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LIFE SHIFT2―100年時代の行動戦略
LIFE SHIFT2―100年時代の行動戦略
アンドリュースコット、リンダグラットン、池村千秋/東洋経済新報社
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総合評価

154件)
3.6
25
52
55
9
2
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    最近、スキマ時間にAudibleを使ってながら聴きをしていて、ChatGPTに最近聴いた書籍の傾向をもとにお勧め尋ねたら本書を勧められたので聴いてみました。 本書のメッセージとしては長寿化により今まで目の当たりにしていたライフステージの考え方では長寿化に対応できず、マルチステージの考え方で無形資産(活力や変身)、有形資産(カネ、モノ)をバランスよく形成していく事が大切と理解しました。 趣旨としてはとても興味深いのですが、ちょっと説明的な部分が多く冗長的に感じて結構、大切なポイントを右から左に聴き流してしまってるかも。 もう少しエッセンス凝縮してもいいかも。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    自分の人生は、主体的に生きる覚悟が必要。 他人に依存して、他人に人生決めてもらうほうが楽かもしれないけれどね。 後半、たたみかけるように、実践的な戦略が書かれてあり、もっとじっくり読み込んだほうがいいかもしれない。 普段、ふわふわ生きているから、時々、こういう「ちゃんとしないさい」って本を読むと刺激になっていい。

    27
    投稿日: 2025.08.24
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    20代後半でもうすぐです30代に突入する自分は今、比較的安定した環境で働くことができている。でも、このまま今の職場で働き続けていていいのか悩み始めていて、転職やフリーランスの道に進むことも視野に入れている。 新たな道に進みたいけれど、安定した仕事、収入を失ってしまうのではないか・・・ そんな今後のキャリアについて悩んでる時、本書に出会った。 本書を読んで進む道を決められたわけではないけれど、今の仕事を続けるにせよ新たな道を選ぶにせよ、これからの時代は誰もが生涯学び続けることが重要だということを教わり、とりあえず何か一つでも新たなスキルを学んでみようかなと前向きな気持ちになれた。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    『LIFE SHIFT2』では、人生100年時代において、人はもはや単線型の生き方ではなく、マルチステージを前提に、自らの物語を描き直しながら生きていく必要があると説かれている。その物語を実現するためには、必要な道を探索し、スキルを獲得し、柔軟な人間関係を築き直していくことが求められる。 また、個人の変化に対応するために、企業・教育・政治といった社会の枠組みも変革が迫られている。著者はその方向性を具体的に提示し、読者に「行動」への転換を促している。 私自身、60歳を目前に控え、「引退後」を単なる終わりとせず、もう一つの始まりとして捉え直したいと感じた。本書にある「先手を打ち」「自己像の可変性を意識し」「人生の移行を受け入れる」という考えに深く共感した。変化の激しい時代だからこそ、自らの人生を主体的にデザインし直すことの重要性を痛感した。

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    前作の人生戦略もエキサイティングだったけど、今作の行動戦略もなかなかに興味深い。 老いるとはどういうことか、それに対してどう向き合うかを深く考えて、みんなが行動せねば。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    1は読んで無いが先に2を読んでしまった。 おそらくすでにこの本を手にしている方ならば問題はないだろう。今までの100年とこれからの100年は大きく異なる。ここ30年は大企業、終身雇用で、年金が貰えていた時代だ。これからは年金は無いと思った方がいいし、そのためには70〜80まで働く必要があるだろう。 そしてそのためには、学び続けて、その時代に順応、役に立つ知識、行動をとらなければならない。同じことをやっていたらダメになると思わせる本である。

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    100年時代の行動指針として、本書を読み、改めて現在のままの考え方では行き詰まるように感じた。細く長く働き続けることの重要性に今気づけたことはこちらの本を今読んだ一番のメリットであろう。老後に向けて、NISAなどのしくみで有形資産の蓄えは進んでいるが、無形資産の蓄えについては進んでいない。今後は、どのように無形資産を蓄えていけるかが、人生の充実度を左右するであろう。

    12
    投稿日: 2025.03.30
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    1も読んだが、流動性、生涯勉強、探索し続ける姿勢が問われるような本だった。1と重複した内容だが。コロナの話も踏まえているのが追加の観点と思う。 敢えて作中にないスピ系の話もするならば、「風の時代」を感じられる1冊となっている。

    0
    投稿日: 2025.03.19
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    100歳まで元気で生きるという前提と今後の将来に向けて、心身ともに健康的でかつ生涯通して、学び、時代の変化に対応しながら成長していくことを、理解できた良書。 お金、人間関係、仕事、スキル、健康を踏まえて方向性の意識が定まった。

    0
    投稿日: 2025.02.18
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    ライフシフト1ほどの衝撃はなく、延長のような感覚。正直、そうだよね、と言う内容だった気がする。 とは言え、リクルーティング活動において取り入れられる要素が多い。 引退という概念が薄くなる中、40.50代は特に長期を見据えたキャリア戦略を再考しなければならない。 今までのキャリアの延長ではない(培った経験を切り崩して晩年を過ごすのではない)、さらに学び飛躍するチャンスを得られるマルチステージの入り口として位置付けてもらえるよう、説明していきたい。

    1
    投稿日: 2025.02.11
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    働き方、過ごし方、家族との在り方、今の姿から未来を見据えてどう過ごすべきかを見直すきっかけをくれるヒントが満載。

    0
    投稿日: 2024.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人類は人口が増え、寿命がも延びている。そして人生100年時代と言われる時代に進んでいる。 しかしながら、この時代に向かうにつれて意識しなくてはならないことがある。「技術的発明(テクノロジーの発展)」と「社会的発明(社会環境整備)」である。特に技術的発明と社会的発明の乖離が大きくなっている時代になってきている。 社会的発明の発展が必要な中で、人生100年時代に向けて私たちは何を準備しなければならないのだろうか。私の率直な感想は、自分のあり方を考えることと、生涯学習の必要性である。これまでの人生の歩み方(3ステージ)は大きく変わる中で、将来の自分をデザインすることができなければ、人生100年時代を全うしたと言える人生にはならないであろう。そして誰もが学習できる環境を創ることが必要だ。生涯学習を通じ、コミュニティを創っていくことで充実することもできるであろう。 寿命が延びることで喜ぶのではなく、未来を考えていく必要性を改めることのできる本である。

    0
    投稿日: 2024.11.16
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    こちらはコロナ禍終わりかけの2021年に出版。コロナで世界経済が大きく揺らいで、人々の暮らしも変化しつつある中、約10年前に出版された著書の内容からひっくり返るほどの変化はなく、むしろ現実は刻一刻と迫ってきているといった印象。どうしても学歴によって人生の充実度は変わってきてしまって、また国によっても暮らしは異なるもの。この本からの学びは客観的な見方をするよりは自分の今後を見極めるためにも、今の環境を考えながら、一人の人間として生き抜く術を模索しなくてはと切実に思えたこと。日本の政治の話を持ち出すと愚痴しか出てこないのでこちらでは割愛しますが、この時代で生き抜いていくためには、しっかりと先を見据えていかなければなりませんね。

