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平凡すぎて殺される
平凡すぎて殺される
クイーム・マクドネル、青木悦子/東京創元社
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総合評価

18件)
3.1
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8
3
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    そのうち面白くなるはずとがんばって読もうとしたけど、どうにも進まず、途中でリタイア。 元々なのか翻訳のせいなのかわからないけど、とにかく文章がまわりくどくて読みづらかった。

    2
    投稿日: 2025.07.21
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    ギャングのおじいちゃんの死にたまたま居合わせたために、ギャングから狙われる羽目になったポール。どうやって逃げ切るか… ところどころジョークが入ってくるんだけど、クスリとする系のジョークで、メインは逃亡劇。一緒に逃げてくれる看護師とのロマンスもほんのりで、読み始めると夢中になって読める本だった。

    8
    投稿日: 2025.07.19
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    28歳のポールは、どこにでもある顔立ちで、取り柄もやる気も特にない。 その平凡さが仇となり…? ホームの老人達を訪問して、ポールを身内と思い込んだ彼らを慰める日々を送ってました。 ところが、ある日、敵と間違えられて、ほぼ寝たきりの老人に襲われてしまう。しかも、その噂は広まり…? 気立ては悪くないのにね~。 ただの人違いなのに、大騒動が始まります。 ぽんぽんと弾む文章で進むユーモア・ミステリ。 言及がわかるとニヤッとするけど~わからないのももちろんアリ。 読後感も悪くはないけど、☆は平凡な?三つね(笑)

    25
    投稿日: 2025.03.12
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    このところ、若干、自分が何を読みたいのかわからなくなり、ネットで拾ったおすすめリストを試してみることにした。 おもしろいかなーと選んでみたのが、ダブリンが舞台というミステリー。紹介文からはコージーっぽい印象を受けた。 翻訳者は自身が読んでそのおもしろさに高揚し、出版社に翻訳企画を持ち込んだという。 帯には 「このミステリ、面白すぎる!!」――翻訳者・編集者・校正者 人違いがきっかけで命を狙われた青年の運命は? 読み出したら止まらないノンストップ・ミステリ そりゃおもしろいかと思うじゃないですか。 主人公ポールはアイルランド・ダブリンに住む、平凡な容姿の青年ポール。この平凡な容姿のせいで、他人に「いつかどこかで知っていた人」と思われがち。わけあって無職。入院中の老人の息子や甥っ子・孫の身代わりとして話し相手を務める日々。 ところがある日、そうして話し相手をしていた老人から、誰かと間違われて刺されてしまう。そのうえ、その老人が目の前で死んでしまった。どうやら老人はとある事件を起こした有名なギャングだったらしい。ポールは誰かと間違われたまま、爆弾で命を狙われる羽目に。もうこうなったら老人が関わった事件の真相を解明するしかない。事件のきっかけともなった看護師ブリジットとともに、決死の逃避行をしつつ、にわか探偵となる。 あらすじはなかなかおもしろそうなのだが。 これがなかなか難物だった。500ページ弱、そこそこ長い。 著者はエンタメに造詣の深い人のようで、種々、文芸作品や映像作品ネタを突っ込んでくるのだが、これがあまりおもしろくないのだ。 例えば、J.アーヴィングの『ガープの世界』のとあるエピソードに触れる下りがあるのだが。主人公ガープの奥さんが不倫をする。不倫相手と車中でことに及んでいたときに、ガープの車が突っ込んできて大惨事に、というエピソードである。これを受けたジョークがあるのだが、大して丁寧な説明はない。ほら、あのシーン、わかるでしょ、という匂わせのみである。映画なり小説なりで『ガープの世界』に触れた人ならわかるだろうが(何せエピソードが強烈なので)、そうでなければ意味がわからないだろう。が、それがストーリーに大きく影響するというほどではない。そのために『ガープの世界』を一から読むかと言えば、たいていの人はそこまでしないはずだ。何となく腑に落ちないまま読み進めることになる。 会話も軽妙なのかもしれないが、外国のギャグはむずかしいのだ。往々にして他国人にはちんぷんかんぷんなことも多く、いつでも笑えるとは限らない。ダジャレみたいなものは翻訳で捕捉説明されると逆に白けてしまうし。時事ネタを出されてわからないことも多い。 著者は現役コメディアンらしく、そういわれればそうかな、と思うが、当然ながら、それを知ったから笑えるというものでもない。 著者と感性が近い人、同じ文化背景を持つ人、笑いのツボが似ている人ならどんどん乗れて、ノンストップで楽しいのかもしれない。そうでなければ、このジョーク、このくすぐりはどういう意味なのか?といちいち引っ掛かって、居心地が悪い。 登場人物たちも特に魅力があったり、逆にひどく悪すぎたりするわけでもない。事件自体もそれほどおもしろい展開には思えない。 何だか親戚のおじさんが、おやじギャグまみれで自分の知らない人の噂話を延々としてくるみたいな感じ・・・? 続編も刊行され、本作以外に邦訳されているものもあるというし、駄作ではないのだろう。 というか、乗れる人は乗れる、ということなのだろう。 残念、私はダメだった。

    10
    投稿日: 2024.12.09
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    まあまあかな。イギリス流の過剰なギャグ満載の筆致は、個人的には重く感じる。もう少し人物描写とかしてくれたら良かったかと思う。平凡すぎる顔のことがあまり話に関係してないのはなぜか?

