
総合評価
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powered by ブクログ就職した先の研修先で行われていたことは、泥を捏ね、奇声を発する人々、鹿、兎、鳥、蛙、魚の部屋。余りにも異常過ぎるその目的とは… 狂信、洗脳、カルト!怖っ!気持ち悪! 不穏しか感じない序盤、そして終盤の怒涛の展開! 怖さというよりは不気味さを感じた作品。 シリーズものなんで次作も読も!
8投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ怪しげな研修に参加する笑美を心配した兄が心霊案件専門の佐々木事務所に相談する話。掴みからもう引き込まれるし、佐々木事務所のアプローチと相手の底の知れなさが怖面白い!民俗学カルトホラーらしくそのジャンルにめちゃくちゃ納得。シリーズらしいので続きも読んでみる!
1投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログこれは表紙に惹かれて買ってしまった一冊 怖さもありながら 特に感じたのは気持ち悪さ 見たことのない物のはずなのに 頭の中で映像として想像できてしまう… 不気味すぎる… それぞれのキャラクターの闇の部分もしっかりと描かれていて、 全てに納得できるわけではないけど 佐々木るみと青山幸喜 2人の出会いが必然だったらいいなと思ってしまった そして、個人的なことだけど 田舎に住んでいながら カエルは大の苦手… なので、余計気持ちが悪かった…
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ面白かった!新興宗教観点と地域信仰とが混ざって、物語が破綻せず成立しているのがさすがです。このシリーズ、続編も読みたいです。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めて読む作家さんの本だったけれどとても楽しく読みました。 超能力者が数多く登場するとともに、るみさんの存在感と青山君の圧倒的ワトソン感が読んでいて良かった。明るい人ほど案外暗い過去を持っていたりする。るみさんの自身に対する評価はなんだか哀しかった。自分自身を追い込んだ両親と同じ血が自分にも流れているという事に対する嫌悪感を文の端々から感じた。そして物部さんの強者感。語彙力をかなぐり捨てると、激アツな展開だった。 大体こういう系の小説だと、るみさんの立ち位置にいる人は大抵が美人でワトソン的な人は普通の顔のような表現が多いが、今回は逆だった。だけどそれが寧ろ良い。青山君のるみさんに対する気持ちがまさに忠犬。(このような表現は好ましくないだろうけど)一途に彼女を想う姿が、自分自身のことのみを考える、るみの両親、ヤン、島本(兄)と良い具合に対比されていて良かった。 それにしても石神・・・・彼は一体どうなっちまったんだ
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ☆3.6 自分にはわりとコワグロ。 冒頭パンケーキに慄きつつも、次第に民俗学的な面白さとカルト宗教の怖さにはまっていく。 少し予想と違う方向へと展開したけど、これはこれでとても面白い。 なんとなく残るモヤッと感に、シリーズの続きを気にさせる手腕を見た思いです。 物部さんめちゃくちゃ気になるので、続きも登場してくれると良いな。
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ前回分がまったく理解できなかったけど今作はおもしろかった。ホラーミステリー超能力?って感じですかね。ラノベらしいホラー。宗教がらみだと異常な人間が多く出ますよね。表紙の絵は誰だったのか??いまだに謎。次作もたのしみ。
8投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった!「笑美には生きている人間とそれ以外の区別がつかない。」が抜群に効いていて非常に映像的な掴みで良かった。こう、都市伝説解体センターさながらに怪異を解体してどの宗教(文化)由来か?を突き止めてそこの専門の人に対処させるというふんわりしてないオカルトの扱いが好き…。事務所のコンビのキャラも良く、追いたいシリーズ。
0投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ導入こそ良かったものの、カルト宗教や佐々木と青山の話だったりとか、ヤンの話…色々混ざった結果、咀嚼しきれなかった。拝み屋とか濃そうなキャラも居たのだが、そんなに好きになれない話だったな。
1投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログもっと民俗学の内容かと思っていたが、SPECのような異能バトル。ホラー要素もあるが怖いというか不気味。シリーズらしいので次も読んでみる。
0投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまりホラー小説を読んだ感じがしなかった。 わたしのホラーツボには刺さらなかった。お兄さんは気持ち悪くて怖かったけどw SFとかファンタジー読んだ後の感じに近い。 いくつかホラー小説読んできて、ある程度ホラーの好きな傾向が分かってきたのがおもしろい。 もっとベタで分かりやすいのが好きなんだな多分。あとB級感ただようやつも好き。 付箋貼ったとこあった 宗教がセミナーになろうと、役割はきっと同じだ。心の拠り所だ。しかし、あくまで拠り所であって、全てを預けてはいけない。普通の人はそれが分かっているが、ハマっている人は違う。信じているものが、そのままその人のアイデンティティになってしまっている。
6投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読だったが、今の方がかなり楽しく読めた。 当時はキャラクターにも展開にもそこまでハマらずだったが、シリーズの先が読みたくて思い出すために読んだ。 因習村ホラーというジャンルを認識して、それに興味を持ってから読むと、相談者視点の実体験語りで描かれる奇妙なバイトが不気味で音とか臭いを感じるくらい没入できた。 るみの能力はいわゆるSPECバトルとして腑に落としたから、どんどんバンバン対峙して押入れに突っ込んでいってほしい。
0投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ人間怖い系ですが、おばけもあるよ 最初思ってたのと違う方向に怖さが転がっていって、楽しく読めました 宗教的な要素が多く、知識がないながらも興味深かったです
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ祝祭、日本の民俗学と大好物なテーマに惹かれて読了。 途中までは非常に良かった。カルト的な宗教感と民俗学、神道信仰が交じり合って、怖さもありつつ惹かれる展開でした。 ところが後半、キリスト教という洋の要素と佐々木女史までも超能力をガンガン使いだしてせっかくの日本の粘ついた因習などの魅力が薄れてしまったのは残念。
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ宗教も、それこそキリスト教は詳しくはわからないけど、こういう民俗学的なホラーは本当に面白い。 ミステリーな要素もあったりしたのも、なお好みだった。
13投稿日: 2025.04.03
powered by ブクログ心身の状態がよくないとこのあとのシリーズ読めないな。 胸がモヤモヤというかぞわぞわしたままおわる。
0投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ芦花公園さんの作品初めて読みました。2025年初作家、19人目です。 怖いというより、気持ち悪い話しだった。 宗教と洗脳が絡む話なので、怖さより嫌悪感を感じる。 この後に続きそうな話しなので先も読んでみるつもりです。
1投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ民俗学×ホラーが好きなので、テーマ的にはとても好み。 ただ、今ひとつハマれなかった。 続編もあるみたいなので、もう一冊くらい読んでみようかな。
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ違和感を覚える頃には。 相性が良かったのはあるだろうが、ここまで心酔してしまっている状態では何を言っても無駄だろうな。
0投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
購入。 漫画に合わせて。 なかなか、色んな知識がないとついていきにくい感じ。民俗学?カルト?ホラーかどうか分からない(笑) 読み返したり、思い出してみると、深くて面白い。 続編も読もう。
1投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ前半から中盤にかけて宗教とオカルトを混ぜ込んで真相に進む展開で引き込まれていくが、最後の方になると伏線の無い力技が強くなって強引さを感じてしまう。 ただ、オカルトやヒューマンドラマが混ざってドロドロとしながらラストまで走るので読む側も一気に読み切れる。 恐怖感は弱いけどオカルトや宗教絡みが好きな人なら楽しく読めるかな
1投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログ読んでいて「怖い!!」と言うより、謎が解けていくミステリー的な過程が面白いと思った。 佐々木事務所シリーズは一応は解決できる怪異を取り扱っているらしいとインタビューで読んだのだが、民俗学や宗教の要素が複合的に絡まって怪異の原因が明らかになるのはそれらに関しては毛の生えた程度の知識しかない私のような人間が読んでも面白かった。近似要素のミスリードとか。 信仰にしろ人格にしろ怪異にしろ意味というフレームを与えることで形を成すわけだが、それが最悪の方向に組み合わさってこうなるのがまた、、、
0投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログただのホラー小説とは違って人間の思い込みの恐怖を実感した あと子供の頃刷り込まれたことって大人になって社会に触れても治らないことが多いんだなってなった どんでん返し要素もあって楽しかった!