    91
    投稿日: 2024.11.04
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    正直よくわかりませんでした。 100年時代に向けていろいろな面からまだ大丈夫だよ。と励ますような話だと判断しました。 ただ、さまざまな面からこうだったらこうした方が良いと書いてある気がする。 ■NHKBS1「LIFE SHIFTニッポン ~リンダ・グラットンが見た北陸の幸せ」に著者出演!(2023年1月7日) ■NHKおはよう日本「人生100年時代をどう生きる?」にて三宅民夫氏と対談!(2023年1月8日) ■「オーディオブック大賞2022」<ビジネス書部門>準大賞受賞! ■フジテレビ「ノンストップ!」に著者出演!(2022年4月15日) 新テクノロジー、AI、長寿化、コロナ、リモートワーク、副業…… この変わり続ける世界で、私たちはどう生きるか? 日本人の不安に応える「ライフ・シフト」実践編 シリーズ47万部。待望の最新版! ・なぜ、これまでの生き方の常識が変わるのか? ・なぜ、誰もがライフシフターとなるのか? ・なぜ、社会的開拓者が必要となるのか? ・100年時代と向き合って生きるとはどういうことか? ・AI に負けない、人間らしさとは何か? ・大人の学びと子どもの学びは何が違うのか? ・中年期における人生の移行で気をつけることは? ・世代の違いを乗り越えるためのヒントとは? ・コミュニティへの共感を持つためにできることは? ・政府、教育、企業が変わるべき方向とは? ・挑戦する人の背中を押すメッセージ! 【主な内容】 アンドリューによる日本語版への序文 リンダによる日本語版への序文 はじめに 第1部 人間の問題  第1章 私たちの進歩  第2章 私たちの開花 第2部 人間の発明  第3章 物語──自分の人生のストーリーを紡ぐ  第4章 探索──学習と移行に取り組む  第5章 関係──深い結びつきをつくり出す 第3部 人間の社会  第6章 企業の課題  第7章 教育機関の課題  第8章 政府の課題 おわりに──未来へ向けて前進する 図出典一覧

    15
    投稿日: 2024.10.14
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    各国の将来予測を踏まえ、長期化する人生をどう歩むべきか?どんな人材になるために何を行動するべきか?そのヒントをくれる本でした。

    7
    投稿日: 2024.09.10
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    日本人にはやや読みにくい文章。 長寿化や技術の発展による変化に政府や社会の仕組みが追いついていない、成人後も先を見据えて個人で学び、可能性や選択肢を拡げる努力の必要性があるということには同意。

    0
    投稿日: 2024.08.25
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    前作未読。日本人をモデルに想定してあるのでイメージは掴みやすい。 巻末の方にまとめがあるので時間がない方はそれだけでも参考になるかもしれない。特に先手を打っていくという考えは大切だと思う。

    2
    投稿日: 2024.08.25
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    前作ほどではなく、また行動戦略というほど、行動戦略について書かれていない。 大事なのは前作と変わらず、人生はマルチステージ化するということ。

    1
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    印象に残ったのは以下。 第4章 探索 短い時間でも様々な活動をして、何にどのくらい喜びを感じるかを知る。 学習共同体の存在が大切。 第5章 関係 キャリア+ジョブやキャリア+ケアラーではなく、キャリア+キャリアの関係を築く為に、パートナーと相互依存関係を育む必要がある。 キャリアのみならず100年時代をどう充実して過ごせるかについて考えさせられた。個人的にはコミュニティへの参加、パートナーとの関係構築が今後の課題。

    1
    投稿日: 2024.01.06
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    学び⇨仕事⇨老後と暮らしてきた私(75)としては、これからの時代に対応して暮らしていくのは楽しそうにおもう。 何故なら私達は安定と引き換えに、大きなストレスが背負わされていたから。 まぁどちらが良いと言うことではないか。

    1
    投稿日: 2024.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ーー人生100年時代の生き方ーー 日本が本書のような流れになるにはもう少し時間がかかるだろうなと感じた。 それでもいずれ来る時代への準備として、これからの行動指針になった。 まとめ ・先手を打つ ・将来を見据える ・「ありうる自己像」を意識する ・可変生と再帰性を意識する ・移行を受け入れる

    1
    投稿日: 2023.12.26
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    100年時代が始まるに連れて、学び直しの期間が設定されるんじゃないかという。 自分にとってはワクワクする未来だと思った。

    0
    投稿日: 2023.12.06
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    時代変わったよね 男女が結婚する時代はもう古いと思ってるよ って思ってるのは私だけかと思ってたけどそうでもないみたい 話自体は面白いけど何回も同じこと言ってきてしつこいなって思うところがあって星3 あと翻訳がちょっと微妙...日本語が変で気になるところが何回かあった 話自体は面白いよ

    0
    投稿日: 2023.10.15
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    ・先手を打つ ・将来を見据える ・ありうる自己像を意識する ・可変性と再帰性を意識する ・移行を受け入れる 現在の自分の行動が将来の自分に返ってくる 70歳、80歳の自分なんて想像つかないけど 色んなことに挑戦して行きたいと思う

    0
    投稿日: 2023.09.23
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    話題になったライフシフトの続編。 高齢化社会になる中、人生70年から100年時代をどう乗り越えていくべきかを提案している。 いろんな人種、職業パターンを架空のキャラクターに数人おいて、わかりやすく説明している。 中盤からUBI(ユニバーサル・ベーシック・インカム)や、赤ちゃんから選挙権を与える等、最近他でも取り沙汰されている内容がありこれからの方向性を示唆していると思った。

    5
    投稿日: 2023.09.07
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    一作目のライフシフトも非常に勉強になったが、今回の2作目も未来の自分の生き方を考える上での非常にヒントになる本である。 これからの人類は長寿の人生を歩むことになり、おおよそ100年の時代を生きていくと著者は訴えます。 それは今までの平均寿命で生きてきたスタイルとは全く変わった人生観となり、今から行動してそれなりの計画を準備立てていないと先々全く不安の中で暮らさないといけなくなる。 そうならないよう行動計画を与えてくれるヒントとなる本である。ぜひとも一読しておく必要のある本と言えます。

    0
    投稿日: 2023.07.15
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    前著 "Life Shift" が衝撃的に面白かったので読んでみたのだが、2 を出すほどの内容ではなかった。"Life Shift" を 2回読んだ方がマシ。

    1
    投稿日: 2023.05.24
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    AIとAGI 代替されにくいのは人と人のやり取り、ケアと思いやりが必要な活動、マネジメントとリーダーシップ、創造とイノベーション 長寿の問題点は、アルツハイマー、ガン、呼吸器疾患、糖尿病などの非感染性疾患を患いやすくなること 仕事で不安を抱えている人は、新しいことを学ぼうとする確率が著しく低い

    0
    投稿日: 2023.05.09
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    この本の命題はvision(価値観)をshift(変容)させること。 前作から証明が続くように、今後間違いなく人生100年時代へと変わりゆく世界。 その中で我々に求められるのは柔軟性・アイデンティティ・自己を律する習慣である。 ・変えるべきもの(例.価値観)、変わらないもの(例.健康習慣)を見定めること ・個人は言うまでもなく、企業・政府にも同様の価値観が求められ、shiftしていく世界を鳥の目で捉え、行動すること 長寿化のネガティブな側面ばかりが封じられる世の中に一石を投じる素晴らしい一冊。

    0
    投稿日: 2023.05.04
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    基本life shift 1と同じです。 事例が昨今のものにアップデートされてます。 3段階 学習ー>労働ー>引退、というステージ構成は崩壊して、 何度も繰り返して、リスキリング、サバーティカルを活用しながら 自分をupdateしていかないとついていけない。 aiがすすんできて、仕事が減っている、わけではなく。 仕事が減って、その分新しい仕事は生まれている。 新しい仕事に対応できる自分でないと、ただただ失ってしまう、だけになっていしまう。 時間のスピード、変化のスピードが各段に違っているので、 心してかかろうと、という内容です。

    1
    投稿日: 2023.05.02
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    2年前に発行された本だけど、2023年に読んでも意味のある内容だった。ひとつの会社に入って勤めあげる時代ではなくなっているからこそ、自分がどう生きたいのか?そのためにどんなスキルが必要なのか?をもう一度考えたいし、身の回りのコミュニティについても再度考えてみたいと思う。年齢はただの数字!

