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白いしるし(新潮文庫)
白いしるし(新潮文庫)
西加奈子/新潮社
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総合評価

507件)
3.5
73
136
188
41
9
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    短くてサクッと読める。 前半の間島の描写は質感がリアル。恋をしているときの感覚をフィクションで味わいたい女性にオススメ。 普通の会社員は共感しづらい主人公だが、嫌な感じは全くしないためストレスなく別世界を体感できる。

    0
    投稿日: 2026.01.09
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    恋愛に感情を支配される三十路の女の物語だった。 新書に書いてあったけど恋愛って抗うつ剤に使われる薬と変わらない成分が脳から出るって まさにそれだなって 狂ってないと恋愛は楽しめん 夏目さんの感情が羨ましいとも思った。こんな燃える恋ができたら人生がガラリと変わりそう

    0
    投稿日: 2026.01.06
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    夏目の全部を賭けた恋愛模様が見ていて爽快感もあった。絶対にこの人を好きになってしまうけど、好きになってはいけない人だと直感的にわかる相手ってなんとなく居るよなあ、と。 まじまさんのことわたしも出会ったら絶対好きになってしまうような気がしたけど夏目の視点を通して見たまじまさんだから私も惹かれてしまうと思っただけなのかもしれない。 まじまさんとその恋人についてもう少し知りたかったな、けど全体的に好きな雰囲気だった。時差で恋愛している時にゆっくり読み返したい。気付きが多そう

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    久しぶりの西加奈子。 あれ、こんなに官能だったかなと思ってでも、 手が止まらなくて一気に気づけば読み終わってました。 飲み込まれる世界観でした

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    私は恋をした事がないのかもしれない。夏目の強烈な感情を羨ましくも思ってしまった。そんな自分がさびしくて悲しい。

    0
    投稿日: 2025.12.29
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    いや〜〜〜奇妙で癖の強い話だったわ〜と読了時は思ってたけど、数日経った今 そんなこともなかったなと 恋をしたら莫大な愛が湧いてくるよね 産みたい、育てたいって謎の母性が湧いてしまうの、分からなくはないなって。

    12
    投稿日: 2025.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰かが誰かに恋をするということは、第三者から見ると取るに足らないものであっても、当人達にとっては激しく心を揺さぶるもの。絶対に自分のものにはならない「まじまさん」に恋する夏目の姿からは恋する女性の激しい想いが伝わって来ます。白い紙に描かれた白く輝く富士山に象徴される様な、静かだけれども心に迫ってくるものがある恋愛の物語でした。

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    主人公ののめり込む恋愛に うんうん、そういう恋愛あるよね。って共感してたんだけど、後半、あまりの激情…というかサイコパス加減にちょっと笑ってしまった。 間島と夏目の会話文 夏目が間島に質問する場面が印象的だった。 理解したいと思えば思うほど露呈する間島の芸術性。それに夏目は恍惚するんだけど、好きだからこそ全く理解ができていないなと感じた。 最後の夏目が塚本さんに語る場面では 立場が逆転していて夏目の芸術性が際立ってたように思う。 夏目のサイコパス的な行動には戸惑ったけど、なんか読んでよかったなって思えたし、自分と似た部分を感じたからかな?手元に置いきたい、愛着が湧いた作品でした。

    9
    投稿日: 2025.12.16
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    関西出身で吉祥寺付近が舞台、ということ 主人公が32歳ということ に共感をした 全体的にポップな文体で読みやすい

    0
    投稿日: 2025.12.14
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    2025.11.22読了 私も今「渦中」にいるのかもしれない。 その人のことしか考えられない、心も埋め尽くされ、世界そのものがその人となる。 誰かを心底好きになるということは「幸福」を飛び越えて「恐怖」となる。今ある幸せを享受するより、それがいつか失われることを恐れてしまう。そんな「恐れ」が相手への依存や執着へと変わり、結果として関係性を破綻させる原因となったりもする。恋愛とは本当に難しいものだとつくづく思う。適度な距離感と関心。そんなものを維持できる関係は、本当に相手のことを好きだと言えるのだろうか? あとで傷つくと分かっていても止められない情動、その人の全てを自分のものにしたいと思う 激しさ。人は恋をすると盲目になるというが、それなら私は一生目の見えないまま、好きな人のいる世界だけで揺蕩っていきたい。

    0
    投稿日: 2025.12.10
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    やさしいきもちも醜いきもちも、自分の手には負えないくらいあふれてどうしようもなくなっちゃうことを恋と呼ぶんだって、目の前で叫ばれたような気分。ふんわりした表紙からは想像していなかった力強さに圧倒された。誰かが誰かをすきになること、それを恋という一文字で表していいものか。読後の清々しいさがとってもいい。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    まじまに恋に落ちた瞬間に夏目が抱いた感情、 自分が初めて人をすごく好きになった瞬間に感じた気持ちとすごく似てて、当時のキラキラした思いが懐古されて胸が高揚した。 わたしのことで感情的になって欲しかった その気持ちはわたしも感じたし、すごく共感した。 人を愛することは、痛みを伴うけれどとても尊いもので、 叶わなかったとしても、人を強くしてくれる 失恋した自分の恋にも、意味があったんだなと思わせてくれたお話。 最後の夏目の願いにうるっと…

    0
    投稿日: 2025.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物が皆命懸けで恋愛をしていてそのパワーに圧倒されたのと、絶対にきついとは思うが一度そういう経験をしてみたいと思った。夏目と塚本は似ているし、瀬田と間島も似ている。血が濃い猫たちと暮らす瀬田と血が繋がった恋人の間島…。好きになる前から手を出してはいけないとわかっていても純粋な会いたいという気持ちから惹かれてしまうのは夏目の絵に対する気持ちと同じに思えた。その共通する原動力が夏目の絵と人間性を豊かにする一つな気がする。この4人はそれぞれ似てる部分があるから夏目や間島の絵が好きなのかもしれない。タイトル回収の仕方も良かった。間島の富士山の絵を見た時の衝撃をなぞるように終わり、絵と現実が乖離しているからこそもっと強くなれるというか、言葉にするのが難しいが今を生きようという気持ちになって終わったのかなと。表紙の猫は瀬田の猫、背を向けているのは出ていった彼女を見ているからなのか。瀬田と夏目が友達で完結した理由の一つは瀬田は表現者では無かったからなのかと思ったりした。面白かった。

