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見知らぬ人
見知らぬ人
エリー・グリフィス、上條ひろみ/東京創元社
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総合評価

64件)
3.6
10
26
19
9
0
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    2020年MWA賞最優秀長編賞受賞作品。 イギリスの古風な学校の英語教師のクレア、クレアの娘ジョージア、担当刑事インド人のハービンダー。この三人の目線で事件が語られて行く。 現代イギリス文学にゴシックホラーが重なったような作品。 最後まで犯人が誰か判らなかった。ぞくっとする結末! こわいー! 着るもの、使う香水、読んできた本で階級やその人の人生が見えてしまうのが、いかにもイギリス的。 そして、美貌で強がりなクレアも、マイノリティ要素を集めたかのような強いハービンダーもすごくかっこいい。 続編があるようなので、それも読みたい。

    0
    投稿日: 2025.08.08
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    結末まではまぁ面白かった。 人の日記を読む、その日記に書き込みをする。警察を翻弄する犯罪もやってのける。 その間も誰からもノーマークで、何食わぬ顔で生活を続けている。 犯罪者としてレベル高い、そんな人物が なんで最後に、あの行動なのか? 今までたくさんチャンスがあったのに、どうしてあの家まで来たのか、必然性が無いように思えた。 警察の行動もイマイチ。 保護対象を避難させる際も、駅で見送るだけで現地での到着を確認しない。道中、普通誰か付いていくだろう。 犯人はこの人物しかいない!と思いながら読んでいたが、動機がまったく分からなかった。 最後の展開がけっこう雑で残念。

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    話自体は、退屈せず読了できた。 フーダニットとしても悪くないし、繊細に紡がれた作品だと思う。 イギリスの国民性のようなものも見えて面白かった。 ただ個人的に苦手なところがちらほら ●超自然的な出来事がでてくる ●作中作は名作みたいに書いてあるけどこれ面白いのか…? ●そもそも訳が硬くて没入できない… 超自然的な表現があるのはいかにもイギリスらしい。 ただ、みんな素直にその現象を受け入れすぎているような気がする。刑事ですら。 また、ラストにストーリーの核である架空の作家の書いた『見知らぬ人』があるのは面白い仕掛けだけど、そもそも名作というほどなのか分からなかった。 そもそも、イギリスにはホラーもミステリーも素晴らしい作家がたくさん実在するのに、わざわざ架空の作家を拵える必然性がないと思う。歴史が好きだからかもしれないけど、架空か…とちょっと興ざめでした。 主人公のひとり、ハービンダーがインド人なのは良かった。イギリスでは珍しくないのか、ことさらに言及するシーンもあまりなく自然だった。(そういえばハリーポッターにも) 翻訳は、ちょっと硬かった。 だれのセリフか分かりにくい箇所がいくつもあったし、繰り返しになってたりでもやもやしたり。 なんとなく引っかかってしまって、没入できない。 うーん。 ハービンダーは好きだが次作は読まないかなあ。

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作中作がある話は好きだけど、発生した事件との繋がりがあまり実感できなかった。ホランドにまつわる謎もあまり重要なわけではなく。 犯人は意外だったけど、動機とかはあまり納得できず。 解説では敢えて謎を残してあるみたいなことが書いてあったけど、個人的には謎を残されると不完全燃焼だなぁと感じた。 犬が一番いい。

    0
    投稿日: 2025.04.05
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    語り手になる人々の描写が丁寧でイメージしやすかったしその人に感情移入し一緒にドキドキ出来た。はじめはなかなか読み進まなかった。だけどどんどん引き込まれて派手な推理やトリックではないけど最後はドキドキして一気に読めた。

    0
    投稿日: 2025.02.05
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    2025年1冊目。 伝説的作家ホランドの短編小説にまつわる殺人事件なのか?ということだけど前半はその話に入って行けなくて進まず。ハービンダーが出てきてピリっとする。そして意外な犯人だった。ハーバード(犬)の存在に癒される。サモエドカフェに行きたいな。昨年読んだ窓辺の愛書家が良かったので読んだが、こちらを先に読むべきだったかな。

    0
    投稿日: 2025.01.05
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    ざっくりと一括りにしてしまうのは甚だ乱暴かつ恐縮ながら、ここからもうひとひねりふたひねり、というところで意外やあっさり素直に終わってしまい、職人芸に欠けると思わされる物語が欧米のミステリーには少なくない中、この作品については良い方に期待を裏切り、しっかり骨太の構成で成り立っていることを見せつけてくれた。 主要人物たちのキャラクター造形という点ではぽやっとしている印象もあるが、プロットは実に巧みで、作中作も有効に活かされている。 いかにも英国らしい、どんよりした空模様が似合いそうな雰囲気を醸し出しているとも言える。 シヴィアな読み方をすれば瑕疵は色々と出てくるが、充分良質なパスタイムではある。 ひと段落、という誤用が訳文にあるのはいただけない。

