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片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)
片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)
道尾秀介/新潮社
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総合評価

401件)
3.4
44
132
140
40
9
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軽やかな文体で読みやすかった。ハードボイルド調でかっこいい。 読む人間の思い込みを暴くのがこの作品の真骨頂だと思うけど、冒頭からずっと含みがある表現が続くので、ちょっともったいぶりすぎかな〜とも思った。もっとスッキリした状態で読みたかったかも。 読了 11月27日

    0
    投稿日: 2025.11.27
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    道尾先生作品は、純粋に面白い!これぞ「読む娯楽」という感じ。 現実っぽさとちょっと宇宙(空想世界)の狭間。 と言えば、村上春樹作品もそうなのですが、道尾秀介作品はちょいちょいふざけている笑 「あ~友達とこんなやりとりあるわぁ」がより没入させてくれるのかもしれません。(そうですか) ストーリーも謎も筋が通っているので楽しめる一冊です。

    19
    投稿日: 2025.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特徴的な耳がコンプレックスの盗聴専門の探偵が、特徴的な目がコンプレックスの同業の女性に恋心を抱いたり疑いを抱いたりと悩みつつ、殺人事件の真相を暴くストーリー。 事件のトリックはとても単純で、トリックそのものよりも登場人物の生き様が主題なのだとわかる。 "何かが欠けている人々"が日々をいかに強く前向きに生きているかを描いているのだと思う。しかし、前作『向日葵の咲かない夏』の仕掛けが凄かったせいでこちらの期待値が上がり過ぎてしまっており、構成としてはちょっと残念な印象だった。単体としては軽妙で読み易い作品と思う。

    2
    投稿日: 2025.06.07
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    道尾さんもなんとなく読み積んで9冊目 タイトルになった「方眼の猿」の逸話が作中に登場するのですが、これも創作ということで良いのかしら?これが、なかなか良いのです。この逸話が意味するところのジェンダーとかマイノリティを 先がけた作品かも。 盗聴専門の探偵が産業スパイ中に一人の女性と知り合い、殺人事件に巻き込まれていくミステリなのだけど、事件とは別のところで小粋に騙される感じ。

    99
    投稿日: 2025.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじに「盗聴」とか「スパイ」とかが書かれているので、裏社会を生きる人たちのお話かと思ったら、人生をめちゃくちゃ前向きに生きる明るいお話でした。 少し違和感は感じていたのですが、特に深く考えず読み進んでいって、最後に色々な謎が明らかになった時にその違和感の正体に納得がいきました。 わたしは本当、性別誤認トリック?によくハマるタチで、いつも最後まで気が付かないんですよね(⌒-⌒; ) 今回はそれに加えて、身体の一部分がないローズ・フラットの住人たちの特徴にも気が付かなくて、知った時は驚きましたが、 私自身、相手からどう見えるかを気にせずに生きたいと思った事が何度もあったので、彼らをとても羨ましく思いました。 生きることが辛く感じた時、読んでほしい本です。 手や耳や足や鼻がなくとも、自尊心を持って毎日を過ごしている彼らにぜひ、会いにいってほしいです。 でも三梨さんは最後のページで、見た目で判断するお客さんには興味がないようにおっしゃっていますが、そういうお客さんにも来てもらわないと生活が苦しくなるような気がします。 お給料が払えなくなって冬絵さんに愛想を尽かされても知りませんよ(´・Д・)」

    9
    投稿日: 2025.05.11
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    すらすらと読み終えた。主人公の特徴を予測したけど違った。 冬絵も何かあると思ったけど何もなかった。逆だった。

    0
    投稿日: 2025.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。 ---- 最初は犬の耳や犬の目をもっていると思った。 最後にいろいろと明かされるんだけど、時間をかけて読んでるからどんな伏線があったかいまいち思い出せなくてすごく損してると思う。

    0
    投稿日: 2025.04.17
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    嫌いな食べ物や飲み物があったときに、 それは人生の半分は損してるって言う人いますよね。 そういう人の両目を潰してやろうって話です。 嘘です、強く、楽しくパーティーしようって話です。 以下抜粋 - このアパートの連中は人を見てただ「人」だと感じる。それだけなのだ。(P.321)

    3
    投稿日: 2025.02.14
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    自分がどれだけ偏った見方をしているのかを実感させられた一冊。ストーリーの面白さもさることながら、本を読むことの楽しさを大いに感じさせてくれます。登場人物がつながっていくのが楽しい!!

    2
    投稿日: 2025.02.06
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    再読。 テンポよく一気読みできるスパイ系ミステリ作品。クセ強な主人公とヒロイン、そしてアパートの住人たちの描写が秀逸で、ラストでそれぞれの登場人物の「事実」が明らかになるのが爽快。 映像だったら成り立たない、文章だからこそ表現が可能なこのタイプのミステリは気持ちよく騙されることができて好きです。 またテーマが今の世の中にぴったり。眼に見えているものばかりを重要視したくないよね。難しいけど。 道尾作品にしてはかなり明るい部類のラストで読了感も清々しい。ただイヤミスを欲している時には物足りなさあり!笑

    3
    投稿日: 2025.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

     盗聴専門の探偵がある依頼を受けて捜査している途中で殺人事件の様子を盗聴してしまい、その渦中に巻き込まれていくストーリーで、犯人は予想がついたが物語の根幹の部分や登場人物の秘密が何なのかが分かったとき「そういうことか!」と驚かされた。小説でこそ成立するトリックだと思った。

    1
    投稿日: 2024.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても読みやすく、早く読めた。 登場人物が特徴的で分かりやすい。 なぜか主人公の耳がすごくでかくて、ビロビロに伸びているイメージで読み進めたので、わかってから逆や!となった。 秋絵さんは全くわからなかった。わかってから、実家のシーンを読み返して納得。 冬絵さんは大体予想通り。 後半のアクションシーンはあまり動きがイメージできなかったが、勢いだけはわかった。 アパートの住人が魅力的。 一気に読んだ。

    3
    投稿日: 2024.05.14
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    またしても友人Kからのお下がり本。 この作品の主人公は「主人公」感が強い。 道尾秀介特有のヌメっとしたテイストはありつつも、「こいつならやってくれるんじゃないか」ふとそう期待してしまうような、常にどこか光を感じるようなストーリーだった。 終盤のシーンは、まるでアクション映画を見ているかのような疾走感が包む。 そして何より、小説でないと成立しない道尾秀介らしいギミックが読み応えを増幅させたし、「やってくれたなぁ」と思わされた。

