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心臓の王国
心臓の王国
竹宮ゆゆこ/PHP研究所
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総合評価

74件)
3.8
22
20
21
3
3
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どうか、どうかこれからの2人の未来が明るいもので溢れてますように。そう願わずにはいられないラストだった。 ブロマンスを読みたい!と思ってたどり着いた今作品。 正直有名なカズオ・イシグロさんの『私を離さないで』を彷彿とさせる内容だったけど、そんな中でも17歳という青春ど真ん中な男子高校生の青臭さやバカバカしさも描かれてて、タケフジ?の音楽をクラスの男子全員で踊るとことか、合唱の練習風景とか、バカバカしいのに、あーなんか若いってこういうのあるよなーと思わせてくれた。 千葉巴が最初ツンすぎてクソすぎて、いやいくら事情があるとしてもクソすぎだろ共感できん!と思ってたのに文化祭終わって半目でクラスLINE抜けたときはもう好きになってた。かわいい。 神威の『いる子』『いらない子』に対してキレすぎだろ人にはいろいろ事情があるんじゃないのかよ…と思ってけど、鋼太郎はうーちゃんをずっと内心いらないと思ってて、それを責められた気がしたのかなと思ったらわからなくもない…いややっぱキレすぎだろ。 若さ溢れる主人公たちのやりとりとか賛否両論あるようだったけどわたしは好きな作品だった。 しゅぽ!

    3
    投稿日: 2025.09.25
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    なんとなく手に取った本。冒頭はなんか話の展開が読めそうな内容で、中盤以降の神威自身の話になってからは没頭した。最後のそれぞれの視点が良かった。 うーちゃんの心臓はどこから? それが疑問に残った。続編があればもっと面白いかもしれない

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鋼太郎と神威の剥き出しの感情に泣いてしまった。出会いは操作されてたけど、二人がお互いを見つけあえたのは似たような想いを抱えて生きていたという共通点と『本当』の自分を見せ合った真摯な対話によるものだったと思う。これがかけがえないものじゃないならなんなんだよ! 序盤のハイテンションなノリに慣れるまで多少苦労したが、このくだらなさが彼らの青春だと思うと無性に愛おしくなる。ある種刹那的だった神威が「一緒に生きたい」と言ってくれたこと。これを言うのがどれだけ難しいことだったか。一緒に生きてくれ〜! 熱い作品でした。

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    ファンタジーのようなタイトル。 そして中盤あたりまではドタバタの青春物語。 だが以降は一気に社会派小説の様相に。 なんだろう、とにかく熱い。 読みながら自分は、神威が精一杯楽しもうとしていた17歳を、どう過ごしていただろうと自問していた。 無為に過ごしていなかっただろうか。 無駄に心臓を動かしていただけではなかったか。 あれから長い年月が過ぎた今も、一日一日、一瞬を大切に生きていきたい。

    0
    投稿日: 2025.06.04
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    転校生がドタバタを起こす系青春ジュブナイルだと思っていたので、こんなSF味のある話だとは……! アストラル神威もめちゃ良いキャラだし、読み応えもあって面白かった。これは他人に薦めたくなるね。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    タイトルやプロローグの内容が引っかかりつつも、 竹宮ゆゆこ先生らしい表現が随所に散見されて思わず声を出して笑ってしまうようなところもあったり、ずっと高校生のわちゃわちゃが続いていくなかでのシリアスへの展開で温度差を激しく感じた。

    4
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めに言っておく、これは褒め言葉だ。 チープな語り口とライトかつ素っ頓狂な展開に、まずは辟易としかけて、…それでも半分を過ぎるあたりまで淡々とページをめくり続けていたら、だんだんと展開が違和感を帯びてきて、歯車が噛み合わなくなってきて、そこから一気に爆発して、突如訳が分からないまま行き先不明のジェットコースターに乗せられてしまったような錯覚に陥る。 何 が どうなった? どうしてこうなった? いつからこうなった? とめどなく浮かぶのは確実に疑問符なのに、それでも心臓が早鐘を打って背中を伝う冷や汗が止まらない。ページをめくる手が止まらなくなっている。一刻も早く先の展開を知りたいのに、知りたくない自分がいる。見てはいけないとさえ思う。なのに目は字を追い続ける。まさに怖いもの見たさ。 クソッ、表紙に騙された。爽やかなイケメンを並べやがって…しかもまばゆい夕陽をバックに。こんなのアニメ感たっぷりな青春10代小説だと思うじゃんか!はじめの展開もまさにソレだったし。けどそれにしてはなんか分厚いなあこの本って思ってたんだよ!このせいしゅんのノリ、まさかずっとこのページ数最後まで続くんじゃないだろうねって内心ビビってたよ。うん、そんなワケなかったよね。そりゃそうだ。なんかおかしいと思ってたんだよ。こんなの表紙詐欺だよちくしょー! と思わず暴言を吐きたくなる程度には想像とはあまりにもかけ離れ過ぎた方面に全力疾走していくストーリーだった。こんなのってねえよ。 あまりにもリアルすぎる壮絶な事実。感情移入せざるを得ない心象描写の畳み掛け。 羨望。嫉妬。憎悪。 ゆえに、愛。 基本いつも何か読むときは目から汁を垂らし続けている私だけれども、今回この類の本で初めて泣かなかったかもしれない。それは展開があまりにジェットコースターすぎて終始情緒不安定だったからかもしれないし、ただただリアルすぎて開いた口が塞がらず、涙以上に驚愕と恐れの感情が先行したからだったかもしれない。 ちゃんとハピエン厨歓喜の終わり方で、ただただ救われた。良かった。もうダメかと思った。 沢山のことを考えさせられた衝撃作。よく見たらとらドラ!作者さんじゃない。そりゃこの展開も頷ける。 自分の幸せは自分で決めていい。要らない子なんて居ないのだから。 この本が誰かの救いになって欲しいなと思った。 ただちょっと心の体力がある時に読もうね。じゃないと持っていかれそうだからね。色々と。

    2
    投稿日: 2025.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    緩急が強過ぎて心臓が置いてかれてしまう。せいしゅんと命に向き合う、確実なフィクションにも関わらず妙に現実を考えさせられる面白い作品だった。ただ、その面白さに到達するためには序盤のライトノベルなノリに慣れないと辿り着けない。このノリがあるからこそ、終盤の展開に戸惑うのだが、一定数離脱してしまう人はいるのだろうと思うと勿体無い。ラノベ慣れは必須。最初ファンタジーかと思ったら茶番劇があり、そこからせいしゅん、そして命と向き合う本音と恐ろしい事実が待ち受ける。 それにしても、17歳の友情は眩しい。 病気の妹に対してのいなければ良かったのにというコウタロウの本音は強く共感できる子どもの気持ちを表現しているし、カムイの人身売買団体の話も、完全にあり得ないともいえないリアルさがある。 序盤のラノベ全開の展開もこの真相を悟らせないためのブラフであり、真相が判明してからは寧ろちょっとだけ怖いとさえ思えてしまう。上っ面の怖さね。 世界に目を向ければ、いや日本にだってあり得るんだろう。事実ドナーを待つ子どもはいて、そこの裏は誰にもわからない。わからないからこそ、想像が出来てわからないからこそ、救いも描ける。 面白かった。

    1
    投稿日: 2025.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みづらい!若者言葉を使いたいのだろうが、もう飛ばし読み必須。中身も全くなし。メッセージ性を読み手に持たせようと作者が思ってるとしたら、無理です。どんでん返しも返ってません!