    1
    投稿日: 2023.04.27
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    ハーバード大学の経済学者センディル・ムッライナタンとプリンストン大学の心理学者エルダー・シャフィールが指摘しているように、重要な資源が不足していると、その不安に思考を支配されて、直近のことしか考えられなくなる(トンネリング)

    1
    投稿日: 2023.03.22
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    結局は、ライフシフトと同じことが書かれていたと思う。ただ、前著に比べると登場人物に日本人も加わり、よりイメージしやすい内容になっていた。 ライフステージが増えることを見据えた自分への投資、家族や周囲への感謝の意識を持って、日々の生活を送る。手元に置いておきたい一冊。

    0
    投稿日: 2023.03.10
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    230201*読了 「LIFE SHIFT」よりもさらに生き方について考えやすくなっていました。前作が日本で好評だったからか、登場人物に日本人のカップルが出てくるのも、自分ごととして捉えやすくよかったと思います。 最近、首相の育休中のリスキリング発言がバッシングを受けていて、わたしもそれには一過言あるのだけれど、これだけリスキリングというワードが浸透してきたのも時代感だな、と。 この本にはいろんな立場の人が出てきていて、彼らの解決策の提案はあっても、彼らがこの本の中で真に生きる道を見つけられてはいない。 人生はそんな風に模索を繰り返して、前に進んでいくのだろう。 わたしにとっても、息子にとっても100年時代をどう生きるかは大切なことで、可能性を思い描いて、準備をしていきたいと思います。

    0
    投稿日: 2023.02.01
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    以前漫画版を読んだ時とあまり変わらない内容。学習は若い時の方がしやすいという風に考えていたが、そんなこともないということが分かって良かった。ただ意識的に学ぶことをしなければ、なかなか機会を持てないというのはその通りであると思うので、意識的に学び続けたい。読書に限らず、今は動画なども充実してきているので、その方面でも学びを広げたい。

    0
    投稿日: 2023.01.30
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    LIFE SHIFTの続編ということで期待しましたが、基本的には前作で述べていることの繰り返しでした。若干のデータの最新化はあるものの、大きなトレンドは変わっていないし、個人、社会が対応すべき課題も同じですね。前作を読んだ時ほどの衝撃はありませんでした。

    0
    投稿日: 2023.01.25
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    前著の続編に位置づけられるが、これ単体で読んでも問題ない。 主張はシンプル。いまの平均余命を前提にして考えないほうがいい。

    0
    投稿日: 2023.01.23
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    今日の社会は、テクノロジーが急速に変化し、技術的発明に社会的発明が追いついていない状態。そんな社会で長い人生を生きる私たちは、健康、スキル、人生の目的、雇用、人間関係を維持することがとても重要である。 過去・現在・未来が等しく重要に感じられる「鳥の目型」の視点を持ち、未来の選択肢を広げるための投資を積極的に行い柔軟に働き方とキャリアの道筋を選べるようにする。 生涯に渡って学び続けることが望ましく、人生の序盤では、特定のスキルや知識を身につけることよりも、ずっと学び続けるための土台づくりに重点を置いたほうがいい。 ただし、脳が健康な状態にあって初めて学習が可能になるので、この問題を克服する方法として、学習の対象に強い興味と情熱を抱くこと。やり甲斐を持つことにより、潜在的な不安の悪影響を小さくできる。 これからは「より人間らしい活動を行う能力」つまりコミュニケーションやチームワーク、対人関係のスキルを持つことが重要になる。そして、研究によると、40代や50代になると、その他者理解の能力が最も高くなるらしい。 生涯に渡り、人間関係を深めるための投資が必要。 よい人生とは何か。 ダライ・ラマ14世「人は金を稼ぐために健康を犠牲にし、健康を取り戻すために金を犠牲にする。未来を心配しすぎるあまり、現在を楽しめない。その結果、現在を生きることも、未来を生きることもできなくなっている」

    0
    投稿日: 2023.01.02
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    学び、コミュニティ、幸せ追求。 これがキーワードな気がする。 どれも受けの姿勢ではなく攻めの姿勢で!人生楽しもう。先を歩こう。と思えました。

    0
    投稿日: 2022.12.06
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    前作LIFESHIFTと主張はほぼ同じだった。コロナの流行後に出版された本なので、時間がなければLIFESHIFT2だけ読んでもいいかも

    0
    投稿日: 2022.11.23
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    以前のように、学生→社会人→老後という3ライフステージではなくなっている。将来のありうる自己像のために、変化を受け入れ、学び、柔軟に働き、良好な人間関係を築き、健康保持をする。これかこれからの長寿時代。今から未来に向けて動こう!(もう動いてるけど)

    0
    投稿日: 2022.11.16
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    前作に続き気づきの多い一冊。付せんを用意してから読むことをおすすめします!ただ、最近この手の本が多いのか前作の内容と被っているのか既視感のある内容もありますが、幅広く使用広げるのに有用な本です。前作の「ライフシフト」を読まなくても問題なく話についていけます。 ●「よい人生とは?」 ひとつの答えがないから、それぞれの個人の考えるべき問題です。これは当たり前なのですが、日々の生活の中で考えている方は意外と少ないのではないのでしょうか。「金を稼ぐために健康を犠牲にし、健康を取り戻すために金を犠牲にする」というダライラマ14世の言葉には考えさせられました。 ●大人のニーズを重視した教育 「大人になっても学び続ける必要がある」というのは、他の本でもよく見るアイデアかと思います。ただ大人が勉強しているときに心配なのが、家庭と仕事の両立に加えて学業が加わり、家族の誰かに負担が増えてしまうことや、頑張って勉強した先に仕事や収入アップがあるのかということ。本書ではその点に触れている点でよく考えられていると感じました。ではその問題をどう解決するか?ということを考えさせられました。 ●若い世代の声に耳を傾けるべき それは社会や政府による創意工夫の恩恵を受ける期間は高齢者よりも若者の方が格段に長いから。とはいえ政治家も仕事を続けたいので、実際のところは人口の多い世代に迎合しがち。これを改善するためには(世界一般にいえることとして)根本的な政治システムの変化が必要というのはとても興味深かったです。全ての人が人生と社会のあり方を設計し直すことが求められている中で政治システムの変化ができた国が「LIFE SHIFT」しやすい国になっていくのではと感じました。

    3
    投稿日: 2022.10.23
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    AIによって未来がどのように変わるかなど、今後の社会の行く末を様々な実例から予測されていました。どのような未来になろうとも、主体的に学ぶ姿勢と柔軟に生きることを忘れなければ、何とかなると思いました。

    0
    投稿日: 2022.10.14
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    前作と大して変わらない内容だったけど、時間(特に余暇と学習)の再配分、丘の上の視点ではなく鳥瞰的な視点で時間を考える、学習と移行に取り組む、柔軟な働き方という点が今の自分に響いた。たしかに、従来の第3ステージではもう余暇を楽しむ体力も相手も残っていないことが多いから、体力があり子どもも小さいうちにその時間を再配分させた方がいいよね。学習の効果を得られる残り時間も長いし。

    0
    投稿日: 2022.10.13
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    他のレビューでも述べられていたが、(発売から約1年後に読んだということもあるが)前作に比べるとインパクトは大きくなかったように思う。 個人のみならず政府や企業の果たす役割も記述したり、テクノロジーと教育の相乗効果に言及しつつ、無意識なかけあわせへ釘を刺したりといった部分には好感を持った。 今後の変化に対し、何をすべきかわからないというような不安を覚えている人には、指針作りのヒントになるかもしれない。 一方で、自分自身にとっては著者の述べているような好意的な未来が訪れるよりも、このままいくとある程度の痛みを伴う側に入る可能性が高いように感じ危機感を持った。 (だからこそ著者は本書で生涯学習を通じた探索と移行を勧めているのだが…)

    0
    投稿日: 2022.10.11
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    社会システムがまだこの長寿化時代の流れに追いついていない状況の中で、自身がこれから選択しなければいけない数々の課題への参考になる。

    1
    投稿日: 2022.10.03
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    これからの時代、同じことを繰り返しているだけじゃダメで、時代の変化に合わせて、自分をどんどん変えていかなくては先がなさそうだ。そして、長い人生を生きていくためには、なるべく長い期間健康な状態を保てるように気をつける必要がある。いくつかの属性の登場人物に焦点を当てて説明する手法は状況を把握しやすい。

