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星を継ぐもの
星を継ぐもの
ジェイムズ・P・ホーガン、池央耿/東京創元社
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総合評価

158件)
4.2
63
55
21
1
2
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    昔挫折したけど再チャレンジ第二弾(第一弾は百年の孤独) 最初の本人と相棒、どういう経緯でこんなことになって、それからどうなったんだろう?という疑問が後半になるにつれて専門学者たちのいろんな方向からの読み解きで明らかになっていくところがスペクタクル 持ち物の手帳のカレンダーが文字解明の取っ掛かりになるのとか好き(物理学は宇宙どこに行っても変わらないという基本があるのがかっこいい) あとダンチェッカーが好き(最初ちょっと悪役っぽく書かれてたのはなぜ…?) おもしろかったけどちょこちょこ眠くなってた でも昔の訳とかなり違ってたみたいなので読みやすかったかもしれない

    0
    投稿日: 2024.04.18
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    傑作SF。 謎が謎を呼び、状況が複雑になりつつもハントが組織を上手く動かして解決に向かう道中は読んでいて気持ちが良い。 全く予想の出来ない驚きの結末でありながら、納得させられる説明がなされている。

    0
    投稿日: 2024.04.14
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    ハードSFというジャンルは初めてでしたが、とってもおもしろかったです。物理や科学の知識がなくても十分楽しめました。ミステリーっぽくもあり、最後まで目が離せません。1977年作とは驚きです。

    7
    投稿日: 2024.04.10
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    めちゃくちゃ面白い。 これが1970年代出版?SF小説の金字塔と言われるのも納得。名作はやはり名作なのだな…と思う。 ざっくりストーリーは以下。 月で宇宙服を着た遺体が見つかった。該当の遺体を調べると、驚くべきことに5万年前に亡くなったということがわかる。 これは宇宙人なのか?だがしかし、その遺体はどう調査しても我々地球の人間と言わざるを得ないほど酷似している。当然、地球には5万年前に月に行けるほどの技術力はなかったはずであり、彼の出自を含めて議論が紛糾。物理学者である主人公ヴィクター・ハントは本件の調査に参加することになる。 海外翻訳小説の独特な文体はあるが読みやすい方。お前は誰だ?という謎解きのような楽しさとそこに絡む人間模様、そして終盤の「あまりに前提事項であるがゆえに見逃した」仮説への終着の仕方、そこに加えて1番最後にダンチェッカーから投げられた問い。いずれも秀逸。なお、専門用語についてはそうなるんだな、で理解を諦めて流し読み程度にした。 星5つにするか迷った。続編もあるようで、ずっと翻訳されてなかった5巻(最終巻)が2024夏に刊行予定らしい。シリーズ読もう。

    11
    投稿日: 2024.04.07
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    現代の化学文明の方が当時この本が出された1977年より進んでいるはずだが中で繰り広げられる科学の論争を展開していく中で矛盾など感じることが少なく理路整然としており割と納得できるような内容に驚いた。 物語の中で謎が解明されたと思った直後にまた新しい矛盾点が生じ、2転3転と展開していく内容が読み手のこちら側も一緒に思考してしまい時間を忘れて一気に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2024.03.31
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    月で発見された宇宙服をまとった死後5万年の死体。その謎を解明していくシリーズの第一作。高い期待を裏切らない緻密で論理的なストーリー。こんなにも胸が高鳴る本に出会ったことがない。40年を経っても全く色あせない、最高のSF小説でした。

    0
    投稿日: 2024.03.19
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    論理的な筋が軸であるが,登場人物の人間臭さもあって,おもしろかった。 気にはなっていた本だが,今まで読めてなくて,でもたまたま会社の人が読んだという話を聞いて,読んでみた。1970 年代の小説ということで最近の SF とはテイストも違うが,論理的・科学的な考察を軸にしつつも,人間らしさを感じる描写もあって,面白く読めた。続編もあるとのことなので,忘れないうちに読もうと思う。 本書は図書館で文庫本を借りたのだが,版が古いせいか文字が小さく,朝起きたばかりや夜の疲れたときには読むのが辛かった。

    1
    投稿日: 2024.03.10
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    SFの最高傑作との謳い文句に読み始めました。 月の洞窟から5万年前の極めて現在の人類に近い宇宙人ルナリアン(チャーリー)が発見されたとの書き始めに本作の期待感がいやが上にも上がります。 さらに、木星最大の惑星ガニメダから2500万年前の巨大宇宙船と極めて高度な文明を築いた巨人の宇宙人ガルメニアン、さらに宇宙船に積まれた地球の太古の生物が発見される。 調査、研究から太古の昔に木星近くに恒星ミネルバがあり、セリオスとランビス(チャーリーはランビス人)の部族同士の戦いで粉々に飛び散ってしまったことが分かるも、ルナリアンの歴史と地球の関係の謎解きに全てを説明出来る説を求め、話が展開していくが、あまり説得力のない謎解きがされる。 月が5万年前にはミネルバの衛星であったが、ミネルバの爆発で太陽の中心に向かい、たまたま地球の引力に引かれ、今のような地球の衛星になり、月に生き残ったルナリアンが地球に移り住み、今の人類になったとの謎解きに❓️マークが幾つも浮かび、残念ながら興ざめしてしまうのは自分だけではないと思うが⋅⋅⋅⋅⋅。

