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窓の魚(新潮文庫)
窓の魚(新潮文庫)
西加奈子/新潮社
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総合評価

288件)
3.3
22
81
101
35
12
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    出てくる登場人物が全員病んでて怖かった。結局何が言いたいのかよくわからなかった。ストーリーはサクサクしてて読みやすかった

    0
    投稿日: 2015.07.03
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    (たぶん)はじめての西加奈子。 最初にしては傍流の著作を選んでしまった模様。 非常に暗く、解説が中村文則だったけど彼が書いていそうな話だなと思った。 紅葉にはまだ早い、閑散とした山奥の温泉宿に宿泊した2組のカップルの1日を描く。 1章を1人が語る形式で進んで行き徐々に伏線が回収されていく形。 章の最後に今回の出来事を語る第三者の視点が挿入され全体を締めている。 最初に登場するナツは4人の中で一番平均的なごく普通の女性であるから、2章以降から他の3人のこじらせっぷりにギャップを感じる。 そういう意味では4章がそれぞれ起承転結となっている。 あらすじでも触れられているが、1章のおわりに4人が宿泊した宿の池で女性の死体が発見されることになる。 最初はカップルのうちどちらかの死体かと思っていたけれど、どうやら別の女性らしい。 ミステリだったら彼女の正体は誰で、なぜ死んだのか、ということが焦点になるだろうが、この物語ではぼやかしたまま終わる。 物語で描かれた時間は限定的だし、実際旅行中に起きていることは些細な出来事である。 それぞれが他の3人についてどう思っているかや自分の過去を丹念に描いている。

    0
    投稿日: 2015.06.06
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    まず西さんの風景描写の繊細さやその感性に惹かれて、世界観にどっぷり浸かってしまいました。4人の気持ちが噛み合っておらず、どこか異様な雰囲気も放っているのに、西さんの文章が綺麗だからか、とても美しい物語だと思いました。 明言されていない部分もあってもやもやしてしまうかと思いきや、それが嫌な感じの謎ではありませんでした。むしろ自分で想像して自分なりの物語を思い描ける、とプラスに考えることができました。それも、物語が美しかったからかもしれません。

    0
    投稿日: 2015.05.27
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    読み終わったあと、余韻に浸りたくなるような、でもさっさっと本を閉じてしまいたいような、不思議な感じがした。なんというか、精神が持たない。進むにつれて苦しくなった。悲しいとか感動したとかそういう簡単な類の感情ではなくて、よくわからないまま泣きたくもなった。不安定で不気味な深い闇たちが描かれていて、おもわずどきりとする作品。読んでよかった、とはいえない、それでも、何処かひきこまれてしまうのはなぜだろう。みたくないのに、みてしまいたい、そんな感じ。

    0
    投稿日: 2015.05.25
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    あっという間に作品に惹き込まれ、まさに読む手が止まらず、一気に読み終わる。 人の見た目と内面のギャップ。自分と相手の思いの違い。見る人による人物の印象の違い。視点が変わることで見えてくる怖さがある。 謎は残されたまま。猫は何の暗示なのか?遺体は本当に女性だったのか?読み終わっても、様々な思いが巡る作品。

    0
    投稿日: 2015.05.20
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    主要人物4人には全く共感できませんでした。アキオの章は気持ちが良くなくて、じとっとした雰囲気で、読むのが辛かったです。 感想を簡単に書くと、 人は見掛けによらないし、本心は誰にもわからない。 人にはそれぞれの生い立ちがあって、色んなドラマがあるから、卑屈な人もいれば、寛大な人もいる。 そういう、当たり前のことが美しく、静かに、不気味に描かれています。 ミステリーのジャンルなのかもしれないけど、伏線回収はないので、白黒はっきりしないと嫌!っていう人にはオススメできません。

    0
    投稿日: 2015.05.06
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    死体が残される話ということでミステリ作品かと思ったら、ちょっと違っていた。エンタメというよりは純文学にカテゴライズされる作品だと思う。 物語に登場する4人の男女は、それぞれどこかに欠落を抱えている。表面的には互いを必要とし求めているようでいて、実は激しく嫌悪する。4人それぞれの自分語りから垣間見える孤独感が生々しく不気味である。それがある種、本作の魅力であることは確かなのだけれど。 本作は短いながらも読み進めるのが辛かった。ただセンスのある作者であることは間違いないと思うので、もう少し他の作品にも触れてみたい。

    0
    投稿日: 2015.05.03
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    薄い本だったので、一気に読了。 同じ1日の話なのに、色んな視点から描かれて、それぞれに見える世界が変わってくる。 それが、人の暗い部分を描写していて、なんとも言えない気分になる。 一番まともだと思っていた人が実は心の内で一番醜いことを考えていたり。 一見、変に見える人がまだ一番まともだったりと。 (この物語に出てくるのは結局はみんなおかしいのだが) ストーリー性はないけれど、人の過去・そこに紐づく深層心理が書いてある本。 最後まで読むとこの話のすごさ、怖さが分かる。