    0
    投稿日: 2024.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろいはおもしろいんだけど犯人の動機をきいてもなんかあんまり納得感が得られなかった... クレアに惚れ込んで、近づくためにその娘と付き合うってなかなかに気持ち悪い行動なんだけど、それをされたジョージーが彼を許さなくちゃってなっているのも私の感覚したらよくわからない。許さなくていいよそんな男。

    0
    投稿日: 2024.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホランドの見知らぬ人のどこがホラーなのか分からない? 語り部が、犯人なの? 何故、肝試しをした人と立会人が次々と死ぬの? 意味が分からない? そして肝心の本編も3分の2位、詰まらない。 解説にも有るけど、事件の進行が遅い。我慢して読んで最後の犯人も、意外と言えば意外だけど、この結末に導くなら誰でもが犯人になれたんじゃない? つまり、作者の胸三寸で、無理矢理に犯人を作っているような不自然さを感じてしまうんだよね。 だいたい、人を雇うのに個人情報をきちんと確認しないって、あり? なんか、釈然としなかったな。

    1
    投稿日: 2024.05.05
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    久々に当たりというか、読んでてイライラしない作品だった。いつものように9割近く最後の方になっていきなりネタバレするんですが、それもよし、って感じで。人物の心の描写が的確で、もやもやしなかった。100パーいじわるな人間なんていないし、その日の午前と午後では機嫌が違ったり、周囲の人間の影響されてたりとか、そういう繊細な流れの描写が上手だなーと思いました。 ミステリーとしては特に普通

    1
    投稿日: 2024.03.29
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    最初の章で主人公クレアが好きになっていたので、次章で刑事ハービンダーに悪く言われていたのがショックでした笑。 フェアな犯人探しだし、最後にはクレアとハービンダーにも友情めいたものが生まれて、気持ちいい読後でした。自作も読みたいし、過去作も翻訳して欲しい!

    0
    投稿日: 2024.03.05
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    イギリスの著名作家エリー・グリフィスの作品として、初めて手に取ったが、王道的な欧米ミステリー文学のようだった。スティーブン・キングの作品のような陰鬱で物憂げ、オカルトチックな雰囲気を持ちながら、アガサ・クリスティーやダン・ブラウンのような鮮やかなミステリーの構成が見事に調和している。あたかも、ホランドという作家が実在したような設定の現実感や、視点を常に入れ替え続けそれぞれの人間模様、人としての特性を巧みに描き出して読者を魅了している。もう一度しっかり読み返すことで、充実感が増すであろう作品。

    0
    投稿日: 2023.11.16
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    ここ最近でこれほど読み進めれなかったのは久しぶりだった。 まず、登場人物がかなり多くて把握するのが大変。その上に、視点がコロコロ変わるので噛み砕くのが難しかった。 200ページくらいまで説明が続き、覚えきれない。 半分程で少し展開が変わってきたが、先を読む気力がもうなくなってしまった。断念。

    15
    投稿日: 2023.10.14
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    入れ子形式で進む小説にしては目新しさもなく、これといって特筆すべきような点もなく進んだという印象が強い。登場人物の多さもそうだが、どこかごちゃっとしていて取っ付きづらく自分には合わない作品だった。

    1
    投稿日: 2023.08.24
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    イギリスの学園で起こる事件。 文学作品に絡んだ重厚なムードと繊細な描写が魅力的な作品です。 クレアは娘を連れて、地方の中等学校の英語教師として赴任してきました。 もともと文学の研究課題としていたR・M・ホランドの邸宅が校舎となっている学校で、今は放課後の成人向けのクラスでホランドについての講座も持っています。 旧館にはホランドの書斎がそのまま残されているのだった。 そしてそこで、ホランドの作品「見知らぬ人」を思わせるような事件が‥ 離婚してロンドンを離れたくなり、娘のためにもと移り住んできたクレア。 以前からずっと日記をつける習慣があり、その日記の内容と、クレアの視点、娘のジョージー、女性刑事のハービンダー・カーの視点が交錯します。 その構成の妙に、興味が惹きつけられ、一読した後すぐに最初から読み直しました。 架空の作家であるホランドの意味深な作品と生涯の謎。 クレアはどんな人なのか? 日記には夫への未練は全く書かれず、どうも夫はあまり思いやりがないタイプなのだろうと推察できます。 一番気になっているのは娘の進路。難しい年頃なので、強く勧めるわけにもいかないのだ。 自分の外見や服についての描写がなく、コンプレックスはなさそう。今は恋愛に興味はないが、同僚に一方的に恋されたりもしたので、普通に美人なのか? ハービンダーが捜査のためにクレアに会った時に、最初にいきなり反感を抱く。 これはインド系で小柄なハービンダーが色々なコンプレックスを抱えているため。後ですぐ気が変わるのだが。 クレアは長身でショートヘア、モデルのような印象的な美人、そうだったのか~自分のスタイルが決まっているのと重要な関心は文学にあるため服には悩まないらしい。 ハービンダーは30代で独身、親の家に住み、恋人もいない。そのことをかなり気にしているのだった。 インド系のインテリ家庭はそんな感じあるのかしら。他の小説でも似た設定を見かけます。 クレアは本来は知的で気丈な方、だが身近で殺人事件が続いてはたまらない。 古めかしいホランドの書斎と、昔の事件の謎、今も残るかのような恐怖の気配‥ ミステリとしては、この書き方で犯人はわからないかと。 ヒロイン同様、目くらましされたまま、意外な結末へ。 他の部分に引き込まれて読み応え十分、とても面白く読みました。

