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警官の血(下)(新潮文庫)
警官の血(下)(新潮文庫)
佐々木譲/新潮社
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総合評価

104件)
3.9
21
44
22
4
0
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    三代に渡る警察官の物語完結編。 二代目の民雄は父と同じ谷中の駐在として赴任する。そこで父の死の真相、父が追っていた二つの殺人事件について調べていく。そこで父が死亡した当日の火災のときの写真を入手し、そこに知っている顔がある事に気がつく。その頃、立てこもり事件が発生し、ひとり現場に乗り込み、民雄もまた殉職する。 三代目の和也もまた警察官となる。和也もまた警務部のスパイとして密命をおびて内定を始める。 和也はついに、父や祖父の死の真相に迫っていく。真実の果てに彼がとった行動は、警察の組織人として、三代に渡り組織に翻弄されてきた末の、正に、しぶといものであった。

    0
    投稿日: 2025.10.12
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     ハイレベルのサスペンス。ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの連続。ラストの鮮やかなどんでん返し。親子三代に渡る連続したストーリー。深く幅広い取材。  最後には希望が待っていました。

    0
    投稿日: 2024.08.09
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    ⚫︎とんでもなく面白く、朝4時になるまで読破した。 ⚫︎アウトローな先輩に引きずり回されるのは見たことがある展開で、イケてる彼女を紹介した時点で喰われるのは目に見えていた。中々会わないし、会っても拒絶する描写が、非常に上手い。これはもう和也が可哀想で可哀想で、最後に2人で捕まったときに、ざまあみやがれってなっちゃったもんなあ… ⚫︎やっぱりオス度が高くて魅力ある人間はモテるんやなとか絶望してしまった苦笑 ⚫︎肝心の話はまさかの父の友人が犯人でしかも性行為の隠蔽とか…問い詰めたら、穴があったら入れたい苦しみについて逆ギレされる始末で、とんでもないジジイだなと苦笑 ⚫︎お前の父ちゃんも女孕ませて見殺しにしたとか告発されたら、そりゃ頭もおかしくなるよなあ… ⚫︎3代目の和也は頭がよく、上手く祖父の遺産を使っている感じだね。むしろこれで警視庁をのしがっていく次作が欲しい…

    5
    投稿日: 2024.07.07
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    清二、民雄、和也の3世代に渡る警察官の物語。 初代清二の、自殺とも殺人とも取れる不可解な死の謎を、残りの2世代で解き明かしていく話。 2代目民雄が、父清二の死の真相を掴んだかと思われた矢先に、殉職する。 3代目和也の奮闘ぶりが、ここまでのもやもやを見事に晴らして、爽快な気分にさせてくれた。 読み終えた感想を一言で表現すると、「死神に取り憑かれた家族!」だ。 清二、民雄の死に、共通の人物が関わっていた。 直接と間接を使い分けていたところが、強者だった。

    0
    投稿日: 2024.06.01
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    警官の親子三代にわたる大河小説。文庫本で上下900ページ超。 初代は駐在所巡査として不審の死を遂げ、二代目は警官となり父親の死の真相を追うが殉職。三代目も、初代と二代目の死の真相を追う。 戦後すぐに駐在さんになる初代、学生運動が盛んなころに警官になる二代目。それぞれの時代の空気と、初代と二代目が務める駐在所となる東京下町の谷中の人々の暮らしが読んでいると感じられる正に大河小説。

    0
    投稿日: 2024.03.22
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    佐々木さん×公安モノ、という好みの掛け算になっていて最高。上下巻だったがほぼ一気読み。 時代背景の考証が素晴らしい。かつ、ストーリーに不自然さが全く無いので、ノンフィクションと勘違いしそうになった。

    0
    投稿日: 2023.12.02
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    駐在所警官ってのがいる事を初めて知った。 いや、子供の頃から近所の交番にずっと明かりがついているのを見て、いつでも対応できる様に常に人がいるんだなと思ってた。 ところがある日深夜に財布を無くしたので交番に寄ってみたら誰も居なかった。あきらかに奥に警官居ますってな電気のつき具合だったから、ずっと外から、すいませ〜ん!って叫んでた。 仕方ないから電話すると夜中は居ませんとのことでした。 交番と駐在所って違うんですね。 駐在所って見た事ないかも、しかも家族で住んでるとかなんか不思議。不思議です。ワクワクする様なヒヤヒヤする様な。

    0
    投稿日: 2023.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テンポよく読めた。おもしろかった。 ただ、一番印象に残ったのは、永見由香が加賀谷の女になったところだった。庶務係の中田もそうだったし、カネがあるだけじゃないんだろうな。

    0
    投稿日: 2023.04.08
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    警官としての『矜持』とは? 清二、民雄、和也と3代続く警官としての生き様。 それぞれが警官として、さまざまな葛藤を受けながら、任務にあたり、警官としての『使命』を全うする。 清二は、戦後の治安維持のために大量採用された駐在警察官。身近に起こった2つの殺人事件を調べる中で、謎の死を遂げる。 父の死の真相を知るために警察官になった民雄。赤軍派の潜入捜査を命じられた結果、精神を病むことに。その後、清二と同じ駐在所勤務となったものの、女児を人質にとった暴力団に射殺され、殉職。 民雄の息子・和也もまた警察官に。暴力団を担当する捜査四課に配属され、上司の不正を暴くスパイを命じられながら、警官として生きていくことに… 祖父・清二の死の真相が明らかに… やっぱり… が、この男の生き様には⁇ 清二、民雄、和也とは対照的な生き様に、警官としての『矜持』はないのかと… 和也が上司・加賀谷と自分を裏切った恋人・由香を追い詰めたシーンは痛快。由香はもっとしっかりした女性というイメージだっただけに… 和也には警察を生き抜いて欲しい。

    0
    投稿日: 2022.04.10
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    「2008年このミス」1位に輝く作品だっただけに期待値が大きく、その落差も大きかった。 上巻に山場はほとんどなく、下巻の和也が登場するあたりからやっと・・ここで既に全体の3分の2が。となると、俄然伏線回収に期待が高まる。ネタバレになるので避けるがその真実がショボい。さらに、証拠となる写真を提供した人物がその写真を見て顔色が変わった主人公をみながら、その写真に写る人物を吟味せず和也に指摘されるまで気づかないという設定にも無理がある。また、ラスト近くの和也の反撃だが、唐突感が否めない。 佐々木譲を読むなら、まず「エトロフ発緊急電」をお勧めします。

