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Yuming Tribute Stories(新潮文庫)
Yuming Tribute Stories(新潮文庫)
小池真理子、桐野夏生、江國香織、綿矢りさ、柚木麻子、川上弘美/新潮社
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総合評価

76件)
3.5
7
24
34
4
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    積読からようやく読了。 聞き馴染みのある曲からのアンソロジーは、解説でもあったように自分がすでに持っている固定観念イメージを崩すものばかり。好みはあれど曲の設定そのままをなぞるわけではないので、読む曲として楽しめた。江國香織さんの夕涼みに登場する旦那のキショさの表現が群を抜いてエグい。言語化出来ない不愉快さを短編で描ける能力に深く感嘆した。

    0
    投稿日: 2026.01.08
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    綿矢りささんが好きなので買いました。期待していたとおり心が痛くなるような女性が主人公でとてもよかったです。ユーミンの歌は知らなかったので、そういう楽しみ方はできませんでしたが… 桐乃さんの短編に出てくる男性は女性から見れば恐怖を感じるかもしれません。

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    小池真理子さんのが1番よかった。 小池真理子さんのあの日にかえりたい は、なんか後をひく寂寥感があったなぁ。人生で自分と狭い周りのことだけ考えていればいい、無責任でキラキラした時限的な日々。 私も学生時代によく遊んだ場所(いまは、100年に一度の大開発で全く変わってしまったけど)を時々思い出す。今も私の中の一種 パラレルワールドであのまま存在すると信じて。その当時の友達とは、全国バラバラでずっと会っていないけれど、やはり あの時のままパラレルワールドで一緒に遊んでいる。 でも、思い出すと楽しいけれど、なんか寂しくなる。 そんな気持ち。

    0
    投稿日: 2025.10.26
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    ユーミン、中学生の時、同級生女子からアルバム借りたな。思春期だな、嫁がファンじゃ無いから疎遠になったけど、ホントはこんな世界観が自分にはあってたかもね。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    個人的に好きな女性作家ばかりのアンソロジー。 ユーミンの曲を主軸に描かれる物語は、柔らかい表現だが女の「業」というものを彷彿させる。 私が好きだったのは『あの日にかえりたい』貧乏暮らし学生の青春謳歌がきれいだった。 壊れた後の関係値も儚くてうつくしい。 空想と現実が入り交じるのがユーミンに沿っていてる人選だった。

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    シンガーソングライターというのは物語を音に乗せて紡ぐ人なのだなと思った。 ユーミンの曲にちなんだ短編のすべてよりユーミンの曲の方が何かを伝える熱量がある。 これを読んでからあらためてこの6曲をSpotifyのプレイリストにして聴いてみた。 その後もう一度読んでみたけど、やっぱり同じ気持ちだった。 ユーミンが歌う情景は現実よりくっきりしている。 本を読んだのに何故かユーミンの凄さを再認識した不思議な体験。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    ユーミンの歌が好きで買ったけど本はのめり込むほど刺さらなかった。歌詞と小説でまた違うんだなあ。違いを楽しめるようになったらまた読みたい。

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    読んだのは、川上弘美の本を読みたいと思って、ブクログにある感想をざーっと見ていて、こんなのがあるだなーと思ったから。 松任谷由実は最近でこそ聴くけど、前はむしろ大嫌いだった方(^^ゞ というより、一時期のアルバムが出る度の大騒ぎが嫌で、意識していて避けていた。 そのイメージは今でもあるから、嫌いなアルバムの方が多い。 ある意味、松任谷由実のあのイメージが形作られたと言えるんだろう「SURF&SNOW」は嫌いだし。 「DA・DI・DA」以降は、今でも聴いていない。 気に入っているのは、「悲しいほどお天気」と「時のないホテル」、「昨晩お会いしましょう」の3枚。 これらは自分なりのイメージがあって、「悲しいほどお天気」は秋になると聴きたくなるし。「時のないホテル」は6月頃になると、必ず引っ張り出して聴く。 「昨晩お会いしましょう」は、唯一自分がリアルタイムで聽いた松任谷由実のアルバムで、最初に聽いた時期が4月だったからか、毎年その頃になると聴きたくなる。 ただ、それらのアルバムも聴くようになったのは、「SEASONS COLOURS」という松任谷由実の曲を四季毎にベストをまとめたアルバムを聴いてからだ。 それは、レンタルDVD屋でたまたま目に入って。 「四季毎のベスト盤だったら聴けるかな?」と、いわば暇つぶしに借りたんだけど、これが意外とよかったのだ。 春夏秋冬それぞれのベストだから、全部で4枚というボリュームもよかったしね。 荒井由実の頃の曲も入っているから、「あの日にかえりたい」と「卒業写真」もちゃんと聴ける(「あの日にかえりたい」は別バージョンらしい)。 個人的には、松任谷由実のベスト盤は最近のものより、その「SEASONS COLOURS」がおススメかな? とかいって、最近のベスト盤なんて聴いてないけど(^^ゞ 「悲しいほどお天気」は、なんと言っても、一曲目の「ジャコビニ彗星の夜」だよね。 あのイントロと出だしのもの哀しさに、一瞬「……。」みたいなw そういえば、「YUMING TRIBUTE STORIES」では、唯一好きなアルバムから曲が選ばれているんだけど、でも、安いサンダル女の「DESTINY」なんだよなぁー。 なんでも、“どうしてなの 今日に限って 安いサンダルをはいてた”という歌詞のその感覚は女性はよくわかるらしいんだけど、自分は全然わからない(爆) ある意味、松任谷由実が好きな人はその感覚がわかるからファンなんだし。自分のようにそれほど好きじゃない人は、松任谷由実のその辺の感覚がわからないからファンじゃない。そんな気がする。 「DESTINY」で書いたのは桐野夏生なんだけど、オチがギャグというところが曲と一致している(あれをギャグと思うか、ユーモアと思うか。はたまた、あれを「すごくわかる!」と実感しちゃうかは、人それぞれw)。 「時のないホテル」は、2曲目の「時のないホテル」と、それに続く3曲目「Miss Lonely」、さらに8曲目の「コンパートメント」ばかり語られがちだけど、個人的には、4曲目〜7曲目、「雨に消えたジョガー」、「ためらい」、 「よそゆき顔で」、「5cmの向う岸」の流れがすごく気に入っている(2曲目と3曲目、8曲目はもちろんいいんだけどね)。 松任谷由実って、なぜか、いわゆる「シティポップ」の文脈で語られないような気がするんだけど、この4曲は音楽的にも、時代的にも100%「シティポップ」だと思う。 「昨晩お会いしましょう」は、1981年に発売されたアルバムなんだけど、その前の「水の中のASIAへ」を挟んだ大ヒットの「SURF&SNOW(1980年)」とミョーに対称的で。 たぶん、その対称的なところが気に入っているんだと思う。 個人的に、松任谷由実というのは、バブルの頃の日本人全体が憧れに向かって行った高揚感や華やかさって言ったらいいのかな? いや、バブル期というのは今の日本人にとっては絶対悪(というよりは憎悪の対象?)だからw、バブルの頃の華やかさという表現はネガティブな言葉として捉えられちゃうんだろうけどさ。 でも、たんに“憧れに向かっていく高揚感や華やかさ”と言うなら、それに否定的な態度を取る人もいないだろう。 松任谷由実という人は、それ以前の貧乏な日本(人)をどちらかといえば否定的に見ていて、そうじゃない現在の日本のような豊かな日本(人)の暮らしに(おそらくは子供の頃から)憧れを抱いていて。 暗い70年代不況がやっと終わった頃、「SURF&SNOW」という、ある意味80年代以降の日本(人)の暮らしを先取りして見せてくれたくれたわけだけど、同時に松任谷由実というのはシンガーソングライターでもあったということなんだろう。 「昨晩お会いしましょう」というアルバムは「SURF&SNOW」と比べて、全般に内省的な感触があるような気がするのだ。 というよりも、「SURF&SNOW」が“ハレ(非日常)”を歌ったアルバムなのに対して、「昨晩お会いしましょう」は“ケ(日常)”を歌ったアルバムと言ったほうが適当かもしれない。 にもかかわらず、「昨晩お会いしましょう」というアルバムは、それ以前の70年代のアルバムとはビミョーに感触が違う(さらに言えば、それ以降の「PEARL PIERCE」や「REINCARNATION」ともビミョーに違う)。 今に続く豊かな暮らしが始まった80年代の空気感と、それ以前の日本(人)の空気感が絶妙な塩梅で混ざりあったアルバム、それもそんな日本(人)の日常を歌ったアルバムになっている気がするのだ。 例えば、シティポップが好きな外国人、特にアジアの新興国のシティポップファンに「SURF&SNOW」と「昨晩お会いしましょう」を聴かせて、どっちがいいと答えるかで、その国の発展度やカルチャーの成熟度がある程度見えるんじゃないか?って気さえするんだけど、どうなんだろう(^^ゞ ……って、本の感想でなく、松任谷由実のアルバムの感想になっちゃたたけど(爆) 本の感想を言うなら、「これって、どの辺がトリビュートなの?」みたいなw 作家っていうのは、ある程度シニカルじゃないと務まらないわけで。 大衆の最大公約数を歌うポップミュージックとは、そもそも相容れないんじゃないのかな? なんて思った。 川上弘美は、別の本で再挑戦かな?