    17
    投稿日: 2023.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    勝手に読みにくそうと先入観を抱いていたが、とても読みやすかった!事件とは関係のない描写(登場人物たちの生活や思いなど)が多かったが、それが逆に物語に深みを増していたと思う。(私の大好きなクリスマスに少女は還る、に似ている)犯人は、確かに予想もつかない人物だった。が、犯行理由や逮捕されてからの部分はあまり描かれておらず、フーダニットに重きを置いているわりに人物像が掴めなくてそこが少し残念だった。  ホランドと【見知らぬ人】というサイドストーリーも物語に雰囲気を醸し出していて良かった。最初、ホランドは実在の人物かと思って調べたら、架空の人物だった。そのくらいリアルだった。

    4
    投稿日: 2023.06.19
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    ☆3.5 犯人や犯行動機はうーん?と思ったものの、さまざまな年齢・立場の女性たちの生活っぷりや身近にある階級社会の描き方がよかった。 私は皆さんの感想と違ってハービンダーは苦手(攻撃的すぎる)、クレアが好きです。 さまざまな部屋の描写やティーンの背伸びした感じがなんともいえないイギリスっぽさを醸し出していた。アメリカだったらもっと危険なティーン生活だと思う笑

    1
    投稿日: 2023.04.26
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    謎解きの原点にのめり込む……。 「誰が犯人?」の面白さは、その意外性のみにあるのではない。誰だかわからないうちに変化していく状況を演出することで、先の見えない不安感を読者に共感させる。そこに読者は次第にはまり込んでいく心地よさがある。 捜査中に連続する殺人事件 意味深なシェイクスピア作品からの引用文 古いホラー小説とその作者にまつわる謎 古い洋館と階段に残された足跡 いつの間にか誰かに書き加えられた自分の日記 オカルチックなサークル 自らを「白魔女」と呼ぶ女性教師 学校に伝え続けられる怪談 ひと癖ある刑事の独断と行動が、ときより読者を謎解きへ戻してくれる。 どっぷり浸かる心地よさ……イイですね。

    5
    投稿日: 2023.04.17
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    小説「見知らぬ人」を軸に起こる殺人事件 奇妙な手掛かりと異常な執着心 読み終わった後も、あの謎は結局何だったんだろ?あの人はなぜこう思った?? など、やや謎が残る 最後の最後に犯人が分かり、いい意味で不気味で恐ろしかった… イギリスのミステリーのおどおどしさを楽しめる

    1
    投稿日: 2023.03.31
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    ある2人を犯人と予想してたけど、全然当たらなくて「やられた」ってなった。 けれど、この犯人に関しては動機が少し浅く感じるし、伏線回収らしいところが少なかった。ホラーミステリーとしては、ゾッとしたので楽しかった。ハービンダーは口悪くて信念強くて好きだ。 「連続殺人鬼」のスペル間違いを「連穀殺人鬼」と訳した上條ひろみさんには脱帽。

    1
    投稿日: 2023.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    英語教師のクレアは、同僚で友人のエラが殺された事件の容疑者になってしまう。二人が勤務するのは、ヴィクトリア朝時代の怪奇小説作家R・M・ホランドの屋敷を校舎にしたため、自殺した彼の妻の霊がでると噂されるいわくつきのタルガース校。エラの殺害現場には、ホランドが短篇「見知らぬ人」に引用した『テンペスト』のセリフ、「地獄はからだ!」というメッセージが残されていた。教師の傍らホランドの文学研究をしているクレア、事件の担当刑事ハービンダー、クレアの娘でタルガース校に通うジョージアの三視点を行き来しながら、ゴシック小説とSNSテキスト文化を巧みに混ぜ合わせたポップなミステリー。 『窓辺の愛書家』より先にでた、ハービンダーの初登場作品。この人好きだ~。二作読めばもう間違いないのはわかる。作中作の作りこみが特徴なので『カササギ殺人事件』と並べて語られることもあるそうだけど、私はホロヴィッツよりグリフィス派かも。 最初からせわしなく視点が変わった『窓辺~』と違い、本作はまずじっくりとクレア/ハービンダー/ジョージアそれぞれの視点から見た事件が語られる。とにかくこの人は視点操作による情報開示タイミングのコントロールが抜群にうまく、ある人物にとって当たり前すぎて一切触れられない事柄が別視点に切り替わってから明かされて驚かされる(サイモンの再婚相手がアフロなこととか)。オシャレで気取ってる(とハービンダーは思っている)クレアやティーンのジョージアよりもハービンダーのほうが人の服や持ち物を細かく見ていいとか悪いとか品評していたり。警察官らしくもあり、コンプレックスの裏返しのようでもあり、ハービンダーに親しみを感じる描写だ。 ハービンダーがたびたび創作者や読書家たちの「ブッククラブ的な会話」にすさまじく無理解なことを言うのがかなり笑えるのだが、続篇の『窓辺~』でモロに「ブッククラブ的」なグループに彼女を放りこんでるとこからして、このキャラクター書くの楽しくて仕方ないんだろうなぁ(笑)。複数視点が入り混じるスタイルの面白さって誤解を恐れずに言えば「偏見は面白い」ということに由来していて、人にぶつけた偏見が今度は自分に跳ね返ってくるようすがちょっといじわるな大人の笑いを生みだしている。そして『窓辺~』と同じく本作でも、殺人事件の謎とは別に〈他人という謎〉が作品の大きな魅力になっている。 殺害現場に残されたメモとクレアの日記に書きこまれたメッセージの筆跡が同じという段階で、読者視点ではかなり容疑者が絞られてしまうのでフーダニットとしては少し弱い感じだが、作中作「見知らぬ人」とホランドの伝記的事実にまつわる謎がとっても面白いのでおつりがくる。死んだ妻の足あとをそのまま床マットにエンボス加工するアイデアがすごいけど、元ネタあるのかな。 スクールカースト上位の子たちがヒューズ先生みたいな”白魔女”に心を捕えられているという設定もめっちゃ面白いし、エラがいたころの創作クラスの話も知りたかったなぁ。でもジョージアの視点はあるのに、ヒューズ先生の魅力の片鱗しか読者には教えてくれないあたりにグリフィス作品から深い奥行きを感じる秘密がある。しかもジョージア作の小説の書きだしを載せて、たしかに上手いと思わせることで創作クラスに説得力をだしている。どんだけ小説が上手いんだエリー・グリフィス!

