
総合評価
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powered by ブクログゆっくり読み進めていくと、何だか、ばななさんのゆったりとした、文体に慣れてきたし、共感できる部分もたくさんあった。 人が人を好きになったり離れたりするプロセスを俯瞰的に言語化していた。 「人はあるとき欲情し、あるときはそれをすっかり忘れ、あるときはしっとりした気持ちになり、あるときは気まぐれになる。」 その全部を足したのが、「いま」なだけ。 「長くいることで「愛」が生まれる。それはぎゅっとつかんだり、概念を論じ始めたら消えてしまうもの。」
0投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ本っ当に良い本だった… あたたか〜い、優しい本 あとがきで「『デッドエンドの思い出』がひとつの到達点だった。」とあって、確かに分かる! ばななさんの本はざっくり10冊ほど読んだけど、デッドエンドの思い出は格別に良かった そして、この本はそれを超える良さがあったと思う 表題の「ミトンとふびん」よりも、私には「SINSIN AND THE MOUSE」がぶっささりました 読んでる間、ずっと目が熱くてじわじわした 優しい、あまりにも優しすぎる 「カロンテ」、「珊瑚のリング」も良かった その本を通して読者に1番伝えたいことって、たいてい物語のクライマックスって持ってくるじゃないですか ばななさんの本は、そういうのを終盤に限らず途中のいろんなところで、それもたくさん伝えてくれてると思う 人生における大切なことを、さりげなく、数箇所で。 手元に置いて、また読み返したい本だなあ
20投稿日: 2025.12.25
powered by ブクログめっっちゃよかった。好きすぎた。 多分一生、何度読んでもこの瑞々しさは変わらない。 図書館で借りたけど、本屋さんで買う。 今後人生で何回も読み返すことになるだろう、この作品に、2025年クリスマスイブに、出会えてよかった。 さりげなくて、軽くて、熱くて、 これが人生だと思わせてくれる。 いつも緩急の強い作品ばかり読んでいると、 本により刺激を求めがちになったりするけれど この作品はなんというか… 愛のかたまりだ。 どの章も、大好きすぎて選べない。 辛い時に読むと癒されて元気が出る本は いくつかあるけれど、 幸せな時に読んでも癒されるって、 あまり出会ったことがないかも。
32投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分が死んでしまうとき、心配して驚いてくれる人の顔が想像できることが自信なんだ、どんな占いよりもいいってことがすごく救われた。 「目盛りはなるべくいつも真ん中に。情けは決して忘れず。」 「突き詰めすぎるのは良くない」 ささりました。最近、その人を手に入れることはできなくて、理想やこうしなければというものを手放したいと思っていたのですごく心に残った。 SINSIN AND THE HOUSEを読んで涙が自然と流れてきた。 珊瑚のリングも同じで、すごく深みがあった。 自分と周りの人とお別れすることについて、自分はまだ飲み込めきれてないのでまた読み返したい。それでも今感じたことを忘れないようにしたい。
0投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログ図書館のおすすめコーナーで手に取った本。 エッセイと思ったら小説だった。 短篇集って忙しい日々と相性いいね。 ストーリーが進まないのがすごく良かった。誰がこうしてその時こうなってこう。みたいな話じゃなくて、過去にこういうことがあって、その時はこう感じて、だからこそ今はこう感じてる、みたいな、出来事のお話じゃなくて、内面の反芻というか。日常の中の非日常。安っぽい言葉になるけど、誰にでも事情があって、それをもって生きていくんだよね。 死に接するというか、向き合うような、お話したち。 なんとなく母子家庭の登場人物が多くて共感というか、それ特有の、私がよく知る空気感あったなー。 母子家庭の話とはまた別だけど、現時点での仲の良い悪いに関わらず、母の死というのはとてつもない喪失感なんだろうな。 遺品整理を愛をもってしっかりできるというのは、お互いにとって贅沢なのかもしれない。そうしたいし、そうしてほしいとは思うけど、なかなか難しいよな。 異国の情景と、友達の描写も素敵で好き。
1投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログ死んだ者と生きる者 両極端ではあるが、表裏一体だと感じました。 死んだ者はどこへ行くんだろう。 この本を読み亡き父を思い出しました。 確かにあった生活が懐かしくなり、もう会えないと少し悲しくなりました。 "これからどれだけの夜を二人で過ごせるだろう" この言葉が救いであり希望であり愛である。
1投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログ大切な人が亡くなっても、時間はいつも通り流れて、いつも通り生き続けなあかんのって辛すぎる。やけど、みんなそれを乗り越えて生きていくんやなーーーー吉本ばななの本って起承転結が激しい内容じゃないのに、どんどん読めて、心に沁みる
1投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ大切な人の死など、癒えることのない気持ちを抱えながら生きていく人の短編集。どんなに泣いても、もうこの世の終わりだと思うほどの悲しみに呑まれても、それでも生きていけちゃうから人間って強いな、と思った。 あとがきの、吉本ばななさんが言葉が良い。 「なんということもない話。 たいしたことは起こらない。 登場人物それぞれに、それなりに傷はある。 しかし彼らはただ人生を眺めているだけ。」
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ大切な誰かを失った時、すごく悲しくて苦しいけれど、 その人との想い出を胸に少しずつ進む勇気を感じました。 何気ない日常の中で、優しく包んで背中をさすって、 最後にぽんと押し出してくれるような温かいお話ばかりでした。
0投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログなんということもない話。 大したことは起こらない。 登場人物それぞれにそれなりに傷はある。 しかし彼らはただ人生を眺めているだけ。 (あとがき抜粋)
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ死と向き合う人の場面はやはりつらいものがあったけど、人生と向き合おうとすると、1番怖いものは死だった。だから日常で不安になることは、意外とそれほど大丈夫なんだよ、と自分に対して言いたくなった。読後1番に思ったこと。あと「情け嶋」が1番好き。
0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何も起こらない日常を彼女特有の透明感のある表現力で彩っている。心を落ち着かせたい時に読むといいのかもしれない。