    1
    投稿日: 2021.04.16
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    復員した清二は家族を食べさせるため警察官になる。民雄の父であり民雄の長男和也の祖父である。戦後の混乱期で左翼労働組合の過激な運動があったり上野に浮浪者がたくさんいた時代の清二の話しは、人気ないようだが当時の雰囲気が伝わるものだし、後に続く二代、三代の警官に重要な事柄です。清二が死んだ原因、民雄が死んだ原因は孫の和也にて明らかになる。幼児の頃、祖父に連れられて上野動物園に行ったとき義足でアコーディオンを弾く人たちがいたのを思い出した。和也の時代で携帯電話が出てくるのが時の流れを感じました。

    7
    投稿日: 2021.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こういう傑作を読むと、ほんとうれしくなります。 面白くて熱が出そうになりました。 納得できない部分もあるのですが、それもまたいい。 真相は早い段階で薄っすら分かります。 少なくとも3人殺した外道が天寿を全うしそうでムカつきます。 しかし、清濁併せ吞んだ和也が、これぞ警官という姿で締めくくる何ともうれしいエンディングでした。 やっぱりラストがいい作品は気持ちいい。 ベルリン飛行指令と並んで、作者の代表作であるだけでなく、国産ミステリ史に残る傑作です。

    0
    投稿日: 2021.02.16
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    過去の「このミス」で一位だったこともあり、ずっと読みたいとは思いつつなかなか手を出せずにいたのだけれど、背中を押してくれた方がいたのでこの度チャレンジした。 3代に渡り警官となった清二(祖父)、民雄(父)、和也(子)。清二の死の真相を3代目がようやくつきとめたのは良かったけど、汚名をはらせた訳では無いので残念だった。それはそれで自分の生き残りのためのやり方なのだけど。 重かったけど、読んだなって感じの読後感。 きっかけをありがとうございました。

    1
    投稿日: 2020.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    安城清二(祖父)、民雄(父)、和也(本人)の警察官三代に渡る長編。清二の不審死を民雄、和也が真相を暴く。犯人は途中から分かったが、壮絶な変態でした。時代背景によって警察官の役割は多様で、また警察官としての在り様が警察官個人のパーソナリティに大きく依存する。それが警察官の血となり遺伝していく。最後、和夫が犯人の子(キャリア)と対峙するが、警察官としての在り様が遺伝しているのだなと実感。和夫の場面、加賀谷、永見由香が逮捕され緊張感がほぐれた。佐々木譲さん2作目ですが。松本清張とかぶる重厚感。超おすすめ。

    6
    投稿日: 2020.08.15
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    (上下巻) 「血」とは三代に亘って、地域警護に勤めた警察官の「血脈」を表す物語である。 第一部 清二 戦後の混乱を警戒して、警視庁は警官の大量募集をした。復員して定職のなかった清二は、それに応募して採用された。 研修中に3人の親友ができ、希望通り谷中の派出所の巡査になる。公園には浮浪者が溢れ、孤児も住んでいた。 ここで仲間同士の争いがあり、ミドリというホモが殺される。彼はこの事件の捜査を内偵していたが、捜査員でなく、巡査の身分では思うように進まなかった。 派出所のすぐ裏にある天王寺の五重の塔が不審火で燃える。そのとき、不審な動きをする人物をつけていき、跨線橋から落ちて死ぬ。 第二部 民雄 父を尊敬し、自分も地域を守る警官になりたいと思っていた。成績が良かったが進学をあきらめかけたとき、父の同期で友人だった三人が「血のつながらないおじ」だと言って援助をし彼に高等学校の教育を受けさせる。 無事、警察学校に入り訓練を受けることになったが、成績が優秀だったので、急遽北大に行けと言われる。そこではロシア語をべと命じられたのだが、内実は、北大内部の左翼グループの動きを探る役だった。 この、学生生活と偵察員の二重生活は民雄を蝕み、精神を病む。 やがて学生運動は鎮圧され、開放された彼は、父と同じ駐在所の警官になる。 彼はなぜか殉職扱いされなかった父の死に強い不審を抱いてきた。 だが、人質を取って立てこもった指名手配犯に向かっていき、射殺される。 第三部 和也 和也も大学を出て、地域警官になることを選んでいた。だが卒業間際に捜査官の素行調査を命じられる。 彼が内偵を命じられた警官は、加賀谷と言った。加賀谷は一匹狼の刑事として数々の実績を上げていた、暴力団相手の刑事だった。和也は彼からさまざまな訓練を受ける。 一方、祖父の不審死を父が探っていたことを知り、その遺志を継いで行こうとしていた。 加賀谷は地域暴力団の顔になっている。やはり裏で繋がっているのだろうか。 聞き込みで、父に援助した「三人のおじ」は亡くなったり引退していたりする。彼は当時のことを調べていく。 警官三代の物語が、それぞれの時代背景の中でつながっているのが面白い。戦後の荒廃した街で生きている浮浪者や孤児に暖かいまなざしを向ける民雄。 民雄は裏切りの生活の中で壊れていく。父が殉職扱いにならないという警視庁の判断のために、貧しい暮らしを余儀なくされた。しかし彼は父のような警官になることを目指した、だがあたら優秀な頭脳を認められたために特命を受けて利用される。貧しさ故といえるかもしれない。 恵まれた頭脳が生かしきれない環境というものもあるだろう。 和也もやはり組織の中では自由に生きられなかった、上司をスパイするという運命を受け入れなくてはならなかった。 和也の最終章になって事件は解決するが、長い年月をかけた割にはあっけない。調査方法が進んだこともあるかも知れないが、話としてはいささか簡単すぎるように思った。 祖父を殺したのは誰か、早くに思い当たる部分もある。

    2
    投稿日: 2020.02.05
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    あらすじ 安城民雄は、駐在として谷中へと還ってきた。心の傷は未だ癒えてはいない。だが清二が愛した町で力を尽くした。ある日、立てこもり事件が発生し、民雄はたったひとりで現場に乗り込んだのだが-。そして、安城和也もまた、祖父、父と同じ道を選んだ。警視庁捜査四課の一員として組織暴力と対峙する彼は、密命を帯びていた。ミステリ史にその名を刻む警察小説、堂々たる完結篇。

    0
    投稿日: 2019.11.05
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    呉服屋が3代続いてても、ふーん、ぼっちゃんか、ってなもんだけども、警察官が3代続けばどんだけおかたい家系なんだって感じに思うわけで。 でも水戸黄門じゃないんだから、警察だからって常に清廉潔白とはいかず、まぁそんな展開は今どき珍しくもないんだけども、3代も追っかけると大河ドラマのようにすっかりこの世界にはまっていて、これが割と良い。 3代目みたいな警察官もナイスで、頑張ってーって言いたくなる。 そして最後のお姉ちゃんが結局のところ、スゲーあばずれで救いようもないって流れもなんか意外と良かった。モブキャラの鑑だわ。