    2
    投稿日: 2024.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんとなく冒頭から、『わたしを離さないで」みたいな流れになっていくのかな…と思いつつ読んだ。 ラノベ調の青春パートが、楽しいけど、物語の起伏が少なく読むのが苦痛だった。ハッピーエンドでよかったね。

    0
    投稿日: 2024.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神威が好きすぎる笑 ドナーや宗教など重いテーマと、登場人物たちの願う『青春』の対比に心が揺さぶられました。 概ね主要登場人物たちがいい子ですごく好感度高いです。巴も序盤こそ痛い感じですが、文化祭のエピソードでその印象も180度変わりました。 同級生2人と担任の駒田先生もいい味出してる。 青春の件はかなりラノベ調強めなので好みは分かれるかもですが、その振り切ったバカらしさと突きつけられるシビアな現実に作者の振り幅の大きさを感じました。 素直にいい本!感動しました(^^)

    1
    投稿日: 2024.09.19
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    竹宮さんの良さは、リズムを刻む文章と、唐突に心を掬(救)い抉る言葉だと思うのですが、それが炸裂した一冊だと思います

    0
    投稿日: 2024.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『読書メーター読みたい本ランキング1位!』の帯に踊らされて読んだせいで★×3.5かな...読書メーターってどうなん... 文章と内容がめちゃめちゃにライトノベルで読むのかしんどかった。いや、ライトノベルは普通に読むよ?ただこんな一般書のふりした分厚めの本でこのノリはなかなかに。(読み出してから知ったがとらドラの人なんや?読んだことないけど名前は知ってた) アニメ映画だったら普通に面白くみれたと思う。ただ個人的に大オチと終わり方はあまり好みでないかも…

    0
    投稿日: 2024.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直好みでない。 自分語りの「最強」青春ものの軽い語り口調にまず疲れる。キャラクターも強烈だが、輝くどころか痛々しい。 タイトルとイントロダクションから、テスカトリポカの流れを予想したらまあ概ねその通りで。新興宗教に無敵の人まで絡めたものだから、カオス。

    2
    投稿日: 2024.07.06
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    軽い気持ちで読み始めたけど、途中で重い内容に 胃が痛くなった。日本には流石にないが 貧しい国ではこういう事が行われてると聞いた事があったので、調べてみて、、また胃が痛くなった。 でも、命の尊さや今ある幸せは当たり前ではないんだということを痛感させられた。 鋼太郎も神威も「せいしゅん」できてよかった。

    0
    投稿日: 2024.06.30
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    図書館でタイトルが目について手に取った。 冒頭だけ読んでみて、ファンタジーなの?と思い、勝手に恩田陸的な感じかと予想して貸し出し手続き。 土日で読んだけど、、、苦しかったね。途中涙が出たよ。 真ん中の文化祭のパートは楽しかったけど。 とても重い気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2024.06.23
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    心臓の王国で王子様とお姫様の教育係として旅立つ時まで美しい物語を聞かせていた神威。やがて自分の番になり、その前にせいしゅんがしたいと橋の上に降り立った。現代社会の問題を熱いブロマンスで上手く隠した物語。欠けていてもちゃんとせいしゅんできてたよと神威に声をかけたくなった。 物語の半分くらいまで男子学生たちの不器用な青春を見ているようで、自分もそんな瞬間があったなと微笑ましく読めていたのに、神威の人なつっこく優しい人物像からは想像できない展開とラストに衝撃を受けた。

    4
    投稿日: 2024.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、タイトルと序盤を読めば、神威の心臓を鋼太郎の妹に移植する感動小説なのだろうと予想できる。そこに向かって鋼太郎と神威の友情がどんどん深まっていくのだろうと読み進めていく。ところがどっこい予想以上の展開になるのでエンターテイメント小説として存分に楽しめた。 前半から中盤にかけて、神威の常識はずれの言動と鋼太郎への無邪気なストーキング、鋼太郎のツッコミ、ノリが良い友人達、悪い人間が出てこない高校生活の面白い掛け合い描写が笑える。巴との仲も深まる文化祭も青春していて良い。 ちょっと本のボリューム多いかなぁと感じつつも、少しずつ鋼太郎の内面を描くシリアスな描写が増え始め、いよいよ心臓移植の話になっていくのかなと思ったら、予想外の怒涛の展開。そこまで大事になっていくと考えてなかったので驚きながらどんどん読み進めていきました。 終盤、鋼太郎は神威の世話役と思っていた小間田という女性に脅されるシーンがあるが、なるほど確かに、正義も証拠もこちら側が持っていたとしても、強大な悪の組織の権力におどされたら、たとえネット時代の今だとしても、身内の命を守るために沈黙してしまうよなという納得感が高い脅し文句だった。

    2
    投稿日: 2024.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんつーか文章が冗長的で読みづらく、ノリについてけねーって感じで、図書館から借りてきて数ページで放置してたけど、返却期間が近づいてきて、よっこらしょっと一気読みしたら、結構面白かった。 面白かったというにはハードな話しだったけど。 まあ、イントロダクション部分でなんとなくそういう話しなんだなとは思ったけど……「私を離さないで」とか読んでる人にはわかるだろうな。 会話が改行されずに続いてるの、読みづらかったわー でも、あれ、一つ一つ改行させれたら、あと100ページぐらいは増えてたかもなあ。

    1
    投稿日: 2024.04.17
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    17歳の青春物語のお話が長く続きます。ちょっと苦手なので辛かったのですが、ラストの思いもよらぬ展開。ちょっと好みが分かれそうな作品でしょうが、大変おもしろかった。

