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シュレーディンガーの少女
シュレーディンガーの少女
松崎有理/東京創元社
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総合評価

48件)
3.7
12
11
18
3
1
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    SFって久しぶりに読んだかも。 話としては六十五歳デスと異世界数学がよかった。 数学を高校で捨てた人間としては異世界数学は特に興味深く新鮮で面白かった。

    0
    投稿日: 2026.01.21
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    表紙のイラストで一目惚れしたので購入。 わたしも理系の端くれではあるんだけど、ごめん、物理系の話…(で合ってるのかな)はよく分からないんだ…。途中から着いて行けなくなった。 全てのおはなしで同じモチーフが出てきたり、同じフレーズが出てくるのは隠してある鍵のように感じてドキドキした。

    0
    投稿日: 2026.01.08
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    ディストピアの世界を描いた短編集 数学や量子力学、宇宙の話を点在させながら、AIが今のスマホ並みに普通に使われている近未来が舞台の話が多くてなかなか不思議な内容でした 特に、秋刀魚が絶滅して食べられなくなった時代に、AI技術とかろうじて食べた経験のある曾祖母の協力のもと再現を試みる少女の話は面白かった 数十年後、本当にあり得そうな内容で、でもどれだけ技術が発達したところで、ホンモノには敵わない、ということと感じました 65歳で必ず死ぬ世界や、罹患したら必ずゾンビになるウイルスが蔓延している世界、ひとにうつす前に自殺する手段を国が推奨しているけれど、AIは人を殺してはいけないと言うルールがあって、自殺だけはAIに頼れない世界、肥満禁止の世界、腹ペコにさせて目の前で有名シェフに食事を作らせて、でも食べたら死ぬゲームの話、など、どこからそんなアイデアが浮かぶのかな、と思いながら読み進めました と思っていたら、最後に著者による簡単な解説みたいなのが付録されていたので、しめくくりに読んで、読後感も良く終われました

    8
    投稿日: 2025.11.22
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    「ディストピア×ガール」のSF短編集。 話ごとに世界観が全然違うので、何が起きているか分からない状態から毎話始まるのにわくわくした。 各話最初の2~3ページ読んでみて、1番刺さった話だけ読むのもありではないかと思う。 個人的には「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」「異世界数学」「六十五歳デス」が面白かった。 エッセイ好きな人は秋刀魚、ライトノベルが好きな人は異世界、ディストピアが好きな人は六十五歳をぜひ!

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    個人的に1番好きな話かもしれない。斬新なsfの設定で私が行ってみたいと思っている世界で繰り広げられる物語はやはり心が踊るものだと感じる。 好きな話は1番初めの帚木紫の話と数学の話です

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    シュレディンガーの猫、を初めて知ったのは小学生か中学生の頃で、偏屈な友達が教えてくれたが以来十年そこそこ経てもあまり理解できていない。 SF小説はそこまで得意ではないが、タイトルと表紙に惹かれジャケ買い。ぽつぽつと読み進めた。 僕がもっと理系脳であれば楽しめたんだろうなという部分はあるが、それぞれの話の根幹は通っており、様々な風景での想像しえない文化が示されている。 ただ、古くは数学が禁止されている十何世紀の世界、新しくは1京年という時間が1時間と同じ程度に使われる世界とかなりの飛躍があり少しついていくのは難しかった。

    5
    投稿日: 2025.09.05
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    ディストピア×ガールがテーマの短編集。 各話設定が面白い。お気に入りは太っていたらだめですか?とシュレーディンガーの少女。 SF読み慣れていたら、もっと楽しめたのかもしれない。設定が面白そうだと読む前からハードルを上げてしまった。

    10
    投稿日: 2025.07.11
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    あまりSFに手が伸びることはないのだがタイトルに惹かれ、概要を読んで購入 とはいえ、これ系のタイトルも増えているので創元レーベルへの信頼が大前提 どうもはじめましての著者 「六十五歳デス」 主人公の職業は何かというミステリー要素は楽しめたか、結末はやや尻すぼみな印象 シンプルなタイトルは○ 「太っていたらだめですか?」 これも途中までは期待感を持ったけど… 前の作品と共通するキーワードがあって、連作集好きがくすぐられる点は○ 「異世界数学」 数学とはー 興味深いポイントはあったが話が長い 斜め下エンド 「秋刀魚(さんま)、苦いかしょっぱいか」 たった50年で塩焼き秋刀魚の情報が消えすぎ タイトルも微妙 フードプリンターは○ 「ペンローズの乙女」 まずまず良かった 読んできた作品は全て穏やかな結末だったが、ここで一転、やはりアクは必要 「シュレーディンガーの少女」 この文庫でベスト作品◎ 表題作に選ばれているだけはあるなと感じた佳作、自分も選ぶとしたらコレですね ところが、あとがきを読んだら書き下ろしらしい え?そうなの? 総合評価 後半の2つでだいぶ盛り返して星3つ、チョイ辛 著者のデビュー作?の積読があった気がするので、それを見つけて読むまで好み判断は保留