    1
    投稿日: 2024.03.08
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    月面で5万年前の宇宙服を着た死体が発見されたところから、あまりにも面白いストーリーに引っ張られ一気に読了。極上のミステリーってこういうものを言うのでは。

    0
    投稿日: 2024.03.03
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    #星を継ぐもの #読了 SFで、「宇宙」を扱ったら「未来」を限りなく想像させる作品のイメージが強かった。 しかし、星を継ぐものを読んで、「過去」を探求するSFの良さを知った。 そして、ミステリ要素があるのでSFミステリとして最高であった。 #ジェイムズ・P・ホーガン #創元SF文庫

    0
    投稿日: 2024.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    専門用語が多くて難しいが、冒頭の掴みが面白すぎて読み進めてしまう。真相解明パートは一瞬で読み終えてしまった。しかし、巨人(コリエル)がチャーリーと同時期に生きていた謎、地球に降り立ったはずなのに巨人の形質が地球に残っていない謎などは判明せず終わっちゃったので驚いた。次巻で明かされるのか?

    0
    投稿日: 2024.02.18
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    これが正史なんじゃないかと思わせるほどの迫力はあった。 しかしやはり SFはニガテだなと思い至った。 そもそも今書かれている文がいつどこの誰視点のものなのか明示されないまま進んでいくのが凄くニガテだが、特にSFはどこまでが"アリ"なのか明示されないまま進むと想像のしようがなくなる。 脳の負荷が高く疲れる。

    0
    投稿日: 2024.02.17
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    ずっと積んでた宇宙SFをやっと読んだ。 専門的描写が多くてちょっと大変だったけど読み応えがあったし、こんな結末は想像もしなかった。 近未来の世界、しかも舞台は宇宙。 月旅行が海外旅行と同じくらい身近な時代。 死体の謎を解こうとする科学者たちの様々な仮説や議論のシーンは、日常生活ではほとんど意識しない分野なので頭をフル回転させながら読みました。 実際、各分野のスペシャリストが集まって、こんなふうに謎を解いていくんでしょうか…。 なんかすごい…! 前半はなかなか進展せず読み進めるのがちょっと大変でしたが、中盤からは勢いが増していく感じ。 予想外の展開で最後の一行までおもしろかった。 1977年の作品。この世界観が47年前に書かれたと思うと改めてすごいなぁと思う。 何十年も前にフィクションだった世界が、時を経て現実味を帯びてきていると思うと気分が高揚します。

    11
    投稿日: 2024.02.13
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    面白かった。本当はこれが史実なのでは?と思わせる表現力。意見の対立する二人の、どちらをも愚か者と扱わない設定。作者の卓越した能力と人柄が表れている作品だと思った。

    0
    投稿日: 2024.02.11
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    最高だった…。名作と呼ばれる理由も納得。 22節?22章?(普段本読まなかったので何と言っていいのかわからない)の描写、内容がとても個人的に好きだった。凄くカタルシスを感じた

    0
    投稿日: 2024.02.10
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    まず、設定が面白いと思った。 読み進めていくうちに謎に対する答を想像できて、謎解きも楽しめた。 ただ、くどいと感じる部分もあり、少し説明が多過ぎるように思った。 書かれたのがかなり前なので、登場する技術に古さを感じる箇所もあった。 それでも総合的には、面白く読め、読後感は良かった。

    0
    投稿日: 2024.01.29
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    とにかく名作です。読んでいてワクワクする。 作中で数多く展開される科学者たちの議論も読んでいて面白い。