    0
    投稿日: 2019.08.20
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    ホイッスルの吹鳴が響く。その音は告げる。犯罪と、犯罪者のありかを。ここに、罪がある。ここに、罪人がいる――。 公安のスパイを経て、念願の天王寺駐在所勤務となった民雄は、父・清二が生前追っていたふたつの殺人事件について独自の捜査を始める。 しかしたどり着いた真実は民雄を打ちのめすものだった。彼は失望のうちに非業の死を遂げる。 その息子・和也もまた警察官となるが、最初の任務は上司となった男の内偵だった――。 清二が抱え、民雄を押しつぶした、罪。数十年の時を経て、その正体がようやく姿を現す。そして和也は、黙してその罪を飲み込む。警官人生を全うするために。 正義とは何か、罪とは何か、そしていい警察官とは何者か。その警察官の血とは。清濁併せ飲む覚悟を決め、白と黒の境界線上を歩む和也が最終章で民雄たちのような駐在警官、地域課ではなく、二課刑事(汚職・詐欺等、知能犯を追求する部署)になっている。 和也はそれまでの安城家の男たちとはちがう警察官となり、その人生を全うしていくのだろうと思わせるラストだ。

    0
    投稿日: 2019.07.07
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    安城民雄は、駐在として谷中へ還ってきた。父の死の真相を、少しずつ探っていたある日、立てこもり事件が発生し、命を落としてしまう。何かを知ったことで、精神が再び不安定となり、自ら危険に突入したようにも見えた。 民雄の長男、安城和也も、祖父と父と同じ道を選び、警察官となった。 密命を帯びて 警視庁捜査四課に配属された和也。

    0
    投稿日: 2018.12.02
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    グイグイ読んでしまいました。初代・清二の断ち切られた志。二代・民雄を蝕み続けた任務。そして、三代・和也が拓く新たな道。と書かれていたPOPに偽り無しでした。個人的には和也と加賀谷の話をスピンオフで希望します。と書いたけどもうすでに『警官の条件』がでてました。さっそく読もうと思います。

    3
    投稿日: 2018.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐々木譲さんの本をはじめて読んだ。 少し暗さを感じさせる文章だが、引き込まれていく。 この本は三代続く警察官の話だが、謎は解けても誰も幸せになって終わらない不思議なエンディング。 また、読んでみたい作家さん。

    0
    投稿日: 2018.04.25
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    ドラマをちょっと見てしまったので、 大体のストーリーは判っていましたが、 それでもやっぱり世界に引き込まれていきました。 戦後の混乱期に刑事となった男から3代続くお話です。 事件も、物語も、日本の暗部を描いてますので、暗いです。

    0
    投稿日: 2018.01.08
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    上巻に続き、下巻も素晴らしー。 重厚感あふれる物語は、圧倒的な面白さ。 これぞ小説の横綱本って感じ。 グダグタ言わないので、黙って上下読みなさい とお勧めしときます。

    0
    投稿日: 2017.11.16
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    スチュアート・ウッズ「警察署長」の日本版と言うべきか。 戦後の貧しさや、学生運動。そして家庭内暴力。後味の良くない事件も多くスッキリしない読後感も残るのだが、戦後史のお勉強もでき一気読みではありました。 和也は警官人生を全うできるのでしょか?

    2
    投稿日: 2017.06.11
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    下巻の3代目和也の話が一番面白かった!特に、最後、早瀬勇三の息子との駆け引きが良かった。こんなしたたかな男だったのか…!そして、ホイッスル!先に「警官の条件」を読んでしまっていたのが悔やまれる!ホイッスルにそんなに深い意味があったとは…。安城和也の今後の活躍が見たいです。

    2
    投稿日: 2016.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ん~ん。 軸となっていた 祖父の死の真実が あまりにお粗末な理由だったのが 残念だった。 物語全体のスケールが大きかった為 ギャップが・・・。 しかし、全体を通じて 3代60年の警官一家 それぞれの親を理解しながら 誇りに感じながら 全うしていく姿がとても良かった。

    1
    投稿日: 2016.06.08
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    テレビでやってたよね。 まんまや… って読みながら、映像が浮かびながら、 だからなのか、スーって読めた。 正義で優秀でいられるって難しい、かもって。 警官やるって、難しそー。 大学で、わるっぽいのがK4町なんとかの お偉いさんとこのって耳にしたけど、 あれもそのルートなのかなぁ… それはそれで世の中不幸だよなぁー。 それも警官の血、かもなぁ。

    0
    投稿日: 2015.12.10
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    上巻に引き続き、ぐいぐい読みこなせました。三代目です。時代は現代に近づいてきましたが、あまり背景の描写はありません。父と祖父の両方の謎にせまります。すっきりとした終わり方ではありませんが、読み切った達成感も得られます。警察小説では、自分史上最高です。

    0
    投稿日: 2015.09.23
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    感想は上下合わせてのものです。 3世代にわたる警官の物語。こういう読み応えのある話が結構好きです。それぞれの人物にドラマがありつつも、「初代の死の真相」という共通のテーマもあり縦軸もしっかりしてるし。 で、最終的にはその真相が明らかになるわけなんですが・・・結構早い段階でその真相ってなんとなく想像がついちゃって・・・その点は残念ながらちょっと興ざめ。そしてそれぞれの話とその真相をめぐる話が割と乖離しているようにも感じました。そりゃちょっとは話の接点はあるにせよ。 特に和也の話で顕著に感じました。加賀谷の話とか結構展開がありそうなのに。。 と思ったら続編みたいなのがあるんですね。そっちも読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2015.04.24
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    前二代の事件の人物、事件の真相は今ひとつで拍子抜けするような結末だけれども、人間の心理描写、どうあるべきかという倫理観に関しては激しく訴えかけるものがあった。読み応え十分。

    0
    投稿日: 2015.03.07
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    下巻。上巻に続く民雄編から三代目の和也に続いていく。 物語へののめり込み方は上巻の方が強かったな。特に和也編は前の二編と比べるとやや勢いが落ちた感じ。それでもまあ楽しめた。

    0
    投稿日: 2015.02.11
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    なるほど。 三代の警察官の異なる職務内容、姿勢、過去との関係を通して、警察社会における正義とは何かを問う大作でした。 三人の祖父の同僚、駐在所の近所に住む人々の変化に富む関わり方が絶妙な小道具となって、物語に厚みを出しています。力作だなあ。