    0
    投稿日: 2022.10.01
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    The New Long Life: A Framework for Flourishing in a Changing World https://str.toyokeizai.net/books/9784492534434/ , https://str.toyokeizai.net/-/book/life-shift/ , https://thenewlonglife.com/ , https://profandrewjscott.com/ , https://lyndagratton.com/

    0
    投稿日: 2022.09.17
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    ■「生涯学習」の重要性 生涯学習、それは過去の世代とは異なる思考・行動をすること。 人は「学ぶこと」を選択して、はじめて学ぶようになる。 ※デフォルトは「学ばない」時間を過ごすということ。 大人の学習では、未知のことを開拓するよりも、 見慣れたものを新しい視点で見ることの重要性が高い。 それだけ教材は目の前に既に転がっているということだ。 そして、新しいスキルと行動パターンを身に着けるのと同じくらい、 古い思考や行動捨てること(「学習棄却」)が大きな比重を占める。 ■そのために大切なこと 学習と探索。好奇心。 勇気と知的・情緒的(感情的)努力が必要。 学ばないという選択肢はない。 怠惰な人間はそこで時間が止まる。

    0
    投稿日: 2022.09.04
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    TVや新聞で喧伝されている「人生100年時代」の生き方について、化学、テクノロジー、教育、人間関係、仕事、政府等、多角的に問題提起と対策について書かれた本です。 個人的には、是非ともベーシックインカムを導入して頂き、多様なライフ・ワークスタイルが実現出来る日本に成って欲しいです。

    0
    投稿日: 2022.08.23
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    本書では、政府が検討すべき措置についても提言されていますが、現在の政治状況に鑑みる限り、政府をあてにしていては、とても間に合わないと感じました。 よって、可能な限り、自分で何とかするしかありません。 良好な人間関係を維持すること、変化に耐えうる実力を身に着けること、少しずつ初めていることではありますが、漠然と流されるままに日々を過ごすのではなく、より真剣に自分の人生に向き合おうという気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2022.08.16
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    程度の差こそあれ、日本に限らず少子高齢化が進むこと、少産少死が進み、子どもよりも、65歳以上の人の割合が増えていくことは避けられない。一方、世界的に健康化が進んだことで、今まで高齢者として扱われていた年齢の人たちもまだまだ働くことができるようになった。子ども-大人-老後という3ステージで人生を考えることができなくなっている、個々人も企業や政府も、柔軟な人生のあり方を考える必要がある。

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    投稿日: 2022.08.16
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    生涯学習って大切だなぁ。学校出た時の知識だけでは新しい時代に対応出来ずそのためにも生涯学習は必要。企業も教育機関も政府も協力が必要。

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    投稿日: 2022.08.13
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    LIFE SHIFTを読んだ方にとっては新しい内容は少ない。 ライフステージという概念を捨てること、選択肢を持つこと、そのために今何ができるかを考え実行すること。 新卒のときから、一つの企業に勤め続けるイメージを一切持てたことがないので、まだ勤め上げる意識の強い世間との乖離をたまに気にしていたのですが、後押ししてもらえますね。

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    投稿日: 2022.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コロナにより、日本社会は変革のチャンスを迎えている。 このような変化が激しい時代に、人が可能性を開花させるためには生涯学習が不可欠である。 人類の技術的進歩が、人類に害を及ぼし、人類に対し悲劇的な未来をもたらすのではと危惧されているが、その中で新しい可能性や社会的発明に希望を見出すべきで、だからこそ一人一人の個人が社会的開拓者になる覚悟を持たなくてはならない。 年齢と一口に言っても、従来の暦年齢だけでなく、生物学的年齢、社会的年齢、主観的年齢など可変的な概念に変化しつつある。加えて、老い方の1/4は遺伝的要因が占めるが、残りは行動やアンコントローラブルなイベントに左右されるので、同じ暦年齢でも個々人の差がより拡大することとなる。 長寿化が進んでいるからこそ、人間としての資産に対しての複利のリターンも大きくなり、また相対的に家庭(特に子供)と過ごす時間の価値が大きくなる。 高齢者は、今の世界で唯一増加している天然資源で、これを活用しない手はない。実際に、シルバーマネーやシルバーエコノミーは注目を集め、社会全体への影響も増加中である。だからこそ、年齢格差や年齢差別をやめ、高齢者の健康を担保し、高齢者を活用することに投資することが、ひいては社会全体の利益を大きくすることにつながる。

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    投稿日: 2022.08.06
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    少し前に話題になっていたLIFESHIFTの続編。 ちなみに、LIFESHIFTは読んでいません。 これまでの多くの人の人生は3ステージ(教育、仕事、老後)に分類されたが、今後は、マルチステージの人生が当たり前になる。 学び続けること、先を見据えて、今、行動することの大切さが書かれていました。 人生をより良く、楽しく過ごせるように、学び行動し続けたいです!!

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    投稿日: 2022.07.27
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    前回も今回もそこまで大きな衝撃を受ける事はなかった。 100年時代になることや、AIに置き換わっていくことなどは言われて久しいため、そうだよなぐらいしかなかった。 ただ、AIに仕事が奪われていく具体的な年代としては2050年になるためこの、30年弱の間にどのような行動をして、どのようなスキルを磨いておく必要があるのかについても参考になった。 その内容をflier要約から以下へ抜粋する。 ■flier要約抜粋 【テクノロジーに代替されにくい能力は、人によるケアや思いやりが必要な活動、マネジメントとリーダーシップ、そして創造とイノベーションなど、より人間らしい活動をおこなう能力だ。カーネギー・メロン大学ロボティクス研究所のハンス・モラベック氏は、土地の標高の高さを人間の能力の高さに、海水面の高さをAIの到達レベルにたとえた。そして、職を失いたくなければ海水面からさらに遠い領域の能力を目指すべきだと指摘している。】  ==== ジャンル:スキルアップ・キャリア 起業・イノベーション 政治・経済 出版社:東洋経済新報社 定価:1,980円(税込) 出版日:2021年11月11日 ==== アンドリュー・スコット(Andrew J. Scott) ロンドン・ビジネス・スクール経済学教授、スタンフォード大学ロンジェビティ(長寿)センター・コンサルティング・スカラー ハーバード大学とオックスフォード大学にも籍を置いていた 彼の研究や著作、教育は複数の賞を受賞しており、私たちの世界を再構築するような深層変化と、個人や社会のさらなる繁栄にとって必要な行動について、世界に向けて情報を発信している さまざまな企業や政府機関の役員、顧問も務める ロンジェビティ・フォーラム共同設立者であり、英国予算責任局のアドバイザリーボードと英国内閣府の栄誉委員会のメンバーも務める 邦訳された著書に『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』(リンダ・グラットンとノ共著)がある。 リンダ・グラットン(Lynda Gratton) ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授 2015年に同校の卓越教育賞(Excellence in Teaching Award)を受賞 彼女の担当する講座「フューチャー・オブ・ワーク」は高い評価を得ている 世界経済フォーラムの「新しい教育と仕事のアジェンダに関する評議会」の責任者を務めており、同フォーラムのダボス会議にも2013年から参加している 世界で最も権威ある経営思想家ランキングであるThinkers50では、世界のビジネス思想家トップ15にランクインしており、2018年には安倍晋三元首相から「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された 彼女の著作は20を超える言語に翻訳されており、『ワーク・シフト』や、アンドリュー・スコットとの共著『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』は日本でベストセラーとなった ==== flier要約 https://www.flierinc.com/summary/3074

