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デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下
デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下
フランク・ハーバート、酒井昭伸/早川書房
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総合評価

53件)
4.2
19
21
10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近SFに嵌っており読破 ルールというか能力の幅が少し難しかったが、最後まで楽しめた ストーリーは王道を行くが、その過程にある宗教や環境、恐怖葛藤の読みごたえも良い 不朽の名作を読めて良かった、その時代にこの作品が描けるのは凄い

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    【伝説とはいかにして生まれるか】 三部作を通じて独特のSFと宗教が入り交じった世界が作品いっぱいに広がる。 主人公ポールがいかにして砂の惑星から人々の信仰対象になって銀河を牛耳っていくのか。 作者の頭の中で考え出された緻密な世界が最初から最後までいっぱい。 設定を考え活かすのにどれだけの歳月を費やしたのだろうか。 映画化され有名になった本作。私も映画から入った。 映画では大筋を捉えているが細かいところまで説明しているとキリがない。いい感じに映像とセリフだけで本作を表現している。 土地名や惑星名、役職や原理などは下巻に載っているので全てを掌握しながらお話を読むのであれば2周することをオススメしたい。

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    壮大なファンタジーの世界にどっぷり浸かることができた。反撃から決着までは思いの外あっさりしていたのでスッと終わった感もあるのだが、これはこれで良いかなと。 附録にも記載のある通り、本作はヒーローSF物語であると同時に、民族間における宗教の違いもニュアンスとして含んでいる。ヒーロー物語としては、主人公の絶望から覚醒、反撃の狼煙をあげて勝利を掴み取るまでのサクセスストーリーとして十二分に楽しむことができる。生態系SF、というジャンルの確立という意味でも、砂蟲やフレメンの生態、生命の循環サイクルなど世界観の造り込みが丁寧で面白い。 聖書の引用で自明と言えるキリスト教をはじめ、イスラムや仏教、ヒンドゥ教など様々な宗教価値観を絡め合わせて煮詰めたような宗教観。未来系ファンタジーは何でもありと思いつつ、ちゃんとした裏付け…らしきものがあっての世界だからこそ人を惹きつけ、ある意味で納得感のあるストーリーになると思う。そういう意味でも本書のストーリーは面白く、数々の賞を受賞してきたことも納得である。

    0
    投稿日: 2025.05.01
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    《登場人物》 ポール・アトレイデス……アトレイデス公爵家の世継ぎ レディ・ジェシカ……ポールの母 アリア……ポールの妹 チェイニー……ポールの妻。フレメン スティルガー……フレメンの部族の長 ハラー…………フレメン スフィル・ハワト……元公爵家の演算能力者[メンタート] ガー二ー・ハレック……公爵の部下 ウラディーミル・ハルコンネン……男爵 ラッバーン……男爵の甥 フェイド=ラウサ……ラッバーンの弟。次期[ナー=]男爵 シャッダム四世……皇帝 イルーラン……皇帝の娘 フェリング伯爵……皇帝の密使 ガイウス・ヘレネ・モヒアム……ベネ・ゲセリットの教母

    0
    投稿日: 2025.03.29
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     いよいよ反撃開始!おもしろい~!惑星アラキスの周りの宇宙空間には大艦隊が集結!地上では決着をつける戦いがはじまります。よッ!元祖スターウォーズ!  そんななかで予知能力をもつポールは、帝国宇宙全体を巻き込む破滅的な「聖戦」を避ける道を探ります。  物語は、今から約8000年先の未来が舞台ですが、そこから更にちょっと未来の歴史家が振り返る、という構図です。だから未来のお話でありながら、歴史ものになっています。  その、歴史の振り返りが、上中下通して各場面の冒頭に書かれている歴史書からの引用です。そして、その歴史書を書いたのがプリンセス・イルーランなのです。  プリンセス・イルーラン、どんだけ歴史書や本書くねんと思っていました。下巻になってようやく本人登場し、本を書きまくった真相があきらかに・・・涙です。  わたしがこの本を選んだ理由のひとつである「演算能力者(メンタート)」(別名人間コンピューター)もでてきてがんばりました。  上中下通して、演算能力者はわたしが思ってたのとはちょっと違ってました。  読む前、わたしは5人くらいの集団で(マルチCPU)、アニメの一休さんみたいに考え(ポクポク)、電話でFAX受けたときみたいな「ピ~、じぇ~ピーガが~」みたいな音声でデータをやり取りすると思ってました。  しかし、文章で読むかんじでは、ホントに考えてるんだかよくわからず、普通の諸葛孔明的存在でちょっと残念。演算結果の文字が、ひたいに浮かび上がるくらいやってほしかったです。  最後になりますけど、物語の重要設定にもふれておきたいです。  それは、思考機械(AI)の支配に対する人類の大反逆(バトラーの聖戦、約100年間続いた)です。人類はかろうじて勝利しました。「考える」とは何かは置いといて、以後AI禁止の宇宙世界になります。その流れから演算能力者など、人間能力を拡張したひとたちが登場するようです。  用語集にバトラーの聖戦は、BG201年からBG108年、と書いてあります。この「G」が何か、何時なのかわかりません。わたしは、おそらく帝国の始まりに関わるものだと思います。  また、下巻P310「附録Ⅱ デューンの宗教」の「航宙!」はじめの「深宇宙をゆく人類の行動は、〈バトラーの聖戦〉に先立つこと110世紀間というもの、・・・」とありますが、「110世紀間」は長すぎでは?  一方、「魔女」と呼ばれる女性集団ベネ・ゲセリットは、2000年間くらい極秘計画を進めているようです。ベネ・ゲセリットもバトラーの聖戦後にできた組織のようです。これで考えると、わたしは大変大雑把ですけど、2025年から5000年後の7000年前後にバトラーの聖戦が起きたと推察しました。  かようにいろいろ楽しめる本でしたよ。