    4
    投稿日: 2025.08.24
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    ユーミンデビュー50年を記念して、6人の作家による短編書き下ろし。ユーミンの曲名と歌詞からイメージした短編はそれぞれ作者の個性が出てます

    0
    投稿日: 2025.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説にも書いてあったが、ユーミンの楽曲はそれぞれの曲に自分だけの思い出と固執したイメージが伴う中、この人にとってのこの曲はこんなイメージなのかぁと新しい側面を見れて面白かった。 青春時代のすれ違いがリアルに描かれている「あの日にかえりたい」が一番好きだった。 数多くのユーミン好きに、あなたならどれを選曲するか聞いてみたい。私なら「リフレインが叫んでる」で書くだろうなぁ、なんて。

    1
    投稿日: 2025.06.30
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    中学生のときからユーミンが好き。 何度かライブにも行ったけれど、 苗場は行ったことがないんだよなあ。 行きたいなあ。 入り込みすぎず、淡々と読み進めて、 静かな気持ちになった(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

    18
    投稿日: 2025.06.22
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    それぞれの曲には、自分自身が思う曲のイメージがあるから、あまり深い入りせず読もうと思った。その中でも「綿矢りさ」の青春のリグレットだけは良かったかな。好きではない人と恋愛する感覚を文字に起こすとこんな感じだよなぁと。その感覚というか、ざらついた感じが出ていて良かった。読み返したいとは思わないが。 自分の好きな人が離れていく感覚を、過去に好きでもなかった人との別れで思い出すリグレット・・・、そっかだから別れる今を感じることで過去にさかのぼる必要があったのか。(でもそれはきれいすぎる物語だよとも思ったが、物語だからこれでいいのか~)

    1
    投稿日: 2025.04.03
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    松任谷由美デビュー50周年を記念して、6人の女性作家さんたちが書き下ろしたユーミン曲がテーマのオリジナル小説集。題名見るだけで惹かれるものがあり、即購入。 収録されている話は以下、 ・あの日にかえりたい(小池真理子) ・DESTINY(桐野夏生) ・夕涼み(江國香織) ・青春のリグレット(綿矢りさ) ・冬の終り(柚木麻子) ・春よこい(川上弘美) いずれの曲も知っていたが、あらためて思ったのは、その曲に対する偶像イメージは『人それぞれ』ということ。特にユーミンなどは僕らの年代は誰もが知っていて、その曲に対する絵が脳裏に自然と浮かぶ。 ただ、それをいざ物語化してみたら、作家が描くストーリーが自分とは少し違うのだ。 例えば『あの日にかえりたい』のストーリーは学生運動の渦中であり全くオシャレ感は無く、『冬の終り』は歌詞には一切関係なく女性のパート職場の人間関係の話だった。 まあ当時の僕らがカーステレオで流す音楽の何割かがユーミンやサザンであったように、青春の傍らには必ずユーミン曲が流れていたという象徴のような小説なんだということかな。 『私を許さないで 憎んでも覚えてて』というキラーフレーズが印象に残る『青春のリグレット』は、自由奔放に恋愛をしていた女性が回顧しながら交差点で物思いする話は、僕のイメージに近かったかなあ。『綿矢りさ』だから、女性のしたたかさ?が描かれていてちょっと怖かったな。

    1
    投稿日: 2025.03.07
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    親の影響で耳馴染みのあったユーミン。 各曲を元にしたアンソロジー。 元々ユーミンの歌そのものがすでに完成された世界観があり、ストーリー性が強い。 そこに作家それぞれが独自の視点から、新たな物語 を紡ぐってかなり難しいことだと思う。し、実際ハマらないってレビューも見かけた。 ともあれ雑食な私は、そのあたり全く気にせず楽しめた。 選曲も非常にマニアック。よきかな。 そしてドラマ化されてたってマ?みてみよー!

    0
    投稿日: 2025.01.17
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    ユーミンの世界、昭和だけでなく平成にも令和にも、ありふれた日常生活の中で存在してる、都会を生きるオシャレな人たちだけでなく、地味に質素に控えめに生きている私にもきっとあるのだろうなー。

    0
    投稿日: 2025.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    松任谷由実デビュー50周年記念オリジナル小集。全作書き下ろし。ユーミンの名曲タイトルから6人の女性作家が新たに奏でる小説のハーモニー。令和4年7月1日発行。 小池真理子 「あの日にかえりたい」(1975年) 桐野夏生 「DESTINY」(1979年) 江國香織 「夕涼み」(1982年) 綿矢りさ 「青春のリグレット」(1985年) 柚木麻子 「冬の終り」(1992年) 川上弘美 「春よ、来い」(1994年) ユーミン世代ではないので、リアルに記憶にあるのは「春よ、来い」くらい。といっても、歌詞なんて気にしてなかった年頃だったので、いまいちよく分かっていない。本当は、曲を聞いて、歌詞を読んでからこの本を読もうと思っていたのだけど、まぁ、積読になってしまっていたので、ひとまず読んでみた。 ユーミン世代のお姉さまたちに読んでもらって、感想と解説を求めようと思う。 NHKのドラマでもやっていたのは知ってたけど、見逃したんよね。 以下、各小説ごとの感想。 「あの日にかえりたい」 1970年代に東京の大学に出てきた女子学生。恋?と友情のあいだで迷い、友情のために嘘をついたのに、気付かれて疎遠になってしまう。でも、年賀状のやり取りは続く。あの日、嘘をつかなければ、ずーっと大人になった今の2人の友情の形は違ったのかな。 「DESTINY」 30歳を過ぎた真面目だけど、マザコンなのでは?という男性の恋。きっとこういう誠実で真面目で、仕事も安定してるけど、恋愛下手な男性っていると思う。女性も然り。 「夕涼み」 結婚して子どももいる姉が、年の離れた妹の結婚をお祝いしつつ、結婚後に起こる、女性が抱える悩み、窮屈さ、夫婦関係の悩み・・・。そんな思いを妹がしなくてもよい結婚を姉は願う。敢えて海外で見た女性たちの様子を例えのように出しているのが、美しいというか、生々しくない。海外でも日本でも、女性が抱えるものは同じなのね。ちょっと切ない。切ないけど、この姉の願いが多くの人に広がって、何かが変わっていくといいな。 「青春のリグレット」 自分の方が相手を好きで好きでたまらなくて結婚した方が幸せなのか。それとも、相手の方が自分のことを好きで好きで大切にしてくれて結婚した方が幸せなのか。 私も思い当たる恋愛があり、んー、と考えてしまった。 「冬の終り」 地方の寂れた?スーパーのフードコートで働く女性。時々シフトが一緒になる女性のことが気になる(恋愛ではない)。ある時ユーミンの曲が店内でかかったとき、その女性と心が通じ合ったような、近づいたような気がして、スーパーの他のおばちゃんたちと深入りしないでおこうと思いながらも、行動は深入りしていて、ちょっとクスッとしてしまった。いいね、女の友情。これは女の友情だと私は思う!柚木麻子さんはこういう話うまいな~。 「春よ、来い」 実は一番よく分からなかった話。でも、私なりに解釈した。 知らない誰かのために、自分に与えられた特別な能力を使って、知らない誰かの幸せを願う。 きっと私たちの世界って、どこのだれか知らないけど、心のなかで「頑張れ!」と応援したくなったり、「この子の優しさがこの子を幸せにしますように」とそっと願いたくなったり、そういう小さな小さな誰かに対する優しい気持ちが集まって、巡りめぐって、自分にも幸運がやってきているのかもしれないと思う。 さて、近いうちに、ユーミンの曲を聞いてみよう。