    1
    投稿日: 2024.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハンデキャップ、障害を抱えるひと、そしてそれらを取り巻く環境への問題提起となるような一冊。 サクサク読み進められて、楽しかった。 主人公耳がない 冬絵目が小さめ(身体的ハンデというコンプレックス) 秋絵ジェンダー ほさかくん車椅子 マンションの住人(鼻がない、目が見えない、腕がない、、、) 殺人のトリックや聴力が良過ぎるというトリックが後半明かされてすっきり。

    2
    投稿日: 2024.03.18
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    道尾ファンとしてはあまり好まない作品。わからないことだらけで読み進めていった。最後の最後まで回収が難しい、頭のいる作品。

    1
    投稿日: 2024.03.05
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     如実トリックの魔術師こと、道尾さんの小説。全体的に伏線を張り巡らす形で展開していくストーリー。残念なのは、如実トリックの部分が物語を根本から覆すようなギミックではなかったことですかね。ただ、さすがに楽しい。ちなみに、この人が作成に協力した謎解きは、今までの中で一番楽しかったです。

    1
    投稿日: 2023.11.28
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    思い込みが激しい人ほど騙される作品。 解説にもある通り、文体が軽くて読みやすかった。 片眼の猿という意味と、この本の主題が面白かった。

    1
    投稿日: 2023.11.27
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    ミステリーの要素もさることながら、メッセージ性も強い作品。人間は自分と違うものを虐げる。虐げられた人間は時に傷つき、心にも傷がつくりそれでも前を向いて歩いていく力が人間にはある。そう気づかせてくれた作品。

    2
    投稿日: 2023.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと騙されてたっていうレベルじゃなくて 脳みそって都合よく見えないものを作り出す天才、でもそれって怖いなぁと思いました 明るくてスピード感があってマンガみたいに読んでしまったけど、テーマは重くて 秋絵がアパートにきて少し落ち着けたのはメンバーたちの影響があったんだろうな 鳩のエピソードもかなしい

    1
    投稿日: 2023.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリと思って読んだけど私的にはそうは感じなかったかな。人間ドラマって感じ。 片目の猿 ってタイトルの意味がわかった時に、私も片目の猿だなって。 人と少し違うとか普通じゃないとか、周りに馴染めないからと隠したり引きこもったりする人生ってすごく辛い。 本人は悪くないのに、その見た目や心の性別とかで周りから冷たい目で見られるって悔しい。 どんな人にでも優しくありたいし、そんなの気にせず丸ごと愛したいな。、

    2
    投稿日: 2023.09.09
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    ミステリとしての種明かしもさることながら、最後に明らかとなる人物造形についても、してやられた感じ。ただ、取ってつけた感は否めず、それを言い出したらいくらでも…とは思えてしまう。物語そのものが面白かったから、そんなに気になる問題ではないんだけど。

    2
    投稿日: 2023.07.25
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    マスターの深海魚エピソードが引っかかった。 未知の領域への知的欲求という希望的側面も感じるし、 結局は同族しか寄りつかないという諦念も感じる。

    1
    投稿日: 2023.07.09
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    単なる謎解きではない 問題提起、テーマが大きい そういう意味で深い 謎解きとしてはかなり複雑で二転三転する感じで正直ついていけない部分もあった 問題提起については単純なテーマにも感じたが、こういう謎解きの中で人間のコンプレックスというテーマを混ぜている所が新鮮で面白かった

    1
    投稿日: 2023.05.29
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    片目の猿という題名だけ見るとちょっとホラーチックな感じだが... ライトな読み応え、読後の爽快感、所々に隠されたヒント等など気持ち良く読むことが出来た なんとなく読んだ感覚がが同作者の「カラスの親指」に近いかなと感じた、もちろんいい意味で ラストのラスト 「目に見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味は無い」 これ本当に良い言葉だと思う

    0
    投稿日: 2023.05.05
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    だまし絵のような作品。初期の頃に一環として描いている家族をテーマに不思議な登場人物たちが織りなすミステリーでもある。といってもその要素は薄くどこか寓話的な印象を受ける。らしいというのは仕掛けを多く施している点でも言える。特に本作は小説ならではの特性を生かして読者を欺いていく。盗聴専門の探偵という造形はありそうでなかったかもしれない。ただストーリーの面白さというと首をかしげる所もある。いささか急な物語運びでついていない場面もチラホラ。いつもの鬱屈した道尾さんを期待していると肩透かしを食うかもしれない。

    3
    投稿日: 2023.05.02
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    スピード感のある小説で、伊坂幸太郎を思わせる感じ。 話の概略としては突拍子もないが、その実、人は見た目で判断できない事などが、素晴しく描かれている。全てを伏せる事で見せた影響を、全てを明かした事でひっくりかえす。その素晴らしさが、道尾秀介らしい話だった。 人は、永遠に哀しみ続ける事はできない。かさぶたに爪を立てるのは、自分。 今の私に重い言葉だ。

    0
    投稿日: 2023.05.02
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    んー。。。 読み味は、ビミョーのひと言。 身体に特徴のある人々の探偵の話。ミステリー性も低いし、エンタメ性も低く、ストーリー展開は中の下ぐらいでした。あまり薦められないでした。

    1
    投稿日: 2023.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公は探偵。 ボロアパートを事務所としており隣人は特殊な人ばかり。 新たな仲間を迎え入れるのだが初任務早々殺人事件に巻き込まれる。 テーマは周りと違うものに対する差別と生きにくさ、そしてそれを克服し気にせず生きる強さ。 細かい仕掛けが色々してあって面白かったです。

    1
    投稿日: 2023.03.22
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    盗聴専門の探偵が、受けた依頼によって巻き込まれる事件 彼を取り巻く人々やその過去 新しくスカウトした同業の女性 複数の要素が出てくるけど、短い章立てで組み立てられていてするすると読める でも、この"するする読める"ということすらたぶん罠 本を読むとき、目の前にあるのは文章だけで その文章を頭の中に取り込んで映像化してそれを動かしている、という感覚がある "するする読める"と感じているとき、その映像は滑らかで滞りない 頭の中の映像が恣意的なものであることも自覚せずに、物語の中を進んでいる 自分の描いてた映像がことごとく間違いであることが、この本の最後で次々に明かされるとき、感じるのは「騙されていた」ではなく「結局は見たいようにしか見られないんだなぁ」という実感だったような気がする 映像作品では味わえない、文章だけで構成された物語でなければ成立しない、本で読む意義が詰まった作品でした