    1
    投稿日: 2015.01.02
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    3代続く警察一家の話。組み立てはとても緻密で読んでて飽きない。警察という組織の複雑さや、組織に振り回される正義感。物語に引きつける要素としては、たぶん人が本来持っている道徳観への共感なのか 続編(警官の条件)が必ず読みたくなるはず。

    0
    投稿日: 2014.12.01
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    最後の最後の最後になってようやくこの作品の言いたいことが少しわかった気がする。 もう少し読書経験値を上げてから読むべきだった。

    0
    投稿日: 2014.09.10
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    親子三代に渡る、警察官の物語。 数年前にこのミスに選ばれた作品らしい。 見せ場はそれぞれの時代にある。 特に2代目の民雄がPTSDにかかってしまい、立ち直ったが、またまた発症して、自ら事件に巻き込まれて命を落とす。 そして3代目の和也。現代においての警察官の正義のとらえ方が問われている。 読後、親子3代に共通する正義とはなにか?正義のありかたについて考えさせらた作品となりました。

    0
    投稿日: 2014.09.06
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    そういやミステリだったっけ、という。謎の結果が大切なのではなく、謎を巡る3代の警官達の生き様の話だった。読み応えが異常。

    0
    投稿日: 2014.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親子三代にわたる謎解きというよりも、警察大河小説として読んだほうがよい。その時代時代を背景として、一人の警察官が警察官たろうとするが、その資質により組織に求められる役割に翻弄される姿を繰り返し描いているのが良い。

    0
    投稿日: 2014.07.05
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    民雄の、苦しんだ挙句ようやく取り戻した平穏な生活から始まり、やがて和也の章に移る下巻を読み終えて、明かされた事実が重い。 すべての罪は相対的なものだ。いくつもの事件が秤にかけれて処理されている。 そうだとしても、当事者にしてみたら、、、無念。 二人とも、真相に行き着いて父は祖父は立派だったとわかったことは救い。 やつのことは許せん‼︎一読書として。 よくも退官までしゃあしゃあと勤めたな‼︎だからって殺していいのか? 久しぶりの長編、大変読み応えあり引き込まれました。 で、ここから警官の条件に繋がるのに、先に読んじゃったから。 これ読んでからだともっともっと入り込めたなあ。 もう一度読み直そう。

    0
    投稿日: 2014.06.21
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    孫が警官になる事は題名通りわかったが、チョット恋愛模様が切ない。人間は基本的にはグレーでありそれに馴染むかどうか---。と思う。

    0
    投稿日: 2014.05.20
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    おもしろかった。天王寺駐在所も見に行ってしまった(笑)時代の移り変わりや、上野界隈の歴史とか大変興味深かった。そして私の好みは清二だなー。

    0
    投稿日: 2014.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解決編。事件結末自体には物足りなさを感じた。 もっと陰謀渦巻くような内容かと思ったのだけれど。 これは事件そのものより警官三代の、 そして、父親を見て育った子供にフォーカスした物語なのだな。 民雄も和也も、それぞれ父親の背を見て警察官になり、 父の、祖父の死に対する疑問を解き明かしていく。 清二の世代で青年だった人が、 民雄の世代では中年になり、 和也の世代では老年、人によっては鬼籍に入り。 そういえばこの人居たなあ、 とじっくり見比べて行くのも面白い。 和也の章はちょっと展開が急かなと思う。 加賀谷が捕まるあたりからどうも急ぎ足な感じが。

    0
    投稿日: 2014.03.26
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    清二、民雄、和也と三代続いた警官の家系を描いていった物語はミステリーというより現代の大河ドラマだった。行き詰るような和也の警察官としての活動は、事件の犯人がだれかということだけでなく、何を見つめて何を探していたのかという物語として進められていく。父の背中をみて何を思うかという父と子のドラマを書くといった作者の強い意思が伝わってくる丁寧に書き込まれた小説。

    0
    投稿日: 2014.03.20
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    結構早く読んでしまった。 三代目のはなしが一番面白かった。 彼女の件にしかり、スパイの件にしかり。 若干のやりすぎ感はあったが。 しかし、三世代続いた謎というか問題はありきたりなところに着地してしまったかな。と思う。 続編も読もう。

    0
    投稿日: 2014.03.13
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    事件のなぞを親子孫、三代に渡り三代とも警官になり追っていくサスペンス。 戦後の日本から現代まで、移り行く下町風景、時代などの移り変わりの中、三代それぞれの異なる生き方を感じられるのも読んでいて楽しい。 三代とも異なるキャラクターだが、先代を思い警官・事件を追及することが受け継がれて行く様に「血」を思い、熱いものを感じる。

    0
    投稿日: 2014.03.05
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    祖父の代からの事件、祖父の死に関係してるであろう人。 思った通りあの人かぁー。 この小説は、犯人探しウンヌンではなく 雰囲気を自分の中で上手く味わえれば、面白く読める作品だと思います。

    0
    投稿日: 2013.12.04
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    上巻でも書いたが、やはりこの作品は警察小説というより昭和と言う時代を生きた人々の大河小説という感を強く持った。 作品としては秀逸です。 昭和と言う時代を再確認できました。 ハードボイルド性は薄い感じで、その分エンターテイメント性が私の中では低く、評価もそこそこにとどまっていますが、作品について読んだ人と語りたい、そんな作品であることには間違いありません。 好きな人ははまる作品だと思います。

    0
    投稿日: 2013.08.28
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    きみには、いい警察官の血が流れている。 安城清二、駐在警官 安城民雄、公安潜入捜査官 安城和也、本庁捜査四課 早瀬勇三、香取茂一、窪田勝利

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    投稿日: 2013.08.15
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    戦後から三代に渡って警官になった安城家の数奇なお話(ざっくり ここから先は激しいネタバレとなりますのでお気をつけください。 読みたいなと思っていた佐々木譲氏をたぶん始めて読んだ。 面白かった、面白かった、が、色々ともしゃもしゃもした。 まず、明らかに早瀬になんかあるだろ!って読んで50ページくらいでわかる。 わかるのに焦らされる。 焦らされた結果、凄くあっさり流される。 あれだけ引っ張っておいてあの扱いは流石に酷い。 あそこが盛り上がる場所じゃなかったんですか、、、。 一代目のエピソードも二代目でどっぷりか変わるのかと思いきやチラッととだけ。 最後に明かされる二代目のエピソードにいたっては後出し。 文章自体は力強く警察小説にとてもむいていて面白かった。 が、ミステリ部分はいかんともしがたい。 このミス授賞的な帯がついていたので嫌な予感はしたのですが、やはりもうこのミスは信じない。 でも警察小説の書き手さんとしては面白いとおもわれるので佐々木譲氏の本はこれからも買おうと思います。

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    投稿日: 2013.04.09
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    面白い! 上司である加賀屋とのくだりが少し長い また和也が犯人を突き止めるいきさつが些か急であるし、犯人からの告白の部分も、想像の範疇でもっと欲しかった 過去ドラマ化されてるようなので是非観たい

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    投稿日: 2013.03.28
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    凄まじく緊迫感のある長編。サスペンス。戦後の上野から始まる親子孫と三代の警官の生きざまと時代を超えて謎が解明される過程。警察小説としてこれ以上面白いものってめったにないでしょう。

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    投稿日: 2013.02.28
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    面白かった。推理小説というより、親子孫と3代にわたる人間ドラマとして。「笑う警官」がイマイチだったので、この人の作品しばらく読んでいなかったけど、コレはイイ!