    0
    投稿日: 2024.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    彼らのジョークがわからない部分があったり、元ネタがわからないので、本当はもっと面白いんだろうなと思いながら読み飛ばしました。 癖のある言い回しや文章に慣れれば映画の中のようなストーリーを楽しめるのではないかなと思いました。 個人的にはバニーがなかなかいい味を出してました。

    2
    投稿日: 2024.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    痴呆の老人に誰かと間違えられたために命を狙われる。 設定も登場人物もなかなかいいと思うのだが、まずは文章が今一つ。作者は現役コメディアンとのことでいろいろ面白い文章が入っているのかもしれないが(翻訳の影響もあるかもしれないが)何を言いたいかわかりにくい文章がところどころ出てくる。話し手も何人も入れ替わっているがその必要はあるのだろうか。最後もかなりあっけない。 ちょっと残念だったが、もともと3部作の予定がすでに5作刊行ということでこれから面白くなる? 次作も翻訳されているようなので読んでみるか。

    0
    投稿日: 2024.08.01
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    いわゆるクローズドミステリー的「公権力に解決を委任できない」状況を主人公の境遇とイベントのスピード感で無理やり創出する思い切りのいい構成が好き。会話のユーモアも個人的にはツボだけど、たしかにスタンドアップコメディ的センスな気もするので、ここは個人的な好みもかなり入っていると思う。 ただ、申し訳ないけどあまりにも青木氏の訳がひどい。主述関係が不明な文章が多いし、総じて日本語として汚い。せっかくのテンポの良さを殺していると思う。 シリーズもののようなので、手に入ったら原書で読もうと思った。

    5
    投稿日: 2024.05.29
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    これといって特徴のない平凡な青年ポール。 彼はそれを逆手に取って 老人ホームで認知症の気のある利用者たちの つかのまの「記憶の知人」になりすまして 話し相手になっている。 ところがある日、初めて話をした老人が 突然彼を誰かと間違えて襲ってきた! うーん。 怪我をしたまま身の危険を感じて その場にいた看護スタッフのブリジットと 街を逃げ回るうちに どうもその老人が過去の事件に関わってて その秘密をポールに漏らしたと思われたせいで 犯罪組織のボスに追われていることが わかっていくのですが。 わりと緩急のリズムがあって それとちょっと波長が合わせられなかった〜。 でも、途中で匿ってくれた老人が 実はポールが孫のふりをしてるって知った上で あえてだまされたまま協力してくれるのとか いいエピソードもあったわ。

    0
    投稿日: 2024.03.10
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    この小説のリズムに慣れるまで時間がかかった。 ちょっとしたジョークの応酬やクセのある登場人物の振る舞い、それと名前多すぎ問題で途中で誰が誰やら、中盤まではそんな感じで戻って読み直すことも多々ありましたが、慣れてからは一気に読みました。 アイルランド小説の王道を知らないだけに急展開も楽しめたし、登場人物のクセも楽しめた。

    2
    投稿日: 2023.05.26
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    主人公は世を拗ね訳あってケチケチ生活をしている青年ポール、そのポールに見舞客の無い老人の話し相手を依頼した看護師のブリジット。その老人は…(ネタバレになるから言えないが)で、ポールは命を狙われることになり、ブリジットと2人逃げながら解決策を探っていく。 ユーモラスでシニカルなストーリー展開、しつこいくらいウィットに富んだ会話、ジョーク、例え。文章に慣れるまで時間がかかった。全体はミステリーなのに、一つ一つの場面ではコメディ的で、悲壮感が無 く慣れてしまえば読みやすい。登場人物がみんなそれぞれキャラクターが立っていて個性的で面白い。

