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阿津川辰海 読書日記~かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉~
阿津川辰海 読書日記~かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉~
阿津川辰海/光文社
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総合評価

17件)
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  • 海と青硝子のアイコン
    海と青硝子
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    本当に、ミステリのみならず、読書を愛し抜いていらっしゃるなぁ…その上であの厚みのある世界観のミステリを書かれているのだなぁ…。よくぞ同じ時代に生まれてくださいました。 実は、見出しで紹介された本はほとんど未読なのですが、新しい海外ミステリという私には未知の領域なのでした。この熱い解説を手引きとして、開拓してみようと思います。

    16
    投稿日: 2025.02.02
  • 家計法廷のアイコン
    家計法廷
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリ作家、阿津川辰海の読書日記。 web連載の内容をまとめたもの。 先日続編が出たので、慌てて読み終えた(webで追っているので、実質再読)。 何はともあれ凄い熱量。圧倒的な読書量で、毎月どのくらい読まれているんだろうと思う。 特に嬉しいのは、日本人作家がメインの回でも、毎回必ず翻訳ミステリが紹介されていること。 ガイドブックとしても使えて、非常に参考になる。 続編も楽しみにしています。

    16
    投稿日: 2024.08.22
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    阿津川さんは、ここ最近、好きな作家さんで、相当な本を読んでると聞いたので、読書日記を買い読んでみた。 相当な以上の読書、帯通り、どうかしてるぜ。である。 紹介された本は、海外ミステリーが多いですが、私、少し苦手なので、面白そうだが躊躇気味。ただ法月倫太郎さんについて書かれて、前に読んだ「推理の時間です」で読んだ「被疑者死亡により」が面白くて気になってたタイミングだったので、更に読みたい欲が高まった。 他にも気になる本があるし、まだ購入していない阿津川さんの本も読みたくなりました。

    3
    投稿日: 2024.05.12
  • ともりぶのアイコン
    ともりぶ
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    黒後家蜘蛛の会についての解説が興味深かった。ジェフリー・ディーヴァーとコナンの新作の楽しみ方は納得。

    1
    投稿日: 2023.08.12
  • ひまわりめろんのアイコン
    ひまわりめろん
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    うぴゃぁ 前々から読んでみたかったんですが、最近になって近隣図書館に配架されたので、早速借りてきました うぴゃぁ いやもうすごい熱量です ミステリーがもうとにかく大好きなんだってことがダダ漏れです そしてその熱にあてられて読みたい本が増える増える うぴゃぁ これは、困った 困ったけど、阿津川辰海さんがこれほどまでに熱く語る傑作を読まないわけにはいかんでしょ!って思わせます うぴゃぁ(あ、説明してなかったけどこれ困ったときに思わず漏れるうめき声ね) ただね、あまりに熱くて、一気読みすると胸焼けがすごいw(なので★3w) うん1ヶ月に2回の連載ペースで欠かさずチェックしよう たぶんそのくらいがちょうどいい付き合い方な気がしました うぴゃぁ

    57
    投稿日: 2023.06.19
  • ao-nekoのアイコン
    ao-neko
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    またしてもこれは読んではいけない本でした。タイトルにもあるように、読んだ本の紹介、解説、そしてエッセイで構成されている一冊です。が、紹介されている本の量が尋常じゃない……でもって海外ミステリが多めなので、読んでいない本が多い……チェックすらしていない本も多い……そしてどれも面白そうなんだけれどどうすればよいのでしょうか。私も大概本を読むペースは一般よりは早いと思うのですが。それでも追いつける気がまったくしません。 とりあえずはヘニング・マンケルとラグナル・ヨナソンが気になるなーと思ったのだけれど。ヘニング・マンケル……上下巻が何冊あるのよ! まあ頭の片隅に引っ掛けておいて、そのうち読んでみようかなっと。