    0
    投稿日: 2025.05.16
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    近未来が舞台のSF短編集。 「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」が一番好きだなー。こんなに調べるのが簡単な時代になるのかな。この頃には自分もひいおばあちゃんと同じくらいの年齢なんだろうか。 あとは「異世界数学」も面白かった。

    0
    投稿日: 2025.04.02
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    近未来設定でブラックだけどコミカルにも感じたSF理系短編集。 理系なんで専門的な用語や数式がドンドン出てくるが其の辺はわけが分からないので読み飛ばす。ついていける所だけ読む。 六十五歳デス 65歳なると死ななければならない世界。 これから高齢化が進む日本として適用してもいいんじゃないかと思ってしまう自分はサイコなんかと思ってしまう。 逆に終わりがわかる分一生懸命に生きそうなんだけどな。全然受け入れられる。その歳になったら慌てはじめそうだけど。 太っていたらだめですか こちらもデブであったら社会的に抹殺される世界。メタボの自分にも当てはまる。でもバカバカしくて笑えた。オチはブラック。 異世界数学 一番苦手そうだったけど、挑戦する思考は必要だよね。 秋刀魚苦いか、しょっぱいか リアルドラえもんって感じ。これは楽しく読めた。 どの短編もあまり明るくない未来。でもありえるかもと思わされる。今の世相が反映されていて結構リアルなのかもしれない。 世界に共通する気味が悪い黒い手形。意味深だったが、わからず。

    17
    投稿日: 2025.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    様々なディストピアで苦境に立った少女、をテーマにしたSF短編集。物語それぞれに繋がりはないが、黒い手形の文様と「おねがい、モラヴェック」というAI起動の言葉が共通の小道具として登場する。平行世界、MCUでいうマルチバースってことなのか? 収録最後の2編「ペンローズの乙女」と表題作は結構固いSFだが、全体通して固理系の作風ながら、俺みたいな軟弱文系SFファンにも楽しめる作風で良かった。 作者はリケジョ兼業作家らしく、専業作家と違って量産はしてないようだが、既出作品は評価が高いもよう。過去作追いかけてみようかなと思う。

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    各作品ともに設定・コンセプト・プロット・ストーリー・キャラクターがしっかりしているので本当にその世界があり人が生きているように感じられ、嘘やフィクションと感じずに純粋に作品を楽しむことができた。 特に「六十五歳デス」の師弟関係、「異世界数学」の異世界への数学の融合具合、「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」のAIとネットワークの進んだ世界でのその活用がよかった。

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    悪くはない。 短編集。 名前から当初は女性に来たかと思っていたけど男性の作者さん。 理系的な匂いが常にある。 共通の背景があるし一続きの世界なのはわかるけど簡単にふれられるだけでもったいないように感じた

    0
    投稿日: 2025.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奇想天外な設定が勝負のSF短編。 1.65歳デス:95%の人間が65歳の誕生日の前後半年で死亡するという設定が一番よかったがストーリーはいまいち。死亡時期がある程度きまっていたら、やりたいことリストは鉄板。 2.太っていたらだめですか?:太っていたら生きる権利はない?という設定は2番目に良かった。ストーリーはスラップスティック 3.異世界数学:2次方程式の解の公式から展開するストーリー。数学好きなら良い小説かも 4.秋刀魚、苦いかしょっぱいか:未来の秋刀魚料理のレシピはこうなるのかとううなる。ストーリーは一番好き 5.ベンローズの乙女:回転ブラックホールからエネルギーを吸い上げる種族もブラックホールがなくなれば終末を迎えざるを得ないという壮大な話と、地球温暖化で沈む南の島の物語とのブレンドはイマイチだった。 6.シュレディンガーの少女:量子力学の多世界解釈。量子力学同様、腹落ちしないストーリーであった。

    0
    投稿日: 2024.12.16
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    #ヨンデルホン #シュレーディンガーの少女 / #松崎有理 #創元SF文庫 #ドクリョウ #ヨミオワリ 六編とも、おもしろかった。もっと早くに読めば良かった。アニメで観たい気がする、「松崎有理劇場」的な。他の作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2024.11.18
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    楽しめた。それまで評価3だったけれど、最後の「シュレーディンガーの少女」で4になった。 「シュレーディンガーの猫」を未だに理解できていない。でも、何かぼんやりと見せてくれた気がする。

    0
    投稿日: 2024.10.26
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    夏の文庫50冊フェア2024⑥ 異世界数学がいちばん面白かった。要約して人に伝えるときがまた面白い!