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ「むちゃくちゃ染みる」と朝井リョウが本ツイで絶賛していた本。 図書館で単行本を借りたのだが、装画の美しさにまず惹かれた。 単行本だが、見慣れない正方形に近いサイズ感もありすごく可愛らしい見た目。 短編集で、どの主人公も何かしら痛みを抱えており、旅先での出来事や出会いが中心に描かれている。 金沢、台北、ヘルシンキ、ローマ、八丈島…。 旅先って非日常感があり、リアルなんだけど普段の生活から離れているからこそ気付くこともあって、そういう感じが上手く描かれていると思った。 そして、それらを通して主人公視点で語られる言葉の一つひとつがとても温かい。 一冊の中で、いいなと思える言葉に必ず出会えると思う。 立場や状況は違っても、自分に寄り添ってくれるような言葉、共感したくなる言葉がそこかしこに出てきて、普段はそんなことしないのだが付箋を貼って読みたいような、でもそんな野暮なことをするよりも、また読み返してその時々で心に残る言葉を探したいような、そんな気持ちになる本だった。 「私たちはまだ三十代で、これから世界中のどこにでもいけそうな気持ちでいる/いた。それは確かなことではあるけれど、今いる場所にいつのまにか根が生えてしまって、土の中に深く張っていって、動こうとしても動きにくくなるであろうことが予想できる、そういう年齢でもあった。ちょっと植えかえてみたいとか、違う土の中で自分がどう育つか見たいとか、そんなことを思う時期。」(カロンテ)
1投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ吉本ばななさんの言葉たちは時に鋭くやわらかくどんなときに読んでも心の臓にじんわり沁み入る。表題の「ミトンとふびん」がこの短編集を代表しているのは人間がミトンのあたたかさを感じるには、同時にどうしようもなくふびんである自分を認めることにも繋がるからかなと全編を通して思った。今がふびんだからこそ希望があるんじゃないかと思えるような、哀しくて優しいひとたちの人生の一片を垣間見る体験だった。なんだか答え合わせみたいにぴったりと思考のピースを埋めるフレーズの連続で、この先も何度も読み返すことになるだろうと思った。ところで吉本ばななさんの描く素敵な男の子像がマジ完璧すぎて毎回ときめきが残るんですよね。今ここに実在して私のために言葉を尽くしてほしすぎ。
10投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ吉本ばななさん、子供目線の本が多くて苦手モードだったけど、地元が出てくると知り、読んだらすごく大人の一瞬の気持ちが重なっていくお話だった。ゆったりゆったり癒されていく。いいこともずるいことも全部あって人生。
0投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログしんとした静けさの中に頭や心に唐突に悲しくて寂しくて切ない感情が駆け巡ってきて、それでも今を生きている登場人物たちの人生をとても尊く思いました
0投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ亡くなった人の影が、日常にちらつく。それでも生きて行く。悲しさだけではないものを思い出しながら。一人の時間、他者との時間の中で、生を感じて、それでも生きて行く。がんばる訳ではない。ただ、自然に身を任せて。 肩の力を抜いて、呼吸をゆっくりしながら読める心地の良い短編集だった。
0投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ出版区で朝井リョウさんがずっと本棚にいて欲しい本といっていたので図書館で借りてきた。6つの短編集。身近な人の死への喪失感と旅がテーマになっていて読了後にふんわりとした気持ちになれた。人の死は必ず訪れる。 残されたものは少しずつ光を取り戻していく。 どんなに悲しくても人はその人への想いを抱きながら前に進んでいくんだなと。 すごく素敵な本でした わたしの本棚にもいて欲しい1冊となりました。
11投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ短編だけれど、読後の余韻も心地よい 人は弱いけれどそこが魅力で、違うから、分かり合えないからこそ、分かり合おうとする行程にかけがえのないものがあるんだよ…と一緒に歩んでくれる暖かい作品集だった
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
走馬灯みたいに情景が流れていく感覚だった。特に海外で過ごす場面の描写は読んでいて夢の中にいるような浮遊感、居心地の良さを感じた ミトンとふびんは刺さる描写が多すぎたので自分用に残しておく 彼に言いたいことがある。横顔を見上げる。 つたない言葉でいっしょうけんめい、言おうとする。 風に言葉がまぎれて、うまく届かない。いや、違うんだ。どんなに言葉を紡いでも、この気持ちは伝えられないのだと思う。 言葉に変えられるような思いではなかった。 そしてこの状況を知っていると思う。 昔知っていた歌だ。よく口ずさんでいた歌だ。 でも、思い出せない。 風に髪の毛がなびいて、いろんなことが散っていく。 そして私は気持ちだけになる。幽霊みたいに、気持ちだけの存在に。私は大きく広がっていき、世界を覆うほどの大きさになりそうなくらい。 特にこんなに遠い異国にいると、私の日常なんて幻だったのだなとすぐに思えてくる。あんなに丹念によく作り上げたな、あんな砂の城のようなものを。 感心してしまう。砂の城の窓の枠のサッシや、トイレの床までしっかり作り上げたくらいの感じで、私にはそんな創造力があったんだと。 夏に死ぬ。 予言のように響いたその言葉は私の魂に一瞬、夏の陽ざしを呼び起こした。 ビルの谷間を照らす弱々しい今の光ではなく、かっと熱い、なにもかもを浄化するような強烈な光。 未来から照らしてくるその小さな光が、たとえ死の匂いがしても一瞬灯台の明かりのように私を照らした。そんなときまでいっしょにいられたらどんなに嬉しいだろうと。 夏になって暑い陽ざしにさらされるようになったらきっとこの国のことをみんな夢だったと思うだろう、それと同じように。 ここにないものを思うことを私たちの「体」は決してしない。心だけが幽霊のようにあちこちをさまよっている。 「私は、もう少しパパにいてほしかった。だって私にしてみたら、急にあんな極端な価値観の世界と向き合わざるをえなくなり、毎日が全く穏やかじゃなかったから。ふつうに、あっちがだめならこっちにねだろう、みたいな感じで過ごしたかったし、緩衝材のない世界にいたくなかったし、とにかくパパと暮らしたかった。」 ふたりしかいない、ぽつんと世界で手をつないで立っている。すがりつきあうのはおっかないから、ちょっと暗い気持ちでそれぞれがただ前を見てそこにいる。 そんな中で少しずつ、生活というものをしていった。だれもそれを見守ってくれる人はいなかった。 「ごめんなさい。ママ、だから、ずっと死なないでね。反対し終えるまで、生きててね。」 私の口から、なぜその言葉が出たのだろう。 母はそのとき、疲れやすいとは言っていたが、まだパートで接客業をして働いていたし、病気でさえなかったのに。 「死なないわよ。大丈夫よ。」 母の声はぞっとするほど真剣だった。 私たちは、心の奥底の遠いどこか宇宙みたいなところで、わかっていたのだろう。 親の死、そして幼い弟の自死とか身体の失われた(機能しない)部分についてとか、とにかく暗いものを共有していてずっと死の気配に包まれているような二人なので、冒頭の夢の中で二人並んで海辺を歩くところとか旅行先のレストランで涙する辺りとか、多幸感がじんわりと広がっていくような描写は読んでいて一層切なさを加速させるように思う