    0
    投稿日: 2023.03.18
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    エンタメ性の高い作品だなという感想。大きなテーマは外見で人を判断するべきでない、ということ。初めから端々に「何かトリックがありそうだな」と思いながら読んだけど最後に全部明かされるのでスッキリ。道尾秀介さんの作品は「向日葵〜」と「カササギたちの四季」しか読んだことがないのだけど、これは読みやすかった。ただちょっと物足りない感じ。。

    4
    投稿日: 2023.02.01
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    人を見た目や先入観だけで判断してはいけないなと思わされた一冊。 登場するキャラクターたちが個性的というか明らかにヘンでおもしろい。 ラストでの怒濤の伏線回収連発でヤラれっぱなしになるのが気持ちいい。

    1
    投稿日: 2023.01.24
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    道尾作品やはり読みやすいし自分は好きです! ただただ犯人が誰なんだろと読んでいくと言うより、各登場人物がどんな人なんだろうと考えながら読むと最後に道尾ワールドにどっぷりと浸る事ができているかと思います。 そして、身体や能力を他人と比較して、自分が劣っているとか劣等感を感じていた事がなんだかそれでも良いのかなぁと思えるようになる作品でした。

    5
    投稿日: 2023.01.11
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    ミステリーだけではなく、外見や見えるものだけで判断することついて考えさせられた。 自分の外見を気にしないからこそ強いのだと。 そして、どんな人にでもただの一人の人として向き合うことの意味を学んだ。 ミステリーとしてではないがとても面白い作品だった。

    0
    投稿日: 2022.12.28
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    とても良かった!犯人が想像ついてしまっていたので、そこは少し残念だったけど、それよりも主人公の心情や周囲の人たちとの関係がとても良かった。 大好きな叙述トリックでいえば、もう最初の章から騙された。そしてそれを知った後も勘違いしていたとは…うまいなぁ 冬絵と同じ悩み持ってる…

    2
    投稿日: 2022.10.28
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    ミステリーとしての面白さもあり、ラストで明かされる"秘密"にも驚かされた。個性あふれる登場人物やそれに関わる"秘密"のテーマもうまく物語に織り込まれており、小説の面白さがぎゅっと詰まった作品だった。

    3
    投稿日: 2022.09.12
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    道尾さんの作品初めて読みました。読み始めから何か違和感を感じてましたが、読み進める内に「そういう事か」と納得していきました。ただストーリー展開自体はあまり緩急がなく、少し苦手な部類でした。

    0
    投稿日: 2022.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    道尾作品10作品目。今回はミスリードを誘い、読者を騙し驚愕させるためではなく、事件解決のスパイスとして、あるいは障がいを有することでの困難さを克服するための布石だった。主人公・三梨は私立探偵。彼が追うヤマは楽器店における不正。三梨に近づくヒロインの冬絵。冬絵が背負う過去の十字架と今回の殺人騒ぎ。最終的には綺麗なエンディング。しかし、そこが主題ではなく、三梨、冬絵はそれぞれ障がいを持つ。障がいにより自尊心を失うことでの葛藤、それを断ち切るための同僚とのカタルシス。「片眼の猿」で劇的な内容を期待したが納得。④

    34
    投稿日: 2022.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「龍神の雨」を読み終えてから、道尾秀介作品を続け読みです。 普通に進んで行くんだけど...うまいなぁ。 まさかまさかの展開にも魅せられますが、「人」を描くのが実にうまい。 いやぁ、まいった。 著者の作品、まだ積読もありますが、何故こんなに手をつけてこなかったのか? これで通算9冊(8作品)目の読了ですが、ここまでの気づきとして個人的に短編があまり好きではないことを除いても、圧倒的に長編がおもしろい! これからも追いかけていきます! 説明 内容紹介 盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。 内容(「BOOK」データベースより) 盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして…。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

    24
    投稿日: 2022.07.30
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    「道尾秀介」の長篇ミステリ作品『片眼の猿(One-eyed monkeys)』を読みました。 『シャドウ』に続き「道尾秀介」作品です。 -----story------------- 『向日葵の咲かない夏』で大ブレイク。 盗聴専門の私立探偵が遭遇した「事件」。 「道尾秀介」を信じるな!  「道尾秀介」を信じろ!! 盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。 目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。 楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、「冬絵」の存在を知った。 同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。 俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。 謎、そして……。 ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。 ----------------------- タイトルに十二支が組み込まれている「十二支シリーズ」第一作です。 これまでに読んだ「道尾秀介」作品とは異なり、明るい雰囲気を感じさせる軽い文体で描かれた作品、、、 軽ハードボイルド… って感じですかね。 目次のタイトルも、ちょっと軽そうな印象です。  ■1 どうして犬は  ■2 新しい友達  ■3 可愛いと思う  ■4 何でもやるのね  ■5 拭けない場所がある  ■6 ローズ・フラット  ■7 大きさだけが違っている  ■8 口は災いの元  ■9 美術部に移れば  ■10 トウヘイの技  ■11 ハートのキング  ■12 ジョーカーとスペードのエース  ■13 ダイアのクィーン  ■14 どんな基準で  ■15 トウヘイのクイズ  ■16 眼のサイズ  ■17 穴のあいた招き猫  ■18 目立つもんで  ■19 何かに巻き込まれた  ■20 禁じ手  ■21 どうして答えない  ■22 お別れ会  ■23 深海魚の話  ■24 僕は見ていました  ■25 叫びは急速に遠のいて  ■26 信ずる者は救われる  ■27 ○○○○って  ■28 細かいことはあとで  ■29 殴られっぱなしは嫌  ■30 ものすごい顔ぶれ  ■31 ねじくれた感情  ■32 姿かたちとそぐわない物  ■33 片眼の猿  ■34 ジョーカーの正体  ■35 我慢の限界はいとも容易く  ■36 大きなお世話  ■37 愚者  ■解説 佐々木敦 相変わらず巧く読者をミスリードさせる展開でしたねぇ、、、 しかも、本作品は事件の真相ではなく、登場人物の身体的な特徴が判明したときの驚きが半端じゃないですね。 序盤の盗聴シーンでの何気ない会話… 「どうして犬は人間の数万倍も鼻が利くのか?」 「答えは、その顔のつくりにある。犬はな、鼻が大きいんだ。犬ってのは、顔の半分が鼻なん世術 この世間話が、頭にこびりついていて、、、  ○耳が良く聞こえる=耳が大きい   ⇒大きな耳を隠すために大きなヘッドフォンを付けている  ○眼が良く見える=眼が大きい   ⇒大きな目を隠すために大きなサングラスを付けている と思い込んじゃったんですよね。 しかも、二人とも超常的な能力を持っているかのようにミスリードさせられているので、ファンタジー(もしくはSF)的要素も含んだ物語だと思い込んで読んでいました。 これが二人だけじゃなく、探偵事務所ファントムの事務員「帆坂くん」、ローズフラットの住人の「野原の爺さん」、「まき子婆さん」、「トウミ」、「マイミ」、そして、主人公「三梨」の恋人?「秋絵」までもが、身体のハンディを抱えていたことには驚きですね。 これも叙述トリックのひとつなんでしょうが、、、 新鮮なトリックで愉しめました… でも、残念ながら映像化作品にはできないだろうなぁ。 エンターテイメント性が高くて愉しめたし、ローズフラットに住む個性的で優しい仲間たちと迎えるハッピーエンドも良かったので、すっきりした読後感でしたね。 備忘用に主な登場人物を記録しておきます。 ≪探偵事務所ファントム≫ 三梨幸一郎  盗聴専門の私立探偵 夏川冬絵  三梨が盗聴中に冬絵の話を聞き、自らの探偵事務所にスカウトした 帆坂くん  事務員 地図好き ≪ローズフラットの住人≫ 野原の爺さん  三梨の探偵の師匠 まき子婆さん  ローズフラットの古い住人 トウヘイ  神様が脳みそをいじったことで、トランプマジックと予知能力?の持ち主となった トウミとマイミ  小学生の双子の姉妹 ジャック  犬 秋絵  7年前まで三梨と暮らしていたが、ふらりと家を出て自殺してしまった ≪四菱エージェンシー≫ 四菱  悪質な探偵事務所の経営者 ≪谷口楽器≫ 刈田  三梨のクライアントの部長 ≪地下の耳≫ マスター  ほかに客がいるのをみたことがないという、三梨の行きつけのバーのマスター