    0
    投稿日: 2024.04.14
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    読み始めはボーイミーツボーイなラノベかなと印象を受け肌に合わないかもと思いながら読み進めていましたが、後半にかけて雰囲気が変わり今までの話がより鮮明になりこれはもう一回読んだ方がいいと思えるほどでした。文章自体は堅苦しくなく人物も多くないので読みやすいと思います。

    0
    投稿日: 2024.04.08
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    自分にはとことん合わなかった ノリが合わないのもあるが、登場人物たちの言動・行動・心情がどれも高校生にしては幼稚に思えてしまい、 終盤の展開もテーマの重さに対して陳腐に思えてしまった 映像媒体や漫画だとまた違うとは思うが、こと小説に於いて特に心情面についてはもっと表現をもって読ませて欲しいと自分は思ってしまいます

    1
    投稿日: 2024.04.03
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    鬼島雄太郎が夏休みのある日出会ったのは、不思議な頓珍漢なアストラム神威という男子。 一生会うこともないと思ったところに、転校生として高校に、しかも同じクラスにやってきた。 青春しに来たと宣言し、雄太郎にベッタリ。 どこかちぐはぐで、世間を知らない神威に振り回される日々。 しかし、病気で入院する妹の字以子の存在を知られてしまうことで、2人の関係は変わっていくことになる。 最初はまとわりついてくる神威にうんざりしながらも、少しずつクラスに溶け込んでいく姿にほっとするや束の間の、文化祭。からの、生い立ち話。 もしや…が、割とえぐい事実に、どこか遠い話が、現実にあるかもしれないというリアルさとなり怖さを持ち始めた。 誰かを思う強さが、ここまで互いの結びつきを強め、相手の幸せを願う。2人とも、血肉の通った人間だ。

    7
    投稿日: 2024.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『こどもはみんな愛されて幸せになるために生まれてくるんだ』 ⁡ 17歳という年は、大人になる一歩手前の、まさに "せいしゅん" 真っ只中の特別な1年なのだ。 ⁡ ⁡ 最初のプロローグで、なんかカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」っぽいな〜と感じた。 それもあってなんとなく話の展開は想像ついてたんだけど、いざ読み出してみると、あれ?やたらとライトで明るいじゃないか〜! ⁡ 主人公は高校生の鋼太郎と留学生のアストラル神威(スゴい名前!)の、共に17歳の2人。 神威は今まで経験した事のない"せいしゅん"を味わってみたいのだという。 ⁡ 全500ページほどある中の400ページ弱が、わちゃわちゃした青春小説といった感じ。 それが後半100ページで、急に想像してた重い雰囲気にガラッと変わる。 温度差激しい、、(๑_๑;) ⁡ 中高生の青春ものは、なんかノリについてけず苦手なんだけど、プロローグ的な部分がどう繋がるのか気になって読み切れた。 それにしても400ページも青春ものは長い〜 展開が変わってからは一気読みだったけど、前半が明るかった分、余計にズシっときた。 なんていうか、これ後半読むと、前半のわちゃわちゃうるさかったとこが生きるって感じかな。 ⁡ でもなんかな〜〜 読み終わっても手放しで良かった〜とは思えず、むなしさ残るかな。 はぁ〜〜(´•ω•̥`) ⁡ ⁡

    52
    投稿日: 2024.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何回も笑った! バリヤードめっちゃ面白かったし、 言葉のチョイスが良くてものすごく読みやすかった!! もし本当にこんな17歳の子達がいたら M-1準決勝まで行けるんちゃうかと思うぐらい 会話内容が高度で素晴らしかった! 糞パピルスことスマほ、欲しい! 最後らへんはまさかそんな方向に行くとは想像できなかったけど、ぶっ飛んでて私は好き!

    3
    投稿日: 2024.03.24
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    登場人物は、とてもナイスなキャラで、ご両親もお友達も大好きでしたが… 重点的なところが暗すぎて怖すぎて… わたしにはどうも…ごめんなさい。 ご家族の話、クラスでの話は良かったと思う。 ってか、結局わたしは、楽しいお話が好きってことね。

    19
    投稿日: 2024.03.18
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    前半は青春の話で楽しく読んでたのが、後半は一転、重くなったが謎が解き明かされいき一気に読めた。 序章の王国の意味が最後らへんでやっと分かった! 色々、考えさせられる良い本だった。 2人が本が終わった後の物語で幸せになってほしい

    11
    投稿日: 2024.03.12
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    主人公が青春真っ只中の高校2年生なので、前半はライトな感じでこのノリ懐かしいな〜と。事前に内容をあまり知らずに読み始めたので、青春小説なのか?と思ったら後半からの急展開が凄かった。繋がってはいるけど前半と後半の重さの違いが激しかったですね。鋼太郎、良いおにいちゃんですね。心が救われてよかった〜。

    12
    投稿日: 2024.02.19
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    メディアワークス文庫とかで出したほうが良かったんじゃないかな〜新潮社nexとか。本好きには察してもらえると思うけれど、そんな感じのライトな文章。悪くなかったのだけれど、同じテーマでもっと重厚な文章で読んでみたかった。

    2
    投稿日: 2024.02.18
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    前半部分の表現が駄長で、途中で飽きそうになった。その割には、物語が進展する後半は早足気味。個人的には好みではなかった。

    3
    投稿日: 2024.02.13
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    登場人物の名前がアストラル神威と、にしうりうれたろう。ラノベ風の文章。 これは苦手なやつだ、と思いました。まあ、とりあえず読んでみようと。 読めば読むほど分からなくなる(いい意味で) 続きが気になって仕方ない。 読み終えた今、胸がいっぱいです。 「めっちゃ良かった」しゅぽっ!

