
総合評価
(36件)| 1 | ||
| 14 | ||
| 16 | ||
| 1 | ||
| 0 |
powered by ブクログ2作目先に読んでたから、そっちの方が面白かった。ミステリー感が思ったより薄かったかな。話としては面白いんだけど、ちょっと物足りない感じではあった。
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログイギリスの作家S・J・ベネットの長篇ミステリ作品『エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人(原題:The Windsor knot)』を読みました。 ここのところ、イギリスの作家の作品が続いています。 -----story------------- 【追悼、エリザベス女王】 容疑者は50名!90歳の英国女王、奇怪なピアニスト殺人事件に挑む! 英国で10万部突破、18カ国で翻訳 ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。 晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。 事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。 でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。 その名もエリザベス2世。御年90歳。 世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!英国で10万部突破、18カ国で翻訳。 解説・大矢博子 ----------------------- 2020年(令和2年)に刊行された作品……エリザベス女王の事件簿シリーズの第1作です。 ■第1部 Honi soit qui mal y pense ■第2部 ラスト・ダンス ■第3部 一帯一路(ベルト・アンド・ロード) ■第4部 束の間の遭遇 ■謝辞 ■解説 大矢博子 ウィンザー城で宿泊晩餐会が行われた翌日の朝、エリザベス女王は残念な報せを告げられる……前夜の集まりにピアノを演奏するために招かれたロシア出身の音楽家マクシム・ブロツキーが遺体で発見されたというのだ、、、 死についての第2報は、さらに忌まわしい情報を含んでいた……それは殺人事件だったのである。 クロゼットの中から発見された遺体は、全裸にドレッシングガウンという身なりで縊死していた……その恰好は快楽を求めて自ら窒息状態になり、誤って事故死してしまったようにも見えるが、体重がかかったことで締まるはずの紐の結び目は緩いままで、何者かが彼を絞め殺した後で、そのような偽装を施したのだ、、、 結び目には女性のものと思われる長い毛髪が1本挟まっていた……ウィンザー城で殺人事件が起きたというだけでも耐え難いのに、さらに女王を悩ませる出来事が続く。 事件の捜査に当たった保安局(MI5)長官のギャヴィン・ハンフリーズが愚かしいことを言い出したのである……犯人は、ウィンザー城の使用人だというのだ、、、 亡くなったマクシム・ブロツキーは、ロシアの現行政権に対する批判をたびたび行っていたことから、それを苦々しく思ったウラジーミル・プーチンがウィンザー城に潜入させたスパイ、すなわちスリーパーに彼を殺害させたというのである……そしてウラジーミル・プーチンほどの策略家が、他国の王宮内で暗殺の手を下すというような愚行を犯すだろうか? MI5頼むに足りずと考えた女王は、若き秘書官補のロージー・オショーディの手を借りて、事件の捜査を開始する。 架空の人物ではなく、イギリスの女王として知らない人のいない、あのエリザベス女王が主人公として活躍し、殺人事件の舞台がウィンザー城というミステリ……温厚で賢く、機知に富んだエリザベス女王と、その王室生活が魅力的に描かれた作品でした、、、 お国柄の違いとはいえ、日本で現役の皇族を主役にしたミステリって想像できないですよねー ロシアのプーチン大統領やアメリカのオバマ大統領、日本の安倍首相まで実名で登場するという大胆で印象に残る作品でした。 エリザベス女王本人が表立って捜査をすることはできないので、若き秘書官補のロージー・オショーディの手を借りて、事件の捜査を進める展開……頭脳役の老婦人探偵と、手足となって働く若い女性という組み合わせはミス・マープルっぽい展開でしたね、、、 ミステリとしてはまずまずだったかな……次作も翻訳されているようですが、読むかどうかは微妙ですね。