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ「民俗学カルトホラー」という異色のジャンルでホラー界隈を騒がせた問題作にして、超大作。 怪異なるものや霊などもでてきますが、なにより1番恐ろしいのは『人間』と『偏った宗教観』だなと改めて感じることができた作品でした。 ほんとね、行き過ぎた信仰心とか、偏った愛とか、なにかへの依存とか、そんなんがいちばん怖いのよ。うん。 ざっとあらすじ。「妹が変なんです…助けて。」そんな依頼をこなすべくとある会社に潜入する2人。そこには怪しげな儀式と悪霊、そして超能力を持つ男の影が。男の正体、そして依頼の先にまちうける衝撃のラストとは…。 中盤からの怒涛の展開にめくる手が止まらなくなる めちゃくちゃ引き込まれるホラーカルト小説でした。 おもれぇ…。こえぇ。
1投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログゴリゴリのバトル漫画ではない呪術廻戦というかそんな印象。怪異だけを恐怖として語るのではなく人間のほうが怖いじゃんというのが根底にあるのも良い。どこか映画のような構成の展開で、ページを捲る手がとまらない。
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ信仰を題材にしたカルトホラー。いわゆる新興宗教というと現代のことのように思うが、こうしたものは古代からあったように思う。人が何を信じ、どうするのか、自分の力ではどうにもならないと悟った時に信じてしまう力とは。 そうした人の心の闇にスポットを当てた作品。
0投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
端から見れば騙されているに過ぎない場合でも、本人が幸せなのであれば、それを良しとするのか否か。 また洗脳の恐ろしさもテーマとして触れられており、洗脳の被害者は笑美をはじめとした信者たちだけでなく、そういう家庭に育てられた首謀者であるヤン本人でさえもそうであるといえる。 聖書に纏わる部分が多く、本書に限らず聖書を引用している作品は多いため、今後のためにもある程度の知識は得ておきたいと思った。
0投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ読み始めて感じた印象は、「なんだかやばい小説に手をつけてしまった」でした。 登場人物は異形のものが見えたり、何だか意味のわからない言葉を発したりしていることが、怖いというよりも、気持ち悪さに近かったです。 読み始めのうちは登場人物の言動も行動も、意味不明すぎて気持ちが悪くて仕方がありませんでした。登場する生き物の描写や信者の使う言葉がとても気味が悪かったです。しかし後半になってくると青山くんの言うように、出自がわかったことで嫌悪感や恐怖心といったものが軽くなったように感じました。 個人的に石神さんのシーンは怖かったですね。 余談ですが、読んでいる日常の中でふと早朝に音楽が聞こえてきて目が覚めてしまいました。聞き覚えのない曲で、絶妙に不穏なメロディ。目を閉じても気になってしまいしばらく寝付けず、部屋を歩き回っても窓を開けても、音源が全くわかりませんでした。 この時8割本気で自分の幻聴を疑い、「小説のせいだ...」ちょっと焦りました。 (実際は隣の両親の寝室で鳴っていた目覚ましだったのですが。) 日常にまで影響を与えるという、(いい意味で?)不気味な小説でした。
0投稿日: 2024.10.15
powered by ブクログ民俗学カルトホラー。 全編通して不気味さを纏っている作品。 語りの視点が変わることで様々な怖さが垣間見える。 がっつりホラーという感じではないが、じわじわと怖さを感じる作品。 こういった事は多かれ少なかれ現実でも存在しているだろうということも、また怖さを増加させる。 飲み込むことのできない不気味さと気持ち悪さが、 読み終わったあとにもずしっと残る。
0投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログ3作目を先に読んでしまったのですが 登場人物の印象や作品の雰囲気が違っていて… るみさんが特に、最初こんなに暗いというか…壁のある感じだったのかと驚き。 物部さんが変わらず超然で素敵。 題材が宗教だったので儀式や信者達の行動や教えの内容など、全体的にぞわぞわする不気味さでした。
0投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。新興宗教によって狂わされた人間を救おうと戦う2人組の話。 人にはそれぞれ信じるものがあって、それが人間か、神様か…それが行動や信念にも繋がるんだなと思った。 最後はわりとバトル展開で熱かった。
1投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画でも漫画でも、同じ作品内で、数十分おきにあるいは数巻おきに、ジャンルや味わいが替わる「速さ」は、好きだ。 たとえば藤本タツキ。 が、それは映画や漫画が私的に二番手三番手だから好きと言えるのであって、一番好きな小説で同じ手法が生起するのを読んだら、うーんどうもね、と。 結局は文体と視点のマジックに過ぎない。 いったんホラーや怪奇の作品群に耽溺し、離れ、YouTube的なエンタメに回帰しつつある、うるさ型のおっさんとしてはこの小説、四半世紀前なら面白かったのかな、と。 @ 【Amazon内容紹介】 失敗続きの就職浪人生・島本笑美。 原因は分かっている。彼女は物心ついた時から生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。 街に溢れ返った異形のモノたちは、自分の姿が見えていると分かるや否や、笑美に纏わり付いてくる……。 ある日、ダメ元で受けた大手食品会社「モリヤ食品」の面接で、笑美はヤンと名乗る青年社長と出会う。 出会ったその瞬間から、何故か自分に惚れ込んでいるヤンに心奪われ、笑美はそのままモリヤに就職することを決める。 しかし「研修」という名のもと、ヤンに伴われて笑美が見たのは、「ケエエェェェエコオオォォオオ」と奇声をあげながら這い回る人々だった――。 一方、笑美の様子を心配した兄・陽太は、心霊案件を専門とする佐々木事務所へ相談に訪れ……。 ページを開いた瞬間、あなたももう「取り込まれて」いる。 カクヨム発の「ほねがらみ」がTwitterでバズり大反響! ネット民を恐怖の底に叩き落とした驚異の新人作家が放つ、民俗学カルトホラー!