    59
    投稿日: 2025.01.06
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    惑星アラキスをめぐるハルコンネン家とフレメン家との争い。未知なる惑星に水が無く、大嵐もあり、震動もある。しかしこのSFの世界はいずれ我々が住める世界となるとわくわくしてくる。55年前に書かれたことに驚く。素晴らしいものを読んだ気がする。

    2
    投稿日: 2025.01.05
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    やっぱり、あらゆる欧米の映画や小説で思うことは核兵器をただのでかい爆弾だと思っているのではということ。放射能のこと一切無視してるよなぁ

    0
    投稿日: 2024.11.10
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    やっと読み終えた。新作映画鑑賞から約半年、当初の予定からは遅れたが、とっても満足した。映画を見た人は原作も読んだ方がいい。マイオールタイムベストファンタジーである「指輪物語」に匹敵するSF小説になった。 (中)で延々と描かれるハルコンネン家の権力争いは、単なる前振りに過ぎなかった。映画のクライマックスで描かれる戦いの場面はほとんど無視される。重要な人物の死も活躍も、尺の関係か映画では描かれていない。映画は素晴らしかったが、なんかもう、もう一度映画化してもらいたいとさえ思う程、原作には未だ映像では描かれていない多くの要素がある。全然詳しく描かれてはないけれども、この9800年間に及ぶ(地球発祥の)人類の歴史を垣間見たことは、ドキドキする体験だった。 そして(下)の圧巻は、(知らなかったので歓喜したが)3篇の「この時代」に関する「後世」の論文と、「指輪物語」に匹敵する「用語解説」である。 レディ・ジェシカの生年没年を明らかにしたり、アリアの没年を明らかにしていなかったり、もう、それだけで想像が掻き立てられた。当然未だ物語は続くので、ポールの人物紹介などは出てこない。 期待していた「平和とは何か」とか「運命とは何か」とかいう、(ファンタジー或いはSFだから開陳可能な)究極の答は、けれども(下)には展開されない。まだ物語は続くからである。 (下)は、本の半分近くで物語は終結するが、安心してください。3冊の中でもっとも起伏に富み、かつ哲学的だった。世界三大SF雑誌「ローカス」の、12年ごとに行われるオールタイムベストで、4回とも本書が常に一位に輝いたという。おそらく今年の発表でも、「三体」はこの牙城を崩すことは叶わないだろう(←あとで調べると前回からベストを20世紀と21世紀とに分けていた。これなら今回も問題なく本書が一位になる)。 以下マイメモ。(スルーしてください) 息子は〈クウィサッツ・ハデラック〉──いちどきに多数の場所に遍在できる存在にほかならない、ということだ。ポールはまさに、ベネ・ゲセリットの夢を体現する存在だったのである。(略)「ひとりひとりの人間の中には、太古からふたつの力が存在する。奪う力と、与える力だ。男の場合、奪う力が宿る場所を認識するのはそうむずかしいことじゃない。が、与える力が宿る場所を認識するのは、男ではないものに変わらないかぎり、ほぼ不可能事だといえる。女の場合、この状況は逆になる」    ジェシカは顔をあげた。チェイニーがポールのことばを聞きながら、自分を見つめていた。「いまいった意味、わかりますね、母上?」ポールがたずねた。 ジェシカにはうなずくことしかできなかった。(略)「そして、あなたは、息子よ──」ジェシカは問いかけた。「──あなたはどちらなの?  〈与える者〉なの、〈奪う者〉なの?」「その中間に位置する者です。奪わずに与えることはできず、与えずに奪うことはできない……」 ←当時は男性は奪う者、女性は与える者という概念が一般的である、ということを前提に会話が成立している。半世紀経って、この概念そのものが崩れつつあるということを作者も予想していなかったのだろう。そして究極の預言者(?)になったポールは、その中間に位置するという。 「香料がなくなったら、ギルドの航宙士はもう、なにも見えなくなってしまうんですよ!」  チェイニーはようやく声を出せるようになった。 ←(下)に至って、ようやく大宇宙航海時代における、コンピュータを介在しない時代の航海の方法が明らかになる。砂の惑星の香料に、そういう決定的な役割があるとすれば、確かにこの大宇宙を統べる決定的な契機になるはずである。(下)になって初めて、惑星地上での戦いのみでなく、既にギルドの戦隊が惑星周りに集結していることも明らかになる。なかなかドキドキする展開である。 「なにが使用の禁だ!」ポールは怒鳴った。「領家の連中がたがいに核兵器を使わないのは、禁止されてるからじゃない、怖いからだ。だいたい、〈大協約〉にはっきりと書いてある。〝人類に核兵器を使用する者は、惑星ごと消去されてもやむをえない〟、とな。おれたちがこれからやろうとしているのは、〈防嵐壁〉に穴をあけることで、人類に使うわけじゃないだろうが」 ←執筆当時、核兵器が究極の兵器だった。9800年の間に、おそらく惑星ひとつ(地球?)が消滅する様な悲劇を経ての〈大協約〉なのだろう。それが数千年間守られていることに、どういう悲劇があったんだろ?と想像は広がる。でもね、〈防嵐壁〉を破壊した時、大砂嵐で放射能はハッキリ皇帝側に吹きつのったのだから、あのとき「全員」が被爆しているんですよ。 (左腰だったのか!  欺瞞の中の欺瞞の中の欺瞞ということか)  ベネ・ゲセリットの修業がものをいい、反射的に筋肉が動いて難を逃れはした ←物語は、戦争ではなく、この個人的決闘をクライマックスに置く。小説と映画の違いではある。面白いのは「◯◯の中の◯◯の中の◯◯」という描写が数回使われていること。裏の裏の裏をかく、という「戦闘技術」が、「コンピュータが否定された」とき洗練される時代になるだろう、という世界認識は、それはそれで教訓的だ。 やがて〈バトラーの聖戦〉が勃発し──二世代にわたる混沌がつづいた。その結果として、機械と機械論理の神は大量のガラクタの山に投げ捨てられ、ここに新たな概念が興隆した。すなわち──。〝人類がなにものかに取って代わられることを看過してはならない〟  (論文「デューンの宗教」より) ←遂に「バトラーの聖戦」が、どの時代に起きたのか、見つけることはできなかった。その詳しい内容もわからない。けれども、この物々しい書き方そのものが、私的にはツボ。 ベネ・ゲセリットの人類血統改良計画は、選択的な婚姻を通じて、彼らが〈クウィサッツ・ハデラック〉なる名称で呼ぶ人間を生みだすことを目標とするものである。この名称は、〝同時に多数の場所に存在できる者〟を意味している。もっとわかりやすく表現するならば、彼らの目的は、〝より高次の次元を理解し、利用しうる、強大な精神パワーを持った人間を生みだすこと〟にあったといえる。(論文「ベネ・ゲセリットの動機と目的に関する報告書」より) ←ポールが〈クウィサッツ・ハデラック〉になるというのが、「砂の惑星」の簡単な粗筋ではあるのだが、結局〈クウィサッツ・ハデラック〉とは何者なのか、はとうとうハッキリしない。その辺りが本書の"面白さ”でもある。 【用語集より】 〈産砂〉──〈小産砂〉 Little Maker    半植物半動物の深砂棲息性媒介生物。アラキスの砂蟲はその最終形態。〈小産砂〉の排泄物が前香料塊となる。 ←ここにやっと、「風の谷のナウシカ」における王蟲登場に多大な影響を与えた「砂蟲」の正体が明かされる。「王蟲」は死んで、環境を浄化するものたちだったが、「砂蟲」はその排泄物が「香料」をつくる。正反対である。 保水スーツ Stillsuit    アラキスで開発された、全身をすっぽり包みこむスーツ。スーツの生地はマイクロ・サンドウィッチ構造になっており、体熱を外に放散するいっぽう、排泄物から水分を濾過・蒸留する機能を持つ。回収された水分は、蓄水ポケットに蓄えられ、チューブで飲むことができる。 ←「砂の惑星」の秀逸なオリジナル機械。マイクロ・サンドウィッチ構造って。 ムアッディブ Muad' Dib    アラキスに適応した小型のトビネズミのこと(地球が原産)。フレメンの〝大地の精霊〟神話は、アラキス第二の月の月面にあるトビネズミ様の模様と結びついた。大砂原における生存能力の高さから、トビネズミはフレメンが敬意を捧げる対象となっている。 ←ポールの別称。「トビネズミ」は実際、地球上に存在するらしい。こういう「設定」大好き。 バトラーの聖戦、Jihad, Butlerian    (「大反乱」の項も参照)コンピュータ、思考機械、自意識あるロボットに対する聖戦。 BG二〇一年に勃発し、 BG一〇八年に終結を迎えた。当時の戒めは、つぎの形で『オレンジ・カトリック聖典』に残っている。「汝、人心を持つがごとき機械を造るなかれ」」 ←「BG」って何?約100年間続いた、大きな「戦争」だったわけだ。誰かこれを小説化してくれないかな。 演算能力者 Mentat (メンタート)   帝国の市民階級のひとつ。きわめて高度な論理演算ができるように訓練された者たち。別名〝人間コンピュータ〟。 ←私の好きな「設定」の一つ。