    2
    投稿日: 2022.07.22
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    すごい能力なのかと思ったら盗聴かぁ。 こちらは外見にとらわれずという内容だったなぁ。 本質がわかる人間になりたいものだ。

    3
    投稿日: 2022.06.22
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    初っ端から騙されました(されてました)そのまま読み進めて伏線が回収される度に、"そうゆうことだったのか!!"という感じでした。 「片眼の猿」というタイトルも読み終えると切なく、哀しく、でも自分自身も当てはまる部分があるなと思いました。

    11
    投稿日: 2022.05.20
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    予想外に!明るいミステリー! ザワザワ感を覚悟していたけど、爽やかな作品だった…「カラスの親指」と作風が近い。 盗聴専門の探偵:三梨はある事件に巻き込まれ。。。 彼と同じアパートに住む個性的な住民たちと冬絵は味方なのか⁈ 人を見た目で判断してはいけない、文章から受け取る先入観も信じてはいけない⁈ 面白かった!

    11
    投稿日: 2022.04.15
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    道尾作品を読み漁っております。 今回はどんでん返しというよりも あぁ!そういうことか!という伏線回収が見事。 概ね3時間で一気に読了、良作です。

    3
    投稿日: 2022.03.21
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    気持ちよくサクッと騙された感と事件のミステリー要素はあんまりなくて、予想できたかなと たぶんそこに重きを置いてるんじゃなく 人間の目から入った印象で決めつけてしまう偏見や差別になんの価値もない、つまらないものなんだと 言いたいんだろなーって話で最後は良き話にまとまってた。 偏見な目で見られるなどのコンプレックスを持ってる人ほど、偏見したり自分で自分を差別する傾向があるとこがリアルなもので主人公がまさにそんな感じでリアルな人でした。 みんな根拠のない自信と余裕があれば良いのにね

    5
    投稿日: 2022.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「シャドウ」で道尾秀介さんが好きになったので読んでみた。面白かった! 終盤のそれぞれの秘密が明かされるのは少し予想はついていたけど驚いた。最初の方にあった社員の会話に見事に引っかかってしまった笑 ストーリーも気持ちの良い終わり方で好き

    0
    投稿日: 2022.03.09
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    ★…買って後悔。読んだ時間を後悔 ★★…一読後、再読はなし ★★★…まあまあ ★★★★…人に勧めたい ★★★★★…何度も読みたい!保管したい! ミステリーというよりは探偵もの、冒険活劇といった感じ。特にトリックとはではないけど、ちょっと小気味良い騙され感はあり。ラストで少し心打つ台詞あり。

    0
    投稿日: 2022.02.13
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    いくつもの仕掛けが施してあるのにとても読みやすい。 なのに最後には必ず騙されてしまう。 この作品は何を伝えたいかもはっきりしていて、中学生か高校生の時にこの本を読みたかったなぁと悔いております笑 道尾秀介さんは本当に人を騙すのが上手いですよね。ある意味詐欺師より詐欺師なのかもしれないです笑

    2
    投稿日: 2022.02.02
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    ミステリーだけど、人間を描いている。どんどん読み進める作品。人物は皆個性的で、筋が通っている。面白い。トランプの意味は分かりにくかった。 人間外観じゃない、その事を教えてくれる。

    2
    投稿日: 2022.01.05
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    盗聴専門の探偵が産業スパイの調査を進めていくうちに、殺人事件に巻き込まれるミステリー。同業の女性探偵とのロマンスや、仲間たちとの愉快なやり取りも楽しいハートフルな一冊。 片眼の猿の逸話がこの作品のすべてを物語っており、多様化が奨励される現代らしいテーマ性です。 ただ他の作品と比較すると悲壮感ややるせなさが少ないため、作品全体が軽い印象を受けてしまいました。道尾秀介らしく驚く展開はしっかりあって、今回も楽しませてもらえました。

    9
    投稿日: 2021.12.01
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    ライトで温かみのある道尾秀介感丸出しの作品。 サクサク読めるし、道尾秀介さんのテクニックが詰まってる小説だと思う。筆者の伝えたいこともわかりやすく、感動した。

    2
    投稿日: 2021.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかったんだよ、特に後半は。 だけど、15年会社員をやっていて、探偵が会社に社員の顔で潜入するって非現実的過ぎると思ってしまいました。そんなチームMTGとかどうやり過ごすの?インターン生?? いや、そんなことないのか。実は私の隣の同僚が探偵だったりするのか・・・?