5投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろんな奇想天外な出来事が起きすぎて発想がすごい、よく一冊に収まったなと思った。 過剰な表現、ここいるかなみたいな箇所、まあ文字でいくら言われてもざっくりしかイメージできないよ、みたいな箇所もあったけど、すごく面白かった。まだわからない箇所もあるけど、自分自身の呪いが神様のような大きい存在となってしまうという、呪術廻戦みがある話だなと思った。 スッキリ終わってくれたのも良かったし、ちゃんと宗教の出典をもとに世界観を作っているのがよかった。でも、マンガで読みたいかなあ、、と思った。
1投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ佐々木事務所シリーズで1番好き! 闇バイト。カルト宗教。儀式。 何度読んでも面白い。大好き。 ヤンさんの顔、私の中ではH×Hのミルキで再生されている。
0投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログ心霊現象ホラーではなくカルトホラー。実際あるカルト宗教もこんな感じで発展していくのでしょうか。読み終わったあと、どこかフワフワします。
0投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とんでもなく長編を読んだかのような疲労感 決してハッピーエンドにならない当たりがなんとも言えない気持ちにさせる 確かに現実でだって洗脳が解けて日常生活に戻れました!とはいかないが.. 笑美だけが今のところ1番幸せなのかもしれない。あの男がいなければ彼女はもっと幸せになれただろうに ヤンの能力、るみさんの能力も凄いが物部さんの能力が規格外過ぎる まさに最終兵器 次の巻を読むのが楽しみ
1投稿日: 2024.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
徹頭徹尾、ホラー三昧な作品。 霊が怖い、宗教が怖い、人が怖い、サイキックが怖い。 色々な怖いが溢れ、ずっと不安、未来も不穏。 文体は読みやすく、説明も丁寧で宗教関係にまったく明るくない、義務教育の範囲ですら記憶が怪しい自分でも話についていくことができて、ちゃんと「怖い」を楽しむことができた。 また、心霊現象の原因を追究する推理要素も存在しているのも面白い(これは自分が宗教が詳しくないため、一緒に推理することはなく拝聴していた)。 主役である心霊案件専門の佐々木事務所の二人は、ホームズとワトソンのように個性的な所長と、愛嬌のある助手の組み合わせでお互いを助け合っている。 シリーズ化しているので作品が進むと明らかになっていくだろう二人の過去と、これから強くなっていく絆も楽しみである。
1投稿日: 2024.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
民俗学とかカルトのホラーを期待しましたが、能力者バトル的な展開になってしまったのは残念。バトルの状況と施設の景観が少し読み取りづらかった。終盤はなんだか中高生が好きそうなアニメを見てるみたいだ〜という気持ちに。 また、個人的な好みとしてはもう少し説明が欲しかったところです。あの人は結局どうなったの?と思うところが多々ありました。ただ、説明しすぎると恐怖が薄れてしまうので、作者と私の好みの塩梅が合わなかったかなと思いました。 しかし、信者の青年の友人たちとの会話の章はとても良かったです。キリスト教ベースに派生したんだなと思って油断していたら眼窩女が出てきて驚きました。異物が醜く混ざりあっている恐怖を感じられました。近親相姦クソ兄貴の潜入の章も、自分の理解を超えた何かから逃げようとするところは、私も追い立てられている気分になりました。
1投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ題材がカルト宗教系ということでしたが、想像していたよりもがっつりと宗教を元にしたお話でした。 キリスト教や聖書に関する知識が乏しいため、なかなかすっと頭に入ってこなかった展開も多かったです。勉強不足。。 中盤あたりからは、良い意味でも悪い意味でも、何が起こっているのか、登場人物が何を言っているのかがよくわからないな~という印象でした。 序盤の展開のインパクトは好きでしたが、それ以降は割と登場人物のキャラクター性や関係性を押し出した見せ方で、好みが分かれそうです。 私は物語を通して著者のホラーや怪異に対する考え方や描き方を見たい方なので、あまり、、合わなかったです。 ですが最後にひとつだけ。 物部さんほんとすき。
1投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログしんちゃんからのBDPです。芦花作品の処女作? 内容としてはホラーなんですが今迄とテイストが違うホラーとなっていますね。 オカルト的な? ヤンさんってリアル化したらどんな感じの人なんでしょ? '237/19 '2311/20
1投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ伝奇アクションホラーな感じ。比嘉姉妹シリーズにノリは似てるかも。こういうの楽しい。 しかし参考文献の少なさよ、作者さんは基本ただの聖書を元ネタにこの宗教作り出してるのよね、ヤバい...