    0
    投稿日: 2024.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界(ディストピア)と戦う少女たちのお話。 ちょっと難しいところもありますが、世界観の雰囲気だと思うと案外するする読めるような気がします。 特に「六十五歳デス」が最高に面白かった。本当にこういう世界が訪れそうだなという気がしてくる。 異世界数学も最高。わたし自身も数学が苦手で暗記だと思っていたので、もっと学生の頃に読めたらよかったのになと思いました。

    0
    投稿日: 2024.08.26
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    松崎有理「シュレーディンガーの少女」読了。女性主人公が活躍するSFディストピア短編集。いずれも後半科学の要素が深まる展開が痛快だった。特に制限時間なく答えがあるかわからない問題を考えたり作ったりする数学のお話が気に入った。作中の志村先生のモデルは谷山-志村予想の志村五郎先生ですね。

    4
    投稿日: 2024.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ディストピア小説の短編集。 六十五歳デス 紫と桜のバディ。おばあちゃん、というには若い65歳の紫は、元スリだった桜に生きる術を伝える。活劇っぽい感じが良かったし、紫も桜もカッコ良かった。 65歳前後で亡くなるのが分かっていることがディストピア的ではあるけど、現実を見てみると、これって案外いろんな問題解決ができるんじゃないの?とも思ってしまいました。倫理的には問題なんだろうけど。 太っていたらだめですか? 太っている人を排除するっていうのが政府の方針だったら恐ろしい。 ただ、この政府の方針はどうかと思いますが、ストーリーとしてはおもしろかった。女性3人は生き残ったけど、男性2人はサメに食べられてしまったのか?どうなんだろ? このエンディングはなんとなくハッピーエンドな感じ。男性2人はバッドエンディングですが。 異世界数学 世界は数学でできているってことを教えてくれるストーリー。良かった。 2次方程式の解の公式ってそういうことだったの?って。そういうことだったのか!って教えてもらいました。ま、今更感いっぱいですが(笑)。 この物語を、高校生の時に読んでいたら、高校数学が好きになっていたのかも、と思えたのが良かった。エンディングも良い感じでした。 秋刀魚、苦いかしょっぱいか そう遠くない未来に本当に起こりそうなストーリー。 このストーリーの近未来では、フードプリンターなる料理をコピー?する機械が登場しますが、本当にこういのができそうだな。 とは言っても、失われたものを復元するのは難しいと思うので、食べ物、食材、資源、文化など大切にしたいなぁ、と思いました。 ペンローズの乙女 サヨとヨーイチの淡い恋の話。だけなら良かったんですが、このサヨは島で一番の美少女。この島では舟を新しく作るときは、美少女の命と引き換えなければならないっていう掟がある。美少女の命を神に捧げるらしい。 なんだかなあ。ヨーイチがセリフで「神は人間か」みたいなことを言っていましたが、結局そんな感じなんだろうな。たぶん権力者の都合だろうなぁと思いました。 世の中はたくさんの犠牲で成り立っているとも言えるなぁ、と思いました。 シュレーディンガーの少女 ちょっと理解するのが難しかった。 ただ、人工知能AIが格段に進化したら、友だちがいなくて寂しい思いを抱えて生きている人も救われるのでは?と思いました。 でもそういう社会は最終的に、人工知能AIだけの社会になるんじゃないの?とも思うので、それはそれで破綻してますね。 いずれにしても人工知能と人類の関係はどうなるんだろう、と考えさせられました。 「異世界数学」「ペンローズの乙女」「シュレーディンガーの少女」は数学とか理科とかの知識があればより楽しめると思いました。 手の形の痣とかイレズミ、アップリケ、ロゴマークがどのストーリーにも出てきますが、何かの比喩なのかな?内容からは読み取れませんでしたが、なんとなく意味がありそうで気になりました。 絶望的なストーリーとかエンディングばかりなのかと思いましたが、それほどでもなく、ちゃんと希望もあるエンディングのストーリーもありました。 おもしろかったです。 別の松崎作品も読んでみたいと思いました。

    4
    投稿日: 2024.08.18
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    ・面白くない ・内容が理解できない  (読み終わった時に、どういうこと?って思った) ・おすすめできない

    0
    投稿日: 2024.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    常に「パラレルワールドで生きる自分」を意識しながら生活してる上に、私もゾンビ大好き。 「シュレーディンガーの少女」は数年ぶりに睡眠時間を削って読んだ物語になった。 しかも、バールときた!やっぱりバールだよなぁ。 ゾンビドラマを見終わって、来たるディストピアに向けて私が用意したとっておきのツールがバール(軽量)。 日曜大工なんてしないから、いつそのバールが使われるかは分からないけど、その行為に花丸をもらったようで、すごく嬉しかったw あまりの嬉しさに読後感がバールに全部奪われて、感想が書けない(。-∀-)

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    短編集。 数学感強めのラスト2話は読み飛ばしたところもあったけど世界観、発想は面白いと思った。 65歳デスと異世界数学が好き。