    1
    投稿日: 2025.11.15
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    こんなにも強い想いを持って恋愛をしたことがないため、少し羨ましくも思いましたが うーん...したくないですね(笑)

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    全身全霊で恋に打ち込める人をうらやましいと思いつつも、自分も10〜20代の頃はそんな感じだったなぁ…少し甘酸っぱいような気分。 最後には希望で終わってるが、個人的にはもう少しだけ人間関係を描写して欲しかった。とはいえ好きな作品。

    0
    投稿日: 2025.10.03
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    「全身全霊で」って何かとよく使われる言葉。夏目の恋をする姿そのものは「全身全霊」という凡庸な言葉が初めて腑に落ちた一冊。

    2
    投稿日: 2025.09.27
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    こんな直感的な恋愛をしたことがないので、狂った愛とはこういうものなのかと若干引いた。 読み終わった後胃がすごい重い感じになった。

    1
    投稿日: 2025.09.23
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    誰かに出会ってから直感的に好きになって恋に落ちるのはこういう感じなんだなと。恋愛を遠ざけても惹かれしまう人が登場することによって生じる楽しさとか苦悩が熱く描かれていた。

    9
    投稿日: 2025.09.15
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    表紙が愛猫の後ろ姿とそっくりだったのでお迎えしました。とにかくエネルギーに満ちた人たちが出てきて、『あぁ、なんかいいなぁ』と思いながらお昼ご飯を食べるのも忘れて休憩中に読み耽りました。 愛とか恋とか難しいことはよくわからないけれど、好きな人との電話とか意味のない会話とか深夜に延々とおしゃべりするの楽しいよなぁと思ったし、胸がじゅわっと温まる一冊。 いろんな形の恋愛があるけれど、どれも美しい。 そんな小説で、 恋が叶うとか、愛が伝わるとかは二の次、みたいな。 やりたいことをやって、恋して、仕事して…たまに休んで…また走る。そんな当たり前の日常の風景が美しい文章になっていてすらすらと読めました。 途中、多頭飼いの描写で飼育崩壊が心配になりました…笑 でも愛する人を待つ気持ち、なんだかわかる気がする。 登場する人たちが愛する人といい人生を送れていますように。

    0
    投稿日: 2025.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白くて一気に読んでしまった! 異質な恋愛模様がいくつか物語の中にあって普通の恋愛小説じゃないなと新鮮だった 瀬田と猫のところはあれ?普通の恋愛だ。ん?違うな...え!マジで!?ってなった 猫の表紙が可愛いと思って買ったけど読んでみるとなんだか表紙の猫が恐ろしく見えて... 私は恋愛経験があんまりないから共感できないところもあったけどけど時間が経ってから読むとまた感じ方が変わるのかなと思った。 読んでて余白のない怒涛の物語だなと思った。まさに全身全霊。私とは正反対でそこも新鮮だった

    0
    投稿日: 2025.09.12
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    男に溺れる女の話なんて、絶対に共感できないし自分の好むテーマからほど遠いのに、西加奈子さんの筆致で描かれた途端どうしてこんなに好ましく読めるんだろう。 この人の書く本やっぱり好きだな。登場人物にも地の文にも力強さがみなぎってる。 他の作品と比べても行動の描写じゃなくて内面の心理描写にページを割いていたから、作者の表現を十全に味わえてとても良かった。 「清潔な、生きたいという欲望」という表現が好きだった。

    0
    投稿日: 2025.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    32歳独身女性画家夏目香織が26歳独身男性画家間島昭史に激しく恋愛するお話。西加奈子さんの短めのお話を読みたくて手に取ったのだが、ちょっと共感するのが難しい設定だった。 間島さんの彼女が、「たね違い」の妹(二親等、遺伝的近親度1/4)という、世間的には全然あかんパターンだったので、これまた難しい。 画廊「16」のオーナーと瀬田くんのパトロン関係もまた理解及ばず。。 西加奈子作品恐るべし。

    30
    投稿日: 2025.08.25
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    登場人物たちのそれぞれの結末が気になり、一気に読み切った。 みんな見えないところで欠けていて、歪んでいる。 残念ながら自分は恋愛経験が多くないので登場人物たちに共感はできなかったが、どれもそれぞれの純愛の形だと思った。

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    恋愛というより、生きることについての物語に思えた。それくらい主人公は恋をすることにエネルギーを費やしている。 個人的に、女性二人の会話シーンが好き。どうしようもない恋に人生を振り回されても、こうして話をしながらお互いを確かめ合って気持ちに整理をつける時間は、案外同性同士でないと得られないと思った。 男の個性が独特で「おほほっっ」と声を出してしまう描写もあった(瀬田)。容姿を想像すると割と好きではある。

    2
    投稿日: 2025.08.05
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    恋愛小説と思って読み始めたら、恋愛小説とは思えないほどの衝撃が何回か襲ってきて空いた口が閉じなかった。 人間に産まれた以上、恋愛とは切っても切れない場所にある。人間に産まれたから"恋をする"のではなく、恋をすることで"生きる術"を見つけた夏目の人生の話。そして、それらを糧に生きる未来への希望も込められていると感じた。

    0
    投稿日: 2025.07.28
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    その人を見た瞬間、あ、私この人のこと好きになる、ってわかるあの感覚を思い出させられた。 激しい恋愛小説だと思う。想像とは少し違ったけど。 恋愛の敗北は失恋することではなく、恋をするのを恐れてしまうこと。解説もとても良かった。