    108
    投稿日: 2024.09.24
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    デューン第一部新装版完結。 どこか唐突なエンディングは当時のSFの特徴だと思う。 惑星改造について言及されており、先日の日経でもSFが未来志向の技術に及ぼす影響の観点から、自然環境の改造の例として取り上げられていた。でも、自然環境の改造も、優生学的ヒーローの計画も、超絶思考力のやり取りが渾然一体となったところ、当作品の魅力だと思う。

    1
    投稿日: 2024.09.22
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    最後まで読みやすかった新訳版。 旧訳版を読んだときに、終盤の「そんなことはいうものか」のくだりが今ひとつ理解しがたかったのですが、新訳では「そんなことば、いってたまるか」になっており、前後の文脈も分かりやすくなっており、すっきり理解できました。 解説では「指輪物語」が挙げられていましたが、異世界の構築という意味では、本書はファンタジーに近いものなのかもしれません。 そう考えると、ベネ・ゲセリットのやっていることは魔術的だし、砂蟲という巨大怪獣や、ヨーロッパ中世風の封建制度も、剣と魔法の世界の方がフィットしそうではあります。 ただ、そうした舞台装置に科学的な(あるいは科学っぽい)裏付けを与えるべく、緻密に設定を考えているところが、ファンタジーとの差なのでしょう。 そういえば、映画版デューンを撮ったヴィルヌーヴ監督が、「スフィル・ハワトの出番は泣く泣く全カットした」(意訳)と言っていましたが、たしかに本巻終盤のスフィル・ハワトに関するエピソードは、ほろりとするもので、カットするのは惜しいように思いました。 ただ、タイトルは忘れましたがある映画のDVDのオーディオコメンタリーで、某監督が「気に入ったシーンをカットできるようになったら監督として一人前」というようなことを言ってましたので、スフィル・ハワトが出てこない方が、映画としての完成度が上がったということなのでしょう。