    0
    投稿日: 2015.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はる、なつ、あき、ふゆ。 ナツは、アキオと、アキオの友人のハルナ、その彼氏のトウヤマと、温泉旅行に訪れた。 黒髪にやせぎすの、男のような身体をもち、白痴のようなナツと、陶器のような肌とうつくしい顔を持ち、そのナツをかいがいしく世話するアキオ。 茶色の髪と飾り立てた身なりが華やかなハルナと、ヘビースモーカーで何にも心を砕かないように見えるトウヤマ。 そんな四人が泊まった温泉旅館で人死にが出る、のだが、それを主軸として物語が進むわけではない。 あくまでも、それぞれのモノローグからその一日が繰り返し語られ、同じ出来事をなぞっているはずなのに、登場人物の認識には少しずつ差異がある。解説の中村さんも書いているように、光が水の中で屈折していく様に似ている。 穏やかなこの物語は、小さな驚きに満ちている。 初めはハルナで、綺麗になる、ということに執着する彼女は、金銭を惜しまずに自分の身体を磨き上げてきた。そこには、彼女が自分を「人造人間」と揶揄するに足るほどのなにかが潜んでいる。 一読するとこのハルナは、頭が軽く人に使われて終わるテンプレート的なキャラクターのように見えるのだが、言葉通り母親を食いものにして自らを大きく育ててきた彼女は、そんな己の姿に嫌悪感を抱いている。 己のコンプレックスは埋められないことを知っていて、それを他人に投影しようとしているが、物語の最後にはそれをナツに話してみようかと決めている。 実は彼女が最もまともであり、希望がある。 彼女が美しく見えないのは、ハルナが自身に抱いている自分は醜いのではないかという強迫観念によるものであり、それを取り去ってみたら、きっと彼女はきちんとうつくしいのだろうと、思う。 ナツは、終始芒洋とした印象のまま終わったが、それは本人に強い意思も感情もなく、果てには記憶までないという体たらくのせいだ。 しかし最終章になって、それはアキオが彼女に飲ませている「薬」のせいだということがわかる。 題名の窓の魚、は、温泉のつくりのことだ。 ガラス越しに庭の様子がみえるようになっていて、湯船よりも高い位置にある池の、鯉が泳ぐさまがみえる。それはともすれば一緒に湯船につかっているかのような錯覚をあたえる、そうだ。 登場人物たちにとって、こんなにも密接に関わり合っているようにみえる相手が、すべてガラスの向こうに存在しているかのように茫漠としてつかみどころがない。 彼らは誰一人として、心を通わせていないからだ。 トウヤマはアキオに、ハルナはナツに、話をしようと決めて物語は終わる。 謎はそのまま残るし、希望のにおいはない。 強いキーイメージは「水」と「魚」、そして「死」の三つ。 濁った沼の奥深くに陽の光がさし、そこに時折、名前のわからない生物の影がゆらめく、そんな、薄気味の悪い雰囲気の小説だった。

    0
    投稿日: 2015.04.10
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    人の考えてることなんてわからないものなんだな。 ものすごく気を遣っても、こう思われてるかもって考えすぎても見当はずれだったりする。疲れるほど考えても意味ないんだよね。

    0
    投稿日: 2015.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    直木賞おめでとう! みたいなオビで読んだことのない作家さんだったのと、 薄い本だったからすぐに読めるだろうと思って買ってみました。 ぼーっとしたナツ ドラッカーアキオ 整形美人ハルナ スモーカートウヤマの4名で旅行へGO! ちょっと書き出しが文学のカオリがするけど小説。 死体のところの描写も好きかも?! ネコは? あれれ? 犯人はわかるけど背景への理解はやや困難かな? 他の作品も読んでみたい!

    1
    投稿日: 2015.03.23
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    西加奈子らしくない小説を読んでしまったのではないか。このような一面があるとして、別な作品も読んでみないと。個人的には、あまり良くない意味で〝繊細な〟作品だと思う。

    1
    投稿日: 2015.02.28
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    2組のカップルが温泉旅行に行き、旅館で事件が起こるというミステリーっぽい建て付けながら、登場人物の裏側の感情が非常に複雑です。 おまけに事件も本筋とはあまり関係ないし。 興味深い作品ではあるものの、かなり毒が含まれており、西さんらしくない一冊として評価が分かれるでしょうね。 自分はどっちつかずの星3つです。

    0
    投稿日: 2015.02.26
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    思わずすぐに読み返した。 先を読んでは、四人、その周辺、彼女は彼は、何と思っていただろうと。 同じ時を共にしていても、感じ方はやはり人それぞれなのだと、いつもひとりよがりな私を苦しくさせる。

    0
    投稿日: 2015.02.22
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    二組の恋人、四人のそれぞれから通して語られる温泉地での一晩。それぞれがそれぞれに違うことを考えていて、ナツはなんかアホなのかと思ったわけも最後にわかる。なんでこの題名なのかは、忘れた。

    0
    投稿日: 2015.02.10
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    それぞれから見た各人物像と印象やその人に対して抱いている感情のズレの描かれ方が面白かった。 ただアキオ、ハルナ、トウヤマの過去のエピソードに対してナツの描かれ方が浅かったので 読んだ後にこの物語のためにナツだけが消費されてしまったような感じがした。 自分にも他人にも欠落や異常性、ズレがあって、 でもそれを愛しく感じるのは別に異常じゃないんだろね。と思った

    0
    投稿日: 2015.02.08
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    男性の描きかたとか、話のつじつまとか、ビミョーにちぐはぐじゃないかと思わないではないけど、間違いなく傑作。最初はまぁ、この程度かと思ったけど、重ねれば重ねるほど面白くなっていくのは、テクニック、技術がすごい。一つ一つの細部が本当に良くできている。ぜひ、読んでみて。

