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雫の街―家裁調査官・庵原かのん―
雫の街―家裁調査官・庵原かのん―
乃南アサ/新潮社
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総合評価

41件)
3.9
6
21
7
1
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    色々な問題を抱える家族の事例が出てきた。短編なので、読みやすかった。人間の気持ち、行動って複雑。明日はわが身。

    0
    投稿日: 2025.10.03
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    かつて憧れていた家裁調査官という仕事。分かってるつもりではいたが、めちゃくちゃ大変な仕事なのだと改めて知った。 遺産相続、親権争い、モラハラなど自分とは縁遠いようで、誰しもが家裁にお世話になる可能性がある話ばかりでタメになった。 この作品は家事事件が主だったが、少年事件版も読んでみたいと思った。

    0
    投稿日: 2025.09.29
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    調査官かのんさん、本当に素敵なキャラクター 勉強熱心で、冷静で、人情に厚い 最後の『はなむけ』で感極まった… また続編希望です

    0
    投稿日: 2025.09.17
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    請求記号:913.6-NON https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M024544 <橋本和明先生コメント> 家裁調査官を主人公にした小説で、家事事件についての物語の内容もとてもおもしろいものです。司法犯罪心理学を学ぶ人にも是非読んでいただきたい。将来、家裁調査官を目指そうとする人は必見です。

    0
    投稿日: 2025.09.16
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    いやぁ、調査官ってめちゃ大変。 私だったらストレスで倒れそう~ 人間のエゴや葛藤を見せつけられました。 でも、子を思うお母さんの気持ちには涙。

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    01月-07。3.0点。 家裁調査官シリーズ、第二弾。 九州から異動になった主人公。コロナ禍で苦労しながら業務を進める。 読みやすかった。

    0
    投稿日: 2025.01.17
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     解決することはないまま展開する話が多い。けれども、そこにリアリティがある。  我慾で塗り固められた世界ではあるが、かのんの存在が救いだ。

    0
    投稿日: 2025.01.13
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    家裁調査官・かのん  川崎に転勤 崩れゆく家庭 奔走するかのん 人間 そして家庭のオモテとウラを心揺さぶる筆致で描く

    0
    投稿日: 2024.12.26
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    30代の家裁調査官、庵原かのん 彼女と彼女の扱う相談、離婚調停や遺産相続、親権争いなど、さまざまな事情をかかえている人達。 テレビドラマを観ているようで楽しかった。 続編もあるなら読みたい

    0
    投稿日: 2024.12.20
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    前作は読んでいませんでしたが、問題なく読むことができました。 家庭裁判所の調査官のお話。色んな問題を抱えた人々と関わりながら、解決に向けて奮闘していきます。様々な人間模様を見ることができ、楽しめました。(中には泥沼の……。)大変だけど、とてもやりがいのあるお仕事なんだろうということが伝わってきました。 最後は……、なんだかホッピーが飲みたくなったなあ……。

    5
    投稿日: 2024.10.23
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    家庭裁判所へ持ち込まれた事例7件を庵原かのんが扱う話だが、いろいろな案件があるものだ.遺産相続に絡む「幽霊」、面会交流を求める「待ちわびて」、遺産分割で揉める「スケッチブック」、離婚に絡む「引き金」、子どもの監護の「再会」.慰謝料に関する「キツネ」、内縁関係調整の「はねむけ」.それぞれに上手いタイトルを付けている.どの話もスッキリした解決策があるものではなく、お互いに不満があるものの何とか納めておこうという事例がほとんどだ.お風呂屋に嫁いだ橋場璃子の話「再会」が楽しめた.イタリアで出会った南雲遼太郎は風呂屋さんの跡取り.山形から東京に出てきた璃子には大変な経験だったと想像できる.置き去りにした子どもたちと最終的には再会できたが、若干の問題は残るものの円満解決の事例だろう. かのんの粘り強く謙虚な態度が、難しい相手に次第に潜り込んでいく過程が楽しめた.