    0
    投稿日: 2024.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ディストピア×ガール」短編集。 様々なディストピアの世界でたくましく生きる女性たち。 とくに以下の二作品が好きだった。 「異世界数学」 数学嫌いのエミが、なんと数学が禁じられた世界に迷い込む。 私は数学が苦手なため、著者は苦手な人のためにも分かりやすいようにと工夫したそうだが、数学に関しての描写はよくわからず正直ななめ読み…笑 けれども、現実世界は数学でできている!ということを実感させられました。 「シュレーディンガーの少女」 自分が選択した世界とそうでない世界があって、それぞれの世界には違う選択をした少しずつ違う自分が住んでいて…なんていう解釈がおもしろかった。

    4
    投稿日: 2024.05.31
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    SF小説は恐らく初挑戦?だったかも。「六十五歳デス」や「異世界数学」は設定が面白かっただけに、もっと物語を広げて、長編で読みたい気持ちになった。秋刀魚の話も良かった。 最後の2編くらいは、話がなかなか理解できないところもあったので星3

    1
    投稿日: 2024.05.07
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     またまた、本屋で帯とタイトルに惹かれて買いました。創元SF文庫だ。SFなんだ。  文字が小さくて詰まっているけど、難解な言い回しはないので読みやすいです。 「六十五歳デス」デスはdeathとかけてあるのね。人口の抑制のために、65歳で死ぬ世界。個人的にはそれもいいかもと思うけど、そのために、技術が継承されなかったんじゃないかっていう所は、そうでなくても、されていかない気がする。この話に出てくる「紫」さんが、64歳だけど、かっこいいです。 「太っていたらだめですか?」政府主催ダイエット王決定戦って、そこまでやるんですか?ノリはいいので笑って読めます。でも、あんまり好きじゃないかな。 「異世界数学」数学の苦手なエミが、数学を禁止された世界に紛れ込んでしまう話。面白かったです。中に出てくるヒルベルトさんの宿屋の話も面白かったです。こんな話、先生がしてくれたらいいのに。 「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」近未来の小学生が夏休みの自由研究で、失われた秋刀魚の塩焼きの味を再現する話。これも面白かったです。学童用アシスタントAIが、「現在、自分の力でがんばりましょうモードを実行中です」と言って、手伝ってくれないところで笑った。 「ペンローズの乙女」作者は東北大の理学部出身なんだっけ、と思い出させる話。途中、物理関係の話題は正確には分からない。でも、この終わり方は嫌いじゃないです。最後の一文の意味を私は捉えきれていないと思います。 「シュレーディンガーの少女」何度か読み返さないと私には分からないと思う。なんとなく感覚的には分かるんだけど。設定は面白いし、話の流れも面白いけど、基礎知識があるときっともっと面白いと思われます。学問が高度になってくると、数学は哲学に、物理は数学に、化学は物理に、生物は化学に寄っていくと聞いたけど、物理学は哲学までいっちゃうのね。この前読んでいて途中で挫折したブルーバックスとか読めると、ちょっとは変わるかな?

    1
    投稿日: 2024.04.28
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    爆発的ではないけどジワジワおもしろい佳作揃い=かなり好みの面白さ。 この本を読まない世界、まだ読んでいない世界...どうなってるのかな。 本筋と全く関係ないけど、高校の描写が完全にあの場所でニヤリとしてしまった。

    0
    投稿日: 2023.12.25
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    はじめましての作家さん タイトル通りめっちゃ好物の理系ディストピアです。 しかも、シッカリ物理学や数学を題材にしているのに、お話として成立していて楽しかった。 作者はこれまで男性主人公ばかり書いていたのに、この作品では全員女性主人公にしてトライしたそうです。 ディストピア✕少女✕理系=面白い を、松崎有理の定理とします。

    8
    投稿日: 2023.12.13
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    ★なんでも早めに引退するのが好きでね(p.40) [○]「六十五歳デス」/カッコいいおばあさん/人口減らすため六十五歳前後で死ぬ人工病原体/六十五歳までにしたいことリスト/喫煙率増加/死の恐怖を癒す無免許医/自分と同じ痣のある少女を引き取る/少女との心の交流。 [△]「太っていたらだめですか?」/政府が行う肥満者撲滅デスゲーム。その(二重の)結末は? [△]「異世界数学」/数学は好きやけど(ほとんど忘れてるけど)、さすがにこの展開は無理あらへん?/ま、も一回数学を学び直したくはなりました。 [○]「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」/まさか秋刀魚の塩焼きをSFにできるとは・・・ [△]「ペンローズの少女」/地球外知的生命体との遭遇率/コンデイ島=生贄の島/漂流してきた少年ヨーイチとコンデイ島の美少女サヨ/ペンローズ族。 [△]「シュレーディンガーの少女」/観測者/シュレーディンガーの猫実験/美少女アンドロイド対ゾンビ/時間軸の分岐/パラレルワールド/量子自殺。

