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ぎょらん(新潮文庫)
ぎょらん(新潮文庫)
町田そのこ/新潮社
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総合評価

585件)
4.2
201
257
96
8
1
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    人の死を通して引きこもりが立ち直る短編連作。 テンポよくライトに都市伝説っぽく描かれてるけど重い。エピソードによっては苦しい。 けどこの本の考え方で楽になる人がいるはず。

    18
    投稿日: 2025.12.27
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    3.6 自分の道が正しかったかどうかは、きちんと命を終えるまで分からない。故人に対する後悔も模索しながら生きていくしかなくて、自分の心と身体が途中で壊れないように、少しだけ肩の力を抜いて生きていこうと思う。

    0
    投稿日: 2025.12.27
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    私はお葬式で泣いたことがない。 いまいち理解ができていなかったのかもしれない。 誰かと会えなくなることと亡くなってしまうことの感覚の違いが分からず実感がいつもない。 ぎょらんのように何か目に見える形で最後を見れたら分かりやすいのにと読んでて思ってしまった。 いい思い出も嫌な思い出も、私は最後がいつも曖昧だからこそ、何となく薄れてしまう。 そんな私ですら、人と人のお別れや最後の瞬間を文で読むと、お葬式で泣いていた人達を思いだし泣きそうになった。 少し現実離れしている話の中にリアルがあるからこそ際立つ切なさ。 人の心情が痛いほど上手く表現された1冊なきがする。

    0
    投稿日: 2025.12.20
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    初めての町田そのこさん。とっても好き。他にも読んでみたい。冬越しのさくら、あおい落葉、珠の向こう側がお気に入り。亡くなってしまったらもう会えないし伝えらない。もし後悔があるなら、その人に恩返しできるように感謝を伝えられるように生きていくしかない。お葬式は残された人達のためのもの、その通りだなあ、グリーフケアの一つだよなって。残された者同士で思い出を語って点を繋いで線にして、乗り越えていくんだ。

    0
    投稿日: 2025.12.18
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    短編それぞれが繋がっていて、あれ、あの人が!、これはどこで出てきた人だったっけとなり、もう一回読みたくなる。 最後の見送るシーンは感動しました。 とても読みやすかった。 誰しもが見送る側になる隣り合わせの環境で、後悔なく生きていきたいと思える作品。

    2
    投稿日: 2025.12.17
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    人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」噛み潰せば、死者の願いがわかるのだという。。 あらすじをここまで読んで、人の死を乗り越える、心温まる系の物語だと思ったら、そう簡単にはいかなかった。 心にずしんときたり、悲しくなったり、つらい場面もあるけど、最後に心が温かくなる作品。 ぎょらんとは亡くなった方への自分の思いなのかな。 後悔だったり、言えなかった言葉だったり、伝えたい事とか。。 ただ、私はぎょらんを見ても口にはしないなぁ。何となく怖い。。

    29
    投稿日: 2025.12.11
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    人は、亡くなる前にその人に対してこうしていればという思いが亡くなった後で後悔という形で出てくる。 突然亡くなるということは往々にしてあるため、そのときそのときを後悔することのなく行動できるようにすることが自分にもできればいいなと感じた。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    願うことって、状況とその時の思いに大きく左右されている気がする。あいたい、と思ったら、素直に伝えるのが、1番いい。それができなかった自分の若い頃に思いを馳せた物語だった。

    1
    投稿日: 2025.12.08
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    今まで読んだ本の中で、泣いた本トップ3に入るくらい、ずっと泣きながら読んだ。今までに読んだ町田そのこさんの作品の中でも一番好き。 かつて親友を自死で亡くした朱鷺が軸となって、ひとつの街の中でそれぞれの身近な人の死にとらわれている人たちの人生が交差する。どの章にもぎゅっと胸を締めつけられるような別離の哀しみがあり、それでもその苦しみと向き合おうと行動したり、人との繋がりによって思いがけない事実を知る登場人物の姿を見ながら一緒になって泣いてしまう。 死者と繋がることは絶対にできないし、遺された者ができることは想像だけ。だからこそ葬儀は生者のためにある儀式だというのは本当にその通りだと思う。死ぬこと、生きること、罪を背負うこと、赦すこと、テーマは壮大だけど、人と繋がりながら精一杯に生きる登場人物たちには最後には希望があって、とても良い読後感だった。

    10
    投稿日: 2025.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死んだ人が残す「ぎょらん」に関する話。 最後まで結局ぎょらんが死んだ人が残したものなのか、自身で生み出しているものなのかは分からなかった。 自分にとって大切な人が生きている、ということは当たり前になってしまっているけど ある日突然プツリといなくなってしまったら、私もぎょらんに縋りたくなってしまうだろうな… 後悔なく大切な人の死を迎えられる事って、なかなかないと思うから、最期はその人との幸せな思い出を辿って見送りたいよね。

    0
    投稿日: 2025.12.02
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    ぎょらん、死者の最後の想いが詰まった小さな赤い玉になって稀現れるという。その想いは、恨み、怒り、感謝、人それぞれ。親友の死を経験して引きこもりになった主人公が10年の時を経て、徐々に硬い殻をやぶり、社会との関わりを再開し、様々な人々や死と関わる中で物語は展開されます。 ぎょらんの謎、大切な人の死を受け止める人々の魂、そして、そんな方々との邂逅の中で主人公も辿々しく前に歩んでいきます。

    1
    投稿日: 2025.11.30
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    当たり前のように感じてしまう日常も本当は全てが非日常で、生きていることの方が死んでることの方より特異的な状況で、そんなことを思い出させてくれる小説でした。人は抱えきれないことを体験すると、どうしてもその体験に意味を与えてしまうものですね。それが当人の足枷にならなければいいのですが、事実と解釈は分けて考えたいなと。これは物語なので美しくまとまっているけれども、現実はそうはいかないものね、なんて思ったり。身近な人が明日いなくなってしまったら、それが今の時点でわかっているから何をしたいか?意識しながら生きていきたいなと。諸々大反省。

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    別れは突然に訪れることもある。 大切な人たちとの時間を、いつでも後悔がないように過ごしたいと思った。

    9
    投稿日: 2025.11.15
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    最初はどうなる?と思っていたけれど、ただ読むだけで終わらない話だった。 想像を巡らせれば、人は他者に優しくなれる。 後悔しない人生なんてないけれど、後悔を小さくするために、【伝えること】を大切にしたいと思った。

    12
    投稿日: 2025.11.15
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    人とどうやって接するべきか考えさせられる。後悔なく生きることはきっと難しいけれど、丁寧に人と向き合っていればいくらか胸を張って生きていけると思う。何度も泣いた心の奥に刺さる作品。