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこの本は身近な人の死を経験した人の旅や体験が主題となって書かれている作品だった。 自分はまだ身近な人の死を経験した数が少なく当たり前のように明日が来て同じ人と話すことが出来ると思っているからこそいつか来る別れは恐ろしく何気ない日々は儚いものだと思った。 また自分の若さゆえ完全には共感したり心に響いたりはしなかったため歳を重ねくり返し読めるように手元に置いておきたいそんな1冊だった。
12投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ何気ない短い話が6つ。もう忘れてしまってる「キッチン」はもっと瑞々しかった気がする。でもそれは悪いことではなく、落ち着いた「大人の物語」と言える。当時人物達は心に傷を負いそれでも生きていくという力まない感じなのが心地よい。
0投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ特別に物語として起伏をつけるわけでもなく普通の生活が普通に描かれている。それが自分にとってどうなるのかだとか、得た教訓はなんだとか、そういうものが無くても読んでよかったと思える本だった。 こういう普通な雰囲気を文章に漂わせる表現が上手な人だよね、よしもとばななって。
2投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログふっと息を吐くように 肩から力が抜けていくように 魔法のような安心感と静けさを与えてくれる一冊。 あとがきでばななさんご本人が記されていた 「読んだ人は癒やされたことにさえあまり気づかない」という一文が この小説を表すにはぴったりだった。 旅先での、靄に溶けていくような、淡い夢のような記憶。 ぽつんと浮かんでくる誰かの印象。 亡くなった母と、勝手に回復していく心。 お土産を選ぶことでわかる、家族のいる幸せ。 決して本当には分かり合えることはない、人間同士のはかない繋がり。 もう送るあてのない写真を撮るための穏やかな瞬間。 東京よりも少しゆっくりと街を歩いていく、異国の人々。 人が意志を持ってそっとしておいてくれることの安心感。 言葉に変えられるような思い出はなく、 気持ちだけの存在になる私。 互いのためにつくられたような人だと思える相手。 心の弱っている時に、芸術や才能に改めて気付ける、そんなことが唯一の良いことであること。 愛は戦いじゃない。奪うものでもない。 そこにあるものだと教えてくれる。 悲しみを抱えた登場人物たちの心の傷跡は、大きさや形、深さも様々だ。 この本を手にする私たち自身も、自分だけの傷を持ち、その傷を癒しながら生きている。 誰かの心がチリチリと痛む様、その心の回復やどこかに向かっていく様を見続けていると、自分にしかわからないもので自分は成り立っていることに気がつく。 寄り添ってくれる小説というのはこういうものなのかもしれない。 ミントの香りが漂うようなばななさんの文章は、清々しさとわずかな痛みを伴って、私たちの気持ちに溶けていくのだろう。
19投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログよしもとばななっぽい読みやすい感じの恋愛短編集の小説やった。 子宮摘出したからもう子供産まれへんカップルとか、友達が交通事故で亡くなったあとに遺品を友達の彼氏に渡しに行く話とか、離婚してゲイの友達カップルと仲良く過ごしてる話とかちょっとしんみりした話が多かった。
0投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログ読解力不足なのか・・・悲しい別れは人は生きていれば何度も経験する。それは分かってて覚悟の上に生きている。何を伝えたかったのだろうか?
0投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ吉本ばななさんの本を初めて読みました。 言葉選びがすごく好きだなあと。 あとがきまでしっかり読んでしばらく余韻に 浸ろうと思います。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ第58回谷崎潤一郎賞受賞作 悲しみが小さな幸せに変わるまでを描く6つの短編集。 共通するのは旅をしていること、そして登場人物がそれぞれに喪失感をかかえています。 しんみりする物語だったけれど、誰もが経験しうる喪失感を、やり過ごすことなく悲しみをしのぐ様子がよく伝わってきました。非日常の旅の体験が救われる気持ちにもなって、読み終えて悲しみは希望に変わりました。 吉本ばななさんの文章は心に刺さります。
22投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログあとがきから 「そこにはどこから感じられるのかさえわからない魔法のかかった奇妙な深みがあり、いつかどこかで誰かの心を癒す。しかし読んだ人は癒されたことにさえあまり気づかない。あれ?読んだら少しだけ心が静かになった。生きやすくなった。息がしやすい。あの小説のせいかな?まさかね。そんな感じがいい。」 なんか本当にそんな気がする。 読んだ後から後から、「人生ってこんな感じだよね。」って、色々なことに納得がいくというか。 短編集で、章ごとに色んな場所への「旅行」もテーマになっていて、金沢、台北、ヘルシンキ、ローマ、香港、八丈島が登場するのだけれど、今1番行きたくなったのは八丈島!いつか行ってみたいな〜。 苦しいことや辛いことに対して、「苦しい、苦しい、辛い、辛い」って無限ループで考えない。その中でも自分にまだ残っている幸せの瞬間を感じ取る力を持つこと。そんな事を教えてくれている気がするなぁ。これは綺麗事なのか。口で言うのは簡単なのか。そうかもしれないけど、それができたらやっぱり理想だよね。
0投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログよしもとばなな。何故か文書がみずみずしい。どの作品も。死が出てくる。ゲイの男性も。旅行記のような、少し自由でいろんな人が出てくる。ドラマにはできない。
1投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログなんだろうこのユラユラと心地良い読み心地は。 砂浜で波の音を聞きながら夕陽を見ているような、ノスタルジックな気持ち。
4投稿日: 2025.03.12
powered by ブクログ雰囲気も、何もかも、ぜんぶが本当にすきだった 誰かに対しての想いをこんなふうに綺麗な言葉で表現できるんだ
0投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私はまだ大切な人を失ったことがないから全体的にはあまり共感しなかったけど、この言葉が好きだった。 『体も心もぽかんとしていた。まるで海岸の砂にぺたりと座って目の前の海を見ているような気持ちだった。次に大きな波が来たら立ち上がろう、あ、来ちゃった、じゃあその次・・・。そういいながやいつの間にか何時間もすぎてしまう、そんな感じ』26ページ
1投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ人の死とそれをどう受け止めるか。 中3から吉本ばなな作品が好きだけれど、死を身近に意識したのは実はここ数年。祖母が亡くなり、我が子を早産で産み亡くすかもしれないと心配な日々を送り。そうして読むと、作品に多くの死と残された人が出てくるのをしみじみと読むことができた。
