
大江戸かあるて 桜の約束
杉山大二郎/集英社
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総合評価
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powered by ブクログ江戸後期、関東の寒村に暮らす少年が自分の夢を見つけるまでの話。 百姓として日々を精一杯生きつつも、抗えない自然の脅威や悲しい出来事を前向きに乗り越えていく。 クセのない文体で読みやすい。若干子供向けな感じはするので、中学生ぐらいにもおすすめ。
0投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貧しい百姓として生まれ育った駿と涼。名主の娘の茜。道場の先生に、鍼灸医の梨庵。メインとなる登場人物はこんな感じです。 米を納めるのが百姓の本分であり年貢を納められない百姓は生きている価値がないと言い切ってしまう名主や侍たち、同じ村の中でも着ているものや食べるもので否応なくわかってしまう身分差の描写が胸に迫ると感じました。 農民はいくら米を作っても銭がないから富かになることができず、「銭さえあれば身分は問わずに患者を診る」と断言する、比較的平等な観点を持つ医者にもかかることができない。 身分差と貧富の差の掛け合わせで、好き勝手に年貢を搾り取られてしまう百姓の駿が、最終的に選んだ「道」に、誰もが納得せざるをえないストーリーでした。 二人の通う村の道場に限ったことですが、駿と涼は身分を問わず学問を修められる環境にありました。その土台があったからこそ、「医療の平等」という、現代の世界情勢にも関わる視点を持つことができたのかもしれません。 紛争地などに派遣される国境なき医師団と同じようなモチベーションを持つ駿を、フィクションのキャラクターではありますが、私は誇りに思います。 追記 涼ぉぉぉぉぉぉ!!!!涼ぉ!!!(泣)茜ちゃん!!!
0投稿日: 2023.04.04