    1
    投稿日: 2024.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鬼島鋼太郎。17歳。 夏休みのある日、ロングヘアーで白いワンピース状の服に身を包む美青年と橋の上で出会う。 「アストラル神威」と名乗る彼は、『せいしゅん』をするために橋の上から川に飛び込んで溺れそうに。 数日後、神威が鋼太郎の通う高校の同クラスへ転入してくる。 青春を謳歌しようとする神威に巻き込まれながら、鋼太郎と高校生活を送り始める。 神威が乱入したことにより、鋼太郎の人生は大きく変わり始める。 妹の宇以子(うーちゃん)は心臓移植しか生き延びる手がなくて。 それを疎ましいと思う自分が嫌な鋼太郎は、仮面を被っていた。 それを純真に神威が引っ剥がす。 引き換えに、神威の過去を見せつけられる。 生体ドナーとして生きてきた過去。 あちこち傷だらけで、眼球さえも片方無くて。 神威と鋼太郎のアンダーグラウンドの言い争い。 コレが響く。刺さる。 美しい物語は確かに正論だ。 けれど言い表せないモヤモヤもあるのだ。 全てを是としてしまうと、生きてる事を非としてしまう。 神威の転校(行方不明状態)を打破するために、入念に準備して実行しようとした鋼太郎。 大怪我をして、打破を諦めかけた時。 妹がもたらした紙と、tvで見てる臓器売買のニュース。 そこには「しょけーい」、「しゅぽっ!」の発言。 鋼太郎は神威を迎いに行くため、歩き出す。 ゆゆこ氏の軽いノリから始まって・・・ かなりダークなネタ扱ってるな〜って。 第三章から、一気に持って行かれました。 ここはホントにノンストップで。 頭の中は超特急で回ってるのに、気持ちが追い付かない。 楽しかったです。

    1
    投稿日: 2024.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブロマンス小説が読みたくて手に取った。序盤からラノベ的な文章の青春小説で、高校生のやり取りを読むのがしんどく挫折しそうになったが、この後に展開していくのを期待して読んだ。 命に関しての倫理的な問題、心臓移植、臓器売買、新興宗教、終盤に物語が一気に動き出しすごかった。 これはアニメで観たい。

    7
    投稿日: 2024.01.31
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    途中まではただただ、一体何を読んでるんだ??これ、最後まで読み切れるやろうか…といったよく分からない感じだった。 三章に入ってようやく面白くなってきたー! 391ページに息を呑む展開!!! 403ページでぐっと掴みこまれた感じ。 全然510ページ。 とんでもなく長ーい前フリ、もうちょっとコンパクトにして、391ページ以降をもっと広げて欲しかったなぁ。

    5
    投稿日: 2023.12.31
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    文章に慣れるまではこのノリは若い! でも、読み進めるほど引き込まれて行って、 後半はぼろぼろ泣いた ブロマンス小説!って何も考えずに読み始めたけど、 こんなに深くて考えさせられるなんて 思ってもみなかった

    2
    投稿日: 2023.12.13
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    軽いノリとテンポで始まり、アニメを見ているかのようなハチャメチャ青春小説かと思いきや...3章での怒涛の展開に心を掴まれた。自分の「本当」を否定し続ける苦しさ、大切な人の「本当」が分からないもどかしさ、前2章があるからこその切ない痛みを感じることが出来た

    0
    投稿日: 2023.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    独特の文体で、最初の25ページくらいは 「私はこの本を読み終えることができるのだろうか…(疲れる)」「おばさん、もう若者言葉についていけんわ…」 という気分でした。 が、結論。読み終えました。しかもなかなかの勢いで。 読みにくいと思っていた文体も、せいしゅんの1ページのようだったし、 いきなり普通の文体になると、空気が変わるというか、温度差にやられました。 高校二年生、17歳の夏。鬼島鋼太郎が出会った怪しすぎるアストラル神威と過ごしたせいしゅんのお話。 神威はどっからどうみても変人で、まるで怪しい新興宗教の信者みたい。そんな神威になぜか懐かれた鋼太郎が、今まで隠してきたこと、見ないでいたことを見つめ直していく。鋼太郎の妹は、生まれつき身体が弱い。それを隠して生きていた鋼太郎の、友情と恋と、自分を自由に解き放つ物語……だと思ってたら、最後の最後で大ドンデン返し。神威はマジもんの相当ヤバめの新興宗教の犠牲者で、そこでの教えは「あげれることができれば、愛される。子供は愛されるために生まれてきた」そういうわけで、そこに来た子供たちは健康体でありながら、臓器を一つずつ売られ、最後は心臓をあげて、いなくなっちゃう。 そんな恐ろしいところから、逃げそびれて死んだ神威の復讐を誓った鋼太郎だったけど、そのために自分の全てを殺してきた鋼太郎だったけど、不慮の事故で障害者となり、計画がぱあに。 復讐さえも遂げられず、惰性で生きていた鋼太郎が、もう一度、神威と出会う……んだよね? という話。 なんかすごかった。 でも、せいしゅんの、変なノリと奇跡みたいな輝きを思い出した。 そういえば、あの頃はお互いしかわからない不思議なノリで笑い合って、はしゃぎあって、ずっとずっと楽しんでた。 人を傷つけることもあったけど、苦しくてどうしようもない時もあったけど、それもまとめてぐちゃぐちゃにせいしゅんだったなあ。 あの苦しみに戻りたいとは思わないけど、最高に楽しかったなあ。 そんなことを思い出した。 この文体は、それを伝えるためにこうして書かれていたのかも。 渡辺、渡邊、綿鍋の、無印、旧字体、オルタナティブって最高やろ…と思いながらおりました。 オルタが歌上手いのも謎すぎる。ヒャーハッってなんなの……wwwwwww 巴への告白シーン、マジで震えました。みんなが巴のことを理解して、そのままの彼女を認めていくシーンとかも胸熱すぎる。巴がみんなに母親の病気を告白したのもカッコよかった。そして、みんなが一体となったのも。 本当に胸熱。せいしゅん!! そこからの怒涛の展開(神威の秘密まで)は凄かったね… 巴と鋼太郎は何にもならなかったね。でも、鋼太郎は神威がいなくなったあの日に大切なものを全て無くしてしまったんだよね、きっと。だから、恋愛なんて出来なくなっちゃったんだよね。 また二人が出会えて、良かった。 万人ウケするとは思わないが、これは確かに素晴らしい名作です。

    4
    投稿日: 2023.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当の自分の話、うーちゃんを探すところから神威の秘密で号泣。なんの涙なんだろう。鋼太郎の気持ち、言葉が痛いくらいに刺さった。神威の秘密は現実感なくてそこから急展開すぎて驚いて、エンディングまでどうなるのか引き込まれて、最後の最後救われて良かった。本当に良かった。 なんで助かったかとかそんなんはもう分からんけど、助かって欲しかったから良かった。 美しい物語は判断をおかしくする。 今ある戦争とかにも溢れてる。なんかいろんなことでまだ整理つかないけど、読めて良かった。 罵倒する巴に対して、死を前にした患者が 「生き方は選べる、せっかく生きてるのにさ、生きて話せる相手がいるのにさ、君がわざわざ聞かせたい言葉はそれなのか?俺は気づくのが遅すぎた。誰かがもっと早く教えてくれてたら違う生き方ができてたのに。俺は君に教えたからね。生き方は選べるんだぞ」 誰かの脳死を望むこと、臓器移植を望むことについて 助けてと叫ぶなら誰かを犠牲にする覚悟がいる。そこにまだためらいがある。そのためらいがあるからこそ自分は人間なのだ。 犠牲を美化すんな。もしそれを犠牲を払わせるほうが言い出したら、助けを求める側がそういう正当化をし始めたら、、そんなもん人間じゃねぇ 鋼太郎「溺れてないやつにしか溺れてるやつは助けられねぇんだよ。溺れてるやつ同士で、深く理解し合おう、同じ苦しみを感じていると伝えあっても二人で溺れるだけだろ!」神威「けど少なくとも一人ぼっちじゃない、2人で一緒にいられるじゃないか」 巴が一番に拘る理由。一番を喜んでくれる人がいる。その一瞬の笑顔の笑顔のためにならなんだってできるのだ。何が大切なのか、なんのために頑張っているかわかるからこそ、ほっておくことしかできないんだ。

