Reader Store
残照の頂 続・山女日記
残照の頂 続・山女日記
湊かなえ/幻冬舎
作品詳細ページへ戻る

総合評価

69件)
3.8
11
33
21
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作の「山女日記」と併せて読了。 ここのところ読む本が新人作家さんの本が多かったから、うーんさすが湊かなえ~と唸りながら読んでいた。 100人山を登る人がいたら、100人それぞれの思いがある。 登場人物一人ひとりが愛おしかった。 かつて山女だった母にも読ませてあげたい。

    0
    投稿日: 2025.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山岳小説の続編。新田次郎のようなミステリー仕立てではなく、日常の延長としての登山で、様々な岐路に立つ人たちの人生を山に絡めての話です。今回は短編同士のつながりは全くなく、独立したお話ですね。解説も含めて読んで山に行きたくなりました。

    2
    投稿日: 2025.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4編の山歩き物語。 後立山連峰、北アルプス表銀座、立山・剱岳と山好きにはお馴染みの名コース。 私も歩いた事があるので、その時の景色が甦りました。 剱岳の鎖場を登りながら、主人公の夏樹が語る。 「岩場を前にすると、ワクワクする。手や足の置き場を想像する」「試してみたい、ただ、それだけだ」 そう、その時には恐怖など無い。 そんな山好きの作者の語るひとつひとつにうなずきながら読み進めました。

    0
    投稿日: 2025.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分も山に登るが自分と向き合えていない。本書の登場人物達は自分と向き合い、次の一歩を踏み出そうとしている。その違いは、彼女達が自分以外の誰かを思っているからなのか。自分もそんな登山をしてみたいと思える一冊、前作も読み直したい。

    0
    投稿日: 2025.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近山登りをゆっくり始めた。だからこの本を手に取ったのもある。正直始めた理由は山を登ってる人かっこいいから自分もやろかなくらいのしょうもない理由。 山を登る行為は正直自分にとって特別ななにかではないけど、お父さんが週末に山に籠もって登りに行く姿はなんか小さいながらにいいなと思ってた。帰ってきて見せてくれる景色と山飯とたまにサムズアップしたお父さんの写真。 お気に入りの石を一個持って帰ってきて部屋に飾るお父さんの部屋が好きだったな〜、とか思いながら読んだ。 3つ目の話が好きだった。読みながらいつかお父さんと山に登りたいとも思った。その時がくる時にはお父さんはおじいさんで登れなくなってるかも…なんて思ってはやく山の道具買って登る練習をしよっと、と思って一旦お父さんとお母さんにハガキを書いたのだよ〜☆

    0
    投稿日: 2025.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作と比べたら、前作の方が軽やかで、山に登りたいなと素直に思わせてくれました。 母との距離感が似ていたのと立山のことを思い出せいながら読めたので三章目が1番好きでした。 安達太良山も登りたいのと、あんことコーヒー、友人との文通、それぞれの人生、友人とのタイミング それぞれの想い。 素敵な友情とジーンとしながら第四章も楽しめました。 今作では、山には羊羹、干し柿入り大福、レモンチーズケーキ、おむすびにコーヒー持って行きたいなという感想になりました笑

    1
    投稿日: 2025.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    オーディブルで聴く。サクッと聴ける長さ。重過ぎず、気軽に聴けた。それぞれの女性の過去と現在を山登りを通して綴られていく。それぞれの女性の話は別々の話になっていて、登場する山も変わる。有名な山が出てくるので知ってると思うと同時に情景も伺えてとても魅力的に感じた。山、登ってみたいなぁ、と思った。確かに山登りしてると過去のこととか色々考えるよなぁ、とそんなぐるぐると頭の中で考えが巡っている、そんな感じが良く表れていたように思う。

    0
    投稿日: 2025.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    オーディブルにて。 最近登山に興味があるので楽しく読んだ。ついつい、湊かなえなので最後にイヤ〜などんでん返しがあるのでは…と身構えてしまうけれど、どれも良い話だった。笑

    2
    投稿日: 2025.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Audibleで聴きましたが、情景が目の前に広がって山をやる私としてはとても楽しかったです。加えて、それぞれのストーリーに異なる人生があって、それぞれ異なる形で山と結びついている。ちょっと切なくなったり、ああ、私もこんなふうに登ってみようと思ったりで、最後まで楽しめました。

