
総合評価
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powered by ブクログ読み終えて半年経つが、いまだに某シーンを読んだ際の、後頭部を鈍器で殴られた様な鈍いズキズキとした感覚は忘れられない。 「他人が見ることのできるのはほんの側面である」というのはシュハリの窓の大原則であり至極当然の通説であるけども、「他人は自分の見たい側面しか見ない」が人間の性というある種ドロドロした部分をあぁもリアルに突きつけられるのは衝撃だった。 見栄と映えと嘘が当たり前になったこのSNS社会で真実の愛であったり、「他人を真に愛する」というのを描くとこうなるのか、と感じた。
0投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ読み応えもあり、面白かった〜。読み終わったあとしばらく余韻に浸っていたところ、浅井リョウでさらに盛り上がってもう一回読み直しました。正直婚活したことないのでどちらの気持ちも分からないのですが、そこは作家さんの素晴らしい描写でなんか分かる〜ってなりながら、読んでしまいました。
0投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ何が傲慢で何が善良かを考えさせられた 自分のミスは素直に認める 成功を過信しない 常に感謝の心を持つ 多様な価値観を受け入れる
5投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ比喩とかではなくて、読んでいて本当に胸が痛くなった。感想を書いている今も物理的に胸が痛い。 ストレスか??あまりにもグサグサと読者を抉ってくるその切れ味にまんまとやられてしまったのかもしれない。 架にも真美にも両親にも友達にも終始イライラしっぱなしだったけど、現実にもいるよねこういう人たち。 というか、作中でも語りかけてきたけど、明確な自分の意思を持って、自分の選択と行動に責任をもって主体的に選び取れる人って、多分かなり少数。 学校の宿題みたいに期日が決まっているわけでもなく、なんなら宿題をやらない選択だってできるのだから、自分の人生がぼやっとした抽象的なものになって、気づいたら時間だけが経ってたなんて人は本当にたくさんいると思う。大人って、自由って、楽しいけど、素晴らしいけど、残酷だな。 このタイミングでこの本に出会えて良かった。 少し早かったり遅かったりしたら、多分違う見方や感想になってたと思う。これも巡り合わせだと感じた。
1投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ婚活のリアルが刻まれていて、共感の嵐だった。 自分も傲慢なのかもしれない、いや傲慢だなって思ったけど誰でも良いわけじゃないし、仕方ないよなと思った。 後半から展開変わりすぎて一気に読めた。 映画も気になるなぁ。
1投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログすごい!こんなに自分の内面を見透かされた感じがする小説は初めてかも。これを読んで自分のことを言われているようでヒヤヒヤする人多いだろうな。辻村深月は天才だわ。
1投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ普通のミステリーやと思って読み進めてたら全然違った。自分が婚活してる身やから色んな言葉がグサグサ突き刺さる。特に小野里さんのセリフ、「ピンと来ないの正体は、その人が自分につけている値段です。」にグサグサきたわ。。。自分に言われてる感じがした。でも真美がボランティアに行ってそこで出会うひとたちとの交流で、真美が少しずつ変わっていくところはすごく温かい気持ちになった!最初から最後まで心理描写が深すぎたし、傲慢と善良さについてめちゃめちゃ考えさせられた。
0投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・結婚にはビジョンを見据えて、そのビジョンに沿った行動をすることが大事 ・今25歳で読んだが、5年経ったら全く読み方が変わってくるんだろうなと思った ・久々に先読みたい本に出会えた
0投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ身近にゴロゴロある話をよくぞこんなに解像度高く表せるなと感嘆 謙虚と自己愛の強さの両立の発見、という解説にも膝を打った 文字情報的に、「まみ」と「しんじつ」が混乱した....
0投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段」 この本を通して、人が何かを選択するとき、無意識に自分と釣り合っているかを比べてしまっている。自分は好きで選んだはずなのに、選ばされていなかったか‥それは社会なのか、親なのか、友達なのか。 これから自分は選択する度にこの本を思い返して、本当に好きなのか、自分が決めたのかを意識しながら生きていくことになると感じた作品
0投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ傲慢と善良 この本に出てくる二つの言葉に、自分にも思い当たるところがあった こういう女の子もおるし、男の子もおるなあと思った
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
男ってバカだなって感じ。 第一部の終わりに架の友達が言い出すまで全然嘘という可能性を考えてなかった。 第二部の始まり方も視点が変わってて面白い。 真実や架の心理描写とか解像度が高すぎて衝撃的。 歳を重ねるごとに自然な恋愛なんて無くなってくるし、ワゴンセールなんて表現はまさにって感じがした。 作者の表現力に度肝抜かれた作品。
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ私はよく結婚はノリだと言うけれど、それだけでいいわけないんだ。勢いや思い切りが必要だという意味では間違いなく正しいけれど、結局誰だって怖い。自分の人生その先数十年が決まる決断をするなんて、怖いに決まってる。そしてそこにその人の経験や価値観が反映されるのだって、至極当然。そうか、昨日のしおんも、そういう話をしていたのか。 真実ちゃんについては、私は沢山思うところがあった。絶対に友達にならないタイプ(なんなら向こうから怖がられる)だからこそ、こういう人たちが何をどう考えているのかに気付かされたよね。未婚かつなんだかそれに適していなさそうなのに願望は強くて、でもそのギャップにちゃんと自覚のある主人公珍しいなあと思ってたけど、私がそういう立場を理解しようとしてこなかっただけなのかもしれないと今ふと思った。 結局は自分で正解にするしかないと思うよ。そのために沢山向き合って考えたいなと思いました。
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログヒト・男女のオモテとウラについて、感情が溢れんばかりに考えさせられました。自分自身に思い当たること、あの人この人など周りの多くの人たちの立ち位置や考えを重ねることができて、ちょっと怖いくらいでした笑 相手の感情をストレートに受けていい場合とひとひねり考えてあげなければいけない。これから、人と接する時の学びになりました。
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ善良な人を拒否することが傲慢なるのなら、 自分の気持ちに正直になる事は傲慢なのか。 読み始めてから靄がかかったような気持ちだった。善良とは。傲慢は。 善良も傲慢も全ての人がもっている その両方共、結局は他人の評価にすぎない 自分の人生を自分で決める。 沢山の言葉や感情が心を揺さぶるけど 最後は自分で決めて進みたい そんな気持ちになった作品でした。
2投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読む人やタイミングによって感想が全く変わってくるとは思うが、やっぱり私は架が不憫で。真実の、自信がないのに他責思考で自己愛とプライドの高い傲慢さが好きにはなれなかった。だから女友達の気持ちもすごく分かってしまうところがあったが、それもまた傲慢で…。 誰もがもっている傲慢さを、嫌という程実感したそんな読書体験だった。
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログオーディブルで。婚活のお話。 自分には、合わないテーマなので、なんでこんなに高評価なのかわからないです。ちょうどその年齢層の人が多いのかな?