    0
    投稿日: 2023.07.27
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    満足度高めのSF短編集。SFぎらいでも読めた!どころか引き込まれた! ・六十五歳デス 完全ディストピアの世界観に強おばあちゃん入れて、漫画映えすごそう。読んでる間すごく脳内で映像化できた。紫さんかっこよすぎる。 ・太っていたらだめですか? いちばん血なまぐさいのに友情エンドでよし、とはならない。短いから箸休め的なギャグなのか? ・異世界数学 好き。キャラも立ってて小ネタも楽しい。 タイトルまんま。 ・秋刀魚、苦いかしょっぱいか 視点をちょっと未来にすることで秋刀魚にノスタルジーを感じさせるの天才。秋刀魚食べたくなったしSFに地続きの未来を唯一感じられた。SF苦手でも触れやすい。 ・ペンローズの乙女 孤島の少女に漂流少年が初恋、っていうと可愛らしいけど独特な因習が出てきて……で終わらない視点構造が好き。 ・シュレーディンガーの少女 さすがの表題作。これ最後に持ってくることでいい感じに締まるしまとまりもいい。ガール・ミーツ・ガールAI、切ないこの読後感も無限の世界のひとつ…… 面白かった!!

    0
    投稿日: 2023.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女子が多種多様な理由で理不尽に退場させられる未来を描いたライトSF短編集。一話目の「六十五歳デス」がわりと好き。 ■六十五歳デス:65歳になると強制退場の世界。64歳の紫さんの潔さがいい。母性と伝承の物語。 ■太っていたらだめですか?:デブコンテストで負けたら強制退場の世界。いくらなんでもありえなすぎか。 ■異世界数学:数学禁止法で強制退場の世界。かくれんぼの人数問題でひっかかりそうになった。 ■秋刀魚、苦いかしょっぱいか:秋刀魚が食べたくなる話。強制退場無し。 ■ペンローズの乙女:生け贄で強制退場の美少女に恋する少年。ドレイク方程式。 ■シュレーディンガーの少女:生き残り確率50%の量子自殺

    0
    投稿日: 2023.06.01
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    ディストピア×ガールがコンセプトのSF短編集。最初の65歳で確実に死が訪れる世界で恰好良い老女が少女と出会う「65歳デス」や肥満者が公開デスゲームに強制的に参加させられる2話目「太っていたらだめですか?」はそうSF色は強くないけど、最終話の表題作と1話前の「ペンローズの乙女」は結構濃いSF。頭使った。どの話にも何らかの喪失があるがコミカルに纏まったり寂寥感が残ったりとバラエティ豊か。コンセプトは「65歳デス」が一番合致していると思う。これと生贄の風習がある島に流れついた少年の話から超壮大な世界に繋がる「ペンローズの乙女」の雰囲気が好み。失われた秋刀魚の味を再現しようとする少女の自由研究「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」そう遠くない未来に起きる通過点に自分が立っている気がしてならない。

    24
    投稿日: 2023.05.28
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    個人的には『ペンローズの乙女』がお気に入り。 視点が行き来するので最初は面食らったが、収束していくのが気持ちよかった。皮肉なラストも切れ味抜群。

    0
    投稿日: 2023.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】六十五歳デス/太っていたらだめですか?/異世界数学/秋刀魚、苦いかしょっぱいか/ペンローズの乙女/シュレーディンガーの少女 「六十五歳デス」プログラムされた死が65歳前後に訪れる世界。ヒロインがかっこいい。著者は「かっこいいおばあちゃんを書きたかった」と言っているが、65歳は「おばあちゃん」ではないと思う。 「太っていたら……」肥満者を集めた公開デスゲーム。出場させられた女性たちはタッグを組んで抵抗する。 「異世界数学」数学嫌いの女子高生が、数学を禁止する異世界に飛ばされる。 「秋刀魚、……」秋刀魚が遠い過去のものとなった世界。少女は小学校の自由研究で秋刀魚の塩焼きを再現しようとする。再現方法が未来だった。 「ペンローズの乙女」フェルミパラドックスとのこと。時間軸の長い話だというが、途中からついていけなくなってしまった。 「シュレーディンガーの少女」「量子自殺」のアイディアに触発されたという。多世界解釈とあるが、これまた私には難しかった。

    6
    投稿日: 2023.04.19
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    6編が入ったSF短編集。最初の「六十五歳デス」は六十五歳(前後)を迎えると寿命がつき死んでしまう世界が舞台。六十五歳まであと一年を迎えた女性はある日スリにあう。スリを仕掛けた少女と女性の物語は、限られた時間のなかであまりにも美しく切なく、また主人公であるこの女性のパワフルさでもって世界の理不尽さが際立っていて最初の短編からかなり大好きだった。 「太っていたらだめですか?」は太っているせいでデスゲームに参加させられた女性の話。デスゲームだから残酷なのだけれどなんでこんなに面白いんだってくらい楽しんで読んでしまった。この短編も理不尽や極端な世界が舞台なのだけれど、オチが素晴らしくて舌を巻いた。 「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」は近未来の話。食は機械に入力すればオートで出てくる。本物の食材というものを目にしなくなった近未来の話なのにノスタルジックな気持ちになる。小学生の女の子が自由研究で秋刀魚の塩焼きを再現することにするのだけど、秋刀魚は絶滅していてもちろん女の子は秋刀魚を知らない。お婆ちゃんに話を聞いたり文献を漁ったりしてなんとか秋刀魚の塩焼きを再現する。味の奥深さと不思議さが味わえる短編だった。 「ペンローズの乙女」はものすごく好きな短編だった。ボーイ・ミーツ・ガールでもちろん甘酸っぱくも切ない恋心なんかもあるのだけれど、そこから終盤にかけてのまた違う切なさと壮大さが良い。 「シュレーディンガーの少女」はまさしく。多世界のなかで生きたり死んだりする自分。そもそも私がこの物語を読まなければこの少女は生きてもいないかわりに死んでもいなかったのでは。とかとかメタに読むのに面白くも考えすぎてしまう短編だった。

