリクスのやりとりとか杖のこととか、不思議な魔力のこととかひとつひとつのエピソードが丁寧にちりばめられていて面白いです。特に小さいフェリクスの可愛いこと…。 それにしても大好きな琴子先生(気になるマンガの原作者がことごとく琴子先生だった)原作なのと、他の作品からファンになった小山るんち先生のタッグは読まないわけにはいきません。 小山先生のキラキラやドキドキやコミカルな表現が好きです。しかしあとがきの顎の件は笑ってしまいました。なぜ顎??

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    投稿日: 2024.07.07