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    情熱的な恋愛小説だった。 夏目は間島の使う白い絵の具に魅せられていく。 「何かを、ではなく、こうやって、美しいものを見て泣いた自分を、信じよう」というところがよかった。 恋をする自分を全身で受けとめていく姿が圧巻だった。

    5
    投稿日: 2025.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    な、なんというか、すごかった…エネルギーが…? 後半に行くに連れ、主要人物の全員が恋愛に狂った人間だということが分かってきて面白くなるけれど、最終盤は完全に常軌を逸してしまって、全然頭と心が追いつけなかった…。 終始誰にも共感できなかったんだけど、身を焦がすほどの恋をしたことがないからか。 そういう恋をしたことがある人には理解できるんだろうか。 でも、ここまで無我夢中で溺れ、自我すら崩れて(再形成して)しまうほどのものが、「恋」という言葉で括れるのか? これは恋愛小説ではないと思った。 まあラストはほぼホラーですがね。 自我喪失状態で車(しかも高速)には乗らないでほしいなと思った。 ー なんというか、ここまで他人を気にせず猪突猛進に奇行に及べる主人公は、不倫だろうが浮気だろうが気にせず真島を奪いに行くのが自然では?という疑念が残る。 そうせずに傷を撫で続けて笑うのは、恋を「あえて」成就させずに、痕跡を弄ぶ行為が好きなのでは? 恋というより、失恋を通した自傷行為? それって純愛なんだろうか。相手の本質を見る気はないのでは?理想を誇大化して、勝手な拡大解釈した上での自慰行為にしか見えない。 実質自分のことしか見ていない。それって確実に愛ではないし、恋というのも違う気がしている。

    1
    投稿日: 2025.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    画家の女性が、心揺さぶられる絵を見て、作者の画家に猛烈に惹かれてしまう大恋愛の話。 理性を失うほどの恋愛をしたことがないから、あんまり分からない部分もあったけど、むき出しの自分で果敢にもぶつかってもがく主人公は眩しかった。

    0
    投稿日: 2025.05.29
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    4.5/5.0 絶対的で圧倒的な「恋」というものが一切無駄のない端正で力強く描かれている。 他の全てがどうでも良くなるような、世界の全てを肯定したくなるようなそういった劇的な恋にハッピーエンドなど用意されていないのかもしれないが、そんなことさえ見失いひたすらに相手を想う姿に共感、そして涙。 結果なんて、その先の結末なんて分かっていたはずなのに、ひたすらラブレターを書き連ね、何度修正を加えては一人で悶絶していたあの頃を思い出しました。

    0
    投稿日: 2025.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全力で恋すること。 山の稜線 発光する白 『間島昭史』 とても魅力的。 水晶とか、植物図鑑とか片手に 血液として、その場に存在すること。 誰にも嘘をつかない。 分からないって責任もつの。 「夏目さんは、もう、最初の夏からすう、て流れてる三画があるやないですか。香織、もすう、て流れてるやないですか。うらやましいです。」

    0
    投稿日: 2025.05.23
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    解説も含めての星5つ。 夏目と間島との本編よりも塚本との話の方が読んでいて興が乗った。 瀬田が魅力的なのは、元々魅力がありながらも、深い執着心を捨て去れないでいるから。自分に魅力があると自覚する人ほど、瀬田からの無関心に耐えられない。気を引こうとする。何とか自分の魅力を知らしめようとする。でも決して瀬田は振り向かない。それが瀬田の魅力にバフをかけている。一度でもその魅力に取り憑かれると破滅する。 面白いのは、夏目がその瀬田に対して魅力を感じずにあくまで友人として居ること。今後も友人以上に発展しないであろう2人。

    6
    投稿日: 2025.05.20
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    私はずっと、怖がっていた。 彼への愛情は増すばかりで、 際限がなかったが、 その底なしの先が怖かった。 これほど深く感情を揺さぶられた相手には、 いつか同等の憎しみが待っているような気がした。

    0
    投稿日: 2025.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    白いしるし/西加奈子 読了 2025.03.30 『おまじない』『窓の魚』に続いて、西加奈子3冊目。 主人公の夏目は、友人に連れられ自分と同じく画家の真島の作品を見る。作風は全く違うが互いの絵に惹かれる2人。絵に、人柄に、一目惚れをした。 短い期間、ただ公園で会って話すだけの関係。彼には恋人がいるらしいので、私生活については聞けない。だって恋人との暮らしに関わるから。聞きたくない。それを感じ取ってくれてるであろう真島も言ってはこない。こういうところにも、惹かれていく。ああ、なんて既視感。これ私の話ですか!?あまりにも心当たりがありすぎて、読むのがつらいほどだった。 終盤、友人の瀬田が女を殴った。ここからの話はあまり好きではない。終わり方も、よく分からない。なんだこれ別に私の話じゃなかったな…。 夏目がひたすらに真島に惹かれていく様が、好きだった。最後にギャラリーの人と絵について語ってるところも、まぁ好きだ。読み返す時はこのあたりをば。 「思った。分かった。」「思った。願った。」「願った。願った。」のような、重ねて強調する表現が5回はあった。200ページ未満で5回なので、40ページに1回くらいの頻度かな。こういうのすごく好き。 他の西加奈子作品も楽しみだ。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    超全身恋愛小説。っていうキャッチコピーに期待し過ぎたせいかたんたんとしたストーリーに感じた。富士山を描いた画家に恋をした女性の話。間島のキャラクターもわざとなのか薄い。友人の瀬田の家の情景や絵の具の白が目に浮かんでくる。

    2
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気読みした! これはやばいぞ、、って思う恋愛が始まる瞬間のあのドキドキとわくわくをとってもリアルに描かれていて 凄く臨場感がある。 そして、そうなんだよな、こう言う人ってこうなんだよ!ってのも凄くリアル、 最後の瀬田の猫のくだりはちょっと嫌であった。むかつく、、猫をそんな理由で、、(フィクションだけどこういうのにすぐ感情移入してしまい落ちる‥) 久々に西加奈子を読んだ。