    0
    投稿日: 2024.09.30
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    家裁調査官・庵原かのんシリーズ 第2弾 ・待ちわびて ・スケッチブック ・引き金 ・再会 ・キツネ ・はなむけ 九州から川崎へ移動になったかのん。 少年事件から家事事件を扱う部署になり、離婚調停や財産分与などの事案に携わる。 少年事件と違って、生々しい事案もあるが、子への思いや、複雑な男女の関係など、十人十色な人生模様が面白い。

    5
    投稿日: 2024.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「家裁調査官・庵原かのん」の続編短編連作集。 ・幽霊 ・待ちわびて ・スケッチブック ・引き金 ・再会 ・キツネ ・はなむけ の7編収録。 北九州から横浜家裁川崎中央支部への転属、少年事件専門から家事事件全般担当変更、さらに結婚、コロナと多くな環境変化が一気に訪れるところから始まります。 続編といっても前作を読んでなくても、上述したように全く違う環境になっているので問題ないです。 で、離婚、親権、面会などの家庭崩壊問題と遺産、慰謝料などの金専問題がメインです。 少年係を長年していたためか、家庭問題の中の少年少女中心に考え、より良い落としどころを探る主人公の優しさが心地よいです。 職場のメンバーがメインの話はないのですが、少しづつそのキャラもわかるようになってきて、続編にも期待したいです。 それにしてもパートナーの栗林(くりりん)の存在が救いになっていますね。

    0
    投稿日: 2024.05.29
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    家裁調査官、ドラマ等で聞いた事あるが、具体的には何をする人なのか知らなかった。 7つの短編集で、主人公が誠実にいろいろな問題を抱えている当事者に寄り添う姿が丁寧に描かれていた。審判が下ると物語としてはそこで終わりな訳だが、その後、当事者達がどうなっていくのか、読者は思いを馳せてしまう。余韻の残る物語でした。 しかし、主人公、取り扱かった事件を自分の旦那に話すのは良いのか? まあっ、フィクションだから良いのか

    0
    投稿日: 2024.05.27
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    この作家さんはいっつも心の奥にある、何かしらあったかいものを描こうとしていることが分かる。救いようのない現実社会にも、思いやりや心配りというものがあるってことを確信している物語。前作読んでないので今から読みます。

    2
    投稿日: 2024.05.25
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    結構好きなシリーズ。 家裁調査官って職を知らなかったけど、前作は北九州 これは川崎。こんなに転勤が多くて、激務とは。心に寄り添う仕事だから、ストレス溜まりそう…

    0
    投稿日: 2024.05.25
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    家裁調査官という仕事を初めて知り、なかなかにハードな仕事なのにびっくりしました。この本を読んで思ったことは、人間一人ひとりに色んな人生があるんだなぁ〜という感じです。

    0
    投稿日: 2024.04.20
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    ただでさえ重たい話なのにコロナも背景にあり、げんなりさせられる。 主人公も特に面白みがないキャラクターに感じられる。 後半2つの話はまぁ良かった。

    0
    投稿日: 2024.04.16
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    家裁調査官の目を通し、さまざまな問題を抱えた家族を描いた短編集。離婚調停や失踪宣告等、どれもこれもが厄介極まりない案件。だけれど当事者それぞれの思いがあり、その思いをきちんと受け止めて解決策を見つけていく調査官の仕事は本当に大変で、しかし重要なものだと思えました。 お気に入りは「引き金」「キツネ」。どちらも離婚に関わる問題です。幸せなはずの結婚がいつの間にかこんなことになってしまうだなんて、悲しいけれどよくあることなのでしょう。だけどこれはどっちもしんどい……特に「引き金」のしんどさは、傍目には理解されないだけに余計につらいです。そして「キツネ」のとんでもなさもまた凄まじく。ただ、少しでも救われる結末になったのにはほっとしました。 そして「はなむけ」。この真相も胸に刺さります。残された人たちの未来に少しでも希望があるよう、祈るばかりです。

    0
    投稿日: 2024.04.04
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    連作7番目の最後の作品「はなむけ」、泣かされてしまいました。かのんさん、ルール違反しても、みんなを助けました。

    0
    投稿日: 2024.03.23
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    ※ 幽霊 待ちわびて スケッチブック 引き金 再会 キツネ はなむけ 全7話 色々な夫婦関係、さまざまな親子関係、 多種多様な家族の中で生じる家庭内の悩みや 争いごとを調整し、解決に向けて手を尽くす 家裁調査官たちの物語。 1話毎にタイトルの『涙の雫』が伝わってきて、 頬に鳥肌が立って胸が詰まりました。 生きた人と人が関係して起こる争いなので、 各人の主張が真っ向から対立していて、 相容れないものや理不尽に感じるものには 腹が立ち憤りを感じて怒りの感情が湧きます。 通じない言葉にはもどかしさが募り、 諦めや悲しみの感情にも深く共感してしまって 脳の疲労を緩和させたくなりました。 嘘をつく人、人を欺く人、人を利用する人、 自身のことしか考えない人、人を傷つける ことに躊躇も罪悪感も抱かない人、自分以外の 人の感情に思いが及ばない人、さまざまな人が いるけれど、主人公の様に相手の話に耳を傾け、 深く話を聴けたなら、たくさんのすれ違いや 気持ちのわだかまりが決定的な溝や争いになる 前に解せるんじゃないかそんな風に感じました。

