
総合評価
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powered by ブクログ期待以上に楽しめました 細かく世界観が練られてるなぁと感心しました 次巻が周りの本屋さんにはなくてAmazonで注文して届くまで二週間… その間は積読読んで楽しみに待ちます
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ久しぶりの一気読み。 マイブーム「龍」なので、たまたま手に取り正解‼️ 一巻だけでも完結している。 十二国記が好きな方にお薦めしたい。
5投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログそうきたか〜! 男女逆転宮廷物語と銘打つファンタジー 第1巻に当たるが、これだけで完結もしてる。 龍が実存し、龍に認められたものが 世界の長・皇尊として君臨する龍ノ原。 女は生まれながらに龍の声を聞くことができ できぬものは「遊子」として虐げられている。 先代皇尊の娘で「遊子」の日織は 生まれた時から男として育てられてきたが 皇尊が崩御し、叔父や従兄と跡目を争うことに。 はたして日織は、出自を知られずして 皇位を奪うことができるだろうか。 異世界ファンタジーの常として 世界のことわりやら人間関係やら 名前やらを飲み込むまでは時間かかったけど 叔父が殺害され、その犯人探しも加わってから 俄然ペースアップしました! 女の身を隠しつつ2人も妻を娶ったけど そこにもまた驚くような展開が。 丁々発止のやりとりにワクワクしたわ。
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ印象的な文 「あなたは、わたしたちを救えるかもしれない」「わたしたちのために、あなたは皇尊になれ」 伏線があり驚くような展開があるためファンタジー好きの人だけでなくミステリ好きの人にも読んでもらいたい一冊。 帯の「命懸けの嘘をつく男女逆転ファンタジー」はまさしく本書の内容を一文に要約しているように思う。 ネタバレ 不津に月白を殺される。 悠花は禍皇子だった。
5投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ『女は皇尊になれないと、神の言葉でしかと聞いた者はいない』 神と龍を崇める世界を舞台にした、男女逆転宮廷絵巻。 龍の声が聞こえるのは女性のみ、な世界 聞こえない女性・聞こえる男性は異端とされ、命があれば良い方。 そんな世界で、龍の声が聞こえない1人の女性が、生きるために、そして、殺された姉の無念を晴らすため、姫ではなく皇子として、皇位争いに参加します。 中華風というよりは、古代日本がイメージに近く。参考文献を見ると、イメージは奈良時代や飛鳥時代あたりでしょうか。 シリーズものの一冊目として、続きが読みたいと思わせながらも、ちゃんと一つの作品として完結してまとめあげられていて、とても良い。 登場人物もシンプルイズベストで、ファンタジーにありがちな、これ誰だっけ…と記憶キャパを試されない程度の人数が読者に優しい。 けど、個性の際立つキャラクター一人一人が魅力的。 主人公と悠花と月白の3人が好きすぎて(1人とか選べない)、幸せになって…と願いながら黙々と読み進めました。 読み終わると、ダブルミーニングになってるタイトルに唸りました 本を閉じた瞬間、2冊目をネットで購入。 ファンタジー好きなら是非ともおすすめな一冊です。 (2022年読了)
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ男女と龍の声を聞くかどうかで 隔離されたり遠ざけられたり 最悪命を奪われる可能性も高くなる。 なんて最悪な国なんだ!!って怒りもあるけど そうなった背景には複雑な歴史があって 国を守るためって誰もが思ってるし 仕方ないのかなぁと思う気持ちもある。 だけど そんな運命を変えようと色々偽りながら その時が来るのを待ち続けて 運命に立ち向かっていく日織が格好よくて 私は何があっても日織たちを応援する! 日織が皇尊になって平和な国になって欲しい。
1投稿日: 2024.10.09
powered by ブクログ龍とその声を中心に繰り広げられる壮大なファンタジーで、ワクワクしながら読みました。それぞれのキャラクターの決意や矜持に胸を打たれ、次の展開が楽しみです!
