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まぼろしの怪人
まぼろしの怪人
横溝正史/KADOKAWA
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総合評価

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    顔を変幻自在に変え、宝石などをいただくと予告すると、何でも必ず盗んでしまうまぼろしの怪人。探偵三津木俊助と、新聞社に務める探偵少年御子柴進がまぼろしの怪人の犯罪予告を阻止しようとするが…。 横溝正史の青少年向け推理小説。明らかに乱歩の怪人二十面相と明智+少年探偵(小林君)をモチーフにしたストーリーである。 乱歩の二十面相は、絶対に殺人だけはしないというのが売りであったが、まぼろしの怪人が現れるところでは往々にして殺人事件が起こる。しかし、その殺人は本当に宝石などを盗むためのものなのか? 催眠術などの、科学的(?)トリックも散りばめつつ、時にはまぼろしの怪人も逮捕したりと起伏が激しいので、子供向けの探偵小説と言えど、なかなか飽きさせないという意味で、本作は成功している。 一方で、本来殺人が起きないはずのシチュエーションで殺人が起こってしまったり、盗むものが一様に宝石であったりと、作者の悪ノリやめんどくさくなっている部分も垣間見えてしまう。 怪人二十面相という下敷きがあるがゆえの難しさについては、割と楽しんで書いているんじゃないかなと思わせる部分も多く、始終描きたいというモチベーションが感じられるのは良かった。

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    投稿日: 2025.10.20
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    御子柴くん主役のジュブナイルなんだけど、連作中編みたいな感じで他のジュブナイル作品と雰囲気が違うような?? 怪獣男爵とかと比べると、まぼろしの怪人は普通の犯罪者(?)って感じ。 あと、横溝正史作品には由紀子という名前がよく出てくるな、と確信した!

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    投稿日: 2024.08.04