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぎょらんがあるのかないのか、それは分からない。見てもいないから信じられないし、否定もできない。 だけど遺志は、のこされた側の想いは確実にあって、それで、繋がるしかないのだなと今は思う。 (死んだら、何も、欠片もなくなってしまう可能性が高いと思っているけど希望として) それが恨みであったとしても、世界を隔てられる「死」に対して少しだけ立ち向かえるのは互いの想いだけ。 だからこの遺志やら想いは、できるだけ良いものであったほうがいい。 それなら、生きているうちに、良く想い合える方がいい。 言葉ではなんとも言えるが、言葉で自覚し、実現していくほかないと思う。 死は最も怖く、最も目を背けてしまうものたが、いつかの自分か誰かのためにもやっぱり「善く生きる」(忘れかけていたが、私の大切なモットーのひとつ)を体現していきたいと改めて思った。 この本をプレゼントとして貰っていなければきっと、途中で読むのを辞めてしまっていたかもしれない。それくらい、私にとっては重苦しく苦手なテーマだった。 でもだからこそ、プレゼントしてもらって本当に良かったと思う。 P.S. 読んでいる最中は物語のそのままを感じていたけど、今、朱鷺と母の関係が、自分と母に重なるようで、他人事とは思えない(母は健康) ので、私も朱鷺のように母を安心させたい

    1
    投稿日: 2025.11.08
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     身近な人の死に立ち止まっていた人達が、故人の思いを知り、再び歩き始める物語。  登場する人達が、まあうまく繋がっていくこと。そして、人が何とまあ人を想って生きており、すれ違いからそれに気付かずに後悔してしまうこと。  最近親しい人を失い、深い喪失感に苦しくて堪らなかった私だが、人の愛、想いの深さに敬服すると同時に、人の死を乗り越える登場人物達を追体験し、少し救われた、前に進める気がした作品だった。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    死を通して、生について考えさせられた。伝えたいこと、やりたいこと、全て終わってしまってから気がつく。こんなに悲しいことがあってたまるか。つらい。苦しい。 生きるってなんだろう。みんな死ぬのに。自分ひとりだったらどうだっていいんだろうな。家族や、友だち、同僚、自分以外の人と関わって、繋がって生きているから、恨んだり、怒ったり、後悔したりするんだろうな。関わらない方が死ぬとき楽なのかもな。でもひとりじゃ生きていけないしな。生活力ないし。誰かに助けてもらわないと。やっぱり関わらないと無理なんだな。生きるってなんなんだろう。

    5
    投稿日: 2025.11.07
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    遺された者たちの寂しさや苦痛、立ち去る者の穏やかな愛に涙なしでは読めない。生きているうちにできたらいいのに、なぜか亡くなってしまってから気持ちを推し量り答えを求めようとしてしまう。遺された者たちの気持ちが痛いほどよくわかった。 近しい関係であれば、言葉にしなくても自分の感謝や愛は相手に届いているだろうとも思うし実際そうなのだろうが、口に出して伝えておくことが未来の自分の心を救う可能性がある。人の死、別れを描くことで、生きている有限である今の尊さをこちらに実感させる一冊。

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    「ぎょらん」とは何なのか…調べ続ける朱鷺。葬儀会社に勤め、様々な死とその死と向き合う人たちと関わることで「ぎょらん」の真実を見つめていく。死と向き合ったとき思い出は美しいばかりじゃなく、後悔で心が埋まってしまうことだってある。それでも死と向き合って故人を想い願いを叶えようとする人たちの悲しみと強さに圧倒された。残された者が故人に寄り添える瞬間があるというお話”糸を渡す”がとても心に残った。

    2
    投稿日: 2025.10.23
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     大切な人が亡くなった時、残された者たちは何かしらの後悔や懺悔の気持ちに苛まれることがあるだろう。  「死」という重いテーマを題材に、残された人たちの苦悩を描いた連作集。  大切な人の死をどう受け止めるか、どう受け入れるか、自分の中にどう消化させていけば良いのか。  いい意味で清々しく送り出してあげられる気持ちになるにはどうすれば良いのだろうか。  また、自分が死んだときに周りの人に笑顔で送ってもらえるように、どのような生き方をしていくべきなんだろう。  「死」というテーマを通じて、「生」を考える良い機会になった作品だった。

    3
    投稿日: 2025.10.23
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    行動と言葉の不一致が人間的で。 涙が止まらない話もあって、死ぬことを意識して生きるって、大事よねと思えた。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    低温やけどする本 心地良さにばかり縋っていると、失ってからしか気づけないものが浮かぶ。後に残るタダレさえも愛おしく摩りたくなる。 名前のない関係や否定的に捉えられる関係。相手が目の前にがいる時は確かに信じられていたものが、そこにあると疑わなかったものが、一瞬で消える。時が過ぎなければ、通過しなければ気づけない。 葬儀とは、誰のためにどうして行うものか。一度私は、死から逃げた。それを今でも後悔している。気づかなければ、知らなければ生きていると信じて過ごして行けると思った。時間が経てば治るだなんて無様に思ってたら、化膿したかの様に永遠に炎症と腐敗が進むだけだった。 救い救われ生きていく。私にできるだろうか。生きている時でさえ、自分を可愛がる事に足取られ、人に傷つけられることから逃げる。死に向き合う怖さと死から逃げる辛さの両方を経験したからこそ、自信がない。 時の中に残された人の中にある記憶を紡ぎ、互いに結びつきを強くする。私の愛する人達を見送る遺される側になりたい。 最近また、並行読みする事が多くなってきたのにこの本はできなかった。人に引き寄せられるみたいに、離れられなかった。この本の誰に寄せられているのか、文章なのか何も分からないけれど今の私に必要だったのだろう。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    町田そのこさんの作品を涙無しでは読めなくなってしまった。私自身、人生の中で「死」について向き合う機会があまり無くて、ぼんやりとした想像しかすることができない。亡くなった人の想いを、私たちは思い詰めることしかできないし、答えを知ることはできない。けれど、亡くなった人となにか繋がりを感じられれば心は和らぐのだなと思った。ぎょらんを通じてたどり着いた答えがみんな同じなのもよかった。あと、後悔しないように、大切な人に素直に思いを伝えようと思う。

    3
    投稿日: 2025.10.18
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    亡くなった人が何を思うか、それは想像でしかなくて、 ぎょらんは残された人の理想や想像でしかなくて。 でも直接聞くことのできないことくらいは 自分の都合の良い話であれと願ってしまった 突然訪れる死は、誰しもが経験しうることなので 大切な人たちとたくさん話をして、大好きだよありがとうって抱きしめたいなと思わせてくれる、温かいお話でした。人に対しての気持ちが荒んだとき、また読みたいな

    1
    投稿日: 2025.10.17
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    ずっと積読してて絶対町田その子さんだから絶対好きなのはわかってたけどようやく読み切ってやっぱり好きだった。 町田その子さんのお話を読むときは青葉市子さんの音楽を聴きながら読むんだけど、いきのこり●ぼくらって曲が本当にピッタリだから聴いてほしい。 生き残った人たちのお話だから。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    人の死に対する短編集。 伝説の玉ぎょらんは、人の亡くなる前に 思いの丈をその玉にメッセージとして 残すものと言われている。 志半ばで亡くなることは本人にとっても 周りにとっても辛いこと、恋人の死で 主人公にとっては辛い真実を知る事に なったが、弟と共に探して当てた (ぎょらん)からのメッセージで 救われる事になった。 深読みすれば、愛人のひとりだった 姉を弟のパフォーマンスが救った ような気がした。 明るく元気が出るショートが続けば よいが全体的に(人の死や葬儀場での )暗い話が多く、感動よりも気が滅入って しまったので、話し半ばでリタイヤしました。