    3
    投稿日: 2021.10.25
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    道尾秀介は 37愚者 を書くタイプの作家なのか?  それともこの作品だけたまたま?   俺は無い方が好き

    0
    投稿日: 2021.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初入りづらかったんだが、爽快な結末だった。 描かれていないことを先入観でみてしまい、ラストは爽やかなどんでん返し。 ハッピーエンド。 探偵事務所と昔の恋人の死 新しい出会い 過去も含め全ての事件がスッキリ解決 未来は明るい

    2
    投稿日: 2021.05.30
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    '21年5月26日、読了。久しぶりの、道尾秀介さんの作品。 この人は、やはり凄いなぁ、と、毎度の事ながら、思えました。細かく張り巡らされた伏線が、一番最後に見事に回収される、その様たるや!気持ちが良かった! 次は「背の眼」に、行ってみようかな…。

    7
    投稿日: 2021.05.26
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    連続で道尾秀介作品。 『ファントム探偵事務所』を開業している三梨幸一郎。 彼はある楽器メーカーから、ライバル会社の調査を依頼されていた。 どうやら、楽器開発の極秘情報が盗まれているらしい。 そこで彼は自身の持つ特殊な“耳”を使い、盗聴を続けていた。 そんな折、“千里眼”を持つ女の噂を聞きつけた三梨は、 早速彼女を探偵事務所の所員としてスカウトする。 「冬絵」と名乗るそのサングラス姿の女はあっさりとOKするが、 その裏には大手探偵事務所・四菱エージェンシーの影がちらついていた。。。 毎回毎回異なるタッチの小説で、道尾秀介という作家の多彩さに驚かされる。 今回は非常に軽い感じのノリで、読んでいて楽しくなる。 主人公・三梨の“異様な姿”とその特異な能力に興味を持って読み進めると、 次から次へと奇妙な仲間が登場してくる。 彼らは皆個性的で、それがこの小説の心地良い「軽さ」の要因であろう。 また、三梨の過去の同居人・秋絵がなぜ自殺してしまったのか、という謎解きと 冬絵の行動の怪しさが絶妙に絡み合って、最後まで飽きさせない内容になっている。 が、最後の種明かしの部分は何だか作者が得意気になっているように思えてしまった。 物語中では語られない(もしくは巧妙な言い回しで気付かせない)部分を最後に一気に放出し、 「これ、わからなかったでしょ?」 と言っているような雰囲気。(穿ち過ぎかもしれないが) ミスリード・ミスディレクションが巧み、という言い方も出来るが、 全てがこのオチの為だけに用意された舞台設定のような気がしてたまらない。 (ただし、いわゆる『主題』については納得) この作者はこういう、読んでいる途中で前のページに戻って読み直させるような書き方が好きなのだろうな、 と感じる。 話を作るのは上手いので、もっと真正面から小説を書いて貰えると嬉しい。

    3
    投稿日: 2021.03.14
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    「向日葵の咲かない夏」で道尾秀介にハマり、本作を手に取った。 「向日葵の咲かない夏」と同様、今作にも見事な叙述トリックが仕掛けられており、伏線もかなり仕込まれている。 しかし今作は「向日葵の咲かない夏」と違って、 全体的にライトな作品であり、道尾秀介が伝えたいことも分かりやすくなっている。 ミステリーを普段読まない人にも読んでほしい作品。

    3
    投稿日: 2021.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カラスの親指を読んでから道尾秀介が読みやすくて続いていってみた! 犯人は印象薄かったやつで、ちょっと残念。 ミステリーの中に人間性がよく描かれていて読んでいて入り込める。だからか秋絵の真実、主人公の耳、冬絵の目については最後少々驚いたかな。そっちか!って(笑)

    1
    投稿日: 2021.03.11
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    「人間は、姿形やない!心や!」って事やな。 容姿格差とか色々言われる昨今、ええこと言うわ!(^-^)v ローズフラットの住人達は、個性的な人達、でも、他人と比較せず、自身を自身のまま受け入れて楽しくやってる。 こんな人達と楽しく生きていきたいと思わせる。 ミステリーなんやけど、こういう要素もあってなかなか楽しめた。 自身への自戒も込めて…あかん…見た目に左右されてるやん…って…(^^;; 「眼に見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味はない。」

    22
    投稿日: 2021.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マイノリティという重いテーマを、敢えて軽いタッチで描く。訳知り顔で格好付けるならそうかも知れないけど、筆者特有の捻りを期待して読み進めた側からすると、ちょっと拍子抜けしてしまう。マーベル?と思ってしまうようなキャラ設定、ご都合主義の展開、登場人物の発する一つ一つの言葉...全てが、「ベタ」に感じてしまいます。 何か「止ん事無い理由」があって、そうせざるを得なかったのかな?意外でしたね。

    0
    投稿日: 2020.12.24
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    読み進められないほどではない、ちょっとした違和感が常に横にいる感覚。透明カメレオンと似た雰囲気の作品だが、全体的にとても前向きな作品。 最後の辺りの情報量が多くて、追い付くのが大変だった。

    0
    投稿日: 2020.11.16
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    ローズフラットの住人の容姿に最後まで騙されていたことに驚いた。そっちに仕掛けがあったとは。 殺人事件のトリックなどはやけにあっさりしていて、こんなもんかぁと思ったけど、そのあとの展開に正直驚いた。 ただ、やっぱり探偵モノとして事件をいかに解決するか、そこの描かれ方がもうひとつだったことは否めない。 それでも、十分に楽しめた。

    6
    投稿日: 2020.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感動しました。 終盤のの一人一人の詳しい説明があるまでは、 鼻が悪いおじいちゃんや何事も二人で行う仲のいい双子ちゃんとかローズフラットの住人達は、 明るくていい関係だなぁと思いながら読んでいたが、 ほんとは鼻がなかったり目がなかったり片腕がなかったりしてたのは驚いた。 それを匂わす描写はあったが、そんなこと気にならないくらい 明るくて癖の強い住人達だった。 お互いも『人』としか見てなくて、どこかが欠けてる、醜いなんてこれっぽっちも思ってない。 もちろん、自分の容姿のことも気にしてる人はいない。 片眼の猿の話からは、この世のなかの『普通』に合わせる必要はない、自分のありのままの姿、考えで生きていけばいいんだと感じた。 探偵のハラハラドキドキの話かと思いきや心が温まり なにか考えさせられる話だった。