    1
    投稿日: 2023.04.08
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    タイトルに惹かれたがイマイチかな 世界観を同じくする連作。この世界観が素晴らしく良い。近未来感たっぷり。表題作はゾンビに気を取られたからか、イマイチの感想で終わった。それがメインテーマではないのだけれどね。秋刀魚のお話よかったな。

    1
    投稿日: 2023.03.18
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    SFの短編集で、作り込み度の高いSFというより、簡単なタラレバの世界観で一話一話構成されていると感じられる小説だった。SF小説の導入として読むのにおすすめです。

    1
    投稿日: 2023.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに国内SFを読了。10年ぶりくらいか? もちろん、初めて読む作家さん。ぶっちゃけ、ジャケ買いです笑。 ノンシリーズの短編集。 それぞれの短編は未来の地球が舞台。共通するのはモラヴェックか。もしかしたらSF的に有名な方なのかも。 あんまりゴリゴリのSFって感じがせず、読みやすかった。 おすすめの短編は、なんと言っても最初の『六十五歳デス』。高齢の紫がカッコよくて、最後が切なくて。最初のこの短編で、グッと引き込まれた。 後は『太っていたらだめですか?』『ペンローズの乙女』なんかはストーリーもさることながら、最後の皮肉がなんとも言えない。 表題作の『シュレーディンガーの少女』も、多世界解釈?なのか、生きているか死んでいるか、不思議な余韻を残す。 読み慣れないジャンルだけど、たまに読むといいよね!

    5
    投稿日: 2023.02.23
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    「本書のコンセプトは『ディストピア×ガール』です」と著者あとがきにあり、まさにその通りの短編集。ディストピアを描いた小説には耐性があるんだけれど、残酷描写はとても苦手なので、正直読むのがつらい箇所が多かったです。でも読み終えられたのは、ユーモアもあるから。魚を見るのも食べるのも好きなわたしは、『秋刀魚、苦いかしょっぱいか』が一番楽しんで読めました。

    0
    投稿日: 2023.02.12
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     未来の日本。はたまたパラレルワールドのニポーンか。いづれもディストピア世界を生きる女性を主人公にした短編集で、佳作ぞろいと言ってよいだろう。  特に気に入ったのは、最初の「六十五歳デス」と最後の「シュレーディンガーの少女」。どちらも生と死を扱っている短編である。味わいと余韻を残す作品。  著者はいわゆるリケジョであり、パートタイムの作家である。もっと作品を出してもらえると嬉しい。

    42
    投稿日: 2023.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

     『あがり』以来久々の松崎有理氏。好きだ。  『65才デス』題名、ヘビメタですか。  この、遺伝子は残さずに、技だけ残すって、憧れかも。高校の家庭科の授業で、人生計画を立てなさいと言われ、この手の養子をもらう計画を書いて、こっぴどく叱られたのを思い出した。  『太っていたらだめですか?』BMI38って大したことないじゃん。って思ったらダメなんだろうけど、170cmで110㌔なんて、結構いるんじゃないかな?リングネームが太る原因を指していて、自虐的に笑った。健康的に長生きすることってそんなに大切なのだろうか?考えさせられる。  『異世界数学』胡蝶の夢系の話。  「一握りの数学者を発見するためのフルイが受験数学だ」という説を聞いたことがある。その通りだと思うし、私はフルイからこぼれてしまった。が、この話は、受験数学と数学の面白さは別だと教えてくれる。中学受験の縛りのキツい数学問題が好きでもOKと。  『秋刀魚、苦いかしょっぱいか』人と瞬時に繋がれる世の中の宿題のやり方。なるほど。環境のお題があればこその発想か。  『ペンローズの乙女』自己犠牲ものは苦手。  『シュレーディンガーの少女』パンデミックをこう利用するとは。さすが、松崎有理氏!どの話が現実なのか混乱させるところまで、他世界解釈?  他にも、何冊か間にあるみたいなので、買おうと思う。

