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嘘と聖域
嘘と聖域
ロバート・ベイリー、吉野弘人/小学館
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総合評価

14件)
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    ヘレンとボーのお話。 まさかの結末に驚き、 でもそれは続きが楽しみということで やっぱり病みつきです。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    ザ・プロフェッサーからシリーズで読み進めてきたが、登場人物の性格にだんだん好感が持てなくなってきた。 最後のどんでん返しに次ぐどんでん返しは、ドラマのような面白さはあった。このシリーズはここまでにしようと思う。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    本作はトーマス(トム)・マクマートリー亡きあと、黒人弁護士ボーセフィス(ボー)・ヘインズを主人公にした新シリーズ 本作の注目ポイントは「ケツの穴」の開き具合だろう ボーは師であるトムと最愛の妻ジャズを失い、さらには子供たちの親権を失って人生のどん底にいた この状況下ではボーのケツの穴は完全に閉まっている… 『ザ・プロフェッサー』シリーズを読んできた読者ならこんなボーは見たくないはずだ… そのような状況下である人物からボーの元へ弁護の依頼がやってくる ボーは自分自身の人生と子供たちを取り返すため依頼を受けることに ここに来てボーのケツの穴が開き始める これは良い兆候だ 全開までもうひと開きである つまり半開き状態だ しかし、裁判は簡単ではない 圧倒的に不利な戦いに身を投じるボー だが、「オレの人生に簡単なことなど何もなかった」と決して諦めなボー そして、遂にそのときがやって来た 最終形態のケツの穴 「ケツの穴全開でいくぜ!」 やっぱり「ケツの穴全開」のボーは頼りになるぜ!

    40
    投稿日: 2024.07.13
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    テネシー州プラスキ。無敵の検事長ヘレン・エヴァンジェリン・ルイスは、女子高校生が被害者となった、街の実業家によるレイプ事件の裁判に臨もうとしていた。しかし、裁判の直前にヘレンは元夫の殺人容疑で逮捕されてしまう。ヘレンはかつて、殺人容疑で起訴したことがありながら、最も信頼を寄せている弁護士ボーセフィス・ヘインズに弁護を依頼する。愛する妻ジャズと心の師トムを喪い失意の底にいたボーだが、たった一人で圧倒的不利な裁判に挑むことに。しかし事件の背後には38年間明かされることのなかった禁忌があった……。 新シリーズ開幕。やや駆け足気味の部分もなくはないが、最後まで読ませるリーガルミステリ。

    2
    投稿日: 2023.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ボー編というかヘレン編では? マクマートリー視点ではあんなに頼もしく見えたこの二人も、主人公という立場になるとそれまで見えなかった弱さがあらわになってくる。だからといって嫌いになるわけではなく、ぎりぎりまで頑なさを貫いたヘレンはむしろ好感度が増した。もう一作あるらしいので、そちらも含めた読後感がどうなることやら。 ひとつだけわからないのはビデオの一件。借りてきたビデオの最初に一瞬写り込んだテリーの裸は何? 偽装用にわざわざ一瞬だけ仕込んだのだとしてもどこから持ってきた映像?

    0
    投稿日: 2023.09.26
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    トム亡きあと、最愛の妻ジャスミンも殺害され引きこもっていたボー・ヘインズ。 検事長ヘレンの元夫ブッチの殺人容疑の弁護を引き受けて見事復活。 でも、ほんと著者のこれまでにこのシリーズ、絶体絶命の危機で終盤を迎えつつ、大丈夫ヘレンは無罪になるとわかっていても頁をめくる手が止まらない。 タイトルに”嘘”があったように、ヘレンは何重も嘘をついてたのね。 中絶もほんとはしてなかったし、ブッチは誤発砲で、その後トドメを撃ってくれと言われ死なせるに至ったらしい。 カルフォルニアで密かに産んだ子がまさかのレイプ犯のザニックだったとは!(ヘレンがレイプされて出来た息子) 今後、このふたりの関係どうなっていくのかんしら。 このボーを主人公にまだ続編がでるみたいなので楽しみ。 元保安官のペニス・ペトリーKKKに昔所属してボーの父親だと思っていた黒人を惨殺した過去があり、今もそれを悔いていて…、でも今回は色々、助けて窮地を救ってくれた。 ミニー・ロイ(ボーが引き取ったトムの愛犬)も救ってくれたしね。 あのUberの運転手、フーバーも優秀な私立探偵で今後も活躍しそう。 それにしても、レイプ被害者のアマンダも嘘をついてまんまの多額の賠償金を手にしたってことなのかしら… 元ダンサーの母親ロナ・バークスにも嘘をついて?ボーの事務所で働きだしたとこなのに。謎だわ。