    1
    投稿日: 2015.02.02
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    密かに女に薬を飲ませ続けるなど異常過ぎて理解できないが強く印象に残る。4人の視点別に同じ温泉旅行を著述するのは面白い。関西弁を使用してない一冊

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    投稿日: 2015.01.24
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    みんなひとりよがりで、それぞれに狂気を少しずつ持っていて、嫉妬で苦しんでいて、でもどこかで自分が一番だと思っている。 反面教師で、自己中心的な性格を反省した。 象徴的に出てくる、池の鯉が見える温泉のガラス、きっと藻で薄緑に濁ってるんだろうな、と思いながら読んだ。

    1
    投稿日: 2015.01.09
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    温泉に行きたくなったし、煙草も吸ってみたくなった。 これけっこう好きかも。西加奈子の話はミステリー調が多いのね。 あと『窓の魚』は感受性が敏感すぎる人があんまり出てこないから感情移入しやすかった。 「藪の中」的な作品ですね。

    1
    投稿日: 2014.11.01
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    あやふやな人の心を描く表現がすごくきれいだと思う。 だけど、あやふやな、弱い心だけの人なんているんだろうか。 もっとHappyな、歓びを感じたかった、 と思った。 話の途中のような終わり方をしている。 人の日常の一部分を切り取っただけのような。 きっと、この話の続きは少しずつ変化があって、Happyな出来事が起きるんだと思う。 私は、読み終わった後の余韻からそういう、幸せの予感を感じた。 だからこそ、続きを読みたかったなー、 と思う。 不安なまま終わってしまったから、 読んでよかった!みたいな、歓喜がない。 まぁ、それはそれで、 不思議な作品という感じで。

    0
    投稿日: 2014.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人は、わからないものだ。 陰と陽、一見するとそう見えても、実は逆だったり、いろいろ抱えてる。 本だからこその面白さ。 ナツの描く3人のイメージを持って、読み進めて行くと、どんどん引き込まれて行った。最後はもう一回始めから読んでみたいと思った。

    0
    投稿日: 2014.08.30
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    温泉宿に宿泊しにきた2組の恋人たち。四人の視点からある一晩の出来事を語り出す。彼らはみんなある秘密を抱えており、屈折した感情を抱きつつそれぞれ関わりあっていく。作品全体に得体の知れない暗さ、不気味さ、倦怠感を感じ、読んでいて息苦しくなり胸がつまった…特にアキオの壊れ具合には狂気を感じる。情景描写はかなり美しく、幻想的。私としてはこのはっきりとしない終わり方が少し苦手でした。

    0
    投稿日: 2014.07.16
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    うーんやっぱりこういう話は向いていないなと思った。 なんだろう、「アンニュイ」な感じがダメなのかしら??

    0
    投稿日: 2014.07.01
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    二組のカップルの4人が、 同じ時間帯の出来事や感情をそれぞれ語るという構成。 カップルが泊まった温泉宿での静かな時間の流れ。 途中、宿中で女の死体が発見されるが(カップル以外の)、 それが誰なのか、自殺か殺人かは書かれていない。 ということで、ミステリーではなく一応恋愛小説なのか。 最後の章は少し入魂できたけれど、 私的には少々尻切れトンボ。

    0
    投稿日: 2014.05.28
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    ものごとって結局自分が見たいようにしか見えないし、自分以外の誰かのことを完全に理解することなんてあり得ないんだということが、章ごとに読み進めていくうちにじわじわと実感される…こわいけどこれが真実。 同じ場面をそれぞれの視点から語る構成に、ついひきこまれ一気に読めました。

    1
    投稿日: 2014.04.24
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    誰かといるのにひとりぼっち。誰も本当のあたしを知らない-。ある日、2組のカップルが温泉へ向う。決して交わらない想い。大人になりきれない恋人たちの一夜を美しく残酷に描く。 文庫版のあとがきを中村文則が書いている。豊饒な感性が西加奈子の持ち味だと褒めているが、そんな表現があったような無かったような…。私の感性が鈍っているのかもしれないが、作品のミステリアスな雰囲気は伝わった。 (C)

    0
    投稿日: 2014.02.08
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    ミステリーのようにお話がすすんでいくけど ミステリーじゃない。男2人女2人の恋愛小説  吸い込まれて行った。  誰の事も分かったようで分からない。

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    投稿日: 2014.01.25
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    4人の登場人物の内面の微妙な感覚を中心に、物語が組み立てられているのだけれど、結局その内側には、1人しかいないような読後感になってしまった。それぞれがそれぞれ抱えるものとその内面の感情、シチュエーションが違うだけで、それらがキャラクターとのつながりとして、なんだか捉えられなかった。そんな読後感です。