    3
    投稿日: 2023.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エリー・グリフィス初読。 刑事ハービンダー・カーの第1作。 これぞイギリスミステリ、と言いたくなる作品。 (私の中のイメージでは)どことなく暗く冷たい北欧作品、外連味があり大技を繰り出すフランス作品、ミステリより家族との絆が根幹にあるアメリカ作品。それらに比べ、どことなくミステリ色が強く、必要以上に残酷な描写にならないのがイギリスミステリのイメージ。 舞台は、ホラー作家の邸宅だった学校。被害者はホラー作家の小説に見立てられ殺されていたというもの。 正直星3寄りの星4かなぁ。。。 キャラもストーリーも、あんまり残らない。ゴシックホラー味のあるミステリだなぁとは思ったけど。。。 帯の文句で「この犯人は、見抜けない」となっているが、正直ヒント少なすぎたわからないだけでした。 次作の評判が高いので楽しみ。

    3
    投稿日: 2023.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    見立て殺人とフーダニットに焦点を当てたイギリス発のミステリ。 イギリスの中等学校タルガース校に勤める英語教員のエラが何者かによって殺害されることから物語は始まる。 サセックス警察のカー部長刑事は、エラを殺した犯人はエラの知り合いであろうという推測の元、エラの同僚であり友人だったクレアやその同僚、タルガース校の生徒たちに聞き込みをし、犯人の足取りを追う中で、第2の殺人が起き……。 この物語は3人の主要人物たちが見聞きしたことと架空の短編小説『見知らぬ人』とが足りない情報を補い合う形で物語が進んでいく。実は読者が犯人に気がつけるように少しずつヒントが散りばめられているのだが、かなり注意深く読んでいないと犯人には辿り着けないようになっており、犯人の正体が分かった時に思わず唸ってしまう作品である。 この作品に登場するカー部長刑事が登場する作品がまた出ているようなので、続きも読んでみたい。

    5
    投稿日: 2022.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み応えばっちり、イギリスのミステリーやなぁ…って感触。決して敷居の高い文章ではないんだけど、文字数も中身もみっちり詰まった文章で、想像以上に読了に時間がかかったが、充実した読書時間を楽しめる。 連続殺人事件を3者の目線で描く。英語教師で意識高い系のクレア、女性刑事でシク教徒かつゲイのハービンダー、クレアの娘で少々反抗期かつオカルトに若干はまってるジョージア。それぞれ個性的な3者が協調しつつ反目しあう描写、3視点から見ることで物語を立体的にかつ緻密に構成できる(まぁ、その分みっちり感があるんだけど) そんな3視点で描かれる日常生活…が第一の殺人事件以降次第に崩れていき、真犯人が分からないまま次々と犯行が重ねられていく。3者がそれぞれ不安や恐怖や推理を重ねていく3視点の重厚さが、ここにきて犯人捜しに複雑な要素を加味していく。テクいなぁ。 単品として出版されるも、人気が出てシリーズ続編も出ているらしい、次の翻訳が楽しみである。

    3
    投稿日: 2022.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〈ここが良い〉 ・小説全体の構成。読ませる力のある小説。 ・物語の緩急。特にティーンエイジャー特有のノリとか恋愛のいざこざの件なんかは、油断させられる。 ・幻想怪奇短編『見知らぬ人』が本当に面白い! 〈ここはちょっと〉 ・見立て殺人の要素は必要ないし、それを題材とする他作品と違い、重要度も低い。 ・クレアへの登場人物(女性)からの執拗な敵意。(美人で魅力的なのをもっと他の表現で示して欲しい) ・ミステリ、推理小説としては単調。 久しぶりに怪奇ミステリを読んだ気がする。 最近はSF×ミステリが流行りな気がして、、、。 本編よりも短編『見知らぬ人』を何度も読み直した。