    0
    投稿日: 2025.05.14
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    誰に感情移入したか、誰にもできなかったのか、みんなと語り合いたくなる。主人公にめちゃめちゃ感情移入してしまった。

    3
    投稿日: 2025.05.12
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    むせ返す本 純愛とはまた違う心音のリズムを感じる 誰かが作り出したものに触れるという事は、作り出したその人に触れること。 誰かの目に触れられながらこの本を読みたい。主人公の中に入り込みすぎて、心がすり減りながらも満たされるような重みを感じる 目の前の人の暗い部分に触れた時、同じく染まる時もあれば温めてあげたくもなる。大抵はただ何も出来なくて似た温度の涙が伝うだけ。 酷く嫉妬した。自分以外の存在に深く入り込み、意思をそぐわれる。目に見えて苦しく醜いが、依存する事が全て幸せでないとは限らない。 何も持たず自分自身とぶつかれる。そんな美しさを慈しめる物語。自身のうちに秘めた絶望があの頃の温度を取り戻すようだった

    3
    投稿日: 2025.05.12
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    夏目があまりにも純粋で、いい意味で怖かった。恋する瞬間は一瞬だけど、好きになってからは険しく、時に果てしない。男にのめり込み、失恋してもなお感情や人生を揺さぶられる。恋愛ってなんて大変なんだ…こんなにも苛烈で切実なものなのかと突きつけられる一冊だった。

    1
    投稿日: 2025.05.11
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    共感できる言葉が多過ぎてぐさぐさっっ 好きになると本当にどっぷり溺れて前が見えなくて、それでも必死に普通であることを装って普通の人を演じてきた きっと周りから見たら異常扱いされるんだろうけど、それを綺麗に語源化されてて更にグサグサきた。

    0
    投稿日: 2025.05.03
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    確かに超全身恋愛小説ですが、主人公が依存体質すぎて…日常生活がままならなかったり、別れてもズルズルと未練ばかりだったり。そして、30代にしては精神年齢や考えが幼い。私には主人公へ理解も共感もできず刺さりませんでした。少なくとも依存体質の心理面を知ることができたのは良かったのかなと。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    人を好きになるって理由とかないんだよなあと思った。 ちょっと過剰だったけど、みんな自分をなんとか律してるだけで素直になったら夏目みたいになるのでは?と。 32歳だけど大人になりきれていない夏目さんがかわいかったし羨ましかった。わたしは読んだ当時33歳でしたがもうこんなに人を好きになることはないんだろうなあ、、と過去の辛く苦い恋愛経験をふと思い出してしまいました。

    0
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全身全力で恋している瞬間。 この本の内容の7割は引き込まれてしまった、落ちてしまった感情全てを言語化したもの。 ボロボロでぐちゃぐちゃになるような恋をしたことある人間なら知っているような感覚をここまで綺麗に言語化されていてびっくりした。 夏目だけでなく、まじまも瀬田を終わらない恋をしている。 くっついてしまっていて、離れるというより剥がす、剥がれる感じという表現がすごくよかった。 解説の「女の体は、失恋を失敗としない。恋から逃れよとする意気地なさが、最大の敗北なのだろう。」という一文がこの本に共感したアラサーを救うだろう。 男修行、まさにという単語だよな。

    0
    投稿日: 2025.04.17
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    どれだけこの人が好きか、どこが好きかどんなふうに好きか 表す言葉がドバドバ溢れていて 溺れて圧倒された 誰でも外からは見えないけど、内側に異質な変態な部分があるんかも ボロボロになるくらい人のことすきになりたい!

    2
    投稿日: 2025.04.15
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    夏フェア本。超全身恋愛小説。それってどんななん?と思いながら読んだ。割と少女漫画チックな超絶的な才能に圧倒されて、のめりこんでく感じは自分には刺さらなかった。ただ、そういう身の破滅と紙一重みたいな恋の後に、残るものに興味はあった。案外、夏目はつまらない人間だった。ただ、生き続ける彼女のしぶとさは嫌いじゃない。間島と瀬田。前者は圧倒的な才能の持ち主で、後者はずるくて人たらしで、どちらも人としての何かが欠落しているし、ずるいなって思った。

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    すごいものを読んだ。 自分を変えてしまうほどの恋に私は出会った事があっただろうか。 いやあったな。こんなふうに誰かを想うことが薔薇の花にある棘のように脆くて、痛々しくて見ていられないものなのだと知った。 自分を変えてしまうほどの恋が自分にくれるものはなんだろうか。 切実さ。その一言に尽きるような気がする。 誰かに溺れることで、自分を知る。自分という人間のおよその小ささとその小ささでは図り知ることのできないその人。 どちらも交わることがないと分かりきっているからこその愛おしさ。社会から離れた空間にいる心地良さ。 すべてそのときの恋心からくるものだというのだから、面白い。

    0
    投稿日: 2025.04.08
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    恋が終わった時にボロボロになる程、心を傾けた恋愛をしたことがないので、夏目さんに感情移入できなかった。人を好きになるたびにこんな熱量を注いでいる人もいるのかと驚くとともに、自分がここまで入れ込みたくなる人に出会えることはあるのだろうかと想像してみたが、そんな姿は思い浮かばなかった。

    0
    投稿日: 2025.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中盤の、心肺停止のボクサーを見て「間島が(会ってない間に)死ぬかも知れない」と思うのがど真ん中ストレート恋で個人的ピークだった。 そこから間島の種違いの妹との恋、友人瀬田が女を殴る、その女や他の女の瀬田への恋、去った恋人を待ち猫を増やし続ける瀬田、芸術論(エゴでもあなたが好きなものが良い作品)、何故か間島の絵の具を盗む主人公(絵でもない)、と色んなことが起きすぎて迷子になってしまった。