    0
    投稿日: 2014.01.13
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    若い2組の男女がダブルデートで温泉へ。 この小説はその夜の出来事を、4人それぞれの視線で語る4つの章から成っている。 バスを降りた途端、細い風が、耳の付け根を怖がるように撫ぜていった。あまりにもささやかで、頼りない。始まったばかりの小さな川から吹いてくるからだろうか。 …と、ナツの語りから始まるこの物語は、(私の苦手な)抒情的な恋の物語かと思いきや、各章に挿入される旅館のおかみや他の客の話から、殺人事件だと知る。 そうとわかると、俄然読む気が湧いてくる。 死体は黒髪の女、ということは被害者はナツか?となると犯人は彼氏のアキオ?などと想像をめぐらせながらワクワク読んでいたのに…。 なんだい!やっぱり私の苦手なパターンではないかっ 結局犯人はわからずじまい。 病気の愛犬ミルを母親が毒殺したとか(アキオ)、事故で亡くなった従兄弟を見て、祖母が「良かった、あんたじゃなくて。」とつぶやいたとか(トウヤマ)、それぞれの幼い頃のトラウマ的な挿話が無駄に入り込んだりして、何かの暗示? 姿の見えない猫や、内風呂とガラス一枚で仕切られた池の赤い鯉は何かの象徴? まったく…こちらの技量を試されてるような、いやな感じ。 解説者(中村文則氏)が絶賛するとおり、文学的な巧さは認めるけれど、若い4人の気分と同じく、どこか冷めたカッタルサを感じる。

    0
    投稿日: 2013.07.06
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    うーん、、、もっと言葉を凝縮して、ページ数が三分の一くらいまで短ければ、濃厚な短篇として美しかったかも。

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    投稿日: 2013.05.05
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    西さんの小説は「あおい」「さくら」辺りは読んできてまあ、文体はあんまし好きじゃないのだけれども、登場人物の心理描写に一目置いているきらいはあるから…ってんで、この小説も読んでみました。なんか全体的に薄暗いトーンが漂っているというか、ぶっちゃけ、人間のあんまし見たくないダークな部分を描いているやうに思ったのだけれども、興味深く読んだのは前半から中盤にかけてくらいのもので後半はやや失速? したかな、と個人的には思うたのであった。 ヽ(・ω・)/ズコー やっぱし西さん自身、女性なのだし、とにかく女性の登場人物を一人称で綴っている時、西さんの本領が発揮されるんじゃないかと大きなお世話だと思うけれども思ってみた、次第だったのであった。 ヽ(・ω・)/ズコー まあ、なんか難癖つけちゃった感があるのだけれども、全く楽しめなかったわけではなくそこそこに楽しませてもらいましたかね。おしまい。 ヽ(・ω・)/ズコー

    0
    投稿日: 2013.04.15
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    西加奈子にしては珍しく、全編に渡って暗く淀んだ湊かなえっぽいサスペンス?風。笑い無し。 デビュー作の『あおい』に近いかな。 2組のカップルが温泉旅行に出かけます。 温泉入ったり、食事したり、好きだ嫌いだ的な展開に感情が交差するんですが、 翌朝、宿の風呂場で死体が発見される... この死体は誰?誰かが殺した? なんて謎を残しつつ、同じ時間を遡って、4人それぞれが語ります。 なので、3人目で、あ~ん、また始まった~...と少しうんざりしてしまいました。 おとなしかったり、わがままだったり、生意気だったり、普通にどこにでもいる男女の話かと思いきや、それぞれが人しれず抱える悩みとか秘密とか、過去の苦悩とか、盛り沢山の話が明かされて行きます。 そしてたどり着く、意外な?結末... 男女の恋愛感情の裏側にある、人が人に縋る人間性とか本性が、巧みな文章表現で綴られ、五感描写が繊細な、見事な書きっぷりですね! 慎重に読み進めましたが、幾つか真意が読み解けなかった箇所があり、ちょっとしたモヤモヤが残りましたが、久しぶりに、余韻が残る作品を楽しめました~

    0
    投稿日: 2013.04.10
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    表紙が好き。千日紅。 繋がってないのに一緒にいるのは淋しいな。 人の心はわかんないけどわかりたいと思う。

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    投稿日: 2013.03.17
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    2013.03.15読了 西加奈子を読むのは初めて。 表紙買い。 解説がなんと中村文則。 読んだ後の余韻を楽しめる。

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    投稿日: 2013.03.15
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    西さんの作品は「さくら」以来。 2組のカップルが温泉宿に旅行にくる。四人それぞれの独白。それぞれ鬱屈していて、恋人とは言え付き合ってる理由や相手が必要な理由も自分勝手。でも、そういうカップルで実は多いのかも。

    0
    投稿日: 2013.02.22
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    一応読み終わったのですが、再読が必要な作品です。 ナツ・トウヤマ・ハルナ・アキオの四人が宿で一晩を過ごす+そこで一つの事件が起こる といった内容です。 四人の語りの間に旅館の人の事件についての言及といった構成になっています。 読者に解釈をゆだねる作品は、わかりやすい話が好きな私にすれば消化不良を起こすような作品でしたが、再読する価値があることは感じました。 解説は中村文則さん。 全体的に陰鬱さが作品を覆っていて、読後感は鉛のような感じです。 上手に感想を表すことができなくて、自分の読みの浅さが露呈されてしまいました。 手ごわい作品。 あえて感想を述べるとしたら、四人の登場人物の内観は交わることはないんだけど、互いに求め合ってて、だからすごく寂しい印象が強く残るんだけど、解説者の中村さんは、救いをのこしてもいるって述べています。 とにかく自分にとっては難しい作品でした。 だからこそもう一度読んで、自分なりの解釈を持ちたいと思いました。 最後まで読むと、表が明るく、健康的な人ほど、裏は暗く、病弱な人だなと、登場人物の四人に対しては思いました。