    0
    投稿日: 2022.11.30
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    寝たきり状態の老人に人違いで襲撃されたがために、命を狙われるハメになった主人公の逃亡と真実の追求への顛末を描いた物語。だんだん「こういう文章か」というクセに慣れたら、個性あるキャラクタにも愛着がわいてそれなりに楽しめました。 ただ万人向けかというとどうでしょう…。(アイルランド)ローカルネタ多めなユーモア、映像畑出身だからか目で見て想像できるように比喩や装飾性を多めに描いたキャラクタの外見や行動など、結構な独特のクセがあり、それがそのまま文章量の多さにつながってもいるので、「逃亡劇」のわりにはさほどのスピード感を感じられなかったように思えました。 ただ主人公と看護師の、厳しい現実と立ち向かいながら自分たちなりに前を向いて頑張っているそれぞれのキャラクタ性や、彼の幼なじみの粗暴な警官や訪問先の老女など、知人たちにもいとおしい魅力を感じたので、また違うお話で出会ってみたいな、とは私は思いました。

    2
    投稿日: 2022.07.26
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     翻訳までされる海外のユーモア・ミステリーは、たいてい外れがない。しかも本書は翻訳者が原書で読んで、いたく気に入ったための持ち込み企画作品だそうだ。さればこそと読者側からの期待値も込めてしまう。無論ただものではないはずだ、と。  しかし出だしを読んでゆくにつれ、少し後悔の念が。ぼくの場合、食べ合わせがよくなかったのかもしれない。ルースルンドの『三日間の隔絶』、ウィンズロウの『業火の市』といった超ド級のシリアス・アクション大作ニ作の読後だったので、この本を読み始めた途端、思わず膝が砕けそうになった。そこら辺にいる人たち皆にこの本を読ませたら、吉本興業の公演のお笑い芸人たちみたいにどどどっと、倒れちゃうんじゃないだろうか。それも何度も。  タイトルから既に気が付くべきだった。何しろ『平凡すぎて殺される』だもの。帯には「このミステリ面白すぎる!!」とうたい文句。面白いとは、そういう方向の(つまりユーモアの)面白さだったのか。やられた! そう、本書はミステリーの内容を持ったユーモア小説である。  主人公は特に何のとりえもない地味ぃ~な青年。無職なので日銭を得るために病院でして老人患者たちの介護をしているというどうも頼りない男なのだが、いきなり事件が起こる。死にかけた老人にナイフで襲われ怪我を負ってしまうのだ。老人は実はやくざの親玉で、彼を襲った直後に死んでしまう。と同時に主人公は命を狙われ始め、行動も口も達者な看護婦がそれを救い出す。老人の正体は誰だったのか? これが本書を貫く謎の肝となる。  ぼくの場合前半は、登場人物が次々増えてくる様子や、小さなギャグのために割かれるページが多いことに、しばしの間慣れることができなくて、実は苦労したのだが、徐々にこの作品の持ち味としてのユーモアに馴染みができて頭に入ってくるようになってからは、急速にページがめくられてゆくようになった。そう、本書は笑って面白く読まなければいけなかったんだ。「このミステリ面白すぎる!!」なんだから、とこの辺りでようやく気づいたわけなのさ。  逆にそうなると後半部で、練りに練られた仕掛けや錯綜した人間関係図、それらを整理してゆく二人の素人探偵と、彼らを助ける定年間際の刑事、との主役トリオの役割や、敵・味方・脇役のそれぞれの人間関係が明らかになってゆくとともに、面白さと比例して読書速度は一気にスピードアップした。  巧い仕掛けに満ちたミステリーだな、と読後感はすっきり。アイルランド作家によるダブリンを舞台にしたミステリーで、作者がTVの放送作家かつコメディアン出身という裏事情も興味深い。同じアイリッシュ作家でも、IRA健在の時期の危険極まりないキャリックファーガスという北アイルランドの田舎町を描き続けているエイドリアン・マッキンティとの毛色の違いは甚だしい。読み比べても意味がないだろうし。  本作はシリーズ化されているそうである。二作目も出るなら読もうかどうか迷ってしまいそうだが、この主人公の今後も気になる。そう。シリーズに甘い読者なのだよ、ぼくは。

    8
    投稿日: 2022.07.16
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    著者が現役のコメディアンとあってか、回りくどく皮肉めいた言い回しの乱用に馴染めず、序盤は読み進めるのに苦戦したが、登場人物のキャラクターがしっかりと立っているので、慣れると俄然面白くなる。コメディとシリアスのバランスも中々良い塩梅。今作が小説デビュー作でもあるようで、粗さは幾らか目に付くが、概ね楽しめた。但し、ポールの過去はもっと仔細に描いて欲しかったかな。訳者が今作に惚れ込んで自ら出版社に企画を持ち込んだらしいが、もう少し小慣れた翻訳にはならなかったのだろうか。原文に忠実だというなら仕方ないのだけれど。