    2
    投稿日: 2022.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー短編小説家の旧邸宅の学校で起こる殺人事件。 主人公?、刑事、主人公の娘の3人の視点が切り替わりながら物語が進んでいくのは面白かった。 もう少しホラー小説と絡んでいくのかと思ったが、少し残念。動機もちょっと納得いかない。 あとがきを読むとこの作者には別にメイン?のシリーズ物があるようで、未訳みたいだが、そちらも読んでみたい。

    1
    投稿日: 2022.07.25
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    冒頭のツカミが弱過ぎて、最初はつまらなかった。 タルガース校の教室のシーンに入ってから面白くなってきた。

    1
    投稿日: 2022.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    司書さんから借りた本第2段。 舞台は現代のイギリスなんだけど、見立て殺人とか古い館に出る幽霊とか、昔ながらのこてこてのイギリスっぽさがとてもツボでした。 高校で英語を教えているクレア・キャシディ、その娘のジョージ―、事件を捜査する刑事ハービンダーという3名の女性が交互に視点となって事件を語る。 それぞれに知っていること、知らないこと、隠していることがあり、偏見もあり、語り手として信用しすぎるわけにはいかない。 殊に15歳の少女・ショージ―の、親に対しての態度。 こうしておけば、とりあえず親はOKでしょ?的な言動が鋭すぎて愉快。 っていうか、クレアは教師なのに、全然ティーンエイジャーがわかってないのね。 もうジョージ―の方が一枚も二枚も上手で。 そしてハービンダー。 インド系で、同性愛者でという二重のマイノリティであるからなのか、偏見が甚だしく攻撃的で、これで刑事って勘弁してくれよと思いながら読んでいたのだけど、いつの間にかクレアと仲良くなっちゃって、頼もしいガードになってくれたからよかったよ。 でも偏見をもって捜査するのは冤罪のもとと思います。 犯人については、根拠は薄いけど最初から胡散臭いと思っていました。 ひっかかった部分については、ネタバレになるので書けないけど。 でもって、こういう犯人が一番怖いよね。 全編通してMVPは犬です。

    2
    投稿日: 2022.06.13
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    触れ込みが大袈裟だと思った。 純粋に絞り込んでいくと犯人しかいない。ただその心理を理解するのは難しい。海外ものならではの常人には理解し難い理由であって、それだけで片付けられた感がある。一番読んでいてきつかったのは女性ならではの視点の文章であった。ある意味リアルなんだけど、読んでてしんどかった。

    2
    投稿日: 2022.06.12
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    意外な犯人だった。魅力的な登場人物のはずがいつのまにかどんだけモテるの??になっていったのがおかしかった。

    4
    投稿日: 2022.06.06
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    ニュアンスや海外の常識がわからない部分が多くあって、のめり込みにくい作品でした(あちらの番組やジョークなど、注釈が多くある作品が苦手で…)。とはいえ後半の怒涛の謎解き部分は静かだけれどじわじわ追い込まれる感じが手に汗握る。散りばめられた引っ掛けにも右往左往し、「お前だったか…」と悔しい謎解きでした。読み返せば帯通りフェアなヒントが書かれているんでしょう。ふりかけ的なホラー要素もうまく絡んでいて、結末が気になり一気読みとなりました。

    1
    投稿日: 2022.05.30
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    面白かった!と言えば、★4でもいいんだけど・・・ 翻訳が読みづらかったし、そういう意味でぐいぐい来なかった。推理小説だからね。最後の追い詰め方なんか、途中までのわくわく感からすると、物足りなかった。 けど、語り手がくるくる変わって、その語り手の個性なんか面白かった。

    1
    投稿日: 2022.05.14
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    レビューはこちら http://blog.livedoor.jp/bunkoya/archives/52600112.html

    1
    投稿日: 2022.05.06
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    おもしろかったので一気読み。 最後まで犯人わからず、犯人にも動機にも驚いた。 みんな怪しいようで怪しくなく、、、 R・Mホランドの「見知らぬ人」という短編を絡めてのストーリ展開で、巻末についている「見知らぬ人」の内容もホラー風で怖かった。 R・Mホランドの娘と思われているマリアナの謎を、ジョージアが最後にさくっと解いたのには、くすっとした。

    2
    投稿日: 2022.04.22
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    怪奇ゴシック風味満載かと思いきや、意外とさらっとした展開だったが、3人の視点で代わる代わる語られ、作中作あり日記ありと趣向が凝らしてあるのも良き。フーダニットの謎を最後まで堪能。

    2
    投稿日: 2022.04.12
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    ちょっと難しかったけど面白かった! 犯人は当てられなかった…悔しい笑 海外の作品は名前とかも馴染みがなくて私には向かないのか… 話の内容は面白いのだけど、名前が覚えられない(致命的笑)