    4
    投稿日: 2023.04.19
  • おじょーのアイコン
    おじょー
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    現在も連載中の阿津川さんによるミステリレビュー+解説+α。「入れ子細工の夜」とかでも書名等を挙げてミステリ愛を語っていたけど、こちらでは景気よく次々爆発させていてその熱量に圧倒される。海外物多めなのでそちらには疎いからその殆どにはそうなんだ、位の知識しかないけどたまに読んでいる作品が出てくると嬉しい。熱量に影響されて色々読んでみたくなったけど、ヴァランダーシリーズとかディック・フランシスとかどれだけ時間あれば読破出来るのか。(ディック・フランシスは昔途中までは読んだ)ミステリに留まらない膨大な巻末の人名、作品目索引を見ているだけでも楽しい。いいブックガイドだと思う。

    20
    投稿日: 2023.03.18
  • sayのアイコン
    say
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    面白かった。ミステリ愛、読書愛が深いのは様々な媒体で見て知っていたけどここまでの熱量とは。阿津川先生は小説も面白いけど小説以外のエッセイや解説も上手いので読んでいて心地良い。 今回《新鋭奮闘編》という事なのでまた次もあるかなと期待してます。

    4
    投稿日: 2023.01.24
  • rock12のアイコン
    rock12
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    圧倒的な読書量。最新の物から古典まで幅広い。 読書日記なので著者が読んだ作品についてあれこれ書いてある。誰かが読んだ時の感想が自分と違うのか興味がありこの作品を読んでみた。 紹介されているのがほぼミステリー。ネタバレすることなく作品の良さを伝えている。なので著者の作品に対する熱い想いを強く感じる。

    5
    投稿日: 2023.01.13
  • kurioneのアイコン
    kurione
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    本当に本当に本がお好きなんだなぁ…と、内容云々より時折ただただ微笑ましい気持ちになった。 海外ミステリの紹介が多いので、私にはそんなに楽しめないかも…という不安も数ページで消え去り、あっという間に付箋だらけになった。 というか、海外ミステリに詳しくないぶん、知らない面白そうな作品ばかりで困った。これはしばらく大変だ。 後半は他作家さんのあとがきや、紙媒体になっていない短いインタビューもあって、作家本としても楽しめる。 共感しきりだったのは2箇所。 「ディック・フランシスは、今の私でいう、ジェフリー・ディーヴァーや「劇場版名探偵コナン」のような楽しみ方をされていたのではないか?」 そう。出たら必ずチェックする。結局最高作はアレだよね、なんて仲間と毎回同じような話をだらだらする。それが楽しい。 「〜何が原因かハッキリしないこともあります。どんな本を読んでも目が滑ったり、すぐ寝落ちしてしまったりする時、「あれっ」と初めて気付くのです。」 この目が滑る&寝落ちするっていうの、私だけじゃなかった!なんだか嬉しい。 私の場合は、児童書とか短編、またはお気に入りの既読作品を読むとだいたい復活します。

    3
    投稿日: 2022.12.11
  • youkeyppのアイコン
    youkeypp
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ここまで読む人は、もしかしたらいるかもしれない。  けど、ここまで書誌的にデータを残して書く人となると、どうだろう。どれもこれも楽しく語っているところが良い。

    1
    投稿日: 2022.11.09
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    渡会淳史
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    夜中に「何故、僕は今までディック・フランシスを読んでこなかったのか!」と悶絶した他、デイヴィッド・ピース、恩田陸、ジェームス・エルロイ、、、読みたい本がどんどん増えすぎて。 このくらいの熱量がないと、プロにはなれないんだろうなと、ただ圧倒される。

    4
    投稿日: 2022.10.16
  • karaku02のアイコン
    karaku02
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    色々読んでみたい本ができた。 作者は本当に読書が好きなんだなあ、という感想。 読了後、気づいた。阿津川さんのミステリー読んだことなかった。後れ馳せながらこれから読もうと思います。 今回気になった本の後になるかも、、、