4投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ自分が一緒にいる人、友達や家族に無意識に傲慢に評価をしていたんだなと気付かされる作品だった。 気づいても尚、無意識な傲慢さを治すことができないものだと感じ、人間の性のせいだとまた言い訳を並べてる自分がいる。 最後の方に出てくる一説でもここまできても傲慢さが消えないところをみて、人は無意識に常に傲慢なのかもしれないとも感じた。 類は友を呼ぶという言葉もあるが、そういう傲慢さが重なり合った結果なのだろう。 周りが結婚しだして、焦ってる自分もいる。 それも私の選択が、友達のSNSを通して揺さぶられた結果だ。SNSが多様化する現代で、他人からどう見られるかではなく、自分がどうありたいかを考えて行動する勇気が必要なんだなと感じた。
3投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女性が【ワカル】となる場面がとても多い作品だと感じました。女性特有の暗黙の了解や空気感がひしひしと伝わってきます。 親の過保護+田舎であることで新しい価値観が取り入れられない環境なのかなと思いました。 率直に【いい子ちゃんな女性】と【考えない男性】
1投稿日: 2026.01.16
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『自己評価は低いのに自己愛は強い』は相反するものだと思っていたがその価値観が覆された。 真実は親が決めたレールの上を歩いてきたから″不正解″は選んでこなかった。 自己評価が低いのは自分で選択してこなかったから。なのに自己愛が強いのは不正解を選んでない時点で自分を嫌いになるものには出会わなかったから。 ピンとこなかった、は無自覚に相手の価値が自分の価値に見合うのかを考えてしまった結果だ。とわかって納得した。
2投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログ展開が面白く、一気読みしました。 誰しもが傲慢と善良を兼ね備えていて、 それが最も如実に現れるのが恋愛なんだろうなと思いました。
3投稿日: 2026.01.16
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久しぶりに面白い本を読んだ!と思える内容だった。 長年の婚活経験者にはとても刺さる内容。 真実が出会って残念と評価した男性のような人達には、自分もたくさん出会ってきたが、こんな具体的に相手の性格やバックグラウンドを分析することもなく「ああ今回も違ったな」で済ませてきたので、「なんか違う」の理由が明確になってスッキリしたところがある。 ボランティアに行くくだりはなんか違う話のようにも思えるが、そこでこれまで真実を囲ってきた殻のようなものが壊れていくところは読んできて気持ちが良い。 二人には幸せになったらいいな、と思うが、現実には70%と思っていた相手が逃げ出してしまったら自分だったらもうそれきりだと思ってさっさと次に行くかな。 男性は女性よりもタイムリミットの概念が薄いのか分からないけど、式場キャンセルもせずずっと待ち続けるなんて、相当好きな相手でなければありえないよなーとは思う。
2投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
傲慢と善良(辻村 深月 (著))読了。 以下ネタバレ含みます。 婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。 いつも行く本屋さんの目立つ場所に常に平積みされている本です。 表紙の「110万部突破!」が「125万部突破!」となっていて、これは読まねばと思って手に取りました。 恋愛小説は苦手ですが、著者は「かがみの孤城」で本屋大賞を受賞した方です。 あの作品もミステリーの要素があって、ファンタジーが苦手な私でも最後まで飽きずに読めました。 そんな思いを込めて読み進めました。 こちらも恋愛小説でありながらミステリーの要素がある作品で、私の予想したストーリーと大きく違っていました。 人は誰しも心の中に「傲慢」と「善良」を併せ持っている。 それらと上手く折り合いをつけられたとき、素晴らしい未来が開けるのだと思いました。 これは恋愛や結婚以外にもあらゆることで、人とのつながりを持つうえで言えることなのではないかと感じました。 心に残る作品になりました。
0投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーカー被害というハラハラとする冒頭から始まり引き込まれた。 婚活で出会った男女のストーリー。 自身も恋人を作らなきゃと相手と向き合っていた際、こんな風に判断したり他者からの評価が気になったりしていたことがあったなと思い出した。 ある程度人を見てきた現代の婚活市場はこんな考え方の人(自分では気づいていないが自身への評価が高い=傲慢さがあるため妥協できない)が多いんだろうなと。 本の中でもタイトルの傲慢と善良という言葉がよく使われていた印象。
0投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み応えのある本だった。失踪した真実を探すなかで、どんどんと話が展開していく。それぞれの立場の考えや当たり前がぶつかって、何度もハッとさせられた。美奈子達が真実にストーカーの話をする場面は、架視点と真実視点であんなにも読み手の感じ方が変わってしまうのかと衝撃的だった。真実視点を読んでいる時、美奈子に怒りを感じてしまった。 自分には、坂庭家や美奈子達をおかしいと思う感覚がある。それは当たり前だと思って居た。でも、違うように感じる人もいる。自分の価値観は、誰かにとっては偏っているんだということを知れた。無知の知だった。正直、傲慢さを持つことはダメなことだと、善良な人が良いのだとずっと思ってきた。きっと、傲慢さも善良さも程々が1番いいんだと思う。価値観の外にいる人と出会った時、その人が大切な人やその家族だった時、私はどう感じるのだろうか。そういう人もいるんだと鈍感になれるのか、攻撃するのか、拒絶するのか…。どれが良いのかの正解はない。誰かしらが傷ついてしまうのだろう。 この本に出会える人生でよかった。大袈裟かも知れないが、少しだけ自分の生き方が変わると思う。 【解説を読んで】 読んでいて感じた自分自身を見つめ直す感じを、浅井りょうさんは、「自己の内面を見つめさせられる。部分の中にある無自覚の傲慢さを探らされる。」と表していた。 なるほど。私は、読みながらうんうんと感心したり、うわぁっと恥ずかしくなったりする事こそが、無自覚の傲慢さを感じていた作業だったのか。傲慢さは程々だって思っていた自分が恥ずかしくなるが。
1投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログ傲慢と善良というタイトルが秀逸です。 震災後の東北でのボランティアという究極の環境に身を置いて初めて自分を見つめ直すことができたというのはやや過剰な後押しに感じますが、それまでの人の心を容赦なく抉る描写の生々しさがショッキングでした。 ハッピーエンドにならなくても良かったのに。
0投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログ前半はアラサー恋愛あるあるだなぁとしか思わなかったが、後半にかけてはかなり揺さぶられるというか、読みながら湧いてくる自分の負の感情と向き合うような読書体験だった
0投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
架の女友達の女特有の怖さがリアルすぎて心臓がバクバクしました笑 本作のタイトルである『傲慢と善良』。 読めば読むほどその意味が分かってきて、自分にも当てはまっているのではないなと改めることもできる作品でした。 「ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにして見る、皆さんご自身の自己評価額なんです。」 この言葉にはゾッとするような感覚さえ覚えるほどにグサリと自分自身に刺さりました。 自己肯定感は低いのに自己愛は強い。まさしく自分だなーと思いました。 新しい価値観に出会えた本でした。 読んで本当によかったです!