    0
    投稿日: 2025.03.22
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    なんか自分と状況が似てて、名前も一緒だからうぅってなった。 私が気になってる人(うそ、もう気になってない。読んでたときに気になってたが正確。)に対して、主人公みたくどっぷりハマってしまう前にこれを読んだからなんとなく踏みとどまってしまった。 踏みとどまれちゃうってことはきっとその程度だったんだと思う。 けど、自分にはそこまでの経験がないから、人として必要な経験なんじゃないかとも思う。 そうやっていつまでも逃げてていいの?って。 ま、もうどうでもよくなったし、好きにはならないからもう手放しちゃったんだけどね。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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     恋愛経験のない私にとってはかなり新鮮な話だった。この人にすごいと思われたいという気持ちはすごくわかった。そして最後にさらっと明らかになった瀬田の愛が良かった。重すぎて逃げられてしまったのかもしれないけれど。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    自分にはちょっと考えられないような恋愛観。 その人中心の生活になってしまうくらいの恋愛、一度はしてみたいなあ。

    0
    投稿日: 2025.02.25
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    直感的で、衝動的で、情熱的。 狂おしいほどの恋情と、良い意味での滑稽さに、こちらも胸の中を掻き回された。

    23
    投稿日: 2025.02.18
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    恋愛依存するタイプの人ってこういう思考になっちゃうんだろうなと思った。 恋愛している自分に酔っているような、周りが見えなくなるというか…。恋愛でそこまでの感情になったことがない自分にとっては、あまりしっくりこなかったかな。

    0
    投稿日: 2025.02.10
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    よくわからないところも多かったけど、危険とわかっていてもその人のことを好きになってボロボロになる32歳、感情のままに生きていて少し羨ましいと感じた

    0
    投稿日: 2025.02.07
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    薄いのでさくっと読み終わった! 設定や文章ともに読みやすい、でもしっかりカロリーを感じる恋愛小説。面白い!けどちょっと自分にはこってりすぎた気もする。 ここまで人を好きになって沼ったことがないので、羨ましくもある、、理性的に恋愛しがちな自分からすると全然違うタイプの女性像だった。 なんだろう、面白いんだけどあまり残るものがない小説だったかもなー。これは読む時期によって感想が変わりそうですね。

    0
    投稿日: 2025.02.01
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    登場人物たちは幸せなのか分からないけど、 大人になるにつれて、バランスを崩さないような恋愛を選んできていたため、少し羨ましいような気がした。

    0
    投稿日: 2025.01.29
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    おそらく自分にはない感覚。 夏目のようになりたいかと言われれば、違うのかなと思うけど、夏目を羨ましく思う気持ちもあったり。 ・『エゴなんて微塵もないふり、これは一般的な意見なのだ、という顔をして、作品を批評する人より、全然立派やと思うんです。』 ・『自分に課しているものが大きいから悩み、苦しむのだ。』

    0
    投稿日: 2025.01.25
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    32歳独身女性の恋 夏目みたいに誰かを猛烈に愛してみたい、死の間際にその人を連想するくらいに 終盤の爽快感すごい 表紙の猫ちゃんはなんだろう、って思ってたけど瀬田の猫ちゃんだったね可愛い

    0
    投稿日: 2025.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    32歳、最後にレンタカー借りて一人で富士山見に行くのとか、体力あるな…元気だな…と思った。 もうつらい恋愛はしないと決めていたのに、ハマると危険とわかっているのに、どんどんハマっていってしまうところが、共感はできないけど、続きを読みたくなった。

    3
    投稿日: 2025.01.18
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    「なんだか私には、理解が出来なかった。そう思えてしまうくらい私は意外と本気で恋をしたことがないのかもしれない。」

    0
    投稿日: 2025.01.18
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    恋とは、常にその人にとって劇的なものであるということを再認識できました。 年を重ねるごとにいろんな物事に対して、新鮮さが無くなってしまったり、妥協を無意識にできてしまうようになる気がします。 そんな中で、常に不動の自分と、新しい自分というものをスーッと受け入れることのできる人間の美しさに触れられた気がします。

    1
    投稿日: 2025.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現実だったのか分からなくなるような恋がまぶしかったし、でも怖かった 自分も夏目のような感情を人に抱くことがあるのだろうか。多分あるんだろうな、だけど私に欠けてる部分は夏目やそのほかの女の子のように恋だと素直に認めるところまですごく時間がかかってしまう所。だから夏目のように素直にその人の中へ飛び込んでいく、吐露できる関係性にまで男の人と構築することが私はこの先できるようになるんだろうか。自信がないんじゃなくてプライドが高い、その通りだと思う。でも、どうしてこんなにも偏屈になってしまったのか、嬉しかったり幸せに感じたりドキドキしたりする自分の感情を素直に受け止められなくなってしまったのか、もの悲しくなった。自分の中での白いしるしは、、もう一回読みたい。最近読んだ活字の中で一番早く読了した本でした。(10/21)

    0
    投稿日: 2025.01.07
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    ラランドサーヤさんが億loveでさらっとこの本を踏まえてエピソードトークしてるのを聞いて、読んでみた。短めだったし、浅い部分でうろうろして展開が少なかったように感じた。芸術家だから感受性が豊かなのか、分からないけどまじまさんは魅力的だと思った❣️

    0
    投稿日: 2024.12.19
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    あまり共感出来なかった。 過ぎたるは及ばざるが如しなのかな。 人生を狂わせちゃう恋、怖いけど少し憧れます。

    0
    投稿日: 2024.12.17
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    夏目はさいご全身白になる!!!!! まじまの全身黒との対比がいい。 西加奈子さんの感情描写が全部刺さりました。 私の感じたことのある感情、身に覚えがある感情。どう表現したらいいかわからないものばかりなのに、こんななうまく言語化できるなんて天才だ。

