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恋に焦がれたブルー
恋に焦がれたブルー
宇山佳佑/集英社
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総合評価

27件)
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    宇山さんのお話は3冊目なのですが、これまでで1番好きでした。 「夢」 「恋」 「現実」 ままならない日々にもがき、苦しみ、手放し、でもまた戻ってくる。苦しい展開は何度もありますが、今年読んだ小説の中で1番きらめいていました。(レーエンデ国物語を読んだ直後だったのもあるかもしれませんが笑) 絵本や手紙のシーンはウルリとしたのですが、通勤中だったので遠くを眺めてこらえました笑

    1
    投稿日: 2025.09.12
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    書店で手に取ったのは、表紙がまず青なのと(そこ重要!)、タイトルに一目惚れしたからです。 宇山佳佑さんのお話はファンタスティックなところもあるので、どんなラブストーリーを紡いでいくんだろうと読む前からワクワクしていました。(長いこと積読してました) 靴職人を目指す歩橙は、ボロボロの靴を履いた青緒に好意をよせる。そして歩橙の幼なじみの桃葉の登場に、早々から波乱万丈な幕開けだなぁなんて勝手にハラハラ。  青緒の身に降りかかる病も人生も、とても辛いものであるのに、生き抜く力はとても強かった。彼女が泣いたり怒ったり笑ったりする姿に胸が熱くなって、時にギュッと苦しくなって何度も涙を誘います。

    18
    投稿日: 2025.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ファンタジーなお話。 話の内容もこの作家さんの文章も私はあんまり好みではなかった。 でも終わり方は良かった。 こんな病気があったら地獄でしかない。。。

    0
    投稿日: 2025.07.25
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    とても読みやすく感情移入しやすい一冊でした。作者は40代だとか…いやぁこんなに純粋な青春ラブストーリーが書けるって作家さんてすごいね! 登場人物が少ないから結末はほぼほぼ想像通り。 架空の病気だろうけど想い合い過ぎてみんないい人過ぎるかなぁ…

    9
    投稿日: 2025.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏目歩橙 高校に入学した時から渡良井青緒のことがずっと好き。青緒の靴を作ると決める。世界一の靴職人を目指す。 渡良井青緒 ボロボロの靴を履いている。みんなにボロアオと呼ばれている。六歳のときに母が亡くなり、伯母に引き取られる。夏目歩橙のことが徐々に好きになる。好きになるたびに全身が痛みが走り橙色の痣が出現する病気になる。 落窪桃葉 歩橙の幼なじみ。同じ横浜青嵐高校に通う同級生。歩橙のことを十八年間好き。 落窪元太 桃葉の父。『落窪シューズ』という靴屋を経営している。歩橙の父とは高校時代からの同級生。 榛名藤一郎 夏目歩橙が憧れる靴職人。 ロンドンで『LOKI』というビスポーク専門店を営む一流の靴職人。 墨野あすな 渡良井青緒が居候している家の娘。青緒のことを邪魔な存在だと思っている。 芽衣子 あすなの母。青緒が居候している家の伯母。青緒の母の妹。 あすなの父 頬のこけた陰鬱な顔をした男。 鉄也 歩橙の父。 横光数子 慶明大学みなとみらい病院の脳神経内科医。スージー先生。 百合子 青緒の母。 田島 東和清掃株式会社で青緒の先輩。 ジョンソン 榛名の一番弟子。 フアン 榛名の三番弟子。スペイン人。 エルザ 歩橙の後輩。 柴山 青緒が働く絵本専門店の店長。 樺島由美 青緒が長崎で働いている店のアルバイト。 亜麻音 桃葉の娘。

    0
    投稿日: 2025.05.10
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     面白くてどんどん読め進められました!  靴職人を目指す高校生の歩橙はボロボロのローファーを履き、「ボロアオ」と呼ばれる少女、青緒に恋をする!「あなたの足を触らせてください!」と突然青緒に告げる。最初は戸惑う青緒だったけれど、次第に恋に落ちていく。しかし、青緒は恋をすると体が焦げるように痛み、橙色の痣を出現させる謎の病に侵されてしまいます。  これは何年も続くふたりの物語です。私は宇山佳佑サンの本を読むのは3冊目で、「桜のような僕の恋人」や「この恋は世界でいちばん美しい雨」を読んだのですがどちらも共通して切ない恋が描かれているのですが今回の切なさは過去一でした!  青緒が恋をすると体が焦げてしまう。唯一この痛さを治すことができるのは歩橙と距離を取ること…なんて切ないんだ!そう思うと続きが気になりすぎてすごい速さで読み進めました。私が面白い本を読むと読むスピードが速くなるんですよね。早く結末を知りたい!と思ってしまって(笑)でも最後の数ページになると名残惜しくてもっとゆっくり読めばよかったと後悔しています。それが私のルーティンです。  とにかく推せます。切ない恋をしている人にはとくによんでみてほしいです。また、色の描写が多くて想像して面白いし、より儚さが増す気がします!