    0
    投稿日: 2025.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あまり印象に残るものがなかった。 登山小説を読むのが三作目で、登山をしながら思いを巡らせるパターンに少々慣れてしまったせいもあるかもしれない。 前作『山女日記』の方が格言があったり、内容も女くささを感じて良かった。 2人でする登山を、双方の視点で交代で語る構成は面白いと思った。

    28
    投稿日: 2025.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登山と女の一生、女の生き方が絡まって不自然ではないストーリー進行はさすがと言ったところ。ただ山の難所が多すぎる気がして、読んだだけなのに疲れてしまった感もある。装備の必要な本格的登山には憧れるけど、自分には無理だなぁと。 それでも山ではあれこれ話せるとか、大声で歌う場面には共感できるし、天候に振り回され、人生に振り回されて、それでも進んでいく女性は強い。どんな人生にも価値があると改めて思わされた。

    1
    投稿日: 2025.07.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    こちらは山女日記の続きという位置づけになりますが、前巻と同じく人が山だと少し素直になれたり、新たな気づきを得られたりして良い状態になっていくという形です。 山が好きな方だと行程のイメージが浮かびより面白く感じると思いますのでオススメです

    0
    投稿日: 2025.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作に続き面白かった。 様々な女性を視点にて、ストーリーが進んでいく。 前作の山女日記から、登る山々のレベルが高くなっており、登場する女性たちのバックグランドもディープになっているように感じた。 登山をやっている身からすると、とにかく山に登りたくなるシーンや、感情描写が多くて読んでいて自然と登山をしている時の五感が刺激されるような気持ちになりました。 登山をする理由は?と聞かれた時には、山が好きだからということと、人生において登山して良かったと心から思えることでしょう。

    1
    投稿日: 2025.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作より物語が難しいかったけど。 女性の登山とは?何で?色々考えました。 私自身また登山がしたくなりました。

    1
    投稿日: 2025.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あまりピンとこなかったので、ほとんどとばしながら読んだ。 ただ最後の安達太良山は良かった。 大学卒業後50年間、年賀状のやりとりだけですませていた2人が、今までの年月を振り返り、長い手紙で心のうちを書きつづった短編は良かった。 誰にでもこのような想いはあるのではないでしょうか。

    26
    投稿日: 2025.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作で登場する山よりさらにレベルの高い山が舞台となっている。 自分の人生の一部に山があってよかったと思える小説でした。頂上でコーヒーと和菓子食べたい。

    0
    投稿日: 2025.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作よりもずっしりした印象でした。 前作では、同じ山ですれ違ったあの人の人生も垣間見れて、人ってやっぱり見かけだけじゃ分からないなぁ、みんな色んな悩みがあるんだなぁ、という連作短編集でしたが、今作はそれぞれの短編がずっしりとしていて、それぞれの物語を長編で読んでみたいと思わせられるものばかり。 今作は、今現在悩んでいるというよりは、長年の心の中の澱のようなもの、ずっと心に引っかかっているけれど、相手に確かめることもできないまま何年も経ってしまった心残りを山に登ることで見つめ直し、前に進んで行くようなお話が多かったと思います。 それと連動するように、山も険しいものばかりで、楽しく登るというよりは命懸けで登るような印象のものが多かったような。 大人の一冊、といった印象でした。 唯一、タイトルにもなっている『残照の頂』に関連するお話は若い人達の痛みのお話でした。胸が締め付けられるような物語だったなぁ。これは映画にしてもらいたい。 大人の登山も、若い人達の登山も、どれも良かった!

    101
    投稿日: 2025.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ・ダメだダメだとわめく前に一度でもいいから、実現することを前提に考えてみればよかった ・誰かに助けてもらいながら・・・・、他人に依存してまで登りたい山などない。 ・山でなら、命を預け合えるほど信頼し合えるし、孤独じゃないと思えるし、この結びつきは永遠だと信じられるのに。どうして、山での関係を、地上で続けられないんだろう。地続きの場所のはずなのに、どこに境界線があるんだろう。 ・今のささやかな幸せを認めることで、過去が不幸なものだったことになるなんて、バカげた考え方じゃないか。今の幸せを否定してどうする。否定した今が過去になれば、さらに未来の幸せをも否定するだけじゃないか。 通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。大変だったと口に出せばいい。そして、そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。そこから、次の目的地を探せばいい。

