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キツネ狩り
キツネ狩り
寺嶌曜/新潮社
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総合評価

42件)
3.4
2
14
18
2
1
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    最初ありがちな展開かもと思ったが、右眼だけ3年前の光景を見ていること。時間制限があることなど他とか違う設定があってのめり込んだ。 最後の犯人の結末だけなんだか悲しかった。 最後まで尾崎を傍観者にしたかったのかなと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    独特な犯罪者と特殊能力に目覚めた女性警察官の物語。最終盤の意図が分かりにくかったです。伏線があったのかどうなのか、私には分からず。

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!片目だけ過去が見えるようになった女刑事。ただし、過去の時点は選べない。きっかり3年前の今この場所。見えていてもいなくても、凶悪犯を捕まえるのは難しい。相手からは見えていないと思っても、ハラハラするし、殺人現場にリアルタイムで居合わせのも本当に無理でしょ!必ず仇を取ると決めた女刑事にのめりこんでいく。そんな作品だった。

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    いいところまで追い詰めたのに飛び降りられるなんて。何があったのか語らせたい。特殊な能力ってコントロールが大変そう、捜査のためとは言え。

    0
    投稿日: 2025.06.30
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    事故の後遺症で見えなくなった右眼に3年前の出来事が見えるようになった尾崎冴子。かつてチームだった弓削と深澤と、事故の真相を突き止めていく。やがて、それが凶悪事件を掘り起こすことになっていく。緊迫感のある展開が面白かったし、主人公の人間性に好感が持てて、続編があればぜひ読みたい。ただ、犯人の感じ方や考えがただただ怖くて、後味がちょっと悪かったかな。

    0
    投稿日: 2024.10.08
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    尾崎冴子と岸本有介はバイク事故で、有介は死亡、冴子は右眼を失明した.ただ、その右眼で3年前の出来事を再度見ることが出来ることを発見し、警察官である冴子はバイク事故は姫野亮太が起こしたことを突き止める.冴子は同僚の弓削拓海と深澤署長にその能力を告げ、未解決事件の捜査に活用することを進言した.一家四人が殺害された事件の犯人を突き止めることに取り掛かり、犯人をキツネと命名し捜査を開始した.動画サイトの分析などから犯人の絞り込みが進む過程で、交番の巡査が殺害され一気に緊張が高まった.巡査から奪った制服をまとった犯人が冴子らの部屋に侵入し、冴子は監禁状態になる.弓削がそこに突入して対決が続くが、本書のメインイベントと言える場面が展開する.最後に犯人・松永遼悟を「孤独という病に冒された飢えた獣」と称していたが、その通りだと感じた.

    0
    投稿日: 2024.09.26
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    往年の警察小説を彷彿とさせる泥臭さというか犯人とのガチンコ勝負が久々に心を熱くさせてくれました。 事故をきっかけに得た能力で未解決事件を再捜査していく展開、事件の残忍さと暴力性、デビュー作とは思えない熟練の安定感がありました。 映像化や続編を期待します。

    1
    投稿日: 2024.08.18
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    2024.7 読み始めは「おいおいサイコものかよ。ストーリーもありがちだしはずれ」と思ったけれど、読み進めるうちに日本の小説では珍しいくらい残虐な犯人かつ読み応えのある犯罪小説でした。著者は還暦超えての出版?すごいな。

    0
    投稿日: 2024.07.26
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    ※ 交通事故に遭って婚約者を失い、 右目を失明した主人公の女性刑事。 ある日突然、視力を失ったはずの右目で ものが見えるようになるが、それは左目で 見るのとは異なる像を描いていると分かり、 見えないはずのものが見える右目の力を使って、 未解決時間の謎を解き、犯人を追い詰めていく。 事件を傍観する謎の右目という特異な設定が、 非現実的で面白かった。 後にキツネと名付けられる謎に包まれていた 殺人犯の動機や素性が、前半の猟奇性や狂気的な 犯人像と乖離していてちよっと残念に感じた。

    9
    投稿日: 2024.06.25
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    後半に進むにしたがい緊張感が増すばかり。新設室に犯人が侵入した時のドキドキ感は、何とも言い難い。ホームレス殺害の案件も掘り下げたいところだが、そこに思いを馳せるように促すに留めたあたり、お後がよろしいようで。