    0
    投稿日: 2024.12.11
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    ユーミンの曲のトリビュート小説。6つの作品のうち知っている曲は2曲だけ。曲を知っている人の方がより楽しめそう。 でも、知っている2曲も、私が持っているイメージとは全然違う作品だった。 音楽って自分なりの解釈をして、ストーリーが出来上がってることも多いので、ピタッとはまるといいけど、はまらない場合はどうしても違和感を持ってしまうなと思った。

    39
    投稿日: 2024.11.03
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    6曲のうち頭の中でメロディを再生できるのは1,2曲だけだけど、そこを抜きにしても楽しめた。初読みの作家さんの作品を読めたのもよかったな。第一篇が昭和の時代を回想するストーリーだから、それ以降も脳内で時代設定に混乱してしまった。最後の「春よ、来い」がよかった。これのおかげで読後感は暖かいものになりました。

    2
    投稿日: 2024.10.20
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    こちらもNHK夜ドラで見たのがきっかけ。 各作家さんがユーミンの歌から短編集を書いたもので、各章が歌の名前になってるから、読んだ後聞いて余韻を感じるのもいいかもしれない。 普段あまり音楽聞かないけど、読書で出会った音楽たちは聞きたい。 「春よ、来い」良かった。 2024.3.15読了 ここからは夜ドラのお話。 夜ドラは漫画原作が多い中で、星新一と本作、映像化してくれて嬉しい。 特に「春よ、来い」の最後の1分は衝撃的な印象が脳裏にこびりついていて忘れられない。絵的には普通の風景なんだけど、ユーミンの音楽と、短編集のストーリーと、映像化の化学反応がすごかった。 夜ドラは本当に良い作品が多くて、 漫画読まないけど、 ・ミワさんなりすます ・作りたい女と食べたい女 ・VRおじさんの初恋 ・柚木さんちの四兄弟。 などと出会えた。

    4
    投稿日: 2024.09.26
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    『Yuming Tribute Stories』読了。 今年になってからNHKの夜ドラ枠で放送されていたものを何気なく観たのがきっかけで読んでみたいな〜と思って購入した。 ユーミンの存在は知っていても、曲に関してはなんとなく知っているわ〜ぐらいの人間が読んでも面白かったです。ドラマ化した短編も面白かったし、何よりも小池真理子さんの「あの日にかえりたい」が一番の衝撃でした…。 昭和、平成、令和の時代を行ったり来たり。今の時代でもユーミンの曲は響くものがあるけど、私が生まれる前の時代から多くの人が聴いてきたんだなと思うと、とても不思議。数十年単位でで使用しているツール(電話、メール、SNS…)は変わってきているのに、人間の営みに関しては然程変化はないんだなと思ってな。人間の感情はいつの時代においても彩りを失わない。 でもやっぱり、川上弘美の「春よ、来い」がよかった。ドラマもとても素敵で何度も見返したんだけど、本当に、素敵でした。人を思うことはとても素敵ですねぇ… 2024.9.11(1回目)

    7
    投稿日: 2024.09.11
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    印象に残ってるのは「あの日にかえりたい」と「冬の終り」 「冬の終り」の主人公の朋子が自分みたく感じられた、深い(といえばいいのか…?)人間関係を築くのをできるだけしてこなかった人間が、パートというコミュニティの他人を巻き込んでいく様に、ちょっと尊敬の念を抱いた、すげ〜

    0
    投稿日: 2024.06.24
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    あの日にかえりたい 夕涼み 春よ、来い ユーミンはテレビで見るくらいしか知らないけど、 日常の中の神様みたいだ

    0
    投稿日: 2024.05.20
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    『Yuming Tribute Stories』 #小池真理子「あの日にかえりたい」 #桐野夏生「DESTINY」 #江國香織「夕涼み」 #綿矢りさ「青春のリグレット」 #柚木麻子「冬の終り」 #川上弘美「春よ、来い」 2022年 新潮文庫 松任谷由実さんデビュー50周年記念の一環として発売された小説。 数多くあるユーミンの楽曲をモチーフとした、日本を代表する錚々たる作家陣によるアンソロジー。 NHKの夜ドラでドラマ化されたのをきっかけに再読しました。 楽曲の歌詞をそのままということではなく、あくまでもモチーフとして書き上げられた小説なのですが、それぞれの作家陣の展開が斬新だったり、かなり興味深かったです。 楽曲を聞きながらの読書もおもしろかったですよ。 夜ドラも録画しているので楽しみです。 #YumingTributeStories #松任谷由実 #ユーミン #Yuming #新潮文庫 #読了 #NHK #夜ドラ #ユーミンストーリーズ #夏帆 #麻生久美子 #宮﨑あおい

    3
    投稿日: 2024.03.13
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    ユーミンのこの曲はこんな感じだ!という固定観念のムダさを ページの隅々から感じました。作家さんの想像力は やっぱりすごい。個人的に「春よ、来い」が好き。ライブ会場に足を運ぶ人々は 縁もゆかりもないけれど、誰かを必ず想っているんだなぁ〜と思う。だから ライブ後は しあわせ気分が満ち満ちに!贅沢な短編集で満足。ユーミンバンザイ!!(笑)

    8
    投稿日: 2024.03.08
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    ユーミンの曲を題材にして描かれた短編集です。 ユーミンの曲は、「春よこい」しか知らなかったので、他の曲も聴きたくなってすぐ調べて曲を聴きながら読んでいました!笑

    0
    投稿日: 2024.02.05
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    江國香織さんの「夕涼み」と綿谷りささんの「青春リグレット」が読みたくて手に取った。夕涼みは、夫の行動にゾッとしたし、私だったらそんなズレた夫とは一緒にいられないと思った。「逃げたかったわけではない、が、逃げられないと思わされることは恐怖だった。竦むような、恐怖だった。」という言葉に共感。誰かに自分の選択肢を奪われたり、縛られたり、自分で自分を決められないことを、人は恐怖と感じるんだなと思った。そして誰にもその出来事は話せないことも、夫を含む周りにはいつまでも愛し合っている夫婦だと思われていることも、自分だけがこのザワザワした気持ちに気づかないふりをしていればいいんだと感じるのもわかる。老女たちの夕涼みを今になって理解できるようになってしまったことも、それを見て単に奇妙だと思うだけだった過去を無敵だったと表現したことも、妹にはそんな日が来ないでずっと幸せでいてほしいと思う姉の気持ちも、切なかった。 「青春リグレット」は、自分の何がそんなに好きかわからないくらいに愛してくれた人を、自分は愛せなかったことを夫に離婚を切り出された時に思い出す。愛される恋愛がどれだけ幸せだったか、それはその時には理解できなかったのだから仕方ないし、後悔しないでほしいなと思った。後になって気づくものってある、もう取り返しはつかないけれど。彼との時間を俯瞰で冷めた目でみてしまうところ、古傷が痛んだ。愛の重さは同じくらいがいい。