    27
    投稿日: 2025.10.15
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    私が死んだ時… 大切な人たちには、悲しんでほしいだろうか。 全く悲しんでもらえないのも寂しいし、いつまでも泣かれるのもつらい。 でも一番嫌なのは、残された人が、私は恨まれているだろうなって、ずっと背負って苦しむことかな。 都合いいかもしれないけど、亡くなった人の気持ちなんて、それこそ奇跡でも起きない限りわからない。 だから、私が死んだら、大切な人たちには前を向いてほしい。 私も、もしその時が来たら、思いっきり泣いて、前を向こう。

    9
    投稿日: 2025.10.15
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    人が亡くなった時、最後に強く願ったものが、赤い珠となり残るという話。いくらのような見た目からぎょらんと呼ばれていた。 1つ1つのエピソードが遺された人が故人を思い、悲しむ場面はどれも悲しくて切なかった。 もっとしてあげられたことはなかっただろうかと私も祖父を亡くした時は思ったし、後悔などない遺族はいないのではないか、、 エンディングノートは印象的で 人が良かった人ほど、最後まで迷惑をかけないようにする姿は切なかった ぎょらんは遺されたものたちの捉え方次第で、幸せな珠にも憎しみの珠にもなりうるのではないかな 朱鷺の、その人と楽しかった思い出を思うようにしてくださいという言葉が沁みた 後悔の念より、笑い合った日々を思い出した方がいいよね 大切な人たちとの時間を当たり前と思わずに 疎ましくおもわずに、一緒に生きて行こうと思った。

    3
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「死人に口なし」 私が、自分自身に言い聞かせている言葉だ。 私自身の訴えを無視して、誰かに勝手に美化されて終わる死に様はまっぴらごめんだ。 きっと、私が遺すぎょらんは、今の精神状態ならば 酷く血生臭い味がするんだろう、と思う。 仕事に行き詰っている私にとって、「冬越しのさくら」エピソードは何とも耳に痛い内容だった。 しかも私は、相原さんのように誇りや信念を持って仕事をしているわけではなく、「この仕事は私がやりたかった仕事とかなり乖離している」というモヤモヤを抱えた状態で仕事をしている。 ああ、カッコいいなあ彼女は。 迷い、苦しんで、でもご遺族の為に仕事をするって、それで救われた方がいるって、羨ましいな。 少し本題とはずれてしまいました。 ぎょらん しょっぱな、私が「ぎょらん」を遺す側のような書き方をしてしまったが、 私はぎょらんを「遺される側」であり、私にはこれからいくつもの死別が待ち受けている。 きっと、また何回も後悔の連続になると思う。 もっと優しくしておけばよかった、もっとこうしていたら、、ああしていたらよかったと。 私はあまりにもちっぽけで無力なので、何もできずに別れが押し寄せてくるのだろう。 そして「死人に口なし」 遺された人がどれだけ望んでも、もう故人の声を聴くことはできない。 だから、人は救いを求める。 救われてばっかりで、いつになったら救える立場になれるのやら、とほとほと自分に不信感がある。 ああ、朱鷺みたいに少しずつでも成長できるのかな。 自信がないことばっかりだ。 だけどこの物語には、詰まっていたんです。 もう一回頑張ろう。 大好きな人に、出来ることを伝える。 大好きな人と居る時間に、少しでも「幸せだった」と思える時間を築くこと 切実で、熱いメッセージが詰まっていた。 私は今から、何が出来るのだろう。 人との別れは怖い。 けど、一緒に死を悲しむことができる、思い出を共有できる関係者がいたら 少しはマシなのかもしれない。 その縁も、故人が遺した生きた軌跡なのかも。

    4
    投稿日: 2025.10.12
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    人の死体にたまに現れる赤い球体「ぎょらん」 死んだ人の強い思いによるものなのか、はたまたまったく関係は無いのか、謎な存在のぎょらん。これを口に含むと様々な感情が入ってくる。それは人それぞれで幸福感に包まれる者や、苦悩に包まれる者もいる。主人公は後者であり10年間引きこもる。そんな主人公が様々なぎょらん経験者に触れどう変わっていくか、そんな話でした。 死にまつわる話なので心が揺さぶられるのだが温かい揺さぶられでした。

    11
    投稿日: 2025.10.11
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    人が死ぬ瞬間に強く願ったことが赤い珠、「ぎょらん」となってこの世に残るという。果たしてそれは実在するのか?大切な人の死と向き合い、再生へと向かう、妖しく切ない物語。

    1
    投稿日: 2025.10.09
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    「ぎょらん」を通して見えるものは、死者の真意というよりも、それを受け取る側の心の状態を映し出している 生があれば死がある、儚い人生の物語の中で人と関わり記憶に刻み込まれ良くも悪くも自分を変化させる

    0
    投稿日: 2025.10.08
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    誰かが死んだ後、いろんな後悔をぎょらんという形にしたのかな。本物か、偽物か、幻想かは分からない。でもぎょらんとは何か考えることを通して、死んだ人とは記憶やその人を想うことで繋がっているのだ、と信じさせられた。

    8
    投稿日: 2025.10.08
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    途中までは通勤時間に読んでたけど、これダメだなと気づいてからは家で盛大に泣きながら読み切った。 大切にしたい人をただ大切にするということの難しさ、あるよな。 誰かともう二度と通じ合えない、どうやっても触れられないし届かないというのは本当に苦しい。 けどその苦しさから救い上げてくれるのがまた生きてる人たちとの繋がりだったりする。 私は誰かと別れる苦しみを乗り越えられる気がしなくて、それなら誰とも深く繋がらなければ良い、と思ったこともあったけど、なんかそういうことじゃないかもしれない。 誰かを心から大切に想った記憶が、失った空白を埋めてくれるのかもしれない、と思った。

    2
    投稿日: 2025.10.05
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    家で一人で読むべし。決して通勤電車や会社での休憩時間に読むものではない。鼻水をすすることになる。 町田その子さんの作品はこれが初めて。他の作品もぜひ読みたい。

    6
    投稿日: 2025.10.04
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    死は、生きとし生けるものに等しく最後に与えられるものだと思います。人は誰しも大人になる過程で、大切な誰かとの別れを経験し、傷付き、受け入れていくものと思いますが、その事象にどのような意味づけをするかによって、心持ちは大きく変わります。本書は、連作短編を通して、人それぞれの意味付けについて解説されながら、亡くなった大切な人はこちらのことも大切に思っているのだと感じさせてくれる、優しい小説です。

    2
    投稿日: 2025.10.04
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    物語は残される側の視点だけれども、死というものはこの世を去る人、残される人、どちらにも強い思いが残ることに気づかされる物語。 事故や自殺、病気の急変といった、大事な人の突然の死。ちょっとした諍いや甘えですれ違ったままだと、それこそ一生解決できない後悔を抱えて、長い人生を生きることになる。そんなことは誰しもが嫌だし、良くないことだとはわかっているけど、「これ以上口論になりたくない」「嫌な気分になりたくない」と真正面から向き合うことは嫌厭しがち。 そんな中で突然もたらせた死という永遠の別れは、朱鷺もそうだけれど、そんな後悔によって人生を大きく狂わせてしまう。苦しくて、痛くて、でも再び前を向く人の力強さも感じられる一冊。 ところで町田そのこさん、「ピピエンヌ号」って車やバイクに名付けるの好きなのかな?コンビニ兄弟の和歌の愛車もそうだった気が……