    2
    投稿日: 2024.06.02
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    クイサッツ・ハデラックとして覚醒したポール・アトレイデイスがハルコンネンと、黒幕の皇帝への復讐を果たす下巻。 これまで映画と比べながら読んできた。 核となる太い幹部分は同じだが、個々の部分は結構違っていると下巻を読んで改めて思った。 映画は現代的なアップデートがされている。特に小説版は専制君主制でもあるのでポール・アトレイデイスの後ろに女性たちが隠れがち、というか従うしかない部分がちらほらある。それが大きなノイズとなることはないが、1965年に書かれた小説という時代性が顔を出す瞬間もある。 映画でも専制君主制は変わりはないのだが、現代的なアップデートがされている。何なら映画版は男性よりも各陣営の女性たちが魅力的だったりするのが面白い。 特にチェイニーやジェシカなんかは映画版では、芯がある女性であり、自分を持っている女性として描かれている。なので小説版ではその物わかりの良さに、あれ? と思ってしまった。 それと映画版のフェイド=ラウサのヤバい奴感は小説では結構抑えられている。こっちはこっちで魅力的なのだが、ポール・アトレイデイスの写し鏡としてのキャラ機能を感じたのは小説だった。 映画は映画の、小説には小説の、それぞれの面白さがある。楽しめる部分も全然違ったので、見比べてみて良かった。 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は次作の『砂漠の救世主』を一番やりたいらしいので、そっちも手に取ってみよう。

    1
    投稿日: 2024.05.27
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    盛り上がってまいりましたの三部作下巻完結編。正直独白ばかりであまり物事が動かない上中巻に、面白いながらも飽いてきた感否めない状態からの読書開始だったものの、下巻は一気に物事が動き始め、あれよあれよと主人公ポール・ムアディップが救世主に上り詰める過程を、飽くことなく堪能できる(基本線は同じものの映画DUNE2はかなり内容を精査して、時系列や設定を変えてでも映画用に再構成して成功をおさめていると思える)。巻末には惑星アラキスの歴史やデューン世界の宗教史、用語集など、歴史書さながらの付録が付いていて、世界観の徹底ぶりに笑ってしまった。そして忘れてはならないのが、これが55年以上前に刊行された作品ということ。すごすぎる。 続編も読んでみよう。

    11
    投稿日: 2024.04.25
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    シリーズはまだまだ続くが、「砂の惑星」としては最終巻。 デヴィッド・リンチ版、ヴィルヌーヴ版の映画で散々観ているので、プロットに関してはすでに知っている。 この巻でハルコンネン男爵の甥であるフェイド=ラウサが登場する。 一方ポールは、フレメンの宗教的指導者となっていく。その過程で以前の部下であったガーニーと再会する。 力をつけたポールは、皇帝との最終決戦へと突き進む。 有名な作品なのですでに知っている部分が多い。 ただ、絶大な人気を誇る古典なので、読んでおいてよかった。 1960年代はレイチェル・カーソンなどの影響で環境問題が盛り上がっていた時期であり、本書もその影響を受けているという。 この状況は現在も似ている。地球温暖化や緑化活動といった課題は、主にビジネス方面のトレンドではあるのだが、とにかく、キーワードではある。 映画はそれほど環境問題については強調していなかったが、それでも砂漠の惑星が舞台で、「水は大切だ」といったことを再三にわたって言うのだから、無関心ではないだろう。 このあたりの状況も、このタイミングで映画化を進めた一つのポイントかもしれない。 小説としてはSFでありながら、さまざまな要素を詰め込んでいるのがおもしろい。なによりも、子どもの頃から知っていながら、いまだに読み通していなかった作品をようやく読み終えたということで、個人的な満足感がある。

    1
    投稿日: 2024.04.20
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    いやぁおもしろかった!! 奥行きのある世界観や壮大な人類史、舞台となる惑星アラキスの緻密な設定に加え、預言者として苦悩する主人公ポールたちの人間模様…しかし、プロットはど直球な復讐劇。これら全ての要素が重なり合って抜群のエンターテイメントを提供する本書は、ヒューゴー賞と第1回ネビュラ賞のダブルクラウンに輝く「デューン 砂の惑星」です。 解説によると、1975年からスタートし、およそ12年ごとに読者投票されるローカス賞「オールタイムベスト」において、4回連続(1975年、1987年、1998年、2012年)の1位となっているよう。これ地味に凄いですね。でもなんとなく納得。とてもSFらしい作品だと思いますし、王道展開の節々で垣間見られる深遠さは、読者の心を掴んで離さないかと。 続編もあるようですので、随時読み進めようと思います。(ただ、絶版の気配が…)

    1
    投稿日: 2024.04.18
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    圧倒的な世界観!これぞSFの金字塔! あまりに緻密に練られた設定だったので、単に本を読むのではなく、まるでポールと一緒に旅をしており、史実を追体験しているかのような錯覚に陥りました。 そして何より個人的に刺さったのが欲望渦巻く権謀術数の世界! 様々な作品で描こうとされるものの、一歩設定を誤ると浅い印象を与えかねない諸刃の剣という認識があったので、変に冷めてしまわないかドキドキしながら読んでいたのですが・・・これだけ熱狂的な人気を博している理由を垣間見た気がします。 ただ、この物語は設定が深すぎるが故に、初めて読む人には少々難解に感じられるかも。。。実際、自分は設定を理解するまで、「???」となる瞬間が何度もあったので、下巻巻末の付録を見ながら読み進めることをお勧めします・・・笑

    8
    投稿日: 2024.03.09
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    独特な文化圏を持つアラキスとフレメンたちを知ることが、実在する部族で暮らす人々の文化を知るような体験に感じ他の小説にない貴重な経験だった。SF要素の他、宗教観についても説明が細かいが、博識な作者の知識に追いつけず意味は理解できなかったが雰囲気は楽しめた。全ての設定説明がしつくされた後半は文章はすっと頭に入ってくる。だが後半は唐突に終わった感がある。