    0
    投稿日: 2013.02.17
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    四人の話。 一人一人交わることなく。 歪んでても闇があっても一人一人それを受け入れてる。 なんか不思議なかんじ。 んーなんなんだろー

    0
    投稿日: 2013.02.10
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    心情や風景の描写・表現が、とても綺麗でした。 4人で居るのに、全然お互いの思いが交わらないのがリアルで少し怖い、だけどすごく面白かったでした。 サクサク読めます。 今まで読んだ西加奈子さん作品の中では今のところ一番好きです。

    0
    投稿日: 2013.01.12
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    読んでて辛かったー それぞれの心情がすべて本当で、 それぞれがわかるだけに、 辛かったー。 あとがきにもあったけど、 はじめからまとわりついていた、 水の雰囲気。 このかんじは本当に感服。

    0
    投稿日: 2012.12.30
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    西さんにしてはシリアスな雰囲気な本でした。 話の展開が一人一人視点が変わって描かれていて、 すらすら読めておもしろかったです。

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    投稿日: 2012.12.13
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    温泉宿で一夜を過ごす、2組の恋人たち ハルナ、ナツ、アキオ、トウヤマ それぞれがココロに問題を抱え ラブラブとは程遠く、 そして、宿の池には女の死体・・・・ 続きが気になって一気に読んだけど なんか妙に中途半端な終わり方で わたしてきにはいまいちだった。 続編出たら読んでみたいなーー。

    0
    投稿日: 2012.11.13
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    「さくら」とか「あおい」の暖かさを排除した作品。 こういうほうが好きかも。 ラストのアキオのひねくれかたが良いです。 誰のことも好きじゃない四人の温泉旅行とそこで起こった事件のお話。

    0
    投稿日: 2012.09.11
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    サクサクっと読める一冊。 先が気になって一気読み。 みんななんか背負って生きてるのね。 西加奈子ぽくないかもしれない。 映像化したら綺麗だろうなー

    0
    投稿日: 2012.09.04
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    4人の視点から書かれてるんだけど、4人めともなるとちょっとくどくなって…笑 でも、言葉選びというか表現力が凄い。 一文一文、ゆっくりと味わって読んで行きたくなる、書かれてるというより描かれてる文だと思います。

    0
    投稿日: 2012.08.07
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    4つの章に分かれていて、章ごとに、4人の男女のそれぞれの視点で見た一夜が描かれます。 裏表紙には「新たな恋愛小説の臨界点」とありますが、これは恋愛では無いでしょう。誰一人恋をしているとは見えない。そこにあるのは、昏い情念の世界。 読み応えは有るのですが、共感できない登場人物達です。色々なタイプはあるものの、4人は外面とは別に、内心では結局は相手を思いやる気持ちが無いだけでなく、自己愛さえも感じさせない。こういう破滅型の登場人物を4人も揃えて出すことで何を描こうとしたのか?どうも良く判りません。 文学性の高さを感じたのですが、単に破滅的な所を読み間違えただけかもしれません。

    0
    投稿日: 2012.08.01
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    見られたくないところ、前に置かれてるみたいな恐ろしさに心が冷える。 いつもと違った切り口ながら、いつも以上に研ぎ澄まされた描写。 さみしい自分だけ取り残されてる。

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    投稿日: 2012.07.30
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    静かなナツ、優しいアキオ、可愛いハルナ、無関心なトウヤマ の四人の視点から描かれています。 普通カップル同士で温泉宿に行くというならば、 多少なりとも楽しくお互いを分かち合えている仲間だと思うのですが この四人はそれぞれが秘密の事や深刻な事を抱えていていました。 誰でも秘密や悩み事は抱えていると思いますが、 それを仲間だったり、カップルだったら少しは打ち明けられると思うのですが、この四人はそれもせずお互いに複雑な思いが絡んでいるので、 こんな旅は楽しいのかなとふと思いました。 こんな所でうわべだけの付き合いなんて寂しいなと思いました。 恋愛小説と書かれていましたが、 恋愛小説にしては少しその要素が薄い感じで、 それよりストーリーや描写が淡々と描かれていてまるで推理小説のようでした。 そのわりにはラストははっきりとせずに終わってしまったので、 少し消化しきれない感じでした。 西さんの作品は初めてなので他の作品と比較できないので 分からないですが、人の描写、物、風景など細かい所まで 綺麗に描かれる人なのかなと思いました。 独特な雰囲気も何故か引き込まれました。 読みやすいのは確かなので、他の作品も読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2012.07.05
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    んー、面白くなかったです。ストーリーというか単純に書き方が嫌いでした。全くしっくりこない比喩の連発にはうんざりするし、不快になる表現も多かったです。 薄い本なのに読むのがしんどかったです。

    0
    投稿日: 2012.07.01
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    描写がきれいですね。 うまく伝えられないけど、 白い湯気のような・・・白く曇ったフィルターがかかったような。 そんな雰囲気がある話。

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    投稿日: 2012.06.29
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    いやぁ、すごい世界観。 多分ミステリーなんだけど結末は分からないまま、他のところでたくさんの疑惑が生まれてる。 「こうふく みどりの」でも同じような、2つの話が同時に進められて最後に一つになるっていう構成だったけど、 今回は4人の視点と一つの物語が一つになりそうで、結局ばらばらに進んでいく形になってて。 すごく納得のいかないラストであるにも関わらず、なんかまぁ、仕方ないかーって思わされちゃう。 不思議な話だった。 一番まともそうに見える人が実は一番歪んでて、そういう話が大好きな私にはたまらない作品。