    0
    投稿日: 2024.12.09
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    圧倒的な恋に出会ってゴロゴロゴロゴロ!ってもう止められん落ちてくって感じの熱さの文字表現うま まともだと思ってた人が実は恋でおかしくなっちゃってるという事象に高ぶる

    0
    投稿日: 2024.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「好きな人には恋人が。 究極の失恋小説。」 ⁡ 帯の文に惹かれ手に取りました。 ⁡ 恋愛小説大好きなのですが、この作品は最初から最後まで苦しくて苦しくて。 ⁡ 主人公は32歳の女性。 過去に傷ついてきたことから恋愛に臆病に。 そんな主人公が、ある絵をきっかけに恋に落ち、のめり込んでいく。 だけど絶対に彼は自分のものにはならない… ⁡ ストーリーとしては共感し難く、登場人物みんなが結構ぶっ飛んでるんだけど、西さんの書く文章がとても美しくて、あぁわかる、この感情!という場面がところどころに出てくる。 ⁡ 読み進めるのがすっごく苦しいんだけど、全身で恋愛する主人公たちが羨ましくもなる超絶恋愛小説でした。

    2
    投稿日: 2024.11.14
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    パーッて読んじゃったけどあまり意味が分からなかった。というより共感できなかった?(特にラスト) その理由は自分自身が猛烈なほどの恋情を抱いたことがないからかもしれない。 ただ中盤〜終盤の塚本の話はなんか良かった。

    0
    投稿日: 2024.11.12
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    "これ程深く感情を揺さぶられた相手には、いつか同等の憎しみが待っているような気がした" 32歳の女性がある絵画と衝撃的な出会いをして、作者の真島に恋をする。 ありきたりな恋愛小説では全くなく、とにかく恋に夢中になって行く描写が強烈、鮮烈。 溺れるような恋、などとよく言うけれど、多彩な言葉で真島にズブズブにのめり込んで行く姿が描かれていて、溺れるなんてもんじゃないな、と思った。 私はここまで思えるような人にも絵にも出会ったことがないし、自分が今後、これ程の恋愛をするとも思えないから共感できるポイントは少なかった。 だからこそ、悩みながら、恐れながらもまっすぐに恋をして、ボロボロになっては立ち上がる夏目の姿が羨ましい。 読み始めた時は瀬田と夏目の恋愛が描かれるのかな?って思ってたら全然違ったし、後半に出てくる瀬田の抱えているものや歪な生活が判明するシーンでは驚きもあって、むしろ瀬田の物語がもっと見たくなった。 真島は20代の諦観した男だけど、その静かな魅力と関西弁なのもあってどうしても又吉の姿が浮かんでしまう。

    9
    投稿日: 2024.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全ての始まりであるあの富士山を見に、ハイエースを借りて高速をかっ飛ばしていくところが痛快。まるで自分がこっそり助手席に乗っているみたいにドキドキした。 あの山はエベレストでもアルプスでもしっくり来ない、富士山やから良い。この感覚を持ってこの本を読めるのは日本人ならではなんやろなぁと嬉しくなった。

    1
    投稿日: 2024.11.02
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    ひょんなことから再読。(億らぶYouTubeラランドサーヤの一言+kyonちゃんと西加奈子について話した) 超全身恋愛小説!夏目かっけぇよアンタ!! どこまでも嘘をつけない清らかな動物みたいな夏目を愛おしくおもうし、生命力が豊かで本能がたくましい彼女をかっこよく思った。こんなん側から見たら社会不適合者と見做されるし恋に溺れる愚かなオンナと見ることだって簡単...ほんと...。 ケド夏目はちがう。全身全霊で人と交わって傷ついて力を発散して生きのころうとしている。そんな姿に惚れ惚れした。 めっちゃ好きな小説。西加奈子読み漁るぞ〜

    2
    投稿日: 2024.10.31
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    好きな文章だった。友人に勧められて読んだ本。愛の大部分が、焦燥感や切迫感に占められていたとしても、愛おしいと思う気持ちは止められないです。

    1
    投稿日: 2024.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    台湾に長期滞在する前にブックオフでまとめ買いしたが、その後読む機会がなく放置していた本。 とにかく、主人公の「人を好きになること」の過程と今までの恋愛遍歴を辿っていく本。私は正直ここまで恋愛にのめり込めるタイプではないが、人生=恋愛というくらいのめり込められる主人公を羨ましく思った。 主人公が相手を好きという具体的には明確に述べるのは難しいが、相手の存在、「間島」そのものを好きとしているところ。他の登場人物もそのように存在もして人を愛しているところ。 好きという感情は、何だから好きというわけではなく、無条件に好きと言えることをいうのかもしれない。 また、主人公はこの恋愛の顛末も想像して恋愛をしているところ。恋愛を始める時に終わりも想像しながら恋愛を始めたことはないが、主人公は恋愛を一つの流れ、断片として捉えているところが、これまでの経験からそういうふうに捉えてしまうようになったのかもしれないなと感じた。

    0
    投稿日: 2024.10.16
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    恋に落ちていく感覚 公園で間島と話をしている時、間島のことをあんまりわかってない段階なのに夏目と一緒に私まで間島に落ちていってしまう 文字だけなのに 西加奈子ってすごいな 夏目の生きる強さをすごく感じた

    10
    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏目と美登里が作者への好き嫌いが作品を見る目に直結してしまうみたいな話をしてるシーンが印象的だった。 ラストの夏目の白絵の具を全身に塗りたくって壁に体当たりするシーンの理解不能さが文学って感じがして良かった。 解説の男修行云々のくだりがなんか気持ち悪かった。