2投稿日: 2023.12.21
powered by ブクログ【異端の祝祭】読了。 ほねがらみが面白かったので今回も芦花公園さんの作品。 まさか、ほねがらみから続く世界観とは思ってなくてあるキャラクターが出てきてニヤリ。 ホラーというよりは民俗学×宗教×怪異能力者バトル的な要素があるのでホラー苦手でも全然読めちゃう感じで面白かったです
1投稿日: 2023.11.30
powered by ブクログホラー界で話題になっていたので読んでみた。 タイトルから予想していたが、ゴリゴリのカルトホラーでした。 「ヤン」という、一言二言話すだけで相手を安心させるカリスマ化け物キャラが、呪文?を使っていくのが怖かった。 人間がケエオコと鳴いてる姿や、大量に動物を解体してるシーンを想像するととても恐ろしかった。 面白かったかと言われたら首を傾げるが、気持ち悪さはすごくあった。
12投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログドラマ『SPEC』のような世界観と人の薄気味悪い部分を感じられて自分は満足でした! •あらすじ 生きてるものと霊といった類との区別ができない就職浪人の笑美。彼女が大手企業になぜか就職でき、そして奇々怪々な研修を受けるようになります。徐々に様子が変わっていく彼女を心配した兄は心霊案件を請け負う佐々木事務所に依頼をし、物語が進んでいきます。 •感想 本の裏にあるあらすじには民俗学カルトホラーとあり、民俗学や宗教といったテーマに人間のもつドロドロとした気味悪さが合わさってできたホラーでした。 ドラマ『SPEC』のように人知れず霊能は実在し、それを民俗学や宗教に関する知識によって対応しようとしている2人という構図が良かったです。この2人も自分なりの葛藤を抱えながら霊と向き合うところも『SPEC』と重なりました。 また、人間怖いと感じられるのは笑美の様子がとても際立ってました。笑美は自身の特別な性質や過去のトラウマによって自己肯定感がとても低いです。そんな彼女が社長と呼ばれ笑美を必要とする謎の青年ヤンにハマっていく姿は自分からすると気持ち悪かったです。ですが、宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』に登場する推しを生きがいとしすぎている主人公とどこか重なるところがあるように感じ、気味が悪いと捨て置け無い感じがしました。それは、心の拠り所を自分のアイデンティティとしてしまう人間心理にどこか共感をしてしまうからなんでしょう。だからこそ、読み進めて不気味な部分にあたると自分の暗部をチラ見する気分になり、それを他人にも当てはめられるので余計に気持ち悪く怖いと感じられました。また、他にもいろいろな意味で人間的に気持ち悪いのが出てくるのもこの作品のヒトコワ要素でした。 世界観や内容もとても好みな作品でした!ヒトコワな中ではライトな感じでしたが、いろいろ考えるとどこまでも気色悪さが抜けませんでした。
6投稿日: 2023.10.24
powered by ブクログこの世界観は私の好きなやつ~~~!! 初めてこの作者様の本を拝読しましたが個人的にとっても好きな作風でした!! 単純に面白い(*ˊ˘ˋ*)。♪:*° 最初から最後までワクワクしながら読みました! そしてゾクゾクしながら楽しみました! 心霊現象に関する相談を受け付け、それを解決する2人組の話です。 とっても読みやすいので普段は読書をしない人でもサクサク読めると思います。 小難しい表現はなく、場面を想像しやすい語り口で、知らなかった知識も与えてくれる楽しい物語でした。 シリーズ作品なのが嬉しい! この2人の活躍を追いかけます!
1投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログ面白かった。こういう、異能力人間が沢山出てくるお話好きなんだ…。可哀想な境遇もファンタジー(不謹慎だが)として読みやすくなるし。 前半の「何じゃこりゃ、どうなるんだ」という、カルト宗教の描写、手探りで読み進める感覚で楽しかった。結局、主はキリスト教として、色々な宗教をつまみ食いして創り上げたということだろうか。ヤン氏凄すぎる。私もヤンを嫌いになれないので、洗脳されているのかもしれない。 眼窩女はただの悪霊だそうで、あっさり。ちょっと残念。 るみに比べて青山くんの魅力はこの1冊じゃ今ひとつだったけど、「バターみたいな体臭」というのは香ばしくて良い匂いなのか油くさいのか。焼きたてのパンみたいに幸せなにほひ、ってことかな… 作者さんの他の本も読みたいです。
1投稿日: 2023.07.26
powered by ブクログ面白かった。洗脳怖いけど、自分は大丈夫と思いつつ、騙されやすいからコロっといっちゃうかもなぁ。キリスト教の知識があったらもっと楽しめたんだろうなぁ。前作のほねがらみも読んでみたいな。
1投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったです。カルトにハマった人を奪還する話と思いきや、一筋縄ではなかった 笑美が主人公かと思って読みすすめてたら、突然の事務所、主人公の、るみと青山 彼らの過去が話の途中で知ってるでしょ?みたいな感じでさらっと書かれていたので、一瞬何作か読んでいなくて途中巻なのかと勘違いしたのと、るみの過去凄く大事ですが、ここでそんなに掘り下げるのか…と思っていたら肝心の最終決戦が結構アッサリだったので星3
1投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログ和製ミッドサマーという評判が気になり読みました。確かに雰囲気はよく似てるなぁと。 色々な宗教要素が散りばめられる中、最初から最後まで疾走感がありサクサクと読む事が出来ました。 登場人物も個性的でシリーズものの第一作という事もあり、これから色々な展開があるのだろうなぁと想像できる内容でした。 続編も読んでみたいです。
1投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ悪霊なら坊主! 荒神なら神主! 悪魔なら聖職者! ルールに則らないと効果がない。 そうなんや、宗教違うから、言葉が違うだけで、同じモンやと思ってた。 例えば、厄年に、 神社なら、厄祓い。 お寺なら、厄除け。 みたいな。(ちと、意味が違うけど、一方は、排除、もう一方は、防御って感じ) 闇に取り込まれる人らを救う! 今回は、カルト宗教、洗脳とかヤバい状況に陥ってしまった笑美さんを救う! その案件を請けた心霊案件得意の佐々木事務所。 何か、凄い力持った人のオンパレードやけど、それが負の方向に向かってるのが悲しい… 小さい頃から、そのチカラで虐げられてきたら、そうなるんやろな。 暴走も止めれんし。 こういう人らを良い方向に向かわせれば、世間もええ感じになるんちゃうかな? 平和が一番です〜 今後も監視よろしくです!佐々木事務所さん! 宗教とかは、無関心だし、更にキリスト教は分からんから、聖書とかの内容出されるとキツい。