2投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログ『傲慢と善良』を読み終えたあと、しばらく何も考えられなかった。これは失踪ミステリーでも恋愛小説でもなく、「人がどれほど簡単に、そして無自覚に、他人を誤解して生きているか」を突きつけてくる物語だったからだと思う。 前半を西澤の視点で読んでいると、どうしても真実に腹が立つ。結婚を決めたのに、突然いなくなる。連絡もない。普通に考えたら「無責任」「身勝手」「逃げ」だ。西澤が必死に彼女を探し、真実の実家を訪れ、過干渉で息苦しい両親を目の当たりにしても、なお「だからといって消えるのは違うだろ」と思ってしまう。このあたりの読書体験はかなり鋭くて、読む側の感情を意図的に西澤側へ引き寄せてくる。 ところが物語が真実の視点に切り替わった瞬間、その読み方がひっくり返る。 親の言いなりに見えていた彼女が、実はずっと「自分の人生を自分のものとして生きたい」と思っていたこと。善良であろうとしすぎて、自分の本音を後回しにし続けてきたこと。誰にも嫌われないように振る舞ううちに、いつの間にか自分がどこにいるのか分からなくなっていたこと。 「逃げた」のではなく、「自分を守るために離れた」のだと分かったとき、さっきまで感じていた怒りが、すっと別の感情に変わる。この切り替えの鋭さこそが、この小説が多くの人の心をえぐる理由だと思う。 この物語が描いているのは、他人から見える自分と、自分が感じている自分のあいだにある深い溝だ。 西澤から見た真実、親から見た真実、そして真実自身が感じていた自分。そのどれもが“ある意味では正しく”、同時に“決定的にズレている”。 誰かを思いやっているつもりで、実はその人を「こうあるべき姿」に押し込めてしまう。善良であろうとするほど、相手の声を聞かなくなってしまう。この小説が怖いのは、そこに悪者がいないことだ。真実の両親も、西澤も、真実自身も、誰かを傷つけようとしていたわけではない。ただそれぞれが「正しい」と信じるやり方で生きていただけなのに、結果として互いを追い詰めてしまう。 タイトルの『傲慢と善良』は、まさにこの状態を指しているのだと思う。人は善良であろうとするほど、自分が正しいと信じてしまう。そしてその正しさが、いつの間にか他人の人生を縛る“傲慢さ”に変わっていく。 後半の真実の語りは、読んでいて苦しくなるほど痛い。「ちゃんと自立したかった」「誰かの所有物として生きたくなかった」という思いは、とても静かで、でも切実だ。恋人の目にも、親の目にも「いい人」でいようとするうちに、自分が消えていく感覚。これは決して極端な話ではなく、多くの人がどこかで覚えがある感覚だと思う。 この小説が強いのは、恋愛の破綻を描いているのではなく、「人が人をどう理解し損ねるか」を描いているところにある。西澤は真実を愛していた。でもその“愛”の中には、「こういう人であってほしい」という期待が混じっていた。真実の両親も、娘を思っていた。でもその思いは、娘の自由を奪うほど強かった。そして真実自身も、善良でいようとするあまり、自分の声を押し殺していた。 読み終えたあとに残るのは、答えではなく問いだ。自分は誰かをどんな目で見てきただろう。相手のためだと思って、どれだけ自分の価値観を押しつけてきただろう。 『傲慢と善良』は、読者を優しく慰める本ではない。でも、自分が誰かと生きていくときに、どれだけ無自覚な暴力を振るい得るかを、これほど静かに、これほど誠実に描いた小説もそう多くない。 だからこの物語は、読み終わってからが本番なのだと思う。胸の奥にずっと残り続けて、「あのときのあの言葉」「あの沈黙」を思い出させてくる。それこそが、この本が“傲慢でも善良でもない場所”を、読者に探させる力なのだと思った。
41投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ一気読み。ストーカーは誰なのか。まさかの展開に唖然としながらも、自分に重なる部分が多々あって、ちょっと辛い気持ちになったり。売れ残りのワゴンセールか。なるほどその通り(笑)親の気持ち、真実の気持ち、架の気持ち。みんなそれぞれの立場で勝手な事を思う。側から俯瞰して見れば、皆んな勝手だなと思うけど、自分だって勝手、傲慢だったんだな。
9投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
傲慢とは? 善良とは? とても考えさせられる内容でした。 誰しもが思い当たる心情を描いていると思います。 結婚相談所の老婦人、小野里さんのお話はどれも興味深く読みましたが、 「ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにして見る、皆さんご自身の自己評価額なんです」 この言葉が特に刺さりました。 第一部の後半〜第二部の始まりにかけて、あまりの展開にええぇ⋯と目を見張りました。 やっぱり辻村深月さん、やってくれます。 後半は自己の内省、心情が綴られていて、最後は自分の意思で行動することができて良かったな〜と思いました。 石母田さんが言う通り、きっと“大恋愛”なんですね。
16投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ学びの多い作品です!↓これから読む人へ この生きづらい社会の原因は何なのか?主にSNSの普及により他人と比較する思考や社会を意識して生きるということが過剰に発達してしまった人間たち。 すぐに社会的な「正しさ」の物差し何かを測る。 自分の意思だけで選択できるような余裕を、最早人々は持ち合わせていない。 そして 傲慢と善良 という小説は、そんな社会の教科書と言ってもいいだろう。 善良でいる難しさ、上辺だけの謙虚とその下に潜む傲慢について考えさせられます。星3という評価ですが、個人的には3.5を付けたい作品です。ぜひ多くの人に読んでもらいたい一冊だと思いました!
11投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ面白くてスラスラ読めた。自分の感じたことのある感情が言語化されている。善良でいたい自分と、時々傲慢な行動をとっている自分がいるから行動を見直すきっかけとなった。自分の人生なのに親に決められたレールの上を歩んでいくのはしんどいなあと思う。
8投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
婚活に留まらない、人間関係の心理描写がたくさんあったけど、スラスラと読めた。他人について自分が話す時、そこにはどうしても自身に対する自己愛の捉え方が出てしまう、というのは誰にも起こっていることなのだ。しかし、その自己愛を隠すことが人間関係を潤滑に、同時に複雑にしている気がする。 真実がしているのは、嫌われる勇気で書かれるアンチパターン(=好かれる安寧?)にあるような挙動かも。
1投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そういえば「かがみの弧城」の人だった。凍った心が溶けていく構造が似ている。かがみの弧城も乗り切れなさがあったたが(思い返すと)、そのズレがさらに大きかった感じ。なんかモヤモヤする読後感。
1投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ読みたかった一作。小説において、日常生活や世の中に対するメッセージが受け取れる作品が好きで、この一冊もそれを感じることが出来た。この本を読んでいて、そして人生を通して重なったことは、どんな人間もどこか傲慢であるということだった。自分は決して傲慢でないと思っていても、その考えが傲慢だったりする。結局、人間どこかに驕り高ぶる部分があるのだろう。でも、それは決して悪いことではないとも同時に思う。大事なのはそれをどう受け止め、消化し、成長していこうとするかだと思う。善良という点でも、何が善良なのか。誰かの言う通り生きる人生、周りに流される人生、八方美人な人生。これもまたどんな人生でも人によって善良にも傲慢にもなり得るのだろう。結局、全員に好かれたり、認められたりすることは現世では不可能だし、それをしようとすることすら傲慢なのかもしれない。だからこそ、ありのままの自分でいて、他者に危害を加えないよう合わなければ距離をとることが大事なのかもしれない。
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マチアプユーザーとしては耳が痛くて読み進めるのがしんどかった、、、 ピンとこないからな〜ってよく思ってたけど傲慢なのかも
0投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
他人に対して、自分の理想通りに動くべきだと思ってしまう傲慢さをリアルに表現していた。その理想像もその人を思ってのこと。善良をもとにしている。そして、欲がなくただ正しいことを選択することや他人の提示した理想を何も考えずに受け入れるという善良はなにも選択しないのと同じようなものだった。その定義が面白い 自分の中の善良と傲慢を理解しコントロールできるようになるということが、自分で自分の道をきりひらいて、自分の人生を歩むということかもしれない。他人との距離感と客観的な自分自身の立ち位置を冷静に見て落としどころを探りながらより幸福度が高まる選択ができれば…と思う。 理想、現実、支配、解放、愛、憎しみ、羨望、嫉妬、欲望、無関心、偏見、評価、自尊心、他人との関わりの中で生じる様々な感情が具体的な場面を通して表されていた。 え、まって。相手を理解しようとしすぎても、自分の思い通りにしようとしても傲慢じゃない?むず!善良に関しても、何も考えずに正しいと思うこと選択したらハズレないからそうすることも多いし、ズルいことをわざわざしないしな!やっぱ相手によってバランス変えるしかないか!だる! 最初事実ベースで物事が語られていたから、星の王子さま婚活版の汲み取ってね系かと思ったけど、それから感情、その後の変化…という構成になっていたからよかった! この2人はあまり合わないと思うな! 私も勘違いしないように謙虚に生きていくわ!!