    1
    投稿日: 2024.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まじまは夏目のことを好きだったと思う それ以上に恋人のことを好きだったと思う 私には理解できないことだけれど、乗り越えた夏目はとても強いし美しい 自分の足で立つということ 渦中は苦しくてただ溺れるしか出来なくても、 その苦しみの海が深くても、浅くても、 どれだけ時間がかかっても、 それは時間が経てば薄れていく 下手すれば消える それが悲しいとも思うけど、そうじゃないと、とてもじゃないが生きていけない だから人間には絶対的にこの機能が備えられている 備えられるべくして備えられたのだと思う 火種だとあとがきにあったように、思い出す頻度が減り、苦しさが薄れても、得た物は必ず自分の奥深くに根強く張り付き地盤を形成する そのことはずっと忘れないでいたいな

    0
    投稿日: 2024.10.04
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    ただただ気持ち悪かったですねえ 褒めの方なのかもわからないくらい ずっと気持ち悪かった こんなどっぷり浸かった恋愛したことないからかも でもおもしろかった ずっと不思議な感じ 読み終わってからずっと一人一人のこの先のことを想像してしまう

    0
    投稿日: 2024.09.30
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    西加奈子さんの良さが全開! 恋ってこういうことでしょう?という素直でまっすぐなパンチを食らわされます。 終盤の爽快感が好きです。

    2
    投稿日: 2024.09.21
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    肩にタトゥーを入れて半年後に別れて2年引きずって、忘れる為に東京に行って、日本とは東京とそれ以外の場所だと言う所、もう西さんだった、三沢が出て来るのも西さんだった。夏目は恋をするけど、テレビも見れない常に間島を考えるだけで、思い通りの言葉を掛けられて溶ける。って女性にはみんなありうるもの?本能で考えるのと違うのか?出会って会いたいと思い実際に関係を持つとそれはそれで次の悩みが発生する、他人事だと判るのにいざ自分だとドップリ浸かるのは何故か?3ヵ月誰にも会わず、いやっ3ヵ月もなのかい。瀬田の方が気になるよ

    17
    投稿日: 2024.09.17
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    主人公が惹かれていく描写が良かった。 こんなふうに他人を好きになってみたいと思ったし、なんだか自分には刺さる作品だった。

    1
    投稿日: 2024.09.16
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    前半共感しすぎて気持ち悪かった 後半のあるポイントから共感できなすぎて気持ち悪かった 褒め言葉のほうの、「気持ち悪かった」です。

    0
    投稿日: 2024.09.12
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    又吉さんがよく褒めているけど、その通りで、西加奈子さんの凄さが詰まった一冊。 全ページを記録しておきたいと思ったほどなので星5。 好みが分かれるのはわかるけど、文章が流れるように入ってくるから読んでいないみたいだった。

    1
    投稿日: 2024.09.08
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    【2024年167冊目】 32歳、独身の夏目は、過去の恋愛をひきずり、新たな恋を遠ざけていたが、画廊で見た「間島」の絵に心を鷲掴みにされ、間島に対しても恋心を抱く。少しずつ間島との距離を詰めていく夏目だったが、彼に触れたことで二人は以前の関係には戻れなくなって――。恋に狂う男と女を描いた一作。 夏目、間島、瀬田、塚本。登場人物全員が恋に狂っていて、いろいろな意味で圧倒されてしまいました。20代の、恋愛に明け暮れていた頃に読んだらもっと響いたかもですが、残念ながらちょっと枯れているので、「精神科でカウンセリング受けた方がいいのでは?」と思うに留まった自分を残念に思うなどしました。 恋を通じて絵に、猫に、絵の具に囚われた彼女ら彼ら。瀬田と夏目がふらっとにいられたのは、お互いどこかが欠落していることに気づいていて、でもそれを埋められる相手ではないことをなんとなく理解していたからなのかなと思ったりしました。 恋愛に悩んでる人は読んでみるといいかもしれません。

    3
    投稿日: 2024.08.23
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    恋は人を良い意味でも悪い意味でも狂わせる。そのことを思い出した小説だった。ずっと恋をしていないから、好きがわからなくなっていたけど、この小説を読んで、恋はするものじゃなくて落ちるものなんだなって思い出した。本能的にダメだと思っても抗えないし、理性的にダメだと思っても抗えない。小説の登場人物はそれぞれに、「一般的」とは言えない恋愛を通して、もがきながらも生きている。その生きている感じがうまく言えないけれど、いいなと思った。

    1
    投稿日: 2024.08.18
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    ここまでその人自身にのめり込むような恋愛は、怖いような羨ましいような気持ちです。登場人物の恋愛がみんな一筋縄ではいかなさそうなのが垣間見えて、そこも気になりました。

    5
    投稿日: 2024.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙と書店のポップから、可愛らしい、切ない恋愛小説かな〜と思ったら全然違った。 素敵な表現だなと思うところや共感できるところもあるんだけれど、話自体があまり受け付けなかった。自分と別世界だった事(ていうか自由すぎん?お金大丈夫?)もあるが、切ない恋愛小説を望んでいた分、切なさより気持ち悪さが勝った。 間島さんという人は誠実で素敵な男性なんだという印象を持っていたら、綺麗に浮気してて絶望した。綺麗なまま終わってることが腑に落ちなかった。 たった数ヶ月会っただけの、ほんの数日恋人のように過ごしただけの相手に振られて、こんなにダメージ受けるかな。登場人物の誰も好きになれなかった。

    1
    投稿日: 2024.08.12
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    主人公、夏目が自分に真っ直ぐで正直で恋愛や芸術に全力で向かっていくのが、読んでいてヒリヒリ伝わってきた 自分の感受性を大事にするからこそ、関わる相手の事も同じように尊重するんだと思う

    3
    投稿日: 2024.08.11
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    失恋小説! 私の中で、西加奈子さんと角田光代さんが似通っていて、愛がなんだのてるちゃんを彷彿とさせる主人公でした。