    0
    投稿日: 2025.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    短編集。読みやすいし、どの話も面白い。 タイトルにもなってる『残照の頂』が1番好きだった。 読んでると山に登りたくなるとかは無かった。

    0
    投稿日: 2025.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登山をする女性にまつわる短編集。 登山をする人はこんなにも自分の人生に重ねたりするのかな。 著者も登山をするそうで、自身の体験から作品に反映される事もあったのかな。 人生のどのタイミングでの登山か、それまでどんな人生を送ってきてからの登山か、人それぞれの登山を追体験できて楽しかった。 剣岳の親子の短編が好きでした。

    0
    投稿日: 2025.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山に魅入られた女性の物語4編 自分自身が山に登ったことがないので、 心の底から共感することは出来ませんが ほんの少しだけ 山に登るのもいいかもと思った。 個人的には、ヒルトンの話が良かった

    11
    投稿日: 2025.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何年も読みたかった本だったのにあっけなく読み終わりどんなこと書いてあるのかワクワク感が喪失した思いが強い。本は旅行と一緒で計画を立ててワクワクしながら当日を迎え、あっけなく旅行が終わる。 このワクワク感、昂揚感を持続させて温めて読む本を探さなくてはいけない。

    1
    投稿日: 2025.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前回より難易度が上がっていて思い立って登れる山ではない…が 後半2編に泣かされた〜山って人生〜(は? 最近クマが多くて低山ソロも怖くてできないけど久しぶりにハイキング行きたくなるそんな一冊

    11
    投稿日: 2025.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    残照という単語自体が初めての体験でした。 それぞれ,山にまつわるストーリーなのですが,同じ山でなくても何にせよ人生ってそれぞれなんだよね。 当たり前なのですが,そんなことをしんみり考えさせてくれる物語でした。

    1
    投稿日: 2025.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山ガール仲間で回し読みしている一冊。 まだ高尾山しか登っていない入門者ですが、いつかこんな山々にチャレンジできたらいいなって、憧れながら読みました。 一歩一歩無心になって歩くという動作を繰り返しながら、自分と向き合える場所。これまで自分が紡いできた人生の、答え合わせをしに行くような感覚なのかも。 暖かくなったら、答え合わせをしに出かけよう。

    2
    投稿日: 2025.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山登りは自分と向き合う時間を作ってくれるような気がする。登りながら過去を吟味したりして、頂上に立つとここまで来れた爽快感けら今の自分を褒めてあげて、これからも頑張るぞと言う気持ちにさせてくれる。そんなお話がいっぱい詰まった小説だった。

    3
    投稿日: 2025.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山の空気がすごく美味しそう。私もおもいっきり深呼吸がしたいと思った。 山は動かず、来てくれる人を受け入れるというのがなんかすごく納得。 今はなんでも情報を探せて見ることもできるし欲しいものは届けてもらえる便利さがあるけど、 時間や労力を引き換えに、そこに行くからこそ得られるモノを、手にする機会を逃してるのだろうなぁ。

    18
    投稿日: 2025.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昔、 女が山に登ると汚れる、月を見ると汚れる。 そんなことを某占い師が言っていて、何の根拠ないのに女は山登りすべきではないと刷り込まれている自分がいる。 靴擦れしそうだし疲れるだろうし天候も常に快適ではないだろうから、山登りしない理由はたくさんある。 だけど、見たことない世界を見てみたい好奇心もある。 山登りを男女でしてもそれは男女の仲ではない、山頂ではラーメンの箸をシェアできる、でも地上では違う。 人間が追い込まれてる時の感覚に似てるのだろうか。 山頂で食べる和菓子とコーヒー、おにぎり、たけのこの里は絶品だろう。滅多に見れない富士山が見れたらなんとも言えない幸福感に包まれれであろう。 危険が伴う山登りは、旅行好きな自分にとっては飛行機に乗ってあちこち行くのと同じリスクなんじゃないか。 そんなことを趣味の海外旅行中の飛行機の中から思った。