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    投稿日: 2013.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻で描かれた、祖父、父、子の三代にわたる警官の物語は、かなりの読み応えがあり圧巻。大河ドラマを全話一挙に見たぐらいの達成感がある。 特に背景、心理描写は◎。著者の表現能力には、ただただ舌を巻く。 しかし、物語の行き着いた先に待っていた結末には、心の置き場がなかった。つまりは、著者の真意が計り知れなかったことに、いささか不満が残る。 警察組織の意思>一警官の正義感という図式が、警察機関で定着していたことへの疑問を提起したかったのだろうか。もしくは、法治国家でありながら警察の行為すべてが正義とは限らない、と警鐘を鳴らすことに主題を置いていたのか。はたまた、善悪とのグレーゾーンという境目に身を置くことでしか、巨悪に立ち向かえないという警察機構の実態を暴露したかったのか。 早瀬は、どう転んでもクロだろう。 これが私的感想です。

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    投稿日: 2013.02.11
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    常々思うのは、大当たりは期待してない時に引く。 ずっと読みたいと思ってた本や、人に勧められた本なんかは「どんな面白い話だ?これが伏線か?これは叙述か?」と気合が入りすぎて良くない。 例えば、5冊読みたい本を買って、4~5番目に読む本。その程度の期待で読む時に当たりが多いように思う。 今作もそうだった。 全編に横たわる謎の含み具合が甘美で、中盤も非常に丁寧で読み手を惑わせず、ネタバレは飛ばして、今まで味わったことが無い人間ドラマでした。

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    投稿日: 2013.02.02
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    テレビドラマを先に見ていたのですが俳優のイメージと違和感なく読めました。警察小説と言うより人間(親子)ドラマ。民雄編が特に濃い。

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    投稿日: 2013.01.17
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    あらすじは上巻に記載済みなので、省略します。 この下巻では3代目・和也が主人公となる現代のパートが多いので、上巻で感じたような重々しい雰囲気のようなものが緩和されています。 しかし、祖父の清二が清廉潔白な警官像であったのに対し、孫の和也はどこか現代の混沌とした社会に囚われてすれてしまったような印象を受けます。 簡単に言ってしまうと、清二(戦後復興の時代の正義感溢れる警官)→民雄(学生運動の煽りを受けて精神を倦んだ警官)→和也(警察社会の裏面を覗いてやさぐれつつ達観もした警官)といった感じでしょうか。勿論もっと的確な表現はあるんでしょうけども。こうして見ると、3人の主人公がそれぞれその時の世相を反映しているように感じられます。だから時代の流れを意識しやすいのでしょうね。 同じ血が流れていて同じ職を志したのに、こうも違う人物像が出来上がるということが興味深いです。 この作品、どうやら続編が出ているようなので、そちらも読んでみたいな。

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    投稿日: 2013.01.05
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    最高でした。最高の人間ドラマでした。最後まで展開がわからなく、とても現実味あふれるような人間ドラマでした。 なんというか、ハッピーエンドで終わらないけど、 暖かい気持ちになりました。

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    投稿日: 2012.12.25
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    佐々木譲さんの作品を読んだ。 3代にわたる警官の生き方を淡々と語っているように思える。 ストーリーはよくできていると思うが、 あまり、波がなく、淡々と。 人生ってこんなもんか。 もうひとつ熱さがあれば・・・

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    投稿日: 2012.12.21
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    3代にわたる警官の物語の完結編。 終戦の混乱期に警官になった清二。そして、清二の長男である民雄。下巻は、民雄の物語の途中から、民雄の息子、和也の物語まで。 最初の清二の物語は、戦後の日本のドキュメンタリーを読むような感じの物語だったけれど、そこに迷宮入りした2つの事件が残された。息子、そして孫と続く時系列の中に、ずっと小骨のように引っかかる2つの事件。 3人の警察官としての生き様も読みごたえあり。そして、3代に渡ってずっと続く謎が絡んできて、早く続きが読みたい…と思わせる展開。面白かった。 道警シリーズでも扱っている警察の裏の姿も描かれていて、刑事や警察官は私たちがドラマで見ているような、カッコよくて潔癖な正義だけではないのだということも考えさせられた。

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    投稿日: 2012.10.25
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    日本の歴史を、情景から読み取ることが出来そうな作品。サスペンスの内容や物語そのものよりも、描写にまず引き込まれる。読み終えると、何十年もを一瞬で体験したかのような気持ちに。

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    投稿日: 2012.10.18
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    数年前にテレビドラマにもなった3代にわたって警察官になった親子の数奇な人生を綴った対策。佐々木譲らしい警察組織への切り込みはそのままに、北海道でなく東京を部隊に、実際にあった事件を交えつつストーリーが展開する。誰が読んでも怪しいのは一人しかいないので、真犯人を探すというミステリーとしての意外性は物足りないが、全体的には早く終わりまで読みたいと思わせる秀作です。

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    投稿日: 2012.08.21
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    親子三代にわたる警官の話。とても硬派の、濃いヒューマンドラマで素晴らしかった。戦後の混乱期から現代までの時代の移り変わりも面白い。改めてまた読んでみたいと思える作品。

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    投稿日: 2012.07.01
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    下巻は安藤民雄の谷中駐在所での活躍と遭難、息子和也の警察署内での密命と顛末を描く。年代は昭和60年から平成12年ごろまでの15年間。昭和23年の男娼の殺人事件、昭和32年の国鉄職員の殺人事件の謎と祖父清二の死に関する謎を和也も追い始める。謎解きについては、ある程度展開が読めてしまうが、警察の正義という問題も絡まり、読み応え度は損なわれていない。 捜査第4課の加賀谷警部は魅力的。テレビドラマでは佐藤浩一が演じたらしいが、適役だと思う。 下巻も一気読みした。海外小説の名作「警察署長」も面白かったが、やはり国内小説であるこちらのほう取っ付きやすい。