    12
    投稿日: 2024.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ2作目。 前作がおもしろかったので、読むのを楽しみにしていたが、ようやく読めた。 いろんな人がいろんな考えで生きているんやなあ。 とにかく大変な仕事だというのが伝わってくる。 当たり前のように食い違う話。ウソ、投げやり、感情爆発、泣く、お金。 読んでるだけで疲れてくるよなあ。しんどい。 でもちょっとしたところから、解決への道筋を見つけていく庵原調査官はすごいな。 ちょいちょい出てくるくりりんとのシーンがとてもよい。ほっこり。 こういうスペースがあるから、かのんさんも頑張れるのだろう。安心できる場所、大事。 当事者たちが最終的にどうなったのかははっきりとは書かれていないが、それがいい。 家裁調査官の仕事はそこまでということなのだろう。 それに次から次へと案件がやってくるからな。 田井氏の案件はさてどうなることやら。続編に期待でいいのかな。

    0
    投稿日: 2024.03.20
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    北九州から川崎へ異動となり少年事件から家事事件全般を扱うことになったかのん。家裁調査官のさまざまな案件に大変な仕事だなと改めて思う。最初のお話と最後のお話が切なかったな。

    0
    投稿日: 2024.03.16
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    庵野かのんシリーズ第二弾です。栗林君と結婚して川崎に引っ越してきました。 劇的な話はなく結構淡々とした連作短編集ですが、こういうのはあまり現実感無くドラマチックにすると途端に痛々しい感じになるので、これくらい淡々としていていいと思います。

    3
    投稿日: 2024.03.13
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    零の町は川崎。横浜地裁川崎支部の家裁調査官庵原かのんは北九州から川崎に異動してきたばかり。家裁の事案は離婚やその後の子供の親権、遺産相続などの揉め事の調停。当然裏には様々なドロドロの人間模様が繰り広げられる。小説ではあるが、おそらく同様のことが実際に有るのだろう。いやぁ実に川崎らしいとか、これは大変だなぁって他人事のように読んでいたが、ふと、このような事例はいつ何時自身の身に降りかかるかも分からないのだと感じ恐ろしくなった。 夫婦も所詮は他人、いや血の繋がった身内だって、なんなら実の親子だって、人間関係の一寸先は闇です。

    0
    投稿日: 2024.02.23
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    子供が出てくる話があって 現実もこのような事があるのかと思うと 切なくなってしまった 大変な仕事なんだと読んでいて思いました

    18
    投稿日: 2024.01.23
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    人は嘘をつく。 その中から真実を見つけださないといけない。 子供が振り回されてかわいそうだ。 「キツネ」「はなむけ」が好き。 特に「キツネ」の子供の気持ちが痛いほど分かる。

    1
    投稿日: 2024.01.10
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    「庵原かのん」シリーズ、二作目。 九州から川崎に異動になり、今度は、 少年係から家事事件を担当することに。 かのんは、異動をきっかけに、 やっと、「クリリン」と結婚。 家事事件のどの事案も、一癖もふたクセもある、 大人たちが登場する。 そして、その陰で傷つく子どもの姿も。 自分を護り、人を陥れるため、 人は嘘をつく。 てんこ盛りの嘘の中から、「ほんとうのこと」を 見つけ出す作業は、心を折るものだ。 家庭の数だけさまざまな問題があり、 どれひとつとっても同じではない。 だが、家裁調査官は、その仕事を投げ出さず、 真っ向から取り組む。 少年事件の時と同じ、 「聴く」ことは変わらない。 もう、いやだ、と思う時もあるだろう。 かのんもそうだが、そんな時、「クリリン」が 醸し出す雰囲気が、救いになる。 私たち読者も、救われる。 人間はさまざまだ。 醜いこともあれば、尊いこともある。 家庭の闇を目の当たりにし、 悪意をもろかぶりすることもあるだろう。 真っ向から向き合う、家裁調査官には、 頭が下がる思いだ。 ここのどの事案も、完全なる解決は描かれない。 家裁調査官が最後の最後まで関わるわけではないから。 前作同様、関係者の今後が、明るいものであることを、 願わずにはいられない。かのんのためにも…。