    2
    投稿日: 2024.03.06
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    人類文明が大宇宙に広がる遥かな未来。 思考機械、超コンピュータ群への従属を良しとしない【バトラーの聖戦】を経て幾星霜、人々は中世的な社会の中で、機械に頼らず自らの肉体精神性を拡張した文明を築いている。                解説より抜粋 もうこの設定に痺れてしまった。 人類の歴史は何周もして、遥かな未来では中世的な世の中になってしまうのか。 そこで起こっているのは、利権をめぐる戦争であり民族への弾圧である。高度な武器は高度なシールドに阻まれ使い物にならないし、巨大な砂嵐や凶暴な生物の前で人々は、息を殺してやり過ごすしかない。そしていつの世もヒーローの出現を待つのだ。

    2
    投稿日: 2024.01.18
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    緻密に練られたストーリーと世界観は最高でした。 さらに、人間の普遍的な部分についても考えさせられる所も多く、何度も読みたい本のうちの一つで間違い無いでしょう!! 個人的には下巻巻末の「附録」から先に目を通すと内容が入って来やすいかと思います。自分はそうしました。

    32
    投稿日: 2023.11.07
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    ずっと読みたかったけど敷居が高かった。 新訳なので読んでみたら映画のおかげもあって びっくりするほど読みやすくて分かりやすかったです。 でもあれだけみんなが絶対と思っているユエの炎の良心をどうやって ハルコンネンが解いたのかとか、 どんなふうにポールは産砂を殺して水を得たのか、とか ポールの息子はどうやって亡くなったのかとか ハワトはいかにして自分の間違いに気づいたのかとか ベネゲセはクゥイサッツ生み出してそれで何がしたかったのかとか 描いてないのがもどかしかったです…とりあえず続編読むわ。

    4
    投稿日: 2023.11.01
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    ポールの成長と覚醒が凄まじい。 そしてこの上中下でストーリーは終わらない(知らなかった)。 しかし、原作が書かれた当時、この想像力は圧巻。 附録が凄い。 ストーリーの中での世の中のバックグラウンドが ワード解説とともに語られている。 解説と翻訳者によるあとがきもおもしろい。 ハリウッドのストの煽りを受け、 DUNE: PART TWOの公開が来年になりそう…で、 読むモチベとスピードがダダ下がり。 ミッションインポシブルを観に行った時映画館で、 フル IMAXのDUNE2の予告編を観て読む気を取り戻す。 映画はどう・どこまで描かれるのか、楽しみすぎる。 続編『砂漠の救世主 上下』は恵比寿有隣堂に取り寄せ依頼。

    4
    投稿日: 2023.08.10
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    フレメンの一員と認められたポールは、預言者ムアッディブとしてフレメンの全軍勢を統率する立場となっていた。ポール指揮下のフレメンの復讐の時は来た。Duneの管理権を巡り、皇帝とハルコンネン男爵は、軍団を引き連れふたたび惑星へと降り立つ。

    2
    投稿日: 2023.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画(前編)を見た後に読み始めた下巻。 下巻は上中巻に比べて展開がダイナミックで読みスピードも自然と早まった。大きく期待を裏切られるような結末ではないが、細かく描かれた世界観にひたってストーリーを追うことや、生態系や権力闘争や宗教に想いを馳せるのを楽しむような作品だなと思った。 上中巻で登場するもあまり正体が明らかにされていなかった人物たちを知っていくのが面白いし、散り散りになったアトレイデス家に属する人々の今も知れて、特にモヤっとする点が残るようなことはなかった。最後の付録も、ストーリーの中では盛り込めなかったであろう背景や用語を説明していて、読みがいがある。 ようやくポールと皇帝が同じ地に立っている場面を見れた(読めた)のは嬉しいポイントだった。 また優生学的な要素(おそらくわざと描いたんだろうが)や女性たちへの認識、帝国の統治など21世紀では良くないとされてることもこの中では当たり前なこととして進んでいくが、それもある意味、異世界にひたれる要素のひとつであるし、ふっと離れて見た時に考えさせられる。 アラキスの生態系については、おぉ〜〜!とワクワクすることが多く、文明はすごいという浅はかな感想しか言えないくらいには、フィクションに科学を取り込んでいて、とても面白かった。 世界観は本当によく作られている…と思う。

    2
    投稿日: 2023.01.13
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    映画の鑑賞後に読了。 映画は中巻の真ん中辺りで終わっていたので以降はネタバレ。 それでも映像化を期待しています。 SFとしても、サーガ物としても読めてとても面白かった。

    2
    投稿日: 2023.01.09
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    これだけの物語と世界を構築する作者の頭の中を覗きたい。附録のデューンの生態学がエピソードゼロ的で面白い。続きは旧訳版を図書館で借りようか。 (メモ)続刊は、砂漠の救世主、砂丘の子供たち、砂漠の神皇帝、砂漠の異端者、砂丘の大聖堂の順番

    1
    投稿日: 2022.07.24
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    2022/07/12〜2022/08/27 長かった僕のアラキスの旅路も終わった。 最後がちょっと尻すぼみ。

    0
    投稿日: 2022.07.19
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    読み始めてからやや時間をおいてしまった。 異惑星の壮大な叙事詩。SF大作。その世界観、設定に魅了された。 やや回りくどい説明も、古典作品として味わうべきか。

    3
    投稿日: 2022.07.06
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    ポール、17歳ですよね、、、⁉︎ 異形の者って感じがプンプンします。 「え、ここまで⁉︎」という最後だったので、張り切って次を図書館にリクエストしました。えぇ、しましたとも! 続編映画公開前にはもう一回読みたいけど、まずはpart1をもう一回鑑賞しようと思います。