0投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログエリザベス女王にとっては幼い日々の思い出がつまった場所「わが家」であるウィンザー城で若い男の遺体が発見される。 その男は晩餐会に呼ばれた若きロシア人のピアニストだった。 事件についてお城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものとし捜査を始めるが… なんと〜 難航していたその事件を華麗に解決してみせるのは御年90歳の名探偵、エリザベス女王! しかも秘書官を使って情報を集め謎解きをする安楽椅子探偵ときた…(笑) 確かに謎解きは平凡だけど、実際の出来事や、実在する人物の登場に陛下の私生活を覗き見れたような気持ち… そして、 もしかして陛下は本当に普段から謎解きをされているんじゃないかしら?と想像してみたり…(笑) 何百人という使用人はみんな家族!とおっしゃる通り、女王陛下は彼らを大切にし尊重し、宮殿をしっかりと守ってくださっているのです… 女王陛下が国民に愛される理由がよく分かる〜 とにかく 聡明な女王陛下らしい事件の解決ぶりに拍手喝采〜! そして、ラストの陛下のご配慮にはもう胸が熱くなるのです
3投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ2016年4月のウィンザー城。 晩餐会宿泊客が一人殺されて…って、エリザベス女王はじめ、プーチン、オバマ、安倍晋三、一帯一路などなど、知った名前・名称が山盛り。 "エリザベス女王の事件簿"とあるけど、当たり前だけど、女王本人がポワロのように証拠を探したり、犯人を指摘するわけでないです。 次の巻も楽しみなので、予約しなくちゃ。
0投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好きなところ ロージーのキャラクター(頭も良いし、忠誠心もあるし、強い!) 嫌なところ ハンフリーズのキャラクター(不遜、女王への忠誠心のなさ) トリックっていうものはとくになくて、エンタメ小説として読むと面白い。 ただ、ハンフリーズに探偵役をさせたことが嫌過ぎて、謎解き部分でストレス溜まった、、、。 その目的について、作中でも解説(大矢博子氏)でも語られていたけど、納得できなかった。 忠誠心とか信頼を得るためっていうことだったけど、女王の御前で脚を組んで背もたれに寄りかかる奴が今後余計舐めてかかるだけじゃない?ってずっとモヤモヤしながら読んだ。イギリスでも女王の前で脚を組むのは失礼な行為らしいし、、、。
0投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女王陛下は名探偵! エリザベス2世の愛するウィンザー城で若いピアニストが変死した。心を痛める女王陛下を気遣いながら捜査が進められているはずだった——ナイジェリアにルーツを持つ秘書官補のロージーは上司にも秘密の任務に選ばれる。それは"ボス"女王陛下の推理を手伝うこと! すごい。イメージするエリザベス2世がそこにいて、推理を働かせていく。もちろん女王陛下なので足を使って手がかりを集めるわけではない。バディとなるのは秘書官補のロージー。タフでクールなヒーロー。しかもこのバディ制度は前から続いていたものらしい。そんなのいくらでも過去に遡ってエピソードが書けてしまう。こんなに楽しい安楽椅子探偵の設定ができたなんて! 名探偵はただ事件を解決するだけではなく、皆が幸せに向かうように収めなくてはならないと思っている。女王陛下の推理は、この条件を見事にクリアしていく。そのような態度をとる理由が、長きに渡って国家君主としてあらゆる局面を乗り越えてきたことに、周囲の忠誠と尊敬を集めているところにあるように描かれているのがよい。憧れる「英国と女王陛下」の姿がここにある。 愛すべきフィリップ殿下の描かれ方がとても好き。2人の絆というか姿というか、やり取りがとてもよかった。