    2
    投稿日: 2023.11.07
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    命は無意味でも「楽しい」「嬉しい」「幸せ」と思うその瞬間が生きてるってことなんだって思った。 誰かのために何かを犠牲にしたり、自分の全てをあげたり、そんなことしなくても愛されていいんだって思えた。 大切な人のために誰かを傷つけて、自分の心臓を捧げて、そうやって命を燃やしていくのが人間だと思えた。 進撃の巨人と重なるとこがあって号泣した。

    3
    投稿日: 2023.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半と後半の温度差がスゴすぎる! 前半: 青春まっしぐら小説で、男子高校生の昼休み、何気ない放課後、クラスがひとつになる文化祭などキラキラした高校生の話 (主人公の鋼太郎は心臓病の妹がいるけど学校のみんなには秘密にしている) 後半:新興宗教ぶっ倒す小説 もう1人の主人公アストラル神威の両親は新興宗教にハマっててカムイを渡してしまう。カムイは臓器を抜き取られまくってた。鋼太郎は新興宗教を倒すために計画するが事故により頓挫。 総括: 前後半の内容が急展開すぎてびっくり!後味は悪い感じでした。

    1
    投稿日: 2023.10.30
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    めちゃくちゃに めちゃくちゃに面白かった!!!! なんなのこれ。 最高にせいしゅんだし、ゾッとする。 冒頭から不気味で 約束のネバーランドを思い出した。 テンポ良く読み進められて 独特な感じが、ダメな人はダメかもしれないけど 私にはピッタリはまった。 最高だった!!! あのあとどうなったのかな。 優しい世界で、「ここ」に戻ってこられたかな。 この本を読めて良かった!!

    7
    投稿日: 2023.10.22
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    ブロマンス小説と謳っているけど、そんな軽い話ではなかった。臓器移植法から16日で26年。日本では、ちっともドナーが増えないという記事。この小説はその難しさ、抉り出している。「生き方は選べる」人もいるが…かけがえのない命の重さと平凡だけど健康的な暮らしの有り難さに思いをいたす一方で、ウクライナに続いて、パレスチナでも、その尊い命の奪い合いが、それぞれの正義を掲げて始まっているという人間のおぞましさ。やりきれない…。

    1
    投稿日: 2023.10.17
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    2023 10/13 考えさせられる。 それぞれの感情が入り交じって、何とも言えない気持ちになる。 前半はなかなか進まず、後半は一気読み。

    0
    投稿日: 2023.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は主人公の1人神威の「せいしゅんしたい」という願いそのもの、ボーイミーツボーイ的な青春学園物。文化祭の千葉モテ大作戦や手淫帳などノリのいいテンポで楽しいはずが、神威の持つ闇が見え隠れする。似非宗教、臓器売買、いらない子などの問題が一気に表れ、鋼太郎の神威と共に生きたい思いに胸が痛くなる。何もかも諦めた10年後に訪れた奇跡のラストに乾杯。

    2
    投稿日: 2023.10.06
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    終盤の展開は、虚を突かれたというか、結構衝撃が大きく、ショックを受けた。 ある町の高校に通う鬼島鋼太郎、夏休みのバイトの帰り道、不思議な風貌の神威と出会う。 二学期が始まり、クラスにやってきた留学生が神威で、ここまではオーソドックスな展開。17歳の高校2年生を「せいしゅん」したいと、鬼島のそばから離れない神威は、放課後に病院に通う鋼太郎を追いかけ、そこで、鋼太郎とクラスの「ガリ勉クソ女」千葉巴の秘密を立ち聞きしてしまう。鋼太郎は心臓が弱い妹を、巴は病気の母を抱えていることを隠して、学校では仮の姿を演じているという。ここから、ドラマは急展開。 一方で、何か隠していそうな、ほの暗い感じも見え隠れする神威の本当の姿は、終盤まで謎のままで。そして、ラストは何とも。

    5
    投稿日: 2023.10.05
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    ものすごく期待をして、普段なら手に取ることもないような表紙だけど勇気を出して読み始めましたがもう限界でした。おばさんには無理です。 読書って行間の余韻に空想を働かせながらゆっくりじっくり読む物だと思っていたので、まるでアニメの主人公が叫んでいるような長いセリフを畳み掛けてくる感じに、もう情報量が多すぎて想像力もパンクしてしまいました。若者の頭の中ってこんな感じ?これくらい文章で説明してもらわないとストーリーとして成立しないのかな。頑張って頑張って必死で読もうと努力しましたが挫折。残念ながら己れの老いを感じただけでした。

    9
    投稿日: 2023.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長かったけど、後半は一気読み。 最初、ファンタジーかと思っていたけど、違った。 臓器売買の宗教団体の話だった。 前半はクスッと笑えるところもあったけど、後半はシリアスな雰囲気。 とても良いお兄ちゃんの鋼太郎が、実は妹が生まれたことによって傷ついていて、そんな自分も消したいくらい嫌いで、だけどそんな本当の自分を消すこともできなくて、「ごめんなさい」と思っている。という箇所が印象的だった。 ラストは、どうやって神威は生き延びて10年後に会見することになったのか、そのへんも詳しく知りたかった。そしたらもっと余韻に浸れたと思う。

    2
    投稿日: 2023.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    与える子と与えられる子 誰にでも隠しておきたい『本当』の自分がいると思う 作為的だったとしても、鋼太郎と神威が出会えてよかった せいしゅんだった

    0
    投稿日: 2023.10.01
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    文章が苦手 ノリが苦手 なんとなく展開が読める で評価は★2と思っていましたが、 後半から面白く、 ★3に回復しました。