    1
    投稿日: 2022.06.03
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    フランク・ハーバートによるSF大河、第3巻(最終巻)。 預言者"ムアッディブ"として全フレメンの中心的地位を確立したポールは、ハルコンネン男爵家、そして皇帝家へ決戦を挑むための最後の地固めを行う。それは、フレメンの一員として認めてもらうための通過儀礼として、"産砂(サンドワーム)"を操る技を身に着けること、そして、「決闘による一方の"死"によって部族のトップを一人と決める」というフレメンの因習を打破して、フレメン軍の強さを確固たるものにすることであった。"決戦"がいよいよ幕を上げる――――。 ・・・なんともモヤモヤが残るラスト。テキストとしての締めは尻切れ蜻蛉感が強く、作中通して命題となっていた「いかに"聖戦"が繰り広げられる未来を阻止できるか」に対する解も、「え、それだけ?」と唖然としてしまうもの。続編のあるシリーズ作品なので仕方のないことなのかもしれないが、本作は本作で綺麗に締めて欲しかったように思う。 評価に違わない壮大なSF大河で、存分に楽しむことはできたのだが、なんとも読後感がイマイチな結果となってしまって残念至極。

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    投稿日: 2022.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さて。 物語については上巻の方に大体書いたが。 下巻には附録と称して(日本語訳版)、3つの短い文章が載っており、それぞれが作品の世界の重要なファクターの研究という形をとっている。 一つは、デューンの生態学について。また一つは、デューンの宗教について。最後はベネ・ゲセリットについて。 最初の一つには、スピンオフと読んでも良いようなストーリーがある。 いずれも物語には直接描かれてはいない背景の記述で、どんな経緯があってこの物語に至ったのか、を語っている。 加えて巻末には用語集があり、フランク・ハーバードがこの世界をいかに緻密に構築しているかが伺い知れる。 いずれもこの世界をより知りたい読者にとっては興味深い情報だ。

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    投稿日: 2022.01.15
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    古典SF 王になります。 ヒューゴー賞、ネビュラ賞、そしてSFのオールタイムベストでも何度も1位を取り、スターウォーズやラピュタの参考にもされたという、SFの古典。 ちょっと古いこともあり、そんな読みやすい訳では無い。が,話は王道、虐げられた王子が復讐を果たすまでの物語なので、サクサク読める。それでいてSFらしく、専門用語がバンバン出て、今とは全く異なる環境・歴史なのに、全く解説されない。それが特別感を演出し、人を惹きつけるのかなーと思う。タイトルの砂で覆われた惑星や、そこで生きるための術等、設定が練られているのも痺れる。描写はそんなに無いんけれど、登場人物も結構魅力的。

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    投稿日: 2021.11.16
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    これは勧善懲悪の話と素直に受け止めてよいのか… アトレイデス家の人達は新たな征服戦争を始めようとしている…

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    投稿日: 2021.11.14
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    『風の谷のナウシカ』や『スターウォーズ』の元ネタともなった名作古典SF。 社会制度、宗教、生態など、世界観の構築が奥深い。 新訳版は昔に読んだ旧訳版とは全然印象が違う。前は重厚な大河SFという感じだったけど、新訳版は痛快娯楽SFとして読める。

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    投稿日: 2021.11.08
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    何度も第一巻の途中で挫折していたけど、やっと読み終えた。それもこれもヴィルヌーヴのDUNEのおかげです。イルーランによる聖典の抜粋が各章の冒頭にある形で、ある意味結果が分かっている(ポールは死なない、または死んでいたとしても崇められている)最後まで読むと、イルーランが不憫な気持ちにはなる。ここに拠り所を見出したのだなあ…。ポールの全部持ちのヒーローというところや、ギルドのあり方とかなんかもう全ての宇宙SFの大元だった。ただやっぱり何だか読みづらい…。褥「しとね)とかルビ振っておいて…。

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    投稿日: 2021.11.06
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    年末年始になると、番組表ぶち抜きの「大河ドラマ」が目に付きますよね(最近減ったかな)。 もちろんテレビ局の「大人の事情」もあるだろうけど、きっと変わり映えしない一年の締めくくりにはスケールの大きな物語で視聴者の心を「リセット」して、来る年への希望を目覚めさせるのでは……なんてね。 ならば、この物語は絶好のリセット「ドラマ」です。 新人類としての力を持った主人公が、虐げられてきた種族が持つ救世主への願望を背景に、砂漠の惑星アラキスを舞台に戦いを繰り広げ、新しい時代へ扉を開こうとする。 宗教、政治、権力、武力、愛情、などなど幾重にも織り込まれる登場人物たちの思惑が、壮大なスケールを背景に爆発するも、本筋はわかりやすい冒険劇としての面白さが満点。 もちろん、宗教問題、レイシズム、マイノリティ問題、SDGSなど、あれこれ考えていただくのに素材はたっぷり提供されているけど、やはりここは純粋に楽しむことが一番。 まるで、宇宙スケールで描く戦国時代的冒険大活劇なんだから(最上級の誉め言葉です!) ハヤカワSFマガジン12月号にフランク・ハーバード「砂の惑星」シリーズ全編のあらすじが掲載されています。この物語の伏線回収を希望する方は、目指せ全篇読破!(ガンバって~)

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    投稿日: 2021.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ムアッディブとして皆に認められフレメンの指導者となったポールは、スティルガーや再会したガーニーらととも砂漠の民を率い、ハルコンネンへの復讐、バーディシャー皇帝との対峙を果たす。自分の行動が伝説となる事を自覚しながら、未来の聖戦を避けるために行動するポールだが、自らの選択が正しいのか苦悩する。一応本作はこれで完結。本編の後にデューンの生態学・宗教、ベネ・ゲセリットの考察や用語集があり著者が本気で惑星アラキスの世界を作り上げていた事が窺える。フランク・ハーバートの創造した緻密な世界観を堪能させてもらった。

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    投稿日: 2021.11.02
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    デュニ・ヴィルヌーブ監督の新作「DUNE 砂の惑星」を観て、原作を未読だったことをハゲシク後悔。さっそく上中下3巻を取り寄せ、読んでみたら...コレが面白かったのなんの!!! なるほど、スターウォーズに繋がる要素もあれば、宮崎駿「風の谷のナウシカ」の世界観やキャラクターに通ずる要素もあり、連綿と受け継がれる地球規模のSFの系譜に頭を垂れたくなる気分。どうして今まで読んでおかなかったんだろう! 願わくば、映画「DUNE」の後編の製作も必ずや実現されますように!