    1
    投稿日: 2025.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絆、繋がりはとっても大切なものだと気付かされる作品。苦楽を共に経験をして山に登った仲間は、特別なんだろうな。そんな特別な仲間も行き違いで疎遠になったり、気持ちが離れてしまっても、また "山"が繋げてくれる。山の力は絶大。 私にはそんな強い絆がある仲間はいるのだろうか? そんなことを考えてしまう。 どの話も良かったのだけど私は、『後立山連峰』の後半の話と『立山・剱岳』が好きです。『後立山連峰』は山岳ガイドさんがカッコ良すぎ。『立山・剱岳』は母と娘の駆け引きも良かったけど、やっぱり父と母の若かりし頃の話がジーンときてしまった。あとは絶対無理だと分かってるんだけど、行ってみたいなぁと思っている雄山神社が出てきたから。 前の『山女日記』はどこかで話が繋がってたけど、今回はよく分からなかった。たぶん、あれだよね?と思ったのはあったけど。

    43
    投稿日: 2025.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前回の山女日記より、本格的な登山で短編集としては一話づつがボリュームのある話だった。前作の方がライトに読めた印象、各話ボリュームと共に重い人生を読み取る話で、また歳を重ねると違う印象になりそうだが、今の自分には重いなって思いながら読みました。

    1
    投稿日: 2025.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いろんな問題を抱えた人、抱えてた人が山登りを通して自身を振り返る…みたいな感じでしょうか。身近に山登りが好きな人がいて登る途中で写した花、山小屋の話、登りきった後の景色を聞くと楽しく感じるけれど自分が登れるかと言われるとうーん無理だ。

    1
    投稿日: 2025.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山女日記の続編。 わたしは前作のほうが好きでした。 でも、人生と登山が重なる描写が素敵で、登山未経験ですがその景色を見てみたいと思いました。 娘と母の話が好きです。 特に、母のほう。

    1
    投稿日: 2024.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    五竜岳に行きたくなった。 前作に比べて悩みが深い。その分、主人公の感情に近づくのが難しく感じた。わたしの人生経験はまだまま浅いのだなと思った。

    1
    投稿日: 2024.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    後立山連峰 ☆☆☆☆☆ 北アルプス表銀座 ☆☆ 立山・剱岳 ☆☆☆☆☆ 武奈ヶ岳・安達太良山 ☆☆☆☆

    2
    投稿日: 2024.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本作「残照の頂」は『山女日記』の続編である。前作から引き続き読んだため、すんなりとその世界観にひたることが出来た。 様々な思いを胸に日々を懸命に生きてきた女達が、共に山に登ることでこれまでの暮らしを見つめ直し、次に登るべき頂やそこに至る道をみつけることができる。 前作と同様に本作も連作短編集の形をとっており、それらの登場人物二人のそれぞれの側から見た物語が綴られていることによって物語に深みを醸し出している。読み終えて改めて感じたのだが前作より更に読み応えがあった。

    37
    投稿日: 2024.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大好きな作家さんの一人。山女日記の続編。 人生いろいろ、山もいろいろ また、山に登りたくなる一冊。

    33
    投稿日: 2024.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生きる事と山に登る事は、どこか重なる所が あるのかも、と思わせる。 山に魅了された人だから感じる事がある。 私も登ってみたい‥ 登りながら、自分の人生をどう感じるだろう。

    1
    投稿日: 2024.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山女日記の続編、乙女たちの山ミステリー。登る山が険しくなっている分だけ、悩みも深く、前作から読む方が収まりは良い。歩んできた数々の困難に、山登りを通して区切りをつける。そんな、山と生きる人生を語る。

    14
    投稿日: 2024.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。山を登ることは人生を生きることと同じ。頂を目指すためにはとにかく足を前に前に運ばなくてはならない。休んでもいい、引き返すことがあってもいい、それでも前に進まなくては頂の景色は見られないのだ。

    2
    投稿日: 2024.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    湊かなえらしくないトーン?。でも、説明口調にならずに読み手に背景を伝えるのはさすが。スッキリ読み易かったし、山に登りたくなった。

    2
    投稿日: 2024.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山女日記の続編。山の事はさっぱりなのでここに乗ってる山がどんなレベルかもわからない。物語の中で登山をする女性が前作よりもたくさんのことを抱えてる気がする。

    4
    投稿日: 2024.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山女日記の続編です。 他の方の感想を読んで知りました。 前作よりちょっと難しいような気がしました。 それは生きてきた長さ分の人生が書かれているからなのかな。 何より自分もは山に登っている気持ちになれます。 文字だけで登山している気持ちになれるなんてやっぱり本て凄い、作者さんは凄いなと。 ゆっくりと読み進めたい本でした。 いつかまた再読したいと思います。