0投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログエリザベス女王の若い頃の設定だと思って読んだら違っててびっくり。89歳のエリザベス女王が登場。物語の中で90歳を迎えるんだけど、わりと最近の設定。ロイヤルファミリーや各国のお偉いさんの名前がそのまま出てくるので、読んでて顔が頭に浮かんで、物語に入り込みやすかったかな。これ実際あったことではないか、と思ってしまう。 エリザベス女王のお気に入りのウィンザー城で事件が起きます。その事件解決のためにエリザベス女王が動きます。秘書官補のロージーがアシスタントしてます。安楽椅子探偵なのかな?と思ってだけど、違います。女王自ら現場を見に行ったりとなかなかの行動派。ロージーは女王が動きが取れないときに、秘密裏に動いて女王を助けます。この二人を読んでて、アガサ・クリスティの『パディントン発4時50分』のミスマープルとスーパー家政婦(名前は忘れちゃったけど)みたいと思いました。 物語を読み終え、エリザベス女王はどんな方だったんだろう?と考えてしまいました。私が知ってるのは、遠い異国の女王、国民に愛されている、それくらいしか知らない。これもTVの情報であって実際はどうなんだったんだろう?この物語では、女王としての顔を持ちながら、好奇心旺盛で行動派。優しくて、家族、城に仕えてる人たち、国民を愛している。そういう風に読み取れたけど、実際もこういう方だったらいいな。 1ページに文字がギッシリ詰まってて、目が疲れたけど、楽しく読めました。
31投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログ実在する人たちと、実在する場所や建物で起こる殺人事件。ワクワクが詰まっている。 女王陛下のチャーミングさと温かさにほっこりして、ミステリーなのにいつまでも読んでいたくなるような不思議な感覚。
0投稿日: 2024.04.27
powered by ブクログ翻訳が合わないのか、イギリスのノリについていけないのか、慣れるまで読みにくかったです。 当時現役の女王が探偵役で、各国の政治家の名前が実名で登場したりするのが面白かったです。
0投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログ久しぶりの海外ミステリ読了。 探偵はエリザベス女王!! 女王が素敵な可愛らしいご婦人に描かれていてとても愛されているんだなと感じました。 可愛らしくも賢いおばあちゃんでした(*^^*) ミステリー小説としてはどんでん返しがある訳でもなく普通と言った感想。 話の大元とは関係ない細かい描写があちこちにあるのと聞きなれない言葉や文化による描写なんかが少々読みにくかったかなあ。
0投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・あらすじ エリザベス2世主催による晩餐会翌日 ロシア人ピアニストが遺体で発見される。自殺と思われていたその死の裏にある真実を部下を使ってそれとなーく暴いていく。 ・感想 思慮深く思いやりもあって自分の責任責務立場影響を把握してる女王陛下がチャーミングに書かれていて、国民にすごく愛されてるんだなって思った。 結構ページ数があったんだけど真相が二転三転するような凝ったミステリーでは無く、女王の人となりや行事の大変さとかが書かれてたからページ数多くなったのかな。 そこも興味深く読めた。
0投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログイギリス王室ミステリー。謎だけではなく女王陛下の公務の話も非常に興味深かった。事件の解決もエレガントで素敵な名探偵
1投稿日: 2023.10.24
powered by ブクログシリーズ2巻をnetgalleyで読みかけたのだが、読了できないままタイムオーバーとなってしまい、とても心残りだったため1巻から読んでみよう!と図書館で予約。 数か月待たされ、ようやく順番が回ってきた。 エリザベス女王がウィンザー城の晩餐会の余興に出演していたピアニストの青年の死の謎を解くミステリー。 先般崩御された英国女王が主人公。 その設定だけで、どれだけ国民に愛されていたかが伺える。 ミステリーとしても面白いのだが、王室の決まり事や純然たる階級社会が今もなおきっちりと存在していることが興味深かった。 もっと知りたいなぁ...ということで作中にも出てきた『ザ・クラウン』をネットフリックスでリリースされている全シーズン視聴した。 こんなにつまびらかに王室のことをドラマ化しちゃっていいの?と思うほどのドラマだ。こちらもおすすめ。
27投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログイギリス王室を舞台に描いた推理小説。個人的にこうした王室の小説を読んだのは初めてで、ミステリーとしての驚きは少なかったものの、王室背景などで楽しむことができた一冊。
1投稿日: 2023.09.25