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    投稿日: 2021.10.29
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    「ドゥニ・ヴィルヌーヴのDUNEが公開されたら、それを観てから原作を読もう」と思い待ってました...!SFを最近読み出した身なので、次に何を読むかは「読むべき海外SF◯選」みたいなウェブサイトをいくつか並べて、よく出てくる作品で気になるものから読んでいたりするのですが、日本語のサイトでは『砂の惑星』は全然お目にかからなかった印象がある。一方英語サイトだと必ずと言ってDUNEはランクインしているのだが、幸運にも(?)映画を見るまでに原作は手に取らなかった。 ヴィルヌーヴ版映画→『砂の惑星(新訳版)』上中下→ホドロフスキーのDUNE→ヴィルヌーヴ版映画(今ここ) 映像から入ったため、小説も情景・登場人物をありありと思い浮かべながら読むことができた。ボリュームを感じさせず、夢中になって一気に読んでしまった。こんなシリーズがあったなんて...!面白かったので、次作もと思ったら絶版とのこと。とりあえず図書館で予約できたので読めそうですが、是非新訳版もお待ちしています。 夢中になるくらい面白かったし、これは日本人は書けない作品だなー。書かれた時代も踏まえ気になる表現も許容範囲ではあった。ではあったのが、解説でも仄めかされているようにご都合主義だし、箴言が散りばめられ、もちろんポールが宗教的カリスマ・教祖となることを踏まえると一定は仕方ないが、カルトの熱狂が砂の下に見え隠れしているような感じがして、一歩引きたくなるような気持ちを感じ続けてしまった。残念ながら「脳内LSD/メランジ」を思う存分摂取することができなかったので評価は4★ とはいえ『砂漠の救世主』読みますー!

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    投稿日: 2021.10.24
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    上・中・下の三分冊で刊行された新訳版の下巻。壮大なるSF叙事詩が開幕した感のあるラスト。いやー面白かった、とこれからが楽しみ、とがいっぺんに味わえる贅沢な読後感だった。本作に影響を受けたであろう作品のタイトルが古今東西メディアを問わずいくつも思い浮かぶ。途方もない、伝説の大作小説なのだなと改めて実感。 反面、自分としては気に入っているリンチ監督の映画版が、いかに無理やり詰め込んでいるかということがわかり愕然とした。現在公開中の映画がどうなっているのか確認していないが、これは2時間とかの尺ではとうてい収まりきれる物語ではなく、ロード・オブ・ザ・リングのように何部作かに分けてほしい気がする。 映画化の流れに乗ってこのまま続編の刊行も希望するがはたして。

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    投稿日: 2021.10.17
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    ポールがムアッディブとクウィサッツ・ハデラックとして覚醒してからの物語。とにかく面白い。正直面白すぎて言葉を失ってるくらいに興奮してるからとりあえず読んで欲しい。早く続きが読みたいので、次巻以降の翻訳もお願いします!!!

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    投稿日: 2021.10.13
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    皇帝と対面するシーンはが1番の見どころ。 巻末の解説も良かった。よく作り込まれていて納得されられる。 ただ語録集は上巻に入れてくれ

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    投稿日: 2021.10.10
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     最後まであまり簡単な本ではなかった。確かに非常にスケールの大きな話ですごいとは思ったが、特に後半になるにつれて話は複雑になって、読みづらくなってきた。それでも新訳版になって読みやすくはなったとのこと、以前はどんなだったんだろう。

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    投稿日: 2021.10.08
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    「DUNE 砂の惑星〔新訳版〕」(フランク・ハーバート : 酒井昭伸 訳)〔上〕〔中〕〔下〕を読んだ。 ハヤカワ文庫さん、新訳版を出すのであれば、新作映画特需の為でなく、「砂漠の救世主」「砂丘の子供たち」までは続けて出して欲しい。 矢野徹版を何度も何度も繰り返し読んだファンとしてのお願い。

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    投稿日: 2021.09.09
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    基本的に三人称視点の小説だと思うのだが、誰かの視点に切り替わることがあり、またその視点もいろんな人に変更される。こういう描き方の小説は久しぶりに読んだせいか、少し戸惑った。慣れてしまえば大丈夫。 砂の惑星の民フレメンはイスラム風アラビア語系、入植者たちは西洋・キリスト教系風。物語序盤は入植者視点で、砂嵐に視界を遮られるかのごとく、惑星の全貌は見えないが、政治的な闘争によって引越してきたばかりの屋敷を追われて、砂煙の向こう側へ逃げ込む羽目になる。だんだんと、この惑星に住む人たちの文化や暮らしぶりが明らかになっていく過程が面白かった。 敵役がわかりやすい悪者の造形をしていたり、最後の対決シーンも期待したよりあっけなく終わってしまったのが少し残念。多彩なキャラクターたちも、けっこうな人数があっさり退場してしまった。彼らの物語ももう少し読んでみたかった。

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    投稿日: 2021.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    過去ー現在ー未来とつながり、伝承のもと友情が信奉に変わり友を失う、産みの母とさえ対立する予感。 こうした繊細さとアラキス事変の派手さ読みごたえが楽しかった。 シリーズの最初のお話というのが衝撃……