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初、辛かったー 架が真実のストーカーを探しに群馬に行くところ。 こいつがストーカーじゃん!って思った。 前のお見合い相手に会ったりする?友達の大原にもっといろいろ相談したら良いのに。 真実も30歳過ぎまで実家でお母さんの言うこと聞いてて、ちょっと変だったけど。最後に仙台に1人で行くところはすごいと思う。 ハッピーエンドでよかったよかった 初めての辻村深月。他も読んでみたい。
2投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ朝井リョウさんの文庫解説が読みたくて、拝読いたしました 〜解説の一節〜 「そう、この小説はヘビーなのである。それは恋愛や婚活にまつわる紆余曲折が描かれているからーーというよりも、何か・誰かを”選ぶ”とき、私たちの身に起きていることを極限まで解像度を高めて描写することを主題としているからだ。」 そう、まさに、これ!! そして、次に読むべき辻村作品まで提示して下さるなんて! 辻村先生、朝井先生、ありがとうございました
2投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ両極端のタイトルに感じるけれど、この本を読むとかなり近しい存在に感じた。自己肯定感は低いけれど、自己愛が強いという言葉に、よくぞ言語化するもんだとハッとさせられる。自分は傲慢であり、善良でもあったと気づけたら人はどう生きていくのだろう。そこにいいも、悪いもないようにも思った。
1投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ売れているようなので、年始の暇つぶしに読んでみたが正直がっかり。 婚活アプリで知り合った結婚式を控えたカップルの話であるが、一言で言うと「決断力のない男女のマリッジブルー物語」。主人公女性の真実はひたすらかまってちゃんだし、主人公男性の架は器用に生きているようで中身薄い感すごい。 描写も誰でも書けそうな文体で、染み渡らない。響かない。 あえてこのような話を小説にすることで何を表現したかったのか謎。
4投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ日本社会で決して珍しくない、「自立しきれないまま大人になった人間」その危うさ、というテーマについては、理解できるし否定的な印象もない。 また、感情が丁寧に言語化されている構成によって、人によっては読みやすく、人には言いにくい気持ちが言語化されるのは新鮮だったのかなと、商業的に成功した理由はよく分かる。 一方で個人的には、読後に強く残ったのは、「これは小説である必要があったのだろうか」という違和感だった。 読書体験としては、 二時間ドラマを文章で見せられている感覚に近い。 物語が進む中で、感情は提示されるが、爆発や破綻までは至らず、多くの問題が「理解の諦め」や「なぜか許された」というよくざっくりとした雰囲気の中で収束していく。 このテーマを扱うなら、人を巻き込んだことへの責任や、そこからの変化・成長まで描かれてほしかった、という物足りなさが残った。 この拒否感は本作に限ったものではなく、おそらく自分は、 恋愛小説というジャンルの読み方が根本的に合っていない。 これらの作品は、「共感」 読者自身の感情と重ね合わせることを主な価値として設計されているように感じる。 一方で、自分が小説に求めているのは、 共感よりも「共鳴」 登場人物の生きている世界に入り込み、その人生を想像することに近い。 感情を「分かりやすくする」ための言語化が中心に置かれると、かえって距離を感じてしまうのだろう。 こういう整理ができたので読んでよかったのかも。 普段あまり本を読まない友人には進めやすい作品だとは思う。
1投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ映画化の帯がついていて、主演キャストの二人を知った上で読み始めたらあまりに脳内でその二人で再現されすぎてびっくりした。特に架!あまりそういう経験はないのだけど、あまりにぴったりすぎたから…?逆輸入というか、なんか、不思議な体験だった。
1投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ現代の婚活事情とそれにまつわる悩みが非常にうまく言語化されており、現在婚活中の自分にはグサグサ刺さった。 特に印象的だったのだが「ピンとこない」の正体について。作中で解釈されたそれはまさに自分が抱いていた思いだったかもしれないと妙に納得させられた。 「善良と傲慢」というタイトルの回収も納得のいくものであり、ここでもやはり自分自身を振り返ることになる。 何度でも考えさせられた本だった。
10投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログ自分が感じてる今の状況と、自分の親との関係が重なりすぎて苦しかった。かつ真美が自分が一番嫌いなタイプでその苛立ちも自分の性格の悪さとか嫌いなとこが露呈してるように感じて辛かった。刺さるのはわかったけど、辛かったから星3。また状況が変わった時に読み返したい
12投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
架視点では架が傲慢、真実が善良とされるが、真実視点になると立場が反転する。 自己愛の強さから来る、他者を下に見る傲慢さが嫌というほど書かれた本。 ただ、同じような心情描写の繰り返しが多すぎてだれるかなぁ...物語を深めるためには仕方ないと思うけど。 恋愛ミステリとあるが、ミステリ要素はほとんどない。
2投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログ現代を生きる若者の心理を鋭く描いていて、単なる 恋愛・婚活小説には留まらない作品だった あなたには自分の意思が確立されていてその上で日々を過ごしていますか?と問われているようだった
6投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーリーは、意外な結末かと思いきや尻すぼみ的な収束で物語を終えたなーという印象。ただ最後は真実の本当の自分の人生がこれから始まるって感じで良かった。 善良と傲慢、ここまでタイトルの言葉が出てくるのも珍しいんじゃないか?笑 ま、そんだけ善良と傲慢とは何かを考えさせられた。 以下はわたしの解釈。 善良とは他者に合わせたり、他者に害のなく振る舞うことではないかと思う。要は都合の良い人。それでいくと真実は母親の都合の良い人だなーと思う。また歯科助手の人は他人に危害も加えずその時にいる人に委ねる都合の良い人かなーと思う。 逆に傲慢は自分本位だったり、他者への配慮が欠ける人かなと思う。要は自己中心的な人。母親は自分の狭い範囲での考えを真実に押し付けて真実の考えを全く配慮していないし、架の女友達は完全に自己中で配慮のかけらもない。 架とかは善良と傲慢がバランス良いかなと思った。 善良と傲慢はどちらかではなく、持ち合わせているものだと思う。そのバランスが偏りすぎると、真美や母親のような風になる。バランスが取れることで自分らしく生きられ、人間関係もうまく保っていけるのかな。そのバランスは性格だったり環境によって人それぞれだと思うが、どうバランスを取るかは人生の業かなとも思ってみたりもする。