    1
    投稿日: 2025.10.01
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    死者の想いを表す「ぎょらん」タイトルだけど、生きている人間が主人公。 死者の想いをどう受け取るかは生きる人間次第。 あと死者には一方的にしか何かをしてあげることができなくなってしまつから、大切な人には生きてるうちに存分に愛や感謝を伝えたい。

    0
    投稿日: 2025.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    52ヘルツのクジラたちを読んで、町田そのこさんの作品もっと読みたい!となり、手に取った作品。 元々話題になってて、本屋さんでもよく平積みになってたから前から目にしてたけどついに買って読んだ。 やっぱり面白い。 まだ身の回りで誰か亡くなったりしてないから、なんだか「死」って自分にとって遠いものだななんて思ってたけど、朱鷺のお母さんや最後の香弥さんを見てると本当に死は身近にあるってことを忘れちゃいけないなと思った。コロナであったり、津波であったり、病気であったり。胡座かいてちゃだめだな。 身近な人が亡くなった時、ただただ悲しくて、どうにも立ち直れるか分からないけど、みんなそれぞれ、踏ん切り付けて、生きることを頑張ってて本当に凄かった。素敵だった。 朱鷺の成長した姿や、御船家のお母さんが子育てを立派にやり遂げてた姿、実弥がお姉ちゃんを思って泣いた姿、めっちゃ感動した。 そして「青い落ち葉」の葉子は衝撃だった、色んな意味で。 愛着障害なんだろうな。キラキラ光る宝石のように思っていてもそれを素直に伝えられないし、伝え方が分からないっていうのが見ていて苦しかったな、、、。 お母さんが葉子を少しでも見てくれてたら違う未来があったのになあ、、、 短編の連作で、七瀬さんと叔父で関係性が繋がるのか!とびっくりする展開もありつつ、すごい自分にとって人生の勉強になったというか、、、もうみんな死ぬなー!と思うけど、人間だしいつか死ぬから、自分も精一杯生きて楽しいこと沢山しよう!家族な友達に沢山会おう!!と思える作品でした!

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    苦しくなるだろうから読むのやめておこうとずっと思ってたのに、なんだかふと手に取ってしまった。 案の定苦しくなった。だけど重ーく絡まりつくような苦しさではなかったのが救い。想像したくない家族との別れ。それを思うと・・やっぱり苦しいな。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    表紙がかわいいのと52ヘルツが良すぎて期待して読んだけれど思ってたのとちがった、、、 ずーっともやもやしながら読んでた。 好みじゃなかった。家族の関係の感じが嫌だったのかな?

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    軽い気持ちで読める本ではなかったけどすごくいろいろ考えられた。 自分にも絶対起こることだから深く考えてしまった。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    まだ若いので死について深く考えることもなく、身近な人たちもなんとなくこの先も生きているだろう、と慢心していたが、死は突然訪れることを思い知らされる作品だった。 だからこそ、思ったことは恥ずかしがらずすぐに伝える、という簡単に聞こえるが実際には難しいことを意識して行っていこうと感じた。

    0
    投稿日: 2025.09.20
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    序盤2話はすごく好きなお話で1話1話読み終わったら感傷に浸っていましたが、中盤4話は自分には重たすぎるきらいがあり、なかなか進みませんでした。そういえば52ヘルツもこんな感じだったと思い出しました。しかし、ラストのお話は自分にも姉がいるからか思わず涙ぐんでしまうほどでした。喋るルンバには吹いてしまいました(๑≧з≦))プッ 中盤がここまで重くなかったら⭐️5でした。とはいえこれが町田さんの持ち味なのですよね。 この本を読んだら普段は遠い存在に感じる死が意外と近くに在るようで妙な気がしました。

    14
    投稿日: 2025.09.20
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    死んだ人が最後に遺す言葉は、生きている人それぞれ受け取って前に進んで行くのかなと思った。 受け取り方は故人と生前にもらっていた言葉から紡ぎ出されるような気がする。 ぎょらんは1つの形にすぎないもので、それを受け取らなかったとしても、別の形で必ず受け取れるような気がする。

    0
    投稿日: 2025.09.18
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    【相手をどこまで許すか、どこまで尊重できるか何度だって話して衝突しあえばいいのよ。どこかできっと分かり合える。だってそれが家族なのよ。家族から逃げたら、駄目よ】

    2
    投稿日: 2025.09.17
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    良い本でした 登場人物の心理描写が多様で、よくこんなにパターン書けるなと。 「ぎょらん」の特性上、どうしても悲しい物語にもなるけど、ミステリー?謎解き?要素もちょっとずつあったりとても面白かった そしてやっぱり連作っていいな だんだん朱鷺君応援したくなってきた 続きないんかなぁ

    11
    投稿日: 2025.09.15
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    私は年齢的に順当に亡くなった方以外にあまり死を体験したことがないので、登場人物の気持ちを理解し切れたとは思えない。

    7
    投稿日: 2025.09.10
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    繋がってないような短編の連作だけど、朱鷺くんの辛い過去と現在の成長を織り交ぜて、しっかり繋がっている小説だった。 感動がいっぱいで、いっぱい泣けました。 また読み返したい小説です。

    0
    投稿日: 2025.09.10
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    連作集。後半泣いた。 朱鷺が人間的に成長していく過程もいいし、 それぞれの死のエピソードが考えさせられる。 『ぎょらん』…綺麗なものではないな。 この作品は手元に置いておいて、 この先もどこかのタイミングで読み直していきたい。

    3
    投稿日: 2025.09.04
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    2025/51 ぎょらん、ってタイトルとあらすじでファンタジーかと思ってたけど全然そんなことなかった。 「糸を渡す」は泣けた。というか最後の方はなんだかよく分からない感情に振り回されて、通勤中なのにポロポロ涙が出た。 この本を読んで、何の不安もなく生きていたことが嘘みたいに色んなことが怖くなった。 私は今30歳で、幸いなことにここまでの人生で近しい人をまだ亡くしたことがない。 私のこれから先の人生には つらいことも苦しいこともあるんだって なんだか急に現実味を帯びてしまった感じ。 生きていれば、絶対に死が伴う。 分かってはいるけど、誰かが死ぬのは怖い。 親、友人、旦那、飼ってる猫、それを失ったときにどうやって立ち上がればいいのか検討もつかない。 誰にでも平等に死は必ず来る。 そんな当たり前のことに深く抉られながら気付かされた本。 どんな死にも後悔は残る。 どんな人生を生きても必ず何かを悔やむことになる。 それなら、生きてる間にもっともっと出来ることをしたいし、他人にもしてあげたい。 人間は美しく、孤独だと思う。 だけど、町田そのこさんが言うように 死者に癒しを求めて救われることはあっても 絶望の沼から引き揚げてくれるのは生きた人間なのかもしれない。 自分以外の誰かと繋がることで、悲しみや不安を増大させたとしても 私も誰かを救って、救われて生きていたい。

