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Hマートで泣きながら
Hマートで泣きながら
ミシェル・ザウナー、雨海弘美/集英社
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総合評価

25件)
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    自宅のカウチで泣きながら、読みました。 アメリカ人の夫を持ち、日米ミックスの子どもたちを持つ自分にとって、とても他人事とは思えない手記。この辛く尊い体験を我々にシェアしてくれてありがとう、と著者に伝えたい。 著者のオンマのように、自分は日本の食文化を子どもたちに継承することができるだろうか? レシピだけじゃなく、「風邪のときには松の実のおかゆ」「後でお腹がふくれるとわかっていても食べてしまう寒空の下の焼き栗」のような、シチュエーションやエピソードに紐づいた食の文化を? と考え込んでしまった。うちの子たちは、アメリカンなごはんばかり食べているので。 19章に、「母はわたしの守護者(チャンピオン)、わたしの記録保管庫(アーカイブ)だった。」という一文が出てくるけど、母は韓国文化の守護者、記録保管庫でもあったんだなと。母がいなくなると、子はその文化にアクセスできなくなる。祖国の言葉も忘れ、祖国に残った家族とのつながりも断たれる。だから自分が死ぬ前に、アーカイブを子どもに移さないと。それは親子だけのパーソナルな関係でなく、もっと長期的・社会的に考えなければいけない問題でもある。 とはいえ、「今は英語で会話している自分も、病にふせったら日本語が中心になり、日本食だけを求めるようになるのかな?」と不安になり、ちゃんと看病してもらえるように夫と子どもに日本語教育しないとな……などと、個人的思惑も十分にかき立てられる。うちの夫なんて、風邪のときはベーコンエッグとか作ってくるもの。 そんな、社会的にも個人的にも捉えられる、壮大な手記でした。 この物語がアメリカで大ベストセラーになったのも、アジア系としては嬉しい。今度アメリカへ行ったときは原著を入手しよう……もちろん翻訳も素晴らしかったですけども。英語の本なのに韓国語の固有名詞が多くて訳すの大変だったろうな。訳してくださり、ありがとうございました。

    0
    投稿日: 2026.02.02
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    母への愛と喪失が、料理の記憶を通して静かに積み重なっていく本だと感じました。 キムチやスープ、Hマートでの買い物の場面など、丁寧に描かれた料理の描写一つ一つに、作者の母への愛を感じました。食べ物の記憶をたどることで、母の存在が鮮やかによみがえるように感じました。

    0
    投稿日: 2025.11.22
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    読みやすいエッセイだけど、内容がとても重くて後半は特に辛かった。けれども同じくらい韓国料理の魅力も詰まってて読み終わった後はずっと家で韓国料理を作ってました。国は違えど色んな魅力に気付ける素敵な作品でした。

    0
    投稿日: 2025.09.29
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    韓国人の母親と米国人の父親の間に生まれた著者は、米国で育ち歌手としてデビューしグラミー賞にもノミネートされた。そんな著者が、癌で亡くなった母親との関わりや、その苦しい闘病を支えた記憶や、自身の半分は韓国ルーツであるというアイデンティティなどを綴っている。 亡くなった人との繋がりが、食べ物を介して深く描かれる。

    3
    投稿日: 2025.08.15
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    読みやすさ★★★★★ セラピーとしての料理。キムチ作りがこんなにカタルシスのある作業に感じるとは。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    悲しくて、読んでるうちに涙が出てくる本だった。 全てを犠牲にして育ててくれた母親に対して、 自分の全てを犠牲にして母の面倒を見る娘の関係を見て、自分はこれができるのか 同じようなことがもし自分にあったらどうするか考えた。