2投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログ自分の世界の小ささを知った作品だった。自分は東京生まれ東京育ちで大学進学が当たり前の学校に行って当たり前のように大学に進学して...これが当たり前だと思っていた。しかしこの作品を通して私は私の狭い世界の中でものを知っているだけだと気付かされた。私の当たり前は当たり前ではない。私が無意識に嫌悪すること、避けること、行うことは、別の環境の人にとっては好きなことで、行うことで、嫌悪することなのかもしれない。登場人物たちの善良と傲慢を見ているようで自分の善良と傲慢を見ているようだった。 今度中学の成人式がある。生まれ育った場所は同じでも、その後の進路は違う。働いてる人、進学している人、放浪している人さまざまいるはずだ。今後二度と話さないかもしれない。けれど話してみようと思った。
5投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ傲慢さと善良さ 矛盾してそうな両者が人間の中に共存する様子が鮮やかに描かれている作品。 むしろ傲慢がゆえに善良さを生んだり、善良がゆえに傲慢を生むように、両者は切っても切り離せないものなのかもしれない。 今後あらゆる意思決定をする中で、自分の中にある傲慢さにこだわりすぎていないか、押し付けていないか、また、社会や周囲の期待に応じる善良さにとらわれすぎていないかを気をつけようと思った。
1投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結婚式直前に失踪した彼女の行方を追いながら、彼女の生い立ちや今まで知らなかった内面が徐々に明らかになっていく、マッチングアプリや婚活がテーマの物語。 現代人に対する解像度が非常に高く、登場人物の考え方やセリフにリアリティを感じた。こういう人たちは周りにいくらでもいると思う。かくいう自分も、男としては主人公に共感してしまう部分も多く、「お前は傲慢だ」と筆者に言われているようだった。「在庫処分セール」とか「ピンとこない=自分自身につけた点数よりも相手の点数が低い」とか、いちいちギクッとさせられる言葉が多かった。 紆余曲折ありながらも、最終的には主人公たちが考えを改め、思い出深い土地で結婚式を挙げるのが物語の締めくくりとして美しい。 正直テーマ的にあまり好みではないが、結婚や婚活の前に読んでおいて本当によかったと思える本。
2投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ結婚を少し意識し始めた24歳男性。本書を通じて描かれる「傲慢」の部分に胸を打たれることが多かった。辻村深月作品は初めて読んだが、登場人物の話す様子や風景が鮮明に想像でき、あっという間に読み進めてしまった。 特に、様々なタイプの少しイヤな女性の描き方が印象的で、読んでいて無意識に力が入ってしまうことがあった。 本書で何度か登場していた、婚活での「ピンとくる」という表現とそれが他人に対する"傲慢"な評価であるということにはハッとさせられた。思わぬところで他人への得点づけのようなことをしてしまっているかも。
21投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログただただ、反省。 「傲慢と善良」って普段は聞き馴染みのない言葉なのに、読んだ後はこれほどかというほど自分ごとに思える。私も恋愛においては傲慢になっている部分が多々ある。ピンとこないんだよね〜なんて、よく使う言葉だけど自分が相手につけている値段だと言われるとハッとしてしまう。自分が相手に70点をつけて、ピンとこないとスルーしても、その相手を100点と思って生涯共にする人がいる。そしてその人が自分よりずっとずっと幸せそうにしている。これはそんなに遠い話じゃないと思う。また、善良においても強く共感した。親の言うことに従っていれば間違いないと思いたいが、それは狭い世界なのだ。私は両親に恵まれて、いつだってありのままの私を受け入れてくれる。だから私も帰る場所があることに何度も何度も救われたし、親に恥じない生き方をしたいと思う。そこにブレはないけど、人生の中枢に置くのも良くなさそうだ、と感じた。両親がいなくなったら私の中枢はどこに行くんだろうか。自分の人生なのだから、自分でどんどん広げなくちゃね。
2投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ面白かった。 自身の婚活で、アプリ→結婚相談所のルートを辿っていることから、前半の架と小野里の会話は首がもげそうになった。 「また一からか──と、あの日、架は思った。思ってしまった。」 この一文がガチでしんどかった…。 アプリ沼にはもう帰りたくないってなってた私の気持ちよ 嫁さんに感謝しつつ、毎日を生きたいと思います。
10投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ2回読みました。この本を読むときの自分の状況によって、捉え方が全然異なるところがこの作品の面白いところです。異性を選ぶときに、頭の中で自然と行っている思考が、面白い表現で書かれていて度肝を抜かれました。
0投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログミステリーの風味があったことで読み進めやすかったかも。さすが安定のおもしろさでしたが、自分の中では読むタイミングで評価が変わりやすい作品かなという印象が残り、かつ今回はあまり良くないタイミングだったかなという気持ちもあっての★4つです。
6投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ「令和のリアルな恋愛!!!」 当方28歳独身(交際2年の彼氏あり)です。 職場の方に自身の恋愛事情を話したら、 「この本(傲慢と善良)の登場人物と同じことを言っている!」と言われ久しぶりに小説を読みました。 感想… 「リアル!!!」 ここまで現代の若者の恋愛を言語化されると 少し怖いです。。。棘がありすぎて途中、 「うぎゃあ」「まじか…」などと1人で呟きながら読みました。 さすがに私はストーカーがいるという嘘はつかないし、親の決めたことに全て従うほど善良ではありませんが…笑 作中の真実(ヒロイン)の行動や言動に少し引きながら、「ここまでひどくはないわ…自分はこの子よりましだな」と蔑んでいる(?)ことに気づいて、「私も人に点数や序列を付けてる傲慢な人間だ…」とショックでした笑 あと作中の群馬の結婚相談所のオーナーの女性が、実在する東京青山の結婚相談所マリーミーの植草美幸さんに脳内変換されてました。核心ついてくる一言ひとことが怖かった。 とても面白かったな。 全婚活女子に読んでほしい一冊!