    0
    投稿日: 2024.04.27
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    特殊能力の最初の現れ方に、ちょっとびっくり。 こういうのって、 主人公が実は持っているという設定で始まることが多かった気がします。 この作品では、尾崎と一緒に読者もびっくりを体感します。 特殊すぎる能力ですが、時間制限がある事で受け入れられる感じ。 警察小説のまた新しい設定で、面白かったです。 (犯行は残虐で、それを見ているだけというのは辛い…) 途中からは先が気になって、どんどん駆け足で読みました。 弓削の事件も気になるので、 きっとあるであろう続編も読みたいと思います。

    10
    投稿日: 2024.02.26
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    事故をきっかけに目に特殊能力が宿った刑事を主役にしているが、これが「面白くなるかもしれない」と思いながら全くならない。キャラクター達のやりとりも冗長な部分が多く、物語に組み込まれる訳でもない。自分とは合わない一冊だった。

    0
    投稿日: 2024.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特異な能力を持つ尾崎冴子、脇を固める弓削警部補とバックアップする署長の深澤。 着想も面白いし犯人追跡劇も緊迫感があって良い。 惜しいのは三人の会話が冗長なこと。 余計な台詞が多くて読むのがかったるく感じる。 もう少し読みやすくしたら良いのになあ、と。 あと警察内の登場人物をもう少し整理した方が良い。 え~と、これ誰だっけ?主人公達との関係はどんなんだっけ?と読み返す羽目になることが幾度かあった。 作品紹介・あらすじ 目の前に犯人がいるのに逮捕できない――大胆不敵な新警察小説、誕生。三年前のバイク事故で右眼を失明した警察官の尾崎冴子は、訪れた事故現場でその一部始終を目撃する。以来、尾崎の右眼は三年前の光景を映すようになった。それを知った署長の深澤は尾崎の信頼する弓削警部補と共に、未解決一家四人殺害事件の再捜査に乗り出すが――選考委員全会一致の第9回新潮ミステリー大賞受賞作。

    18
    投稿日: 2024.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    右目に3年前の映像が映るという設定が面白く、殺害現場を見るところや、追跡するところはドキドキした。でも、最後、尾崎とキツネの対峙シーンからぐだぐだに。警察無能すぎないか?殺人の動機も弱かったなぁ。あと、「じゃじゃ馬」など作者の言葉選びが気になった

    0
    投稿日: 2024.01.14
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    事故をきっかけに、失明した右目に3年前の光景が見えるようになった。 という、割とあるような設定だったのであまり期待せずに読んだ。 が、その設定がきっかり3年前のリアルタイムで、巻き戻したり停止したりできない、という限定つきのためかよりスリリングな展開になって躍動感がよかった。 犯人の正体を追うところは特に。 映像化しても面白いと思う。

    13
    投稿日: 2023.12.04
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    特殊設定ミステリーですね。 面白かったです。 東野圭吾とかそういう現実にはあり得ない 設定を無理なく読書に納得させるの 得意ですよね。 次作期待します。

    0
    投稿日: 2023.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なぜ居なかった事件現場の光景が見えるのか。 突き詰めて考えると納得いきませんが(あるか分からないけれど続編で明かされるのかな?)そういう特殊能力と割り切って読むと面白かった。 犯人と尾崎との対峙は緊迫感があってドキドキでした。 一連の殺人の動機は理解できるようなできないような。 最後の犯人の行動も、特に追い詰められてた感じがなかったのにどうして?と思いました。

    0
    投稿日: 2023.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特殊設定ミステリが増えてきている中で、本作は特殊設定×警察小説という新しいジャンルに挑戦している。主人公の特殊能力は、極めて有用だが制約も多いため、過度なチート感はなく、絶妙な塩梅だと思う。しかし、後半は特殊能力の出番が全く無かったり、犯人が追い詰められてもいないのに自ら尻尾を出したりと、面白い設定を活かしきれていない感じがした。

    0
    投稿日: 2023.10.12
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    “後出しジャンケン”みたいな能力。超能力で事件解決…いささか引いてしまうが、それを補ってあまりある描写。面白かった。

    0
    投稿日: 2023.09.24
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    三年前のバイク事故で右眼を失明した警察官の尾崎冴子は 訪れた事故現場で、その一部始終を目撃する。以来、彼女の右眼は三年前の光景を映すようになった。それを知った署長の深澤は、尾崎の信頼する弓削警部補と共に、未解決一家四人殺害事件の再捜査に乗り出すが…。 過去の映像が見えても証拠がなければ逮捕出来ない…なかなかなジレンマですな。 作者デビュー作とのこと。次作が楽しみです!