powered by ブクログなんてエリザベス女王を深く敬愛しているのだろうというのが第一印象。とりたて英国王室に思い入れがあるわけではない私にとっては、読んでいて愛が重すぎた(笑)。この本はエリザベス女王が主人公だと分かるが、後書きにもあるように、今まで読んできたミステリにも女王陛下がたびたびキーパーソンとして登場するものが多いことに気づいた。いずれの女王陛下もとても魅力的に描かれてているので、本当に唯一無二の方だったのだろう。 ミステリは普通かな。謎解き部分が、女王陛下が解決しました!とスカッとした展開にはならず(理由は分かるが)、非常にもたついてしまった印象。最後はしんみりと。
0投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログイギリスで10万部、18か国で翻訳されているという人気シリーズの1冊目。 原題は”(Her Majesty The Queen Investigates) The Windsor Knot”。()内はシリーズ名でもあって、つまり『女王陛下は「ウィンザーノット」を捜査する』となる。原著の既刊は3冊、刊行予定が1冊で、いずれも『女王陛下は「〇〇」を捜査する』となる。なかなか気が利いた作り。 邦訳は2冊目の『バッキンガム宮殿の三匹の犬(The Three Dog Problem)』まで。 さて、本シリーズの探偵役は先ごろ亡くなった英国女王陛下その人である。 実のところ、巻末解説にある通り、女王陛下が登場するフィクションは少なくないという。行き過ぎたタブロイド紙などとの攻防はあるが、英王室は「コンテンツ化」されることに比較的鷹揚であるようにも感じる。愛され、親しまれ、それでいて隠されたミステリアスな部分もあり、想像を働かせるには格好の題材なのだろう。王室側もそれを許す懐の深さ(逆に言えばしたたかさ)を持っているということかもしれない。 本シリーズ、まだ1作目を読んだところであり、私は英王室に取り立てて詳しいわけではないが、王室内部の描写がある程度実態に近いのではないかと思われる。晩餐会や各国要人との面会などの行事、秘書官や近習ら、女王付きの人々の仕事、次々と公務をこなさねばならない女王のハードスケジュール。小柄でありながらエネルギッシュで魅力的なエリザベス女王や、口は悪いが磊落で悪気のない伴侶フィリップ王配の人柄も、人々がさもありなんと想像する通り。 そうした「舞台装置」がかっちりしているからこそ、投げ込まれるフィクション部分の「謎」が生きてくる。 2016年4月。 女王お気に入りのウィンザー城で、一人の若いロシア人ピアニストが遺体で発見される。前の晩、宿泊晩餐会に参加していた1人だった。 彼は当初、性的な快楽を得ようとして誤って事故死したと見られていた。だが、そうと断じるには不審な点が出てくる。 女王は、密かにこの事件を調べ始める。 本書の準主役はナイジェリア出身の若き女性秘書官補、ロージーである。この職について間もない。 女王が探偵といっても、表立って軍配を振り、犯人を追い詰めてとっちめるわけではない。手となり足となる存在が必要だ。実は女王は昔から謎解きがお得意だった。海千山千の各国政治家を相手にして渡り合ってきたのだ、その洞察力と政治力が凡庸なはずはない。女王の内緒の助手は代々、近しい部下が務めており、今回はロージーに白羽の矢が立ったというわけだった。 女王はあからさまでなくロージーに指示を与え、ロージーはその意を汲んで内密に捜査を進めていく。 さらには、警視庁やMI5にそれとなくヒントを与え、捜査を正しい方向に導いていく。 原題の「ウィンザーノット」はネクタイの結び方(knot)として知られているが、ウィンザー城の難局(knot)とも解釈できる。今回の事件では、紐の結びが事件の謎を解く1つのカギとなっており、なかなか洒落たタイトルである。 謎の出来もまずまずだが、やはり一番の魅力は女王の人柄だろう。 女王には手柄も名探偵の称号も不要である。そうしたものは欲しがる相手に与えてやればよいのだ。女王陛下ならではの慎ましさと寛容さ。人々は、一見優しい老婦人に見える女王に操られているのに、最後までそれに気づきもしない。 本書の事件、犠牲となったのは1人ではなかった。その人々の死を、女王は衷心から悼む。 そんな姿に胸を射抜かれて、この人を守りたい、この人に付いていきたいと思うのは、お付きのロージーだけではないだろう。 なかなかの快作。
5投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログ戴冠式を前にイギリス王室物が読みたくて。エリザベス女王が名探偵とは。話に無理矢理感がなくて、もしかしたらあるかもと思わせてしまうほどのストーリーが存分に楽しめた!