    0
    投稿日: 2020.09.03
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    ちょくちょく出てくる、ハードボイルド調の描写が中学生っぽい。 仕掛けは思ってたほど驚きはなかった。 「へぇ~」くらいの驚き。

    0
    投稿日: 2020.06.14
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    とっても読みやすいけれども、内容に関してはなかなか重量級。 軽くて直ぐに読み終えることができても、心にはすごく響くものがありました。 そういうことかー、って何遍も唸ります。

    0
    投稿日: 2020.06.11
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    盗聴専門の探偵家が、楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を受ける。 元同業者の女性をスカウトし新しいメンバーで仕事に取り組むが、 仕事先で突然起きた殺人事件に彼女が絡んでいるかも… という疑惑を主人公は抱きはじめる。 次第にそれは7年前に彼のもとから失踪した友人とも深いつながりを持っていたことがわかる。 「向日葵の咲かない夏」とは全然テイストの違う作品! ミステリーとして面白かったし、 題名の「片眼の猿」につながるエピソードも素晴らしかった! 期待せずに読んだ分、意外にも心温まる作品に癒されました。 「眼に見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味はない」 大切なのは中身とわかっていてもついつい見た目で判断しがちな自分に反省。

    0
    投稿日: 2020.05.13
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    【新潮文庫2014夏の100冊16/100】面白かった。新潮のイベントに参加しなかったら読むこともなかっただろうからイベントに感謝かな(笑)誰にでもコンプレックスはある。それとどう向き合うか、その山をどう攻略するかで真価が問われるのではないか。体型や性、考え方もそう。折り合いをつけて生きるもよし。でも、コンプレックスを抱えた自分で生きることを楽しめたらきっと見える世界が変わる。探偵の主人公と謎を解きつつ、コンプレックスとの向き合い方を考えさせられる奥深い一冊だった。

    0
    投稿日: 2020.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『カラスの親指』が面白かったので、読んでみました。主人公は盗聴専門の探偵なんだけど、なんだろうねぇ~。言いたい事ってのは伝わるんだけど、だまされた?かなり力づくでの騙し感がひどいね…。読んでて『向日葵の咲かない夏』のような手戻り感みたいのがあって、正直後味がわるい…。そのまま読ませても良かったとおもうよ。他の作品は面白いの?

    3
    投稿日: 2020.05.02
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    こんな本が書けるのってこの人しかいないかも! という感想でした。独特な構想に脱帽!どんどんページをめくる手が止まらず、一夜で読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2020.04.16
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     「ラスト10ページ、すべてを覆す・・・」帯の惹句に本書を手に取った。  ラスト10ページ、帯の惹句通りどんどん覆っていくが、ほとんどサイドストーリーだ。確かに、うひゃ~と驚きはするがストーリーは小どんでん返しだ。軽快な文体で読ませ、軽い印象で事件は解決した。

    0
    投稿日: 2020.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この著者は読者の視点に立つのがほんとにうまいと思う 著者の得意などんでん返しとしては、まあ驚くほどではないかもしれないけど、さらに考えるとまた違う側面が見えてくる 招き猫にわざわざ盗聴器を入れたんだなとか、主人公の秋絵への思いがよりはっきりしてくる 小ネタ含め小説だからこその体験が詰まった本

    2
    投稿日: 2020.04.01
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    後半は期待を裏切られる。メッセージは強い作品で、ハンディがあったとしても、皆がそれぞれの立場でその環境、人生を楽しむ権利があり、人として、欠陥ではないということがひしひしと伝わる。内容的にはミステリーなのか…読みやすく、わかりやすいストーリー。この作家を集中して読みたくなる作風。

    0
    投稿日: 2020.03.18
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    登場人物の情報は想像を掻き立てられる表現なので、勝手に外見をイメージで創造したが、最後にはいずれも覆された。 ハンデを背負う事の虚しさより乗り越える楽しさが生きる勇気に変貌する仲間たちが頼もしく感じられた。

    2
    投稿日: 2020.01.27
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    道尾秀介らしい叙述トリックはありつつも、珍しく明るい雰囲気の物語だった。また叙述トリックも、ただ読者を騙すだけではなく、そこにメッセージ性が含まれていると感じられた。読者をただ驚かすだけの叙述トリックも面白いものは面白いが、ものによっては「だからなに?」と感じてしまうこともある。だからこそ本作のように、物語に深みを与えるための手法として叙述トリックを用いていることに好印象を覚えた。 周りに合わせて普通に見せることが周りを騙していることになるという考え方は、多くの人にとって自分らしく生きるための後押しになるだろう。

    7
    投稿日: 2019.10.14
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    ハードボイルド。みんな違ってみんないい。 登場人物が皆一癖あってかっこいいが、どこで見たよなテジャブな感覚。 この系統だったら、葉桜…や葉村晶シリーズみたいに、もっとこてんぱんにおもいっきりのしちゃってくれた方が手にあせ握りより面白い。 追記。耳について。そんなに驚くか~?四菱のみなさん?登場人物のみなさん?って、そのへん興醒め。実際に身近で見たことあるけど、そんなに驚愕しなかった。髪で上手に隠してフォローしてたというのもあるけど、本人と周りの心意気一つだよね。

    2
    投稿日: 2019.09.14
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    明らかにミスリードされているのは分かるのですが真実が何なのかはわからないのです。中盤まで、画面の上半分を隠されたテレビを見ているように見たいところが見えない、下から覗き込みたいのにできないという非常にじれったい状態で読み進めました。ところが後半はあれよあれよという間に気づかなかった伏線までも綺麗に回収されてしまいました。すべてがクリアになってみるとローズ・フラットに住む人々がみなとても愛おしく読後感も爽やかです。ですがテーマは重く、自己を振り返って考えさせられます。また改めてゆっくり読み返したい作品です。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    主人公は何故探偵なのか、その風貌の理由は それが、最後の最後に明かされる。 そして題名の『片目の猿』、その理由がなにか それにつながる、探偵事務所のあるアパートの住人達。 主人公「三梨」は言う。 「世間の人間は鳩をみて、鳩だと感じる。雄だとか雌だとかは気にしない。 このアパートの連中は人を見て、ただ人だと感じる。それだけなのだ。 簡単なようで、手に入れるのが難しいその感覚を、彼らは持っている。だから強い」 そうなのだ。 身体的ハンディーが何なのだ。それはただ人間なのだ。 そんなことを、諭す一冊だった。