    24
    投稿日: 2024.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山に関する本を読んでいて、目について手に取った本。湊かなえが山の物語を書くなんてと思っていたが、とても胸を打つ物語ばかり。 読んで良かった。

    2
    投稿日: 2024.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読書備忘録871号。 ★★★★★。 好きです!大好物! 山女日記の続編という位置づけだなので、前回の登場人物が出てくるのか?と思いましたが出てきませんでした・・・。たぶん。 4編です。 山という場を借りた濃厚な人間ドラマ。この作品を読む価値、醍醐味はここに尽きるので、自分用に思い出せるキーワードを羅列しただけの備忘録形式に。 言い換えれば読了済みの方にしか分からん備忘録。笑 【後立山連峰】 山は五竜岳、鹿島槍ヶ岳。 白馬山系のスキー場に行きまくった私としては、五竜も鹿島槍もスキー場の名前になっているので親近感抜群です。 主な登場人物。 谷崎綾子。亡き夫の思いを踏みにじってしまったという過去を抱えてきた。 間宮麻美子。北極乳業社員。綾子を山に連れて行く。 山根岳人。山岳ガイド兼カメラマン。綾子がガイドとして依頼した。 岳人に微妙な接し方をする麻美子。 綾子の抱えてきた過去は? 麻美子と岳人の関係は? そして綾子の目的地に到着した翌日、麻美子は八峰キレットを走破して鹿島槍ヶ岳へ。なぜ? 山ではみんなが素直になれる・・・。 【北アルプス表銀座】 燕岳、大天井岳、西岳、槍ヶ岳。 神様のカルテの常念岳、蝶ヶ岳が近いですね!親近感抜群です。 同じ音大の3人。 ユイ。野上結衣。声楽科に入り伴奏者を探す。 サキ。前田美咲。バイオリン奏者。伴奏者を探す。 ユウ。岩田勇太郎。ピアノ。 そしてユウが選んだ相手は? しかし、そこに男女関係というノイズが・・・。 失踪した仲間を想い、反発しあいながら2人は登る。仲間のしるしを探して。 【立山・剣岳】 剣です。ハードル高い山です。 母と娘。父は消防士だったが、娘が2歳の時事故で死んだ。 娘の長峰夏樹は大学で山岳部。 最初は新聞記者になりたかったが、山岳ガイドに目標を変更。 母の千秋は有無を言わさず反対。 それ以来、母娘の関係はギクシャク・・・。 夏樹が剣に行くと言うと、なんと母が私も連れて行けと言う。 現れた母は古いザックを背負っていた・・・。 母は剣を知っている? そしてヒルトンホテルへ! 【武奈ヶ岳・安達太良山】 どっちも知らないお山。低山に分類される山でしょうか。 そういう物語です。 イーちゃんこと桜井久美。旧姓が飯田なのでイーちゃん。 エーコこと向井英子。 二人は学生時代一緒にたくさん山に登った。 そして卒業後も登ろうね!と言って、疎遠になった・・・。 二人がお互いに宛てた手紙。 卒業後に合わせる顔が無かった二人。実は・・・。 エーコからイーちゃんへの手紙。 全然連絡できなかったことの謝罪手紙。 卒業後の自分を襲った数々の困難。 京都の実家、甘味処。吉兆鶴亀堂。 継ぐのは兄。兄の事故死。自分が継ぐことに。 女が?女ではだめだ。女では無理だ。そしてコロナ。 それを乗り越えて・・・今。 自宅からチョイと来れる武奈ヶ岳に登っている。 しんどいしんどいと言いながら。 イーちゃんからエーコへの返信手紙。 全然だった。 バブル崩壊。夫の失業。夫の地元の居心地感。そして3.11。 周囲の声が聞こえなかった。 エーコからの手紙で我に返った・・・。 休めば良かった。家族の言葉に耳を傾ければ良かった。 そして今。安達太良山を登りながら。 また一緒に山に行こうね! 4編、どれも良かったです。 山は全てを曝け出してくれる。ある意味命がけで登るということから、命以外のことは些末になる。純粋に素直になれる。 山という舞台を準備して深い人間ドラマを描く作者の手腕に脱帽! 続編を乞う!