0投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログ春先になぜか吉本ばななに惹かれる時期があって、本屋さんにあったのをたまたま買った本。 実際に読み始めたのは5月下旬で、ライブの遠征にも連れていって読んだ。一緒に旅をしたらより楽しめるんじゃないかと思って。 就職活動真っ最中だったからか、八丈島への旅、手に職があっていいなぁと思ったことだけすごく覚えている。 あまりにも浅い感想しか今は出てこないので、しばらく眠らせておこうと思う。
0投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログ何か(主に誰か)を失い傷を負った女性たちが旅に出るなどして小さな幸せを見つける物語。6編の短編が収録されていて、表題作の「ミトンとふびん」と「珊瑚のリング」が良かった。 自分も同じような状況にあれば大きな救いになったかもしれないが、幸いにも今はそうではないこと、ところどころ登場人物の台詞回しが気になったり、あだ名が気になったりと、違和感を感じる作品もあったことでトータルでは星3つ。 あとがきは良かったものの、文庫版あとがきで作者のマイナスの感情が語られているのが作品に合わない印象を受け読後感が良くなかったのもマイナス。 でもいつか救いを求めたい時が来たらまた手に取り好きな短編を読むこともあるかもしれない。
2投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログたぶんいまいちばん出会いたい本だったのでありがとうというきもち うっすらとした死、すこし浮いたままつづく人生
1投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ傷心旅行記の短編集のようでした。 隣人の死による悲しみを背負っている話が多かったので、非日常の旅行を通じて気持ちを切り替えるということかと思っていましたが、あらすじまで読んで、気持ちを切り替えるというよりかは、そういう人に寄り添うような話の方が適切かなと思いました。 ばななさんはキッチン以来でした。キッチンでも異様な設定ですが、登場人物が、私なんて、、、というネガティヴでも内省を繰り返して読者を主人公の立場に無理矢理引き寄せるでもなく、現実だったら苦しい設定でも、各キャラクターが軽やかで、そこが読んでいて心地よく感じていました。今回も亡くなった人に似ている人を妻に選ぶなど、設定は変わっていますが、キャラクターが軽やかでした。パンチのあるキャラもいますが物語として必要でそれがあるから全体のバランスが取れているようで。 筆者もそういう性格なのかなと思っていたら、あらすじを読んでとても繊細な印象をうけました。描きたかったような、よりさりげなく、より軽くを意識して描いているからキャラの印象が心地いいのだと思いました。短編の中にあった、メーターの真ん中のような人です。 最近のドラマでもありましたが、すぐに言葉に出るまでに時間がかかるだけでしっかり考えている人で、さらに大事な言葉だけを紡いでいる人なのかなと思いました。 タイトルの言葉選びも好きです。短歌も詠んで欲しいなぁ。 本書を読んで、健やかな時間の使い方というのがとても良いなぁと思ったので、自分もやってみたいと思います。
1投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ読んでたら、心にジンとくる言葉がたくさんで、ふわっと軽くなったり、わかるわかるって刺さってみたり、、生きることに寄り添う本でした。 人生の深みや愛、何かを感じたい時に。 お気に入りの本になりました。 p.32 あなたは私の人生そのものだったの。… …あなたが生きているだけで誇らしくて、あなたはほんとうにお気に入りの人に成長して、今思うとあなたを愛したことが私の人生の全部だった。あなたがいなかったら私は何も知らないで死んでいくところだった。それくらい毎日、毎日嬉しかった。 p.58 私は私を信頼できない人に渡してはいけない、母にこんなにだいじにされているのだから、大事にしてくれない人には触らせてはいけない。その代わりにもしも私のいちばんだいじにしているのと同じものをだいじにしている人を見つけたなら、その人の言うことは受け入れて大きくなっていこう。たとえ世界が違っても、男女の差で全然わからないことがあっても、浮気されても。ちゃんといやなものはいやといいながら、距離をだいじにとりながら、なにかが生まれるスペースを決してつめることはせず、他人と他人のままで生きていきたい。 p.68 恋人や夫を女友だちの代わりにしちゃう人は多い。 男は男といる方が楽しいし、彼女のようなものはただいるだけでいいのだ。好きだと言うことと、たまに会えるというだけで。自分がすごく好きと感じるときだけで。でももっと大きな責任感のようなものを自分の恋人には持っていて、それが男の愛の深みなのだ。 p.69 自分のほうが圧倒的に力が強くて今すぐに相手を壊してしまえるということがわかっているからこそ、それをしない自分というものの中にこそ、相手に対する圧倒的な愛情の存在を感じる。 p.242 どんなに他人と親しくなり、その人のことをわかったつもりになっても、結局その他人とは自分の中に生きているその人にすぎない。その人本人ではない。
0投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログここではない場所、がもたらしてくれる癒しのようなもの。旅先で食べる食事のぬくもり、触れる人々のやさしさ。痛みや悲しみを抱えて向かう旅でさえ、いつも何かを受け取り、満たされ、すこし疲れて、でもまた次の目的地を探す。 高級スーパーで、週末の宴のためにわくわくとお買い物をする感覚を「単調な生活を楽しくする」と言語化してくれたのがなぜかすごく印象深い。 「人類が週末に向けて準備したいことはどの国でもみな同じだ」(「カロンテ」p.176) 「カロンテ」とは三途の川の守り人のこと。 仁木順平さんの装丁もとても美しい。朝と夜と、山と海と、四つの季節が絶妙に入り交じる色彩。
1投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ相変わらずだった。 男も女も子供も年寄りも 誰も彼もが美しくてモテモテで 恋人ふたりだけの清らかな世界に けっ!と嘆きつつ このぼんやりとあたたかく 春の陽だまりにまどろむような感じは まさに吉本ばななだなー と久しぶりに読んで思った。唯一無二。 そして、やっぱり死人が多い。 台北の賑わいやヘルシンキの凍える空気 八丈島の海風なんかをまざまざと感じ ちょっと旅に出たくなったりした。
1投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログお土産を選ぶ その行動だって当たり前なんかじゃなくて、待っている人がいてくれることがどれだけ幸せなのか噛み締めたい 吉本ばななさんの文章、独特で面白かった
0投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログ旅の話、という背骨に、その旅をする人たちの思いや、くぐり抜けてきた別離の痛みなどが肉付けされて、たくましく生きていく生き物となった、その美しさを、私はこの短編集に見いだしました。あとがきの冒頭の「登場人物それぞれにそれなりに傷はある。しかし彼らはただ人生を眺めているだけ。」ということなのですね。傷ついた登場人物が癒しを得るという筋の小説は多く書かれていますが、ここまで到達した作品は、実はあまりないように感じていました。さすがは吉本ばななさん。ぜひ「次の山を登り」きるように、次作にお取り組みくださいますように!