    0
    投稿日: 2024.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ユーミンの曲からイメージした短編集 一流の女流作家ばかりなのでどの作品も興味深く面白かったし、贅沢だと思う。 最後の「春よ来い」が1番印象に残った 願いごとひとつ叶えられるとしたら、 自分だったら何にするだろ? 自分や身内、知り合い以外について願わないといけないという条件がつくと案外難しい。 でも思いついたらきっとわくわくしそうで楽しい思考だなと思った

    10
    投稿日: 2023.12.11
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    江國香織先生の短編が読みたいがために手に取りました。 他の短編は、なんだかドラマ化するそうですが…そりゃあ江國香織の短編はそう簡単に映像化できんわな…と納得。 そりゃそうだ。 「夕澄み」 (ユーミンのこの楽曲をチョイスするのもまた、江國香織だよなあ…。) そうそう、この雰囲気ってか、時の流れの緩やかさというか、空気感というか…江國香織みが溢れかえってるよ…。 暴力的なほどの純愛を妻に無意識にぶつける夫、天真爛漫で不条理な子どもたち、健啖家な大人、それを独自の視点で見つめる女性…。 愚かしいけど、穏やかな愛の形。 愛と人生と、無常さと…けれど、それがいとおしいのだと、今日も江國香織は我々に教えてくれる。

    1
    投稿日: 2023.12.08
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    ユーミンの曲をモチーフにした短編集。 どれもほろ苦い、大人の作品集かな。 綿矢りささんのは、ちょっと怖かった。多くは読んでいないのだけど、ちょっと危うい女性を描くのが得意な作家さんなのかなと感じた。 川上弘美さんの作品は、辛い描写もありつつ、それでも希望を持たせる終わり方でよかった。女の子がしあわせであるようにと、私も願った。

    5
    投稿日: 2023.12.05
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    松任谷由実さんの楽曲をテーマに各作家さんが書いた短編集。 個人的には「春よ、来い」が一番好きだった。3人の視点から描かれるストーリーで、一見全く設定のない3人がどう関わってくるのか楽しかったし、ちょっとファンタジー的要素もあって(読んだ人にはわかる「あれ」)、なんだかあったかい作品で素敵だった。そして、ちゃんとユーミンのことが書かれてた。

    1
    投稿日: 2023.09.20
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    自分の好きな作家さんと嫌いな作家さんがはっきりした作品。 やっぱり柚木麻子さんの作風はかなり好き!

    0
    投稿日: 2023.06.07
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    あまり歌詞リンクしている感じはしなかった気がする(あまりユーミン詳しくないのもあるかもだけど) 綿矢りささんの青春のリグレットは綿谷さんらしいぶっとんで振り切った感じの主人公で面白かったし、歌詞と相まって忘れられない恋がある人には刺さると思う。 「尽くされるより尽くす方が好き、自分が心から愛せる相手と一緒になることん夢見ていた20代のころ」 春よ、来い 「合コンが苦手じゃない男や女ってあんがい少ないんだよ」合コンって結局、互いを値踏みしてアピールする競技でしょうそんなのが好きな人間ってスポ根マンガに出てくるようなタイプの人間だけだから。

    0
    投稿日: 2023.05.31
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    松任谷由実の曲を元にしたトリビュート小説集 著名な作家さん達による、別角度からの切り口で綴られる物語 歌詞をそのまま物語にしたものではない むしろ設定のリンクはそんなにないかも タイトルにインスパイアされた短編という表現の方が近い 収録は6編 あの日にかえりたい/小池真理子 DESTINY/桐野夏生 夕涼み/江國香織 青春のリグレット/綿矢りさ 冬の終り/柚木麻子 春よ、来い/川上弘美 解説:酒井順子 ・あの日にかえりたい/小池真理子 いまも私の心は学生時代を過ごしたあの場所にいる 昭和の学生運動が盛んな頃の大学生 男を巡る友人とのちょっとした行き違い 大学生の頃に戻りたいと思う人は結構いるかもですね ・DESTINY/桐野夏生 大学職員の独身男子が心奪われた「運命の人」とは? 規則正しい生活の中で出会った運命の人という思い込み 片想いという状況にものすごく共感する でもまぁ世の中そんなもんですよね ・夕涼み/江國香織 かつて暮らしたポルトガルのあの光景を忘れられない もうすぐ結婚する妹との会話の中で、自分の結婚生活やそこに至るまでのことに思いを馳せる。 特別不満があるわけでも、後悔しているわけでもなくて、むしろ幸せなのだけど、ふと遠くを見てしまうことだってある。 もうすぐ結婚するという妹との会食 自分が結婚するまで、そして結婚生活に思いを馳せる 夫の事は嫌いではないし、むしろ今の生活に幸せを感じてはいる ただ、昔に夫と見た、老女達が無言で夕涼みをする光景を思い出し、自分の将来を考える 恭二の行動がある意味でホラー まず前提としてDVだし その解決法をいきなり勝手にしてくるとは…… 重すぎる愛は、確かに怖さを感じる場合もあるでしょうね 文章から感じるいつもの江國さんっぽさ 「――」で挟まれる詳細、()でテンポよく繰り返される挿入、「行かれる」という言い回し 私はこの文体が好きなんだろうか? ・青春のリグレット/綿矢りさ 離婚直前の私の心を占めるのは元彼への悔恨だった 離婚が決定的な状況で、昔付き合っていた男との事を思い返す 自分が愛している人と結婚したが、相手は自分を愛さなかった 昔の男は自分を愛してくれたが、自分は相手を愛せなかった ・冬の終り/柚木麻子 友情とも憐憫ともつかない同僚への感情の行方は? 友達になりたいという程ではないけど、もっと交流をしたい そんな女性同士の微妙な距離感 わかり合いたいという気持ちなんだろうか? ドラマ好きな柚木麻子さんらしく、この曲が主題歌だったドラマ「その時、ハートは盗まれた」が話題として出てくる ってか、これが放送された当時って柚木さん小学生だった頃なのによく覚えてるなぁ カセットテープというガジェットも何とも昭和感がありますよね ・春よ、来い/川上弘美 一度だけかなえられる能力をもつ人々が願ったもの 正しくは一度だけ他の人のために願いを叶えることができる家系(と思いこんでいる?)人たち 両親を事故で亡くし、祖父と叔母と一緒に暮らす中学生女子 3人の視点が入れ替わりながら、最後は一つに収束していく やはり、ユーミンのライブと言えば苗場ですよねー 少女視点の話もいいけど、母親が何を願ったのかを知る場面もなかなかいい 多分、そんな能力はないんじゃないのかなー と思うんだけどね 酒井順子さんの解説も、これで一作のような雰囲気を感じる