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ圧倒的リアルすぎて怖い家庭内描写。 ストーカー嘘なのか。ストーカー怖い怖いと泣きつき、私を守るために結婚に踏み切ってほしいと行動する真実強すぎる。 この女とは結婚しないほうがいい。 70%を本人に言う女友達も怖い。でも言う女いるよね。人間の怖さと汚さ全部詰まってる。
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ鬱がぶり返したかと思うほど 胃の辺りがざわざわと、 息苦しくなる感じがした。 石母田のおばあちゃまの隣で 温かい緑茶を飲みたい。。。 今すぐに。。 ずっとチーズの味がした。
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ人生観が変わったのでとても良かった 婚活の難しさ、人に対する傲慢さ、自分の傲慢さ 人の生活を見ることで、自分の傲慢さにも気づけた あとは、女性の大人になっていく姿勢や、 男性の鈍いからこそ、考えすぎてしまう女性に対して、 輝きのようなものを与えられる強さも目にした。 私は考えすぎてしまう性格だから、 その鈍さに救われるような人間なんだろうな と思って、最後泣いた とても良かったです。
4投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログあるある、こういう気持ち。というのが散りばめられていてリアルだったし、自分みたいで気持ち悪かった。(褒めてます)言語化しづらいリアル感が見事に表現されていて、だからこそ想像しながら読み進められて解像度高く読み終えることができた。身近に居たら嫌かも…
2投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ傲慢と善良、それぞれに良い所と悪い所があると気付かされました、それぞれ行き過ぎるとどちらも良くないですけど⋯今後の人間関係に大いに役立ちそうな深い物語です、ストーリーはおもしろいですよ ⋯⋯⋯ラストは僕好み!読んでよかった〜
1投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログめっちゃ読みやすかった!2日とかで読み終えた!結婚や恋愛に悩んでる人はマストで読んで欲しい作品 登場人物の心の内が詳細にこれでもかと、くどく言語化されていたのが印象的だった。初めは、真美が可哀想、女友達最低すぎる、架って鈍感だなとかそれぞれの登場人物を評価してたけど、読み終えた後、果たして自分だったらこの人たちとは違う行動を取れたと言えるのか、そこまで善良に生きてこれただろうか、登場人物を客観的に評価してたその行為が傲慢なんじゃないかと思えた。 それぞれ誰もが持ってるはずの善良さと傲慢さ これは自分では気づけないことが多くて、人を傷つけたり後悔したりする。 私は仲のいい人に対して、傲慢になりやすい傾向があるので、いつまでも私を好きでいてくれるわけじゃないんだぞって気持ちで生きていこうと思った!
3投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ善良な人は嘘や打算がないから生きにくい。 子供の頃、正しいと信じてきた道が大人になるにつれこんなにも自分を苦しめ、間違いだったのではないかと思い知る瞬間は絶望だと思う。 真美の、親に言われるがままの姿勢や無意識の傲慢さに憤りを感じる場面も多々あるが、そんな"自分"のない善良な人生を歩んできたからこそ、架のようなスマートで社交性のある外見の良い男性に好きと言われることだけが自分が存在していることを肯定できる唯一の手段であることに虚しくも強く共感してしまった。 善良さと傲慢さの表裏一体な部分を上手く表現している作品でした。
3投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ傲慢さと善良さの共存 それがあるから婚活がうまくいかない 傲慢さ、自分を高く評価している 善良さ、良い人すぎて自分で決められない、欲しいものがわからない 誰かを選ぶときの、自分でも言語化できていない「ぴんとこない」「ピンときた」の解像度
2投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ結婚とは家と家との結びつきであり、個人の問題だけにとどめては置けないもの。というのは昔の考え。 結婚とはあくまで結婚する2人の問題である。しかし個人の問題として貫き通すためには、まず周りの声に惑わされず自分の価値基準で判断できるようにならなければならない。それは誰に助けられずとも自分の足で立てる、自分だけの力で歩いていける、ということである。
3投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ当時話題になっていたので手に取った。 途中までサスペンス感あってドキドキしたけど、ん〜なんだろう。 マッチングアプリや婚活を題材にしたのは今時だけれど、自分にはあまり響かなかった。
4投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ婚活を通して傲慢さと善良の両面が描かれていて面白かった。 真実の両親は自分の親にも似ているところがあり心理描写がリアルで共感した。 架の女友達が無神経すぎる。 傲慢になってないか気をつけたい
2投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ人間への解像度が高すぎてエグイ。子育ての過干渉には注意せねばなと思った。善良と傲慢は共存しうる。というか本人が善良だと思って悪気がないけど実はそれが傲慢なのだというのが一番たちが悪い。本人気づいてない、もしくは気づいていても無理なんだから。いつか読み直したい本。
2投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
身につまされるようなシーンが多かったのがある意味辛かった。特に結婚相談所での話など男女ともに来るものがあるのではないか?そう言った意味で面白いと感じた。一方で真実は年齢に対して成熟した人間とは思えず、最終的に「理解のある彼氏くん」がいてなんとかなったような感じがとてもモヤモヤした。ただ本編で一番嫌いなのは架の友人。言わなくても良いことを言うなんて、そしてそんな友人を持つ架も。そう考えると小説に出てくる人物はおおよそ成熟していない人間なのかもしれない。
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログさすが辻村深月さん、良かったです! ちょっとミステリーっぽかったのも読みやすかった理由の一つかな。 真美が姿を消した理由が何なのか、気になって読み進めました。 それにしても… こういう人いそうだなぁって思うし、こういう町ありそうだとも思う。 傲慢と善良、誰しも両面を持っているんだろうな。 前半の架は何だか鼻につく… 学校のメジャーグループで周りに綺麗女子がいるタイプ? そんな架が、消えた真美を探すうちに段々と変化していくのが良かった。 自分とは違うし、正直怖いと思う女性がいっぱいいて それでも、そうなってしまう彼女たちを理解できてしまう 何故だろう?…辻村さんって本当にすごい。 真美の後半はうまく変化させていて、着地点もなるほど~と納得でした。満足の一冊です!
12投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと気になっててやっと読めた THE現代の婚活の話だし、自分に刺さる考えたくさんだった 後半にかけての真実が自分で選んで起こした行動、関わっていく人たちが好きだった そして解説が朝井リョウうう! エッセイの面白おかしい文章しか読んだことなかったから、ちゃんとした文章で大共感の解説(笑) 「何か・誰かを"選ぶ"とき、私たちの身に起きていることを極限まで解像度を高めて描写するとを主題としているからだ」 本当にこの解説のままだった 「自分にはこの人じゃない、ピンとこない。 ーーードラマで見たり、話で聞く恋愛ができそうもないと、ご自分にたとえ恋愛経験が乏しくても、『この人ではない』と思ってしまう。そのうえ、皆さん、他人から理想が高いのではないかと指摘されるとたちまち否定されます。理想が高いなんてとんでもない。ただ、今回のお相手が合わなかっただけで、自分は決して高望みをしているわけではない。自分が高望みできるような人間でないことはわかっているし、と。とても謙虚な様子で、むきになられて」 「でもね、 皆さん、謙虚だし、自己評価が低い一方で、自己愛の方はとても強いんです。傷つきたくない、変わりたくない。ーーー高望みするわけじゃなくて、ただ、ささやかな幸せが掴みたいだけなのに、なぜ、と。」 「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です」 「その人が無意識に自分はいくら、何点とつけた点数に見合う相手が来なければ、人は、"ピンとこない"と言います。ーーー私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ、私の値段とは釣り合わない」 「ささやかな幸せを望むだけ、と言いながら、皆さん、ご自分につけていらっしゃる値段は相当お高いですよ。ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにして見る、皆さんご自身の自己評価額なんです」 ここら辺の小野里が話すページは戦慄だった 自分のことを言われてるみたいだったし、自分ってだいぶ傲慢だったなと 自分に言われてるみたいで読むのが辛い場面もあったけど、何だかんだ読んでよかったーーなお話 2026年初読了作品
