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アガワ家の危ない食卓(新潮文庫)
アガワ家の危ない食卓(新潮文庫)
阿川佐和子/新潮社
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総合評価

12件)
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    タイトル通り、阿川家の食への情熱と遍歴を垣間見れる一冊。 父親の「1回たりとも不味いものは食いたくない」との口癖は、執念とも取れる情熱であり、娘にとっても強烈な一言なのだろう。 たとえ傑作を作ったと思っても、一口食べて「よし、明日はなんか美味いものを食いに行こう」なんて言われたら悲しくなる。 今では笑い話として執筆されているが、トラウマとなって残っている思いなのだろう。 青パパイヤのサラダ、ぶりの照り焼き、塩にぎり、かつお節弁当、クリームコロッケ、デビルサンド、白味噌雑煮、ミルクトースト、中華粥、角煮など、調理過程から香り漂うような料理が目白押し。 しかし、料理以外で好きなのはラップの再利用の話。 「1回でゴミ箱に直行は可哀想な気がして使い続ける」ラップ兄妹の気持ちは共感出来る。 かく言う私も洗ってまで使わずとも、ふんわりかけ、食材につかないなら再利用組です。 今回も、ごちそうさまでした。

    6
    投稿日: 2025.11.23
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    タイトルから想像できるように、食事に関するエッセイ集である。ご両親の食の趣向や子ども時代の料理のお手使い、思い出の母の味、給食、豪勢な中華料理に招待された話、池井戸ドラマ出演の際のおやつの話、割りばしや爪楊枝の話など。

    0
    投稿日: 2025.06.29
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    伸びやかに『あはは』と笑えるような食エッセイ。 他人事として嘲笑うのではなく、「わかる、わかる」とか「そうなの!?」と、お友達と話しているような楽しい笑い。 よし!!私も何か作ってみようかな。 と、明るい気持ちで台所に立てました。

    0
    投稿日: 2025.01.09
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    電車で読むには眠くなってしまうけど、寝る前に安心して読める本。 食べ物好きなら共感できることも多い!(適当に料理を作るってところは自分は時間を台無しにするからちゃんと調べたいと思ってしまったけど) 美味しいものは生活を豊かにする、そしてご飯の考え方の違いももはや面白く感じる、ご飯ありがとう

    0
    投稿日: 2024.07.05
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    阿川家のこだわり(主に父親の)の食卓を描いた 爆笑エッセー 言葉の遣い方が抜群で、本当に頭の良い方なんだなぁと。 多少ヤバいものでも美味しくいただいちゃう精神が素敵(笑)

    1
    投稿日: 2024.01.12
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    賞味期限切れてても、ちょっとアブナい香りがしてきても、食材と向き合って、なんとか活かして美味しく頂いちゃうところが好き。 私も2週間くらい期限切れてても、卵とかヨーグルトとか食べちゃう。

    1
    投稿日: 2024.01.09
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    母の味 いいなぁ。ザ、家族と食のエッセイって感じ。憧れと郷愁。もう手に入らない物がこの世界に確実にある。  浩二君あたりから、書き手と読み手の呼吸が馴染んできた感じ。フリとか結びとかの言葉選びが良くて、エッセイはやっぱり語彙力大事なんだと思う。テンポというか、疾走感というか、それも言葉選びの成果なのかな。食にまつわるエッセイだけど、「美味しそう」「食べたい」という感じがそこまで高まらなかったのは、調理の描写が多いからかな。自分が調理に不得手なもので。

    0
    投稿日: 2023.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    食べたいものが思い浮かばない、でも何か用意しないと、あ~やりたくな〜い〜、という時に一つか二つ、話を読んで励みにさせてもらった。 著者は明るくたくましく、きっちりし過ぎない性格も良い。ちょっと賞味期限が切れちゃったやつも、こうすれば食べれる、いけるいける、とやっていくところも、普段食材を管理したりできてなかったりする身としては心が軽くなった。 ちょいちょい出てくるミルクトーストの話もよかった。あ、ご存知ない?から始まって、作り方は、カリカリに焼いたトーストに砂糖とたっぷりのバターを乗せる。そこに熱々の牛乳をかけるとトーストが牛乳を吸い込み、どんどんどんどん膨らんで、ぼよんぼよんになったら出来上がり。 トーストを大きめのスプーンで食べると、口の中にバターの香りと甘さが広がり、ああ風邪が治りそう〜、と思ったものだ。っていう子供の頃の思い出話。 読んでいると、何となく心が休まって少し食欲が湧いてくる。それなら食べたいな、と自然に思える文章がとても良かった。 そして、お父さんは基本的に恐ろしい。これやるの面倒だなー、と思った時に、いやいやアガワ家の食卓に比べれば天国だ、あのお母さんはすごい、と時々思い出して気力をもらっている。

    18
    投稿日: 2023.08.02
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    阿川佐和子さんの言葉のセンスがすごく光る本。他の作品も読んでみたい(レビュー書くのを忘れてしまいうろ覚え)

    0
    投稿日: 2023.07.01
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    阿川佐和子さんの父親のおいしいものに対するこだわりとか、楽しく読めた。 時々「えっ」と思うこともあったけど。

    0
    投稿日: 2023.03.17
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    阿川佐和子と言えば、いいとこのお嬢さんというイメージだったけど、だからこそなのか、がさつ(賞味期限を気にしない)で、おおざっぱ(料理がテキトー)な感じで好感がもてた。

    0
    投稿日: 2023.02.18
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    阿川さんのお父様(阿川弘之)は、海軍に居た方だから厳しいのかと思っていましたが、そうではないことが分かり、むしろ阿川さんのお母様がとてもすごい方だったのだなぁ、と理解出来る本でした。阿川佐和子さん自体はおおざっぱ過ぎるところがあるなぁ…と思います。

    3
    投稿日: 2022.12.23