    0
    投稿日: 2023.09.18
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    バイク事故で右目を失明した警察官尾崎。彼女の右目は突如として3年前の光景を映し出すようになる。これにより未解決事件の解決に乗り出すが。。。 しっぽを出さない手ごわい犯人をこういったチート感ある手段でもって追い詰めていくところはなかなかに緊迫感もあって面白かったです。 半面、最初の事故の調査からの真相だとか犯人の心情やその動機とかポイントがばらけてしまっているような印象もうけました。読み終わってみるとそれぞれのつながりがどうもしっくりこない。この小説の核はどこなのか?みたいな。 いっそ、逆にこういうイレギュラーというか無茶な方法で追い詰められていく犯人側の視点のお話のほうがちょっと面白そうとか思ってしまった。。恐怖ですよね。そしてそこからどう知恵を絞って逃げ延びるか・・ダメか。

    0
    投稿日: 2023.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっと動機が解せぬ部分もあったけど、話自体は面白くて良かった。弓削さんの事件が結局どういう理由で起こったのか知りたい…。続編にしてくれないかな…

    0
    投稿日: 2023.09.05
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    くるたんさん、みんみんさんのレビューを拝見して読みたくなった作品です。 ご紹介ありがとうございます! 第九回新潮ミステリー大賞受賞作 新潮ミステリー大賞といえば、私の大好きな作家の伊坂幸太郎さんが『オーデュボンの祈り』でデビューされたのが思い出されます。 警察小説です。 警察官の尾崎冴子は三年前、二歳年下の婚約者を同乗していたバイクの事故で亡くしています。 そして自身は右眼を失明しています。 それから尾崎は刑事課から配置転換させられました。 ところがある日尾崎は「一週間前、私はこの右眼で稲妻を見たんです」と眼科医の霧島環奈にうち明けます。霧島はPTSDだと最初は思いますが、尾崎が三年前の光景を実際に見ていることに気が付きます。 同僚刑事の弓削拓海は、尾崎の右眼の能力を使って犯罪捜査を始めます。尾崎の右眼は三年前が見えるのです。 弓削は、三年前に起きた親子四人惨殺事件を調べ始め、その事件の犯人が市営住宅放火事件他、四つの事件の連続犯であることを尾崎の右眼の情報から割り出します。 その事件の犯人には「キツネ」というあだ名がつけられます。 以下、軽くネタバレ含む感想なのでこれから読まれる方はお気をつけください。 それ以降も、キツネのとある秘密に気づいた巡査の高橋が殺害されてしまいます。 キツネの狡猾さ、残忍さ、気持ち悪さには反吐が出そうでした。 キツネをおびき出したものは自分の目撃者についての情報をほしがる気持ちでした。 どんな、狡猾な犯人にも心の隙はあるものだと思いました。

    98
    投稿日: 2023.08.31
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    新潮ミステリー大賞受賞作。三年前のバイク事故で婚約者と右眼の視力を失った警察官の尾崎は、訪れた事故現場で自らの事故のシーンを見えないはずの右眼で目撃した。彼女の右眼には、三年前の光景が映し出されるらしい。その能力を買った署長の深澤は、ちょうど三年前に起こった一家殺害事件の再捜査に尾崎を登用する。とてつもなくスリリングなミステリです。 過去の光景が見え、事件当時の光景を見ることができるのなら、事件の捜査も楽勝、と思えますが。能力を使うことでの負担(一定の時間しか使えない)、きっちり三年前でないといけない、そして見るだけで何ひとつ行動を起こすことはできない、となかなかに大変な制約が多いです。特に残忍な犯行を目の当たりにしながらも何ひとつできない、というのはつらいなあ。これはちょっと耐えられそうにありません。 そのあたりの制約もあって、事件は簡単に解決しません。犯人を尾行しても行きつく先が現在はない場所だったり、犯人の顔は分かっても素性が判明しなかったり。そしてさらに事件が起こってしまったりも……まったく目の離せない展開。犯人の姿はなんともいえず不気味だし、チームとはいえ実質的に一人でその犯人の姿に向き合う尾崎のメンタルも心配だし。だけれど、彼女の活躍はもっと読みたい気もしました。