10投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログ大事な人を亡くしても、近しい人との関係性が変わっても、人生は続いていく。 いろんな人間関係があっていいんだな、と思えた。
1投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログ久しぶりの吉本ばななさんの作品を読みました。 大切な人を失ったけれど、まわりの優しい人達に救われていく短編集。 現実はそんなに都合よく、素敵な優しい人なんてなかなかいないよなぁとは、ちょっと思いつつ、ばななさんならではの文章を味わいました。 私は、「珊瑚のリング」が一番現実味があって、ほろっとした作品でした。
1投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログ主人公たちは傷ついているのだけど、どの短編も必ずパートナーがいて、救われていく、という設定が羨ましくて、その感情だけが残ってしまった。それがすごく残念。
0投稿日: 2024.03.14
powered by ブクログよしもとばななさんが本当に書きたかったものが書けたとあとがきに記していた。 大きな出来事は起きないまでも、各話の主人公たちは旅をしながら過去の自分と向き合う。 もう二度と会えない友人や、友人でも恋人でもない人、関係性を言葉にしてするのは難しい場合でも、その時自分にとって大切な存在であるならば、一生心に残り続けることになる。 読み続けるとなぜか登場人物たちの想いに寄り添いつつも、いつの間にか自分の想いに向き合わされる不思議な感覚になる。 たまに立ち止まって自分と向き合うのも良い。
7投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログ最高でした。 全ての言葉が優しいけれど、命を燃やすような強さもありました。 何か特別な展開があるわけでもなく、淡々と紡がれる物語たち。 じんわりと心に沁みました。泣けました。 良すぎてなんて書いていいかわからない。 あとがきを読むと、よりグッときます。(また泣ける) カバーのデザインとサイズ感も素敵。 いつも鞄に入れておいて、ふと心が疲れてるな、なんて感じた時に開きたい。 大切な一冊になった。出会えてよかった。 また買いたい本が増えてしまった。
2投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ何も起こらない小説。 でもこれこそが人生で、取るに足らない悩みや出来事が日々を作ってるから、それが大切だとわかる素敵な本
1投稿日: 2024.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
祖母や母のことをふと考えることが最近多くなってきたので、SIN SIN AND THE MOUSEの母親の回想シーンは胸がキュッとなった。 温かみを感じる話だった。
0投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ中の短編たちも、もちろんすごく好きなんだけど… 特にSINSIN AND THE MOUSEと、カロンテと情け嶋とが好きなんだけど… 装丁がこんなに好き!と思える本に出会えたのは初めてかもしれない。 色合いと言い、本のサイズ感と言い、見返しやとびら?と言い…! 吉本ばななが「この本が出せたから、もう悔いはない。引退しても大丈夫だ」とあとがきで言い切れるのも、なるほどと思えるくらい、中身ももちろん好きなんですが…でもやっぱり、装丁も好き♡ 買って、家の本棚に面陳列させておきたいくらい。
1投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ人生が豊かになるハッとするような出来事だとか登場人物の勇敢な姿だとか生きるためのヒントになる言葉を見つけれるだとかそうゆうんじゃない。どこから感じられるのかさえわからない心の癒し・・・。これだからばななさんの小説がだいすきなのだ。ばななさんも「この本が出せたから、もう悔いはない。引退しても大丈夫だ。」といっていた!ほんとうはみんな常に死と隣り合わせにいて奇跡みたいな一日を当たり前な顔して生きている。歳を重ねること人と交わることが地球を愛することと同じようなあたたかさで嗚呼大切だと思えるこの気持ち。大事にしようと思った。
3投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログ「キッチン」を思い出すような吉本ばななさん。と思いながら読んでいたけど、あとがきで、「デットエンドの思い出」が、一つの到達点となっていた。「キッチン」の記憶が間違っているかな? 湿度0%のセックスの書き方が、吉本ばななさん!
0投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ読みながら、自分の大切な人達の事が思い浮かぶ。両親、夫、友達。自分が先に死ぬかも知れないし、突然大切な人を失う事になってしまうかも知れないけど、自分の場合はどうやってそこを乗りきるのかなぁ。
8投稿日: 2024.02.02
powered by ブクログ冬になると吉本ばななさんの本が読みたくなる。それはばななさんが描く冬の描写がすきなのと、寂しい心を温めてくれるようなばななさんの物語が好きだから。 こちらは短編集だけど、どの作品の主人公も喪失や悲しみや孤独を経験したり抱えたりしている人たちが登場する。彼/彼女たちは、旅の中でさまざまな出会いをして、「まだ生きていける」と思えるようになる。主人公は何かしら悲しい経験をしているのに、心温まるお話ばかりだった。 一番好きなのは「SINSIN AND THE MOUSE」。シンシンがすごく優しくてゆったりとしていて好き。「カロンテ」も良かった。
6投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログ大切な人を失った時に読み返したい一冊。 吉本ばなな×旅、大好きな組み合わせ。2023年最後の一冊にしようと思ってたけど、勿体無くてちびちび読み、年越し本となりました。 吉本ばななの美しい文章が好きな方、是非!
0投稿日: 2024.01.05
powered by ブクログ大切な人の喪失。それでも生きて、寂しさや孤独を感じながら日常を取り戻していく様子が描かれている短編集。 ゆったり落ち着いた環境で読みたくて、夜に少しずつ読みすすめました。 作品のあちこちで文章がじんわり染みた。 何てことない場面なのに心に残る。 自分の気持ちにしっくりはまって、人生のしみじみとした場面や、感情の記憶を呼び起こさせてくれました。 ばななさんの作品は、個人的にストーリーを楽しむというよりも、“感覚”と“感情”を楽しむという感じ。 大切な人を失い、日常に埋もれたささやかな幸せに思いを馳せたり、一抹の寂しさのなかにある光みたいなものを感じたり。 ほんのりとした温かさが漂う短編集。 『幸せなやりとり、生きている者同士、肉体があって、同じ時間軸の中に存在していて、ほんとうにはわかりあえないのにとにかく気持ちを伝えようと一生懸命で』 『“ああ、もう時間もないのにお母さんにおみやげを選ばなくちゃ、どうしよう!”。失くしてみるとよくわかる、それが家族がいるという幸せの、本質なのだ』
10投稿日: 2023.12.22
powered by ブクログ文章が丁寧で扱うテーマもセンシティブなのでもっとゆっくり味わいながら読めばよかった。 あとがきの文章が本当にすてきだった。また3つ目の山が現れるかは神様次第とふらりふらりと人生の歩みを進めている著者のスタンスがとても好き。
4投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログまだミトンとふびんを読み終わった所だが、痛みにどうやって向き合っていくのか、気持ちが揺り動かされて止まらない。 最後まで楽しみ。
5投稿日: 2023.11.30