    0
    投稿日: 2024.01.28
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     月面で、五万年前の人間の死体が見つかる?!という謎から始まるSFミステリー。一九七七年米国で刊行、物語の舞台は二〇二八年ごろ。一九八〇年邦訳版刊行以来特に日本で愛され続け、なんと百刷超え、創元SF文庫を代表する人気作のひとつとのこと。二〇二三年夏以降、本作及び続編の新版が続々刊行され、未訳だった最終巻『ミネルヴァ計画(仮)』も出るらしい。ホットだ。私は図書館で借りた子供向けの『名作ミステリーきっかけ大図鑑』という名作紹介本で知り、読みたいリストに入れていたのを、今回オーディオブックで読んで(聴いて、ですけどなんとなく)みた。  オーディオブック向きなのか問題は常にある。気分が乗らなくてもとりあえず進めるが、ちょっと忘れたところに戻って聞き直すというのが難しいので内容把握が曖昧になる。オーディオブックとの付き合い方は要研究であるがメリットもあるのでまだやめない。朗読は森田順平さん、主人公ハント博士のときの声色が好きでした。   ▼死体(仮名:チャーリー)の謎そのもの  これはメインディッシュ。これが知りたいという推進力で聞き進んでいくわけで、パワーは十分。レビューの最後に自分用ネタバレメモを書きます。 ▼謎解きの過程  これがなんとも地味で面白い。地道な調査で確たる事実を集め、仮説、検証と科学的にアプローチしていく。本作で語られる学問的な諸前提が現実の科学に照らし合わせてどれくらいリアルなのかは私にはわからないが、調査の進め方には魔法やファンタジーやご都合主義の入る余地なく、とても真実味がある。  さらにこのプロジェクトのボスであるコールドウェルというおじさん(まあ主要人物のだいたいがおじさんだが)による人員配置がまた冴えていて、お仕事ものとしても面白い。彼の采配が光るシーンはいくつかあるが、何より、並いる科学諸分野のスペシャリストたちを率いるリーダーとしてハント博士を連れてきた慧眼と手腕が見事。コールドウェルが、ハントを「他の人が考えつかないような切り口で物事をみる特異な頭脳」を持っているという理由で引き抜いたとき、私にはその特異さというのがピンとこず、主人公は天才ってことかなあくらいに受け止めていたが、最後まで読んでみると、あの時やあの時の思考回路やひらめきを可能にするハントの力をコールドウェルは見抜いていたのか、と恐れ入った。   ▼たまにロマンチック  そんなわけで基本はアカデミックなプロジェクトものできっかりかっちりしており、ロマンスとか誰かの人間的成長みたいな大きなヒューマンドラマはない(そこもいい)のだが、時折ふっと人間味に満ちた情緒たっぷりのシーンが挟まれるところがまたニクい。ハント博士と初めは対立するダンチェッカー博士とのあれこれ、チャーリーの手記、ハントの感傷など。冒頭ではハントの相方的存在だったグレイが、ノリスケみたいな奴で楽しかったのだがいつのまにか消えていた。 ▼今が舞台  ほぼ今が舞台なので、五十年前に描かれた未来の答え合わせ的な楽しみ方もできる。紛争はなくなり…というところが、合っていなくて残念。この点や、ラストのダンチェッカーの語りなど、なかなか考えさせられるところである。 ▼チャーリーの謎(完全ネタバレメモ) ※ここからはネタバレまくりメモ。 ・続編を読まないと全ての真相が明らかにはならないが、とはいえ本作だけでも十分満足感はある。 ・ところどころ私のメモが曖昧なのは、不明点の聞き直しを怠ったため。なので間違っているかも。あくまで自分用。 ・かつてミネルヴァという惑星が火星と木星の間にあった。 ・ミネルヴァ人=ガニメアンは、二五〇〇万年前に生きていた。高度な文明と技術を有していたが何らかの原因でミネルヴァは二酸化炭素過多になり生命の危機。その対策として地球からノアの方舟よろしく色んな生物を運んだ(交配して強くなろうとしたのか?この辺不明)。が、このプロジェクトは行き詰まり、ガニメアンはミネルヴァも地球由来の生き物も捨て、こぞって宇宙に飛び出した。彼らがどうなったかは謎。おそらく続編に続く。 ・ミネルヴァに残された地球由来の生き物はミネルヴァにて進化を遂げた。五万年前ごろまでにホモ・サピエンス生まれる(サラッと書いたがこれが本作最大の驚くところ)。これがルナリアン。地球でもそのころまでにネアンデルタール人が生まれている。 ・五万年前のミネルヴァはルナリアンの天下だが元々二酸化炭素問題などで環境もやばく、民族間は戦争状態。技術力は高い。他の惑星を狙って破壊できる兵器がある。チャーリーとコリエル?の所属する部隊はミネルヴァの衛星である「月」にいて、そこからミネルヴァを破壊する。 ・ミネルヴァは木っ端微塵で宇宙の塵(小惑星帯)となり、「月」もそれを浴びる。さらに母体を失った「月」は太陽の引力に引かれてぐいーんと大移動、途中で、当時は衛星を持たない孤独な惑星であった地球の引力にひっかかる。色々あって地球の衛星、我々の知っている「月」となる。ここはロマンチックに語られる(本作第二?の驚きどころ)。 ・この「ぐいーんと大移動」にかかる時間がどんなもんなのかが不明なのだが、チャーリー(とコリエル?)たちは移動後に青い地球を見て、最後の力を振り絞って地球に逃れることにする。 ・チャーリーは行けなかったから月で死体となって見つかるわけだが、命からがらたどり着いた者もいる。これが我々人類の祖先。かつて持っていた技術も文明も失ったが持ち前の粘り強さで原始人として生き抜いた。ネアンデルタール人は空からやってきたホモ・サピエンス=ルナリアンに滅ぼされた(というか生存競争に負けた)のだった。あれまあ!私たちの母なる星は地球ではなかったのか!という驚き。しかし、我々は祖先からこの星を受け継いだのだともとらえられる。る?原題は“Inherit the Stars”と複数形。地球だけを指しているのではないようだ。 ・ここんとこ、主人公ハントさんを差し置いていちばん美味しいところを持っていくダンチェッカーも見どころ。