    0
    投稿日: 2023.06.25
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    CL2023.5.22-2023.5.25 もともとマクマートリー教授よりボーのほうが好きだったので、新シリーズは嬉しい。 ただ、結末がもやもや。

    0
    投稿日: 2023.05.26
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    マクマートリー教授四部作に続く新シリーズ。検事長ヘレンが元夫ブッチを殺したとして逮捕される。マクマートリーの弟子ボーセフェスは失意の日々を送っていたが、ヘレンから弁護を頼まれる。状況証拠は有罪判決を示しているが。 面白い!法律や裁判の知識やテクニックよりも人間ドラマが前に来る感じ。 ※ネタバレ ヘレンは38年前に中絶していたのを秘密にしていた。保守的な南部では検事長選挙に不利になる情報。元夫は、友人ザニックのレイプ事件を取り下げないとバラすと脅す。だからヘレンが殺したとして、逮捕。ブッチは友人たちと売春宿を経営していて、そのことをバラすと友人たちを脅したので、殺した→本当はヘレンが殺していた。サイコのザニックは実はヘレンの息子。中絶せずに養子に出していた。彼は大金持ちになって、母親とゲームをするために越してきていた。

    0
    投稿日: 2023.05.04
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    相変わらずのストレスフルな展開だが、悪役の印象が散漫。主人公は再生する。しかし、これでいいの感がある結末。

    1
    投稿日: 2023.04.21
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    「ケツの穴全開で行くぜ」 前シリーズの主人公トーマス・マクマートリーは強い男でした 不屈の闘志で戦い続け、大きな愛と崇高な正義を体現する〈騎士/ナイト〉であり、常に先頭に立って仲間を、そして読者を鼓舞し、勇気を与え続けるヒーローでした そんなヒーローを失ったシリーズで主人公を継いだボーセフィス・ヘインズは弱い男だ 泥沼の中でもがき苦しみ、何度も諦めてしまいそうになり、悲しみにくれて無為な時間を過ごしてしまう だが自分を愛してくれた人たちに恥じない自分であるために一歩ずつ進むことを決意する〈歩兵/ポーン〉だ 「ケツの穴全開で行くぜ」というボーの決めゼリフは弱い自分を叱咤し、白と黒の戦場を前に進むため、そして最強の男トーマス・マクマートリーに変身するための魔法の呪文なんじゃないかと思う ポーンが敵陣深く進んだときに最強の駒に"成る"ように 「ケツの穴全開で行くぜ」