    7
    投稿日: 2025.09.04
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    キーパーソンの朱鷺と共に”ぎょらん”にまつわる連作短編集。それぞれ色々な悩みを抱え、不器用ながらも人間らしい生き方が描かれ、後半に連れて涙が止まらない。様々な死者との向き合いかたに触れ、生や死について深く考えさせられた。 テーマとしては答えの出ない重いものだけど、ほんのわずかでも望みのあるような心温まるエピソードが添えられ優しい世界観に浸れた。 後悔のない別れなんてきっと難しい… 朱鷺を筆頭に、もがき苦しみ、一生懸命諦めずに生きて成長していく、その姿がとても心に響いた作品。 ぜひとも皆にお勧めしたいと思う。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    葬儀屋さんの仕事は悲しい仕事だと思っていたんですが、残された人の心を救う仕事だっていう言葉はとてもいいなと思いました。

    2
    投稿日: 2025.08.27
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    町田さんらしい丁寧な心理描写に惹き込まれました。死というテーマを前に、大切な人といつ会えなくなるか分からない現実を思い知らされ、今を大切にしたいと強く感じます。 「亡くなった人の願いを叶えられた瞬間だけ、再び繋がれる」という言葉が特に心に残りました。 少し長く感じる部分もありましたが、読後にはやさしい余韻が残る一冊でした。

    16
    投稿日: 2025.08.24
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    町田さんの作品は心情描写がとても丁寧で、内容ともすごく合っていて、涙なしでは読めなかった。亡くなった人のためにきれいにしてあげたり、寂しくないように一緒に棺に入れるものを作ったりする行為って、結局は残された側の自己満なのかもしれない、っていう部分にはすごく共感した。人って、少しも後悔なしで誰かを見送るなんてほぼ無理だからこそ、今そばにいてくれる人たちに思いやりや感謝の気持ちを持って接することが本当に大事なんだなって改めて感じた。

    1
    投稿日: 2025.08.21
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    普段、綺麗な感動作品には手が伸びない捻くれ者だけど、ひさびに素敵って思ってしまった いま、大切な人と顔を合わせて言葉を交わせるということが如何にかけがえのないものかを思い直させてくれた 私だったら、大切な人のぎょらん見つけたら食べちゃうかもなぁ...

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    最初のいくつかのエピソードを読んだあとは、『結局誰もぎょらん食べないんかよ!』という感想を抱いていましたが、それは愚かでした。 身近な人の死が扱われてるだけあって、自分の家族のことなども考えてしまい泣けてきました。

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    ひさびさに本で泣いた 少し読むのを止めたので人物関係がわからなくなってしまった 通しで読みたかった 人々のつながりトキの成長どれもこれも素晴らしい そして死が身近に感じ考えさせられた 少し先の未来に悲しさや恐ろしさを感じた お別れがあるならば後悔の無いようにしたい

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    7つの連作短篇集。生者を喪う、或いは自己消滅する怖さや悲しみ、命の尊さ…日常と地続きな『生と死』を、朱鷺たちの眼を通して、深く考えさせられた。もし自分が『ぎょらん』を見つけたとしたら…そんなことを想像しつつ読了。

    1
    投稿日: 2025.08.13
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    第一章読み終えたときはあれこんな感じなの?と少し失望しました。ですがさすがは町田その子さんというかその後は素敵なお話も多かったです。

    0
    投稿日: 2025.08.10
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    身近な人が亡くなったらもっと深く刺さるんだろうなと思う。死者のことは結局想像しかできないけど、繋がることができる。

    0
    投稿日: 2025.08.08
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    人が亡くなる話だからすごく重たく感じた 気持ちが暗くなりそうで早く読み終わりたい気持ちと、じっくり読みたい気持ちで戦ってた 必死に社会とまた向き合おうとする朱鷺の姿を読んでいたからこそ、お母さんの話は涙が止まらなかった

    4
    投稿日: 2025.08.04
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    死者が生前、思い残したことが珠となって現れる現象。それを食べると死者の伝えたかったことが知れるという。その現象をめぐって様々な人が喜怒哀楽する。一つ一つ完結型の短編集だが全ての物語で1人の男が関係している。周りの人に不幸があった時、心の支えになってくれそうな作品。面白かった。

    1
    投稿日: 2025.08.03
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    町田さんの作品は三作目。 死などをテーマにしたヒューマン作品が得意な作者なんだなと改めて思った。 短編なのかな?…と思ったらそれぞれが少しずつ登場人物が繋がっていて、ゆっくり楽しみながら読みました。 久しぶりに読んで良かった作品に出会えました。 --------------------- 死者が思いを遺す赤い珠『ぎょらん』という、都市伝説のような設定なのに、登場人物がどこかの誰かに当てはまりそうで共感しやすい。 なかでも、過去に親友のぎょらんを食べてから引きこもりになってしまった朱鷺の人物、キャラクター設定(喋り方)など不器用な性格の感じが面白かった。 ハイクラスクソニートから葬儀社に就職し、母親の死を乗り越えて、ぎょらんで悩む人のアドバイスまでする成長具合が良かった。 それにしても、妹の華子の口が悪い…。 葬儀社の話がちらほら出てきて、人の死を扱う仕事って大変だろうなと思った。

    23
    投稿日: 2025.07.30
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    こんなに泣くと思わなかった、、、。事前知識もなく、とりあえず読んでみよっかなと手に取った本。全7編、それぞれの人生があって、それぞれの物語に没頭しながらも、後半に行くにつれて点が線になるような感覚。。すごいものを読んだ。

    1
    投稿日: 2025.07.29
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    人と向かい合う時には後悔なく向かい合うこと。死んでしまったら伝えたいことも伝えられない…人と人が正直な気持ちで向き合うこと、伝えないとすれ違ったままになってしまうこと、大切だなと思いました。

    1
    投稿日: 2025.07.28
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    500ページ近くあるのでなかなかトライしづらかったけどやっとページを開けた。7話あるけど3話以降は涙が出た。私は2.3日かけて読んだが登場人物が重ねて出てくるのであれ?これ誰だっけとならないよう続けて読むのがオススメです

    6
    投稿日: 2025.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すんごい性格悪かったり、捻くれてる人いるけど 実はその人の育ってきた環境が良くなくて、同情せざるを得ないんだよなあ、、 が、町田その子さんによくあるけど、今回は同情があまりできなかった(´o`; 娘が嫌だと言ってるのに蕁麻疹出るまでバナナ豆乳出し続けるとかこわい。まあそれよりも親友だよ!といって安全ピンに墨つけて紅葉書いたり、他の子と喋っちゃダメとか行動に制限つけるとかしといて「将来も仲良くできてるかなあ。。素直に謝れないの。。」とか手紙に書かれてもまったく許せる気にならん。蘇芳くんはなんで葉子のこと好きだったん?? という、 あれ、、私ちょっと町田その子さん飽きてきちゃったのかな、、?と思いがありつつ、全て読みました。そして結局泣いたわけだけども。 お母さんがタフすぎるのよ。 私だったら10年ひきこもりニートの息子にあんな優しくできない。割とイケメンでモテてたっていうオプション付きみたいだけどさ。 あとこの町の世間が狭すぎてびっくり。 介護施設で出会ったおばあちゃんが、お母さんを 育ててくれた人(おじいちゃんの愛人)っていうつながりは感動よりもちょっと冷めちゃった、、かなあ、、