    77
    投稿日: 2024.09.25
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    色の表現が豊かで情景が想像しやすかった。 ストーリー全体をみると、病に苦しみながらも恋を実らせる王道の展開。 ただ、病状や登場人物の言動が少し現実離れしていて感情移入しきれない部分があった。 現実世界と切り分けて、一つの作品として触れると楽しめると思う。 感動も多くあったので、読んで後悔はない。

    0
    投稿日: 2024.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナツイチ2023から。夢を追う2人と間を隔てる障壁。2人だけの卒業式のシーンとか、青緒が歩橙に贈った絵本とか泣けてしまった。作品の中に散りばめられたいろんな色や空の描写も相まって、ザ・青春って感じの作品だった。

    0
    投稿日: 2024.07.06
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    ただまっすぐな恋ではないというか、いろいろなことが重なり合って 『ああ、あのときの!』のような伏線が多数。とにかくおもしろかった。 あと、ロマンチックな言葉が多めでうっとりした

    0
    投稿日: 2024.06.19
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    韓国ドラマを想起させる展開。度重なる苦しい状況に、読んでて胸も苦しくなってくる。もうこれ以上何も起きないで…と思いながら一気によみすすめてしまった。

    0
    投稿日: 2024.04.18
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    純粋な恋から始まり、途中苦しみ苦しめ、それでも2人は壁を乗り越えて深い愛のおかげで一緒に歩いてく事になった涙必須のラブストーリーでした。 「一緒に歩いていきたい」その言葉が印象的でした。幸せ、希望、愛がこめられている裏には、悲しみや苦しみ、後悔という言葉があると感じました。 本当は一緒に歩いていきたい。でも、それは自分のエゴで結果相手を傷つけてしまうことになるから、離れる選択をしちゃうというところに共感できました。 青緒の病気は、現実的ではないが、誰かを好きになると胸が苦しくなったり、身体がゾワゾワひやひや(笑) 誰かを好きになると身体が焦がれるっていうのはまさにその通りで。青緒が患った病気は、恋っていうののいろんな意味での強さを教えてくれた気がします。

    0
    投稿日: 2024.03.05
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    愛が溢れすぎて読んでて恥ずかしくなったけど、こんなに愛されて幸せだなぁ、幸せになってほしいなぁと思いながら読み進んでしまった。 大好きだから、別れよう。。辛すぎた…

    1
    投稿日: 2024.01.29
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    面白かった。面白かったんだけど、、 なんか途中は登場人物たちが可哀想すぎて嫌になっちゃった。 最後は一応幸せな感じで終わったから良かったけど、、、 もう、青緒ちゃんが可哀想すぎて辛かった。幸せになって欲しいよほんと!!!って思いながら読んでました。 やっぱちょっと設定が引っかかっちゃう。

    7
    投稿日: 2024.01.28
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    ラブストーリーというカテゴリーではあるけれど、それ以上に大切なことを教えてくれる、私にとってのお気に入りの一冊になりました。夢を追うことに対して、勇気づけてくれる素敵な本だったなぁ

    1
    投稿日: 2023.12.17
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    君は僕のシンデレラだよ。 普通こんなこと言われたら、歯が浮いてしまいそうになるんだけど、この物語の中のこの言葉には色んな物が詰まりすぎて、苦しくて切なくて痛くて、でもやっぱり愛おしくて温かくて。若い二人に、夢を抱いた二人に、余りに過酷な運命。それでも、自分の気持ちを大切に生きる二人は美しい。とても美しい青色。

    0
    投稿日: 2023.12.09
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    「桜のような僕の恋人」で良い意味で完全に距離を置いてた宇山圭介さんの作品。 今回も、時間を忘れて一気読み。 人がいる所では読めません。 オエオエ泣いちゃうから。 泣き活したい人にオススメ。

    18
    投稿日: 2023.11.23
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    切ないけどあったかいラブストーリー 2人にしかわからない世界観 自分の想いが相手を傷つけてしまうなんて、辛いけど、諦めきれない、諦めないで強い気持ちが、読み手まであったかくさせてくれました

    3
    投稿日: 2023.10.13
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    読み終わりましたが、なんか、悲しいなぁと。 もっと楽な生き方もあるのになぁ、なんておもってしまった。まぁ、その楽な生き方ができないから、しかたないけとって、偉そうに思った。 ただ、それだけ思える相手って、いいなぁとも思いました。

    6
    投稿日: 2023.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    靴職人を目指す青年と人を好きになればなるほど痛みを伴う痣ができてしまう病気になってしまったヒロインとのお話。度重なる不幸に文字通り傷つきながら2人は出会いと別れを繰り返していく。物語は392ページで終わるが彼らのストーリーはこの先何百、何千ページも続いていくと思うと少し胸が痛い。 作中に出てくるカーペンターズの曲も名曲揃いなので聞きながら余韻に浸りたい気分。