    0
    投稿日: 2012.06.17
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    「窓の魚」とキーボードを打ったら「窓の肴」と変換された・・・。 まぁそんなことはどうでもいいとして、西加奈子は「さくら」や「通天閣」のような温かい愛情物語を得意とする作家だと思っていたので、この「窓の魚」の冷え冷えとした底なし沼のような文章に驚きを覚えた。 しかしよくよく考えると、温かい愛情物語も心情を描くのが上手でそれが物語に深みを与えていたのだから、それを真逆にした人の冷たい憂欝さや葛藤をないまぜにしたような心情を描くのも上手だったということなのだろう。 男女4人のそれぞれの視点から語られるそれぞれの孤独と憂欝。温泉宿での一夜とひとりの死。物語の結末は読者に委ねる方式のものだが、読後感の後味が良いかといえば、間違いなく悪い。どんよりする。しかしそれがこの作品に深みを与える大事な要素であり、この作品を評価する材料となると思う。 人はだれしも、心に闇を持っていてそこになにかを棲まわせている。なにを棲まわせているかは人それぞれで、なるべく闇の部分を見ないようにし、棲まわせているなにかと会話しないように生きていかねばならない。 よく「自分探し」なんていう言葉があるが、憂欝な気分で自分探しなどしてしまうと、人は往々にしてまともにその闇の部分に足を踏み入れてしまい、なにものかと会話してしまう。そうして絶望に堕ちる。 この物語は4人が一緒に温泉旅行に来ていながら実はそれぞれが闇に向かった自分探しをしてしまった物語だと僕は思った。 嫌いじゃないが、時と場合によっては危ないので★4つ。

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    投稿日: 2012.05.03
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    読んでるうちに、この小説のほの暗くて冷たい空気感に、すっぽりと包まれる。 なんかまるで、わたしは5人目で4人を見ているかのようで。 それくらい、一人一人の書き方が丁寧で、みんなのさみしさがすこし痛々しい。

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    投稿日: 2012.04.20
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    最後がきになる。いろんな捉え方を想像して楽しんだらいいのかな? アキオがこわいな。アキオの愛しかたが屈折していて。 描写が美しいので、余計にミステリアスでこわい。 ナツが廃人化しているのでわからないが、それぞれが内に爆弾をかかえている。 こんなではないにしろ、人ってみんなこういうとこあるよな、と感じた

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    投稿日: 2012.04.16
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    なんとも不思議な気持ちにさせる本でした。 映像が目に浮かぶような文章で、なんだか芸術的な感じ。 内容はいまいちよく分からなかったけど、こういう系の本は理解しようと思ったらきっといけないんだ! と思うことにした。

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    投稿日: 2012.04.12
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    2012.04.3読了 ミステリーのように冷たい肌触りで人物と出来事が描かれていて、読んでいるととてもひやっとした。 どんどん明かされていく人物たちの不完全性や暗部が切実で、時折苦しくなった。 感情移入というよりは、新しい感覚を擬似体験させてもらったというかんじ。

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    投稿日: 2012.04.03
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    2012/03/25 素晴らしい。 短い時間の出来事を4つの視点から描くのだけれど、微妙にかみ合ってない感じとか、それぞれが隠し持っている心の暗い部分とか、とにかく絶妙だった。

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    投稿日: 2012.03.25
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    ひとつの話を四人の四つの視点から描く。四人だけでなく、脇役の語りが良い。ひとりひとりに事情や、暗い部分狂った部分があるということが、四人四様に見えてきて、最後は読み手の判断に委ねられるおわり方。

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    投稿日: 2012.01.23
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    心に歪みを持った四人が、 温泉旅行にやってきて、そこで起こる殺人事件。 事件の全貌はわからないまま。 実は関係していた男と女。 実は関係しているかもしれない男と女。 第三者の殺人だが、殺された女は、 四人全員と密かにつながっている。 ひとつの事象、 おなじできごとでも、四人の感じ方の微妙な食い違い。 四人の心の闇が、 ひっかかりが浅く、残らない。 だからこその薄気味悪さ。 トラウマ。 ひっかかりがなさすぎて、 謎を追う気分にはあまりならない。 「話す」行為が、お互いの希望となりますよう。

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    投稿日: 2012.01.22
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    とても冷たく感じた本でした。 そして、一緒にいても本当の所はわからないせつなさや 寂しさも感じたし、一番普通な感じのアキオのところは怖いと感じました。 色々と読み終えた後に、考えさせられる本でした。

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    投稿日: 2011.12.18
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    女性ならではの生々しい感性で、自分と離れた感覚を楽しめた。 ただ事件はいらないし、アキオの章が余計だ。 アキオも普通の人の延長線上として描いて欲しかった。

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    投稿日: 2011.12.16
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    男女二組の温泉旅館での一夜を、それぞれの回想で綴った小説。 謎は残されたままだけど、 それぞれの視点で一連の出来事が語られるのが、おもしろい。 みんなそれぞれに屈折していて、軽蔑、羨望といっためまぐるしい感情の嵐にどきっとする。女同士、男同士、男と女。色んな目線が交錯していき、逃れがたい人の感情を思った。

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    投稿日: 2011.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナツみたいになりたい。 「あたし、ナツのこと嫌い」 設定としては単純なのに、なんだかとても怖い話でした。 得体が知れない感じ。でも綺麗な世界が広がってる。

