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バウドリーノ 上
バウドリーノ 上
ウンベルト・エーコ、堤康徳/岩波書店
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総合評価

3件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カバーに騙された岩波文庫。 半年くらい前に読んだ思い出し感想。コンスタンチノープルの地図だけでごはん3杯はかるくイける。パリでの青春時代、後々の友人達との出会い。ローマ皇帝とウザいイタリア諸都市との関係とか面白い。面従腹背の諸都市と泥沼のイタリア戦争。その中での当時のパリの位置付けとかも含めてこれが同時代人のマンタリテなのか、とか思える。「薔薇の名前」よりはだいぶ読みやすい。イタリアの田舎出身でフリードリヒ皇帝の養子とか設定がうますぎる。当時の最下層から最上層までの視点を得るためのものか。大変勉強になる。こんな度胸と語学とホラの才能が欲しいと思えるアレッサンドリアの守護聖人。 いやあ、読書ってほんとにいいものですね。

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    投稿日: 2025.02.16
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    中世の怪物大集合なところは楽しいけど、キリスト教の解釈論的な話が多い上に長い。つらい。 景教とユダヤ教がどういうものか、今まで読んだ説明の中で一番分かりやすく説明してくれたかもしれない。

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    投稿日: 2022.04.02
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    第二次~三次十字軍とかそのあたりの神聖ローマ皇帝周辺のお話。聖杯伝説的なのとかエゼキエル書とかちょいちょいある。 面白いけれど、読むのにはある程度歴史や宗教の知識が必要。 わからない子はおいてくよ~的な。 当然、自分は完全には理解していない。

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    投稿日: 2020.03.03