51投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ人には見えないものが見え、そのせいで世間になじめない笑美は就職もうまくいかず絶望していたものの、大手企業の社長に気に入られる。そして連れていかれた研修先では異常なことばかりを目にすることになり、取り込まれて行ってしまう。一方で笑美の兄から相談を受けた佐々木事務所は調査を始めるものの、見えてくるのはまさしく異様なことばかりだった。独特の雰囲気がパワフルなホラーです。 ホラーにもジャンルはいろいろあるけれど、これって何なんでしょう。どこからどこまでも異形で、怖いというよりは気持ち悪くて。これほどまでに「異様」という言葉がしっくりくる作品はなかなかないかもしれません。自らの能力を呪い、自己評価の低い笑美のキャラクターは可哀想なのだけれどなぜか好感が持てないし。登場する異形は気持ち悪いし。魅力に溢れて描かれているヤンも客観的に見ればめちゃめちゃに気持ち悪いし。だけどなぜか取り込まれてしまいますね。 民俗学見地からのアプローチが盛りだくさんなのも楽しいです。意味不明に思われた言葉の数々も解明され、だけれどすぱっとすべてがクリアになるわけではない、その気持ち悪さもまた魅力。これぞホラーといった感じの作品です。
2投稿日: 2023.04.30
powered by ブクログ陶酔感が気持ちよくてサイコーだった。フワフワと多幸感があって、でも絶対にハマっちゃいけないもので。ハマっちゃいけないものにハマる気持ちよさが文から脳に直接ビリビリ来る感じ。これは麻薬……。 モチーフも好きだった!これだよこれ! 和製ミッドサマーって言われてるのも納得の気持ちよさなのでミッドサマー好きは必読です。私はミッドサマーマジで好きです。
1投稿日: 2023.04.28
powered by ブクログ謎の儀式とか、所々で急に夢の中の視点が挟まれたりとかで、最初の方は話がイマイチよく分からなかったけど、ヤンの目的が分かり始めてきてからは面白くて夢中になった。るみさんの能力も凄くて、この後のシリーズも是非読みたい。
3投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログ人物の視点を変えながら、後でそれを伏線としても有効活用しつつ、終始不気味、不穏を崩さない雰囲気は一貫しててとても良かった。どの方向の不気味なのかがわからない、序盤の民俗的カルトな嫌な感じに拍車をかける意味不明なひらがな言葉とか、こういうの好み。主人公側の性格が掴み難かったが、背景の深掘りもあるし、この程度で充分かも。あとは宗教的な知識があれば、もう少し理解を深められたのかもと思った。続編も読みます。
10投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログ「パライソのどん底」からこの作品へ。 これは、、、イヤミスならぬ、イヤホラー。。。 この世のものならざらぬもの系ゾクゾクホラーというよりも、人怖ホラー。 映画の「ミッドサマー」「ヴィレッジ」を思い出した。 結局は生きてる人が一番怖いよね、っていうことを幾度となく思い知らされる話。 裏表紙の紹介通り、話は最後までするする読め、「取り込まれて」しまった。 著者は宗教や民俗学を学んだ方なのかな?という感じで、コアな内容も盛り込まれ、知識がないと少し取り残されるが、キチンと説明があるのでわかりやすい。 ただ、やっぱり、無宗教の私は、「宗教には関わるまい」と改めて固く誓う内容だった。 参考文献の「カルトの子」は読んでみたいと思った。
1投稿日: 2023.04.10
powered by ブクログ単なるホラーエンタメを想像していたらガチガチのホラー文学的作品だった。グロテスクなイメージはなかなかに凄いが、今ひとつ何が起きているのかよく分からなかった。
1投稿日: 2023.04.08
powered by ブクログ宗教、最終的にはカトリックに舵を取ったカルトホラー。 異端のタイトル通り、何かしら狂人的な人ばかりが登場し、まともな人間は青山幸喜君しかいない。 その青山君はすごく常識的な人物なのだが、出生は世間的には神秘的な目で見られる神職の出である。 この皮肉的なギャップが面白い。 ミステリー要素はほぼ無く、直球なホラー文学なのだが宗教と超能力が絡む関係上、物語上の謎は多い。
0投稿日: 2023.03.01
powered by ブクログ一気に読みましたので面白かったのは面白かったのですが、どのキャラにも感情移入できず。 キャラ設定に無理があるというか…
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ恐ろしくて切なくて泣きたくなる読後感。 こちらを読む前に、カクヨムにて同氏の「星の瞬く」、「海が滴る」を読んでおくと、より佐々木と青木を理解できるかと。というより、それを読んでいる前提の作品かも。
0投稿日: 2022.12.06
powered by ブクログ失敗続きの就職浪人生・島本笑美。 原因は分かっている。彼女は物心ついた時から生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。 いやあああ……依存してるのかされてるのか?リアルなグロ描写注意のカルトホラーでした。
3投稿日: 2022.11.15
powered by ブクログ途轍もなく面白かったです。忍び寄る怪異の描き方が丁寧で夜中に読み終えてしまった今、背後を頻りに気にしています(汗)カルト的な怖さだけでなく人間の怖さ、得体の知れない怖さも味わえる一冊。心から読めて良かったです。
1投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログ自分には合わない作品でした。 島本笑美という大学生が、ヤンという男の魅力にとりつかれ、様々な不審かつ恐ろしい出来事が起こっても離れられない、という描写が前半続くのですが、笑美がヤンに惹かれる理由がヤンの特殊能力によるものだから、笑美にまったく感情移入できなかった。 それ以降に出てくる探偵コンビもキャラクターがよく分からなかった。過去にいろんな事件を解決して絆を深めた、みたいな説明はあるのだけど、そのエピソードが断片的なので、こちらも感情移入できませんでした。 しかもその過去の事件の方がスケールが大きく、本編よりも面白そうにも感じてしまいました。それでストーリーの興味がぶれてしまった。 それと物語の展開が遅く感じました。不審な出来事がいくつも描かれるのだけど、それが次につなぐ展開にうまく結びついていないように思いました。 作品全体をつらぬく大きな謎と解決というものは必要だろうけど、小さな謎の解決や展開をもうちょっとメリハリをつけて出してほしいように思います。途中から「この不審な出来事もよくわからないまま話は進むんだろうなあ」とフラストレーションばかりがたまりました。 キリスト教や土着信仰みたいな話が出てくるのだけど、それとストーリーの絡みがよく分からなかった。探偵コンビがこれは○○の信仰が元になっている! 大発見だ! みたいにテンションが上がるシーンがあるのだけど、 自分は読んでいて、それが何の役に立つのか、まったく分からなかったし、実際どれほど話に関係があったのか、読み終えてからもよく理解できていません。 ラストの怒濤の宗教関連の記述も、作者の方が勝手に盛り上がっているように感じました。完全に自分は置いてけぼりで冷めた感情のまま読み終えてしまいました。 どっちかというと笑美に焦点を当てるというよりかは、探偵コンビの出会いと最初の事件みたいな感じでシリーズを始めた方がよかったのではないか、と思いました。