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    投稿日: 2022.07.26
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    2日かけて読み終わり、前書よりも読みやすい印象を受けた。 本書では20代の日本人カップルの人生戦略がペルソナとして描かれており、現在での私の状況にもマッチしており非常に理解が進んだ。 特に、カップルのどちらかがキャリアを諦めるのではなく、共にキャリアを突き進むというロールモデルを提唱していることは素晴らしいと思う。私含めた20代後半の世代は男女関係なくキャリア志向が多いと周りを見ても感じており、旧来の考え方や価値観によって貴重な仕事やキャリアを諦めることは個人においても社会においても大きな損失であると心から感じている。 社会、政府、企業、個人全てにおいて変化が迫られるこの時代に自分はどのように人生の戦略を立てていくのか、その判断基準のひとつにこの本はなると思う。生涯において学び続けることを決意した。 以下、心に残った文を記載する。 ・人生の幸福感と満足感に好影響をもたらすのは深い友情である ・働き続けることで健康寿命は伸びる ・永遠の命とは若者を支援することにより遺産を残すことを通じて生まれる ・運動不足はヨーロッパの年間死者数の10%に関係していると推定されている

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    投稿日: 2022.07.10
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    実践的な内容が多く、勉強&参考になった。これからの社会、人生を生きていくうえでの心構えになった。できるところから実行していきたい。

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    投稿日: 2022.07.07
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    国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11511749

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    投稿日: 2022.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・1998年生まれで現在の50%の収入感覚で生活をすると勤労期間の貯蓄率は収入の31%がマストになる(65歳に引退で100歳の寿命の場合) →老後資金を現在の30%でOKとして70歳引退だと所得の10%の貯蓄率でOK ・大人二人世帯に必要な所得は大人一人世帯の1.5倍に留まる→大人二人の世帯でふたりとも所得があれば、一人暮らしの場合よりそれぞれ25%の所得が少なくてもOK

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    投稿日: 2022.06.26
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    前作と比べて、ケース事例の人物像がぼやけてしまって何が言いたいのか分かりにくい。 加えて、内容も前作から大筋変わっていない。前作を読んで、復習も兼ねて読むならアリかと。

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    投稿日: 2022.06.24
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    マルチステージの人生設計について、かなり日本の事情をもとに話が展開されている。人との繋がりや生涯学習によって、老後の健康や収入などが大きく影響。これからの社会システムもとても大事。

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    投稿日: 2022.06.24
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    100年時代に向けてキャリア学び直しの意義 人間関係づくりへの意識 後半は視点を変えて、社会、企業、教育機関、政府政策、の話題に及ぶ。

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    投稿日: 2022.06.14
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    大ベストセラー『LIFE SHIFT』の続編。前作は時代変化に伴う人生100年時代に対する論証と問いかけであったが、今作はそれを以て「どう生きるか?」の行動・内省的要素が強い。ライフステージが従来の3ステージからマルチステージに移行することを著者は述べており、従来は加齢に伴う生き方は一方向かつ不可逆であったように思うが、これからの時代は双方向かつ可逆を前提にした人生設計になるのであろう。「四十不惑」は死語になり、30歳で一時リタイアもよし80歳で学び直しもよし、幾つになってもワクワクするチャレンジも出来るかもしれないし幾つになっても暗中模索のなかでもがき続けるのかもしれない。 本書自体の問題提起は有意義ながら、前作ほどの切れ味や新鮮味はなく冗長的でやや退屈感があり☆3つにしている。

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    投稿日: 2022.06.04
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    人生100年時代の中で、学習、勤労、余暇の3ステージではなく、その3つを組みあわせたマルチステージとなる。 その中で、いま、自分がするべきことは何かを考える。考えが今に集中してしまうクセを認識し、鳥の目で未来を俯瞰してみる。その中で未来のために今やるべきことを取り組むことが大切。そして、それは好奇心を持ってやること、楽しんでやること。 ストレスがある状態では、うまく新たなスキル、知識を習得することは出来ない。 (ストレスがある今の状態から抜け出す必要があるからこそ、新しいステージに向けた学習が必要なのに)それでも学び続ける。人生100年時代に登る山を見つけ、歩みを進めたい。 一人ではなく、周りの人とともに歩んでいく、という感覚を持つ。一人なら早く行ける。みんなとなら遠くへ行ける。 その中でも家族は最大の味方になる。子供をどう育てるか、これからの人生をどう歩んでいくかをパートナーとしっかり話し合い続けていくことが大切。

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    投稿日: 2022.05.04
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    寿命が伸びること、職業人生が伸びることによる、伝統的な人生の3ステージの崩壊とマルチステージへの移行。家族、世代間の支え合いの変化。学校、企業、政府の課題について言及。 自分自身、親世代に倣い、終身雇用を疑わず就職。 今、一つの会社に勤め続けることに限界を感じてきたため、今後の職業人生でどのように振る舞うべきかを考えさせられた。 人生の3ステージが続くことを信じている人、信じていないが自分事として捉えてきれていない人におすすめの本。

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    投稿日: 2022.05.03
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    キーワード ➀物語(ストーリー) ②探索(エクスプローラー) ③関係 長寿化、テクノロジー、長寿化の配当 学んだこと ➀自分自身はどういう人生を生きたいか描き、そのためにどうしたらいいのか内省を通じた自己洞察・自己理解を繰り返して自分なりの解を出すことが大切である ②長寿化やテクノロジーの進化でこれまでの慣習やルールが成り立たなくなってきている。従来のやり方に固執しないで不確実性を受け入れ変化を愉しむ気持ちで人生を歩むこと ③よりよい人生を歩むには一人では実現できない。今まで以上に核となる家族・友人以外の緩い関係性の他者とつながり関係維持し、コミュニティに参加する必要性を理解した。そのコミュニティ内の世代間の対立やコミュニティ同士の違いや対立をどう解決していくかが今後の新しい課題になることも併せて学んだ ToDo ➀世代間のレッテル貼りの有効性に疑問を持つ  ⇒それを見たときに本当か疑う習慣を持つ ②今すぐ成果や結果に結びつかなくても、興味のあることやりたいことに時間とお金を投下して習熟度を高めていく   ⇒会計、ファイナンシャルプラン、テクノロジー ③何歳でも学ぶ姿勢を忘れない、  ⇒大切にするリストに加え、毎日見る、忙しくても5分10分は勉強する

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    投稿日: 2022.04.28
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    年齢のインフレ(健康寿命の長寿化)を軸に人生の在り方がどう変わるのか?を論じていくのは前著と同様の流れ。勉強し、働き、引退するという3ステージ型の人生設計からマルチステージ型の人生設計が求められるというのも一貫した共通のメッセージになっている。やはり重要なのは継続して学び続けること。 従来の老い方がモデルケースとして通用しなくなっている中で、社会的発明が技術的発明に追い付いていない現状は確かに存在する。こういった書籍がまずは我々の背中を押してくれるのは不確実な未来に対して一歩を踏みだす勇気をくれるように思う。

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    投稿日: 2022.04.27
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    前作に続き、とても読みごたえのある書物。 これからの人生を考えていく上で示唆に富んだ内容であった。 時代は明らかに変わっている。自身も変わり続けなけらば生き残らないと改めて感じさせてくれた。

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    投稿日: 2022.04.18
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    著者の主張には『WORK SHIFT』『LIFE SHIFT』のときから激しく同意している。今回も一貫しているだけに、第2部までの個人としての振る舞い方には、逆に新しい発見が少なかった。 本書を手に取ったときから1番の興味は、企業、教育機関、政府がどうしていかなければならないかを書いた第3部。備忘がてら施策案を列記すると、 ・入社年齢と退職の形の多様化 ・子ども1人につき、両親に合計で最大180日間まで給料の90%を支給(スウェーデンの制度) ・週休3日制の普及 ・個人に対して、認証済みの職業関連トレーニングを受けることを条件に、生涯の間に所得支援をおこなう ・採用も解雇も簡単におこなえるが、失業した人には、手厚い失業手当に加えて、教育の機会 ・(医療について)治療から予防重視への転換 何かこういうことに携わっていきないなあ。。