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    人気急上昇中のバンドJapanese Breakfastのボーカリストでもあるミシェル・スナウザーさんののエッセイ。友人に勧められて読んでみました。 米韓ミックスで米国生まれ育ちの著者と、韓国人のお母様との関係をが軸になっている一冊。韓国系スーパーやyoutuberの韓国料理レシピを通して著者は母の人生をトレースし、自分の中の母、自分の中の韓国人としての要素を見出そうとする。 他地域がそうではないとは言わないけど、やっぱり特に日本や韓国、中華圏、アジアでは家族や親子、愛情の象徴となるのは食べ物だよね。翻訳の妙もあって美味しそうなご飯の描写がとても印象に残った。 中盤ではお母様が癌に倒れて亡くなるまでの過程を結構生々しく描写していて、癌の罹患率が高い日本の人にとっては読むのがしんどかったり、自分の家族や自分自身もこうなるのかも…と思わず想像してしまう(私はそうなった)。 でも私にとって涙が出そうになったのはその場面ではなく、Japanese Breakfastが成功してアジアツアーを回ることになり、韓国でライブや打ち上げを楽しむ様子や、おばのナミとのやりとりだった。親は子どもの記憶の中で生きているし、言い換えれば亡くなった人は生きている人の記憶の中で生きている。 私の母はケーキやおせち料理、クリスマスディナー、誕生日などはいつも自分で作って家族に振る舞ってくれている。幸いまだ元気だけど、老いや病で動けなくなる前に作り方を教えてもらおうと思った。 ー ★時間とお金のムダ ★★普通〜微妙 ★★★よかった ★★★★心が動いた(感動した、意表をつかれた、ショックだった) ★★★★★人生の本棚に入れたい

    1
    投稿日: 2024.12.05
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    逝ってしまった人を想いながら読んでしまうと途中辛すぎてページが進まなかった。 途中で読むのを辞めて巻末から読み、辛い部分は読まないでおこうとしたけど、全部読めました。 生きるって乗り越えることが沢山ありますね。

    1
    投稿日: 2024.11.24
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    親の介護と死に向き合うことがいかに辛いことか、当事者のリアルな視点から語られており思わず感情移入してしまった。迷惑をかけた母親への後ろめたさと母親の力になりたいという思いの間で揺れる主人公の葛藤が伝わってきた。

    1
    投稿日: 2024.09.04
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    めちゃ泣いた。東アジアの文化と個人主義な西洋社会で自己が板挟みになって辛い。エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスが思い浮かんだ。

    0
    投稿日: 2024.08.09
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    これは友達に勧めてもらった本。最初はなかなか流れに乗れなくて読み進められなくて、面白いんかなーなんて疑いを持ってしまったけど。とんでもない。疑うのが愚かな行為だって思わされるほど、親子の関係について、親子の関係にどれ程深く「食」というものが絡み合ってるか、また子への母の愛情の深さ(もちろん、父の愛情もあるだろうけど、この本は母がメイン。)があるのか再確認させてくれた。私の母はまだまだ健在だし、元気いっぱいだけど、いつかの別れについて考えさせてもくれた。命あるもの、いつか朽ち果てる。たまにこういった本を読まないと親は永遠ではないことを忘れてしまう。 親子の関係については、とにかくこの2人はファンキーだった。全体を通してファンキー。特に、お母さんの方が物凄い強烈。だけど、読み進めると、娘もなかなかしっかり強烈で、親子だなって感じがする。 そして、この話の肝、親子関係に絡んで美味しそうな母の手料理の話がたくさん。韓国料をたくさん知らないけど、ぜひ食べてみたいなってご飯がたくさんあった。それと同時に、やっぱりどの国でも母の料理の偉大さ、自分を作った母の味は一生物なんだなって。読み進めながら、自分の母親のご飯が恋しくなった。なんで今私は母のところにいないんだって何度も思った。何度も大好きな母の料理を思い出した、他人の母の料理なのに。それくらい色こく親子関係に「食」が韓国のカルビのタレみたいに絡み合ってた。 ちなみに、彼女のお母さんが彼女にブーツを贈った話の時はもう涙が溢れそうになった、通勤ラッシュの満員電車で。 とにかく、母は偉大なんだな。私は今のところ、母になる予定はないけど、なるならちょっとこのお母さんにみたいにファンキーで自分の母みたいに愛と優しさに溢れた感じになりたいな。