    1
    投稿日: 2025.07.26
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    本屋の書架に置かれた可愛らしい表紙と「あたたかい涙がとまらない」と記されたホップスタンドに引かれ、気になっていた短編集。 「ぎょらん」とは人が死ぬ際に残す赤い珠を指し、この珠を噛み砕くと、死者の最期の願いが見えるという。 短編集がそれぞれ違う関係性に基づいて展開する辺りは構成がうまい。評価も高く、多くの読者の心を掴んでいる。しかし、辻村深月「ツナグ」シリーズはどっぷりはまったが、本書はなぜか私の心には刺さらなかった。だが、朱鷺が前を向いて再出発する姿を母が応援するやり取りは同じ親として懐の深さに感動した。 ~心に残るフレーズ~ ・「どれだけでも面倒見てやるから、自分なりの乗り越え方を見つけなさい。そしていつか、どんなものに苦しみ、どんなことを考えていたのか教えてちょうだい」 ・何度も謝る朱鷺の頭を、母の手がゆっくりと撫でる。「上出来。よくがんばったね」 ・「これからも、がんばんなさい。ただ、答えをひとつ得たから終わり、じゃ、ない問題でしょ。一生、悩みなさい」 ・「朱鷺、強くあろうとしなくていい。弱くていいのよ。どうやっても立ち上がれば、いい」 ・「がんばれば、結果はついてくる」 ・「何を、驚いているのよ。奇跡とか、力の強いものは色んな顔を持つのよ。神様と一緒。優しい仏様も、厳しい冥土の神様も同じもの。わたしは、あの珠に救われた。朱鷺は、一生をかけて解く課題を与えたられた。それだけでしょう」 ・「実はわたし、嬉しかった。あんたが、葬儀社に入ったこと。きっと、同じ苦しみを背負うひとに出会い、救い救われ、生きていける、って。あんたが選んだ道は、間違ってない。大丈夫」 死者と遺された者の関係、喪失と再生を描いている本作は…身近な方をなくした直後、心残りがある人々には届く作品だろう。

    16
    投稿日: 2025.07.25
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    亡くなった人が遺す「ぎょらん」 読んでいて胸が苦しくなるような場面もありましたが 残された人ってどうしたって「ああすればよかった」「こうすればよかった」って、考えてしまうものなのかも。 ただ一つ ぎょらんにまつわる世界狭すぎんか そこに大量発生しとるんかと ちょーーっとだけ思ってしまいました。 (最後の一編は違いますね)

    1
    投稿日: 2025.07.25
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    亡くなった人の想いなのか、看取った人の想いなのか「ぎょらん」は確かに存在する…亡くなった父を想い出して物語と重なり何度も涙した。今まで書店でも気に留めることなかったこの書を、昨日どうしても読みたくなり購入し「このタイミングだったんだな」とこの物語に出会えたことに感謝している。連作集なので7編が繋がっていて、そこも良かった。

    1
    投稿日: 2025.07.21
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    町田そのこさん4作目読了。人物と心情の描写がほんとうまくて惹き込まれました。 人が死ぬ時に、大事な人に残した大切な想いが描かれていて、死者への後悔を抱えた人たちは、その想いを知って気持ちがほぐれていく。死者も後悔を抱えている人たちも、お互いを愛していて、優しい気持ちがとてもよかったです。

    12
    投稿日: 2025.07.05
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    人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。 それを嚙み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。 地方都市の葬儀会社へ勤める元引きこもり青年・朱鷺は、ある理由から都市伝説 めいたこの珠の真相を調べ続けていた。 「ぎょらん」をきっかけに交わり始める様々な生。 死者への後悔を抱えた彼らに珠は何を告げるのか。 傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描く7編の連作集。

    18
    投稿日: 2025.06.30
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    死者が残すイクラのような色と形の『ぎょらん』にまつわるオムニバス。各話はトキという登場人物で繋がっている。 どの話も良くて、ずっと目を腫らしながら読みましたが、特にサクさんの話、茂子さんの話、トキのお母さんの話が胸に詰まるほど良かったです。 エンディングノート、自分の大切な人にも書いてほしいな、と思いました。

    0
    投稿日: 2025.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    亡くなった人への思いが形になったものがぎょらんだとすれば、日々の生活でも思い込みをしてぎょらんを作り出しているのではないかと思った。それとの向き合い方について考えさせられた。

    0
    投稿日: 2025.06.28
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    誰かが亡くなるときは後悔するのかな? ありがとうと送り出せるような関係性が大事だよね。やっぱり後悔するときは、謝れなかった時。お前のせいで死んだんだと言われる方が気持ちは楽になりそうな気持ちはわかる。ただ故人は恨みをもって死ぬことも少なそう…。死というのは本当に分からない。分からないからこそあるものに感謝して、いつまでもあると思わないことも大切かな。

    0
    投稿日: 2025.06.28
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    町田そのこさん2作目。 人が死ぬ際に残す珠がある、というなんとも考えたことのない発想のあらすじに惹かれて手に取った。 短編が連なりながらまとまっていく内容で読みやすかった。 身近な人が亡くなる時、その人の最後の声を聞きたいな、と素直に思った。 でも、怖いことなのかなとかも思った、、、 やっぱり大切なのは、生きている今、なんだろうなあと そして人と人との付き合い、出会い、繋がりがとても素晴らしいものなんだなあと。 重い話かと思ったけど、暖かさのが感じられた。

    4
    投稿日: 2025.06.27
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    連続短編小説だったので、 章ごとに話が区切られていて、ぎょらんに関わる朱鷺の関わりが分かりやすく書かれていた。 ワクワク感もあり次へ次へと読めました! 『糸を渡す』は、涙無しでは読めない1章でした!エンディングノートというものも知りました。 漫画やケイタイ小説の伏線回収もあり全体的におもしろいし、考えさせられる1冊でした!