    5
    投稿日: 2023.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ただの短編集と思いきや。長年のミステリ読みの習性で、知らない言葉を素通りできないタチ。「モラヴェックって何…?」 でも連作集ってわけでもない。 最終話の紅の屋敷にあった、カダレの著作とフジタの版画は、冒頭話の紫のアパートへ受け継がれているようだから、輪になってるのねー。 あと、ちょいちょい出てくる、手のひらを象ったマークも印象的。 チョイ役の銭形警部みたいな警官の名前が「菰野」=小者?ぷぷぷ。 「◆粒子」とか「◆力」とか「◆子」とか「◆覚」とか「◆波」とか、絶妙なネーミングセンス。でも、今日びの細っいフォントの中で、ベタ塗りの記号って悪目立ちしちゃう。「◇」のほうが良かったかもね。

    1
    投稿日: 2023.01.27
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    2023-01-11 リケジョ松崎有理による、ディストピアxガールズ6編。個々の作品に繋がりは無いが、AI名称が統一されてたりする。(モラヴィッツって(笑)) 世にも奇妙な物語にありそうで、文章でしか語りえない所に持っていくセンスはさすが。だいたい想像した範疇で進んでいくので、誰でも読みやすいでしょう。

    2
    投稿日: 2023.01.11
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    もしかして松崎有理(単独の本)を読んだのは初めてじゃないかな。これまで各種アンソロジーで、単発の短編を読んだことはあるが、一本筋の通ったテーマ(ディストピア×少女)で文庫本に纏めたことは実に興味深い。 プロフィールを見たら、なんと大学の後輩だった。しかも水戸一高出身とは王道の進学コースだな。理学部という事だから、典型的かつ完全なる「リケジョ」。他の作品のことは判らないが、リケジョのSFであれば、作品に科学的なバックボーンを必須で入れ込んでいるだろう。マニアには確実にうけるが、一般人に対してはそれが足枷にならないか少々心配。まあ、SF小説だからSF好きな人に多く読んで貰えればそれで良し、何ら問題ない。変に、百合とか、ジュブナイルとか、アニメとか無理に意識・迎合しなくても構わない。女性ハードSF作家でいいじゃん、いや、今の時代、女性という冠を付けちゃいかんな、反省!次は東京創元社創元日本SF叢書01の「あがり」を読もうかな。 それでは、謹んで各作品の書評を記す。 〇 六十五歳デス 老いてある歳になると死ぬという設定はこれまでにもいくつか聞いたことはあるが、死ぬまでにやることのノルマを自分に課すという考え方が面白い。計画的に死を迎えるって、ちょっとパッシブ人生だけど、ここでは死ぬ直前に急に目標ができて、その達成(育成)に奔走するというのが実にドタバタSFっぽくてワクワク感満載だ。すごくテンポよく話が進むのも好感が持てる。読み終わった後に、爽快感が次々に押し寄せてくる感じがして、とても素晴らしい作品だと思う。 〇 太っていたらだめですか? 短い作品であるが、これもドタバタ活劇SFで、読んでいて本当に楽しい。現代の会社の健康診断でBMI測定は必須である。生活習慣病は企業の悪、幹部候補生は体調管理の一つもできなければ部下も管理できないという論法、これがどんどんエスカレートすれば太っているだけで解雇という社会がやってくるのは頷ける。これこそ、ディストピアの真骨頂かな。ただ、最後の地球外生命体の1ページは余計だな。なんか、取ってつけたような星新一ワールドで、作品全体が白けてしまった。そんなどんでん返しはいらん。本当に残念だ、実に勿体ない。 〇 異世界数学 リケジョ全開パラレルワールド。イケメン俳優が出演するテレビで頻繁にやってる時代劇パラレルワールド歴史改変に近いものがあり、ストーリーはその線上にある。もちろん数学の面白さを織り交ぜるのは知的でハードSFっぽいが、数学にあまり詳しくなくても数学の雰囲気を嗅ぎ取れるようにしているのは読者にとても優しい配慮だ。 話は逸れるが、松崎有理の「有理」は数学の有理数から来たのか?名付け親に確認したい(余計なお世話と言われそう)。 〇 秋刀魚(さんま)、苦いかしょっぱいか 夏休みの自由研究は小学生だけに与えられた足枷・苦行。これを始業式までに完成させなければならないのは小学生の宿命。今、夏休みの自由研究って必須なのだろうか。もしかしてこれを設定している小学校はほんの一握りではなかろうか。であれば、これが未来社会だったら、悪しき伝統はとうの昔に廃止されていないかと、まず考えた。こう考えてしまうと、作品の面白みが半減したような気もする。一方、夏休みの自由研究的授業を中心にしている学校(個性を伸ばす学校という謳い文句)も実際ありそうだが、それはそれで毎日締め切りに追われる授業ばかりで疲弊してしまいそうだ。 食品プリンターはもう実用化されているし、人工肉もそろそろ実用化しそうだし、人口イクラと天然イクラを判別できるガクトみたいな人は超レア人間として祭り上げられる。基本的に匂い成分というのは低分子有機化合物の混合物だから、成分データと物質を揃えばどんな匂いでも再現することができている。なので、このお話は技術的には近未来の話ではなく、あと5~10年以内に実用化できる話。いや、行列のできる名店の味は実際にインスタント食品で再現できている。だんだん、こんがらがってきた。 余談だが、広瀬川の河原で行う芋煮会は楽しかったな。そう言えば、会社の独身寮にいる東北大卒の若手社員が中心になって、荒川のキャンプ場で芋煮会が開催され、私も飛び入り参加した記憶がある。みそ仕立てと醤油仕立ての対決だと言っていた。どちらが宮城芋煮か山形芋煮かは忘れてしまった。 〇 ペンローズの乙女 仙台の流行作家、伊坂幸太郎を彷彿とさせる複数同時進行ストーリー仕立てで話が進む。どうせ最後に一つに纏まるだろうなと思いつつ読み進めたら、纏まった様な、纏まらなかった様なエンディング。 〇 シュレーディンガーの少女 何かイベントがある時だけパラレルワールドが分岐して発生すると考えがちだ。つい先日に読んだ伴名練の 「二〇〇〇一周目のジャンヌ」も同じ考え方。しかし私は、通常の生活でも、例えばある時間に特定の一個の赤血球が心臓から肺に行く世界と脳に行く世界とでパラレルワールドが出来上がってしまうのではと考える。更には、宇宙から来た特定のニュートリノが地球を素通りする世界と、不運にもカミオカンデで補足されてしまう世界とでパラレルワールドが出来上がってしまう。何をイベントと見るか、どのようなタイムスパンでパラレルワールドが生成するか、そう考えただけで無限の無限乗の世界に世の中は分岐しているのではないかと考えてしまった。自分や自分の周囲だけでもとんでもないパラレルワールドができているのに、宇宙全体ではどれだけのワールドができているのか、と思うと夜も寝られません(古い)。 基本ストーリー設定の話はさておき、既に松崎有理の世界観はしっかりと確立されているので、あとは方向性をどのように発展(ハードSF?ソフトSF?それともそれらに拘らない?)させるかは御本人にお任せするしかない。頑張って!

