
海を渡る「慰安婦」問題 右派の「歴史戦」を問う
山口智美、能川元一、テッサ・モーリス-スズキ、小山エミ/岩波書店
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総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
米中韓が連帯し「慰安婦」問題で日本を攻撃している。という刺激的なコピーがインターネット上で拡散している。米と中が連帯するということなど冷静に考えればあり得ないことなのに、あたかも真実らしく情報拡散している。 この本の中で「連累(implication)」という概念を学んだ。 ようは、戦後生まれの人にも、先行世代がおこなった戦争や不正義に対する責任や謝罪の義務は存在するのかという問いに、著者は「罪」はないかもしれないが「連累」があるという。つまり、過去におこなわれた悪行に直接自分が関与しなかったからといって、「まるで関係ない」とは主張できないというのだ。納得。
0投稿日: 2016.10.06