    7
    投稿日: 2024.02.05
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    声をあげて号泣した一冊。父の書斎に置いてあったのを何気なく手に取り読み始めたが、3時間夢中で読み切ってしまった。素晴らしい翻訳による韓国料理の描写にお腹を空かせつつ、もう若くはない自分の両親を大事にしようと思える本だった。 カナダに留学中Hマートにお世話になっていたので、懐かしく感じたり、またルーツが韓国にある自分にとってはジョンやわかめスープなどの韓国料理や家族間の韓国文化など、馴染みの深い話が多かった。それもあって余計に感情移入してしまったのかもしれない。 アメリカに住む韓国人ハーフとして、多感な思春期には自分の韓国人の部分を隠そうとしたり、逆に韓国に訪れる際には自身に韓国の血が流れていることを証明する部分を探してアピールする主人公が、自分を客観的に描写されているようで少し心がザワザワした。 そして何より、主人公と母の関係がリアルで、自分と重ねてしまった。何歳になっても、親に褒められたい・認めてほしいという気持ちが自分にもあるのかもしれないなと思った。 キムチ、作ってみたい。

    5
    投稿日: 2024.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    二年前くらいになんとなく聞いていたNPRで紹介されていて、気になっていた本。日本語版が出ているなんて知らなくて、たまたま見つけて即買い。 著者はいわゆる二世で、アメリカ人とのハーフ。 母親は韓国からの移民。 いわゆる反抗期から親との距離は精神的にも肉体的にも離れるが、ある日突然母が末期がんと知る。 一世が祖国の味を恋しく思うのはあたりまえだけど、特に母親の味というのはこうやって次の代にもつながっていくんだなぁ。 私の夫は四世にあたるけど、やっぱり二世三世と続いてきた味とそれに関連する想い出はいろいろあるみたい。 それにしても、これは涙なしには読めない。 お母さんって何なの? 海外で初めて暮らし始めた時に、バラバラな出身のみんなでそんな話で盛り上がった。どこの国のお母さんも、おなじような、ハハオヤという種類の生物なんだ。 "母は私のアーカイブだった。(中略)その母がいなくなり、こうしたことを聞ける人もいなくなった。記録されなかった事がらは母とともに死んでしまった。" "あなたに本当のことを話すのはお母さんだけ。なぜってあなたを本当に愛するのはお母さんだけだから。自分の十パーセントは自分のために取っておきなさい。(中略)万が一のとき、頼れるものがあるように。お父さんにだって全部はあげない。" お母さんってどうして子供や周りの人の、どうしようもないような細かーいことばかりなぜか覚えてて、そうか、それも愛なんだ。 "今Hマートで食事をしている人たちの、どれくらいが家族を恋しがっているのだろう(中略)わたしみたいに人生から永遠に失われてしまった人を恋しく想いながらご飯を食べているのはどの人?" 筆者のお母さまがご自身のお母さまを亡くされたところが、心がえぐられました。 家族・親と離れて暮らすのは、それが自分の選択でも、つらいですよ。親と国を残して、何年も何十年も・・・。 "あの時の私はまだ喪失の淵のこちら側にいて、向こう側には足を踏み入れたことがなかった" 親元を離れて初めて親のありがたさが分かる。。。多くの人が一人暮らしで経験することだと思う。ない人もいるけど、反抗期があって、うるさいな、ほっておいてよ、友達といるほうがいい・・・そんな態度をとり続けておいて、ころっとそう思えるのは子供だけで、親はしこりがあるんだろうか。 筆者のアイデンティティのゆらぎ?も面白い。 アメリカで生まれ育ち、白人からは白人として扱われず、韓国に行けば韓国人として見られない。(これも夫が前言ってたな・・・) ずっとアメリカに溶け込みたかったのに、アメリカに居場所が欲しかったのに、お母さんの看病をするお母さんの韓国人の友人と一緒にいると自分を韓国人と認めてほしくてたまらない。お母さんの言葉、お母さんの家族の言葉、文化をわかりたい。 母の家族といても、沢山言いたいこと、伝えたいことがあるのに、それを韓国語にできない。 それにしても、彼氏(のち旦那さん)、良い人だなぁ。 そして、お母さんの最後まで苦しみながらもたくさんそばで過ごせたのは、言葉が適切かわからないけど、羨ましい。 お母さんを喜ばせようと必死に頑張った韓国料理 お母さんを亡くし、その料理に支えられる。 どんな高級なレストランの味よりも お母さんが忙しい朝にばっとつくってくれた海苔段のほうが記憶に残り、あたたかく、おいしい。 料理があまり徳ではないおばあちゃんが、食パンを切ってバターでいためただけのおやつが、なつかしい、おいしい。 そんな料理が誰にでもあるはず。 この本を読みながら、どんなひとも自分の家族に思いをはせて、目頭を熱くするんじゃないかと思う。 私はまだ淵のこちら側だけど いつか来るその日のことを考えてしまった。 一番近いのに 一番強く反発することもある 一番愛しているはずなのに 一番わかっていなかった人かもしれない "痛みを散らしてあげたい、お母さんへの愛を証明したいと、これほど切に願ったことはなかった。添い寝をし体をぴったりと押し付けて、苦しみを吸い取ってあげられたらどんなにいいか。人生は子どもに、親を想う気持ちを証明するチャンスを与えるべきじゃないか" 訳(雨海弘美さん)も素晴らしいです。