    17
    投稿日: 2024.01.26
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    古い本だが、冒頭のショッキングな場面から始まり、やや退屈でいかにもSF的な論争を経て、最後のコペルニクス的な展開は今読んでもわくわくする。 おそらく当時最先端の大きな科学的問題をちょっと強引だが実にダイナミックに調理する手腕は、SFらしい楽しみの真骨頂を感じられる

    0
    投稿日: 2024.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SF小説で絶対に読むべきというレビューを見て購入した。 非常に難しい単語も出てきたがそこは軽く読み飛ばしながら楽しんだ。 続編も読んでみたいと思う。

    0
    投稿日: 2024.01.21
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    断片的な、一見不可解な情報が繋がる過程がとても楽しい。頭の中での情報の整理が作中時間と同期されるようなのもとても良かった。 これが好きな人はOuter Wildsと言うゲームがお気に召すかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.01.19
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    これはSFの皮をかぶった上質なミステリだ!(歓喜) プロジェクト・ヘイル・メアリーでSFに興味を持った私は、自ずとこの古典名作に行き着いたのだった。 とはいえSFの素養がなく理系でもないのでサクッと読むっていうわけにはいかなかったけど、いや・・・文句なしに面白かった。 舞台は2028年。月でミイラ化した死体が発見される。地球のトップ科学者たちがあれこれ調べて計算した結果、なんと死後5万年経っているらしい。 いや5万年って! 地球上に人類が誕生したのってせいぜい500万年前だぞ?5万年前に月まで行けたはずがないが? というところから、科学者、生物学者、言語学者などが一丸となってそれぞれの分野で謎解きしていく様がアツすぎた。 ○○ということが判明したぞー!それを元にすると✕✕ということになるぞー!じゃあ△△という仮説が成り立つぞ!いやいや生物学的にはそれはおかしいぞ!ほな違うかぁ・・・ みたいなことをひたっっっすら繰り返していき、最終的にすべての説に矛盾しない一つの答えが見つかる。そして明らかになる「星を継ぐもの」の意味。 いやこれ綿密に伏線が張り巡らされたミステリでしょ。最高すぎた。

    3
    投稿日: 2024.01.18
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    月の表裏不整合問題や火星と木星(だったと思う)の小惑星帯、そしてホモサピエンスがネアンデルタール人を滅ぼした理由といったミッシングリンクを創作の中で見事に解決した作品。ただ、宇宙船や月面基地の説明が冗長だったのでこれを読むには適度に休むと良い、かも

    0
    投稿日: 2024.01.18
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    宇宙の謎、人類の起源、超古代文明、オーパーツ、これらのロマン溢れる言葉が好きな人はどハマりすると思う。SFだけどミステリとも言えるか。読後感も素晴らしい。

    0
    投稿日: 2024.01.14
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    少々難解な部分があるので流し読みすると理解出来ずに読み直すことになります。 シリーズものでこの後も続いているそうですが、この作品単体でも楽しめます。

    0
    投稿日: 2024.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SFの金字塔、色褪せない名作。 いやー、めちゃくちゃ面白かった…。 「新版への追補」であるように、SFとしての魅力はもちろんだが、ミステリとしての手法も十分に取り入れているといっていいだろう。まぁSFとミステリの違いなんてほんの些細なモノなので、そこを論じてもしょうがないと言えばしょうがないのだけど。 ある謎(理解不能な現象)が起こったとして、提示されたロジック/パズルが組み合わせることにより論理的に可能であると証明することがミステリの面白さ。不可能が不可能でなくなる過程とも言えるかな。 逆にSFは、現実では証明されていない疑似科学(あるいは予測される科学とも)をもって不可能を説明し切る。 つまりミステリとSFは謎に対する解法が違うんだよね。そういう意味で言うと、今ある材料をもって、最も考えられうる回答を出す本作はミステリの領分に近い。まぁ面白ければ何でもいいんだけどさ。 「不可能な物を除外していき、例えどれだけ信じられなくとも、最後に残ったそれが真実だ」とはある探偵の言だけど、まさしくそれを地で行くSFでした。この作品は、荒唐無稽だとしてもそれを信じるしかなくなる科学的センスオブワンダーだ、なんて言ってもいいかもしれないね。

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    始:どこか深いところからゆっくりと浮かび上がるように、彼は意識を取り戻しかけていた。 終:帯に彫られていた文字は、翻訳すれば<コリエル>と読めたはずである。

