
総合評価
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小学校5年生のとき、ぼくは魔女に出会った 学校の階段の踊り場、黒い服、尖った帽子、肩に黒ツグミ どの小学校にも魔女か魔法使いが一人いるらしい その魔女はきかせたがりやの魔女 話を聞いてくれるだけでいいという ぼくは… 七月のこと:踊り場の魔女 …小学校にふさわしいはじめての魔法を相談された四年生のケンジ ←ダンシング!イラスト楽しい 九月のこと:はずかしがりやの魔女 …自分のからをやぶる課題を与えられた魔女。 三年生の小柄なシュウは秘密の場所で気配を感じる ←木陰の小さな思い出 十一月のこと:ひげの魔女 …こっそり学校を抜け出していた二年生のミカ。学校に戻ると、みんなが時間が止まっていて、その呪いを解くには…? ←楽しくなっちゃうよね! 一月のこと:タワシの魔女 …やんちゃな一年生のリミコ、シンタにいじわるしたりでしゃばったり、いつもにぎやか。ある日、魔女を怒らせちゃって ←少しだけリミコがかわいそうかも。でもまあ、魔女怒らせちゃったから 三月のこと:しおりの魔法使い …六年生のナオキは本にはさまっていた魔法使いを助ける。願いを叶えてくれるというが? ←願いが叶うのも叶えてもらうのも、大変なのだ 一年あとのこと:きかせたがりやの魔女 …きかせたがりやの魔女とクロツグミがあらわれなくなって、春休み。ぼくは、きかせたがりやの魔女に連れて行かれた景色を見つける ○少しずつ、きかせたがりやの魔女に近づく感じ ○自分たちの通う小学校にはどんな魔女、魔法使いがいるのかな!
8投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ絵に惹かれました。 私が想像する魔女とは違いました。 この魔女さんの話を私もきいてみたいと思いました
0投稿日: 2022.03.27
powered by ブクログ岡田さんの作品が1番好き。 いつのまにかその世界に入り込んでる自分がいる。本当にすごい。 私が好きなお話はひげの魔女。
0投稿日: 2022.02.24
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なんとなく東京子ども図書館のおはなしの部屋の記憶が掘り起こされるおはなしでした。 たいていの小学校にその学校の魔女か、魔法使いがいる。 なんだかそのフレーズを聞いただけで、その魔女たちを統括するのは岡田淳さんだと思ってしまった。 読後には満足感と、想像の方向性は良かったという確信が残る。 この本はもしかすると916分類かもしれない(笑) 「踊り場の魔女」4年生の男の子ケンジ 7月 たしかに「踊り場」って不思議なワード。誰も踊らないのに踊り場。 小学生に「踊り場」って言っても通じないことがよくある。説明すると大抵「踊るのー?」といって軽く踊り出す。設計上のスペースの問題で存在してるんだろうけど、今まで何度か階段の1番上からコケた子が踊り場まで転がり落ちたって話を聞く。踊り場がなかったら無傷で済んでないよなーと思ったりして、じゃあ踊り場じゃなくて、受け止め場じゃあないか。なんてどうでもいいことを考えたりもしてきたが、今回はしっかり「踊る」。なんと楽しく陽気な魔法でしょう。かなりスパッと簡潔で爽やかな話。 そしてきかせたがりやの魔女と出会う大事な章。ファンタジーの中にあって鳥マニアの主人公(4年生)は少しリアル。すっごい虫マニア、すっごいサメマニア、すっごいヘビマニア…etc.魔女や魔法使いよりも高い確率で小学校には必ず何人かいるからね。そして彼らは学校の不思議と遭遇しても不思議ではないオーラを持っている。 「はずかしがりやの魔女」3年生の男の子シュウ 9月 課題は「己のカラを破ること」。ほんとのところ、突発的で「つい」みたいな感じもあって、課題をクリアしたか微妙なとこだけど、シュウと並んで座ってる魔女がカワイイからヨシ。 しかしクロツグミ元人間説はなかなかサイコホラー的思考であって、「ぼく」の闇を見た気がした。サイコホラー児童文学。ニュージャンル。 「ひげの魔女」2年生の女の子ミカ 11月 クロツグミがけっこうガッツリしゃべってサイコホラー説が有力かに思えたが、どうやら元人間ではないらしい。そしていま、主人公の小学校には魔女も魔法使いもいない。不在の学校を選んでチヨジョは来たらしい。 