    5
    投稿日: 2023.09.30
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    凄かった。次から次への展開がめまぐるしく変わって全く飽きないのと、面白くて笑ってしまうシーン何度もありました。 最後はどうなるのかとハラハラしましたが、良い読了感で読み終わることができました。面白かったです。

    0
    投稿日: 2023.09.30
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    30代後半のおばさんには ちょっとついていけない文体で あらすじだけでもとペラペラ読みして 読了としました。

    1
    投稿日: 2023.09.27
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    ぶっとんだ冒頭に、きな臭い箇所がちょいちょいあるなと思ったら、思ったよりヘビーな題材を扱ってた。 ただその辺はさらっと、大団円にしてたので、 読後感は◯

    0
    投稿日: 2023.09.20
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    発売前から話題沸騰!っと、なってたので読んだけど、おばさんには合わなかった。 ラノベ感覚で読めるから、YA世代にはいいのかな。でも、ちょっと第一章、第二章が長い。

    11
    投稿日: 2023.09.20
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    ブロマンスとは「Brother(ブラザー)」と「Romance(ロマンス)」を合体させて生み出された言葉です。 男性同士の関係を描くジャンルとしては恋愛がメインの「BL(ボーイズラブ)」がよく知られていますが、「ブロマンス」は恋愛以外の幅広い関係を指します。 はい、というわけでひまわりめろんさんのレビューとしてはたいへん珍しいお役立ち情報からスタートです URです 作中にもURって何度も出て来ますが、最初意味が分からなくてずっと「ユ〜ア〜ルデア〜ル♪」って歌いながら読んでました ウルトラレアのことに決まってるだろうが! 知ってたわ!(さらっと嘘吐くね) なので安心して下さい 匂わせも感じませんでした 普通に男同志の友情です 感度が悪いだけかもしれませんが 最初はね、若者のノリ全開の文章におじさんついていけなかったですが、なんのためらいもなく突き進むこの文体に慣れてくると気にならなくなります 気にならなくなるどころか、首根っこつかまれて無理矢理「処刑」された気分になります あ、「処刑」ってそのまんまの意味じゃありません じゃ何?って思った人は読めばいーんじゃね? 『心臓の王国』ってタイトルでまぁだいたいの人は心臓移植の話と思うと思います はい心臓移植の話です そしてなんかありがちな設定だったりします でもなんかね めちゃくちゃ軽いノリに引っ張られてどんどん進んでいくと そこになんかハッとさせられる言葉が置いてありました 「生きる」ってことについてハッとさせられる気持ちが置いてありました そんな物語でした

    51
    投稿日: 2023.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっと私には若すぎた。第一章、第二章のライトノベル的なノリが若すぎて…。これがこの作者の作風なのか分からないが、おそらく「せいしゅん」を最大限に表現していたのだろう。 第三章はガラリと変わり、クライマックスへと向かっていく描き方。臓器移植や臓器売買。主人公の本音や神威の生い立ちなどが明らかになっていくところはぐんぐんと惹きつけられて一気読み。ラストはちょっとよく分からなかったが、ハッピーエンドで終わってよかったかな。

    11
    投稿日: 2023.09.18
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    青春の要素が強くグッとくる場面も何度もありました!ただ描写がライトノベル色が強く苦手な方は最後まで合わないかも・・・。 ラストは想像とは違う方向に進みましたが、第1章のような感じで進んだ方が良かった・・・。

    2
    投稿日: 2023.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Amazonの紹介より 十七歳の鬼島鋼太郎が出会ったのは、白いワンピースのような服に身を包む美青年。 「アストラル神威」と名乗るその青年は、『せいしゅん』をするために橋の上から川に飛び込んで溺れそうになるなど、 予測不能な行動ばかりをとり、鋼太郎を困惑させる。 鋼太郎と友達になりたいと言う神威に対し、面倒に巻き込ま れたくない鋼太郎は、悪い奴ではないと感じつつも、そのままその場を後にした。 しかし数日後、アストラル神威が鋼太郎の通う高校へ転入してくる。青春を謳歌しようとする神威に巻き込まれながら、 鋼太郎もともに高校生活を送るが、そのうちに神威が抱える「恐ろしい秘密」を知り――。 前半と後半の「景色」が全然違くて、一つで二つの作品を読んだような感覚がありました。 前半は、奇妙な転校生がやってきて、「せいしゅん」を謳歌するという青春真っ盛りの破茶滅茶なストーリーでした。 神威という人は最初宇宙人なのかなと思いながら、純粋さが際立っていて、ウザすぎる一面はありつつも、キャラとしてはとても良かったです。 途中からは難病をテーマにした要素を入れつつ、あまり悲観にならずに前向きに頑張っている鋼太郎の姿に、応援したくなりました。また、同級生の女子を「助ける」ために奮闘するクラスのチーム力も良かったです。嫌な女子だけれども、文化祭での一致団結して頑張っている姿が印象的でした。 そう思う一方で、段々と不穏な空気が。命をめぐる友人同士の会話が熱すぎて、圧倒されました。心の底から思う双方の熱弁は、自分の今までの人生だからこそ滲み出てくるものであり、気づいたらその熱意の雰囲気にのめり込まれていました。 命とは何なのか? 読んでいて頭に思い浮かんだのは、カズオイシグロさんの「わたしを離さないで」でした。 こう書くと、なんとなく内容は予想はつくかと思います。 「移植」をめぐる双方の思いに、考えさせられました。 移植を待つ人達。その一方で、脳死判定や誰かの死亡を待っていないといけない現実に、他に解決の糸口が見つかって欲しいと思うばかりでした。 そんな中での「わたしを離さないで」に出てくる内容。同じ人間なのに誰かのために使われることに複雑な気持ちに駆られました。 この作品でも触れられていて、まぁ言葉を失いました。そこからわかってくる前半の人物の行動や冒頭の文章が、カチッとはまって納得する部分もあって、なんだか悲しくなってきました。 そんな要素がありつつ、後半での怒涛な展開に、どっと疲れました。神威がまさかの展開に、気持ちが沈んだのですが、ラストの展開に、なんだか勇気が湧いてきました。長い年月でしたが、今後良い方向へ向かってくれればと思いました。

    2
    投稿日: 2023.09.10
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    冒頭からイシグロカズオの「わたしを離さないで」に似てる?と思いつつ2/3までは若さ溢れすぎでリタイアを考えたものの臓器提供のくだりあたりからぐっと胸に来るものがあり最後まで完走!! 若さゆえの荒っぽいストーリーだからこそ言える言葉、展開なのかも。 ブロマンスの意味さえ知らずに