powered by ブクログ吉本ばなな『ミトンとふびん』 2021年 新潮社 令和4年、第58回谷崎潤一郎賞受賞の本作。6編からなる短編集でした。 大切な人を亡くしたり、異国や日本の地方が舞台だったりしまいた。 大切な人を亡くした時に襲い掛かる悲しみ。それをもちろん忘れるということではなく、自分や気持ちを再生していくお話にぐっと来ました。 ただ悲しみに暮れるのではなく、周りの人々やその訪れた地の風や光によって心を解きほぐされ、包まれていくような感覚。 死と生の遠さと近さの絶妙なバランスを描くにはさすがばななさんだなと思いました。 感想を書くのが本当に難しいけど、心にそうっと染み入る素敵な物語でした。 #吉本ばなな #ミトンとふびん #新潮社 #読了
5投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログすごく久しぶりのばなな作品。 何も大事件は起きないけど、 だからといって周りにこんな人いない。 自分も、もちろんそうじゃない。 そうじゃないことに安心しながら、 ちょっとだけ羨ましい気分で眺める世界。 吉本ばななを読んだって気持ちになった。
3投稿日: 2023.09.23
powered by ブクログ中学生のときに好きで、よく読んでいたよしもとばななさんの短編集。 激しい凹凸はなくて、サラリとしている独特の文章、久々に読んで、あーこの感じ!と思いました。 奈良美智さんの絵との出会いもよしもとばななさんだったな。 ほんと、本の装丁も相変わらずオシャレ。 出てくる人物も、落ち着いてて、でも身軽で。 この独特な感じが懐かしい。そして魅力的。 お気に入りは短いけれど、珊瑚のリング。 私の母は今も健在だけど、なんとも趣味が良くて、 古い服や私の服や友達からもらった服をとても上手に着たり、 スカーフやアクセサリーを上手にまとったり、 古道具をなんとも趣味よく部屋に飾ったりする人です。 そのさまがとても好き。 母がもし亡くなってしまったら、大事に大事にそれらをどうするか決めていこう、 と、私も思っています。 この話の最後にあるように、それは自分の心のためなのです。 が、そういうことは理解しない兄弟たちに気づいたら捨てられてしまいそうで…戦々恐々としている。。 この話を読んで、やはりそれは阻止せねばな、と強く思いました。
6投稿日: 2023.09.22
powered by ブクログ第58回の谷崎潤一郎賞の受賞作。 身近な人が亡くなった事からの悲しみと喪失と新たな出会いと再生の短編集。 どの話もしっとりしていて、人のちょっとした包容的温かさを感じられる小説だった。
0投稿日: 2023.09.18
powered by ブクログ久しぶりの吉本ばななさん。 登場人物がいつも落ち着いた魅力を持っててモテモテなんだよなー、、 読み終わったらあんまり覚えてないけど読んでる間はずっと心を打たれてるということが多い。
1投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰かを失う苦しみが淡々と描かれている。子どもにとっての母を失うことがどれだけ苦しいことなのか改めて考えさせられた。歳をとってても、病気でも、いなくなってしまったら本当に苦しいんだろうな。
0投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログこれは今読むべき物語だった。私には人生において、そういうタイミングが多々ある。必要な時に必要な物語と出会うタイミング。 電車の中で読んでいて、この部分に差し掛かった時、信じられないくらい泣いてしまった。 p32 「ちづちゃん、あなたがいたことが私の人生だった。あなたは私の人生そのものだったの。こんなこと言われたら重いかもしれないけれど、あの日私から産まれたあなたと出会って、育てて、毎日話して、泣いたり怒ったり、離れたときはすぐにあなたにまた会うことがいつでも楽しみで、あなたが生きているだけで誇らしくて、あなたはほんとうにお気に入りの人に成長して、今思うとあなたを愛したことが私の人生の全部だった。あなたがいなかったら私は何も知らないで死んでいくところだった。そのくらい毎日、毎日嬉しかった。好きな人と暮らせたことを、神様に感謝してる。こうしてものを片づけていると、私の人生のすばらしかったことのほとんどがあなたであることがわかる。すばらしい人に育ってくれてありがとう。」 誰か大切な人を亡くして、どこかに旅に行く人の短編集。
6投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログ初・吉本ばななさん! ふとしたときに感じる細々とした気持ち、それがなんてことない日常の物語に織り交ぜてあって、宝探しみたいに見つけながら読んだ。 なんとなく死の香りが漂う短編が多かったけど、他の本はどんなだろう? SINSIN AND THE MOUSEが一番好き!
0投稿日: 2023.07.31
powered by ブクログ人生というのは決して明るいものではない むしろ暗い勢いをもって、茨の道をただ歩んでいくものなのだ 毎日死には触れているが、大切な人の死が訪れた時また読み返したい
2投稿日: 2023.07.31
powered by ブクログばななさんの描く登場人物は性に対して大らかな考えを持つ人が多いように思う。 こちらの本は特に舞台が外国の設定ものが多く、前半は何となく文の鷹揚さに馴染めず流し読みしてしまった。 そして最後の『情け鳩』。 ゲイカップルと豊満だがサッパリ顔で男らしい?女性3人組の話。この物語は私の好きなばななさんらしい話で読んでいて感じるところが多かった。 特に、神様の視点で眺めた人間が夜空に輝く星々のよう、という表現が気に入った。ばななさんの人類愛を感じる。
0投稿日: 2023.07.22
powered by ブクログ手にとってよかった。 ミトンとふびんが、今まで読んだ吉本ばななさんの作品の中で一番お気に入り。 最近彼氏と付き合い始めたばかりで、恋愛について色々考えて、恋人同士ってどうあるべきなんだろう、セックスしたいと思わないっておかしいのかなってモヤモヤしてたけど、おかしい恋愛なんてなくてお互いが良ければ何でも良いんだってこの本に言ってもらえた気がする。 どの短編だったか、具体的にどんなセリフだったかは忘れてしまったけど、 彼氏に女友達みたいなことまで求めなくていい、全てのことにおいて気が合う必要はないし、完全に理解し合えなくてもいい、違う性別で違う人間だから。ちょっと違った観点から意見をくれる貴重な人くらいに思えば良い。 みたいなことを言っていたところがあって、そこもすごく腑に落ちた。 とにかく自分の中の恋愛観にいい影響を与えてくれた。
0投稿日: 2023.07.19
powered by ブクログ出てくる国/街がどれも素敵で、いつか行きたい場所のリストにすかさず追加しました。 吉本ばななさんの本でしか得られないものがあると思う。ふとした時に感じるけど、その一瞬を書き記さないとすぐ忘れてしまうような心情を逃さず書くのが本当にすごい。 個人的に装丁の絵も、使用されているフォントも、タイトルのセンスも全て好みでした。内容だけでなくこういうところにも気を配ることは、それだけこだわりが詰まった一冊だということが伝わりました。
0投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログ吉本ばななさんの、そっと側に寄り添って心を癒してくれるような文章が大好きです。大切な人を失ったり、人生に迷いを感じたりした時にお薦めしたい本。私も何をしても涙が止まらないような悲しい出来事が起こった時に、またこの本を読み返して癒してもらいたい。
1投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログ久々の吉本ばななさんの小説。 喪失と再生をテーマにした短編集。 スピリチュアルな要素もなく、残された者たちが生きようとしている様子が描かれていた。
0投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ短編集。いつものことながら短編でもキャラクターのバックグラウンドなど設定が凝っていて、「書きたいものを書いている」のだと伝わってくると同時に、本当にお話を書くのが好きなんだなと感じた。そういう熱量を得たくて読んだのだけど、相変わらずどの話もばなな節全開。 p215「親友ふたりと同じ屋根の下で暮らせるなんて、なんて幸せなんだろう!と調子のいいときは心の底から思う。こんな幸せな人生はない、これほどの自由はない。(中略)しかし違うと思ってしまったとき、(中略)自分の人生は失敗だ、なんでこんな迷宮に入ってしまったのだ、と思う。人の気持ちなんて、そんなものだ。」 p250「なんとかなる。悲観でも楽観でもない。目盛りはいつもなるべく真ん中に。」
