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鏡と光 上
鏡と光 上
ヒラリー・マンテル、宇佐川晶子/早川書房
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    わーお。 親の因果が子に報い…じゃないけど。 賢明なるカトリック両王とは言ってもやっぱり人の親。良かれと思って…異国に嫁ぐ娘の幸先を案じただけだったのに。巡りめぐって結局は、娘を不幸に、孫娘を苦境に、そしてイングランドを混迷に…。一見やりたい放題なヘンリー8世だけど、所詮は歴史の歯車でしかなかったのね。 これぞクロニクルの醍醐味…いやこのシリーズ、主人公はクロムウェルだから、ヘンリー8世の治世の全貌ですらないけどな。 長い長い三部作、ここにたどり着くのか。 歴史って、こんなにも懐深く豊かなものか。 久々に鳥肌が立ったわ…ってとこから先が長かったですわ。

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    投稿日: 2021.10.22