    0
    投稿日: 2024.08.08
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    ふとした1文はすごくいいのにストーリーがあんまり好きじゃなかった。夏目の話よりも瀬田とか、塚本美登里の話の方が面白そうだな。あと真島とその恋人についても知りたい。 全体的にふんわりしててそれぞれの気持ちがよく分からない。私が読み取れてないだけかもしれないけど。ストーリーは好きじゃないけど、文章は本当に上手いと思った。

    2
    投稿日: 2024.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少しヒステリックな場面があり人は選ぶと思う。 全力で恋をするってすごいなと思った。 あとがきの通り、周りに当たることなくまっすぐと自分の思いに向き合う主人公の姿は好意的に感じた。

    0
    投稿日: 2024.08.02
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    西加奈子さんの本は二作目。表紙と題名から、可愛らしい恋愛小説かなと思っていたら全く違う。猛烈で爆発的な恋愛小説だった。 自分の過去の恋愛を思い出して苦しくなるような、心を直にギュッと掴んでくるような文章。 白いキャンパスに白い絵の具で描かれた山を私もみてみたくなった。

    26
    投稿日: 2024.07.31
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    自分の世界を強く持つ人に惹かれた経験がある読者は、深く共感しながら読める作品だと思った。 絵や写真で表現することを生業としている人たちは、言葉で伝えられない部分を補填する方法を知っているからか、まわりとは違う魅力を持っている。主人公があまりに全力すぎてヒステリックにさえ見える部分もあり、人を選ぶかもしれないが、全力で恋をしている主人公を好ましく感じた。

    0
    投稿日: 2024.07.26
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    西加奈子さんの本、初めて読みました。 表現力…うまく言えないけど圧倒されました。 誰かにのめり込んで苦しくなる感じ、幸せというよりも不安でいっぱいになる感じ、主人公の気持ちが痛いほど伝わりました。客観的に見て思いましたが、たとえ辛くて苦しくても、感情を剥き出しにして生きてるのってなんかいいなって。全力で生きてるな〜って!私もこれから先、どんなに苦しいことがあっても、全力で向き合ってやろうって思いました。

    2
    投稿日: 2024.07.20
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    『私は彼に会って、自由になった。 今までにない充実した時間を、彼が与えてくれているのなら、そのかけがえのない人物を、大切に「取って」おいた方がいいのではないか。 だからこそ、彼に触れるとき、彼の頭を、肩を叩くとき、自分の感情をもてあました。もっと触れたい、と思う自分の感情、ねちゃねちゃとした欲を、邪魔だと思った。自分が女であること、彼の異性であることが、歯がゆかった。 最高の「友達」になって、彼といつまでも話をしていたかった。』 ってとこがすごく好き。主人公の気持ちがすごくわかる、言語化してくれてうれしくなった。

    1
    投稿日: 2024.07.18
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    爆発的な熱重い恋愛 恋愛…恋愛?いや、恋愛か 読み終わったあと、ドンと疲れたが きっと凄い想いが入った絵を描き上げるんじゃないかと楽しみ これ、映画になりそう しかし、無理やり振り向かせて関係を持った 間柄にハッピーエンドはあるのかな

    1
    投稿日: 2024.07.18
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    恋愛至上主義だなと思った。 タイトルからしてもっとほんわかした恋愛と予想していたが、全く違う。 ここまで身を落とす恋をしたら戻れないと思うけどそれはそれでありかもしれない。

    2
    投稿日: 2024.07.15
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    みんな異常、みんながんばろーって感じ。 小説って共感だけが全てではない思うけど…、にしても、どこまでも冷静で俯瞰的な目線でしか読むことができなくて。楽しめなかった。失恋であそこまで落ち入るか? 芸術の小説は好きなはずだけど、 塚本と語っているところもなぜか興味が持てず。 芸術家×芸術家の、本能的な恋は割と好きなんだけどなー。

    0
    投稿日: 2024.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物が自分からは遠い、所謂狂人ばかりだったのであまり感情移入はできなかった。浮気、破滅的な恋はどれだけ美化されようとも良くない、と思ってしまうタイプなのでこの本とは根本的に合わなかったと思う。瀬田と猫の話、まじまと妹の話。どうやっても切り離せない、自分が絶対に間に介入できないものに焦れる気持ちは少しわかる気がする。 ラストは少し置いてけぼりを食らった気がする。ただ、それを抜きにしても小説として面白いと感じたので星3。

    1
    投稿日: 2024.07.13
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    西加奈子さん久しぶりに読んで、この人の恋愛心理描写ってグロテスクすぎて胸が詰まるということを思い出した。

    1
    投稿日: 2024.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とある古本屋で本棚を眺めていると、まだ読んだことはないが気になっていた作家、西加奈子さんの作品を見つけ手に取った。後ろのあらすじ?を読むと私の好きな恋愛小説だと知りそこまで分厚い訳でもなかったので勢いで買った。 物語の舞台は東京だが、主人公たちのセリフは全て関西弁で繰り広げられる。「これが噂の西加奈子ワールドか」と思った。関西弁で物語が進むのでわりとさっぱりした感じで読みやすいのだが、内容はとても濃くてただの恋愛小説では無かった。 登場人物がみんなどこか狂気じみていてちょっと怖かった。 でも、相手の全てを受け入れる自信がなくて少し遠く感じてしまうところにすごい共感した。自分が堅いだけかも知れないけれど、まだ付き合っている訳でもないのに体を重ね合わせるなんてあってはならないと思ったし、理解が出来なかった。ただ、それがなければ夏目は傷つかずに済んだかもしれない。 日本はまだ反社のイメージが定着しているので、刺青は相当な後悔だったろう。失ってからも見なければならないのだから。 相手の心というのは、お金を払ったとしても力ずくで手に入るようなものでもないから恋がどれほど難しいものか学ばされた気がした。人はなぜどれだけ傷つこうが、人を好きになることを恐れつつも恋に落ちてしまうのだろうか。幸せな時は幸せが何かなんて考えない。失恋は良くも悪くも人を成長させると知った。

    4
    投稿日: 2024.07.06