    0
    投稿日: 2023.08.30
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    第9回新潮ミステリ大賞受賞作。 最近はこの様な特殊設定ミステリが流行っているようだ。 主人公の尾崎冴子刑事。3年前事故で婚約者と、右目の視力を失うが右目が突然見えるようになる。しかし見えるのは3年前が見えているのだった。 この能力を捜査に生かし、新たに作られた継続捜査支援室員として未解決事件の解決にあたる。最初の事案は一家四人殺害事件であったが、その事件は3年前の事故に繋がるものだった。 この小説も特殊設定であるが、色々な制約が上手く作られており、読んでいて御都合主義的な話にはならない。 次々と展開する話や新たな事件もあり話の流れも面白かった。 ただ、犯行の動機であるが、小説のラストを読んでいたのが、たまたま偶然にANA鬼滅の刃ジェットに搭乗している時だったこともあり、既にアニメとして放映された〇〇編と被るなぁと…。

    0
    投稿日: 2023.08.24
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    特殊設定と警察小説を融合させた作品で中々面白かった。主人公の警察官、尾崎冴子はバイク事故で婚約者と右目の視力を失う。その3年後に事故現場を訪れた彼女は失われた右目から3年前の映像が浮かび上がる現象に囚われる。という過去(3年前)の状況が見えるようになった右目を武器に未解決となった事件を追っていくようになる、というのが基本線。警察小説として出来がいいのは特殊設定に寄りかかり過ぎていない点。地道な聞き込みや証拠集めをしていき彼女が実際に「見た」真実にたどり着いていく場面は面白い。続編もあるのかな?期待したい。

    7
    投稿日: 2023.08.24
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    事故をきっかけに片目を失明、3年前の光景が見えるようにになった女刑事が主人公の第九回新潮ミステリー大賞受賞作。 なかなか楽しめたが、後半の犯人の行動には ちょっと無理を感じる。

    2
    投稿日: 2023.08.19
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    選考委員全会一致! 第9回新潮ミステリー大賞受賞作‼︎ 納得の面白さです♪ バイク事故で婚約者と右眼の視力を失った警察官である冴子。婚約者の三回忌後に初めて事故現場を訪れた冴子は激しく動揺し、失明した右眼が三年前の事故をフラッシュバックのように一部始終見える事にパニックになる。 右眼はその場所の三年前が見えるんです。 理由は分かりません…いいんです! そこは気にしないでください笑 特殊能力で殺人事件を解決するという設定がなんとも上手くできております♪ 三年前の同時刻そこがポイント! 秘密を打ち明けた信頼できる仲間二人と三年前の未解決事件の捜査を始めるんですが、ここからこの設定がいかに面白いかわかります。 読む方もハラハラドキドキの連続(゚-゚*;)(;*゚-゚) これがデビュー作とは恐れ入ります(*_*) この事件の為の特殊能力じゃないんで第二弾があるはず!身体を張る冴子達がまた読みたい‼︎ これはドラマ化したらかなり面白いだろうなぁ。

    36
    投稿日: 2023.08.10
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    第9回 新潮ミステリー大賞受賞作 地道な捜査が特殊設定を凌駕する新感覚警察小説と帯にあるようにちょっと違う角度から攻めてくる感覚を楽しめた。 3年前にバイク事故で恋人を失い、自らも右眼を失明した警察官の尾崎冴子。 訪れた事故現場でフラッシュバックに遭いその一部始終を目の当たりにする。 それ以降、右眼は3年前の光景を映すようになり、それを知った同期のキャリアで現署長の深澤は、2人の指導官だった弓削刑事とともに未解決事件を捜査することになる。 現在進行形という状態で捉えることはできず、あくまで殺されていく過程を見ることしかできない(傍観者)のは、本人にとってはかなりの苦痛が伴う。 右眼で見ることの時間も限られるというなかでの捜査もタイトになる。 ラストに納得はできないが、犯人が人との繋がりに飢え、自分自身を含めた家族とは何か、その答えを求めて殺人を繰り返していたのなら、まさに『孤独という病に冒された飢えた獣』だったと考えるしかないと言った弓削のことばが真実なんだろう。