    2
    投稿日: 2023.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ユーミンの曲を女性作家さん達がトリビュートし 創作された物語の短編集。 小池真理子「あの日にかえりたい」 まだ共同玄関や共同トイレが一般的だったころに 学生時代を過ごした主人公の郷愁の物語 既に老年に入った主人公が人生を振り返るような 切ない物語。短編の中に人生の流れがつまっていて さすが小池真理子さんだなと思った。 桐野夏生「DESTINY」 村上春樹が愛読書の争いごとを好まない青年の物語 変わらぬルーティーンの中ではっと目についた 女学生に少し惑わされてしまうけれど、また 普段の日常に戻っていく。何も劇的なことは ないのだけれどシニカルでとても良かった。 村上春樹とか山田風太郎とか主人公の愛読書が 渋いのが良かった。 江國香織「夕涼み」 THE、江國さん。 江國さん定番設定の仲良しの姉妹が出てくる。 主人公は姉の花、妹の結婚のお祝いに関東郊外から 都内の独身時代のいきつけの串揚げ屋さんに出てくる。 妹との会話の中で、重大な悩みではないけれど 少し心を重くする家族の悩みを反芻したり。 平和な姉妹のやり取りの中に差し込まれる花の 夫婦のやり取りの回顧がちょっとゾクっとした。 家族って平和とか安心の象徴と思われるけど 責任とか逃げられないとか閉ざされた重しも 含まれていてそういうことをとても上手に表現していて 幸せな気持ちとちょっと背筋が寒くなる気持ちが 両方感じられて読み物としてとても面白かった。 綿矢りさ「青春のリグレット」 柚木麻子「冬の終り」 この2編は軽く読んでしまったので特に感想はなく。 川上弘美「春よ、来い」 一番ページ数をとっていて短編の中に 永井カナコ38歳、上原多恵13歳、衣笠雄大29歳の 三人のことが交互に視点が変わって描かれている。 当初三人に接点はなく大人二人には秘密があって、 13歳の子供はいじめを受けている。 衣笠雄大のパートは少しユーモアがあってお父さんも 良い味だしていて、上原多恵ちゃんのパートは悲しいけど どうにもできないむなしさ、子供の無力さが感じられ でもそれでも頑張って毎日淡々と過ごしている 強さも感じられる。永井カナコさんのパートは パートナーも含め皆優しさに満ちていて とても良かった。最後ハッピーエンドってわけではない けれど、焚火にあたるしっかりとした暖かさではなく、 白熱灯に手をかざした暖かさのようなふんわりじんわり した余韻があって、少しだけ良い方向へ行きそうな 終わり方でとても良かった。 一旦全部読み終わってからもう二度も春よ来いだけ 読み直している。毎回じんわりと目が潤む、 そしてこれでいいんだよって自分のこと含め皆の人生を 納得できるような読後感。さすが川上さん。

    6
    投稿日: 2023.05.22
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    印象に残ったところ ・小池真理子 『あの日にかえりたい』 学生時代のほろ苦い仲違い。どこでボタンをかけちがったのかなーと思うことは、人生であるけれど、そのどうにもできない思い残りを微妙なタッチで描いた作品だった。ズシンと澱が残るような、そんな読後感。 ・綿矢りさ 『青春のリグレット』 菓子の思い出に共感。 その当時は、その後にそんなに大きな存在になることなどないと思った存在が、ふといちいち思い出す存在になっていたと感じることはある。それが確かに青春という時期特有のものなのかもしれないなーと気付かされる。

    0
    投稿日: 2023.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ユーミンを聴きながら読む、曲を小説に合わせて読むのは初めての体験。音からも世界の広がりが感じられて面白かった。

    0
    投稿日: 2023.04.03
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    ユーミンの名曲と作家が紡ぐ6編のストーリー。 ○あの日にかえりたい〜小池真理子  ちょっとした嘘で気まずくなった友、苦い思い出。 ○DESTINY〜桐野夏生  規則正しい生活の中に運命の人だと感じた出会い。 ○夕涼み〜江國香織  老女たちの沈黙の中に見えてくる感情。 ○青春のリグレット〜綿矢りさ  身勝手な主人公はどうするのだろう。 ○冬の終わり〜柚木麻子  女たちの感情のやりとりがあるある。 ○春よ、来い〜川上弘美  願いを叶える能力があれば、どう使うのか。  きっと春は来る…という結末。 ユーミンの歌は、どことなく哀愁があって心にじんわり沁みてくる。 それに合わせて物語もありふれた日常の中でおこる出来事に、きっと春は来るよ、という明るい先を予感できる。

    45
    投稿日: 2023.03.24
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    毎週末スキー三昧だった20代の頃。クルマでユーミンの番組をラジオで聞きながら帰路に着くのが常だった。ラジオからはユーミンの曲とリスナーから寄せられた葉書がオーバーラップしてた。 50周年記念のアルバムから6つのストーリーが作られている。ユーミン、全曲聴きながらストーリーを妄想したくなる。 「あの頃に帰りたい」帰れないけど、思い出にはひとり帰ることはできる。せつない。

    5
    投稿日: 2023.03.07
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    20230301 ユーミン、デビュー50周年記念で編まれた、ユーミンの曲から広がる6つの物語。選ばれた6曲には、どれも強烈なフレーズがあって、例えば『青春のリグレット』は~私を許さないで 憎んでも覚えてて~自分からふっておいて、このふてぶてしさ!(いやでも相手によっちゃあそうよな)という曲。『冬の終り』なら~頑張るあなたが 憎らしかったの 置いてきぼりにされるみたいで~近しい人に抱くこの感情も、ヒリヒリとわかる。『DESTINY』ならもちろん~どうしてなの 今日に限って 安いサンダルを履いてた~だ。いつかフラれた男を見返してやろうと頑張ってたのに、今日に限って…こりゃもう結ばれることはないんだな、という結末。自らの経験から、想像から、勝手にイメージを作って景色が見えて、うっとりと聴いていた曲たちが、プロの作家の手にかかるとこうなるんかい!という、新しい解釈を見せられた感じで、楽しかった。 小説にはないけど、『卒業写真』が実は先生と生徒の曲だったりするように、作った人と、聴く人の歌の世界は違っててもちろんOKだと思うし、それが面白い。『冬の終り』も歌詞だけ読むと、「あなた」は男子生徒ともとれるけど、卒業間近にちょっと距離の空いてしまった女友だちに置き換えると、これまたスーッと入ってくる。そんなふうにして、名曲たちが新たな装いでメロディを奏でてくれたような1冊だった。 などと書いた直後に新聞を覗いたら、天声人語の筆者が『卒業写真』の歌詞をとりあげて、いま聞くと「あなた」は18歳の自分だと思う。と書いていた! 〜人ごみに流されて 変わってゆく私を/あなたはときどき 遠くでしかって〜 〜あの頃の生き方を あなたは忘れないで〜 今日は、都立高校一般入試の合格発表の日であり、多くの高校で卒業式が行われた日でもあった。コロナ禍で苦しんだこの世代の若者たちのことを、忘れないようにしよう。

    0
    投稿日: 2023.03.02
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    「あの日にかえりたい」「DESTINY」「夕涼み」 「青春のリグレット」「冬の終り」「春よ、来い」 ユーミンの名曲に乗せて6人の女性作家が書き下ろした短編集。 原曲に忠実にと言うよりは其々の作家さんが発想を飛ばして紡いだ物語。 異性を挟み些細な事で仲違いをしてしまった女性を描いた小池さんの『あの日にかえりたい』は誰しもこれに近い経験がありそう。 男性を主人公にした桐野さんの『DESTINY』には悲喜劇的なものを感じ、大学職員の彼にちょっと同情。 川上さんが描く『春よ、来い』は辛辣さもありながら最後は温かな余韻が残る。

    0
    投稿日: 2023.02.18
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    ユーミンは親世代で自分は仕事中にラジオでユーミンラジオが流れてるのをなんとなく聴くくらいで、曲もそんなに知らなかったけど、友達から借りて読んだら面白かった。ユーミンの曲名が、小説のタイトルになっている短編集。曲を全然知らないから、各短編を読む前に、タイトルの曲を歌詞見ながら聴いて、その後に本を読んだ。だけど、曲のストーリーとは全然関係なさそうな、、たまにあるような、、笑 自分は曲に思い入れがなくて初めて聞く曲ばかりだから普通に小説として楽しめたけど、ユーミンの曲が大好きでその小説を想像して読む人からすると物足りないのかもと思った。