    36
    投稿日: 2024.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わたし自身登山をするからか感情移入しやすい作品でした。 特に槍ヶ岳山頂でのコンサート、、頭の中に情景が浮かび鳥肌が立ちました。

    2
    投稿日: 2024.11.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリー要素もありつつ、ホロリとしました。あなたの山はどんな山ですか?きつかった、良く登ったなぁと思えるのかな。そんな一息つきたい気持ちも肯定してくれる。

    2
    投稿日: 2024.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山女日記から年月が経った。 視点も前作の恋愛メインみたいな感じから、年齢や性別等を超えた話になり、 こちらのほうが好みだった。

    3
    投稿日: 2024.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山に行かなくなって丸二年くらい。 本屋さんでこの本を見て、読みたい!と図書館で予約。 燕、槍、剱、五竜、登った時のことを懐かしく思い出しながら読んだ。 一番好きだったのは最後のお話でした。 また山に行きたいかなぁ まずは体鍛えないと。

    4
    投稿日: 2024.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    後立山連峰/北アルプス表銀座/立山・剱岳/ 武奈ヶ岳・安達太良山 綾子さんと麻実子さんに山岳ガイドの山根さん ユイとユウとサキ 夏樹と母 イーちゃんとエーコ 山に登る人たちの様々な物語 就職したての18歳誘われたのは「低い山に登る会」山は藤原岳 1,144m。 初登山 登りは何とかなった。けれど下りがねぇ……ダメだった。心の中で、ひぇーー!!っと叫びながら こわごわ下山した。あれ以来足を使って登ったことはない

    4
    投稿日: 2024.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今日つくば山へ行きました。ふもとからではなくケーブルカーを使って少ししか頂上まで歩かなかったのにそれでも足ガクガク。これをふもとから歩いてきて頂上から見る景色は格別だろう。さまざまな悩みに向かい合いながら自然は少しづつ過去の自分を癒してくれる。今日山頂からそんな登場人物の気持ちが伝わってきたように思う。

    13
    投稿日: 2024.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    個人を取り巻く環境は十人十色。環境をどのように捉えるかも十人十色。 山が人生の岐路になり、前向きに変わって行く姿に暖かさを感じた。きついのは嫌だがやはり山に登ってみたくなる

    2
    投稿日: 2024.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作〈山女日記〉は、人間関係に悩む人々が、山で自分と向き合う物語だったが、本作では山を舞台にあれこれ人間模様が繰り広げられた。三角関係の渦中の二人は、結局、どういうことだったのかな

    69
    投稿日: 2024.10.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作が予想以上に面白かったため、読み終わってすぐに本屋に赴きこの続編を購入した 前作と違い、個々の話は独立しており、また解説にあるように山は厳しく、悩みは深く大きいものになっている しかしあいかわらず読後感が良い 皆困難にぶつかり立ち止まり思い悩むけれども、山そのものやその周りの人たちに向かうことで、また新たな方向への一歩を踏み出していく また登山とは高く険しい山に挑むだけではないことを最後の短編では示していてとても温かい 人生も同じなのだ

    4
    投稿日: 2024.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    湊かなえの“山に登る女性”を描く連作短編集の続編。 といっても前作との繋がりは無く、新たな女性たちが山に向かう様子を、各話の登場人物二人の、それぞれの視点から描く面白い展開でした。これはこれで楽しいのかも・・・ 「イヤミスじゃない湊かなえ」堪能しました(^_^;)

    6
    投稿日: 2024.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山に登る女性たち。 亡き夫へ伝えたい思いを胸に 人生の選択に迷っている 仲間への特別な思いを持ちながら 母に認められたい、娘の夢を応援できない母娘 昔の自分たちを思い出しながら… 山に登る女性たちの心の中は複雑なものも多い。 しかし、頂上に着いた時、彼女たちの中の気持ちは少しずつ変化する。 山は人の心を柔らかく、素直にする力があるのかもしれない。 2024.9.30

    10
    投稿日: 2024.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作よりも、より深く人生を表しているものが多い気がした。山のレベルも上がったからかな。それぞれの主人公が、自分が納得できる、心より楽しめる人生を送ってほしい。人生を色で例えるのが、面白かった。

    3
    投稿日: 2024.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作が好きだったので読んでみた。 個人的に前作のほうが好きだな。前作のその話しごとの登場人物たちが次の話でメインになり、話が続いていくのがよかったけど、今作は1話ずつ完結タイプだ。 今作では母と娘の話が一番好きだった。