    45
    投稿日: 2023.08.08
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    第9回新潮ミステリー大賞受賞作。地味になりがちな警察小説に特殊設定を用いて読み応えのある作品に仕上がっています。特殊設定にやりすぎ感はなく物語に巧く溶け込んでいるのは好印象ですが、これといった証拠がない中でわざわざ犯人が出向いてクライマックスを迎える展開は少々ご都合主義的かなと感じてしまいました。

    0
    投稿日: 2023.07.29
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    第9回新潮ミステリー大賞受賞作。 バイク事故で婚約者を亡くし、自らも右目を失明した女性警察官・尾崎冴子。事故現場を訪れたことをきっかけに、見えない右目で3年前の光景が見えるようになる。尾崎と研修同期のエリートキャリア警察官・深澤と、指導官だった刑事・弓削の3人は、尾崎の能力を利用して未解決の事件再捜査に乗り出す。 という話なんだけど、3年前の光景が見えるという設定にどうにもついていけず。尾崎の主治医である眼科医がその機序を説明すればするほど、そもそも行ったこともない場所の殺人事件を3年前というだけで見えるというのは無理筋では?と思わざるを得ない。 その違和感をさておいても、前半の推進力のなさは致命的でなかなか読み進められない。3人の関係性が良くて、面白くなりそうだと思ったのに残念。 主人公の尾崎は刑事だったのに殺人のを見て怯えて足が立たなくなったり、逆に、冷静な判断が出来なくなって暴走したり、その人となりに難ありでイライラした。 この女性刑事を刑事課の班長が平気で「お嬢さん」呼ばわりするなど、いつの時代の話?という印象も。 エピローグは、「まだあるの?」的な印象の割に知りたいことははっきりしないまさに蛇足。それとも続編への伏線か? これなら事件ごとに分けて連作短編とかにした方が良かったような気もする。

    1
    投稿日: 2023.07.17
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    キツネ狩りの“キツネ“とは一家4人殺人事件の犯人の事。犯罪者にとって,警官尾崎の右目は真実を暴く恐怖の目。放火で証拠隠滅を謀り,サイトに動画を送る,犯人の行動の矛盾は人間の悲しいサガ。

    20
    投稿日: 2023.07.15
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    映像で見てみたいが、クオリティ高くないと、逆に興ざめしそうな気もして、やっぱりこういう世界を表現できる小説は楽しい。 N県最大の都市、登坂の警察署に勤める尾崎冴子、バイク事故で視力を失った右眼が、3年前の光景を映し出すようになった。尾崎は、ベテラン刑事の弓削と組んで、3年前の一家惨殺事件の犯人を追う。 尾崎は、3年後に訪れたバイク事故の現場で、婚約者が運転し、自分が後ろに乗っていた事故のようすが右眼の前に映し出され驚く。そして、事故の原因がイタズラでバイクの前に障害物を飛び出させたことだったことを知る。音は聞こえない、関与はできないが、右眼の前で進んでいく光景から目撃した手がかりで、犯人が逮捕される。 障害物などの現実世界を見るために、左眼の同時稼働が必要だが、両眼からの情報を処理するには、脳に相当の負荷がかかる。そして、右眼の前の光景には手を出すことも、話しかけることもできない。そして、そんな能力で得られたと証言しても、裁判の証拠にならないだけでなく、能力を知られると大騒ぎになることは確実で。そんな制約の中で、どうやって過去の事件の犯人を探し出し、追い詰めるのか。ページをめくる手が止まらない。

    1
    投稿日: 2023.06.24
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    サイコ?超能力モノ?事故で片目を失った刑事が、ある時、失ったその目でリアルな事件現場を見て犯人を確定すると言うもの。 犯行現場の描写は、読んでいても気分悪くなる程。中半からはリズムも良くなり一気に終盤か、と期待したが、惜しい結末だった。

    3
    投稿日: 2023.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3年前にツーリングの事故で婚約者を亡くし自分も右目を失明した尾崎。ところがその目は不思議な力を宿していた。尾崎とかってチームだった上司弓削とキャリアの深澤は彼女の3年前の出来事を見る力を生かして捜査にあたる。公に出来ない力を隠し、動画サイトから事件に迫っていくのがもどかしいながらもハラハラしながら一気読み。面白かったです。

    0
    投稿日: 2023.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白いことは間違いないのに、なぜが読むペースが上がらなかった作品でした。何故だ…笑 クライマックスで右眼の能力を活かした演出があればもっと面白かったかも?