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    投稿日: 2022.04.10
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    ライフシフトの後編 読むのに時間がかかってしまった。 人生が3ステージから、マルチステージへと変化していく時代において、個人が自分の行動指針をどう描くかというのがテーマです。 頭出しと、まとめを除くと、3つの構成からなっています。 第1部は、AIとロボットについて論じ、平均寿命と健康に関するトレンド、社会の高齢化の流れについて 第2部は、「物語」「探索」「関係」を軸に長寿の時代に適応するために、ひとりひとりがとるべき行動 第3部は、経済と社会の仕組みがどのように大転換を遂げるべきかの指摘 冒頭では、日本語版への序文と題し、コロナ禍というパンデミックが変革を加速する理由が掲げられています ①現状維持の力が弱まり、変革を推進しやすくなっていること ②日本は、経済成長を強く必要としていること ③パンデミックが、変革を加速させると同時に、変化に適用するための学びの機会になっていること 気になったことは以下です。 ・変化が激しい時代に人が可能性を開花させるためには、生涯学習が避けて通れないこと ・テクノロジーの驚異的進化は4つの法則からなっている  ①ムーアの法則 コンピュータの処理能力は18か月間で、2倍のペースで上昇する  ②ギルダーの法則 周波数帯域幅は、コンピューアの処理能力の3倍のペースで拡大していく  ③メトカーフの法則 ネットワークの価値は接続しているユーザの数の2乗に比例する  ④ヴァリアンの法則 活用できる既存のテクノロジーが多彩であればあるほど、それらを組み合わせて有益なものを生み出せる可能性が高まる ・国が経済的に発展すると「人口学的遷移」が起きて、出生率と、死亡率の両方が下落し始める ・「エンゲルスの休止」:テクノロジーの進歩が生活水準を向上させるまでには数世代の期間を要する ・自動化を妨げる4つの要因:それが職を守る  ①非定型な業務が占める割合が大きい  ②付加価値の高い業務に移行できる可能性が十分にある  ③その職の自動化を妨げるような環境がある(安全性確保、人間が最終判断を下す等)  ④自動化が費用対効果の面で得策でない ・企業は人材を生み出すのではなく、労働を消費するようになった ・高齢の働き手のほうが、若い働き手よりも生産性が高かった。 ・若い人が夕方以降に体調のピークが来るのに対して高齢者は午前中にピークがくる場合が多い。 ・病気の治療よりも、健康の維持に力を入れるべき 結論は、人生が長くなる半面、人生で多くの移行を経験するようになる結果として、ひとつひとつの行動の期間やステージが短縮化する。そうした変化を前提にすると、次の5つの行動を取ることが重要になる。 ①先手を打つ、②将来を見据える、③「ありうる自己像」を意識する、④可変性と再帰性を意識する、⑤移行を受け入れる です。 目次は、以下です。 はじめに 第1部 人間の問題  第1章 私たちの進歩  第2章 私たちの開花 第2部 人間の発明  第3章 物語  第4章 探索  第5章 関係 第3部 人間の社会  第6章 企業の課題  第7章 教育機関の課題  第8章 政府の課題 おわりに

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    投稿日: 2022.04.04
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    ライフ・シフトの続編。例示が分かりやすく、少し読みやすくなった。 変化が速くなる分、自分がどうありたいのか、持続的な愛情を育む関係性どう築いていくことが大切

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    投稿日: 2022.03.31
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    寿命が長くなっている分、定年を迎えた後は引退…という考え方ではなく、高齢になっても働き続けることを提案する内容で、こうありたいと思える部分が多くありました。 一生涯働き続けることを考えると、子どもが小さい時はほんの僅かな期間なので、それを見逃さない働き方をし、学習するのも若い時に限らず、一生涯いつでも出来るようにすること。 まずは本書にもあったように適切な栄養摂取とエクササイズで健康寿命をのばし、活動的でありつづけるようにすること。 本当にこれは励ましたほうが良いですよね。歩くのが億劫でなくなると、免許返納などにも繋がるので、今の若い世代に奨励するべきだと思います。 私は40代ですが、今くらいから意識的に行わないと、歩けないし、働けない、という人も増えると思います。

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    投稿日: 2022.03.25
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    レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12732882195.html

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    投稿日: 2022.03.20
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    前作での長寿命化から、従来の3ステージに関する問題提起。その解決策としてのマルチステージ化とそれに必要な3つの資産(生産性、活力、変身資産)についての一連の示唆は、とても新鮮で時代の変化点をよく捉えたものであった。 一方、今作は前作の考えをより具体に落とし込み書かれたものであると思うが、基本的なコンセプトは同じであり、目新しさはなかった。 時間をかけて前作と比較しながら読み進めれば違いが明確になるかもしれないが、ライトに読むなら前作で十分に思った。

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    投稿日: 2022.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    LIFE SHIFT 1作目はとても面白かったので、 著者リンダ・グラットンの名前のあるこの2作目も購読。 結果、面白くなかった。要点がよく分からない。 「先手を打つ」とか 「将来を見据える」とか、 「移行を受け入れる」とか、 そんな言葉がいくつも並んでいるが、 とりとめもなく並べている感じ。 1作目で示された3つの無形資産とか、 多ステージの人生、など きちんと整理された概念がない。 それは、1作目に比べて本書に図表が圧倒的に少ないことでもわかる。 著者は、何か新しく体系的に整理された価値がないのに、 本書を執筆してしまったのだ。 これは映画の続編でよくあるような駄作パターンです。

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    投稿日: 2022.03.15
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    久しぶりの読むのが大変な本でした。 移行期間をうまく乗り越えられるか心配。 今までの3ステージではない人生を、自分でデザインしていくことなんてできるのだろうか。 いろんなことに好奇心を持ち、トライアンドエラーを繰り返していけたらいいなと思う。

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    投稿日: 2022.03.15
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    ・コロナによって生活がどう変わったか ・これからどのようなことを意識して生活すればよいか 主にこの2つが書いてある。

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    投稿日: 2022.03.14
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    寿命が伸びることにより、人生のステージが近代に定義された教育→仕事→引退の3ステージからマルチステージに変わっていく。 そこでは、エイジとステージは その時に個人や社会、企業、教育や政府がどう変わる必要があるか? とりわけ、個人の認識はかなり変わってゆく。 自分についてメタ認識し、自己効力感と自己主体感を高く持ち、有形の資産と無形の資産(生産性資産、活力資産、変身資産)をどのように獲得、消費していくかの計画を立てる必要がある。 これからを生きるためには、世界を知り、自分を知ることが重要。今リベラルアーツが、重要視されている理由に納得感を持つことができた。

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    投稿日: 2022.03.13
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    テクノロジーの進化と長寿化によって3ステージの人生からマルチステージの人生への移行が進んでいくという提言。 ・大きな社会構造の変化により、国や企業に人生を委ねて安心する時代から個人の裁量に重きが置かれる形にシフトしていく。自分や家族を守るのは国や会社ではなくて自分。ただ目の前の仕事してるだけではなく学びが大切。 ・身体が動く限り働くという前提での人生プラン。仕事と家事、育児や趣味とのバランスを長期的に馴らして考える。 ・暦年齢ではなく生物的年齢で考える。

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    投稿日: 2022.03.07
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    「人生が3ステージ(教育→労働→老後)からマルチステージに切り替わり始めており、有形資産だけではなく無形資産も大事にしなければならない」というのが前作の主張だったように覚えているが、本書ではその具体的な行動指針が示されている。 高齢化というのはマイナスな面で捉えられることが多いが、「高齢者はいま世界で唯一増加している天然資源」というのはとても新しい気付きだった。高齢者がもたらすマンパワーや購買力は経済に大きなインパクトを与えており、平均寿命が伸びることでGDPが増加するという視点はおもしろかった。社会保障費の増加との兼ね合いも気になるが・・・。 高齢者の増加をプラス捉え、長寿命化に対する対策を今から行っていくことが重要だと感じた。 本書にも書かれていたが、幸せな人生とは良好な人間関係が最も重要である。コミュニティに参加して、何歳になっても学ぶ姿勢を大切にしていきたい。