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    投稿日: 2012.06.16
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    読み終わってみればまさに“血”の話でした。 血液ではなく、DNA。 2代目の話が長い分ボリュームもあったが故 3代目が何となく薄っぺらく感じてしまったのは否めない。 同じような道を辿っても着地点がこうも違うのか、というのは重かったけど。 1代目と2代目の死の謎と戦後すぐの2つの事件の謎の暴かれ方は 伏線として示唆されていない事実がいきなり提示されたり、やや唐突な印象。 (単に伏線に気付かなかっただけかもしれないけど^_^;) 謎が解けてみればなんとなくどんよりしてしまいました。知らなきゃよかった的な。 前編で感じた時系列の判りにくさは相変わらず。 何年先に飛んだかがすぐに判断つかなかったのはやっぱりしんどかった。 内容を忘れかけた頃に時間をかけて再読するのがいいと思う。

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    投稿日: 2012.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻に引き続き、すいすいと読めてしまった。加賀谷とのやり取りがスピード感があってよい。(ドラマでは佐藤浩市だった。いい味だしてた。)結局同じことするんだなあ。 この本はミステリーというより人間ドラマというかんじ。。。

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    投稿日: 2012.05.25
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    上下巻をまとめた感想にすると、昭和から平成までの時代時代につむがれてきた事件とその時代をいきた人間たちの思いや行動に含まれる心の動きをうまく織り交ぜながら、警察官という職についた3人の男達の生き様をうまく描き出した良書だと感じました。上巻よりも下巻をテンポよく読めました。 後に日本赤軍の分子となる男達の一派を自らのスパイ行為での摘発に成功した民雄は、しかしながら警察官となって最初の任務を通じて人間不信となり、それが家族にも暴力という形で波及したことで清二が築いたような家庭とは違うものが身近にあることに苦しみ続けます。ようやく手にした緊張感がありながらも安寧とした任務の中でも過去の極左活動への潜伏捜査は最終的に彼を死に至らしめるに十分なきっかけを生みました。 ここまで読むと一見何もつながりがないように見える清二と民雄の死を、三代目の和也によってすべて明らかにされることになります。和也が明らかにした民雄の死の遠因と、祖父・清二の死が直接的原因は昔から安城家に近かったある一人の人物によって成されていたことが明らかにされます。 その理由は、三世代が紡いできた物語の点と点を線でつなぐには、物語で直接語られない部分であったのが意外でしたが、そのことが分かる文章を読んだ時のビリビリとした衝撃は忘れられません。帯に書かれていた「三代目・和也ががつむぐ新しい物語」という部分が、本を購入した時から気になっていたのですが、こういう次の世代に向けた終わり方というのも良かったと思います。 ちょうど1年前にテレビ朝日でドラマ化された本作(http://www.tv-asahi.co.jp/keikan/)ですが、わずか4時間で終わってしまうよりかは文章を頭の中で消化し、いろいろと勘繰りながら読み進めていくこのハラハラ感を数日に渡って体験できた方が良いと思いました。要はテレビで見なくてよかったということになる訳ですが…。 社会の秩序を保ち正義の範たるべき警察官自身が、その任務を果たし、安全と安心を守るために、その使命を曲げなくてはいけない矛盾に直面し、苦悩することがあること。三世代に渡って安城家がその血をもって体験した苦悩そのものが、警察という職務そのものに、書籍の題名通り血のようにベットリ張りついて落とせない者なのかもしれない。私の祖父が安城清二のように復員後警察官となったことを思い出すと、祖父が亡くなる前に警察官が背負うこの苦悩について聞いてみたい、と叶いもしない疑問を抱きながら読み終えた本を閉じたのでした。

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    投稿日: 2012.05.04
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    電子書籍で読了。 親子三代にわたる警官の姿を、戦後の昭和史と絡めながら描いた長編警察小説。 終戦直後の警察の成り立ち等がわかる祖父の章はそれなりに面白かったが、大長編の割には全体的にあっさりし過ぎている感があり、少し期待はずれ。 「このミス」で一位となる程の評価の高さの理由が、今ひとつ理解できなかった。

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    投稿日: 2012.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評判通りの面白さ、感動の大河ミステリでした。 頑張って日記をつけてたのですが、最後の最後にミスって全て消してしまいました… とにかく感動巨編!男子、特に息子を持つ父親には絶対お勧めです! 2008このミス第1位ですが、第2位は『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹著です。こちらは親子三代女の物語で、なんだか面白いな…と思いました。 赤朽葉~はまだ未読なのでいずれ読みたいと思います。

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    投稿日: 2012.02.23
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    終戦後から三代にわたって警官になった家族の話。ミステリーというよりド歴史小説。時代背景や世間を騒がせた事件を織り込みながら、警察という一つの組織のなかで働く人間を骨太な文体で書く。

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    投稿日: 2012.02.11
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    父子3代にわたる警察官の大河小説。おもしろかったし、3人それぞれのドラマがあって、読みごたえはあった。けど、2代目、3代目のドラマがどっちも現実離れし過ぎていておなかいっぱい。肝心の謎の部分がいまいち浅く、謎解きもあっさりな感でちょい肩すかし。「警官の血」というのは父子の絆であると同時に、おまわりさんから官僚、正義の味方から汚職警官まで「警官の性」とも読めるかな?と思った。

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    投稿日: 2012.02.06
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    和也の章からがすごかった。たたみかけるようにエンディングにもっていく。祖父や父とは違うタイプの警官になったが、二人の血が濃く受け継がれた結果がこうなったのもまた面白いものだ。

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    投稿日: 2012.02.06
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    事件の真相そのものは、そんなものか、という感じだった。 ただ、三代目にあたる和也の“血”が評価されるくだりや、 最終的にたくましさを身につけてゆく過程はとても感慨深い。 初代、二代目を知っているだけに・・・

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    投稿日: 2012.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終戦後すぐに警察官になった父から子、またその子もと、3代続く警察官の話。 謎が謎を読んで、関連性もわからずこんがらがったまま下巻に突入する。 文章はおもしろいけど、最後があまりにも呆気なかったので「長い話だったなあ」という印象だけが残った。

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    投稿日: 2012.01.25
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    [BOOKデータベースより] 安城民雄は、駐在として谷中へと還ってきた。心の傷は未だ癒えてはいない。だが清二が愛した町で力を尽くした。ある日、立てこもり事件が発生し、民雄はたったひとりで現場に乗り込んだのだが―。そして、安城和也もまた、祖父、父と同じ道を選んだ。警視庁捜査四課の一員として組織暴力と対峙する彼は、密命を帯びていた。ミステリ史にその名を刻む警察小説、堂々たる完結篇。