    3
    投稿日: 2022.10.09
  • fukayanegiのアイコン
    fukayanegi
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まことさんのレビューからポチっとゲットした一冊。 これはまたとてつもなくすごい本を手に入れてしまった。 若干28歳(かな?)の若手作家によるミステリ愛ほとばしる書評・解説・エッセイ集。 何かの解説で見ていたことがあったのは『オクトーバー・リスト』と『レイン・ドッグズ』でした。 これらの解説を読んでフラグを立てていた自分を褒めたいぐらい。 何がすごいってこの年齢にして古今東西のミステリを押さえ、完璧なまでのクリティー評を備え、ディック・フランシス、ヘニング・マンケル、D・M・ディヴァインの攻略を記すことができ、泡坂妻夫、土屋隆夫、鮎川哲也にまで通じながら、伊坂幸太郎が入口だと言う圧倒的な土台。 この作品の解説にあれを当ててくるかぁ、なるほど読んだことないけどあの系譜なのね、そうそうあの作品はそう読むよね(指示代名詞ばかりで意味わかんないですね)、ともう関心しきり。 海外ミステリ好きなら絶対読むべき。 刺さること間違いなし。 もちろん国内ミステリ好きも。 著者のミステリ作品は実はまだ読んだことないのだけれど、もう既にファンになってしまった。 むしろ敵愾心すら感じる(どの分際でw)。 青崎有吾?、斜線堂有紀?、近いうちに読むさ。 R・ゴダードやT・H・クックは読んだことあるかい?(あるんだろうなぁ。。。) と何か一人でムキになってしまいました。 そして、読みたい本が100冊は増えましたとさ。

    30
    投稿日: 2022.10.09
  • take9296のアイコン
    take9296
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    ネットで連載されていた読書日記がまとまった。著者の作品は未読で、他の作家の作品もほとんど読んだことがない。それでも、例えば、ヴァランダーやショーン・ダフィに対する熱量で読ませる。ジャック・リーチャーやハリー・ボッシュのシリーズを「普段づかい」というのは、絶妙な表現。

    3
    投稿日: 2022.09.05
  • まことのアイコン
    まこと
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    買ってよかった本です。 冒頭で著者は、デビューから5年で「小説以外」の原稿をまとめた本を作っていただけたと感謝の意を述べられています。 第1部の「阿津川辰海は嘘をつかない」では、阿津川辰海読書日記について2020年から2022年まで35回分を全文収録。 第2部「解説子の記憶」はその名の通り「解説」編全十本。 第3部「創作の種は日常に潜む」は「エッセイ」編。 作品についいての語りが面白すぎて、あまり得意でない海外ミステリーも凄く読みたくなる作品ばかりでした。 例えば、第14回「ディック・フランシス「不完全」攻略」は、一度も読んだことがなく、これからも読むはずのなかった作家ディック・フランシスに非常に興味を持ちました。 第19回「ヴァランダーは、われわれと共に生きている」 では、ヴァランダー・シリーズも全作レビューが載っていて何て面白そうなんだろうと大興奮しました。 もちろん、日本のミステリー作家も数多く載っています。 もう後半、面白そうな本が多すぎて付箋を貼る手が止まらなくなりました。 全編、ミステリー愛に満ち満ちていて、海外ミステリーの好きな方は絶対面白いと思うはずです。 ブックガイド好きの私が今までに読んだミステリーのガイドブックでは1、2を争う面白さでした。 これは買って大成功、本当によかったと思った本です。 もし、このレビューを読んでくださり面白そうだから図書館で借りようかなと思った方がいらしたら、この本は購入されることをお薦めします。 私はわけわからないくらい付箋を貼りましたが、この本で気になったところをメモしようと思ったら「これもこれも、全部既読のものばかりだよ」という方でない限り、メモするのがめんどくさくなる程、大量の作品が紹介されていて内容が濃いです。 ご興味を持たれた方は、本屋さんで確かめなくても、Amazonにとんで、ポチっても大丈夫だと思います。 私も買っておいてよかったと心から思いました。 ミステリーファンには一押しの一冊持っていて損はない本です。

    80
    投稿日: 2022.09.03
  • 光文社 文芸図書編集部のアイコン
    光文社 文芸図書編集部
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    大好物のミステリーを食べて、こんなに大きくなりました 一日一冊以上のペースで爆読する若手屈指の本読み作家が語り尽くした大好きな本の話。アガサ・クリスティー、綾辻行人、エイドリアン・マッキンティ、伊坂幸太郎、ジェフリー・ディーヴァー、恩田陸、ディック・フランシス、法月綸太郎、ヘニング・マンケル、山田正紀……など総勢362名、1,018作品を取り上げた偏愛ミステリーガイド。この熱量と文字量、どうかしてるぜ。

    3
    投稿日: 2022.07.27