    1
    投稿日: 2022.04.26
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    平凡すぎる顔を活かして他人のふりをしながら老人の話し相手をする慈善活動をする青年ポールが30年前の誘拐事件に巻き込まれ命を狙われる話。登場人物多すぎ、下ネタ多すぎでちょっと読むのが大変だったかな。→ ドタバタコメディが好きな人や、映画や海外ドラマが好きな人ならハマるのかもやけど、どちらもあまり見ない私には作中のたとえ話もピンとこなくて想像が難しかった……。 映像化したら面白いんかもやけど、小説の映像化は好きではない私とは相性が良くなかったのかな。

    1
    投稿日: 2022.04.18
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    コメディー要素が強いなぁと読んでいたら、著者は執筆当時現役のコメディアンだったとか。重苦しくないのは好感だが、もう少し読み易くならなかったものか。シリーズとして発表されているようだが、バニー部長刑事が気に入ったので活躍してほしい。

    0
    投稿日: 2022.04.07
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    『キル・ビル』だったかなんだったか、初めてクエンティン・タランティーノの映画を見たとき、ついていけないものを感じて、ひるんでしまった。 大人気で、大絶賛されている人だが、どこに面白みを感じていいやらわからない。 彼と、彼の作品に惚れ込む人々が大勢いるが、どこがいいのかよくわからない。 『平凡すぎて殺される』を読み始めて、私が感じたことは、これとよく似ている。 ポール・マルクローンは、アイルランド、ダブリンに住む28歳の男性である。 彼は『特別なところがなにもない』(17頁)顔をしていた。 顔だけではない。 『身長五フィート九インチ、青い目、茶色の髪。その完全なる平凡さこそが肝心だったのだ。』(18頁) 彼は、その平凡さを生かして、あるボランティアをしている。 読者は、まずいきなりそのボランティアが何なのかを読み解かなければならない。 しかも、彼は、そのボランティアをどれくらいの時間したかという記録書に、しつこくこだわる。 この本について、ノンストップ・ミステリーと呼ぶ人がいるが、そのとおりだ。 なぜ? どうして? なにが起こった?  なんでこうなった?! 次から次へと謎が出てくる。 さあ、頭を使って、読もう! ノンストップで読める人も多くいたらしい。 けれども、私はしょっちゅう止まってしまった。 読み慣れないスタイルに、日頃とはちょっと違うところの頭を使う必要があって、読んでいて疲れるのだ。 どこがどう面白いのかなあ? わかる時がくるかなあ? しかしである。 読み進めるうちに、つかめた時があった。 これは、あれと似ている。 ショーン・ダフィ・シリーズと!! シリーズの作者、エイドリアン・マッキンティは、北アイルランド出身だ。 そして、この『平凡すぎて殺される』の作者は、アイルランド人だ。 なににつけ一過言あり、自分と周りをくさし皮肉るこのスタイルは、アイルランドの特徴なのかもしれない。 作者クイーム・マクドネルは、今でこそ専業作家だが、もとはスタンダップ・コメディアンだった。 テレビの放送作家でもあった。 この『平凡すぎて殺される』が彼の長編デビュー作だ。 そして、ダブリン・三部作(トリロジー)と名付けられたシリーズの第一作になる。 三部作の続きは順調に書かれ、シリーズは5作(!)となった。 さらには、スピンオフのシリーズも出来している。 作者と読者の熱意が生み出した結果と言えるだろう。 私にとって、最初の印象からしたら嘘のようだが、面白かった。 信じられないことに、続きが読みたくなった。 主人公のポール、看護師のブリジット、スチュアート刑事、ウィルソン刑事、仕事熱心なシンハ医師、けったいな男バニー・マガリー、・・・・・・ アクの強い面々の物語を、さらに知りたくなったのだ。 はやく続きが読みたい! という人がいることに、始めは信じられなかったが――こんなんせいぜいこの1冊で十分すぎるだろうと思っていたのだが――今は同意する。 三部作の、つづく2作――いや4作を、私も読みたい。 はまる人ははまる。惚れ込む物語である。 追記:タランティーノについては、相変わらず、よくわからない。

    0
    投稿日: 2022.03.22
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    28歳のポールの特徴は“平凡すぎる”顔だ。病院を慰問し、彼を自分の身内と思いこんだ老人たちを癒す日々を送っている。ある日、末期ガンの老人を見舞うと、錯乱した彼に誰かと間違えられてナイフで刺されてしまう。その患者は悪名高い犯罪者で、ある有名な誘拐事件の関係者だった。警察に衝撃が走る一方、ポールはさらに爆弾で命を狙われた。身を守るには逃げながら誘拐事件の真相を探るしかない。巧みな構成が光るノンストップ・ミステリ! アイルランドつながりで、新刊本を読んでみた。つかみはOKだが、後半ややとっ散らかった感じ。映画がらみの言及が楽しい。スティーブン・セガール・マラソン、最高です。

    2
    投稿日: 2022.02.26