1投稿日: 2022.11.06
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民俗ホラーとのことだったけど、最終的には能力者同士の闘いって感じだった。 怪しい集団の儀式や「ケエコウ」という謎の鳴き声などはワクワクしたけれど、、、 るみの過去の話や、そのせいで実はドロドロとした感情を内に秘めている事が発覚したけれど、あまりそこが生かされていない感じがした。 笑美に関しては、まさかの兄の本性がこの本を読んでて一番驚いたかも。 この本がもしシリーズ化されるのなら、恐らく最終的にに笑美が最大の敵になるのだろうか。
2投稿日: 2022.10.02
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カルト宗教団体の、共同生活施設を舞台に繰り広げられる、超能力者同士のバトルって感じのお話だった。おどろおどろしい、ねっとりした怖さではなく信仰や因習の怖さではなくて、人の妄執の恐ろしさがメインだった。能力者をより強い能力者が取り込み、さらに強い能力者が現れてその能力者を取り込むといった戦い方で、ホラーというよりどちらかというとバトルモノを読んでる感じになった。 面白いとは思う。
0投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログ金曜の夜に不穏な雰囲気の小説を読みたくて。で、読んだら不穏どころか泥沼まっしぐら。佐々木るみ登場まで粘っこい嫌な空気が充満していた。個人的にはラストは言葉と知識で打ち倒してほしかったなぁ。材料は素晴らしいけど調理方法が合わなかったな、と思う作品。
3投稿日: 2022.09.02
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民俗学カルトホラーという帯に惹かれて購入。 もっと不気味でおどろおどろしいものを期待していましたが、あっさりしていました。怖くない。 得体の知れない怪異を民俗学者が調べて行くと恐ろしい風習に行き着く…という話ではなかった…。 シリーズものなのか、心霊コンサルタント?の女性と、その助手の歳下の男性(可愛らしいルックスらしい)を魅力的にみせようとする描写が多く白けました。 古文じみた呪文が実はキリスト教関連の外国語だったという展開にも驚きや怖さを感じませんでした。 あと1/5くらい残ってますが面白くなくて惰性でページをめくっています。先のオチ部分もパラパラ斜め読みしましたが、ここから一転して面白くなることもなさそう、、、
0投稿日: 2022.08.27
powered by ブクログ個人的・夏のホラー特集。これはネット検索で見つけたもの。比較的新しい作品ってこともあり、ある程度時間の経ったものをあまり好まない自分とすれば、気に入る可能性が高いのかも、と期待しつつ入手・読了。で、期待外れでした。ま、そんなに上手くいきませんわな。今年は結構当たりのホラーが続いていたから、なおさらガッカリが大きい訳で。特に今はホットな話題ってこともあり、カルトを題材にしているところとかは悪くなかったけど、何だか世界観に入り込めないまま、何となく物語が閉じていきました。著者の他作品は、もういいかな。
1投稿日: 2022.08.16
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読者の心をも浸蝕してくるかのようなじんわり怖いカルト教団描写からの、探偵小説ばりにキャラ立ってる解決者コンビ登場からの、異能と異能のぶつかり合いバトル! 盛り沢山のエンタメホラー、面白かった! 霊とか異能みたいな分かりやすい超常現象ギミックよりむしろ、登場人物ひとりひとりの真意が分かったときのほうがゾワゾワ感やばかった……
4投稿日: 2022.08.09
powered by ブクログ「民族系カルトホラー」というだけでもうほいほい釣られました。魅惑的すぎません? 霊的なものが当たり前に出てくるなど思ったよりオカルト寄りでしたが、ホラーという感ではなく、他ではあまり見られない独自性ある世界観に吸い込まれました
0投稿日: 2022.08.03
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和製ミッドサマーを期待したんだけど、霊能力が絡んだせいか、カルト部分が希薄になった気がします! 持っている力は本物……って、それじゃあ本末転倒な気がするんです。 ありもしないもの、を信じきってしまう、信奉してしまう怖さがあまり浮き彫りになってないような。 あと、単純に登場人物の魅力がありませんでした! 個人的にですが。
1投稿日: 2022.08.03
powered by ブクログ読みやすい!! 活字からしばらく離れていた私には、ピッタリなホラー小説だった。 キャラクターも個性があって、世界観ごと好きになれる。
0投稿日: 2022.07.13
powered by ブクログ#読了 表紙がミッドサマーみたいだなーと思いつつ軽い気持ちで読んでみたけど、カルト教団やら不思議な力やら兄妹間の愛憎劇やらと、盛りだくさんだった。探偵役含め不思議な力の持ち主が多くて、それが受け入れられると面白いかも。ヤンと笑美が今後どちらに転ぶのか、書かれてはいないから想像するしかないけれど、ゾワゾワする。
0投稿日: 2022.07.02
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ズレた人がたくさん出るだけで言うほどホラー要素は無いです 突如始まるバトルパートと目が滑る聖書パートが印象的 案件に対してそれぞれの専門家を雇って解決という路線だったのに、1人の力だけでは無いと言えど探偵自身が力でねじ伏せる展開 ルールを押し付け合い、自分の土俵に相手を引き込む能力バトルは呪術廻戦っぽくて結構好き この先の話で笑美&ヤンがバトルの助っ人に来てくれたら熱いだろうなぁ…
0投稿日: 2022.06.24
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みんな異端 最初は面白そうだな~って乗り気だったんだけど、なんか最後まで読んで結局何のために戦ってたの?とかよく分からんし、腑に落ちなかった… お化け?超能力?意味不明な言葉出てきたり、分かりにくい
0投稿日: 2022.06.23
powered by ブクログ面白いけど、徹底してエンタメなんだよな あとちょっとフェミっぽいのも…うーん ホラーだけどちょっと異能ものっぽい感じもある 厨二臭い感じもある 若干のラノベ感 話は面白いしキャラクターは魅力的だけど、厨二くさい&ホラーといいより異能もの&フェミっぽさがわかりやすい(もう少しステルスのほうが心地よく読める)ということで、星3つ。 まあ面白かったから次作も読むんだけど
0投稿日: 2022.06.15