予想外に昼型生活の彼らを、夜に6時間拘束するというブラック体質な報告会でけちょんけちょんにやられた今回のおはなしの魔女。 ブラックなのに飲み食いは自由というアメリカンなミーティングの後片付けを担当して寝不足とイライラマックスだったのにけっこうデカ目の魔法をキメる彼女。 するとちょっと学校から脱走してて1人だけ魔法にかかってないラノベ主人公的小2女子が、ちょっとした勘違いから自分しかみんなを助けられないというよりラノベ的設定に話を転がす。 その魔法解除キーワードが、のちに今回の魔女の通り名となる「ひげ」。いや、小2女子にその解除方法は結構ハードル高いよね。廃校寸前校とかじゃないと…。でも最後の2捻りがかわいらしくって、短いハードワークの話をうまく締めてます。キンモクセイ。 「タワシの魔女」1年生の女の子リミコ 1月 この章は「我が我が」系女子リミコにふくらはぎを踏まれたと因縁をつける懲らしめ系女子「タワシの魔女」のおはなし。いやしかし、透明になって運動場に広く平たく寝転ぶって、そりゃどっちかというとおまえさんが悪いよ。 今回はチヨジョさんとぼくの話の方が濃いめだったような。 魔女の部屋で食べるカレーライスなんて絶対美味しい。私なら月2くらいで食べてる給食カレーと同じ味だったとしても絶対に「むふーー‼︎魔女カレー旨し‼︎」ってなってるのに、正確に味判定ができているあたり「ぼく」はなかなかの冷静ボーイ&グルメボーイ。 おはなしを「そりゃまあ」で始めるチヨジョさん。作文指導でたまに繰り出される変化球みたい。読み初めで「おや?」と思わせることが大事なんだよね。 「しおりの魔法使い」6年生の男の子ナオキ 3月 ナオキに「乱雑です」と即答されないように夏休みにしっかり司書室を片付けようと、本筋と全然関係のないことを個人的に心に決めた章。 古い本に挟まってた「しおりの魔法使い」が、100年ぶりに引っ張り出してくれたナオキに、お礼に願い事を叶えてやろうという流れ。 100年前の本が書庫に!という個人的驚きはスルーされ、主題はナオキの願いへ。 お姫さまと村娘。ビジュアルじゃなくて中身なら「村娘下の下」=「お姫さま上の上」説。そうだろうなー。いや、まてよ。過剰に守られた環境で育った子は、むしろ欲も邪な心もない純真無垢な仕上がりになる説はどうするんだ。などと関係ないことを考えているうちに「ーこんなところに百年も挟まっているような魔法使いに、いったいなにをのぞめばいいのだ?」という厭世的な思考に陥ったナオキが願いを無駄遣いしてしまった。 しかしシュールだけどかわいくて美しい、クスッと笑えるラストはさすが。 今回は魔法使いが牛乳瓶サイズ(この辺の表現が小学生がスムーズに想像しやすくていいなー)だったので、おはなしが始まったページから床が地続きになってるイラスト。それがラストの不思議のイラストが際立たせていてとても素敵です。そして「お!あいつおるやん!」っていう笑いもある。 しかし、このおはなしを聞いた後「ぼく」に衝撃が走る。 どうやらこのおはなしが最後で、もう二度とチヨジョさんもクロツグミには会えないらしい。 「きかせたがりやの魔女」 5年生のぼく 会えないと思っていたのに素敵な偶然によって再開を果たす。いや、それは必然だったのだよ。系のはなしが大好きですが、ほんとに素敵なオチというか。児童書なのにこの満足感はなんだろう。「チヨジョさん、ぼく、五年生だったんだよ。」 「いそがなくても……」って1人になったら絶対唱えてみよう。
0投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ小学校には魔女か魔法使いがひとりいるんだって。それぞれ個性的な。お話をきかせたがる魔女と5年生のぼく。チヨジョさんはいい聞き手に出会ったな。この本を読んでいると自分も魔女にお話を聞かせてもらってる感覚になる。この本の読者もチヨジョさんにとってはいい聞き手だってことだね。
0投稿日: 2021.07.08
powered by ブクログ岡田淳さんの、前に読んだ『選ばなかった冒険』が結構怖かったので、今回も怖かったらどうしようと心配しつつ読んだのだけど、全然怖くなかった。そして面白かった! 小学校に住む魔女たちのお話を色々聞かせてくれる。踊り場の魔女、ひげの魔女、タワシの魔女、しおりの魔法使いなど。どれもなんだか出会えそうな方たち。 それぞれの学年の目線から、小学校の空気を思い出させてくれる。構成もお見事で爽やかな読後感でした。 はたこうしろうさんのシンプルなモノクロ絵が、作品にとても合っていて素敵だった。タワシの魔女が一番好きだったな。 しおりの魔法使いに、一体どんな愛の物語があったのか気になる(笑)