    4
    投稿日: 2019.02.08
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    え?なんでヘッドフォンなの?その下は、どうなってるの? え?そのサングラスの下は何なのー!!て、気になり過ぎて、そればかりに気を取られて内容に集中出来ませんでした

    0
    投稿日: 2019.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔読んだのを思い出して再読。 たぶん初めて叙述トリックというものに騙されて、荒れてたあのとき家で珍しく饒舌になった気がする(*´꒳`*) 叙述トリックって呼び名を知ったのは、もっとだいぶ後だったけど^^; 道尾さんは本当に絵みたいな文章だなと思う。 小説としても面白いし勉強にも参考にもなるし、自分的には三度おいしい作家さん。

    2
    投稿日: 2018.06.03
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    まぁまぁ面白かったけど、ちょっとやりすぎ感あるかな。この方は。カラクリ的なのが多すぎだな。面白いんだけどね。

    2
    投稿日: 2018.04.28
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    あれ、あんまり面白くない。なんだろう、こういうドタバターっとした感じのが嫌いなんかな。色んなキャラが出てくるんだけども、どの人もイマイチ書き込まれていないというか、なんというか、魅力的ではないんだよなぁ。 ってそんなもん好みじゃねーかという気もするのだけども。とりあえずトウミとマイミって名前がオースティンパワーズに出てきたフクミとフクユを思い出させて、その名前はねーだろって思いだしてなんか懐かしい気分になった。トウミって名前はやるわね。

    2
    投稿日: 2018.01.14
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    秋絵と冬絵 帆坂の幽霊というダブルミーニング 秋絵と2丁目で出会った事 知られてはならないために、髪を切った事。 運動服に着替えた事。

    0
    投稿日: 2017.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書き方によっては物凄く悲しい物語になりそうなのを明るく前向きな気分にしてくれる1冊でした!周りの人達が素敵すぎます! 1番驚いたのは帆坂くんでした!

    2
    投稿日: 2017.08.26
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    掏摸、スワロウテイル、そしてこの小説を読んで、こういうタイプの小説は自分には合わないんだとよく分かった。勉強になった。

    0
    投稿日: 2017.07.05
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    特殊な耳を持つ探偵、三梨はある日電車で特殊な目を持つ女、冬絵に出会う。そのとき三梨は楽器店社長からライバル店の盗作疑惑の捜査を依頼されており、ライバル店の盗聴をしていたが、殺人の現場を「聴いて」しまう。その殺人の犯人は誰か、その目的は何か、さらには冬絵という女は何者なのか。 読みやすい文体。道尾さんの小説はグロテスクと聞いていたのでそうでもないことに驚く。三梨とその周りの人物たちが協力する最後のところはテンポよく楽しめた。

    0
    投稿日: 2017.04.13
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    内容(「BOOK」データベースより) 俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分かってくるだろうが、「音」に関することだ、とだけ言っておこう。今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報酬が破格なのだ。楽勝な仕事だったはずが―。気付けば俺は、とんでもない現場を「目撃」してしまっていた。 人が人と違っている事は誰でも分かっているけれど、実際に見て取れる程人とちがう差異が有ったらきっと自分も卑屈になって隠れるように生きて行く事でしょう。 主人公も見て取れる風貌の差異があり、それがコンプレックスとして話しの軸になっております。ミスリードするタイプの本は嫌いなのですが、これは骨子の部分は何も変わらず、想像していた光景とちがうというミスリードなのでとても良かった。ただのだまし討ちみたいなのがもてはやされるのでげんなりしていた所で有ります。 人によっては嫌な気分になる外見の描写も有るかもしれませんが、作者の意図がそこに無いのは明白ですので是非文脈全体から読み取って頂きたいと思います。結構好きな本です。

    0
    投稿日: 2017.03.21
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    ストーリーはミスリードされっぱなし。だたけど、結果は何となく読める。 ですが、メッセージ性がある本だと思う。 1,「目にに見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味はない。」 2「自尊心」に関して。 読書後は、あまりにも私は言いたい事があるので… ここでは無理そうです。 しかし、思うところは個人において「思い込み」は多々あるところ。しかし精査していかないとかなりの思い違いが、負を招く恐れがあると思う。

    4
    投稿日: 2016.11.24
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    2016年、36冊目は今年固め打の道尾秀介。 三梨幸一郎は盗聴専門の探偵である。現在は谷口楽器の依頼で、隣接するライバル会社、黒井楽器への情報リークの調査中。その折、三梨は冬絵という女性に興味を持つ。彼女は大手探偵社、四菱エージェンシーの人間であった。三梨は彼女を引き抜く。そんな最中、黒井楽器で殺人事件が起きてしまう。 ハードボイルド風タッチのミステリー。重過ぎないので、テンポ良く読める。 冒頭は特殊能力モノ?と思わされる。また、登場人物は皆、一癖ある者ばかりで。正直、違和感バリバリ。ソレらが結末に向かって……。三梨の容姿とその理由、事務の帆坂君は気付いたが、その他は、大きくも、細かくも見事にヤられた。タイトルも一役かってる。 多少、ご都合主義的部分はあるも、フックが利いてるし、展開のスピード感も自分には合っていたようだ。 全体としては、★★★★☆の評価。 後、数年したら、ローズ・フラットに事務所をかまえる、口が達者で頭の切れる、双子の美人姉妹探偵の話なんて、登場しないかな……(苦笑)。

    0
    投稿日: 2016.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ライトなハードボイルド。 探偵ものだが、事件の犯人はあっさり分かってしまう。 この作品において殺人事件は全く重要ではない。 数々の伏線、心理トリックの仕掛けですっかり騙されるのは別のこと。 いつも特殊なヘッドフォンで隠している俺の特徴的な耳とは巨大な耳なのだろうと思い込んでいたし、ローズフラットの不思議な仲間達についても、「そういうことだったのか!」と驚かされた。 小説でしか味わえない叙述トリックを存分に楽しめた。 ※タイトル「片目の猿」について 片目の猿ばかりの集団に、両目の猿が生まれた。猿は自尊心を無くし自ら片目を失わせた。

