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肖像彫刻家(新潮文庫)
肖像彫刻家(新潮文庫)
篠田節子/新潮社
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総合評価

6件)
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    面白かったなあ~!篠田さんの爽やか系、ユーモア満点。 なんせ、スタートでいきなり、正道が両親の墓の前で土下座する(姉から土下座させられる)シーンから始まる(笑) 読んでいて、語り手の主人公が男性なのもあってか、ど~も、荻原浩さんのイメージと重なってしまった。私はこういう小説は大好きです。スイスイ読めて、シリアスになりがちな人生の悲喜こもごもを、ユーモラスな語り口で、しみじみ読ませてくれる。まだ前期高齢者には届いていないワタシですが(笑)後半のおばあちゃんの心持ちを思ったら、涙が滲んでしまったわ。 亡くなってしまった人が、どんなふうに考えていたかって、分からないものね。それに、長生きは良いことだとは思うけど、長く生きると、周りの友達も減っていくしなあ・・・なんて、いろいろ考えながら読んでいた。それにしても、篠田さんのこの作品、全然知らなくて、図書館で偶然見つけて、ラッキーでした。 ヨーロッパとか美術館とか好きな私。これからは、肖像彫刻を見るときの気持ちも少し変わるような気がします。おすすめです!

    7
    投稿日: 2023.08.17
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    好きな作家さんでしたので、構えずに読みはじめました。 面白い! 主人公が魅力的です。オットにはしたくないけど、友達になりたいなぁ。

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    投稿日: 2023.07.07
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    「生きているような、魂がこもった彫刻」を作れる彫刻家のとほほな体験談。 「魂がこもった」というのが比喩的なものではなくて。生きていた時よりもリアルに心の裏側までも語り出す。 50代の彫刻家のそれまでのアーティスト人生や家族との関係がとてもリアル。 篠田節子さんの小説は大作が好きで今まで読んできたけど、この連作短編集も重い設定を軽く描いてくれてとても読みやすかった。

    0
    投稿日: 2022.09.09
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    もうひと波乱、何かが起きることを期待したまま終わってしまった焦れったさが、「後を引く面白さ」とか「余韻」とかいうものなんだろうと思う。 レオニダスとニケも、田んぼの中できっと何やら呟いているに違いない。

    0
    投稿日: 2022.07.13
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    主人公の高山正道は、イタリアで著名な彫刻家の下で長年修行し、実績を積んで帰国したにも関わらず、日本では全くもって仕事の見通しが立たず、怖い姉から「オラッ!あんたは何してんのよ!」と叱責されっぱなしの情けない生活を続けていた。正道は素直でお人好しなのだが、世間に疎過ぎるのが欠点。そんな正道が忍びなかったのか、両親の肖像を作れと、姉が100万円をくれた。その結果、正道の人生がガラリと変わることとなる。ちょっとばかりドタバタ喜劇の様相を呈するとともに、少々正道にイライラさせられる物語が綴られる。

    0
    投稿日: 2022.06.28
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    とても面白い!すっかり篠田ファンになりました。解説で、篠田さんがいま注目の作家という話をしていた時に、宇能鴻一郎をあげていた、という挿話が載っていて、さらに好きになってしまったw

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    投稿日: 2022.06.25