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    投稿日: 2022.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読了して、二ヶ月間放置してからメモを書いている。 ◎日本の多くの働き手は、「毎日往復2時間かけてオフィスに通勤する必要が本当にあるのか。勤務時間をもっと柔軟に決めるわけにはいかないのか」と思い始めている。 ◎「仕事の未来」シンポジウム(2016・ケンブリッジ大学) 薬局で解熱鎮痛剤を買えば、1日に何錠飲めばいいかが箱に明記されている。が、収入を得るための仕事に関して、どれぐらい働けば最大限の効用が得られるのかを明らかにした研究はまだ存在しない。今よりずっと短い時間で十分な可能性もある。もしかすると、週8~15時間程度でいいのかもしれない。 ◎自動化で無くなる仕事 正しく理解するには、職(ジョブ)と業務(タスク)を分けて考える必要がある。 機械が担うのは業務で、ひとつの職はいくつもの業務で構成されている。 当初、研究者はひとつの職は少数の明確な業務に寄って構成されると考えていたため、影響は大きいと推測された。しかし、実際には大半の職は複数のタイプの活動や業務によって構成されている。 すべての業務が機械化することは無く、残った業務に注力することになる。 ちなみに、調査会社が専門家を対象に調査したところ、機械が新たに生み出す雇用より機械に奪われる雇用の方が多いと考える人は52%、生み出す雇用のほうが多いと考える人は48%だった。 テクノロジー専門家は、AIの急速な進歩により、雇用の消失をもたらすと考えている。経済学者は楽観的で、歴史上テクノロジーの進化により大量失業が引き起こされたことはないし、費用対効果を考えると急速な自動化、AI化は進まないと考えている。 1950年代にアメリカ国勢調査でリストアップされた270の職種のうち、自動化により完全に消失した職種は、エレベーター操作係のみ。 ※ 例えば、表計算ソフトが登場して40万人の帳簿係の雇用は失われたが、60万人の経理専門家の職が新たに生まれた。 AIにより、自分の仕事が無くなるのかを正確に予測することは不可能だが、推測はできる。 ① 非定形の業務が占める割合が多い ② 付加価値の高い業務に移行できる可能性が十分にあるか  ・共感、人との関わり、判断、創造性などの要素が大きい業務 ③ その職の自動化を妨げるような環境があるか  ・人間が最終判断を下すことが義務付けられているなど ④ 自動化が費用対効果の面で得策ではないこと ◎良い人生とは? ダライ・ラマ14世に人間について驚かされる天は?と聞いて 「人は金を稼ぐために健康を犠牲にし、健康を取り戻すために金を犠牲にする。また、未来を心配しすぎるあまり、現在を楽しめない。その結果、現在を生きることも、未来を生きることもできなくなっている。そして、自分の命が永遠に続くかのように日々を漫然と生き、真の意味で生きることがないまま死んでいく。」 ダライ・ラマにとって、金と幸福は関係ない。 ノーベル経済学者のアンガス・ディートンとダニエル・カーネマンは、アメリカ人を対象に大規模な調査を行い、幸福と金の関係を調べた。それによると、日々の幸福感に関しては、年間所得が7万5000ドル(870万円ぐらい)を超えると所得がそれ以上増えても幸福感は高まらないことがわかった。 ハーバード大学の「グラント研究」 1939~1944年にハーバード大学を卒業した268人(内1人はジョン・F・ケネディ)を75年間にわたり追跡調査した。のちに、ボストンのスラム街に暮らす456人の貧困層の若者も調査の対象に追加された。 長期追跡の結果、裕福な人ほど幸福感が高い傾向はたしかに見られたが、満足して幸せな人生を生きるために最も重要な要素は金ではないことがわかった。人生への充足感を最も左右する要素は「温かい人間関係」だというのだ。 ◎何歳でも学ぶ 人がどのような知的スキルに強みをもっているかは、生涯を通して絶えず変わり続ける。高校生くらいのときは、計算したり、ものごとのパターンを見出したりするスピードがはやい。30代の頃は、短期記憶が最も強力になる。40代・50代になると、他者理解の能力が最も高くなる。 ・大人はどう学ぶべきか 強い不安やストレスを感じている人の脳は、変革と学習の能力が大きく減退する。なので、大人の学習は難しくなる。多くの職で不安とストレスがあるから。 人は移行を遂げようとする時、最も学習を必要とするが、その時期には不安と重圧で学習に向かないタイミングとなる。 この問題を克服するには、学習対象に強い興味と情熱をいだくこと。学ぼうとする対象に心惹かれて、好奇心をそそられていなくてはならない。 ◎関係ー分断されたコミュニティ 1980年代には異性愛者カップルの35%が友人の紹介で知り合っていた。その他は、仕事を通じて知り合ったカップルが20%、家族の紹介が18%、大学で知り合ったケースが22%など、大半は現実世界の人間関係とコミュニティを通じて交際相手を見つけていた。 2017年には、40%近くのカップルがオンラインで知り合っている。オンラインマッチングは「同類婚」を促進する。1960年代は大卒男性が大卒女性と結婚する割合は25%程度だったが、2016年には半数を超えている。その結果、カップルの両方が高学歴・高所得の世帯と、両方が低学歴・低所得の世帯に二極分化している。同類婚は、不平等の拡大をもたらす。 結婚相手を見つける時以外も、自己選別を行っているわけではない。どこに住むか決めるときも、自分と似たような人が多いコミュニティを好む傾向が目立っている。それに伴い、地域の性格が変わり、一部の地域の経済的な価値が高まることは避けられない。 教育レベルの高い人は、余暇活動でも仕事でも、自分と同様に教育レベルの高い人達と一緒に行動したいと考える。また、高教育・高所得層は、通勤時間を短くするために都心に住もうとするケースが多い。その影響により、都心の不動産相場が上層して、低所得層が都心に住めなくなり、所得階層による居住地の分離にますます拍車がかかっている。ロンドンでは住宅価格の中央値が平均年収の15倍に達し、香港ではなんと20倍に達している。 コミュニティに深く関わってる人は、長生きする確率が高く、生き甲斐を持つことによりアルツハイマー症の発症リスクと死亡率も下がることがわかっている。 みずからの健康状態を「まずまず」「悪い」「非常に悪い」と答えた人は、そうでない人に比べて、職に就いている割合が20%も小さい。その上、職を持っている人の場合でも所得が20%少ない。この影響は生涯に渡って続き、さらには引退後にも影を落とす。所得が少ない人は、受け取る年金の額も少ないからだ。 ◎企業の課題ー年齢差別を無くす 年齢の高い人への差別的な扱いが酷いのがシリコンバレー。この10年間、シリコンバレーの有力企業では人種差別や性差別を理由に起こされた訴訟より年齢差別を理由に起こされた訴訟のほうが多い。 高齢者は生産性が低く、学習意欲が乏しいという先入観がはびこっている。 フェイスブックのマーク・ザッカーバーグが23歳の時に述べた言葉が典型。「要するに、高齢者よりも若い人のほうが賢いんだ」とザッカーバーグは言ってのけた。 ◎教育機関の課題ー人間的スキルが重要となる これからの教育に求められるのは、子供のうちから、必要な情報を見つけ、曖昧で不確実な状況に対処し、発見したことを分析・評価して問題を解決する力をはぐくむことだ。 これからの時代にとりわけ重要になるのは、実験をおこなってリスクを伴う行動に踏み出したり、経験から学習して、他の人達と協働したり、独創的な問題解決策を考案したりするなど、もっと複雑なスキルだ。 好奇心をもち、仮説を立てて検証し、分析と内省を実践して、ものごとの理解を深めて前へ進む姿勢、要するに科学的探求の精神を持つ必要がある。 ◎政府の課題ー健康面での悪い結果を抑制する すでに多くの国の政府がタバコとアルコールの消費を減らすために税金を課している。最近は砂糖も標的にされはじめた。2011年にハンガリーが世界で初めて砂糖税を導入したのを皮切りに、フランス、イギリス、サウジアラビア、タイ、メキシコが後に続いている。