    0
    投稿日: 2024.01.04
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    海外のSF小説を読んだのはもしかして初めてかもです。この作品の存在さえ知りませんでした。 外国人の名前は覚えにくくて最初登場人物を把握するのに時間かかりました。 SFって面白いな、と思いました。想像力が刺激されるというか夢が膨らむというか。 正直、ジャンル的になかなか食指が動かないのですが空想を旅したい気分になった時にまたSF小説も読もうと思います。 これ、漫画化はしているけど映画化はしてないのですね。観てみたかった。

    9
    投稿日: 2023.12.06
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    月面で真っ赤な宇宙服をまとった人間の死体が発見された。その死体を分析すると、彼は5万年前に死んでいることがわかった。彼は人間なのか。どこから来たのか。地球の進化の歴史も検証しながら解明に向けて招集されたハント博士は壮大な謎に挑む。 読み始めは難しい専門用語が出てきたりハードな小説だと思ったが、謎が解明されまた新たな謎が生まれていきどんどん読み進めることができた。 この作品は学生時代に読んだはずだったんですが、ほとんど覚えてなくて新鮮に読めた。エピローグの最後のページは映画のワンシーンのようにいいです。 2023年11月29日読了。

    0
    投稿日: 2023.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずいぶん昔に読んでかなり内容を忘れていたので、改めてわくわくしながら読了。月で発見された5万年前の死体から端を発し学術界はその謎を巡って解明に乗り出す。矛盾と新たなる発見、二転三転する推理と検証の醍醐味、個性豊かな科学者生物学者言語学者などの魅力、宇宙という壮大な舞台で地球、人類に収斂していくのは見事だ。

    0
    投稿日: 2023.11.21
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    ハードSFの巨匠ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』です ハードSF…なんかエロい(おバカ) いゃあーゾワゾワした めっちゃSF!もうめっちゃSF! SFってこういうことよってのをあらためて感じました SF好きを名乗りたいならば絶対に読んでおかなければならない一冊ですよ 確か国連総会で採択されてたはず まぁ難しいけどね 難しいけど面白いのよ! 今回この名作を手に取ったのは翻訳者である池央耿(いけひろあき)さんが先日お亡くなりになったのを知ったからなんよね SFやスパイ小説なんかを数多く翻訳された方で、アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』は全部持ってました ブクログ本棚にも池央耿さん翻訳本、何冊か登録されてます お世話になりました ご冥福をお祈りします

    68
    投稿日: 2023.11.18
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    読書中のワクワク感、読了後の開放感をここまで味わえる小説は稀です。 月面で発見された死体。調査の結果、死体は死後5万年を経過していることが判明。地道な調査と推理で進む謎解き。それにつれて現れる大きな矛盾。 荒唐無稽なストーリーに反して、登場するメカニズムや理論の描写はリアル。娯楽度の高いミステリーSFで一気に読めました。 (追記) 本作の翻訳家、池央耿(いけ・ひろあき)さんが10月27日、逝去されました。心からご冥福をお祈り致します。

    5
    投稿日: 2023.11.05
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    めちゃくちゃ難しかったけど、最後まで頑張って読み切れたことを褒めたい!!けど最後はほんとに面白かった!!!一気に宇宙のこと色々もっと知りたいってなった!(単純)

    0
    投稿日: 2023.11.05
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    月で発見された死体は、死後5万年前と判明された。と興味をそそられるプロローグSFゆえの小難しさもあるが、 小説の主人公の学者達と共に頑張って読み進めることで 徐々に、謎が解明されていき、続きが気になるストーリーです。初版が40年以上前(50年前!?)なので、古臭い内容や描写もあるが、それはそれとして、 宇宙の謎が解き明かされる話しを楽しめたらなと思います。良いですね。

    0
    投稿日: 2023.11.02
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    難し面白かった 月!地球!太陽系!惑星!宇宙〜!て感じの内容 理論推論、生物学、地理学、数学、言語学、物理学、、知識という知識が全部でてきて好き勝手大論争。知らない単語がリアル3000こでてくる。一生懸命読んでもちっともわかんない。わかんないんだけど、なんとなくふーんって読んでたらわかってきて、そうなったらもうやめらんない。全謎が解かれてパズルがしっかり組み合ったときの気持ちよさを味わえるまではしかし、長いみちのり。こんな薄い本のなかにはるかに壮大な物語がぶちこんであるのはやばいこと。 理系の人ならもっと楽しめそう。頭いい人に勧めてみたい脳みそ酷使系小説。なんせむずいから映像化希望。お金かかりそう〜非の打ち所なくどこまでもサイエンスフィクション

