
時代小説の戦後史―柴田錬三郎から隆慶一郎まで―(新潮選書)
縄田一男/新潮社
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(3件)3.0
| 0 | ||
| 0 | ||
| 2 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ戦後時代小説家の考察本。 作家たちの背景や作品に込められ裏側にあるものを掘り下げられていて読み応えがありました。 第一章は大好きな柴錬。 彼の作品の何が好きなのかが言語化されていてスッキリしました。
0投稿日: 2024.09.09
powered by ブクログ柴田錬三郎、五味康祐、山田風太郎、隆慶一郎の時代小説の元は、苛烈な戦争体験だった。興味深い小説家論。
0投稿日: 2022.04.22
powered by ブクログ第一章 柴田錬三郎の偽悪 大衆作家、柴錬の誕生 バシー海峡の漂流体験 不滅のヒーロー登場前の主人公たち 「眠狂四郎」までの道のり 円月殺法と混血児 同時代作家、石原慎太郎との違い 三島由紀夫自決に対する解答 戦中派の責任の取り方 第二章 五味康祐の懊悩 「おれはいちばん大事なものを売った」 「新潮」編集長、斎藤十一との運命の出会い 芥川賞受賞作『喪神』 紙の上で自殺 神、長嶋茂雄と英霊たちへの鎮魂 剣豪小説の才能 『柳生武芸帳』の「目に見えないテーマ」 『薄桜記』に描かれた妻への贖罪 二度の自動車事故と一生背負わねばならぬ十字架贖罪と鎮魂、慟哭譜である三篇の傑作 第三章 山田風太郎の憧憬 「私の人生は決して幸福ではなかった」 “天下の奇書”風太郎忍法帖 何故『柳生忍法帖』なのか 『戦中派不戦日記』の“電流のようなもの” 『魔界転生』のアイデア 忍法帖最高傑作誕生の裏には 完結篇『柳生十兵衛死す』 〈柳生十兵衛〉三部作と母の死 第四章 隆慶一郎の超克 昭和という時代の終焉に 『葉隠』は面白くてはいけないのか? 規格外の男たちの抗争『死ぬことと見つけたり』 補陀落渡海というモチーフ 坦々として、而も己を売らないこと 「海」という自由を愛す
0投稿日: 2022.01.25