1投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログsinsin and the mouseがペットを失った人に共感を与える描写が多いと思いました。お母さんの爪の話はまさにそうで、何気ないペットとの日常、彼らがちんまり身を委ねてくる姿に対する気持ちにとても共感しました。珊瑚のリングは作品1短い話だが、それだけ要点がまとまっており、密度が高くて好きです。 キッチンは失ったばかりの苦しみ、喪失感といかに向き合って日々を送れるようになっていくかを描いた話だと思ってますが、この短編集は、キッチンより少しあとのフェーズを描いていると思いました。失ったことを思い出として受け入れていくさまを自然に緩やかに描いています。
0投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログSHINSHIN AND THE MOUSE最高。カロンテとミトンとふびんも最高であった。好きだな。グッとくる心の描写がたくさんあった。
0投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログちょうど父親を亡くして少し落ち着いた頃に読んだので、その喪失感を色々な方面から代わりに表現されたようだった。しかし過度な感傷がないところに逆に励まされます。 海外に旅に出るお話が多くて、 台湾や、イタリアに行きたくなった。 最後のお話が1番面白かった。 「悲観でも楽観でもない 目盛りはいつも真ん中に」 どうしてこんな小説が書けるんだろう。 すごいなあ
5投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ「死」に寄り添った6つの短編集…と思っていたら最後の「情け嶋」だけ違った。そして私は「情け嶋」が一番好きだったかな。だけど多分この「好き」は、私の今の心の状態によってくるくる変わりそうな気がする。それくらい全ての作品は心のどこかにすっと収まりそうな遠くも近くもない温かいお話たち。そして、今の私は「情け嶋」が一番好き、そんな気分なんだと思う。 全ての物語のイメージはこの本の装丁のイメージとピッタリ。 ばななさんのあとがきに書いてあった、 何ということもない話。大したことは起こらない。登場人物それぞれにそれなりに傷はある。しかし彼らはただ人生を眺めているだけ。 長い間、そういう小説を書きたかった。 それが本当に全てで、淡く優しい小説でした。
8投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ身近な人の死を味わった人たちの短編集。自分にとっての珠玉の短編というものがあるけれど、それらに仲間入りした。
2投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ誰しも誰かの死を経験するけれど、その乗り越え方に正解はなくて十人十色。でもどうしたって寂しさや悲しみは付随する。そこにどう向き合って自分の中で折り合いをつけるのか。読み手としてもしっかり向き合って読みたくなる1冊です。
1投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ仕事、家庭、その他色々…自分はどうなりたいのか、どう生きていこうか少し迷っていたときに出会い、ストンと心に落ちてきた一冊。 人生というものは、日常の何ということもないふれあいや、会話や、食事でできているということに改めて気付かされる。 YouTubeのショート動画ばかりみて時間を溶かしていた最近の私だったが、読書で心が静かになった気がして、本を読むことの価値を思い出させてくれた。 カロンテのなかの、海外の大きなスーパーでワクワクする感じ。健一くんの名前通り健やかな感じ。 大きくて礼儀正しいシンシンの、いじらしいねずみの家族のイメージ。 誰かのすてきな瞬間に触れたり、心を交わしたりすることが、人生を照らしていくんだよなぁ。彼女の小説はそういうことを切り取るのが上手すぎる。 あとがきで、 デッドエンドの思い出 がこれまで一つの到達点で、そこから20年、次の到達点に来れた。というようなことを書いてあったんだけど。 デッドエンドの思い出は、私が受験が終わって、とても解放された気持ちで帰りの新幹線でひさびさに読んだ本だったのだ。とても良い本で、自分の中に染み渡ったのを覚えてる。 こうして、また時間が経って、出産と子育て、仕事でひさびさに本の世界に戻してくれるのが、作者にとっても節目の小説だったとは、勝手に巡り合わせを感じる。
2投稿日: 2023.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集。 すべての物語に共通するのは、主人公が身近の大切な人を亡くし、喪失感を抱えていることだ。 吉本ばななは色鮮やかな筆致で、その人・その場面に適切な言葉をひとつひとつ当てはめていく。まるで彼女の私小説かと思うくらいに描写が細かく、丁寧。 この本は装丁がとても綺麗だ。ずっと手に持っていたくなる温もりがある。 正方形のシェイプ・文章と紙の余白、どれをとっても完璧で、物語の中に誘引されるような作用がある。 この本は、大切な人の喪失を受け入れて、それでも前に進むための物語だと私は捉えた。読んだあとは勇気付けられるけれど、エナジードリンクのような勢いのある慰めではなくて、ホットミルクのように柔らかく温めてくれるような本。 いつも私が本をおすすめするのを楽しみにしてくれる友人が、最近、大切な人を亡くした。彼女にこの短編集を贈ることにした。
0投稿日: 2023.03.20
powered by ブクログよしもとばななさん自身が 『これが書けたからもう引退してもいい』 って言うもんだから思わず読んでしまった。 なんというか特別なことが起きたわけではないけど どこか心に平穏が訪れる、そんな本だなと感じました。 私は好きです。 歳を重ねて、大人になったときに読むと また違った感情になるのかもしれないですね。 それも今後の楽しみです。
0投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログ婉曲表現が多く感じたけど、他人との関わりの中で誰もが1度は感じたことある言葉にしにくい気持ちの動きが、 共感できて、わかる〜って思う点がいたるところに散らばってた。
0投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ吉本ばななは何故こんなにも情景描写がうまいのか。 わたしは確実にHSPなんだけど、少し同じものを感じる。わたしはうまく言語化できないから代わりに本に残してくれて、そして同じ世界を見てる気がしてうれしくなる。 表紙が印象派みたいなのも好き
1投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログとてもいい本だったー。 吉本ばななさんの本やっぱり大好き。 特になにも事件は起こらないただただ登場人物の人生を覗き見するだけ。でも読んだ後は絶対心が透明になってしんとするんだよねぇ。不思議。 このサイズと装丁も最高だった。
1投稿日: 2023.02.28
powered by ブクログ内容もデザインも美しかったです。 あらゆるページで登場人物が泣いているから、びしょびしょした、ウェットな心になりました。 私自身は号泣するほどではなかったけれど、それぞれの心情を想像すれば静かな涙が流れてくるシーンがあり、ゆっくりゆっくり読みました。
0投稿日: 2023.02.25
powered by ブクログどんなに傷ついても決して損なうことなく失われないままでいる そんな短編集である 真っ暗になった世界で、どこまでも真っ逆さまに落ちていくのに、フワッと光がさして、誰かが受け止めてくれる(美青年がね!!) 現実にはそんな事起こるわけないので 一緒に落ちてた私はもう うらやましいやら、ねたましいやら くやしいやら、悲しいやら で、泣きながら1人でどん底まで落ちてやる!って息巻くのだけど、なぜか、その光が私に手を差し伸べて来るので 現実じゃないのに 小説なのに 私は戸惑いながらも泣くのをやめて 本を読むのも悪くないなと思ったりする。