    1
    投稿日: 2023.10.15
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    先入観で神格化してしまっていた可能性がある。 確かに最後は没入できた。そこに至るまでは展開に物足りなさを感じた。 起承転結でいう、「宇宙で五万年前の人間の死体が見つかった」という起と最後の結が際立つけど間が、うーん

    0
    投稿日: 2023.10.14
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    この作品が長らく愛されている理由と、SFミステリーと言われている理由がよく分かった。クライマックスの怒涛の種明かしはもはやこれが現実なのではないかと思わせられるものがあった。星を継ぐものというタイトルにも思わせられるものがあった。個人的に主人公と対立していた教授が徐々に主人公を認めていくが、自らの考えもしっかりと持っているところに科学者としての矜持を感じられかっこいいと感じた。

    0
    投稿日: 2023.10.10
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    誰かのおすすめのSF小説ランキングで1位を取ってるのを見て、貴志祐介の新世界よりも面白いSF小説があるのかとワクワクしながら手に取った一冊。 むずかしかった、SFそもそもそんなに好きじゃないなと感じながら読みつづけた。オチは結構好きだったけれども、やはり過程を楽しめないので、やはりSFと私は親和性がないんだと思う。

    0
    投稿日: 2023.10.09
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    SFミステリとしての完成度が桁外れ。 とても大きな謎が段階を踏んで徐々に解き明かされていくのがとても気持ちいい。パズルのピースを組み立てるという作中の表現がぴったり。 設定のスケールが大きいが、それに説得力があるので読んでいてとてもワクワク出来た。

    0
    投稿日: 2023.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本格的なSFを読むのはこれが初めてだと思います。 専門用語とかあって難しい所もあるため、読む速度はいつもより遅め。 それでも面白かったです。 「え!待って、てことは?」みたいな展開が何回かって楽しかったです。 読んでる途中何回か思ったんですが、作者は何者でしょうか。 色々なことに詳しくてすごいなと思ったし、人類の起源やミッシングリンクを利用したりとか、私は頭がよくないのでもう人類の起源これでいいような気がしてきました笑 また、ソビエトが出てくるあたり時代を感じました。 あとエピローグ!! 続編のタイトルを見る限りガニメアンに会えたのかな?

    2
    投稿日: 2023.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わった最初の感想は「めちゃくちゃ面白かったけれども!カロリーが高い!!」だった。凄く凄く面白く壮大な謎が隠されていて読む手が全然止まらないほどに興味を惹かれるけれども、それに付随して自分が知らないような知識がわらわらと出てくるのであんまり科学的な知識を持たない自分はかなり脳を酷使して読んでいた。しかし、SF、サイエンスと付く以上は、本来このぐらいの専門知識が入っていたとしても不思議はないのかもしれない。そしてこの作品を読んだ時というか読んでいる時に感じたことは「これが本格SF(サイエンス・ファンタジー)かぁ」といったことだ。科学のことに全然明るくない自分のような人間にもちゃんと読めるように創られていて、内容的に分かりづらくはあっても分からないということはなかったのでこの内容にしては読みやすかった。読み始めた動機は5万年前の時代が発見されたという気になりすぎる見出しに惹かれたからで、わりと軽い気持ちで買って読み始めた。……軽い気持ちじゃなくて固い決意を持って読み始めるべきだったよ。恐らく自分が読んできた中で一番面白いSF作品だった。(自分はあんまりSFをよんでないけれども)この作品の面白いというか、読んでいて引き込まれてしまうところは、本当にあり得るかもしれないと思うぐらいにこの中で一つの世界が創られているところだ。月の探索で五万年前の時代が見つかった!こんなのは本来あり得ないとわかっているけれども、その後に地球に持ち帰ってしっかり調べて各分野の学者たちが自らの知識を元に死体の身元と謎を明かそうとする。そして少しずつ死体のことが分かってきて仮説を立てては捨てて立てては捨ててを繰り返して、事実を元に真実を追求する。全員が全員探偵のような存在であり、謎を解くのは特別な存在ではなく事実として揃っている証拠を論理的に関連付けることであると感じさせられた。そしてこんなに壮大な話の内容であるが、全く持って馬鹿らしいファンタジー(幻想)のような話は一切無く、確率としてありえるものだけで成立している点が素晴らしい。

    0
    投稿日: 2023.09.20
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    傑作です。大好きです。最高に面白かったです。未来とか科学技術っていいよなぁ。この著者の他の作品もぜひ読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2023.09.16
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    文章が難しくてスムーズに飲み込めなかった。 読むのに時間がかかったりしてイライラすることもあったけど、 すぐ眠たくなる作用もあるから寝る前はおすすめかも。 研究者視点としては、柔軟な考えや結果の紐付けの新たなヒントをもらえた気持ちになった。 物語の展開としても考察や推理が進むときは、勢いよく読み進めたくて興奮した。 ただ読む時には気合がいるなぁ。 続編までは頭を休ませたいと思います。