0投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する! だいぶ前に気になっていたものの、すっかり積んだまま放置してしまっていた。んー、面白くないわけではないけれど、ちょっと設定が無理やり感があるというか、結局女王よりも他の部下が活躍していて結局おいしいところも警察が持っていくので、種明かしのおお~となる場面のインパクトは少し弱く感じた。イギリス王室のスタッフたちや女王との関係性など、ややディープなところが好きな人は雰囲気そのものを楽しめると思う。女や高齢者ってだけで上から目線の奴、ほんと嫌な感じ。小説の世界では出会いたくない~~。
0投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログエリザベス女王をはじめ、実在の人物が出てきて、大丈夫なの?と心配になるくらい。エリザベス女王も90歳、その仕事量、まだ馬に乗るの?とタフなところ、聡明なところ、思慮深いところ、思いやり、茶目っけ。素敵だなと思う。ほんとに、表に出ない形で事件解決しててもおかしくない。続編も読みます。
0投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ2022年は多くの著名人が鬼籍に入った年だったように思う。 イギリスのエリザベス二世女王陛下は我々の多くが生まれた時から女王であり、日本でも親しまれた方だった。 本書はもちろんフィクションではあるが、実際の各国の首脳が登場したりと現実の皇室もこのような日常なのかと想像することが出来て楽しい。 著者が女性ということもあるだろうが、女王を含めた女性陣は生き生きと描かれ羨ましくなる一方で、男性陣の女王を侮った態度に、いわゆるざまぁ展開を期待し たが女王の器広い!と、新年から自分の狭量さを反省させられた…。
0投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログタイムリー。 非常に聡明な女性たちが男性社会で生きていくためのコツ?が切ない。一国のトップであったとしても。
0投稿日: 2022.12.12
powered by ブクログエリザベス女王主催の晩餐会のあと、当日ピアノ演奏したロシア人ピアニストが殺されていた。しかも、裸で。公には病死としながら、警察やMI5はロシアのスパイではないかとそれぞれ捜査を始める。そして、エリザベス女王も独自の推理を展開していく。 なんと、エリザベス女王が安楽椅子探偵! 優秀な女性秘書官補に指示をしながら、様々な公務をこなしつつ真相を探る。ミステリーとしての評価は人それぞれかと思うけれど、実在の女王とその家族をこんな風にフィクションにしてしまう英国、それを許容する英国王室に日本や皇室との根本的な違いを感じた。
3投稿日: 2022.12.07
powered by ブクログ図書館で。 あとがきにも書いてあってけれども、イギリスでエリザベス女王を登場させたフィクションが結構な数あるのはお国柄なのかなぁと思いました。日本だとちょっと考えられないかなぁという感じ。 土日もなく駆けずり回って、苦労して、結果、箱をもらう…という辺りが忠誠心ってこういう事なのかなぁなんて思いました。それにしても女王の日々の公務が多いこと!まぁ仕事と思えばそうなんでしょうが、結構ハードスケジュールだなぁなんて読んでいて思いました。
0投稿日: 2022.11.01
powered by ブクログロンドンオリンピックのオープニングもそうでしたが、これほどのエンタメに応えられる英国王室、全く素晴らしいとしか言いようがありません。ここまで踏み込んだ内容でもOKとか、考えられないほど。本当に国民に愛されていたんだな、と感じ入りました。女王やフィリップ殿下の人となりもうかがえて深く感動。そして、女王のクレバーさも。ラストシーンが素敵でした。続編あるようですが、女王の面影を思い起こしながら手に取りたいです。日本の扱いが羽根のようで、ちょっと笑っちゃいました。