2投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログ普通に生きたいな、と思う。と同時に、普通に生きるって一体なんだろう、と思う。 世間一般に言う「普通」からはだいぶ逸脱した人生を歩んでいる自覚があるからそういうことを考えるのだけど、でもあらかじめ「普通」なんてないことも分かっている。 でもあえて「普通」という言葉を使って表すとしたら、吉本ばななさんの小説(とくに短篇集)は、「普通にどこにでもいそうな雰囲気があるのにまったく普通ではない人々」がたくさん登場する。むしろ全員がそうだ。 全員「普通じゃない」となると、やっぱり世の中に「普通」なんてないんだなぁと頭のなかで屁理屈を捏ねてみたりしつつ。 あともう一つ、吉本ばななさんの小説につきものなのは「人の死」で、それが登場しない作品はほぼないのでは?と感じている。 死を扱う作品の好みは人それぞれということは分かっているけれど、昔誰かが「人の死がかんたんに登場する小説はリアルじゃない」と言っていて、「でも人って案外かんたんに死ぬけどな」と思ったことがある。 かんたんに、という言い方は語弊があるかもしれないが、昨日まで生きていた人が今日あっさり死んでしまった、ということはそんなに珍しくない。 リアルじゃない、と感じられるのは幸福なことなのかもしれない、と思う。 「カロンテ」の、親友を突然の事故でなくした主人公と親友の恋人の些細なやりとりにリアルがあって、親友のお母さんの泣き笑いの行動に胸を衝かれた。 なくした大切な人の影を追う行動は、誰が相手であっても、大なり小なりあるよなぁと思う。二度と会えないことは分かっていても、その人が好きだったものを体感してみたりする。 それで何かが分かるわけではなくても、そういう時間に意味があるのだ。 装丁も美しく、勝手に「この世とあの世をつなぐ場所」みたいなイメージだなと考えたりした。吉本さん自身が「2度目の到達点」と称した短篇集は哀しく美しく力強かった。
1投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
金沢、台湾、ヘルシンキ、ローマ、香港、八丈島。 旅先で得るものは楽しい思い出ばかりじゃない。 人生の負の局面から脱却してくれる"きっかけ"をもたらすことだってある。 身近な人を亡くし、虚しさで押しつぶされそうになる主人公たち。喪失の哀しみをすぐに癒やすことはできないけれど、自分なりに別の形に置き換えて心の中で大切に育むことはできる。無理に失くさなくてもいいはずだ。 旅先という非日常で一人、自分と向き合い辛い気持ちから開放される、そんな清々しい読後感。 ばななさんの描く喪失と再生の物語はいつも温かみをもたらしてくれる。 ばななさん曰く、喪失=心のしみ。心の中にできた真っ黒なしみは、すぐに消すことは無理。 「生きる限りは生きようよ、体も生きてるしという答えを毎回出して、ただここにいるだけでいい。それが幸せなんだ」 哀しみの黒いしみがあってもいい。時が経つにつれ少しずつ薄れていく様を見届けながら、無理なく精一杯に生きればいい。そんな救いの言葉をもらえた気分。 そして装丁のやわらかな色彩に癒やしももらえた。 『情け嶋』が一番好き。あんな自由でお気楽な3人暮らしが羨ましい。
37投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログすごく久しぶりに読んだ吉本ばななさん。 「カロンテ」が一番面白かったな。 どれも似たような温度感の話だけど、いちばん読んでいてしっくりきた。 「SINSIN~」が一番無いな。 どれも心の琴線に触れるんだけど、もやもやーーってする話。 なんだかうまく心に入ってこなくてふわふわするような。 昔からだけど、吉本ばななさんの話はうまくとらえられなくてモヤっとする。 空気感は好きだから見かけたら必ず読むんだけどね。
0投稿日: 2023.02.04
powered by ブクログ大事に大事に閉まっておきたい様な本だな、と感じた。たからものみたいな本。 ひとつひとつの言葉を丁寧にすくってよく噛んで味わうみたいに言葉を追って読み進めた。ゆるやかで、しずかで、さびしくて、どこか優しい。薄くて柔らかい毛布みたいな優しさを持った本だと思う。好き。 本当に買ってよかった!
0投稿日: 2023.02.03
powered by ブクログ小学5年生の頃に家族になった犬が天国へ行ってしまって、毎日泣いていて誰にも会いたい気分になれなくて、母と会う約束も延期して。 年が明けて、一人暮らしの部屋を訪ねてくれた母がわたしにと贈ってくれた本。 この1年間で身近なひとがパタパタと死んでしまって、死のことをたくさん考えた。そして、生きているひとのことも考えたりした。 この本を読んで、たしかにちょっと、息がしやすくなった気がするよ、ばななさん。
1投稿日: 2023.02.03
powered by ブクログ吉本ばななさんのミトンとふびん、一週間延滞してやっと読む時間が出来て元旦深夜に読了。ツインベッドの僅かな溝の深さに飲み込まれそうになった夜を思い出してひしひしと心が縮む。今後宿泊は控えたいわたし
0投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログなんとかなる。悲観でも楽観でもない。目盛はいつもなるべく真ん中に。なるべく光と水にさらされて。情けは決して捨てず。 久しぶりに読んだけれど、吉本ばななはやっぱりえぇのぉ
0投稿日: 2023.01.15
powered by ブクログ短編集 ありそうでなさそうで、でも心には思い当たる節がある。みたいな話が詰まってる。 フィンランド熱が再熱しているなか、ヘルシンキの場面が出てきてまたさらに熱をあげてる。行きたいな。
0投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ本の表紙裏表紙が美しくて、誰が描いたのと探したけど、見つからず。 誰だろう。 旅にでたくなった。 この本の中にでてきた全ての街に。 でもイタリアは最後かな。 いや、ヘルシンキか。
1投稿日: 2022.12.29
powered by ブクログ本屋さんの棚に並んだ佇まいを見て「美しいな」と思った。大きさ、形、装丁…全てが美しかった。そして読了後、人生って美しいんだなと思った。吉本ばななさんに少しだけ近づいた気がした。 私は喪失の経験がほぼなく、好きな女の子が好きだと言った「キッチン」もあまりピンとこなくて。 そんな自分の未熟さにがっかりしたりしていた。 思えば「キッチン」を初めて読んだ私は学生だったし、まだまだ未熟で当たり前だったんだけど。 それ以来吉本ばななさんの本を読んでこなかったので、今作の不思議な引力で再び彼女の本が読めて、とても嬉しい。
3投稿日: 2022.12.18
powered by ブクログたいせつなひとの死、癒えることのない喪失を 抱えて生きていく…。今日もまわりつづける 地球上でめぐりゆく出会いと、ちいさな光に 照らされた人生のよろこびを描いた短篇集。
0投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まるでエッセイみたいなふんわりとした小説。 特別不思議だったり大きかったりする事は起きなくて 誰にでも起きる日常の中のちょっと重いこと それでも生きていく、続いていく日々という感じの 読み終えた時に特別笑えて面白かった! ではなくほんのり軽い気持ちになれる小説だと思う。 恋人や夫を女友だちの代わりにしちゃう人は多い というのは確かに、と思ったし 「真理子さんを忘れる必要はない。でも、区切りは必ずある。薄れ ていくのが自然なんだ。今はほんとうに悲しむしかないときだから、ただしんぼうするしかないよ」 という言葉も本当にそうだなと思って沁みた。 情け嶋が一番好きだったが、 その中での「だいじなのは、突き詰めないこと。」 も、シンプルだけどとても響いた。 若い頃は突き詰めることが正しいと思っていたけれど 突き詰めないことでうまくいくこともあるのだ。
0投稿日: 2022.11.23