    0
    投稿日: 2023.09.07
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    昔読んだ気がするけどすっかり忘れている。 最後が推論だけで終わっているのでそこがちょっと物足りない。 すべて説明されてはいるのだけれど。

    0
    投稿日: 2023.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新装版が出たということで話題になっていたので初めて読みましたがとても面白くてほぼイッキ読み。生物好きの人が読んだらガニメアンが出てくるぐらいからずっと気になるであろう生殖隔離の問題が重要なファクターになってて、最後の最後で喝采した。ホモ・サピエンスをホモ・サピエンスたらしめてる特異性には残念ながら?非常に同意する……。 あと1977年刊とのことですが、ここのところずっと三体読んでた後なので、主要な科学者にアジア人も女性も全く出てこないのは、人間界にやってきたバービーみたいに「女性たちは?どこなの?」てなった。

    1
    投稿日: 2023.09.03
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    物語として素晴らしいのはもちろんのこと、さまざまな分野の学者をうまく使って謎を解き明かすハントに感銘を受けた。仕事や組織に対する視点をいただきました。

    0
    投稿日: 2023.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「アルコール中の血液濃度が極度に低下している」なか、この感想を書いている。 本屋で100刷突破帯を見てまんまと欲しくなってしまった。帯があまり好きではない自分が帯で本を買ってしまうとは… 100刷おめでとうございます。よく話題に出るけど読んだことなかったしな。これってホーガン最初の作品だったんだ。最初でこれかぁ。すごいなぁ。 最初に月で二人が遭難しているところから、SF的なアクションストーリーが展開していくのかと思いきや、終始燃える謎解きが続きまくるという、今で言えば火星の人みたいな話だった。 「アルコール中の血液濃度が極度に低下しているんだ」という表現が良すぎた。最初は翻訳ミスかと思ったが、100刷行って未だにミスがあるわきゃないわな。でも、原文はなんていう表現なんだろうか。 表現としては二日酔いで頭が回ってないという意味合いで、ググっても結構な数の人がネタにしていた。SF好きの中では通じそうだな… 感想を書いてる今、まさに二日酔いで頭が回ってないので使えるぜ! それも含め、全体的に翻訳がとても丁寧で読みやすかった。確かに翻訳ものだなという書き方なんだが、構成的に原文が最初から読みやすそうな感じはした。 後半で謎が増えたり別の星が出てくるところから正直把握できなくなってくるところもあったが、それでも一応全体的な話は理解できていた… はず… 月のクレーターが隕石ではなく、爆発の跡だったというのがわかった頃、なんとなく「これは月がどっかから移動してきたんじゃないか…?」と思っていたが、まさかの正解。推理小説とか読んでても一切推理しない/できないのにすごいぞ自分!でもジェットエンジンとか爆発で運んできたのかと思ってたが… まさかミネルヴァの爆発の衝撃で偶然だったとはなー。 あと、ミネルヴァ=地球だろともずっと思ってたけど全然違った。 ほとんどの謎は確かに解決したのだが、巨人は…?どっかで解決した?ガニメアンが巨人だったのかと思ったが、結局「こ、この骨のサイズは一体…!?」みたいなことにはならなかったし。最初に洞窟で死んだ「チャーリー」を助けていた巨人が「コリエル」だったんだと思うが、そうなると巨人はその次代から生きていたのに骨の一つも残していない…? 途中で出てきたやたらとでかい宇宙船の廃墟みたいなのが巨人の宇宙船なのかと思ったが、そこまででかいわけではなさそうだったし。 あとガニメアンもルナリアンとかも誰が誰だか正直わかってないぜ! と思って「星を継ぐもの 巨人」で検索すると、どうやら星を継ぐものはシリーズだったようで続刊が巨人話っぽい。となると調べていくとネタバレしか踏まなさそうということで諦めた。続編に続く秘密なのかも知れないし、普通に自分の理解が足りなかっただけという可能性も大きい。 全部で6冊だからすぐ読めるだろう。 しかし舞台は2029年と、今となってはもうあと数年で追いついてしまう。全然間に合わなかったなー。 途中でガニメデの調査が…とかの話題が出てきた時、てっきり突然また数百年飛んだのかと思ったのに。それまではせいぜい宇宙ステーションがあり、月は簡単にたどりつける、くらいだと思ってたので。2029年の段階で木星まで行けている想定だったとは。まあ、今から50年後と言われたら確かに相当技術進んでそうだもんな。 やはり名作古典SFは当たり前だが名作だった。どんどん読んでいきたいけど積み本がな…

    4
    投稿日: 2023.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2023年8月21日初めて読んだ日 あまりにも学術的な文章が多く、専門的な言葉が難しくてもう読むのをやめようかと何度も思った。 途中からもの凄く熱中し、はまった。 2025年7月再読 なんだか知らないけれどとてもよく理解して読むことができた。最初から最後まで面白い。 SF小説にハマりました。