    8
    投稿日: 2022.04.02
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    海外ミステリーとイギリスの文化歴史にどっぷり浸れる良作! 犯人が忍び寄る描写に慄けっ #見知らぬ人 イギリスの中等学校で英語教師をしている主人公は、かつての作家の文学を研究をしていた。そんな日常の中、同僚である教師が殺害されしまい、主人公にも嫌疑がかけられる。刑事は解決に奔走するがさらなる殺人が発生。研究していた文学作品に見立てられた殺害方法だった… いやー重厚な作品でした。これぞ海外ミステリーですね。 序盤はイギリスの歴史、情景、趣をたっぷり感じさせてくれる描写が進み、中盤からやっと徐々に事件が動き始める。中終盤の犬のくだりあたりから、ぐいぐい事件が動いてきます。そして真相がちらちら顔を見せ始める感じが超怖いっ 犯人と動機はなかなか強烈なもので、正直与えられた情報だけでは見抜くのは、ちと厳しい。ただ真相は魂に響く内容なので、ミステリーとしても予想以上の出来でした。 なんといっても本作の良さは、国内ミステリーでは感じることができない荘厳さ。 海外ミステリー独特の表現だったり、読み手の知識不足によって若干読みづらいのは否めないが、決してつまらないわけではない。いや、むしろ海外の文化に触れられるので楽しいです。これを感じるためだけでも、読む価値があります。ただ読みごたえは、覚悟してください。 続編もあるようですので、翻訳されたらチャレンジしたいと思います! おすすめですっ

    41
    投稿日: 2022.03.17
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    表紙に引っ張られてるってのもあるけど、ずっとなんか暗い 視点が変わるたびに時系列が行って戻ってするのがちょっとめんどくさいかも? 作中作がオチも含めてゾクゾクする出来で、全体の評価に+1個。

    2
    投稿日: 2022.03.16
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    イギリスの学校の英語教師が殺された。同僚のクレアは、かつて学校がその住まいであったホラー小説家の研究をしながらその学校で教員をしている。やがて、第2の殺人が起こる。どちらもホラー小説家の小説と同じ方法で。 クレアの視点と捜査に当たっている女性警官ハービンダー、クレアの娘のジョージーの視点からストーリーが進む。中盤以降、話はどんどん進む。最後に真犯人が知らされ、クレアとジョージーの命が心配になったところで一挙に結末に向かっていく。 ホラー小説家の作品の題名が「見知らぬ人」で、作中作として出てくる。こういう書き方が最近の流行りなのか?

    5
    投稿日: 2022.02.27
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    作中作の見立て殺人ミステリー。パートごとに視点が変わり、間にうち一人の日記と怪奇小説「見知らぬ人」が挟まれる。情報量が多い割には読みやすいのは流石と言える。 全体的に靄がかった感じが怪しくて良。続編があるみたいなので、翻訳希望!

    5
    投稿日: 2022.02.18
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    設定、構成、キャラクターもよく出来ていて、なかなか面白かった。犯人と犯人の動機はちょっと弱かった気はするが。 ハービンダー・カーに興味津々。続編にもハービンダーは出てくるらしいので、ちょっと読んでみたい。

    4
    投稿日: 2022.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古典小説の見立て連続殺人が起き被害者の同僚の美人教師とその娘、そして事件を調べる女刑事の3人の視点からそれぞれ事件について語られ少しずつ物語が展開していく。古典と現代のSNS社会が調和してて◎犯人もわたしは全然予想と違ってて後半楽しめた

    3
    投稿日: 2022.01.28
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    作家ホランドの邸宅が現在は学校の校舎になっている。学校関係者が連続で殺害される。本作品は、主に三人の女性の視点で語られる。刑事と関係者のやりとりや娘の行動が異なる視点で語られることで作中の出来事を読者だけが事実を理解できる。この構造が楽しい。でも、事実を理解したところで、犯人が分かるわけでもないのだが、いや、分かるつもりでいたのだが、ものの見事に意外な犯人に驚かされた。犯人が分かってからは、過去の事実の裏に隠されたものが非常におそろしく、身震いした。500ページ超の長い作品であるが、意外にすらすらと読める。

    2
    投稿日: 2022.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イングランド、ウェスト・サセックスの中等学校タルガース校で英語教員として働くクレア。 中間休みの期間に自身の研究対象、R・M・ホランドの『見知らぬ人』を題材に大人向けの創作クラスを開催している折、同じ英語科の同僚であり親友のエラの死の悲報が届く。 死体の傍らには『見知らぬ人』のキラーワード”地獄はからだ”のメモが。 R・M・ホランドは架空の作家。 『見知らぬ人』はいわゆる作中作。 その不気味な作中作を効果的に章間に挟みつつ、クレア、娘のジョージー、事件の捜査担当でタルガース校出身の警察官ハービンダーの3人の視点で語られていく物語。 事件自体は複雑性や怪奇性は少なく、どちらかというと単純なものだが、キラーワードの使い方、3人の視点の絶妙な時間軸のオーバーラップ、時に挟まれるクレアの日記など、進行がとにかく巧みで引きつけられる。 作品としての完成度が高く、小説として大いに楽しめる一冊。