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ現代の恋活・婚活をする若者の内面を、これでもかというほどに詳細かつ綿密に描き晒した小説。 様々な人との繋がりを辿ることで、現代の若者の抱える心の闇、主人公の真相に迫るストーリー展開。途中で2人の主人公それぞれの視点から、何を思って行動に移ったのかが描き出されている点も面白かった。 個人的には、狭い了見に留まり、周りを顧みず終始自分のことしか考えていないような言動を続ける女性側の視点には共感しきれなかった。ただ、これは男女問わずリアルな現代の若者の思考様式の一つなのかもしれないと自省する次第。
1投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ誰かを、何かを選ぶときの人間心理に極限まで向き合い、そこに潜む傲慢さと善良さを容赦なく突きつけてくる作品。架と真実の物語を追いながら、自分自身の中にある傲慢さと善良さにも気付かされ、背筋がすっと冷える思いを何度もした。 親の言いつけを守り、自らの手で選択することなく小さな世界の中で生きてきた善良な人間ほど、社会市場における自身の適正価格がわからないまま自己愛だけ育ち、無自覚に傲慢になってしまう。小野里さんの言葉はどれも辛辣で、圧倒的に正しい。だからこそ苦しい。それを踏まえて見る後半の真実パートは特に、いたたまれなさすぎて直視できなかった。 後半では、真実がボランティアを通して自身や世界と向き合いはじめる。自分探しの旅、というものをあまり信用していなかったが、あるいは有効なのかもしれない、と今なら思う。自分自身を知るには、まず他人を知る必要があるからだ。慣れ親しんだ狭い世界の中で、似たような人たちの中にい続けるうち、自身の境界も曖昧になる。より広い世界で自分とは全く違う人たちと関わり、認識したその差の一つ一つが繋がって、やがて自身の輪郭となる。そうして他人の中から切り取った自分自身の姿を、広い世界の中で客観的に見つめることで、ようやく認識を適正価格に近づけることができるのだと思う。 傲慢と善良について改めて考える。 「傲慢」とは、自分の物差しで世界を測ること 「善良」とは、世界の物差しに自分を合わせること なのではないかと思う。人間が社会の中で個として生きていくには、傲慢さも善良さもある程度は必要だ。大切なのは、自分自身の価値を正しく見極めること。そのために世界を、他人を知ること。 結婚に限らず、人として生きる上で大切な視点を教えてくれる、良い作品だった。
1投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ特に婚活中の方には激刺さり 目を腫れさせながら、一気読みしてしまった。 この本を他人と関わる中で、自分って傲慢だったんだな、この人は傲慢だな、という新しい視点を持つようになった。 理想を追い求めるまま独り身を選ぶか、現実を受け止め価値観をアップデートするか。どちらも不正解ではない。 どちらを選ぶか
1投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログミステリーだというからそのつもりで読み始めたし、カバーの女性の絵もなんとなく陰があるサスペンスの印象でよみすすめたけど 神社のおばあさんがいったように大恋愛小説だった 男女それぞれの心の内面や変化の描写が鮮明でぐいぐい物語にはいれる
1投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログえげつない程の感情の描写が素晴らしい。 自分自身は婚活の経験がないので、共感したという点では疑問だけど。 物語を愉しむというより、自分の感情の皮を少しずつ剥いていくというか。なかなか言語化するのが難しい…。
24投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ自分にも傲慢な部分、善良な部分があるなと気付かされた本でした。これからもたくさんの選択が待っていると思いますが、自分としっかり向き合って、ちゃんと理解した上で、意思をしっかり持って選択していきたいと強く思いました。
1投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ結婚を意識している、婚活をしている人に刺さる内容だと思います 前半長く感じ、後半に向けて焦らされてる感があって飽きかけましたが後半は怒涛の展開ですぐ読み終わりました
1投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ思った以上に、深い話というか、とても身近に感じられた話でした。誰でもこのような主人公の気持ちになったことはあるのではないかというのが、この本がたくさんの人達に読まれている要因ではないかと、読み終えて思いました。 終わり方は、まぁ無難な終わり方ですが、どんな終わり方であれ、伝えたい事は「傲慢と善良」、題名に尽きるなと。
7投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ私が書いた本なのかなと思うほど主人公の心理や感情が自分自身と重なっていた。 読んでいて面白いけど自分のダメなとことかも含めて全部を暴かれていってる気がした。
1投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ宮部みゆきの「火車」を思い出させる、不穏な始まりなんだけれども、途中から個人的な内面の問題に舵を切って行ったので、少しあれれとなった。辻村深月さんの話は(読んだことのある限りでは)ハッピーエンドのものばかりなので、心が疲れている時は安心して読めると思う。けどやっぱり、そんなに人生ってきれいに収まらないよね、という余韻が残る方が好みだな。
0投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤から、ストーカーはおらず真実が1人で失踪したんだろう、という予測はついてしまったが、架をはじめ登場人物たちの思考の圧倒的な言語化力に共感せざるを得なくなった。 エンタメ小説なのだからこういうものなのだろうけれど、私はそこまでハマらなかった。言語化されすぎて読者へ想像の余地が残されていなかったせい…? エンタメ小説として、現代の婚活事情をよく反映した小説としては面白いものだと思う。 ついでに、真実の母親の態度は、自分の母親と重なるところがあった。母親のモヤモヤの原因を解像度高く書き記してくださっていて、あぁこれが抱いていたモヤモヤだったのか…と合点。
5投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ共感したり、反発したり、たくさんの思いが溢れてくる良書だった。 真実が石巻に行ってからのパートは特に好きで、これまで母親に依存され、依存していた真実が、ようやく自分を取り戻せていく過程をみて、本当によかったと思えた。 "架に会おう。前に進めなくて、これで終わりになっても。終わらなければ、真実はたぶん、その次のことさえ、見えてこない。終わってもいい、と初めて思えた。" ここに、一人の人間が成長する姿を見た。まるで、パリパリと音を立てて殻を破るように。 終わりを迎え、受け入れることで、人はそれを過去として昇華し、未来へと進める。 この後架とうまくいこうとも別れようとも、この子はもう大丈夫と思わせてくれる、そんな気持ちだった。 結果的にはうまくいき、最後の結婚式のシーンなんかは本当に最高だった。 一方で、あまり好きになれなかった部分もあげておく。 美奈子や真実の母親のキャラクターだ。 小説だから仕方ない部分もあるが、今の自分からすると、リアリティがないというか、さすがにあからさますぎるだろ、こんな人世の中にいる?と思ってしまった。 もちろん一定数はいるだろうけれど、僕が想像する以上の数いる風に書かれてたといいうか、リアルタッチであるが故に意外とこういう人たくさんいるよね?みたいな風に受け取ってしまい、逆にそれが僕にとってはリアリティを失わせていた。母親はまだしも、美奈子とその友達たちは、僕にとってはあまりにもリアリティがないものだった。
0投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刺さるフレーズ多々…。 婚活で進む道を見失ってる人は読むといいかも。 ただ個人的には、その傲慢さって、自分の気持ちを相手にちゃんと伝えてないからってところに全て帰結するんじゃないかと思ったり。 誰とも腹割って話し合いができてない。 ま〜お母さんの場合は言っても仕方ないって側面はあったかもだけども。 「わかってくれないあなたが悪いんだからねっ!」て、いやソリャあんたが言わへんからやろが〜い!と思ってしまう類のやつ(笑)