    0
    投稿日: 2023.02.18
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    私の中でのユーミンの世界とは、ちょっと違う感じでした。 私が感じるユーミンの詩のイメージから離れて読めば違和感は、なかったかもしれません。 そんな中で、最終章の「春よ、来い」は、素直に心に響きました。 生きてる中での冬を乗り越えて、きっと春が来る、春のあたたかさが感じられました。 ユーミンがみんなそれぞれを和ませ、それぞれの思い出や、出来事に寄り添い、明日への希望を抱かせてくれる。 私の大好きなユーミンが描かれていて嬉しかったです。

    1
    投稿日: 2023.02.04
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    ユーミン50周年アルバムを聴きながら。 「冬の終り」のイメージが変わった!好きな曲上位にランクイン。曲そのものが人と人をつなぐ話。「DESTINY」はもともとの歌詞のイメージそのままにうまく物語になってる。結末が好き。「青春のリグレット」は交差点とか細かいディテールを反映させててよかった。

    0
    投稿日: 2023.01.19
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    ユーミンが大好きで『こんな本もあるのか!』と喜んで買った本。 ユーミンの歌って(誰のでもそうかもしれないけど)その歌自体でストーリーが出来上がっていると思っていたのですが、ここまで違う話になるのだなぁ…作家さんってやっぱり凄い。と、思いました。

    1
    投稿日: 2023.01.10
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    少し前から昔のユーミンをよく聞いていて、 すごく楽しみにしてたのですが、 想像とあまりに違っていて あまりにもユーミンの曲とはかけ離れているような。解説読んでなるほどねとは思ったのですが。 これだけの作家さんが揃っているので、それなりに読めるのですが、 正直ユーミンわい‼︎と叫びたい。

    18
    投稿日: 2022.12.21
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    ユーミンとのコラボだなんて嬉しい♪ ユーミンの懐かしい曲を聴きながら読書を楽しみました。 メンバーも豪華。こういう特別に楽しめるような企画や遊び心のある作品は大好きです。 今回初めて桐野夏生さんの作品を読みましたがおもしろかった。個人的に主人公に愛着を感じてしまいました。 そしてまだ一作しか読んだことのない川上さんの作品では、序盤から物語に引き込まれてしまい何が起こるのかワクワク。 短編集では新たな作家さんと出会えるのも嬉しい。 中山七里さんの作品で“中島みゆきさん”の楽曲にちなんだ作品がありましたが、本作を読んで、いろんなアーティストの楽曲とのコラボ作品をもっと読んでみたいなぁと思いました。

    5
    投稿日: 2022.12.20
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    まず作家陣がいい。そして“選曲”も。“アレンジ”もさすがで粒ぞろいの6編。詞の世界と同じ70年代の空気感が郷愁を誘う小池真理子さんの「あの日に帰りたい」、3人の人生が苗場で交錯する川上弘美さんの「春よ、来い」が印象的だった。

    7
    投稿日: 2022.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】「あの日にかえりたい」 小池真理子/「DESTINY」 桐野夏生/「夕涼み」 江國香織/「青春のリグレット」 綿矢りさ/「冬の終り」 柚木麻子/「春よ、来い」 川上弘美

    4
    投稿日: 2022.11.10
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    豪華な作家さん達に惹かれて手に取った本。 ユーミンの曲自体は少し前のものが多く、殆ど知らなかった。 川上弘美さんの「春よ、来い」が1番好き。3人の目線で紡がれる物語、とても素敵だった。 どのストーリーも甲乙付け難いけれど、江國香織さんの「夕涼み」、綿矢りささんの「青春のリグレット」も好き。 曲を聴いてから読むと印象が変わるのかな?とも思うので、後日ゆっくり再読したい。

    6
    投稿日: 2022.11.10
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    大好きな作家たちが大好きなミュージシャンの曲から素晴らしい物語を生み出してくれた。こんな幸せはない。

    1
    投稿日: 2022.10.25
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    2022/10/15 女流作家の、作風の違いをまざまざと感じる短編集。 小池真理子さんの「あの日にかえりたい」で若かりし頃を思い、 桐野夏生さんのなんだか黒さを感じる「DESTINY」でふふっと笑ってしまった。 川上弘美の「春よ、こい」は映画を観たみたい。 ユーミンの作品、爽やかなようで黒さを感じるよね。

    0
    投稿日: 2022.10.24
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    ユーミンは本を読んで、インスパイアされて作った歌もあると聞いた事がある。その逆パターンの有名女性作家たちの短編6つ。ひとつの歌でも、その人それぞれの捉え方があるんですね。知ってる曲ばかりだったので面白かった。

    1
    投稿日: 2022.10.11
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    50周年を記念して 6人の作家により、 ユーミンソングを小説化。 あの日にかえりたい 小池真理子 DESTINY 桐野夏生 夕涼み 江國香織 青春のリグレット 綿矢りさ 冬の終り 柚木麻子 春よ、来い 川上弘美 流石の作家人だけに 短編ですが小説ひとつひとつが  深いストーリーになっています。 そう来たかと思いながら読みました。

    0
    投稿日: 2022.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ユーミンの歌には魔法がかかっていると思う。 その歌を聴くと、その声を聴くと、その歌詞が耳に入ると、瞬間的に何かを思い出す。 アタマの中の、あるいは心の中の何かに結びつく魔法の鍵が仕込まれているのかもしれない。 かつてその歌を聴いていたころのことや、あるいは聞かなくなってずいぶん経つついこの間のことや、いろんなあれこれが情動の波となって押し寄せてくる。 そんなユーミンの歌を6人の作家が自分の中の何かに結び付けて物語として紡ぎだした。 ふふふと笑ったり思わず泣いたり胸がきゅっとなったり忙しい読書時間だった。 どれもこれも好きしかない物語の中で、それでも一番好きなのは「春よ、来い」。読んでる途中も、読み終わった後も、ずっと繰り返し聴いている。

    1
    投稿日: 2022.10.09
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     DUOバンドを組んでいるピアニストの女性からお借りした何冊もの原田マハの本の中に、この本が一冊入っていた。DUOに限らず、ともに所属する地元バンドも含め、ユーミンの曲はぼくらのレパートリーにいくつも入っている。彼女はユーミンが好きなのだ。  そしてこの本に作品を提供した6人の女流作家たちもユーミンが好きなのだろう。この本はユーミンの曲をそれぞれの作家が、ユーミンの曲をテーマとして書いた短編作品を集めた一冊であり、さらにこの試み自体が、ユーミンのデビュー50周年を記念したものであるという。  ぼくはユーミンがデビューしたニューミュージック時代は、大学生だった。その頃は、特にその種のジャンルにぼくは興味を持ってはいなかった。どちらかと言えばフォークソングの末期世代と、ウッドストックを賑わせたアメリカのロック・ミュージシャンに熱を上げていた。お洒落な新しいニューミュージックのジャンルもそれを歌う男女新しいシンガーたちにも、なかなか慣れることができず、ただただ古い音楽が消えてゆくのを悲しんでいたように思う。ウォークマンという楽曲を鳴らす秘密兵器が世界に登場した頃のことだ。  ぼくが所属した音楽サークルは、アメリカン・トラディッショナル・フォークソングの同好会だったが、スイングアウト専門の会なので一年と持たなかった。ぼくはずっとウエストコースト・サウンドやブルースを聴き続け、演奏の方はオリジナルなどに偏りつつあった。  でもその後、半世紀も経った今は、ユーミンのいろいろな曲を耳にし、自分もその曲をあちこちで演奏するようになり、ユーミンという歌手の才能に相応の敬意を払うようになったし、彼女の音楽は総じて演奏して楽しく、メロディも歌詞も優れた才能に裏打ちされたものと今では根強く評価している。ごく当たり前のことみたいに。  但し今もユーミンの楽曲のすべてに詳しいわけではなく、本書の作品タイトルはすべてユーミンの曲名で出来上がっているのに、知っている曲は数えるほどである。なので、その作品に取りかかると同時に改めてネットで検索したタイトル曲を視聴した。作家の年齢もまちまちだが、それぞれの時代の作家にタイトルとして選ばれた曲もまちまちなので、アルバムを聴くようにしてこの本を楽しんだ。  ぼくにはこの本の中には未読の作家が多く、主要作を読んでいるのは古くからミステリの世界で活躍している小池真理子と桐野夏生くらい。なので、やはり二人の作品が結果的にも一番心に来る。短編集の構成として面白かったのは川上弘美の作品かな。最もトリビュートが具体化された作品だったし、短編集の最後を飾るのが、苗場のユーミンのコンサートというクライマックス感もバランスが良いと思う。  自分ではまず読むはずのなかったこの稀有な作品集を読む機会をぼくに与えてくれたバンド仲間であるユーミン好きのピアニストには、改めて感謝である。