    1
    投稿日: 2025.06.26
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    もし仮にぎょらんが存在するとして、大切なひとが亡くなった時に目の前に現れたら自分はどうするだろう。例え感謝の言葉とかの肯定的なものだとしても、口に入れる勇気はないなと思いました。 家族とか友達とか近い人が亡くなった時って、残された人はどんな人でも少なからずああしてれば良かったっていう後悔ってつきものだなと思います。どんなに良くしても、介護してても、亡くなる直前まで傍にいれたとしても、何かしらの後悔は残るものだと思ってます。それは大切にしてた人ほど強くなるのかもしれない。 残された人は、思い出を胸に生きていくしかない。亡くなった人ともう新たな思い出を作ることは出来ないし、一緒に過ごすことが出来ない。死ってほんとに不思議だなとつくづく思います。残された人は、時間が経っても乗り越えていくしかない。 物語に出てくるエンディングノートいいなって思いました。若いからって、いつ死ぬか分からないから自分も書こうかな。家族にも渡そうかな。 そしたら大切な人に言葉を残すことが出来るし、お金の場所や使い道を伝えることが出来る。遺影はこれを使って欲しいだってちゃんと伝えられる。なかなかそんな機会ってないから、書いてみよう。 葬儀社で働く方たちにはほんと尊敬しかない。その人らしい葬式にするために全力をつくしてくれる葬儀社の方がいたら、遺族は本当に嬉しいと思う。亡くなった人の願いを叶えることも、死を乗り越える上で大切なことなのかもしれない。 特にカーネーションの花束の話はとても良かったです。お葬式でたくさん泣くことも、感謝を伝えることも、死を実感したり乗り越えるために大切なことだよな。ほんと突然の死って時に実感がわかなかったりするから。 今いる大切な人達のことももっと大切にしようと思える物語でした。

    28
    投稿日: 2025.06.20
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    「死」と「遺された人」が題材なのでもっと暗くて重い作品かと思って心して読みましたが、むしろ暖かい作品だと感じました。 短編集なので読みやすく、メインキャラが愛らしくて止まることなくページを進めることが出来ました。 人間関係や登場人物の過去や発言が、短編の中で繋がっていくところもテンポが良く気持ちが良かったです。 家族や友人の死を経験したことがありますが、当時この本が出版されていたら私もぎょらんに取り憑かれてしまったのではないかと思いました。 そして、もしぎょらんを見つけることが出来たら迷わず口にしていたと思います。 この本に出会う前の、死と向き合っている私が、今もまだ何度も何度も思い返す故人との思い出が私にとってのぎょらんなのだと思います。 暖かい作品だと書きましたが、死に関するお話なのでメンタルが落ち着いている時に読むのがいいと思います。 たくさんの死との向き合い方が描かれているので、いつか必ず経験する未来のため、起きてしまった過去と向き合うため、ぜひ一度読んでおいて欲しい作品です。

    12
    投稿日: 2025.06.17
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    人が亡くなる時に残す珠「ぎょらん」 それを口にした者は亡くなる者の最期の願いを知ることになる 連作短編の『糸を渡す』に涙がこぼれそうになった 登場人物の朱鷺の不器用で真っ直ぐな人柄に惹かれた

    8
    投稿日: 2025.06.15
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    「死」を題材にした連続短編集。 町田そのこさんの強くて優しいところがしみじみ伝わってくる。 最初は???のところが多いのだけれど、読み進めるうちに、ハラハラ泣いてしまった。どの短編も刺さる。ジワジワ泣く。きっと、大切な人を亡くした事がある人には、自分の経験と重ね合わせてしまうところがあるのではないか。私の時はこうだったー、と。思い出してまた泣く。泣き疲れる(笑)。 そして、死ぬ怖さより、残される怖さを感じた。死ぬのは怖い、でも残される方がもっと怖い。そう思うと生きていくって辛い辛い。年を重ねるごとに辛いことばっか。でも明日も明るく生きてかなきゃー!! 残していく立場になった時の為に、大切な人のために、今を大事に生きようと思った。 まずは、エンディングノートかなぁ。

    21
    投稿日: 2025.06.11
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    最初はSF?ファンタジー?よく分からないなぁと思っていたけど、読んでいくうちに引き込まれていく作品でした。 フィクションだけど本当に『ぎょらん』が有るような感じに。 まだ謎が残るけど全部が分かったら面白くないし、良い終わり方だったと思う。 朱鷺の成長ぶりが嬉しい。

    23
    投稿日: 2025.06.08
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    亡くなった人を思い出し、ちょっと辛くなってしまった。もしぎょらんを食べることができて、近しい人の想いがわかったら、いいこともあるけど、きっと辛いこともある。 私は食べたいかというと、、、悩みます。 でも、食べたいかな。 食べることで、亡くなって辛くなった気持ちにどっぷりつかり、底の底まで辛くなって、忘れることは出来ないけど、居なくても前を向いて歩いて、とにかく進めるくらいになる気がする。 近しい人が亡くなる辛さを疑似体験した気になってしまい、今を大切に生きようと、改めて思い直しました。 時間はいつまでもある訳じゃない。 時間と今の当たり前を大切にしたい。

    15
    投稿日: 2025.06.07
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    なかなか重たい話でした。 死をテーマにしていて、読んでいて気持ちが沈みそうになるところもあった。 ただ節々に死から立ち直って前向きに生きていく様、死を目の前にした人の強さを感じる、勇気を与えてくれる本だった。 ぎょらんの正体はなんなのかそれは分からないけれど、それに囚われて生きることはとても辛く、時としてその人のただの思い込みだったということは往々にしてある気がする。 結局のところ、後悔なく生きれるようにしたい。これがどんなに難しいかもわかった。 自分がそれに気づけただけで良かったなと思ったら。

    2
    投稿日: 2025.06.01
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    噛み潰すことで死者の最後の願いが分かるという、人が死ぬ間際に残す珠「ぎょらん」を通して、様々な人々と交わりながら傷ついた魂を再生させていくお話。 とても素敵な話だったけれど、私にはあまり刺さらなかったかな…。 私は同居していた父方の祖母を亡くしていて、看取ることはできなかったんですよね。 祖母は入居していたナースリーで真夜中に誰に看取られることもなく亡くなったのですが、その時刻、私は眠っていて祖母に会う夢を見ました。 割とリアルな夢だったので、家族にその話をしたら妹も同じような夢を見たようで、亡くなる直前に会いに来てくれたのかもねって話をしたのを思い出しました。 特別言葉を交わすことはなかったけれど、これが私にとっての「ぎょらん」だったのかも。 なので祖母の死には後悔がない。それはそれで良いことなのかもしれない。 もし誰か身近な人の死に後悔の念を抱いていたら、この物語を読むことできっと気持ちが救われたとも思う。 私は「冬越しのさくら」のぎょらんが1番好きだなぁ(*´꒳`*) *** みんなに、さようならって言われて人生を閉じられる奴は幸せだ。(P.444)

    1
    投稿日: 2025.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやぁ、最初は、なーんだ、そういう、思い込みっていうか、そう言う話なのかぁ。ぎょらんじゃないじゃんとか思ってしまって止まっていたけれど、一つ一つのお話を読んでいくうちに、こう霧が晴れていくと言うか、ぱーってよりかは、じわじわじわーってもやが取れていく感じで、すごく、よかった! 悲しく、切ない、たまに素敵なお話がたくさんで、すべて「死」が孕んでいるのに、後味はとても素敵に描かれていて、この作者さんすごいなって思った。 死者の残す呪いなんて怖い、、、重い、、、って思ってたけど、残された側の見たいもの、なんだってなったり、てか口にしない方がいいのでは?ってなったり、素敵な方、より学びの多い方、「救い救われ生きていけ」っていう言葉とか、本当に素敵って思った。自分もそうありたいって。 死んだ後も残されたものたちのつながりはあるし、そうなるまえにやっぱり今向き合わなきゃいけないものがたくさんあるっていうこと、だったり、本当にその通りというか、うん。本当に、そうあらなきゃなって思った。 これよかったなぁ、、、。