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    投稿日: 2022.02.26
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    人生100年は当初お金の問題で語られたがこの本にある様にライフステージの移行、健康、生き甲斐の創出こそが必要だと理解。実感としてもそう感じる。生きる事が社会に貢献でき、生き甲斐を生み、普通に暮らせる収入が確保できると良い。

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    投稿日: 2022.02.24
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    少し読みにくいと感じて読み終わるのに時間がかかってしまった。 寿命がのびると、お金も必用で時代に合わせて自分のアップデートが必用なのだと思います。

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    投稿日: 2022.02.23
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    前作のインパクトが凄かっただけに、拍子抜け感はある。日本の政策内容を汲んでいるため置き換えはしやすかった。 可変性と再帰性を意識する事が大切である事が学べて良かった。 「どのように老い、どのような選択肢を手にするかは、今あなたがどのように行動するかにより決まる」

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    投稿日: 2022.02.21
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    一作目から色々な人々と話すことにより感じた問題点を1冊に集約した書籍になってる印象で、日本の若い夫婦の事例が出てきたのは「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命されて日本に関して調べた内容が反映されてるんだろうなと思いました。 大学生や20代から30代前半の人はとくによんでおいて、「こういう風になる可能性がある」ことを意識しておくと違うと思います。 働きながら休職しつつ教育機関に行くのを認める制度を政府なり企業なりにも進めてもらいたいと思いました。

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    投稿日: 2022.02.20
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    1を読まずに本書を読んだがすんなりと筆者の主張を理解することができた。人生が100年になることに対して、個人、社会、政府などがどのように備えていくべきかということが明確に書かれており、大変参考になった。

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    投稿日: 2022.02.20
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    前作、LIFE SHIFTのインパクトが大きかったせいもあると思うが、2の方は内容的にあまり新しいことがなく、少し物足りない印象。 大学卒業者が増える一方で技術の発展により、学位中心主義が揺らいできたというのは、20年前に学位を取った時の知識より、最新の技術を知っている人の方が重宝されることを考えれば当然で、思わず納得。 そして、意欲のある人に学ぶ権利とチャンスを平等に与えることの大切さ、信頼性の高いスキル証明の必要性などについては完全に同意する。

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    投稿日: 2022.02.19
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    第2部 第3章 物語ー自分の人生のストーリーを紡ぐ あなたが将来どのように時間を使うかは、現在の選択によって決まる。いま日々積み重ねている選択が未来への道筋を形作るのだ。 本の内容は難しいところもあるが ↑は子供たちに伝えたい言葉。

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    投稿日: 2022.02.17
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    表紙見たことあると思ったら、2の方でした。 第2部の第3章、年齢に対する考え方を変える が面白かった。 年齢という数字に惑わされない。 それは自分だけでなく他人へも同じということ。 自分の老後どうありたいか 精神的に老いることのない、前向きな人生を進みたいと思った。 たしかに生き方指南書。

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    投稿日: 2022.02.16
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    前作のどこか腑に落ちない感じが払拭された感じがした。 デジタル化が進み、世界の変化が加速したことで、長寿化社会を生きるために世代・年齢に関係なく求められているものについて語られている。オンラインの構築で学びへのハードルも下がるなか、大人の学び直しへの注目も大きい。 いまある技術や資源をいかして、学び続ける先に在る未来をさらに見たくなった。ということで、読んでよかったかな。 先を見すぎて、その長さ(短さ)に委縮しないよう、未来・現在・過去を俯瞰して等しく見ることを心掛け、未来の選択肢のための土台となる「いま」を過ごそうと思う。 私的キーワード:ありうる自己像・可変性と帰属性・年齢のインフレ・現在バイアス・複利の魔法・トルネリング・エウダイモニア・老いのパラドックス・無知のベール

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    投稿日: 2022.02.14
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    今後の人生の在り方を考える上で非常に参考になった。 今までの人生は3ステージだった。 20歳前後まで学習し、そこで学んだことを武器に65歳まで働き、そこで稼いだお金で65歳以上で余暇を楽しむ。 でも、そんな時代は終わる。 長寿化とテクノロジーの進歩により、 •長期にわたり仕事をしていく必要がある •ずっと長く同じ仕事をしていることは出来ない(シフトが必要となる) つまりマルチステージ化する。 その中では学び続けることが重要となる。 一方で、長寿化でずっと学び続け、仕事を続けるためには、健康であり続けることが重要り。 仕事学習の期間を詰め込みすぎず、もっと長いスパンで今後の活動を考えることが必要。

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    投稿日: 2022.02.09
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    前作からAIの進化への対応・人間関係の良好さの大切さが強調された内容。 スリーステージの人生ではなく、マルチステージ型に移行していく中で積極的に思考し行動することを後押ししている点は前作と同じ。 いつの時代も時代を切り開くのは、勇気と好奇心を持ち合わせた人々なのだ。 人生が長くなる時代、複利が生きるのはお金だけではない。健康や能力に対する投資も重要視している。 変化に対応するための5つの行動 ①先手を打つ ②将来を見据える ③ありうる自己像を意識する(狭めない)  ④可変性と再帰性を意識する(現在の行動が将来の自分に返る) ⑤移行を受け入れる ・所感 職業のマッチングには将来性を感じた。 今よりももっと多様な内容になっていく予感。

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    投稿日: 2022.02.08
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    前作のLife Shiftとメッセーはそう違いはないように感じた。 筆者らが何度も協調するのは常に学ぶことの大切さ、そして現役時代から社会に参加することの重要性。 人生が長くなるので時間があれば余暇(レクレーション)よりも再創造(re creation)を考えるべきだ。

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    投稿日: 2022.02.06
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    「よく遊びよく学べ(早めに)」ということをダラダラ書いてあるだけ。ちゃんと目的を持って一日一日を生きようという気持ちにはなる。

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    投稿日: 2022.02.06
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    めちゃくちゃ危機感が煽られた。特にこの10年くらいの自分を思い返すに、いくらでも時間はあったのに、何の準備もしてこなかったことを猛省。ずっとモヤモヤしていたのだから、何かを始めていればよかった。今からでも遅くないか。

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    投稿日: 2022.02.04
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    長寿時代に向けた心構えと捉え、大きな変化のうねりの中でリスクと共にチャンスもまた多い。 いかに健康を維持し選択肢を制限せず多く持つこと、さらに未来のための投資、行動を起こすことが肝要だ。 将来の自分は今の自分の行動の結果である。 前作「LIFE SHIFT」は全編衝撃的で、本書では、 「大人の場合は、学ばないという選択をしてはじめて学ばなくなるのではなく、学ぶことを選択してはじめて学ぶようになっているのだ。」この一文が心に響いた。

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    投稿日: 2022.01.31
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    ■感想 今後の行動を変えていくために読んだが、教育や政治の課題などまで踏み込んでいて、私にはあまり合わない内容だった。 また、既知の内容が多かった。 ■今後の行動 子供と1日中入られるのは今のうちだけだと自覚し、子供と過ごす時間を優先させる。

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    投稿日: 2022.01.30
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     長寿化時代に突入している。世界の状況と対策をわかりやすく解説している。これからの個人と政府の関係が課題である。AIが普及し雇用が削減されるだろう。それに不安を抱いてるだけでは取り残されてしまう。個人でできることを増やして時代に対応できるようにしよう。高齢者と若者の融合が大切になってくる。今からでも各世代と付き合いを持つことできる。年金や補助金についても政府が決断しなければならない。しかし、これをあてにして生活していくことは無謀だと感じた。  健康に気をつけて楽しく過ごしていくことが大事。そのなかで、自分の興味があることをやっていく。それが仕事につながっていくといい。

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    投稿日: 2022.01.30