    8
    投稿日: 2022.10.07
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    人それぞれの、個人個人の解釈が垣間見える瞬間や事柄が好き。なので、ユーミンという名曲ひとつひとつを、作家さんたちがどんな風に噛み砕いてストーリーを与えるのか、ものすごく興味が湧いて一目惚れした本。 どれもすごく良かった。 なかでも、個人的に、 綿矢りささんの青春のリグレット と 川上弘美さんの春よ、来い  が好みだった。

    2
    投稿日: 2022.10.07
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    好きな作家さんたちが、好きなユーミンに歌をタイトルに短編を紡ぎ出す。 ”冬の終わり”以外、すべて知ってる大好きな歌ばかり。 小池真理子に「あの日にかえりたい」 桐野夏生の「Destiny」も良かったけど、やっぱり 川上弘美の「春よ、来い」は出色だっだ。 ”あれ”を両親を交通事故で亡くし飄々とした祖父と叔母(母親の妹)と澄んでる多映の為に使ったんだね。 学校でいじめられないように。 永井カナコ38歳、上原多映13歳、衣笠雄大29歳、縁もゆかりも無い3人が苗場にユーミンのライブに集結し、そこで 他人の為にだけ使えるたった一度の願い事を、多映のために使うんだね。 いつまでも読んでいたい、川上弘美の文章ってなんでこんなに心地よいんだろ。

    1
    投稿日: 2022.09.22
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     『あの日にかえりたい』、大大大好きな曲です。 秋吉久美子さん主演のドラマ「家庭の秘密」で使われました。 ユーミンの歌声と秋吉久美子さんの個性的な美に魅了されたことを懐かしく想います。  今もこの曲を聴くと、胸が締め付けられ、わけもなく涙が込み上げそうになります。 だからなのか、小池真理子さんの物語の世界に素直に入り込めない。  ユーミンの世界観が、わたしの中では強いのでしょう。 なので、ユーミンの世界観を忘れて読むことに。 すると、個性が光る面白い物語に変わりって行きました。  特に、ラストの川上弘美の『春よ、来い』は、人間味に溢れた物語で素敵でした。 作中の『アレ』って何のこと⁈とワクワクさせられ、クスッと笑わせて、最後、泣かせる、優しいストーリーでした。  また、苦手と思っていた綿矢りさですが、『青春のリグレッド』は描き方の面白さにちょっと感動しました。 良かったです。

    3
    投稿日: 2022.09.16
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    大人向けアンソロジーですね。人気作家ばかりで、どれもさすがの小品集。 どの作家さんも好きだけど、印象的だったのは江國香織さんかな。江國さんご自身が姉妹で雑誌に登場されていたりするから、夕涼みを読むのがとてもしっくり来たし、楽しかったです。私にも姉と妹(と弟)がいて、昨年には妹が私の住む隣駅に引っ越してきたりしたから、余計にそう思うのでしょう。姉妹って不思議ですよね。年の差もあるしライフステージやそれぞれ展開が違って、一緒に育ってきたはずなのに対岸のように距離を感じることもあります。 私の推し小説家である桐野夏生さんは、普段グロい作品も多いから、こちらの短篇のような淡い風合いが珍しく、楽しかったです。

    3
    投稿日: 2022.08.30
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    松任谷由実さんことユーミンのデビュー50周辺記念としてユーミンの名曲を題材にして6人の女性作家が 新たに書き下ろした短編小説です。 ユーミンの特にファンという訳でもないですが、 ドラマを観てたり、映画を観たり、お店でBGMとして ユーミンの曲が流れていない時が無い時代に生きていたので、この本のタイトルを見ただけでも懐かしい思いに 駆られて手に取りました。 本を読みながら音楽も想像しながら読んでいましたが、 いくつか知らない曲もあったので改めて聞きながら 読んでみると味わい深いものがありました。 楽曲の時代とほぼ変わらない時代と恋愛を絡めていた作品だったり、 楽曲のイメージから違った物語へ派生した作品だったりとそれぞれの作家さんが思いを巡らせて描かれたものが 多様に描かれていて楽しめました。 自分の想像していた曲の印象と作品の世界観が 同じで良かったものは、「あの日にかえりたい」、 「青春リグレット」、「春よ、来い」でした。 小池真理子さんの「あの日にかえりたい」では一人の男性を間にして 二人の女性がちょっとしたすれ違いをしてしまい 二度と戻ることができない過去への切なさとほろ苦さが 絶妙に良かったです。 桐野夏生さんの「DESTINY」がこんなユニークな形として描かれていたのが印象的でした。 自分の初めての「運命の人」がこんなことだなんてっ・・・ 他の作家さんより短めなページなのにこれだけに収まってしまうのが素晴らしいなと思いました。 江國香織さんの「夕涼み」。 夕涼みをこんな風に特別な時間というか空間だと思わされて江國さんらしい作品だと思いました。 このアンニュイさんが分かるようになるのは歳を重ねた 大人の証拠なのかなとも思えました。 柚月麻子さんの「冬の終わり」は小説の中でも書かれているようにフジテレビのドラマ「その時、ハートは盗まれた」の主題歌となっていた 曲ということで、これも柚月さんらしく女同士の友情や愛情が描かれていて楽しめました。 川上弘美さんの「春よ、来い」は縁もゆかりもない登場人物がユーミンの苗場のライブ会場に集まるまでの過程が描かれています。 ただライブを楽しむものでなくここまで行く過程が、 徐々に「春が来る」という気持ちから「春が来て欲しい」という気持ちになっていき、特に中学生の女の子の気持ちを 思うと心が痛かったですが、僅かな光を求めて春が訪れるのを待ち焦がれる思いがしました。 楽曲の印象も人それぞれなので、 この作品に対しての印象も人それぞれだと思いますが、 違った印象であってもそれぞれの味わいが出ていたので 十分に満足が出来ました。 ユーミンの音楽の世界観と小説の中の世界観が このようにして融合されるとまた違った世界観で 贅沢な空間となって楽しめました。 時にはこのような本の楽しみ方も良いと思えたので、 またこのような作品があれば良いなと思いました。 今回は女性作家だけだったので 男性作家の場合も読んでみたい気分になりました。

    2
    投稿日: 2022.08.29
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    ユーミンのメジャーな楽曲ってメロディや歌詞が頭に染み付いている(人が多いと思う)ので、そのイメージと小説の世界観が合ってるかどうか、、というのがキモになりそうな短編集。 どちらかというと、過去を振り返る系のテイストでまとめられているように感じるのは、「あの日のかえりたい」や「青春のリグレット」の2本の印象が強かったからか。。 ノスタルジー満載なトリビュートでした。