    2
    投稿日: 2023.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青春ってこれのことよなって感じのキラキラした男子高校生の日常。 だと思っていたらめっちゃ裏切られました。涙腺が大崩壊。この作品は今のところ今年1番の読書体験でした。 読み終わったあと、文化祭で神威が解釈した形のイカロスの話を思い返すと鳥肌がたった。 アストラル神威はイカロスだったのか。

    0
    投稿日: 2023.09.02
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    凄かったです。 前半は概ね平坦に話が進みますが、読み終わってみればそれは後半の物凄い展開に向けた心の準備ともいえる気がします... 後半。 核心となる事実が明らかになり、そのたびに驚き、時には頬に涙が伝う。 それでも、そのような感動の全てをいったん後回しにして、取り憑かれるようにしてひたすらにページをめくる。 そうして読み終わった後に、忘れていた呼吸をひとつして、自分の心臓の鼓動を感じて、後回しにしていた感動を受け容れる。 シビアな内容も含みます。 現実に起きていること。 私たち一人一人が無関心ではいられないもの。 それらは物語のキーにもなっています。 それでも、目を背けずに最後まで見届けるのです。 「心臓の王国」という作品、彼らの命の輝きを... しゅぽ!

    3
    投稿日: 2023.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    竹宮ゆゆこさんの「とらドラ!」が大好き。 オープニングだけ読むと、え?「約束のネバーランド」?ってなった。でもラストの小間田さんの話を聞いて、カズオ・イシグロさんの「わたしを離さないで」に似てると思った。 メメント・モリとは、「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」「死を想え」という意味を持つラテン語の言葉。 現代では主に「死を意識することで今を大切に生きることができる」という解釈で用いられることが多い。 わたなべゆうた=アストラル神威 処刑という名のハグ。ベアハッグ。こういう行動で愛情を感じることができる。 担任の駒田先生がめっちゃいい人。ありがたい。 文化祭は大成功。せいしゅん万歳。 怪しい宗教団体! 臓器売買組織に臓器としての子供を売る。 滑落事故は本当に残念だけど、 頭のいい神威。本当に死んだのか?本当?やっぱり!と思った。 想像以上に壮大なストーリーだった。 結果オーライ!しゅぽっ! アニメで映画化してほしいと思った!

    14
    投稿日: 2023.08.20
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    始まり方惹きつけられた。 一、ニ章はほんとに青春そのもので、なんと言っても全力で生きてる神威が可愛くて愛おしい。応援したくなる。笑えるところもあったし、眩しすぎて泣けた。 前半でも伏線は色々あってこの先何が起こって何が明らかになってくの、、と後半の展開が気になりながら読み進めるのが面白かった◎ ただその後半の展開が期待しすぎた分だいぶ落ちた、、少し現実味を欠くからかな?(私が無知なだけだったりして)前半はほんとに良かったからもっと違うオチだったら5だったかも、個人的に最後が期待外れ。

    4
    投稿日: 2023.08.19
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    #心臓の王国 #読了 前半の『せいしゅん』てんこ盛り!みたいなキラキラ感から、後半に神威の秘密が明かされてからのスリリングな展開が魅力的。 鋼太郎、神威たちみたいに誰かのために全力を尽くせるのは『せいしゅん』で間違いなしだ。 #竹宮ゆゆこ #php研究所 #読書 #読書記録 #読書感想文

    3
    投稿日: 2023.08.16
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    なんだろうこれ。 なんだかすごい物を読んだ気がする。 笑えるし泣けるし憤るし、前半と後半の物語の落差に戸惑うけど感情がぜんぶ持ってかれる。 鋼太郎も神威も西園寺も駒田先生も、うーちゃんもみんないいキャラで、読んでいてニヤニヤしちゃって青春だなぁなんて思ってたのに、後半! 神威の謎が解けるともー涙。 まさかの展開に心臓が止まるかと思うほどビックリした。 その後の鋼太郎の「計画」もドキドキするし、えーこのまま終わってしまうのと、思ったらラストがまた泣けた。

    14
    投稿日: 2023.08.15
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    圧倒的な読後感に正直、言葉を失うとともに、素晴らしい作品だなぁと思いました。特に本作は急なストーリーの転調があって、正直温度差激しいのですが、転調前も転調後の展開もどちらも面白いので、本作で2つの作品を楽しんでいるような妙なお得感があります。 色々書きたいことあるのですが、絶対ネタバレなしで読んだ方が面白い作品なので、あまり詳しくは書かないことにしますが、キャラクター良し、ストーリー良し、作品テーマ良しの素晴らしい作品で今年のイチオシ作品なのは間違いありません! 出来ればこの作品読み終わった人と語り合いたいなぁ…

    26
    投稿日: 2023.08.14
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    17歳の高校生男子が主人公の青春ストーリーという気持ちで読み始めた。 軽快なテンポで物語が進み、時に笑いながら読んでいたのだけど、なんとも重いテーマが潜んでいた。 前半~後半への展開が見事で、まんまとその世界に引っ張り込まれた気分。 生きるって矛盾だらけだけど、誰かと生きたいって思えることは、単純に素晴らしいことだなと思えた。 帯の説明を読んだ印象より、実際の物語の方が何倍も良かった!

    14
    投稿日: 2023.08.10
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    タイトルから想像出来る様に少し重い物語ですが、文章はラノベに近く読みやすかったです。本作のキーワードは「心臓」もしくは「命」そのもので、笑いあり涙ありの心揺さぶられる作品でした。

    16
    投稿日: 2023.08.08
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    泣いてしまったよー。 めちゃ面白かった! ラノベのような文章で読みやすい。 プロローグを読んだ時点でなんとなく展開は想像がつき、『わたしを離さないで』と『イリヤの空、UFOの夏』を足して2で割った感じかな、と。 しかし終盤の怒涛の展開。こう来たか! いやぁ、圧倒された。 「スマほ」が、「しゅぽっ!」が、可笑しくて切なくて愛おしい。

    4
    投稿日: 2023.08.08
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    ブクログの感想読んで手に取ってみた。 最初は青春モノのライトノベルかと思ったけど、言葉の使い方やスピード感で読まされた。 カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」に負けないほどの矛盾への挑戦で、このタッチでここまで書ける作家に驚いた。 「本当」の自分って何だろ。 見せることのできる自分、見せることのできない自分、作り上げる自分、どれもひっくるめて一つになっているのが結局「本当」の自分で、自分の中でもまとまらないまま、揺れながら生きていく。そして、やっぱり誰かにわかって欲しい。そんな中でも、存在に関わる想いを持ってしまった人は、いつもどんな時もその想いを切り離すことができなくなる。その人にとっては、その想いが満たされることを祈りながら過ごすことが「本当」を生きることになる。