    4
    投稿日: 2023.12.01
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    韓国人の母とアメリカ人の父を持つ著者。末期癌と診断された母親を看取るまでの記憶を、家族との関係を軸に書いた日記のようなエッセイ。彼女のこれまでの生き様が丁寧に綴られる。母親との確執を解きながらも後悔したり過去を責める彼女の姿が、すごく胸に迫る。大切な人の死に直面したら、後悔することはどれだけあるのだろうか。彼女と母親の架け橋になったのは、韓国料理だった。キムチやのり巻きやごま油の味。彼女が韓国料理を作ろうとキッチンに立つとき、毎回母の記憶を手繰り寄せるのだろう。誰かと繋がり作るご飯はどんな味がするのかな。

    7
    投稿日: 2023.09.19
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    チャプター11からはぽろぽろ泣きながら読んだ。 私にも、自分のためにとってある10%がある。 無意識にしていたことが物語の一部になっていて母娘への親近感がぐんと湧いた。 時に娘として、時に母として、時に姉として、 この作品に出てくる女性たちのそれぞれの立場に想いを馳せながら「終わらないでほしい」と願ってしまうほど没入し 無心でページをめくって1日で読了した。 個人的に心から凄いと思うのが、毒親家庭で育った父親を持ちながらも、著者が健やかに育ったこと。 父親がかなり壮絶な育ちをしている今作のような場合、子どもにも何らかの影響が出る家庭が多いけど(思春期に紆余曲折あったとはいえ) 母親が深い愛情で著者を包み、優しく厳しく育てて(しかも異国の白人コミュニティで!)最終的には著者自身が自分の出自に誇りを持てるようになるまでにステキな関係性が出来ていて、本当に凄いことだなぁと読みながら終始感動していた。 The summer I turned prettyのOSTで偶然知ったJapanese breakfastの曲からこんな素敵な物語に出会えた幸運に胸がいっぱいになる。 映画化されるとのことだけど、あまりにも本が素敵すぎて観たいような観たくないような…。

    8
    投稿日: 2023.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    "涙はお母さんが死んだ時までとっておきなさい" "自分の10%は自分のために取っておきなさい" 筆者が自身のアイデンティティに悩んだ青春時代、母の存在と死、慣れ親しんだ味を模索する日々、母の祖国に残された家族との絆、そしてアーティストとして成功する過程など、自伝として興味深かった。 昨今アメリカのエンタメ業界は韓国系の方々の勢いが凄まじい。音楽界はもちろん、映画監督や俳優など自身のルーツを題材とした作品作りが多く、この本がベストセラーになったのもタイミングとしてピッタリだっのではなかろうか。

    1
    投稿日: 2023.08.31
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    移民であること、故郷とはなにか、属しているものとは、と色々考えさせられるが、著者の母親の闘病生活が辛すぎてしんどくなる人もいると思う、どうしたって自分と母親との関係が重なってしまう しんどいのだけれどグイグイ読ませられる 食べ物とは記憶であり、思い出であり、会話のツールであり、人との繋がりであるものだなと  おそらくまたある時に紐解くであろうなと思わせる本 でもそれが遠く遠く先であることを望む本

    2
    投稿日: 2023.08.16
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    先にJapanese Breakfastとして知っていたが、文才もすばらしいとは!過度にエモいわけではない、とてもみずみずしい筆致。 「母親」と「食物」という、人がどうしても逃れられない根源にとことん向き合う若さと勇気と、その先に至った悟りや郷愁のようなものが、作品全体に充満している。さらにそこに彼女自身のブレイクまでの道のりが重なり、まさに「生きざま」を映すような唯一無二の作品になっていると思う。 わたしは母であり娘でもあるので、ずっと涙腺が刺激され、胸がしめつけられるようだった。パートナーであるピーターの人となりも最高。