powered by ブクログ異端すぎたー みんな異端です。青山くんは普通です。 るみも普通だと思ってたら途中で悲惨な幼少期が明かされてびっくりした。 諏訪大社とキリスト教が関係してることは知識として少しあったけど、どちらも深くは知らないから「???」なとこも多少あった。ヤンが根からの信仰者で私もひっぱられそうになった。 石神さんあっさり消えたな、、
0投稿日: 2022.06.14
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いや〜、面白かった。繰り返し行われる、傍から見たら意味のわからない言動なんて、まさにザ・カルトという感じでたまらなく気持ち悪くて興奮してきちゃうな! 死んでも関わりたくない。 霊的存在の恐ろしさはあれど真に恐ろしいのはやはり人。 空っぽの精神なんて如何ようにも成形できてしまうものね。自己肯定感を地の底まで落とされ、歪んだ自己認識の笑美なんて、まさに格好の入れ物。ヤンに満たされた笑美がヤンを育てるなんて最悪の結末しか見えないね。 構成も文章も好みで、先が気になって読みすすめてしまった。佐々木るみの能力も、もっと見たいと思ってしまうのは仕方がない。 面白かったな。
1投稿日: 2022.06.03
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心理的な怖さと、これからどうなるのかという推進力でグイグイ読ませる小説。おもしろかった。眼窩女こわいし塔が不気味。 民俗宗教的なところから引っ張ってきたのかと思えばキリスト教からだったり、カルトが絡んでいたりして、飽きさせない。異能力バトル展開も、細かいところで妙に説得力があって個人的に好きだ。 笑美の兄のくだりで、腑に落ちると同時に怖くなった。そしてラストが切ない……なんたるメリバ……。
3投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログカルトホラーとしての独特の怖さを楽しめる小説。民俗学的な設定も詳細で読み応えがあるけれども、ちゃんと頭に入ってくるので苦痛にならない。シリーズ続いていくみたいなので、続編も読もうと思います。
1投稿日: 2022.03.17
powered by ブクログ初めから怖い。なんだろ。感想を文章にしにくい面白さ…( ᜊ°-° )ᜊ 心霊・カルト・宗教の気味悪さたまらない。 あと、幽霊が出てくる時の文章が本当に好き。怖いのですカタ((((꒪꒫꒪ ))))カタ
1投稿日: 2022.03.08
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ホラーテイストのラノベという感じ。 民俗学ではないし、展開も意外性に欠ける。 キャラクターはアニメや漫画で映えそうな設定だけど、私には魅力的ではなかった。 終わり方は好きです。
0投稿日: 2022.03.02
powered by ブクログ宗教的なことがメインの内容なので そっち関係さっぱりの方はお口ポカーンかもしれない。 好きな人はめちゃくちゃ好きだと思う。 ただ全くの読者置いてきぼりということはなく、 ある程度説明はあるので何となく理解することは出来て その何となくの理解くらいで物語を読む分には支障はない。 途中に出てくるヤンという青年が なんだかとてもエロティックな感じがしてドキドキした。 (直接の性的な描写は一切ないです) 主人公?と思われる所長さんがとんだ隠し玉を持ってたり、 洗脳されているかと思えばそうでもなかったり。 人は色々な側面があるからね。 今見ているものがその人の全てではないんだろうな。
0投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログ和製版ミッドサマーという情報をどこかで見かけたけど、それを期待して読むのはオススメしない……。 民俗学感も薄めで、どちらかというと特異能力者達の戦いみたいな印象のほうが強くて、思ってたのと違うなっていうのが正直な感想だった。 ただ、何箇所も「え!?そうなの!?」と驚く仕掛けもあるし、キャラクターも魅力的だったので話の続きはすごく気になってページをめくるのは止まらなかった。あと登場人物達はみんなちょっと狂ってる。そこは好き。
2投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログ独特な世界観で他のミステリー作品とは違った印象を受けた。洗脳の怖さがホラーになっているけど、どこかで実際に起きてそうなそんなストーリーだった。漫画とか映像になったら映えそうな作品だろうな
1投稿日: 2022.01.09
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カルト的な部分は怖かったけど、主人公たちのよく分からない容姿の説明とか言動とか、蛇神様信仰の人があっさりやられたのとかなんだか余計な情報が多すぎてすっきり読めなかった
1投稿日: 2021.12.25
powered by ブクログ読了日12月11日。 感想を書いていなかったみたいで、少し日が経ってしまった… 民俗的カルト×ホラーの新鮮なジャンル。 心が弱っている時にヤンのような人に優しくされたら誰もが惹かれてしまうと思う。 奇妙で不気味なことをやらされているのに何も不思議に思わないのが、カルトマインドコントロールの怖いところだなとしみじみ感じた。
1投稿日: 2021.12.24
powered by ブクログ民俗学カルトホラーという煽りから期待した民俗学的部分はかなり薄め。人は自分の目に見えるものを信じる。では、例えば生きている人間とそうでないものの区別がつかなかったら?そんな人にとってこの世界の日常はどんなに生きにくいことだろう…。物語は心霊案件専門の事務所に相談が持ち込まれる形で動き出すが、カルト宗教、洗脳等、想像とは別の怖さや気持ち悪さが常につきまとった。事務所側も敵側もそれぞれのキャラの特徴や色がすごく濃いので、長い物語の序盤のようにも感じ、この先も気になる。ただ怖さとしては個人的には前作の方が好み。
0投稿日: 2021.12.22
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うーん、書店で激推しされてて方々の評判も高いようなのですが、私には全く合わず…… グロいところがダメというわけではなく、ただひたすら内容がよく分かりませんでした。
0投稿日: 2021.12.12
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「ほねがらみ」作者の二作目。 ほねがらみとは特に繋がってはいない。 今回の怪異の正体は信仰心、もしくは宗教そのものといった感じ。 「ヤン」と名乗る青年にコントロールされた島本笑美と、笑美を心配する兄に依頼された怪異相談所を開いている佐々木るみとその助手青山幸喜を中心に展開する話。 佐々木るみや青山幸喜、それに作中に出てくる祓い屋などは「カクヨム」に連載されている作者の別作品「星の瞬く」「海が滴る」などにも登場しているため、読み終わったらそれらも読んだらより楽しめるかもしれない。 キリスト教について基礎的な知識があったため、けっこう楽しめた。 キャラの濃い霊能力者(?)、佐々木るみの過去も判明した。また、佐々木るみと青山幸喜の別の話も読んでみたいと思った。