4投稿日: 2021.01.04
powered by ブクログこの方の学校を舞台にした不思議な物語は、どうしてこうも面白くワクワクするのだろう。まるで本当に魔女と友達で、話を聞かせてもらったみたいだ。魔女が突然現れて、魔女と小学生のお話をしてくれる…どれも本当におもしろい!きかせたがり魔女、定年してるようには見えない(笑) こんな魔女に会えると楽しいだろうなぁ。
5投稿日: 2020.08.18
powered by ブクログ岡田淳ワールド全開で相変わらず学校を舞台にしたちょっとふしぎな話は素敵。 惜しむらくは岡田淳本人がイラスト描いてないところかな。この人の物語はこの人の絵があって余計に雰囲気を作るから独特の世界観があって好きやのに、ちょっと挿し絵がポップ過ぎるから個人的にはかなり魅力が削がれてると思った。 魔女についても「年配の」とか「おばあさんと呼び掛けるか迷った」とあるのに挿し絵は明らかに若いしスマート過ぎる感じ。
0投稿日: 2020.08.13
powered by ブクログ楽しんで読めた 本を読む本来の楽しさって こーいうのじゃないかなぁ と 思ってしまった(●´ω`●)
0投稿日: 2020.06.10
powered by ブクログたいていの小学校には、魔女や魔法使いがいる。 そんな魔女たちの不思議で楽しい話を語るのは退職した魔女。 話をきいてくれるだけでいいと言う魔女の目的を知った時、ニコリとさせられる。
2投稿日: 2020.02.04
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とても面白かった!こんな魔女に突然会ったら楽しいだろうなあ。 小学校に魔法使いや魔女がいる、なんてきいたことない設定。楽しい。 話に出てくる魔女や魔法使いも色々で、すっきりした、でもなにか味のある線で描かれたイラストと相まって、魅力倍増。 運動場になってぼんやりしてみようとする魔女とか、 そんな魔法あるの!?って感じ。 語りきかせの魔女の話はそれからも増えていくのかな? いやあ、あたりな本でした。
0投稿日: 2019.07.18
powered by ブクログ小学校には魔女や魔法使いがいる 天然退職した魔女って?! 岡田淳さんのお話、設定が楽しい さらっとしていてファンタジックで でもきっとありそうで 楽しいお話ありがとうございました はたこうしろうさんのイラスト 好きです でもどうみても定年退職した魔女には見えません ≪ 小部屋には お話をする 魔女がいる ≫
0投稿日: 2019.04.27
powered by ブクログ魔女にも、種類があるなんて知らなかった。恥ずかしがり屋の魔女、なんか応援したくなる‼️私も、魔女の話きいてみたい❗️
0投稿日: 2018.08.02
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たいていの小学校には魔女や魔法使いがいるらしい。・・・とは、ぼくがある魔女に聞いた話だ。 これは20年以上前、ぼくが小学生だった時に出会った魔女に聞いた、魔女と魔法使いの6つの話だ。 小学五年生の1学期、ぼくは魔女に出会った。忘れ物を取りに帰って、一人急いで図工室に向かっている時だ。つばが広くて先が尖った黒い帽子、黒っぽい服、真っ赤な口紅、青いアイシャドウ・・・のどう見ても魔女の格好をしている年配の人が、両手のひらをぼくに見せるようにしてうなずいた。 「わかっている。あんたはいそいでる。でもいそがなくてもだいじょうぶ。わたしといっしょにいる間、[学校の時間]はとまっているから。」 しゃべるクロツグミ(オス)を連れて、ぼくを魔女の部屋に連れていく。そして、魔女や魔法使いの話をするのだ。 2ヶ月に一度やってくる魔女は、踊り場の魔女、恥ずかしがり屋の魔女、ひげの魔女、タワシの魔女、しおりの魔法使いの話を聞かせてくれた。 そして、最後に、自分の話、聞かせたがり屋の魔女の話をしたのだ。
0投稿日: 2018.05.28
powered by ブクログたいていの小学校には、魔女か魔法使いがいるらしい。 ストーリーテリングの魔女が聞かせてくれる、魔女と魔法使いのお話し。
0投稿日: 2017.10.05