3投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ嫌な人を書くのがうまいな、と思った。 いい気分で読み進められるわけではないが、しかし読むのを止められない。
1投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真実 何度も、しんじつと読んでしまった。 婚活の話になると私も焦る。 一生一人なんじゃないかって不安になる。 私も傲慢だよな。 自分を見つめるために遠くへ行くのいいな。 刺さらなかった。全然真実に共感できなかったからかな。
0投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログこの歳だとよくあるよな〜って言う嫌な感じを丁寧にいい意味でダラダラ書いている本。結末はあんまり好きではなかった
1投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログこれはグロい!!(褒めてる) 現代の若者の自己肯定感の低さと自己愛の高さの解像度が高すぎる! そんな人たちは、他者と自分を比べ続ける。ずっと自分軸。 だから読んでて「なんでそんなふうに受け取るの?」ってすごくイライラするの!! これが自分を生きづらくさせてるってわかっているのに、SNSからは離れられないし自分を本当に肯定することもできない。 だから婚活でも、相手が何を考えるかよりも何を持っているかで測ってしまう。 わたしはマチアプ婚してて、生存バイアスがあるので婚活の描写に言及するのは野暮だけども ここから抜け出さないと”ピンとくる”出会いはないと思うんだな。 夫に「結婚したかった度は何%?」って聞いたら、 「5000%」って返ってきました。 マッチングアプリでもこんなにズキュンな恋愛できます。
15投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わったあと、胸のドキドキがしばらくおさまらなかった。 自分自身気づいてないだけで「傲慢」は誰にでもあって、それを自分は口に出していい「無神経さ」を感じることもあるし、「善良」は無知でもあるのに「素直さ」はない。 「選ぶ側」だと思っていても「選ばれない」ことだってあるのに、自分の価値を高く持ってしまっていたり。 すごい重みのある文章だった。
7投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ本当に婚活の時は自分の市場価値を棚に置いて、相手にいろんな条件をフィルターして、こんな人であって欲しいと勝手におもいこんでしまう。 でも相手から見たら全然違う景色。本当に傲慢という言葉が相応しい。 婚活している人には心にグサッと刺さる内容だと思う。
2投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ結婚、恋愛観にとどまらず、自らの思考について考えさせられた。 日常生活にありふれている、あやふやなまま深く考えずにいた自他の感情が、言語化されたような感覚。
3投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ結婚を考え出す時期の自分には、刺さる内容だった。 どこかで思ってはいるけど気づきたくないような感情を言語化されて、自分の傲慢さに気付かされた。
2投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ相手を品定めしているようで、実は自分の価値を計っている。 同じように相手からも自分をそういう目で見られている可能性もある事を、頭の片隅に留めておこう。
3投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
緻密な心理描写・心理分析が素晴らしい。 人の「自己愛ゆえの傲慢さ」「世間知らずな善良さ」を暴く物語だが、自分にも心当たりがありすぎる。 容赦無く深掘り言語化する。 「あなたは傲慢ではないですか?」 「世間知らずではないですか?」 「自分の意思がありますか?」 検察官に詰問される犯人のように、読者をたじろがせる程だ。 それと同時に、傲慢でも、善良でも、いいじゃないか、と思った。 傲慢で当然だ。 この先の長い人生、半世紀以上一緒にいるかもしれない相手を吟味して何が悪い。 覚悟が決まるタイミングも人によって様々だ、何が悪い。 自分に嘘をつき、生半可な覚悟で、体裁だけ整える人よりよっぽど正直で良いだろう。 明確なビジョンを持てない、いや、持たない事は、この流動的で不明確な現代に於いては当然じゃないか。 善良で、無知で、結構だ。 この宇宙の全てを理解する事など不可能だ。いつまでも無知な良い子ちゃんで居て何が悪い。 責められるべきは、狡猾さがないと生きていけない社会の方じゃないのか。 飄々と生きる嘘つきの方がよっぽど罪深いだろう。 ああ、恋愛ミステリーの傑作と言われるのも納得。 本当に面白かった。 着想元であるジェインオースティンの「高慢と偏見」も読んでみたい。
3投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ誰しも傲慢さと善良さを兼ね備えている。 婚活で相手を選ぶ時。親が子供の世話を焼く時。 自分や相手の行動に対する心理を深く考えたことはないけれど、この本によって、その真意・真理をあらためて言葉にされると「人間って酷だな」「現実って厳しいな」と痛感させられる。 架目線で見る、真実の過去や失踪に対してはあまり理解できなかったけれど、真実が語る、「いい子で居たいと想う気持ち」や「自分の弱さ・劣等感からくる嫉妬や妬み」などは、共感できる部分がたくさんあり胸が締め付けられた。 女性が持つ辛辣な一面も描かれていて、真実が送別会後に架の女友達に出くわした場面は、読んでいて自分も辛い気持ちになった。架の交友関係を制限することはできないし、自分の嫌いな人たちとも上手くやっていかなればならないと考えている、真実の立場や心境を想うと胸が苦しくなった。 自分で決断して行動することができなかった真実が、今抱えている悩みや、置かれている状況をちっぽけに感じさせてくれる、全く新しい場所と人に出会えて、変わっていった、成長していった様はとても良かった。 最後まで真実は自分の選択が正しかったのか思いを巡らしている様子だったけれど、「きっと彼女は自分の決断に自信を持てるようになったのだろう」「正しかったと思えるように、自分で正解に導いていくのだろう」と思った。結婚に限らず、人生は選択の連続で、誰しも自分の決断に自信を持てなくて、心が揺らいでしまう瞬間はあると思う。でも自分の選択を自分の手で正解に導いていこうとする意思の強さが大事だと改めて感じた。
2投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真実のように誰かが決めてくれたことに素直に従い所謂良い子で生きてきてしまったせいで、ものすごく苦しんでいる今、本作を読んで心にグサグサ刺さりまくった。傲慢で善良な私のことを言っているのかと思った。真実のように大切な人に心配をかけてまで、全てを捨てる思いで、遠いところへ逃げてしまえたらどんなに良いか。結局そこまでの行動力も持ち合わせていないため、これからどうやって生きていけばいいかの答えはまだ無いが、間違いなく私の心に大きなものを残した作品だった。
2投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ1人で生きること 誰かと生きること そこに至るまでの選択 誰だって依存したいし、でも自分で決めたって言えるくらい自立したい。 結婚しててもしてなくても、誰しもが感じていた違和感や孤独感を言語化していて素晴らしかった。
1投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログ辻村深月さんの作品を初めて読んだ。 真実と自分が重なる部分があり、少し心苦しい気持ちになった。 自分の話になってしまうが、私は相手に合わせてしまう性格でお人好しと言われることが多く、最近では自分の意思が本当に自分が思っていることなのか、分からずに悩んでいた。 4年付き合っている彼氏にも自分の考えを主張することができず、モヤモヤすることが増えてきた。 友達に彼氏のことを相談して出た結論、モヤモヤする原因は、相手に自分の考えを言わずに我慢し、察してほしい気持ちがあるからでは?と気づいた。 この本を読んで、自分の家庭環境が真実と少し似ていて、また、真実の性格が自分と似ているなと感じた。 直近の悩みがこの本に集約されていて、やはり今の自分のまま突き進むのは違うと気付かされた。 自分も真実のようになってしまいそうで怖くなった。 日々生活している中で、雰囲気が悪くなったとしても自分の意思は主張していかなければ、自分を見失ってしまうと思う。 だからこれからは、「自分の気持ちを相手にちゃんと伝える」ことを実践したい。 そして、自分の気持ちも受け止めてくれる人たちと共に生きていきたい。
1投稿日: 2025.12.28