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    投稿日: 2011.10.02
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    いつもの西加奈子さんぽくない小説。ミステリーかと思った。不思議な四人の関係が、一軒の温泉宿で、微妙にずれていく。

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    投稿日: 2011.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    屈折した感受系の激しさに胸が苦しくなる 謎は謎のまま、不可思議な4人は最後まで不可思議で 読み終わって、なんだったんだろうと感情がいつまでも残る もっと若い頃に読んでいたらどうだったろう・・・

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    投稿日: 2011.09.11
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    「窓の魚」という言葉。 ガラスを隔てた向う側のイメージが、 なんとも全体に漂う。 この静かな空気、決してこちらにぐいとは来ない距離感が、「窓の魚」だ。 一晩の同じ出来事を登場人物それぞれの目から何度も書き直す。 それによってはじめて、あたしたちは一人の目線を逃れて、一つの物語を俯瞰することができる。 悲しく、ずれていく思い。 窓の魚の距離感が、確かで、悲しい。

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    投稿日: 2011.07.20
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    なんだかすごく怖い。人と人って、寄り添っているように見えても、みんなバラバラの方を向いていて違うことを考えているんだよな。なんか心の一部を、モゾッと触ってくるような話。

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    投稿日: 2011.07.13
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    20代の男女4人。それぞれが同じ出来事を違う視点で捉えている。なかなかうまく絡んでいるなと思いました。 リアルというより象徴的で視覚的で美しい作品ですね。 それぞれが少しずつ狂っていて、あと少し何か余計なものが加わったらバランスが崩れてみんな消えてしまうのかな。 こういう作品、好きです。

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    投稿日: 2011.07.08
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    「たゆたう」という文字を連想。 次いで恩田陸さんの『ネバーランド』がちらっと頭をよぎる。 こちらの方が涼しげで、初夏のイメージ。(作中の季節は違うけれど) 鯉や猫など暗示の「キー」は分かりやすいけれど、表に出すぎというか広がりすぎか。 人間の暗がりがテーマのひとつなのだろうけれど、生きている描写の匙加減に少し違和感。とても難しいのだろうけれど。 この手の本として、量と質のバランスはちょうどよかった。 ビジュアル要素が強い作品か。

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    投稿日: 2011.07.07
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    こういうテンションの話は嫌いじゃない。 ひとつの物事にたいし、それぞれが違う事を感じ全く違う判断をしているという当たり前の事が斬新に感じられた。 4人とは直接関係ない感じで起こる事件も暗示的で巧い。 ただ思うに、なんでこの人たち一緒に旅行したんだろう?笑

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    投稿日: 2011.05.31
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    誰もが、本当の私を求めて、 もがき苦しんでいる。 本当の私なんて、本当には知らないまま、 自分勝手に、自分の世界を生きている。 少しずつずれた4人の視点と、 絡まりあうそれぞれの満たされない思い。 そうやって、少しずつ、壊れていくのに、 なぜか希望がちらりと光る。 だからこそ、余計に悲しいのだ。

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    投稿日: 2011.05.22
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    すっきりしないモヤモヤ感がすごく好きです、フランス映画みたい。西さんの作品の暗の部分がこれでもかとつまってる。

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    投稿日: 2011.04.19
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    登場人物が誰ひとり目の前にいる人のことを直視していないっていう皮肉が可笑しくて悲しい。自分が思ってるほど他人は自分のことを見ていない。自分が思っているほど他人と気持ちが通じあうのは簡単ではない。

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    投稿日: 2011.04.10
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    不思議な男女4人の温泉旅行を通して それぞれの物語がひとつのストーリーになるというもの。 この手法の本によく出会うような。 人間の残酷さがひたひたと伝わってくる作品。 人は一人だという単位はどこまで行っても変わらないんじゃないだろうか。 それは同じ空間や時間を共有している集合であっても。

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    投稿日: 2011.04.05
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    思ったよりよかった。 この作者は前から気になってた。 4人組の温泉旅行での話 一人一人の抱える闇と、死体の謎。 ひとつの会話ややり取りに、それぞれが感じてたことがずれてるのがわかったりして、構成的にも興味深い作品!

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    投稿日: 2011.03.26
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    2組のカップルが温泉旅行に出掛けます。4人は友達であるはずなのに、打ち解けた感じがしません。それどころか、それぞれのカップルの関係もなんだか冷ややかです。登場人物はみな心に傷を負い、暗い影を引きずっています。だからこそ、4人は無意識に惹かれあってしまうのでしょうか? 西加奈子さんの小説にしては珍しく、全体に暗い色調の語り口になっています。なぞの部分は最期まで明かされることなく、解釈は読者に委ねられます。お終いまでイッキに読ませる構成になっていて、しかも深い余韻のある物語でした。