    1
    投稿日: 2024.01.01
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    切ない話ばかり。 コロナまっただ中のお話で、時代の背景を読んでいるとあの頃の閉鎖的な恐ろしい状況を思い出して震えた。 なんかいろいろ身につまされる話ばかりだったし、週末の楽しい夜に読むモノではなかった…。

    1
    投稿日: 2023.12.09
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    連作7話。それぞれの挿話は完結している。家裁調査官という日常接触のない人の活躍ぶりが窺えて新鮮。感情的になっている人が相手で、プレッシャーとストレスが溜まるだろう。だが、人のためになっている事が実感できることも確か。小説としては、微笑ましい場面も交えながら進んでいくので読む側は疲れなかった。ストーリーは、最後の「はなむけ」がよかった。2023.12.8

    1
    投稿日: 2023.12.08
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     何年かぶりに乃南アサ作品を読みました。私の中で印象に残っている本は、「凍える牙」「しゃぼん玉」「いつか陽のあたる場所で」かな。シリアス系もほんわか系もどちらも面白いですね。  相撲好きが有名です(もちろん観戦が)が蔵前国技館にも足を運んでいたようです。  「雫の街」は女性家庭調査官の庵原かのんから見た人間模様の短編集です。記憶喪失、離婚、親権、不倫、相続他、様々な問題と向き合いながら、人間の悪いところと良いところのバランスをとっていく仕事なのかな。私だとちょっとメンタルをやられてしまいそうな大変な仕事ですね。  今も平和的解決のために実際に調査官として働いている方々に心からエールを送ります!

    6
    投稿日: 2023.11.23
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    続編嬉しい。 結婚おめでとう!!!しかし相変わらず激務過ぎる・・・。 「はなむけ」がちょっと泣けた。

    1
    投稿日: 2023.11.18
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    家庭裁判所で取り扱う内容は、どれもドロドロしたものばかり。でも、庵原かのんの粘り強い傾聴と寄り添いの心で、どの話も円満に解決していく。そこには感動の人間ドラマがあった。背景がコロナ禍であり、よりリアリティが感じられた。登場人物である同僚、上司、パートナーの人柄も良く、家裁の暗い話も、良い方向に行くだろうという安心感をもって読み進められる作品でした。

    1
    投稿日: 2023.11.05
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    乃南アサさんの小説は好きだ。この作品も子どものことを考えている大人がいることが本当に大事でありがたい。 調査官の方々のお仕事の大変さには頭が下がる。何より私もお世話になった時は、自分の事のように怒ってくださる様子が本当にありがたかった。

    1
    投稿日: 2023.10.28
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    『家裁調査官・庵原かのん』シリーズ第2弾。 前作でのかのんの勤務地は福岡家裁・北九州支部。 そこでは少年事件を担当していた。 シリーズ第2弾では家事事件を担当することに。 本の帯には 魑魅魍魎渦巻く人間ドラマ 嘘と誤魔化しの連鎖、調停室に響く怒号、やがてこぼれ出る「家庭の秘密」 と書かれているが なんともはや…、ドロッドロやん! だけど…、かのんはただひたすら『聴く』姿勢を崩すことなく ドロドロの人間関係の中から 一筋の光をみつけ、よりよき道を切り開く努力を惜しまない。 それはもう〈忍〉の連続。 シリーズ第1弾よりさらに濃い内容に うるっときたり、それはしんどいわぁ~と思ったり。 第3弾が楽しみだ。 以前、他の本のレビューにも書いたことがあるが 最近、発行された本には「コロナ」のことが描かれていたり どこかに「コロナ」の気配が感じられる。 ずーっと後になって、その本を読んだらどんな感じだろう、と。 この『雫の街』では 「コロナ」のことがしっかり、はっきり描かれている。 物語の舞台である家庭裁判所は どんな状況であろうと、その扉を閉ざすことはできない。 それが感染症だったとしても 様々な対処、工夫をしてその扉を開け続けてくれたんだ… 私たちの生活に、いや人生に、閉ざされてはいけない場所があった。 そして、”そこ”には”そこ”で待っていてくれる人がいる。 そんな当たり前のことを今更ながら思い起こさずにはいられない。 そんな本だった。