    5
    投稿日: 2023.07.13
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    アメリカ人の父親と韓国人の母親をもつ、Japanese Breakfast のボーカル、ミシェルザウナーのエッセイ。 米韓のカルチャーギャップ、思春期時代からはじまる母娘の確執、末期癌と診断された母の闘病生活。 喪失の彼女を支えた音楽と料理。 最愛の母の看取りと再生の物語。 悲しいストーリーを読んでいるのに、読み終わると韓国料理が食べたくてたまらなくなる。

    1
    投稿日: 2023.07.03
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    景色や音楽から記憶が甦り胸がヂリヂリした経験ならあったが味にも同じ効果があるんだなという発見 体がちぎれそうな程の苦しみや悲しみが描かれつつも こんなに愛しくてたまらない本に出会えた事に感謝 親になんとか元気になってもらえる、喜んでもらえる為にと自分の一生で一番とも言える大きな決心をするというのは思い当たる記憶が自分にもあるのでこれをある種のあるあるという枠に入れるには抵抗があるが 今差し出せる精一杯の"何か"がそれにはあると信じる 気持ちはよーく理解できる バンドの方から先に知り出版した本がベストセラーになったという話しは知っていたが、これほど胸を打つとは。なるたる幸せな読書時間を過ごせたのだろうと思い返すだけで数々の場面を思い出してはまた泣ける

    2
    投稿日: 2023.06.02
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    3.5 日本の在日韓国人の思いとも重なるルーツと向き合うアメリカ人ダブルのエッセイ。時代は流れても、ルーツと向き合うことで、解放されていく姿は清々しい。

    0
    投稿日: 2023.02.27
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    料理や音楽は人と人の関係を繋ぐ存在であり、またセラピーともなりうる ナミは私の母にはなれないし、私もナミの妹である母にはなれないけれど、その次に大切な人になることはできる

    1
    投稿日: 2023.02.26
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    実家を出て、両親との距離感がうまく掴めるようになった。特に母との関係は、前よりもずっとずっと良くなったし、前よりもさらに母のことが大好きになった。 それなのに、両親は着々と歳をとっていて、私は着々と大人になっていて、いつか両親がいなくなることを否が応でも考えざるを得ない年齢になってしまった。 私が生まれてから、ずっと私を見守ってくれた両親。そんな2人がいなくなっても、私の人生が続くなんてとても想像ができない。 そんなことを考えていた頃にこの本を手に取った。 著者の苦労と悲しみは、いつかのわたしが経験するものなのだと思いながら読んだ。 第一章を読んでいるときから涙がどんどん溢れた。 大事な人を失った喪失感を深めるのも、その喪失感を慰めるのも、その人との思い出なのだと思う。 著者と叔母の関係性が、とても美しくて、とても切なかった。 著者と同じように、わたしも思春期の頃、母に当たったこと、ひどい態度をとっていたことを思い出した。「そんなことがあったけど、いまは良好な関係だ」とわたしはのほほんと構えていたけど、母には、この本のお母さんと同じように、顔に出さないだけでしこりが残っていたりするのだろうか。

    2
    投稿日: 2023.01.24
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    通勤電車ではぐっと涙を堪えたけど、YouTubeのバンド公式ビデオで彼女とお母さんの写真を交えたPVをみてもう我慢できず。 エネルギーを遣い果たし、昼メシは韓国料理にしようと思いました。

    1
    投稿日: 2022.12.13
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    米国の女性ミュージシャンが、韓国人の亡き母を偲んでものしたエッセイをもとに連作小説に。 ちょうど亡母の8回忌に読んでいたので…もう…思春期あたりに断絶があったことも含めて共感の涙涙。 記憶に残る母の味、癌と闘う母のために作る料理、伯母や母友の滋味あふれるごはん…泣きながらおなかがへるのです。 辻仁成が男手ひとつで息子を育てる助けとなったのは料理だったし、『検屍官』シリーズでスカーペッタが捜査の合間に作るのは凝ったイタリアン。料理することって、人を救うよね。

    3
    投稿日: 2022.11.29