powered by ブクログたいていの小学校には、その小学校の魔女か、魔法使いがいるよ。 ー踊り場の魔女 チヨジョさんの話はどれも面白かった! “ヒゲの魔女”の話が特にお気に入り。
2投稿日: 2017.04.23
powered by ブクログきかせたがりやの魔女 岡田淳 偕成社 小学校には魔女か魔法使いがすんでいる 魔女はあだ名で呼ばれる 主人公の魔女はクロツグミをつれたチヨジョさんという 100歳で定年した後で 小学校に一年間だけ舞い戻り 一人の小学生 多分著者の岡田さんをつかまえて ストーリーテリングを隔月ですることにしたようです その六回の話を綴ってのがこの本になりました その一年後岡田さんは中学生になり ある日偶然に電車の窓からチヨジョさんの家を突き止めます 再開した二人は・・・
0投稿日: 2017.04.11
powered by ブクログほとんどの小学校には魔女がいるらしい。 そうとは知らない時に自称定年退職した魔女が突然現れて、 「いそがなくてもだいじょうぶ。わたしといっしょにいるあいだ、<学校の時間>はとまっているから」 とそこいらの壁に魔法でドアを作って 「この部屋の中で話をきいてくれるだけでいい。いやならいつでももどれる。ひとこと、いやだといえばいい。」 なんて言われても、俺ならなかなか入れないなw この主人公は、魔女といっしょに現れたしゃべる黒ツグミと少しでも長く一緒に居たくて一歩を踏み出すわけだけど。 この魔女が定期的に主人公の前に現れては、他の学校の魔女のお話を語り聞かせるんだけど、それがまた面白い。 魔女の世界も色々あるんだねぇ。 この魔女が何でこんな事しているのかって理由がかわいいw 定年退職した魔女がどんなお話をしたのか気になったら読んでみるといいよ。 俺は”はずかしがりやの魔女”のお話が一番好きかな。
0投稿日: 2017.04.07
powered by ブクログ「踊り場の魔女」「はずかしがりやの魔女」「ひげの魔女」「タワシの魔女」「しおりの魔法使い」「きかせたがりの魔女」とても面白い。ひげの魔女が好きかな。タワシの魔女にはとても同感した。
0投稿日: 2017.01.26
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岡田淳さんだからね。あったかくて面白い話だった。絵はどうして岡田淳さんじゃなかったんだろう?私、淳さんの絵、大好きなのに・・・もっとも、この絵の魔女は素敵だった! ストーリーテリングをする魔女って設定が読んでてすごいって思った。
3投稿日: 2016.12.13
powered by ブクログ知らないだけで、小学校には魔女がいる。 小学校の魔女のお話。 さすが岡田淳さん。読みやすいし、引き込まれるし、語りかけがすばらしい。とてもおもしろかった。はたこうしろうさんの絵もとてもいい。
1投稿日: 2016.11.29
powered by ブクログたいていの小学校には、魔女か魔法使いがいる。 「踊り場の魔女」 「はずかしがりやの魔女」 「ひげの魔女」 「タワシの魔女」 「しおりの魔法使い」 「きかせたがりやの魔女」。 うん、「踊り場の魔女」が好きかなあ。 いやあしかし、きかせたがりやって、ストーリーテリングのことだったのか。
1投稿日: 2016.11.21
powered by ブクログ鳥が好きで、鳥の図鑑をみるのが好きってくらいで、他に特に変わったところもないぼくのもとに、突然魔女が魅力的な(ぼくにとっって)くろつぐみを連れてあらわれる。 そして小さな、不思議で素敵な、魔女や魔法使いのお話しをぼくに聞かせたがる。ぼくも最初は不思議に思ったのに、だんだん魔女とつぐみに会える日を待ち遠しく思うようになる。。 最初はぼくとおはなしの中に出てくる小学生たちに感情移入して、だんだん魔女を受け入れるぼくと、不思議を受け入れる小学生たちを羨ましく思いながら読み進める。けれど5つ目のお話しの後、どうしてこの魔女が、ぼくにおはなしを聞かせたがったのか、ちょっとおしつけがましくて、オーバーなしゃべりかたの魔女がなぜ? それがわかると、今度は自分が魔女だと気づく(笑) 読み聞かせや語り手のママたちは、読んでみるといいかもしれませんよ。 魔女が聞かせるおはなしのいくつかは、作者が雑誌などにすでに発表したもののようです。そこに書き下ろしも加え、こんな楽しい本にまとめてしまうなんて、まさにストーリーテラーですね
0投稿日: 2016.09.13