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    投稿日: 2011.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語冒頭のさわやかな入り方とは裏腹に、非常に息苦しい話。 裏のある理由で互いを求め合う恋人たち。 旅行と言う軸の中での話の流れが、各章ごとに別々の人物の視点から描かれているので、後からつじつまがあったり、逆にこんなこと考えていた上での行動だったのかと驚いたりした。 其々の持つ心の傷から来る心理描写や行動に、納得できる部分はあれど、キャラクターがあまり好きでないと言うか…なぜかあまり共感できなかったかなと思う。 しいて言うならハルナには一番親近感を覚えます。 ナツもアキもトウヤマも自分のことも憎んでいて、とても冷静に分析しながらも、でも一番馬鹿なふりをしてはしゃいで懐くところとか。 母親に電話して、居場所を感じる最後のシーンとか。 おそらくアキとナツ、ハルナとトウヤマはお互いが純粋に好きで求めあっているのでないことを理解して、一緒にいるのだな。 そう言われると、彼らのもつ感情(コンプレックス・寂しさ・代替・惰性etc)と「好き」と言う気持ちの境界はとても曖昧で、何を持って「好き」だとか「愛情」だとかいうのかは、じゃあ一体誰が正解を知っているの、という気持ちにさせられます。

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    投稿日: 2011.02.27
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    これはこれでいいような、でも私の求めてるものとはちがったなあ、というかんじ。 最近、気持ちが沈むような話にうまく向き合えないのはたぶん私の問題。

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    投稿日: 2011.02.27
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    こんな恋愛小説は初めてだった。暗くて静かで、なんだか唐突におわる。2組のカップルはすれ違っているようで、お互いを求めているようでもある。そこに絡む女性と風景。いろいろな描写全てが何かしらの意味を持っていそうで、自分好みの作風ではなかったけれども、再度じっくりと読みたくなった作品だった。

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    投稿日: 2011.02.16
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    水っぽい。「水」気のある雰囲気。 ひとつの出来事をそれぞれの人物の視点からみると…… 読み終わってからもう一回読みたいと思った。

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    投稿日: 2011.02.12
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    それぞれに秘密を抱える二組の恋人。 温泉宿で一夜を過ごす4人だが、翌朝宿の池に死体が浮かぶ。 期待値が高かったからだろうか? 西加奈子の面白みはなかった。が、やはりこの人の感性や 表現力は好きだ。 それにしても、元々好きではない鯉が この小説を読み更に気持ち悪いものになった。

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    投稿日: 2011.02.04
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    とろとろしてる。 けれど、面白く、ない。(スキ、じゃない) 川の流れとか、水に関しての記述が豊か。 同じ場面、同じ時間を各視点で読める展開はすき。 でも。 とろりとした感情、緩慢な動き、怠惰な何物にも動かされない。 現代人の感性がこれだ、といわれたら確実に戸惑う。 繊細な男女?そんな陳腐な言葉いらない。 小説でしか生きられない人物たちの物語。

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    投稿日: 2011.01.25
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    読み終えてから、しばらくの間ぼうっとしてしまう。錦鯉が頭の中でぽちゃりと跳ねる、それくらいに物語の余韻が続く。久しぶりにガツンときた小説で、もう1度時間を置いてじっくり熟成させて読みたい。

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    投稿日: 2011.01.24
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    サスペンス?多分私は、この本の良さを理解できていない。深い 20150906 久しぶりに読んだ というよりは、読んだことを忘れていた でも、どこかで似た話を読んだ気がしていた 昔よりわかるようになったみたい

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    投稿日: 2011.01.22
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    ナツ、トウヤマ、ハルナ、アキオの四人で温泉旅行へ行く。その温泉旅行のことが四人それぞれの視点で語られている。時々、四人とは違う人も出てくる。その人たちが現われてからが面白い。 暗いけど綺麗。どうなるのか気になるけど、読み進めるのが怖かった。 結論はハッキリしないけど、このモヤモヤした感じが心地よかった。

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    投稿日: 2011.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2時間かそこらで一気読み。 時折、背筋がぞくぞくするのを感じた。 表紙の可愛さからは想像もつかないようなストーリーなのだ。 それもまた魅力の一つではあるのだけれど。 ナツ、トウヤマ、ハルナ、アキオ。 4人それぞれが抱える秘密が、章を追って次第に紐解かれていく。 自らの回想から、また、他のメンバーの視点から。 以下、ネタばれ↓ ------------------------------ 具体的に言うと、 薬を盛られている女、ババコンの男、 「美」に執着する女、弱い者を愛する男の4人が、 嫉妬し合ったり自分のコンプレックスと向き合ったりする話。 暗く重苦しい。 自分の要求を満たすためのエゴイスティックな恋愛。 相手そのものを見ていない。 それぞれが持つ歪みと上手く向き合うことができたら いずれもっと違った恋愛ができるんじゃないかな。 そして、ちょうどそのターニングポイントに 来たところまでが描かれている。 トウヤマはアキオに話すことで何かが変わるだろう。 ハルナはトウヤマと別れ、母との新たな関係を作り出していくだろう。 アキオは持病(?)が治ったことで、求めていたものを手に入れられるだろう。 そしてナツは薬から解放されるはず。 この夜、1人が死に 4人は一歩、前へと進んだ。 勝手ながらそう結論付けることにする。 それにしても、私たちは思ったより相手の心情を読み取れないものらしい。

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    投稿日: 2011.01.17
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    物語の途中で、ミステリー小説だったことに気づいて驚いた。構成もキャラ設定も、タイトルもすべて旨いとしか言いようがなかった。この方の小説からは、いつもガツンといいショックを受ける。

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    投稿日: 2011.01.17
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    10/12/30読了 良く分からなかった。何を書きたかったのか、どうしてこういう書き方にしたのか。これが今年最後に読んだ本。

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    投稿日: 2010.12.30