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ナポレオン 3 転落篇
ナポレオン 3 転落篇
佐藤賢一/集英社
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総合評価

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    読了。壮絶な人生だった。 解説で松嶌明男北海道大学大学院教授が指摘しているように、徹頭徹尾ナポレオンに寄り添いながら心情を描いているのが、とても良かった。

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    投稿日: 2024.08.12
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    読んだ本 ナポレオン3転落篇 佐藤賢一 20240204  約1か月かけて、全三巻読了。充実した時間になりました。  これまでの感想と同様、ナポレオンという人物の矮小さを描くことで、ナポレオンという人が歩んだ軌跡を身近に感じさせて、単に歴史を追うだけの歴史小説ではなくなってます。  しかし、離婚しないのも離婚するのも自己中心的だし、周辺地域を併合するのもただの傲慢だし、ナポレオンの人生がこのような英雄譚になった幸運が重なった偶然のようにも思えてくる。  でも、皇帝の位を剝奪されてエルベ島に流されるシーン。絶頂からどん底に落とされた残酷なシーンも、ナポレオンの恥を顧みないなりふり構わなさが滑稽で、救われた感じでした。  これが、フランス革命から続く歴史だとしたら、外国に捌かれたためか、ギロチンではなく流罪で済んだのもよかったな。  しかし、また王政に戻り、それが覆され、この後のフランスもどう決着したのか気になります。  ちなみに、今朝、映画のナポレオンをもう一度観に行ってきました。行きの電車で読み終えて映画に臨む。前回全然理解してなかったことが判明しました。そりゃ1か月かけて読む本と3時間弱の映画では情報量違いますよね。解釈なのかもしれませんが、大分エピソードも簡略化されてたし。

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    投稿日: 2024.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    フランス在任中はフォンテーヌブローに住んでいた。世界遺産の宮殿があり、ブルジョワの街。もともとはフランソワ1世の居城であるが、歴史的にはナポレオンの居城として、数多くのエピソードを持っている。有名なのは、ジョゼフィーヌと隣り合わせの部屋の間のドアを塗りこめて通れなくして離婚の布石を打ったり、ローマ教皇を幽閉的に住まわせたり。一番有名なのは、皇帝を退位してエルバ島に流されるときに、この宮殿から階段を下りて去っていったというエピソードが有名。訪問者を連れて何度も訪問した思い出があり、展示物も含め、ナポレオンはとても親近感のある人物。なので、個人的な関係もあるが、この大河小説、期待通りの素晴らしい出来栄えだと感じた。 この長大な小説は、これらのナポレオンの生涯に渡るあらゆるエピソードを詳細に取り上げながら、佐藤さん特有のキャラ立ちと巧みなストーリー展開で、極めて魅力的なナポレオン像を打ち立てたことに特色がある。 ナポレオンというと独裁者とか冷酷とかのイメージがあるが、佐藤さんにかかると、ナポレオンは天才肌ではあるが憎めない奴に大きく変わる。それは他の登場人物も同じで、サトケンワールドと呼ばれる面白さがある。 多くの語るべきエピソードから1つだけ挙げるならば、エルバ島から脱出し、復位して決戦に臨んだワーテルローの闘いを挙げよう。この敗戦でナポレオンは歴史の舞台から姿を消すが、この最後の山場、なぜ負けたのかについて、佐藤さんの重要な考察にはとても驚いた。具体的には言えないが、人間ナポレオンの弱さを心痛く感じてしまった一瞬だった。 年末年始、他の本も読みながら、約1ヶ月に及んでしまったが、貴重な読書体験ができ幸せだった。

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    投稿日: 2024.01.15
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    ナポレオンに寄り添う視点が時に響いてくるし、時に臨場感が伝わってくる。phenomenon。フランスでは差し詰め、坂本龍馬のような存在か。 帝王でありながら、前線で指揮をとる。こんな英雄、もう居ない。 フランス革命と、レ・ミゼラブルなどと比較しながら読むと、フランスの激動期が多角的に理解出来そう。

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    投稿日: 2023.08.05
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    ナポレオンの生涯の最終盤。 前巻までの飛躍が一転、政治生命に転落が訪れる。 ナポレオンが皇帝の地位を確かなものにするためにジョゼフィーヌと離婚、オーストリアから皇妃を迎え、子にも恵まれる。 しかし、ロシア遠征でモスクワまで攻め登るも、モスクワの大火のため、退却することに。退却途中にロシア軍から攻め立てられ、敗北を喫する。 それを機に皇帝位を奪われるも、その後の王政復古の政権も長く持たず、ナポレオンは再度皇帝位につくことに。 近隣諸国との戦争を戦うが、ワーテルローの戦いで負け、フランス皇帝の地位を退位させられる。その後はイギリス亡命を試みるも、イギリス領セント・ヘレナ島に送られその生涯を終える。 波瀾万丈で、浮き沈みの激しい人生である。偉人の中でもさらに異色の経歴、業績を残した人物なのだと知った。

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    投稿日: 2023.02.04