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    投稿日: 2021.06.18
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    読了。 かなり面白かったです。 終わり方は結構あっさりしていたけど(続きがあるのかな?)とても興奮したし、いろんな人の想いに感動もしました。群像劇としてのまとまりも良かったです。 それと、翻訳が良かったです。語彙が難しいことがありますが世界観が鮮明に伝わってきました。

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    投稿日: 2021.04.11
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    面白くて一気に読めたんだけど、かなりあっさりと終わってしまった。続きがありそうなんだけど、ないんだよね?って感じ。 これは、映画を観るしかない。 追記 翻訳者の酒井昭伸さんの訳が素晴らしい。世界観を見事に再現しているし、とてもわかりやすかった。

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    投稿日: 2020.12.27
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    砂漠の民《フレメン》の力を借りて帝国に反撃する訳だけど、最後は一気に風呂敷を畳んだ感じで「もう終わり?」と思ってしまった。 血みどろの聖戦が起きてしまう…!ってずっと言ってたのに

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    投稿日: 2020.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    砂漠の惑星の民フレメンが独特な風習や精神性を持つように、その人物の出身や環境によって生き方や考え方もまた左右される。そうした様々な人が集まり、相互に影響を与え合って物語が編まれる。 主人公のポールは公爵家の跡取りとして成長しつつ、フレメンの一員として認められ、救世主ムアッディブとして伝承をなぞりながら覚醒していく。 しかしながら、この救世主伝説は土着のものではないかもしれない。とある目的のために植え付けられたものかもしれない。 ポールがやることは全て伝説になる。伝承の通りに進んでいく。 これは運命によるものなのか、生態によるものなのか、誰かの計画なのか、偶然なのか、自分の意志なのか? 予知能力によって過去現在未来が混濁したポールの意識など、自分で何かを決めて生きていることの不確かさに触れたようで、あえて「王道」のストーリーを選ぶということにこういう側面があったのか、と学ばされた。

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    投稿日: 2020.09.22
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    幾重にも練られたプロット、ラストへ集約する分かりやすいストーリー展開、普遍的な人間性、余分なSF的解説のオミット、翻訳の読みやすさ。そして第1部完という感じで終わるので、続きが読みたくなる。""

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    投稿日: 2019.01.19
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    最後はあっさりしてるなあと感じたが、惑星アラキスの世界はこれからも続くものなので、これはこれでいいのだと思う。本作品全体では、独特の世界観を描ききったのが見事。だからこそ、この続きがどうなるのか気になるし、読んでみたくなる。また、新訳は読みやすく、下巻の巻末の用語集があるのだが、参照しなくてもすらすら読めてしまう。独特の言葉が世界観を構築し、それを最低限の補足で読めるのはありがたい。作品中ではキリスト教やイスラム教の知識をベースにした部分が多く、そのような知識に乏しい私が、本当の意味で作品を理解できたかどうかが心配である。まあ、本人が楽しんだと感じているので、理解の深さは置いておくとして、心配無用なのかもしれない。

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    投稿日: 2016.09.27
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    本当はこれだけじゃ無くて続きもある。30年前の記憶が少しよみがえったな。でも今読むとまあ、すごく面白いわけでも無いか。やはり歳によって感じ方が変わるね。

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    投稿日: 2016.06.09
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    矢野徹氏が翻訳した旧版を中学生の時に読んで、途中で挫折した記憶がある(^_^;「デューン砂の惑星」。酒井昭伸氏の新訳が登場したので、わくわくしながら発売日に上中下巻買い揃えました。長い話だけど、読み始めると本当にあっという間。 いやー、おもしろかった! 良いところのお坊っちゃんが地位を追われて他郷を彷徨い、不遇の状況の中で新たな力を身につけて、最後は英雄となって敵を倒す。 エッセンスを思い切り要約すると要はそういう話で、典型的な貴種流離譚にして復讐譚。物語のフォーマットとして、本当に昔っからある「よくある話」です。 SFの古典的名作として名高いこの作品、「生態系SFの先駆け」と評されたり冒頭から独特なジャーゴンの嵐が説明無しに飛び交いまくったりして、SF初心者にはちょっとハードルの高いイメージがあるかもしれません。が、ストーリーの根幹は先に述べた通りの大時代的なよくある話ですので、わからないところは少々飛ばし読みしつつ「血湧き肉踊る冒険譚」としてシンプルに楽しんでしまえばこんな面白い作品はなかなかないですよ!数多い登場人物(メインキャラだけで何人いることやらヽ( ´ー`)ノ)の個性極まるキャラ立ちぶりも素晴らしい。 もちろん、全球がほぼ不毛の砂漠に覆われている惑星アラキスになぜ酸素が大量に存在し、動物が問題なく活動できるのかという生態学的な世界構築のユニークさ、機械に頼らず人間自身の精神力を極限まで高めることで繁栄を極めた異形の未来社会のグロテスクな魅力、意識の拡張を爆発的に押し進める「命の水」をはじめとする精神世界のサイケデリックな描写(作品の発表時代に鑑みて、ヒッピーのドラッグ文化の影響も感じ取れます)といった、SFならではの世界観とガジェットを深く堪能する楽しみ方もできます。誰が読んでもその人なりの視点で楽しめる、一大エンターテインメントだと思います。

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    投稿日: 2016.04.06
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    四半世紀ぶりに読み返した。 忘れてることもたくさんあったが、 私にとってSFとはこの小説のことだ と思い出した。 現代と地つづきなのだが、 全く別の世界を環境から構築し、 その世界で繰り広げられる 計略の中の計略の中の計略の ストーリー展開。 続きも新訳して欲しい。

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    投稿日: 2016.03.23