    1
    投稿日: 2023.09.16
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    大切な人がいるということ、大切な人を想う気持ちを改めて教えてくれて考えさせられた1冊。 2人の意志の強さ お互いが遠く離れても想っている様子 諦めない心 他人の優しさ など心に響く場面がとても多かった。 青緒が歩橙に送った絵本の内容が優しさと愛おしさで溢れていた部分に感動した。

    0
    投稿日: 2023.08.16
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    大切な人を大切にしたい、夢や目標に向かって努力していきたい、そう思える作品でした。 好きな人のことを想うことで身体が焦がれてしまう。そんな身体でありながらも、相手のことを想って、前に進んでいこうとする姿に、涙が止まらなかったです。 20代でこの作品に出会えてよかったと思いました。

    0
    投稿日: 2023.08.14
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    大切な人がいるということ、宇山先生はいつだって私たちに教えてくれる。 この物語のヒロイン青緒は「好き」という感情に誤作動を起こし身体が焦がれてしまうという病を発症してしまう。 本当は大好きなのに、近くにいたいのに、そうすることができない。 もし自分の身に起こったらどうだろう?それでも大切にできるだろうか?耐えられるだろうか? ただ一つ、何不自由ない今の自分が幸せなんだなって、そう思わされます。 「自分が幸せになってはダメだ、相手を幸せにしろ」 そうして2人はお互いを想い合い、励まし合う。そんな姿に勇気をもらえます。 どんなに辛くても、壁にぶち当たっても2人は夢を諦めなかった。前を向き続けた。 私も頑張らなきゃ、またしても勇気をもらえる。ただの恋愛小説と侮るなかれ。 青春と勇気の小説、ぜひ読んでみてください。

    1
    投稿日: 2023.08.11
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    空が青いなぁ、綺麗だなぁって素直に思えるとき、人はうんと幸せなの。 一つの作業にこだわれない人間に良いものを作り出すことは決してできないよ。 人には出逢うべき誰かがいる。そしてその出逢いが人生の喜びをくれる。大切な色をくれる。その逆に、誰かに色を与えたりもする。そうやって人は互いに彩りを与え合いながら生きてゆくんだ。

    1
    投稿日: 2023.08.10
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    恋をすると体が焦がれるという設定に興味を惹かれて読み始め。めちゃめちゃに青春小説だった 中学生の時に読みたかった 背景?風景?の描写が丁寧で綺麗でアニメみたいに映像が目に浮かぶ作品でした

    0
    投稿日: 2023.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1章まで感想 すごいよかったし、物語にどんどん引き込まれる。歩橙くんと青緒ちゃんのすれ違いの書かれ方、心情表現が頭の中でイメージしやすくて、読みやすかった。2章以降で、どれだけ2人の距離が縮むのかが楽しみ。 2章まで感想 もがいて、悩んで、乗り越えて、。周りの人がいるから乗り越えられる、乗り越えたから幸せがある、そんな感じだった。読み手としてもとても嬉しい気持ち。これからの展開がどうなるか予想もつかないけど、2人揃ってハッピーエンドになってほしい 3章まで感想 タイトル回収半端ない。自分を犠牲にしてでも、誰かを幸せにすることの大切さに気づいた人は強い。2人とも夢とも相手とも向き合ってて素敵。びっくり展開もあったけど、良し。 最後まで感想 よかった!お互いを好きな気持ちこそ初めと変わらないものの、想い合う強さはとっても強くなってた。逃げずに向き合って、困難を乗り越えてきたからこその関係性で、アフターストーリーが気になった。 切ないけど、熱い恋愛話で、好きなお話だった。

    0
    投稿日: 2023.07.19
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    歩橙と、青緒が、コンプレックスを抱えながらも夢を諦めず歩む姿。互いを思う気持ち。最後にその人をささえるのは誰かのことを笑顔にしたいと思う気持ち。 大切なことを思い出させてくれ、人生の折々にふっと読み返したくなる物語に出会うことができました。 後半涙止まらず。仕事から帰って深夜にひっそり読書。でウルウル。完全に家族からみたら怪しいおばちゃんである。ビスポーク作りたくなってしまいました!

    1
    投稿日: 2023.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    桜のような僕の恋人以来の私にとっては2作目となる宇山先生の作品です。 恋をすると身体が焦がれて痛くなる。 本当に切ないお話だなと感じました。 自分の愛する人といられないことは青緒ちゃんにとっても、歩橙くんにとっても辛かっただろうな、とも思いました。 この青緒ちゃんの病気はありえない病気だけれど、この病気じゃなくても持病があって好きな人を諦めなくちゃならない人とか、進学や仕事の影響とか色んな理由で好きな人を諦めなければならない人は少なからずいるのではないでしょうか? 私は今の所は好きな人ができても諦めなきゃいけない理由はないから、とても幸せなんだなと思いました。 好きな人を好きでいられるそんな普通な、当たり前のことが幸せなんだと改めて考えさせられました。

    1
    投稿日: 2023.05.28