    2
    投稿日: 2024.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    湊かなえさんの本が好きだが、なかなか読み進められなかった。特に3人が登場する「北アルプス表銀座」の会話が誰の発言なのか分からなくなることが多く難しかった。 私の読書力が低いだけなのだろうか…少し残念。

    1
    投稿日: 2024.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登山は全くしたことがないけれど、前作の山女日記が好きだったので迷いなく読み始めた。 個人的には前作の方が好きだったけど、やっぱり山に登ってみたくなる気持ちは変わらない。山を登ると私の中で何かが変わるんじゃないか、という期待が膨らむ。 今は子供が小さいけれども、大きくなったら家族3人で山登りを趣味にするのもいいかもしれない。そんな今後の人生の小さな目標をくれた、大切な本である。

    38
    投稿日: 2024.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山女日記が大好きで、その続編ということで購入。 どちらも登山を巡るいろんな人が登場する短編集。 山女日記は、登場人物がどんどんつながってくる感じがあって、全体を通しても色とりどりな印象があった(カラフルなイメージでキャピキャピした女子目線な感じ)けど、こちらはもっと落ち着いたダークトーンな印象。 続編というより、別々に読んでも十分楽しめる。

    2
    投稿日: 2024.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    湊かなえさんというとイヤミスを連想される方も多いと思いますが、本作は全く別物です。 様々な過去や想い・悩みをもつ女性が登山を通じて自分を見つめながらリセットし、そして前向きになっていくお話を集めた短編集。登山をしている時の心境はまさにこれだな、そしてそれを日々の出来事に置き換えて考えることで今までと違うものが見えてくるのだなと。 登山をしない人が読んでも楽しめる内容ですし、山の風景や行動食に関する細かい描写は登山をする人が読んだらすぐに山に行きたくなること間違いなしです。

    8
    投稿日: 2024.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『山女日記』の続編ということだが、山が舞台になるだけで、登場人物も内容も、関連性はない。 前作が比較的低山だったのに対し、本書の舞台となる山は北アルプスや後立山連峰など名だたる名峰。 それぞれの山の登攀場面の描写に臨場感がたっぷりあり、著者が実際に登山した経験からか。 4話からなる短編だが、何れも佳編で、山の愛好家なら読み終わったらすぐにでも登りに行きたくなるのではないか。 読書子も数十年前の山行を思い出しながら、読み終えた。

    10
    投稿日: 2024.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山女日記はオーディオブックで。やっぱり字で読むと雰囲気変わるなー。テンポもあるし。 どの話も自分の足で一歩一歩歩くことに意味があってしっかり自分と向き合っている。日常では見ないふりできることでも山となると向き合わざるを得ないというか。でも向き合えた先にご褒美が待ってるのかな。山頂からまた新しい一歩が始まる。登山とは程遠い私だけど、山に登ってみたくなった。

    2
    投稿日: 2024.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    山女日記の続編。先月、突然登山をしてみたい!とハマったわたしが、登れないことにストレスを感じ、なんとか現実逃避をするために選んだ本が、山女日記だった。このタイミングで、続編を味わうことができるとは。本当にありがたい。 今回は北アルプスの名だたる名峰が舞台となっていて、登山を齧り始めたわたしが現在進行形で憧れている、表銀座縦走と立山の名前にまず胸が高揚した。 登ってみたくて、この夏何度YouTubeで登山vlogを見て胸をときめかせたことか。特に、燕岳と立山は憧れる。この足で踏みしめながら、味わいたいし人生と向き合いたい。 冬場に結婚式を控えていることや、来年には妊娠出産といった現状もあり、2024年は諦めてはしまったが。 このときめきを今はそっと胸に仕舞い込んで、おもちゃ箱に蓋をするような感覚で奥にやった。必ず、山はそこに在るのだから、然るべき時に必ず登れる日が来ると信じているので。 一作目を読んだ時に、「何のために山を登るのか」という、人生を通過している最中では到底出しようもない問いかけが、再びわたしに降りかかってきた。 あとがきの解説を眺めていると、 “どれだけ時間が流れても、山の風景は変わらない。あの日と同じ道を歩き、沢を渡り、同じ花を見て、山頂に立つ。そこにはかつての自分もまた存在していて、「大丈夫、ちゃんと前に進んでいる」と背中を押してくれる。人生に間違いなどなくて、その時、その選択をした自分を責めなくてもいいと教えてくれる。そんなふうに、いくつかの山に、自分を支えてくれる過去の自分がいる。そして今登る自分もまた、この先を生きる自分を支え、励ます存在にきっとなる。山を登り続けるというのは、そういうことなのかもしれない” “女性たちは山を歩きながら過去の自分や、もう会えなくなってしまった人々に出会う。人に頼ることなく、弱音を吐かずに生きてきた自分に、かつての自分が言う。「しんどい時は、そう言っていい」「過去に経験したつらい日々は、つらかったと認めていい」と それが彼女たちにとってどれほどの支えになったか、今ならよくわかる” 人生は、山のようなものだと痛感する。きっとその人によって、標高も違うし地形も様々だ。 ほんのりと淡い愛情で包まれた幼少期の記憶も、様々な感情を振り翳して生きた瑞々しい学生時代の記憶も、ハリネズミのように刺々しく生きていた記憶も、味気ない毎日に安心したり、何も変わらない自分に焦った記憶も… ひとつひとつ、山女日記に登場する数多くの女性たちのように、自分に訪れる物語を味わえるようになっていきたい。そんな強くて優しい女性になりたい。

