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小戸森さんちはこの坂道の上
小戸森さんちはこの坂道の上
櫻いいよ、けーしん/KADOKAWA
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総合評価

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    うーん。 うちの田舎も坂の上 今や歩いて上がるのは息が上がるけど、ずっと帰り道にその坂を上がると1日が整理されてく気がしてた。 そんな感じかな、と本を手にとりましたが、ちょっと違った(笑) でも、最後の スキップ気分ってありかな。 大丈夫だからってやりたくないことは必要ないだろ、やらなくていいならその方がいいに決まってる の清志郎の言葉は突き刺さった

    13
    投稿日: 2025.04.11
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    「蝉とやってきた同居希望者」 頼まれて住んだはずが。 自分で手一杯な状態だからこそ必要なのかもしれないが、心の準備もなしに勝手にされたら憂鬱でしかないだろ。 「直撃したのは恋か愛か嵐か」 音沙汰のなかった一月。 何故なのか考える時間をもらったとはいえ、今まで一緒にいただろうにパタリと連絡が途絶えたら終わりだろう。 「勇者の傷痕は勲章なんかじゃない」 一人で全て抱え込んで。 自分が嫌々向き合っていた現実である過去と、何か変わったかもしれないと期待したのなら無駄な時間だったろ。 「守られるよりも守りたい」 予期せぬ客は知らぬ人。 もし元の暮らしの方がいいと思って嫌々いるのであれば、来た瞬間に笑顔で飛びついて二つ返事で帰ってただろ。 「帰宅は坂道をスキップで」 可哀想だから自分なら。 余計な言葉を口にして優しい僕に酔っているのであれば、即座に考えを改めて言ったこと全て取り消すべきだろ。

    0
    投稿日: 2025.02.05
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    本屋で帯に惹かれて図書館で借りてみたけど、最初の展開にわけわからなくなってずっと放置してた。返却期限が迫ってきて慌ててまた読み始めたがやっぱり面白くない。パンチがないというか、起承転結がない。

    0
    投稿日: 2023.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はぁーいやだねぇ。世の中いやな人がいっぱいいるねぇ。 乃々香は事実だ、仕方ないってすっかり諦めてたけど、ほんっと胸糞悪い。 特に生徒会長と和香の両親かな。漸がいい仕事してた。

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    投稿日: 2023.08.31
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    世の中にはほんとにいろんなわけわからん人がいるなと、Yahoo!ニュースを見てると思うわけです。(SNSもしかり) たとえば『世間が許さない』を多用する人がいるけれど、あれは世間を代表する立派な人でもなんでもなくて単純に『自分が』許せないだけだし、『あなたのため』という気持ち悪い修飾語で自分の思い通りに事を進めようという鬱陶しい人もたくさんいるし、よく知りもしない人間をコケ落としたり、何の意味もない正論を武器にしたり…とにかく世の中にはいろんな人がいる。 そんななかで、そういう人の放つ言葉や思考全部に『うるせえ、黙ってろ』と言うのがわたしの友人、櫻いいよなわけです。 乃々香は不倫の末に誕生した子として、生まれる前から罪の証のように言われ、清志郎は血の繋がりのない連れ子を2人連れていて、漸は育ち方ゆえに他人と食事をするのを厭う。なんだかへんてこな5人が坂の上の家で同居してるうちに、それぞれがちょっとずつ自分の意思で成長していく。 なんて書いたら薄っぺらく聞こえてしまうけれど、それはわたしの語彙力の問題であって作品のせいではない。とにかく読んでほしい。 相手が誰であっても、自分の常識というなんの保証もないもので相手を縛ってはいけない。決めつけてはいけない。 子どものしたことだからとなめてはいけない。 過去にされたことをいつか許さないといけないなんてことはない。許さなくてもいい。 楽な場所が居場所なわけでもない。窮屈でも自分が生きたいと思える場所で、存分に生きたらいい。 そして、モラハラ野郎にはワインをかけましょう(とても重要) 誰も彼もを心に受け入れられるわけではない。でも勾配のきつい坂道を登り切って訪れた人には、少しくらいは開いてもいいのかもしれない。 家族未満のひとつ屋根の下に暮らす5人がわたしはいとおしいし、漸のつくったごはんをいっしょに食べて明日を笑って生きてほしいと思う。 いわゆる『世間』の言葉なんぞに耳を貸すことなく、そして時に『うるせえよバーカ!』と吼えたりしつつ、強かにしなやかに生きていきたいものです。

    4
    投稿日: 2023.05.21