    4
    投稿日: 2023.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そうか、これが「ブロマンス小説」ってやつか。 偶然の出会い。でもあの日、あの時、お互いが見つけ、見つけられた、それが全てなんだな。 なんか、ちょっとワケアリで風変わりな「留学生」神威。なぜか神威に懐かれた鋼太郎。二人の「せいしゅん」が始まった夏の日。 「しゅぽっ!」という合言葉に、胸が痛い。心ではなく、左側の、ここが痛い。 すっとこどっこいな17歳バカ騒ぎ青春小説かと思って読んでいると胸の左側を滅多切りにされる。 うっすらと想像はしていた。心づもりもあった。でも、まさか、と。 あの日、彼を見つけた彼が、彼に見つけられてもいたんだと知る、それだけが救い。

    5
    投稿日: 2023.08.03
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    17歳、夏。 『せいしゅん』ってどうやるんだ……?」 竹宮ゆゆこさんの才能、爆裂! 爆笑!号泣!戦慄!の、最強のブロマンス! 「せいしゅん」は眩い「青春」だけでなく 命に真っ向から向き合い 正しさを追い求める瞬間「正瞬」となり それこそが生きてる瞬間と「生瞬」に変換されて 描き出されていく。 戻らない時間という人生が深く刻まれるように、 読む者の胸の奥深くを突く至高のブロマンス小説! 止まらないドキドキが ポンプのように心臓に愛を届け どの心臓も愛おしくなる。 この小説を愛を込めて処刑したい! そんな想いに駆られます。 始めは、爆笑モノの青春小説でいながら、 心臓を鷲掴みにされる衝撃のラスト、 とんでもなくガッツリ突き刺さります。 竹宮ゆゆこさんの最高傑作!

    6
    投稿日: 2023.08.02
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    最後の150ページ、それまでとの転調がすごくて、一度本を閉じた。ページをめくるのが怖かった。 このまま、恐ろしい結末を迎えたら、どうしよう。 でも、読み終わって本を閉じた時、「大丈夫。生きていける。だから、生きよう」そんな風に清々しい気持ちだった。

    6
    投稿日: 2023.07.30
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     主人公鋼太郎は高校2年生の17歳。夏休みのある日、バイトからの帰りの道すがら、「せいしゅん」がしたい17歳、アストラル神威と出会う。いかにも怪しい変な彼が、夏休みが終って鋼太郎のクラスに転校してきて…。  果たしてアストラル神威の願い「せいしゅん」をするは叶うのか。また、アストラル神威とは何者なのか。  これは鋼太郎とアストラル神威の高校を舞台にしたブロマンスである。  たまたま書店を覗いていたら、『とらドラ!』でお世話になった竹宮ゆゆこ先生がハードカバーの新刊を出したんだと思い、どんな本何だろうと興味をもって購入した本です。  読んでみて思ったのは、竹宮ゆゆこ先生らしい作品だなと思いました。  主人公鋼太郎とアストラル神威は、境遇や環境から妙に大人っぽい高校生だなと思うところがあるキャラクター。でも、学校にいったら素で年相応の良い意味でアホな高校生っていう感じ。  周りに集まってくる友達も面白くて良い奴が多いし、親も大変なのに、独特のキャラクターで良い人っていう感じのキャラクターが多い印象です。  また、文章や会話もライトノベル調で、笑わせてくるところはしっかり笑わせてきます。  第二章の「タケフジ」の下りは電車で読んでいて笑いをこらえるのに必死でした。  高校の時って、何もなかったよなぁ?と思ってましたけど、そういえば、友達同士でくだらないバカなことをやってたなと思い出しました。あれ、確かに高校2年生の特権ですわ。  また、第三章は考えもので、泣けたし、結構、テーマが深いというか、重たい感じがしました。  ただ、最後は良かったなと思う反面、そこまで笑って泣かせてくれたのに、そういう風な展開なんだ?という感じには個人的には思ってしまいましたが、それだけアストラル神威というキャラクターにのめり込んでしまったのかな?と思いました。  ちょっと、最後が物足りないなと思いはしましたが、笑って泣いて大いに楽しんだ作品でした。  さて、そんな私が今作品で思ったのは、「出会いは運命を変える」ということです。  本作品、主人公がアストラル神威と出会ったからこそ高校生活が変わります。  おそらく、アストラル神威が主人公の高校に転校してこなければ、本作品のようにハチャメチャなまさに「せいしゅん」と呼べるような奇跡的な高校生活はなかったはずです。  そら、どの本もそれそはそうだろう?と思うのですが、実はそんなことってあまり意識する機会ってないと思います。  この物語が出会いが運命を変えるんだなぁと意識してしまうのは、主人公があの時、出会ってなければみたいなことを多く思うからというのも原因だと思うのですが、アストラル神威と出会ってなければ、普通に得られたであろう主人公の未来も読んでいて容易に想像できてしまうところにあると思います。  アストラル神威と出会った主人公にとって良かったこともあれば、悪かったこともある。アストラル神威と出会わなかった主人公が得たであろ未来と失った未来がある。  本作品は、主人公が失った未来も大きかったんじゃないかと強く思ったので、「出会いは運命を変える」ということを思いました。  また、結構、重たいテーマがのしかかってます。  それは「ドナーとして臓器を提供する側される側」の心情。  このテーマは重すぎて、今の私では答えが出せないなと思いました。  本当の自分なんていうのはわからないし、凄く純粋で綺麗な感情もあれば、汚い感情もあるし、自分を守るために自分を殺さないといけないときもある。  私も高校の時は、今思い返してみても何が面白かったのかわからないようなアホなことを友達とやってはしゃいだりしてましたけど、そんな友達をたまに鬱陶しく思ったり、嫌いだなと思ったりするような汚い感情をもったし、クラスに馴染むために自分を抑えたりしてましてね。  そんな懐かしい高校時代を思い出し、なんだかんだ言って私の高校生活は楽しかったなと思えた、そんな作品でしたということで締めくくりたいなと思います。  

    7
    投稿日: 2023.07.29
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    第一章、第ニ章は単なる青春小説そして第三章は衝撃の世にも恐ろしい告白小説、すんなり読んでいたら結末はあっと驚く衝撃度100%の最高傑作、あなたも読んでじっくり味わって下さい。

    10
    投稿日: 2023.06.08