    0
    投稿日: 2022.08.27
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    ユーミン デビュー50周年記念 トリビュート作品。本当に 豪華なメンバー。 のわりに あまり印象に残らなかった感じです

    1
    投稿日: 2022.08.20
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    ユーミンを愛する6人の作家達が、自分の選んだ曲にそれぞれの思いを乗せた短編集。 「どうしてなの 今日にかぎって 安いサンダルを はいていた」 なるほど、曲はわかるけど、意味を考えた事はなかったかもしれない。 彼女は、その事によって、彼が自分にとっての運命の人ではないことを悟った。 「2人きりの夕涼みは 二度とこない季節」 若さも、夏も、祭りも、いずれは終わる。 青春の無常がユーミンの歌には散りばめられているのだと実感。 恋愛の頂点が過ぎた時に、暑さの盛りが終わっていて、恋愛も何かが終わっている。それを知りつつも、明日からも暑さが続くことを信じようとする。大人だなぁ。 「私を許さないで 憎んでも覚えてて」 強い言葉。 元彼の事だけが「青春のリグレット」 ユーミン作品の別の側面を見たような感じ。 ユーミンと超有名作家の、異なる種類の空想力の融合。 ユーミンの曲を聴いて、何かを思い出す人には、読んでほしい本。 曲を聴いちゃう! ロッキンで、実際にユーミンのライブを見たことを思い出す。

    0
    投稿日: 2022.08.16
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    ユーミンにさほど思い入れがないからか(春よ、来いしか知ってる曲なかった)どのお話もピンとこなかった。

    0
    投稿日: 2022.08.14
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    ユーミン好き女流作家の曲を題材にしたトリビュート連作集。半世紀活躍するユーミンのイメージは世代で大きく異なると思う。私のユーミンは荒井由実でほぼ終わっている。その後のユーミンは作り物感が行き過ぎていてほぼ興味の対象外。若かりしユーミンの声とその時代を知っている私には「春よ、来い」あたりで引退して「DESTINY」になって欲しかったのが本音。6編のうち、唯一曲のイメージとあっていて面白いと感じたのは、綿矢りさ「青春のリグレット」のみ。その他は違和感ある。小池真理子の「あの日にかえりたい」は惜しい佳作といったところ。新潮さん、この企画、陽水でもやってほしいな。

    1
    投稿日: 2022.08.12
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    よかった。江國香織さんと川上弘美さんの短編が、好きなのもあってかずば抜けて良かった。何度も読みたくなるほど好きだった。 豪華すぎて…綿矢りささんも良かったなぁ。

    2
    投稿日: 2022.08.10
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    ユーミンと有名女流作家の豪華コラボ! ユーミンも、江國香織も、綿矢りさも好きな自分にとってはもう自分得の一冊でしかない! 個人的にはやはり、江國香織と綿矢りさ、そして、川上弘美がよかった 小池真理子も複雑な友情関係が描かれてて良かったし、桐野夏生も笑える話だった 冬の終わりも展開がテンポよくて、つまりみんな良かった!笑 何より6人とも文章の行間からユーミン愛が溢れてて、時代を超えてもユーミンは愛されてるなぁと嬉しくなった

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    投稿日: 2022.08.01
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    ユーミンの名曲タイトルから着想した、六つの美しくて郷愁的な物語。 どの話もあっと驚くような展開はないものの、登場人物たちの心情を淡々かつ丁寧に描いているところがとても私好みだった。最後が『春よ、来い』なのも良い。あの心を揺さぶる歌声とメロディーが脳内に流れ込み、一冊が終わる。 元々好きな作家だということもあるが、江國香織さんの『夕涼み』と綿矢りささんの『青春のリグレット』が心に留まった。この二作品は、読み終えたあとの余韻が切なくも心地よくてもっと浸っていたくなる。特に『青春のリグレット』はかなり歌詞に沿ったストーリーに仕上がっており、読み終えたあとに曲を聴くことでさらに楽しめると思う。 あの頃は大した価値がないと思ったもの、大事にできなかった人が、今になってこんなにも胸の中で根を張り、私を苦しくさせるのはどうしてだろう? 私たちはいつも、大切なものを過去に置いてきてしまう。

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    投稿日: 2022.07.31
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    小池真理子から始まり、桐野夏生、江國香織、凄腕の作家たちの競作。全てがまさしく、「エモい」。 綿矢りさの「青春のリグレット」。 このそうそうたるメンバーの中で、ひときわ印象を残した作品。こんなふうにしか進めなかった若い日を、誰もが経験しているだろうが。もし、自分が菓子だったら、と思うとすうっとお尻のあたりが寒くなる。ああ、辛い。 そして流石の川上弘美。 「あれ」なんて、適当にみえるモチーフ持ってくるいつもの「ゆるさ」に、身を任せていたら、油断大敵。最後、ドンときた。ぶわっと泣かされた! エモいのもいいですねー。思い切り浸りました。

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    投稿日: 2022.07.31
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    アンソロジーって難しいですよね。 執筆依頼したら掲載せざるを得ない。 前半良かったんですけどね。

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    投稿日: 2022.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私的には、綿矢りささんの「青春のリグレット」が印象に残った。 優しいけれど愛せない彼。 その後の自分がその立場になるなんて。 けっこう残酷だな、と思った。 おそらくこの本を手に取った人が期待する内容と、実際はちょっと違うかもしれないね。 まあ、著者がどなたもツワモノ揃いだから。 もっと歌詞に添うような、べたな小説もアリなんじゃないか、と思う。

    0
    投稿日: 2022.07.21
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    松任谷由実がデビューして今年で50年。彼女の作品もトリビュートした小説を、今日本で第一線を走る6人の女流作家たちが著した。 それぞれの作家の作風にそった作品、また作家によってはイメージが違う作品に仕上がっているものもあり面白い。ユーミンの楽曲を題名にしており、その曲を聴きながら読み進めるのも一興だ。

    1
    投稿日: 2022.07.09
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    迷っていたけれど、やっぱり読むしかないかーと読んだ。 6作のうち、曲そのものを作中に入れているのは2作、他の4作は曲名からの構想、ということになるかな。 全編ともさすがの高水準なのだけれど、特によかったのは綿矢りさで、意外にも…と見直したのが江國香織。題材も広げ方も6者6様にばらけていて面白かった。 ユーミンの曲での思い出や物語の1つや2つ、誰も皆持っているわけだけれど、それをここまで昇華してまとめるプロの技が心地良い。

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    投稿日: 2022.07.03
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    思わずYUMINGTRIBUTESTORIESのプレイリストを作ってしまうくらい、良かった。 どの章もちょっと切なく、大人になった今の自分だから余計にそう思うのかな。 どの章も胸にグッときて良かった。

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    投稿日: 2022.06.30
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    純文学が読みたくなったので購入。 想像していたよりも100倍くらいつまらなかった。 本作はユーミンの楽曲を小説にするというコンセプトの短編集で、作家のラインナップも豪華だから期待していたのに、本当に残念だった。 中でもいちばんひどかったのが川上弘美の『春よ、来い』。ボリューム的には60ページくらいの短編なのだけど、がんばれば10ページくらいに削れたのではないかというくらい冗長。めちゃくちゃどうでもいい話を延々に読まされて、本当に苦痛だった。

    0
    投稿日: 2022.06.28
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    ユーミンのアルバムをBGMに読みました。 豪華すぎる作家陣! 久々に読んだ綿谷りささんの「青春のリグレット」が、曲を聴きながら読むとあまりに痛くてものすごくよかったです。 どの話も良かったけど、最後に収められている川上弘美さんの「春よ、来い」が1番好きでした。あの曲をこういう風に書くのか〜〜!という驚き。そして、曲を聴きながら泣いた。 全体的には大人向けの一冊かなという感想、 高校生以上のほうが楽しめそうです。

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    投稿日: 2022.06.26