1投稿日: 2021.11.21
powered by ブクログ* 宗教的な考え方や信仰ほ歴史に、ホラーと ミステリーの要素が加わった物語。 謎を解決するため、より謎な人物が登場したり、 核になる人物の過去が思いもよらぬ歪んだもの だったりする。 目に見えるのもは真実とはかけ離れていて、 表に出ない見えないモノは更なる深淵を持つ。 人間の業は暴いて、暴いて、暴き尽くそうと しても、尽きることはないんだと感じさせられた。 〜〜〜〜 特異な能力をもって生まれた島本笑美は、 その能力故に人との関わりが苦手。 また、周囲から悪意の言葉を向けられてきた 環境もあって極端に自己評価が低かった。 そんな笑美は大学卒業後、就職浪人になるが 思いがけず大手企業の面接で採用になる。 なぜ自分が採用されたのか全く分からない笑美は 合格通知に戸惑うが、面接で会ったヤンという 男性の不思議な声色、醸す穏やかな雰囲気に 笑美は癒される。 自分は価値のない人間だと思い、周りの人の 顔色を伺い、隠れるように生きてきた笑美は、 ヤンから大事で価値ある存在と言われ、 自己認識が変わっていく。 笑美が失いたくないと信じて思ったものは、 善か悪か、ただの虚構か。 異端として生まれた人の歪められた認識が 巻き起こした物語。
6投稿日: 2021.10.08
powered by ブクログ書店で見かけた、「最初の13ページで驚かされました。」という POPの一文に、んな馬鹿なと思い興味本位で購入 読んでみたら、鬱々とした女性(笑美)の話でふーんと思っていたんですが、本当に13ページ目でえっ?そっち?!と驚かされました グロテスクな表現もあり、痛い痛い!って思いながらも続きが気になりすぐ読了 他の方の感想を見ると前作のほねがらみとも関係があるようなので、読んでみたくなりました
1投稿日: 2021.09.29
powered by ブクログ暗い性格で就活も失敗続きだった島本笑美。大手企業に採用され研修参加後に連絡が取れなくなる。心配した兄は心霊事例を扱う事務所に相談し… 宗教×カルト×超能力。あんまり怖さは感じなかった。 宗教団体の意向なのか本人の意思なのかもうわからない人って結構いるよね。妄信することがアイデンティティーになってる人。 『〇〇様が私の家族を守ってくれるから怪我も病気もしない』 「こないだ交通事故に遭ってなかった?」 『信仰してるから大怪我で済んだの。信仰してなければ死んでた』 「あ…ふーん」 心酔してる人との会話ってああ言えばこう言うで、何でも「宗教のおかげ」に結びつけるから閉口した覚えが何回かあって、そういうイメージです宗教って。 親の夢を子に託すーといった身近なものから宗教まで、そういう環境って人物構成に大きく影響して、取り返しがつかなくなることもあるって怖さ。
0投稿日: 2021.09.18
powered by ブクログ読み始めに感じた恐怖とまた違う種類の恐怖が続々と重なり安心出来た要素が安心出来ない要素になったりと、目まぐるしく物語が進んでいき面白かったです。 じとっとする恐怖がとても良かったです。
0投稿日: 2021.09.13
powered by ブクログホラー要素と言うよりも、人間の恐ろしさが丁寧に表現されていました。 またその部分を場面が急展開する時や読者を裏切る時に織り交ぜてくるから強烈に印象に残る。 これがカルトホラーの恐ろしさなのだと実感出来る1冊。 これからこの作者を推していくしかない...
0投稿日: 2021.09.01
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宗教ホラーだった。結局、ヤンの不思議な力には触れず終わってしまった。施設の中で何が行われていたのかもいまいち分からなかった。 しかし、別の信仰だと思っていたのがキリスト教信仰(正確には違うけど)だったと分かるところなどはおもしろかった。カルト集団は怖いなあ。
7投稿日: 2021.08.22
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恐怖…というよりも、困惑、が近いかもしれない。わけがわからないまま話が進んで、ざりざりした不快感だけが続く。 でも、ページを繰る手は止まらない。 どこがどう、とは説明できないけど、おもしろかった。
1投稿日: 2021.08.21
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タイトルこそ普通の(?)単語の組み合わせですが、各章に付けられている妙な響きの平仮名は、澤村伊智を思わせます。だけど著者は三津田信三の大ファンだそうで、読めばなるほどその雰囲気が強い。 民俗学ホラーを謳うラノベなどを読むと、時折「どこが民俗学やねん」とツッコミを入れたくなることがあります。本作も民俗学と言われると、そうかなぁと疑問。 でもカルト教団がらみのホラーとして終始不気味さが漂って引き込まれます。教団内で生活すれば、それが信者にとっての「普通」になってしまう。それ以上に怖いのは、常識人だと思われていた人に隠されている実際の姿。 本作のるみと小野不由美の『ゴーストハント』のナルが一緒に現場に臨むところを勝手に想像して楽しみました。助手同士も気が合いそうだと思いませんか。
0投稿日: 2021.07.13
powered by ブクログめ〜〜ちゃくちゃ面白かった。 本作は、カルト宗教のトップが純粋で、なおかつ「力」を持っていた場合…の話であって、現実にはもっと悪意のある「力」のない人たちの中に本物が混ざっているのだろう。 「僕」と康平と慶次の挿入話がいちばん怖かったかも。もしかしたら自分の抱いてる価値観とは真逆のおぞましい考えを持っている人(≒カルト信者)が身近にいるかもしれない…って考えると、安直にああいう話題を振る気が失せるな。
1投稿日: 2021.07.12
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正直あらすじと登場人物の少なさにあまり期待せず読み始めたのだけど、ギュッと凝縮された異様で不気味なカルトの世界と濃いキャラたちのホラーに気づけばどっぷり。 一人目の霊能者が屈するのはお約束。真打ちがまさかあの人で、その過去が大きく解決に関わってくるとは思わぬ展開。 笑美にしてもヤンにしても無垢な子どもの成育環境の重要性を改めて思い知らされた。無信仰の人間にはカルトに関わった慶次と康平の絶望が恐ろしすぎる。 るみも物部さんも語られない過去がますます気になる人物。シリーズ化して更なる怖さの高みに向かってほしい。
0投稿日: 2021.06.13
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少しずつ読もうと思っていたのですが一気読みしてしまいました。蛇神信仰と見せかけて聖書的な、あれ?聖書でもない?みたいな、確かにカルトなお話。 『ほねがらみ』と同一の世界線なのですね。ということはアレもあってこんな大スキャンダルも発覚する、割と怖い状態なのでは? カクヨムの方で他の作品も読んでいればお馴染みのキャラクターの異能的なものも今作で出てきたりして、その点でも楽しめました。
0投稿日: 2021.06.04