    10
    投稿日: 2023.10.25
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    昔よく読んだ、久しぶりの乃南アサ。簡潔な文体で、急な場面転換でも違和感なく読める。家裁の相談者は皆曲者揃いだが、最後の話しはグッとくる。

    1
    投稿日: 2023.10.12
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    家裁調査官.庵原かのん。福岡から横浜家庭裁判所川崎支部に異動になって、今度は家事部を担当する。夫婦間や遺産相続、親権や子供の監護の問題などを扱う。記憶喪失の人が公開や照会してもどこの誰かもわからず、改めて戸籍を作る「就籍」を知った。その際、誕生日は発見時とし年齢は推定とするらしい。その他離婚や姑舅とのいざこざなどドロドロとした案件ばかりだ。申立人や相手方は嘘をつくこともあり、自分の都合の良い意見も言う。家裁調査官は「聴くこと」も仕事の基本中の基本とし、それを思うと根気強さが必要な職業だと感じた。

    1
    投稿日: 2023.09.17
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    家裁調査官・庵原かのん シリーズ。 今作は、北九州から川崎に移り横浜市家庭裁判所川崎中央支部での連作短篇集。 一筋縄ではいかない癖のあるモンスターばかりを相手にすることになる。 だが真摯に向き合う姿勢は変わらず、かのんならなんとかするだろうと…。 彼女はひたすら当事者たちの話を公平な目で見て問題点を探す。 どこまでも諦めずに解決の道を探る。 しかしながらなかなか大変な職業である。 「はなむけ」が内縁関係の夫と縁をきり、前夫からの家を売り遺産としてお金を少年院にいる2人の子どもに渡すという話が強烈だった。 複雑な家族関係と内縁の夫の事故で上手くいかなくなった生活。 子どもたちは、それぞれに問題をおこしてしまう。 一見、すべてが投げやりで勝手にしろという感じかなと思っていたが、自分の命が短いことを知り、やるべきことは子どもたちにお金を残すこと。 これは、しっかりと話を聞かないとわからないこと。 それを引き出したかのんはやはり凄い。

    48
    投稿日: 2023.08.31
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    裁判所が自分で調査するとは知らなかった。 調査官の良し悪しが結果に影響しそう。 どの人に当たるかは運ですかね。 とはいえ家裁にお願いする前になんとかするのも難しい事ですよね。

    3
    投稿日: 2023.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2023/06/21リクエスト 8 前作の北九州から川崎へ異動になった庵原かのん。 栗林と入籍も済ませ、新しい職場では少年事件から家事事件の担当に変わる。 どれも手強い相手ばかり。 最後の2編、キツネ、はなむけ、が良かった。 血縁はないのに息子を引き取る父親。 余命宣告を受けた母親が、内縁の夫の連れ子と、内縁夫との間に生まれた子の二人に、持ち家を売り現金化して口座に振り込んでやりたい。そのため内縁関係を解消したいという。 どちらの話も、厳しい話が多い中、少し和む。 家裁の調停委員ってこんな感じだったかな、と昔を思い出してみたが、そうではなかったように思う。 本に描かれているようなハートウォーミングな対応ばかりではないとは思うが、確かにハードな仕事だと読んでいて知った。 何件も掛け持ちして、移動した時も、その先で進行中の案件を引き継いでいく。 精神的にも大変だと思うが、やりがいもある仕事なのだろう。 この本がきっかけとなり、調査官を目指す人が増えたらいいなと思う。 本の内容とは直接関係ないが、栗林とかのんの食べる食事、かのんのおやつがどれもおいしそう!

    1
    投稿日: 2023.07.30
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    「幽霊」 「待ちわびて」 「スケッチブック」 「引き金」 「再会」 「キツネ」 「はなむけ」 七話収録の連作短編集で『家裁調査官・庵原かのん』シリーズ第二弾。 第一弾より深みが増し全話面白かった。 前任地の北九州から異動し、横浜家裁川崎中央支部で勤務する事になった庵原かのん。 家事事件を専門とするこの場所に舞い込んで来る依頼はどれも厄介だ。 記憶喪失・失踪・性的虐待・モラハラ夫・離婚・ネグレクト・相続。 あまりにも自分勝手な主張をする輩に何度も腸が煮えくり返った。 そんな中『キツネ』と『はなむけ』には深い愛情を感じ胸が一杯になる。

    2
    投稿日: 2023.07.22