    44
    投稿日: 2023.04.04
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     マクマートリー教授シリーズ4部作の後を引き継いだのは、彼の教え子ポー・ヘインズだった。作中の弁護士稼業を引き継いだのではなく、シリーズ主人公を引き継いだという意味である。ポーはマクマートリーのラグビーと法律の教え子であるわけだが、マクマートリー・シリーズでは、ポー以外の教え子も数人(リック・ドレイク、レイレイことレイモンド・ピッカルー、パウエル・コンラッド、ウェイド・リッチーなどなど)副主人公として活躍していた。ここでポーが主役を引き継いだのには、いろいろなわけがあったろう。  いずれにせよポーが主役となれば前シリーズで、二作目のサブ主人公を担ったポーの物語『白と黒のはざま』の強烈なインパクトが蘇る。そして本作は、『白と黒のはざま』の積み残しを引き取る物語とも言える。家庭を失って絶望のどん底で足掻いていたポー・ヘインズが、心身共に才気を果たすべく今一度、地の底から立ち上がる物語でもある。  『白と黒のはざま』の舞台となる町についてぼくはレビューでこう書いている。 「プラスキの現在の住人はKKK誕生の町であることを恥じているらしいが、今もなお残る差別感情は現在もアメリカ全体に影を落としてやまない。さらに白黒はっきりしない多くの人物たち。」  そしてこの構図を現在もそのまま継続する町を背景に、利権や政治腐敗に歪みつつある司法の裏の闇を抉り出すのが本書の醍醐味であるが、前半は、司法の場にすら出ようとしない過去に呑まれる主人公ポーが、闘いに目覚めるまでを描く。彼の手を引きずり上げるのは、鬼検事長のヘレン・エバンジェリン・ルイス。彼女自身が、本作では殺人の容疑者として被告席に立たされてしまうが、弁護士としてポーを指名するという逆転の構図で、新シリーズは驚愕のスタートダッシュを見せる。  前作で殺し屋ジムボーンによって破壊された(詳細は未読の方のため省略)ポー一家のその後と、司法の場へのカムバックに至る経緯で前半はほぼ終始する。また腐敗した町プラスキそのものも荒療治が必要なまでに病んでいるという要素も本書のミステリアスな部分を支える構図として重たい。  しかしポーが立ち直るに至る物語は、まるでスポ根ドラマそのもので、いつもの司法ミステリ要素プラス、アクションに加え、黒人主人公のポーでなければ表現できない根強い差別の歴史に彩られる南部の町そのものが印象的に描かれてゆく点で無視することができない。司法の欠陥をも鋭く突きつつ、作者は南部リーガル胸アツドラマをこの新たなシリーズ再出発作品とも言える本作に込めており、読みごたえは期待に違わず、たっぷりという印象。  旧シリーズを引き継いで、新たな地平でのアメフト・チームOBたちの再集合、再活躍が期待される新シリーズ、早速まずまずの手ごたえを感じる重厚な一作である。

    9
    投稿日: 2023.04.04
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    テネシー州を舞台にしたリーガルもの。老弁護士で元ロースクール教授のトムと妻の死に、世捨て人になった敏腕弁護士ボーが自身の子達の親権を取り戻す為と、かつては法廷でも対決した凄腕女性検事の夫殺しの罪の弁護を引受る、と言うストーリー。作者は悪人を本当に憎たらしく描く名人だと、毎作思う。今回も面白かった。

    6
    投稿日: 2023.03.08
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    「ケツの穴全開でいくぜ。」と帯に書いてあるけれど、 ロバート・ベイリーを初めて読む人には、なんのこっちゃですよね。前作を全て読んでいる人にとっては、遂に来たかーと興奮する言葉そのものなんだなー。 よくぞ帰ってきてくれたボー! それはさておき日本でなら「ケツの穴をギュッと締めていくぞ。」という表現の方がピンとくる気がしないでもない。よし。次作もあるらしいし、ケツの穴を締めたり開いたりして読むぞー!

    4
    投稿日: 2023.03.08
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    あの熱い男が帰ってきましたよ! 「ケツの穴全開で行くぜ」 何の事かわからない人はまだ読まないでください! まずは前シリーズ第1巻「プロフェッサー」を読んでください。 そして激アツの「トーマス・マクマートリー」シリーズ全4巻でまず感動していただきたい。゚(゚´Д`゚)゚。 新シリーズは「ボーセフィス・ヘインズ」だと告知されていたのでめちゃくちゃ楽しみにしてました。 全シリーズで失意の中、自暴自棄になったボーの復活は戦友ともいえる無敵の検事長「ヘレン」の殺人容疑での逮捕でした。 これがもう絶体絶命のピンチの連続、勝つのがわかっててもドキドキです((((;゚Д゚)) ケツの穴全開になるのはもうほぼラスト近く。 そして新事実のどんでん返しの2回転ジャンプ‼︎ 新シリーズヤバいです‼︎ そして新たなキャラも登場します‼︎ ひまわりメロリン‼︎ 早く読みなはれ(〃ω〃)

    28
    投稿日: 2023.03.03