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    投稿日: 2012.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3代続いていく警官の話。その時代ごとに、社会の中での警察の存在意義や対峙する犯罪の種類が変わっていくのが面白い。3代続いていく要因ともなる祖父の死の真相自体は非常にありきたりなのだが、正しいこと、正しくないこと、の基準を考えされることになった。まっすぐ生きることが、必ずしもいい結果をもたらすわけではない。でも結果がどうであれ、自分自身にとって悔いのない人生を送っていきたいと思う。そのためには、他人にとって正しいかどうかはわからないが、少なくとも自分が正しいと思うことをすれば良いのだと思った。もやもやが少し晴れた気がした。

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    投稿日: 2011.12.24
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    上下巻まとめて読みました。 ドラマを先に見てしまったので、読んだ感想はドラマとあんまり大きな差は無かったなという感じ。 ただ細かい描写がある分、ドラマの裏の想像がしやすかった

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    投稿日: 2011.10.28
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    渋いオジサン向けの小説だと思っていたら、深まる謎が早く知りたくて、あっという間に読み終わってしまいました。 黒幕(?)の正体にびっくり。

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    投稿日: 2011.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3代の警察官。 それぞれに交番勤務。潜入捜査。内偵調査。といったぐわいに描かれていて。 それぞれの章で楽しめたし。歴史を見ているようだった。

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    投稿日: 2011.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦後すぐの時代、警官になった安城清二は駐在所の巡査に。 清二が巡査になった年に生まれた安城民雄は公安警察官から父と同じ駐在所の巡査になる。 孫の安城和也は警視庁警務部へ配属になる。 祖父の時代の未解決殺人事件を子が捜査するが途中で亡くなり、孫が真相を突き止める。 2007年、日本冒険小説協会大賞を受賞、第138回直木賞候補となり、2008年版の「このミステリーがすごい!」では第1位になった。 テレビ朝日の開局50周年番組として、テレビドラマ化され、2009年2月7日・2月8日に二夜連続で放映された。

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    投稿日: 2011.06.29
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    祖父の清二、父の民雄、そして孫の和也も警官になった。 祖父が亡くなった日の真相を追っていた父。その真相を知って父は死んだのか?孫の和也が、その真実を暴く。 三代に続いた警官の血。それぞれに違う生き方があった。

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    投稿日: 2011.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親子三代に渡る警察官の人生を描いたミステリー。昭和の戦後の貧しい時代から始まって、上巻のラストまでじわじわ盛り上がった。はやる気持ちを抑えて下巻を読み始めたのだけれど……あれ、なんか身が入らない。三代目も二代目と同じく公安のスパイをしている時点で、冷めてしまった。ラストもやや拍子抜け。正義を貫くのではなく、迎合して生きるのともまた違う。すっきりしないが、これはこれでいいのか?

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    投稿日: 2011.04.18
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    三代に渡り警官となった安城家の物語。 安城清二~民雄~和也と一人づつの物語なのだが、清二が追っていた 謎を民雄が受け継ぎ和也が解明するというミステリーの要素も含まれている。 一人一人の人生や正義に対する想いを描いた物語を主題としているが 和也の章では少し毛色の違う物語が用意されている。 和也は祖父、父が追いかけていた事件の謎を解明するが、それさえも自分が信じる正義の道具として捉え、刑事ではあるが駐在として市民を 守ってきた先代達の考えを受け継ぎことで祖父、父の偉業を際立たせる 物語となっている。

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    投稿日: 2011.03.28
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    良かった! 満足! 高村薫さんのミステリが好きで、 以降なかなか自分の好みに合った ミステリに出会えず早十数年、 もう、自分がのめり込めるミステリには 一生会えないのであろうと、とうに諦めていたところ 来ましたよ。出会ってしまいました。 佐々木譲さん たまりません。 「制服捜査」という作品が評判になり、読みたい本に 積んでおり、先日読んだところ、 絶対に長編が面白い確信を得て本作を読みました。 ミステリは、大概人がなくなるシーンが有るわけで、 人が死ぬぐらいの出来事は、 そーとー何かがあったわけで、 となると、登場人物達が薄っぺらく描かれていたり、 自分物描写が苦手で話のトリックに逃げ込んだ作品というのは かなりつまらなく感じてしまうんですね。 佐々木譲さん良いです。 たくさん著作があるよーなので、 片っ端から読んでみます。 ※以下今日買いました。 新宿のありふれた夜 ユニット

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    投稿日: 2011.03.13
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    安城民雄は、駐在として谷中へと還ってきた。心の傷は未だ癒えてはいない。だが清二が愛した町で力を尽くした。ある日、立てこもり事件が発生し、民雄はたったひとりで現場に乗り込んだのだが―。そして、安城和也もまた、祖父、父と同じ道を選んだ。警視庁捜査四課の一員として組織暴力と対峙する彼は、密命を帯びていた。ミステリ史にその名を刻む警察小説、堂々たる完結篇。

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    投稿日: 2011.03.06
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    汝の父を敬え――制服の誇り、悲劇の殉職。警察官三代を描く、警察小説の最高峰誕生! 昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。 どんどん読めてしまった。 3代に渡ってある事件を追いかけていくんだけど、ただ事件を追うだけでなく1人1人がしっかりと描かれていて、ずっしりとした読み応えあり。 1代目、2代目は時代背景を直接には知らないから、あまりイメージできなかったのだけど、本当に詳細に描かれていてある意味勉強になった。 佐々木譲好きかも。 もう少し読んでみよう。

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    投稿日: 2011.02.20
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    3世代の警察官人生を上下巻に渡って淡々と描かれているのだが、何かに突き動かされるかのように一気に読めた。 それぞれの時代背景に合った、三人が三様の人生であるが、その中に安城家の警察官としての血が脈々と受け継がれていっているのがひしと感じ取られる。特に民雄の人生には思わず涙してしまった。 ただ、伏線がきちんと(?)張られていた為か、事の真相のほとんどが想像付き易かった。最後にどんでん返し、という風にはあまりならなかったかな。でも、満足のいく面白さでした。