    2
    投稿日: 2025.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    町田そのこは心温まるハートフルストーリーが多い、と思っている。いつも優しい気持ちになるし、周りの人を大切にしようと思う。しかし『ぎょらん』は、心が温まるだけでなく、少し重い話だった。ぎょらんは、亡くなった人の死ぬ間際の願いがこもった赤い玉。それを食べると、なくなったひとのおもいが鮮明にわかるというものだった。 もし自分がぎょらんを見つけたら、食べてしまうかもしれない。その人の最後の思いは知りたくないけど、きっと素敵な人生だったと思っていて欲しいから。葬儀屋のトキは、その人の思いにずっと苦しめられていたし、きっとこれからも苦しむ。でも、それが一歩進むきっかけになるのかもしれないとも思う。 亡くなった人と最後にもう一度繋がるきっかけが本当にあるとしたら、素敵だと思う。ぎょらんがなくても、きっと繋がれると思う。

    1
    投稿日: 2025.05.28
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    死に関する話で少し重たさはあったが、内容やページ数の割に読みやすかった。 朱鷺と華子の母が持つ強さや、子どもを信じ続ける温かさが印象的で、本当に素敵な人だと思った。「珠の向こう側」は、泣きながら読んだ。

    1
    投稿日: 2025.05.25
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    生きている者と死者を繋いだ「ぎょらん」のストーリーに涙してしまう場面もありました。 死者の残す「ぎょらん」。実際は無いものでも、誰もが身近だった死者との過去を振り返り、後悔し…。今、生きている間にできること・自分は大切な人に対してどうなのかと考えさせられるような本でした。

    7
    投稿日: 2025.05.24
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    「もちろん。相手をどこまで許すか、  どこまで尊重できるか何度だって話して  衝突し合えばいいのよ。  どこかできっとわかり合える。  だってそれが家族なのよ。  家族から逃げたら、駄目よ。」 「あんた馬鹿?  ときどきあんたみたいな人がいるけどさ、  謝る理由を、傷つけた相手から  引き出そうとすんなよ。  それで教えられて謝ったとしても、  それは相手の望む謝罪じゃねえよ。  謝らせてもらってるだけで、  相手の心は一ミリも浮かばれねえ。  せっかくだからおれが断言してやるよ、  お前にぎょらんなんて残してねえわ」

    1
    投稿日: 2025.05.23
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    人はみないつか死ぬ。それは頭ではわかっていても明日は来るものだと思っている人が多いと思う。身近な人の死について様々な想いを抱える人々の物語。身近な人が亡くなった時、もっとできたことがあったのではないかと後悔することが少なくない。まして直接死に関わってしまっていたら尚更。それでも周りの人の言葉に助けられて死を受け入れ、徐々に前を向くことができるようになることが多い。亡くなった人の想いは直接は聞けないけれど、亡くなった人に関わってきた周りの人から想いは伝わり、人は繋がっていく。 読み終わってもいろんな想いがぐるぐるしている。 今までに起こった身近な人の死、これからいつやってくるかわからない死について考えさせられる物語だった。

    2
    投稿日: 2025.05.21
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    町田そのこさんの作品を初めて読みました。死と向き合うことは避けられないこととわかっていても身近な人の死に直面することを考えるとどうしても心がざわつき思考を止めてしまいたくなりました。身近な人の死に触れるたび後悔している自分と重なり心苦しくなる瞬間もあり、読み終えるまで時間がかかりました。読み終えたあと後悔も含めてその人の思い出として心に留めることが私なりの弔いの仕方なのかもしれないと思い、少しばかり心が軽くなりました。

    2
    投稿日: 2025.05.17
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    どの話も身近な人の早すぎる死なので読み進めるのに時間がかかった。 球の向こう側 朱鷺のお母さんの親の愛が素晴らしくて泣けた。

    2
    投稿日: 2025.05.17
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    朱鷺と華子の母のように残った家族が迷ったり後悔したりしないような最期に出来るだけしたい。そのためにこの先の生きかたを考える。

    12
    投稿日: 2025.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葬儀屋、引きこもり、亡骸から現れるぎょらん。 まず設定に好感を抱けず、前半はちょっといい話かな〜くらいの印象で正直退屈だった。 笹本さんと蘇芳くんのあたりからは話の展開に興味が持てて読みやすくなった。 ぎょらんを見たことのある人がいれば、現実でもこんな展開があるだろうなとは思うけど、あまりにもぎょらんに振り回されて拘る登場人物たちに、心がざわついてしまう。 ぎょらんとかどうでもいいじゃん!って言いたくなる。 母親の最期にも得体の知れないぎょらんに取り憑かれているニートの兄なんて、華子がブチ切れて当然。 いいなと思ったのは、苦しみが形を変えていつか誰かの助けになるという考え方。 「救い救われ生きていけ」というセリフには胸がじーんとした。 自分の大切な人に対して、生きているうちに後悔しないように向き合わないといけない。 だけどもし亡くなってしまっても、関わってきた人を辿るうちに個人の思いと繋がる時がくるという救いもある。 ぎょらんというインパクトの強いキーワードに意識が向いてしまうけど、作者が言いたい大切なことはそういうことなんだろうな、と思った。

    32
    投稿日: 2025.05.06
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    『死』に関する物語。 好きな町田そのこさんの作品なので何も考えずに図書館で手に取り読み進めたのだが…… 元気がある時に読んだ方がよいかもしれない。 後悔のない人生を送ることなんて難しい。 今生きている時に、目の前の大事な人とどのように関わるか、自分の想いを伝えるか。 大事な人を亡くした時に、どのように見送ることができるのか。 皆、何かしら重い錘を心に置きながら生きている。 逝く者、残される者。 互いが分かり合えるよう、悔いなく毎日を生きたいものだと思った。 主軸になるのは、『ぎょらん』の存在と友人の死をきっかけに引きこもりになってしまった朱鷺。 連作短編となっており、朱鷺と周囲の登場人物達とが『ぎょらん』を中心に意外な接点で繋がっていく。 個人的には「糸を渡す」「あおい落葉」が胸に刺さった。 『ぎょらん』の不気味さもあり、最初は読み出したことを後悔もしたのだが、最終章の「珠の向こう側」を読み切った時に、未来を感じることができて良かった。 朱鷺の母親はすごい。 あんなふうに自分の子どもを見守られるような人間になりたいと思った。

    25
    投稿日: 2025.05.06
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    重い話でした。 家族や友人の死、自分にとってかけがえのない人の死、関わりの深い人の死、それがあまりにも早すぎる、急すぎることだとしたら、気持ちを整理することは難しい。 まして、行き違いがあったまま急な別れを迎えることになってしまったとしたら悔いが残り、引きずってしまうと思う。 その現実にどのように向き合っていくのかは難しいけれど、残されたもの、残ったものは自分らしく進んでいくしかないのかなと思いました。

    48
    投稿日: 2025.05.02
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    死んだ人の想いが詰まった赤いぷちっとした「ぎょらん」にまつわる連作小説。恋人を亡くした華子、その弟の朱鷺、朱鷺の勤める葬儀会社の先輩や遺族が繋がってて、圧巻。朱鷺がニートから成長していく様がじんわりきた。

    2
    投稿日: 2025.05.01