    16
    投稿日: 2022.01.04
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    確かに ビックリしました。 犯人はわからなかった。 でも、主役の女性が 何か 苦手で。。 登場人物たちからも まあまあ嫌われているので 作者も 意図して 描いているのでしょうが どうしても、共感できず。 なので ハラハラドキドキも 少なめでした。 共感って 大切ですね。

    3
    投稿日: 2022.01.03
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    前半が間延びしていたので評価3だけど、後半はスラスラ読めた。前半2、後半4の評価。 怪しい人が多すぎて、最後ええっ⁈ってなるけど、考えてみたらそうだなぁと腑に落ちる感じ。架空の小説家と架空の小説が出てくるんだけど、適度におどろおどろしさが出て、まああっても良いかなというところ。最初の方は意味不明だったけど。イギリスのミステリーって感じの暗い感じは好き。

    2
    投稿日: 2022.01.03
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    本当に最後まで犯人がわからなかった 誰だか気になって気になって最後までドキドキしながら読んだ 再読はしないかなぁ

    1
    投稿日: 2021.12.13
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    おもしろかった! 視点がコロコロかわるところや、作中作の部分がとても効果がきいていて 最後まで飽きさせない展開だった。 作中作がホラーテイストなのに、現実の世界とリンクしたりしなかったり。 すべてが繋がっていく感じがゾクゾクした。

    2
    投稿日: 2021.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学園内で起こった殺人がある作家の内容に沿っており、見立て殺人がメインテーマのミステリー作品。3人の視点から物語が進行し、最初はそれぞれの悩みや考え方などその立場ならではの問題を抱えており、とても人間味のある作品だった。事件も1つ目の殺人が起こってから次の殺人が起こるまでスムーズでとても楽しかった。しかし、動機が全く分からず誰が犯人なのか推理はしてみたものの、まさかの犯人で驚かされた。しっかりと伏線も張られており、比較的フェアな作品だった。続編もあるみたいだが邦訳されるのかな?されたら読みたいと思う。

    2
    投稿日: 2021.11.16
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    帯に「この犯人は、見抜けない。」とあったので、フーダニット要素が強いのかな?と読み始めたものの、恐らくこの作品の売りはそこじゃないな… 作中作、日記、視点の切り替えと凝った構成で面白い。クレア、ハービンダー、ジョージーそれぞれの考え方やプライベートが重なり合っていて読み応えある。

    1
    投稿日: 2021.10.10
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    視点が、複数あって、それぞれの思いや、受け取り方等、相互理解ができるし、わかりやすくなっている。謎解きとしては、最後迄、複雑だけど、結果は、呆気ない。

    1
    投稿日: 2021.10.05
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    CL 2021.10.3-2021.10.6 3人の視点から交互に語られるので、全体像がつかみやすい。そのわりに犯人は意外だけど、面白味がないというか。犯人探し、謎解きの部分より3人のそれぞれの生活と思いが興味深く読めた。

    1
    投稿日: 2021.10.03
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    複数の視点で描かれていて、それぞれで謎が明かされ、謎が増えていくのが面白い。鬱々とした生活の不満などが長々と語られるので、人によっては読むのがキツイかも。推理小説というほどではないので、サッと読んで「これが犯人か!」と結末で驚くのがいいかと。

    1
    投稿日: 2021.10.03
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    帯にこの犯人は予想出来ない、みたいに書いてあって、そうなのかじゃあ予想外の登場人物なんだろうな、最初の方に出てきた創作クラスの人かしら?とか思ったんですが見事に違ってた。発想はちょっと良かったかもしれないけど。 殺されたのはエラさんだというのに、なんでクレアさんの話ばかりなのかな~と思ったらそういう事だった。迂闊に日記も書けないな(笑) ハーナビー(だったかな)さんじゃないけど、人に見せる訳でもない日記を書き続けるのは何のためなんだろう?興味深い。 娘が親を安心させるためにステレオタイプのティーンエージャーがしそうな行動を取るってのも面白い。子供だからと言って何も考えてない訳でもないんだよなぁ、確かに。作中では刑事のバーナビーさんが気風が良くて好きでした。母君の作るインド料理も美味しそう。思わせぶりの白魔女とか言うアヤシイ教師のアヤシイクラス、いかにもって感じで怪しいなぁって思ったんだけどそれほどでもなかった。 それにしても視点を変えると、それぞれが持っている情報が違うので視点の違いが面白いというか、同じ出来事でも理解できる範囲が変わるというのは面白いな、と思いました。 続きもあるみたいなので、発売されたら読んでみたいな。

    1
    投稿日: 2021.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新しいタイプのミステリーかと思ったけれど、その背景は実に古典的で一種懐かしい学校モノとも感じられる。美しい女性教師クレア、その娘ジョージアは青春真っ只中。事件を追うハービンダーもインド人の魅力的な優秀な刑事。三人のそれぞれの視点から殺人事件に巻き込まれ考察を重ね、深まる謎にまた組み込まれてゆく。 一字一句見逃せないほどのめり込んでしまった。挿入される怪奇小説が見立て殺人の恐怖を煽り、また、日記帳に書き込まれてゆくストレンジャーの文字が謎を深める。 この作家さんの他の作品も読んでみたい!