    2
    投稿日: 2024.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ここに出てきた山に登るのは、もうちょっと無理だと思うけれど、また山を歩きたくなった。そして、一緒に歩きたいと思う人の顔が浮かんだ。

    2
    投稿日: 2024.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    湊かなえさんの山女日記series二作品目! 私自身、登山をした事はありませんが、前作の山女日記を読んだ時、機会があれば登りたいと思うものの、本作を読むまでの間 山登りをする機会はありませんでした。 しかし、前作の山女日記を読んで以降、多数の山岳小説には触れてきたような気がします! 馳星周さんや下村敦さんの作品が良作だったと記憶しております!!! ぜひ次の山女日記が刊行されるまでは山登りしてみたいと思います!!! 後立山連峰:喫茶店を営む女性が常連のお客さんと五竜山に登る。女性にはとある後悔があった・・・ そして、途中から主人公は常連に入れ代わる、この常連にも山への想いと人生の悔いがあった・・・ 北アルプス表銀座:音大生達が山に登る、何かを確認し合う為に彼女達は一歩一歩登っていく・・・ 立山・剱岳:母娘で山に登る、娘は母に許しを乞う為に、母は娘の事と過去を考えていた 武奈ヶ岳・安達太良山:久々の【往復書簡】もの!湊かなえの真骨頂といった感じです!!!青春時代とこれまでの人生を振り返りながら女性達が山に登る!!! 取り敢えず山は大概の事は許してくれる! 小さな事で悩んでいる人は山へ登って、美味しいモノを食べたくなる小説です!!!

    52
    投稿日: 2024.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本書とバリ山行を続けて読み、しばらく遠ざかっていた山登りを再開することにしました。なぜ山に登るのかは自分でもよく分かりませんが、道中が辛くても、登り終えるとまた登りたくなる。本書の登場人物も、人生で悩んでいたり、葛藤を抱えている中で、山に呼ばれ山に救われていたような気がします。

    11
    投稿日: 2024.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学生の頃、無謀にも剣岳に登ったことがあって…登ったといってもほぼサークルの先輩達に連れていってもらったんだけど…ホント生きて帰れて良かったー 今では、膝もダメだし、体力もないしで、全くどこの山にも行けず…山に登れる人が羨ましい! 大昔だけど、私は、山に登ってるときは夢中で何も考えられなかったですね ストーリーとしては面白かったですが、場面がころころ変わるのがちょっと読みにくいかな?

    3
    投稿日: 2024.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても素敵で雄大な情景描写なのに、自分自身が山に登ったことがないのと想像力に乏しいせいで、情景が目の前に浮かんでこなかったのが悔しい。絶対に山に登りたいと前作以上に強く思った。登った後に読めば、また景色が違って見えると思う。 最後の作品の一文が心に突き刺さった。 しんどい時はしんどいと、辛かった過去は辛かったと自分で認めてあげることがこれからの道を開いてくれる、と力強いメッセージをもらうことができた。

    4
    投稿日: 2024.08.31