0投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログイギリスの女王が、推理小説の主人公として執筆をお許しになったことがすごい事だと思う。 日本だと天皇陛下??ちょっと想像できない。 エリザベス女王がどれだけ国民に近かったのか、よくわかる。お人柄も描かれていて、みんなが好きになるのが納得。
1投稿日: 2022.10.06
powered by ブクログエリザベス女王が崩御され、今更ながらに偉大な愛された方だったと知り、 色々興味が湧き購入。 ミステリーとしても面白かったし、イギリス王室のお話としても面白かった。 オバマ前大統領などもちらっと出てきて、物語とわかっているのに 実際の王室は、エリザベス女王はこんな方なのかと思え楽しめた。
4投稿日: 2022.09.29
powered by ブクログ面白かった。ミステリそのものより、プーチンやメルケル元首相、オバマ氏など実名が出て来るのがドキュメンタリーみたいだったし、宮殿での女王の執務やそこで働いている人々の日常がとてもリアリティがありついつい引き込まれた。 それにしてもエリザベス女王がチャーミングで何たる公平無私な事か。その人柄に動かされる職員の気持ちも手に取る様だ。ご冥福をお祈りします。
2投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログフィクションだけれど、エリザベス女王のプライベートを覗いているようで面白かった。この本を読み出す前に崩御された。とても残念。
0投稿日: 2022.09.19先日崩御された女王陛下に敬意を表し
購入しました。 気になっておりましたが、なかなか購入に至らず
0投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログちょうど本書を読んでいる時にエリザベス女王の崩御を知った。 昨年先立たれたフィリップ殿下と共に、作中では威厳を保ちつつも親しみやすく茶目っ気たっぷりな存在として描かれている。 実際のエリザベス女王がどのような人物か、遠い日本からでは伝記やメディアの情報で得られる以上の事は知り得ないが、本書を読んでいても崩御に伴うニュースを見ていても、イギリス国民だけに留まらず世界中からとても愛される存在であった事がひしひしと感じられる。 本作のエリザベス女王は聡明な知性を持ち、事件を解決する探偵としての一面を持ち合わせていたというフィクションの設定だが、実際そんな一面を持っていたのかもと思わされるのもエリザベス女王の人柄や雰囲気が成せる技なのかもしれない。 すでに続編の翻訳刊行も決まっているという事で楽しみにしているし、またそれ以降も聡明でキュートなエリザベス女王を見せて欲しい。
0投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログエリザベス女王は名探偵⁉︎ 女王が滞在するウィンザー城の中で変死体が発見された。事故か?事件か?警察とは別に女王も秘密裏に捜査を始める。 エリザベス女王の聡明さとお人柄を感じることができる一冊。 英国王室の様子も垣間見ることもできます。
0投稿日: 2022.09.09
powered by ブクログエリザベス女王陛下がとっても素敵で、実際もこういう方なのかなぁと想像しつつ一気にファンになった! 秘書のロージーも賢くて気が利くだけでなく、美人でスタイル抜群…強くて控えめで…完璧すぎる ロイヤルファミリーのニュースが好きな方にはたまらないシーンがたくさんあります 英国ミステリーならではの習慣やスイーツ、ドレスの描写もワクワクしながら読みました 女性が活躍するミステリー!