    0
    投稿日: 2016.08.19
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    ものの見事にひっかかった叙述トリック&ミスリード! でも、とても面白く、ハードボイルドタッチのエンターテイメントミステリーです。 あれも、これも引っかけだったの?と思うところ多々あります。最後の最後で、「あ、やられた!」という爽快感あるだましっぷり。 こういうの好きです。 さらには、当然、あちこちに伏線張られていて、違和感ありながらも、最後でネタばらしとなるので、ぐいぐいページが進みます。 ストーリとしては、盗聴専門の探偵が産業スパイをつきとめる依頼で、競合他社を調査しているうちに殺人事件に巻き込まれます。この探偵をとりまくさまざまな人物のどたばた劇、といったところです。 過去に自殺した恋人の真実とは? 相棒にした女の正体とは? アパートの住人や助手との関係は? 殺人事件の真実とは? いろんな謎が最後の数ページでスッキリ解き明かされるのがとても秀逸! ちょっと書くとかなりネタばらしになるので、語りません。 まんま、読んでだまされてください(笑) そして、さらに奥深いテーマがひとつ語られています。 人を見てただ「人」だと感じる これまた、とてもよい作品でした。 お勧め!!

    2
    投稿日: 2016.05.01
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    息子が置いていった道尾秀介本を2冊、立て続けに読む。『片眼の猿』と『カラスの親指』。 道尾氏の作品は『向日葵の咲かない夏』以来。 たまにいいもんだ。それにしてもやっぱり道尾氏は動物好き? そういえば直木賞受賞作『月と蟹』を読んでいない。読むか。

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    盗聴中のオフィスで人が殺された。 盗み聴きを生業とする探偵はとある闇に触れたことをきっかけに 事件、消えてしまった大切な人との過去に 少しばかりハードボイルドに向き合っていく。 そしてとある共通点を持った人々が暮らすボロアパートから学ぶ楽しい日々の秘密と秘訣。

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    あいかわらず、小説ならではのミスリードの仕方がとても上手だな、と思う。タイトルを身体的な暗示と思わせておいて、心理的な話に持っていくのも上手い。

    0
    投稿日: 2016.01.04
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    ミステリーと思うとどこか物足りない。秋絵の真相は騙されたけど、その真相見せられても、やられたー!ではなく、はぁ?という類の騙され方だった。故意的すぎる。葉桜の季節に思う頃?と同じ。 メッセージ性を考えるとミステリーではない。ミステリーを期待して読んだからダメでした。 言いたいことは明確。超人なんておらん。みんな違ってみんな良い。 p332 人間というのはけっきょく、記憶なのではないだろうか。姿かたちが人間をつくるのではないし、見聞きしてきた事実が人間をつくるのでもない。事実の束をどう記憶してきたか。きっと、それが人間をつくるのだろう。そして、事実の束をどう記憶するのかは、個人の勝手だ。自分自身で決めることなのだ。

    0
    投稿日: 2015.12.15
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    盗聴専門探偵 俺 いつものごとく、途中まですっかり俺と冬絵の容姿を 勘違い 片目の猿というタイトルもなるほど 最後は、やられた・とスッキリ

    0
    投稿日: 2015.11.29
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    一気に読めた。騙されまくりました。面白かったです。自尊心を持って、自分にできることをしている登場人物がかっこいいです。

    3
    投稿日: 2015.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前読んだ著者のは現実離れでもいい雰囲気だったが、盗聴や占いが興ざめしてしまう空気。 それに追い討ちをかけたのが、 実はアパートの住人たちが、むかし敵と一緒に探偵していたという、なんとも安いドラマでありそうなくさい空気。。 それ以降のオチも流し読みとなってしまった。

    0
    投稿日: 2015.10.01
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    前にも読んだことあることに気づかず、借りてしまった。 ハンディキャップを抱えた人たちによる探偵事務所のお話。 つまらなくもないけど、特に好きでもないといった感じ。

    0
    投稿日: 2015.09.11
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    非常に読みやすく、また読んでいて楽しく、ページをめくる手を止められず一気読みしてしまった。 作者はどこかのインタビューで、「小説でしかできないことをしたい」というようなことを言っていたが、この作品も正に「小説でしか楽しめない」作品となっている。 ただ、そのトリックが今作はやや強引な印象を受ける。 天才的に話上手なサラリーマンの会話によるミスリードは巧みだけれど、何のためにそんな話をしたのか結局意味が分からない。 三梨の秘密のミスリードも相当に強引で、ヨウスケのビビり具合など何か他の理由がないと説明がつかないほどに不自然すぎるように感じる。 まあそれも読後の感想で、読んでいる最中はとても面白かった。 眠くてもページもめくる手を止められない深夜の幸福感。 「小説でしか味わえない」楽しさを与えてくれた作者に心から感謝します。

    0
    投稿日: 2015.06.02
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    盗聴専門の探偵の話。 気付いて良さそうなものなのに騙されてしまった。 トランプカードの意味はピンとこなかったが、いい話だった。 (図書館)

    0
    投稿日: 2015.05.05
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    『俺は嫌な予感さえおぼえていなかった。ほんとうの人生では、何かとても悪いことが起きる前に、嫌な予感などしてくれないものなのだ。』 『ハートのキング。別名 Suicide King ーー自殺キング。その図案が、王が自分の頭を短剣で突き刺しているように見えることから、そんな忌まわしい名で呼ばれるカードだ。』 『《まずは先週の問題の正解から。なんたる偶然! 作家ヘミングウェイの孫娘の名前は何という?ーー はい、正解は》 「マーゴ・ヘミングウェイ」 《マーゴ・ヘミングウェイでした! 孫の名前が、なんとマーゴ。はるか昔の中学校時代、"so"の意味が"そう"だと知ったとき以来の衝撃です。ちなみにこのマーゴさんは睡眠薬自殺されてますので、ネタのご使用には十分ご注意ください。正解された方、おめーー》』 「犯してしまった罪を忘れる方法には二つあるのよ。一つは自分のすべてを投げ打って贖罪すること。もう一つは、もっとたくさんの罪を犯して、それを覆い隠してしまうこと。そして、前者を選べるのは強い人間だけなの。私はーー」

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    投稿日: 2015.02.15