    5
    投稿日: 2023.01.10
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    洗練された科学啓蒙読み物と言おうか。ブルーバックスあたりでおなじみの数学トピックが乱れ打ちで、数学嫌いの偏見を解きほぐそうとする「異世界数学」が典型だけれども、「ペンローズの乙女」や「シュレーディンガーの少女」もコアになる最新科学のトピックを素人に優しく解説するためのお話と言われたら、なんとなくしっくりきませんか?ってそんな感じ。そんな中、カッコイイおばあちゃんを描きたかったと作者さんが語る「六十五歳デス」が異色で愉しい。

    1
    投稿日: 2023.01.07
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    東京はトーキヨーなのに、日本橋は日本橋で渋谷は渋谷なんだな… ネタはすごく好みなんだけど、イマイチ入りきれない世界観で残念。

    1
    投稿日: 2022.12.26
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    ディストピア小説です。共通の世界の様々な時代で物語を作っています。決してやさしくない世界。その中で生を模索するそんなお話たちです。 個人的には巻頭作の「六十五歳デス」が好きかな。65歳くらいでもれなく人が死んでしまう世界。技術が継承されずに世界が衰退してく様がリアルです。

    10
    投稿日: 2022.12.24
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    数学や物理学などの理系ネタ、アカデミックディストピアが得意な著者、待ってましたの文庫オリジナル短編集はディストピア×ガールがコンセプトの詰め合わせ。「六十五歳デス」と「ペンローズの乙女」はウェブで発表されたときに読んで気に入っていた作品。他の未読のを読むのが楽しみ♪ カバーもかわいい♪ *** 12月にでてすぐに買っておきながら、なかなか読み始められなかったけれど、仕事が一段落して、読み始めてみたら厚いのに(既読作品あるとはいえ)あっという間に最後まで読んでしまった。再読した「六十五歳デス」はやっぱりかっこよくてよかった。「ペンローズの乙女」は壮大に切ない。 「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」は小学生の夏休みの自由研究の話、マイルドな内容なので小中学生読者の(松崎作品?SF?)入門用にもおすすめ。 初読の「太っていたらだめですか?」「異世界数学」「シュレーディンガーの少女」もそれぞれおもしろかった。女子高生が数学の禁じられた王国にトリップしてしまう「異世界数学」は安野光雅の挿絵が脳内に浮かぶ世界だった。数学苦手派にも数学好きにもそれぞれにおもしろく読めるのがいい。「シュレーディンガーの少女」は「シュレーディンガーの猫」の思考実験や量子自殺という考えについてけっこう勉強になった。フレンドAI藍がほしくなる。 6篇それぞれがまったく違うディストピアでありながら、ちょこっとずつ重なり合う設定があったりするのも楽しくてよかった(わかりやすいのは「おねがいモラヴェック」だけど、他にもこまごまと…)。 文身(ぶんしん)=彫りものというのはこの本ではじめて覚えた。

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    投稿日: 2022.12.14