    0
    投稿日: 2023.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

     設定が生かし切れているのかどうか。その評価は難しい。長くなくてよい。3人の登場人物に1話ずつくらいのシリーズになったら。  

    0
    投稿日: 2023.06.05
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    サイコな力を得て事件解決する物語 話のテンポや展開が速く楽しく読めた。 超能力の展開が消化出来れば、お勧めかも。 シリーズ化も行ける。次も手に取りたい。

    0
    投稿日: 2023.05.26
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    斬新でトリッキーな設定でありながら、違和感なくこの世界に没入出来た。 警察官の尾崎冴子はバイク事故で右眼を失明したが、それと引き換えに3年前の光景を映し出す能力を得る。 その特殊能力を使い、署長の深澤と弓削警部補とでタッグを組み、未解決一家四人殺害事件の再捜査に乗り出す。 冴子の右目に映し出される殺害現場が自分の脳内映像となり壮絶さに息を呑む。 SNSに悪質な動画を上げる輩に怒りを覚えながら私もキツネ男を追い続けた。 第9回新潮ミステリー大賞受賞、選考委員満場一致に納得。 社会問題を絡めた重厚なミステリーを堪能した。

    1
    投稿日: 2023.05.22
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    文章にメリハリがあり非常に読みやすい 自分的には『このミス』1位でもいいくらい 続編が出たらいいなあ

    0
    投稿日: 2023.05.22
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    事故で失明した右目に三年前の映像が見え始めて… 特殊能力で未解決の事件を解決できるか #キツネ狩り ■あらすじ 主人公である女性刑事の尾崎は、三年前の事故で右目の視覚を失っていた。ある日、その右目に三年前の過去の映像が見えるようになり、自身の事故の真実を知ることになる。これをきっかけに、過去の重大な未解決事件に挑むことになるが… ■きっと読みたくなるレビュー エンタメ感、抜群で面白い! 特殊設定もシンプルながらも、まさに目の付け所がいいね。これ映像化すると、かなり迫力があって面白味のある絵になりそうです。 事件を解決していくプロットがめっちゃ上手なんですよね、新人先生とは思えない。特殊な捜査のシーンでは臨場感の表現がエグイし、それを見ている主人公の激情ぐあいもよくわかる。 こんな魔法のような能力でも、簡単に解決ができないリアルさも納得性が高い。良く工夫されてました。想像力と読者を引き込む力が素晴らしかったですね。 もう一回くらい展開あっても、まだまだ読めそうでしたが欲張りは禁物。でも続編に期待しちゃいます。 登場人物もイイですね~ こちらも魅力的ながらも比較的わかりやすい人物像ばかり。 主人公も仲間の刑事も犯人も、背負ってきた過去や葛藤などもバランスが取れていてお上手でした。 推しはおっさん刑事の弓削ですね。これまでひたすら現場で事件に向き合ってきたベテラン刑事。 時代が進み自身の価値観とズレが出始めていながらも、犯人と犯罪を憎む熱い魂と、仲間を思いやる気持ちは純粋でしびれる。私も年齢を重ね、優秀な若い世代と仕事をしているので、気持ちが分かるなぁ~ 人を深堀って物語に厚みをだすのも、もっともっとできると思うので、これは続編を読みたい! ■きっと共感できる書評 ドキュメンタリー映画監督、ノンフィクション作家の森達也先生からの引用です。 ほとんどの犯罪は三つの不足から起きる。 幼年期の愛情不足、成長期の教育不足、現在の貧困。それを補うのが社会の役割であり刑罰。 様々な社会問題に切り込んできた人の言葉は的を得ています。自分が特に大事だと思うのは後半で、我々の役割という部分。 本作の犯人が最後に出たセリフは、ただただ私の胸を虚しく打ちました… 犯罪抑止について社会の仕組みがまだ足りてない。まずは手を差し伸べるところから始めないといけませんね。

    78
    投稿日: 2023.05.21
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    変わった設定だけれど読み進めるうちに馴染んだ。キツネを追いかけるシーンは手に汗握る。航が一家殺害の事件に拘った理由や弓削の事件は次に繋がるのかな?続きを期待したい。

    1
    投稿日: 2023.05.10