    2
    投稿日: 2023.08.21
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    長くて私に取って難解でそれでも何とか読了出来た事で良しとしよう。 空想する事には忍耐力も情報量も必要である、と。

    9
    投稿日: 2023.08.15
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    プロジェクトヘイルメアリーが面白すぎたので、同じような読書体験を求めて手に取った。 SFというかミステリーとして面白かった。ラスト、うわぁ~って声が出た。 宇宙の描写がリアルで、登場人物と一緒に宇宙を旅している気分にもなれる。訳が上手い。非日常を味わうのにもおすすめ。 とても1980年代に書かれた本とは思えない。

    1
    投稿日: 2023.08.15
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    SFの名作を読もうキャンペーン中。 面白かった……! 難しくて、サクサク読み進められる感じではなかったけど。 月面で見つかった5万年前の死体。 死体の謎を解くミステリーとサイエンス・フィクション。さすが読み継がれる名作といったところ。 最後の最後、鳥肌立ちました。

    0
    投稿日: 2023.08.12
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    ◆ミステリー好きにもおすすめのSF小説◆ 1980年に翻訳物として出版されて以来104版まで重ねてきた本作は、長く読み継がれてきたSF小説の名作。43年経った今、新版が刊行されたことに驚き、どれほどの作品だろうと興味をそそられます。SFに免疫がないせいか、古い翻訳本のせいか、なかなか読み難い。でも最初の45ページを何とか読み進めれば、いよいよ物語が動き出します。月面で発見された宇宙服を着た5万年前の死体。 ―彼はいったい何者なのか。

    1
    投稿日: 2023.08.07
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    月面にて発見された5万年前の人骨を皮切りに次々と立ち現れる謎を紐解いていくミステリーとしてのカタルシスが心地よい。冒頭で描かれる素性の知れない宇宙飛行士ふたりの決死行が全編を通しての主題(我々の命が連綿と続く生きる意志の賜物であること)と通底していて読了後に再度読み直すといっそう感慨深い。

    1
    投稿日: 2023.08.03
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     初版から43年を経ての新版刊行。この間104もの版を重ねている。さすがSF小説の金字塔。「【新版刊行記念企画】あなたの『星を継ぐもの』は何版?みんなで104版コンプリートできるかな」も無事(?)コンプリート。私も昔読んだ記憶があるが、図書館で借りたので参加できず残念に思った。新版刊行を機に久しぶりに読み、昔感じた「なるほど」感を今回も普通に享受することができた。  舞台は2020年代の設定だが、未だ宇宙開発はそこまで進んでいない。宇宙航空が一般的になるのはいつになるのだろう。現在の世界状況を見るに、戦争するより開発を、と思う。

    0
    投稿日: 2023.08.03
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    エンタメ小説を読んだというよりも、ア⚪︎ビリバボーとか世界⚪︎見えとかで流れる科学者の要約ドキュメンタリーを見た様な読後感だった。 基本仮説→新発見→考証→新仮説の繰り返しなので、結構話が淡々と進む。そのため、つまらない小説ではないが、読むのに時間がかかった。 最後もなるほどそういうことだったのかと納得したが、また読み直したいという程の気持ちにはならなかった。 科学考証が好きな人はハマるんじゃないかと思う。

    0
    投稿日: 2023.07.30
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    想像以上に読了まで時間がかかってしまいました。 SFでありながらミステリー、徐々に明らかになる事実、評価の高さから期待先行してしまい、ただただ長く感じました。

    2
    投稿日: 2023.07.27
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     月面で発見された人間の死体。それは、なんと5万年前に死んでいたのだった。これをきっかけに調査チームは、人類の成り立ちに迫る。ミステリーハード作品である。  ハントに人間性および人生観に驚かされる。研究者にも関わらず、コールドウェルと対等に渡り合い、全体を俯瞰する能力を持つ。ハントだけでいくつもストーリーが作れそうである。  具体的な行動ではなく、情報を整理する役目を主人公がすることで、読書は重要な発見のみを価値つまんで知ることができる。上下巻に分けるならば、ダン・チェッカーや数学班など焦点をあてようと思える人物や場面はいくらでもある。その中でも、ハントを中心に物語を進めることで、一から世界を作り上げるSF世界を分かりやすく表現していると思う。このような、物語の構成とシチュエーションをどのように作りだしたのか気になる。  新たな発見によって考察が進んでいく場面やハントのように角度を変えて物事を見ることで、疑問が徐々にほどかれていく感覚が読んでいて楽しいと感じた。

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    投稿日: 2023.07.26
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    出版社の腹黒い思惑。 旧作に注目が集まって売れ始めると、「新版」を名乗って「値上げ」を敢行する。 日本の出版社の常套手段である。 「新版」を新品で買うことは値上げを容認していることになるので、 値上げ手法に賛成しない自分は古本で買うことにします。

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    投稿日: 2023.07.19