0投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ『陛下にとって、謎解きはライフワークなの。最初の事件を解決なさったのが、十二歳か十三歳のころのことだった。それ以来、事件が起こるたびに解決に導いていらしたの。ご自身の推理力を働かせて。』(123頁) 申し訳ない、私には読みにくい一冊だった。 事前予想が、ことごとく違っていたのだ。 もっと陽気で明るくてコージーなミステリーを想像していたのだが、それほど明るくもなく陽気でもなく――人が死んでいるのだから、当然かもしれないが――コージーとも言いづらいミステリーだった。 なんだか政治的なのだ。 ウィンザー城で、ロシア人ピアニストが殺された。 被害者の背景を調べていくと、ロシアのことが出てくる。 政治、社会情勢、世相、そして政治家・・・・・・ 私は政治や社会情勢の話は、あまり好きではない。 たとえば大戦時代のような、今や歴史の1ページになっているような頃の話なら楽しんでいられるのだが、これは2016年が舞台の話である。 生々しいではないか。 特に2022年現在、イギリスとロシアの関係性を考えると、どんな文言が出てくるかと、ヒヤヒヤビクビクしてしまった。 幸い、強い印象を覚えるような言葉はなかったので、ほっと一息だったのだが、するとこれだ。 政治家の登場だ。 しかも嫌いな政治家の! 本を読むのは、娯楽である。楽しみである。 別世界への没入である。 生々しい政治的なことは、私はご遠慮申し上げたい。 それが気にならない、むしろ好きだという方々にはよいと思う。 女王の描き方は、さもありなんという素敵なものだった。 周りの登場人物の描き方もよい。 フィリップ王配は元気盛んだし、細かい王室エピソードもたくさんある。 ミステリー部分もよかった。 面白い点は多くあるのだ。 私には難点があったというだけだ。 仕方がない、各々好みというものがある。 よろしければどうぞ。
0投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ウインザー城で若きロシア側ピアニストが殺された。 警察とMI5が捜査に乗り出す エリザベス女王は彼らの捜査状況に耳を傾けるが、城で働く人々に疑いを向ける彼らに納得がいかない 女王は秘書官補のロージーにあることを依頼する。 女王の城で起きた事件はロシアや中国の陰謀なのか。 〇面白かった。高貴な愛すべき老女王とあなどる男性たちをコロコロしながら解決へと導く手腕 エリザベス女王、愛されているなあ 〇エリザベス女王だけでなく、名前だけですが各国の首脳や重要人物が出てくるのも面白い 〇フィリップ王配殿下!チャーミング
4投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ウィンザー城でロシア人ピアニストが殺害される。犯人は?動機は?捜査が進まない中、なんとエリザベス2世が事件解決に(こっそり)乗り出す! 女王故に当然自由に出歩けるわけもなくアシスタントとして新米の秘書官補が情報取集に当たります。 犯人捜しだけではなく、リオ五輪の少し前、現実の出来事や国際関係も話に織り交ぜてあり、そういったところもなかなか面白いです。私はむしろこちらを楽しみました(笑 アラン・ベネットの『やんごとなき読者』は読みましたが本作はエンタメに全振り。他にもエリザベス女王が主人公の作品があるそうで、イギリスって今も活躍されている実在人物をモチーフとした創作に寛容なんですね。 #エリザベス女王の事件簿ウィンザー城の殺人 #NetGalleyJP
2投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!英国で10万部突破、18カ国で翻訳。 現役のイギリス女王陛下が主人公で、しかも探偵役のお話、と聞くだけで、気になって読みたくなる。単なるミステリではなく、王室に生まれた女王の苦悩や、女王という立場として培われてきた強さ、王室に仕える使用人たちの陛下に対する忠誠心と、彼らを家族のように慮る陛下の優しさ…などなど、陛下の人間性を描いた部分が胸を打つ。 オバマ元大統領やプーチン大統領など、各国の首脳たちの名前も出てくるのが、この話をリアルに仕立てていて興味深い。 400ページ超えという大ボリュームだけど、飽きることなく読み終わった。大満足!
1投稿日: 2022.06.29