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    投稿日: 2011.01.29
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    上巻では2代目の民雄がかわいそうで、読むのがつらかったが、下巻に入ってからは結構サクサク読み進められた。 3代目和也は、初代や2代目とはちょっとタイプの違う感じがするが、逆にそれが現代っぽくてよかった気もする。 最後、謎はとけたけど、スカッと胸がすくような感じではない。とても現実的で、これは主人公をヒーローにするような小説ではないのだなと感じる。いわゆる勧善懲悪のようなものではないし、むしろ警察官も一人の人間であり、色々な矛盾を抱えている。 主人公たちもそれは同様で、悩み苦しみもするが、それでも自分の信念を持ってそんな矛盾と戦って行こうとする姿が印象的で、応援したくなった。

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    投稿日: 2011.01.17
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    上下巻まとめて一日で一気に読んだ。濃厚コクまろで美味しかった。 終戦直後から学生運動を経て現代(多分)へと続く警官三代記。熱血とは一味違うデカ魂を感じさせられた一冊というか二冊。 60年前に起きたひとつの殺人事件が、それぞれの時代の伏線を絡めとり、孫の代に一気に昇華されてゆく流れは素晴らしかった。

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    投稿日: 2010.11.26
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    清二、民雄、和也親子三代に渡る警察人生の歴史。  私は、和也の物語が一番好きだ。  和也の年代も2000年前後を扱っており、非常に親近感がもてた。  清二がなぜ、死んだのか?は、想像することが出来たが、民雄の死の真相や最後に明らかになるスパイ時代に起こした不祥事は、本当に驚いた!  また、和也の上司との厭らしい駆け引きも読み応え十分だった。  戦後間もない上野公園から始まり、五重の塔が焼け、大学の過激派を偵察するスパイ任務、親父と同じ駐屯所勤務、伯父と父を継ぐ和也、正に読み応え十分の一冊だった。

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    投稿日: 2010.11.16
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    親子孫三代を通じて描いた、壮大な戦後史である。その世相を表す事件にも関わる。だが、根幹に流れているのはやはり、祖父の事故とも事件ともとれる不審死である。天王寺五重塔が焼け落ちた夜、祖父・清二は何をしていたのか?父は何に気付き、そして殉職したのか?最後に和也が行き着く真相と、警察官としての姿とは……

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    投稿日: 2010.10.13
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    警官の血。今風に言えばDNAということになるのか。 親子3代の警官の2代目は、公安スパイの激務から発症した心の病が引き金となって、1代目の死の原因追求の道半ばにしてあえなく殉職。 3代目にして、ようやく強かに、真相を探り当てるが、で、その成果をどう使っていったかという点が、なるほどというか、お見事なストーリ展開でした。 警官のやることに、グレーゾーンなんてない。警官は、境目にいる、白と黒、どっちでもない境目に立っている。 やっていることが市民から支持されている限り、境目の上に立っていられる。愚かな事をやると、世間は黒の側に突き落とす。 すべては世の中の支持次第。。。 そうなんだけど、その種の境目問題で、世の中が100%支持に回るなんてことはあり得んからなぁ・・・ (2010/7/20)

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    投稿日: 2010.07.17
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    民雄まではよかったのに、最後の和也でなんだか違和感を持ちました。「警官の血」というからには3代くらい描く必要はあったのかもしれませんが、最後の最後で短くまとめられちゃった感がありました。どうせなら上・中・下の3巻にするとか、和也も同じ系統(雰囲気)の警官にするとかだったらよかったのかなー、と個人的には思いました。 TVドラマでも民雄まではよかった。単なる好みの問題かもしれないですが。

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    投稿日: 2010.07.11
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    2010年6月22日 読了。 前掲作の下巻。 二代目の途中から三代目までが描かれ、上巻で提示された謎が解明される。 正直なところ、謎に関しては何となく見当がついていたのだが、それでも終盤のオチの持っていき方はおもしろかった。そこに繋がるのか、と。 文章そのものも嫌いではないので、他の佐々木作品も読んでみようと思う。

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    投稿日: 2010.06.23
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    初めて佐々木譲の作品を読みました。 親子3代の警官の話。第一部の父親がやはり印象的。ちょっと伏線が多すぎて、途中から分かっているのに解決しないので少しイライラ。 ほかの作品も読んでみなければ。

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    投稿日: 2010.05.22
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    5/6:民雄、和也と血に導かれ警官人生を進む安城一族。祖父の事件の真相にたどり着いたかに見えた民雄は凶弾に倒れる。警官となり父や祖父とおなじ清廉な駐在官を志すも血が導き、またも潜入捜査へ。そこでたどりついた真実とは。 とまぁ半世紀に渡った物語りは意外な形で決着がつく。引っ張った決着なので何とも感慨深い。三人の中では和也が一番共感できた。時代が近いからか。いや、必要悪がある事をしっていたかだろう。 読み応えがあり良い作品でした。 ------------------------------------------------------------- 5/4:GW妻の実家なのだが読む時間(隙間)がない。

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    投稿日: 2010.05.04
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    正義とは。 最後の数十ページが怒濤の展開。 これを機に、警察小説にはまる気がしてます、自分。

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    投稿日: 2010.03.18
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    最後の最後は血なんですよ。血は争えない。 特に民雄編のラストが気になって仕方がない。 三代目の和也はすべてを知った上での行動が目を惹きました。 俺には出来ないなー。あの行動。

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    投稿日: 2010.02.09
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    上巻・下巻共に読み終えました。 通勤の朝晩の電車内だけで読み終えましたが、 仕事中も続きが気になるほど。 3代目まで来ると流石に裏が見えてきていて、 出落ち感は否めませんでしたが、それでも やはり引き込まれました。 佐々木譲さずがです。満足しました。

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    投稿日: 2010.02.07
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    戦後の警察史、世相史が分かる。 三代の警官親子を通じて、警察にどういう部署があって、どういう仕事をしているのか、さらに警察の移り変りといものが良く分かった。 大河小説でもある。 警察小説の新しい分野を切り開いたとも言える。

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    投稿日: 2010.01.30
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    下巻は三代のうち、二代目民雄から三代目和也へ。 面白くて面白くて、時間を忘れて一気読み。 一代目清治の死の謎は、和也へ引き継がれるけど、謎を通して見えてきたのは警察という組織が何か、ということだと思う。 あと、時代に合わせて登場人物の口調も変わっていたりすることで、素直に時代を感じることができた。

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    投稿日: 2010.01.27
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    面白かったです! 民雄編の最後がいちばんドキドキでした。 写真に写ってたのは誰……ていうか、どっちだーーーどっちだったんだーーーてなりました。 ちょっとずつ読むつもりだったのに、結局一気読みでした。満足。 それでも☆4つなのは、最後、和也が清二の事件の真相をあばくところがスーパー第六感タイムぽかったのと、民雄の罪がなんとなく個人的にしっくりこなかったので……。 でも面白かった! です!

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    投稿日: 2010.01.26