    4
    投稿日: 2021.09.03
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    マイナスの感想が多々あるが私は好きだった。ヒタヒタと覆われるような怖さもあってホラーとミステリーを同時に楽しめた。

    3
    投稿日: 2021.08.30
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    怪談を軸に視点を変えて描かれる構成が独特で面白かった。 ただ、帯に【この犯人は見抜けない!】と書かれていたため、逆に早々に目星がつき、案の定その人が犯人だったのが非常に残念。犯人探しだけがミステリ読書の目的ではないし、無駄なネタバレは要らないです。

    3
    投稿日: 2021.08.26
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    この犯人は見抜けないとうたい文句にありMWA賞受賞作とあるから期待してしまいましたが残念でした。 犯人の隠す方法は物語りに殆ど登場させなければ良いでしょう、そうすれば読者は気づかない、気づきにくいでしょう、その際重要なのが動機です、その動機の描写が巧妙、絶妙だと予想外で引き込まれていきますが本作品は動機が残念であり各キャラクターとの交わり方も無く枠外から犯人も持って来た印象しか残りませんでした、また語り中の描写がうるさいほどあり鬱陶しい位です。描写が多いから人物像はイメージできますが、意識が人物形成に偏り過ぎてしまい物語りのスピード感は失われていわゆる、ダラダラ読になる典型的な作品とあたしは感じてしまった。

    6
    投稿日: 2021.08.23
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    煽り文句が間違ってると思う。 英国女流でゴシックときたらこういう風にしかなり得へん気もする(勝手なイメージ)。

    1
    投稿日: 2021.08.14
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    ゴシックホラー調の作中作、フーダニットのミステリー、そして立体的な人物描写の三本柱が織りなす多層的な作品で、著者のこだわりやきめ細やかさが随所に感じられるものの、視点人物三名のねちっこい心情描写に加え、彼女らの生活スタイルが詳細に書き込まれている所為でテンポ感が悪く、些か冗長。確かに真犯人は意外な人物なのだが、そのあまりに薄っぺらい犯行動機が興を削ぐ。ここまで散々引っ張った挙句にその着地点はちょっと納得し難いな。ディテールやギミックも勿論大切なのだが、結局は作中作と本編の関連が薄いのも何だかモヤモヤする。

    3
    投稿日: 2021.08.14
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    有名作家だったホランドの小説『見知らぬ人』。その内容に似た殺人が起こる。そしてホランドを研究しているクレアの周りで事件が続く。クレアとその娘ジョージー、刑事のハービンダーの三人の女性で語られ進む。一緒に推理していくように手がかりが提示されていく。それでも振り回されていくしそれがまた面白い。三人の個性的な造形とほかにも脇にいる人物たちも個性があって飽きさせない。作中作で謎が深まると同時にまた事件。その展開と推理が魅力的。続編ではハービンダーが登場するらしいのでぜひ邦訳していただきたい。

    3
    投稿日: 2021.08.10
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    ゴシックホラー短編を交え、スタイリッシュな英語教師と娘の生活を描き出し、そこに殺人事件を絡める、、数々の小説が散りばめられて、雰囲気は最高に好み。徐々に追い詰められていく緊迫感もあってハラハラしましたが、あの犯人、はー、と思わざるを得ません。たしかに伏線はありましたが、そんなあ、あんな理由で、、、とごちゃごちゃ思ったりしましたが、好きな雰囲気楽しめたのでよかったです。イギリスのテレビ生活もよーくわかりました。

    2
    投稿日: 2021.08.05
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    これ、犯人当てじゃなくね? 正直なんの興味もない、英国中産階級(?)の女性たちの生活と意見みたいなのが延々続くのに耐えて、ようやく待ちに待ったクライマックス、これから「犯人はこの人物以外の何者でもあり得ない。なんとなれば」てなロジックが炸裂するんだと思ったら、妙なとこから「物証」が出てきて「こいつが犯人だ」って何それ。 ロジックもトリックもないじゃん、これ。思わせぶりの怪奇短編も、雰囲気作り以上のものではないし。 速攻でブックオフに持ってくから金返せとは言わないが、読むのに掛かった時間を返してくれ。

    1
    投稿日: 2021.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ビクトリア朝のイギリス文学に興味があるのならば、この作品を楽しめると、私は読み終えたときに思いましたねぇ。 いやぁ、楽しかったです。 ビクトリア朝の作家ホランドが書いた『見知らぬ人』の物語のように、彼の伝記を執筆中の英語教師のクリスの周りで殺人事件が起こり始める。 それは一見、見立て殺人のようなのだが……。 作品の中に出てくる『テンペスト』等からの引用は、この辺りが大好きな読み手を喜ばせるでしょうし、私もものすごく楽しかった! 日本ではこの作品はお披露目とのこと、続き、お待ちしております!

    15
    投稿日: 2021.08.03