0投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
命懸けの噓をつく!!──異端の皇子が新しい国を目指す、男女逆転ファンタジー開幕! 海に浮かぶ央(ひさし)大地には一原八洲と呼ばれる九つの国が存在し、巨大な龍の上に存在すると信じられている。その一国・龍ノ原(たつのはら)で皇尊(すめらみこと)が崩御し、皇位の座を巡り競う三人の男がいた。その中の一人、日織皇子(ひおりのみこ)は実は女だった。この国では女は龍の声を聞く力を持つが、生まれながらにその力を持たない「遊子(ゆうし)」は命を奪われる宿命を持つ。遊子ゆえに殺された姉の復讐を果たすため、日織は国を変えるため男として皇尊を目指す。一方、女にしか聞こえない龍の声を聞く能力を持つ男は禍(まがつ)皇子として処刑される。──「もたざる者」と「もってはならない者」が、命の尊厳を守るため、運命に翻弄されながら闘い、生き抜く様を描く壮大なる男女逆転建国宮廷ファンタジー。 とにかく、ずっとドキドキしていた。だって、日織の秘密は、本当に重大な秘密で絶対にその計画を達成してほしいって読んでいる私はずっと思っているけど、皇尊候補は他に2人いてどっちかっていうと、そっちのほうがコネも実力もあるかんじで、わーなんか大変な皇尊選びだなぁとか思ってしまう。 そして、そんな秘密を抱えながら、妻を2人娶り、1人は可愛い妹キャラの月白、2人目は美しく先代の皇尊の娘の悠花。とにかく、月白が可愛くて可愛くて仕方ない。こんな可愛くて素直な女の子を娶るなんて、日織やるなぁとか思ってしまった。日織も大事に思っていたし、あとからきた悠花も妹みたいにかんじでたし、本当に可愛くていい子な月白。 謎の美男子に、日織の秘密を知られてしまったときは、「終わった…」って日織よりショックだったし、マジであいつはなんなのさ!ってかんじだった。でも、彼の正体がまさかな正体でえ!ってなったし、なんだか日織チームの結束がさらに強くなった感じがして本当に良かった。 このチーム日織に、月白が加わっていなかったことに、少し残念というか寂しい気分もありつつ、まぁ、あんな可愛い妹ちゃんにはこんなことに巻き込まない方がいいか、とか思っていた。だって、あの子には平和な世界しか知ってほしくないし、日織に愛されて、悠花お姉様に可愛がられればいいよとか思うじゃん! 本当に、月白は可哀想だった。日織のところには、救いを求めた人たちがたくさん集まっていたんだなとあとから思った。月白も悠花も日織の教育係の空露も謎の美少年もみんな日織に救いを求めていた。その救いを叶えるために、日織は即位したんだと思うと…本当にいい話だった。 しかし、この物語は、少し考えされるところがあった。男とか女とか、龍の声が聞こえるとか聞こえないとかそんなことで差別されることはおかしいし、それってこの世の中にも言えることなのかなって。でも、本当に日織はすごい。 2024.9.22 読了
0投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ初読みの作家さん。本屋で表紙に惹かれて。何処かで読んだようなエピソードが織り混ざった雰囲気のお話ではあったが、龍が出てくるだけで、面白さ3割り増しだからな〜。今のところ6巻まで続くようなので、期待を込めて星4かな。この物語の世界では、女性だけが龍の声を聞ける。この法則に当てはめれば、声が聞けない女性と、聞ける男性は人にあらず…になる訳だよね。普通って何?誰が決めるの?今の世も龍の世も、変わらんね。
0投稿日: 2024.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024/02/24 シュガーアップル・フェアリーテイルが好きやから読んでみた。前作とは打って変わって和風ファンタジー。龍がめっちゃでてくる。妹子と背子が出てきたのにはびっくりした。古典やん。一巻でやっと皇尊になるための試練を乗り越えたぐらいなのは長い気がした。主人公も秘密を持ってるし、初めての奥さんも秘密持ってるし、新しい奥さんも秘密持ってるし、濃すぎる夫婦やね。
0投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ龍の声を聞くことができない女性は14の歳に追放される。そういう子をこの国では遊子(ゆうし)と呼ぶ。遊子である主人公、日織は生きるため、遊子にまつわる令を変えるため男として生き、皇位を狙う。皇位は代々男のみ。女であること、それも遊子であることは、絶対にバレてはいけない。日織の願いは叶うのか。 「男女みたいな主人公がかっこいいなぁ」くらいの感覚で手に取った一冊。大当たり。 ファンタジーとミステリーとアドベンチャー(?)のバランスが大変良く、ハラハラドキドキ、 そして最後のページの文書がカッコ良すぎる。 世界観にあわせ漢字の読みが古語っぽくなっているが、各章ごとにルビが振り直されるので後半はすんなり入ってくる。1巻を読んだら2巻に行かずにはいられない。楽しみ!
0投稿日: 2024.02.10
powered by ブクログフォロワーさんから面白いと伺ったので積読から取り出してきて読んだ。 私は龍が好きだ。男装も好きだ、そして女装も好きだ。好きなものづくしのファンタジーすごく好みで面白かったです!!!
1投稿日: 2023.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
十二国記やら男女逆転劇やら色んな要素入ってて、既視感は有るけど、読みやすくて一気読み 日織のバックボーンから余り人前に出られないのは仕方ないのかもしれないけど、皇尊を目指すならそれなりに人脈作りとかの努力はしないと、お宝探ししないなら負け確定みたいなのはダメなのでは?
1投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログ途中まではそこまで入り込めなかったけど、後半にいくにしたがって、目が離せなくなる。 そしてラストの怒涛の展開には、ゾクゾクした。 続きが気になり過ぎる。
0投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の数ページをパラパラ読んで暫く放置してはや数ヶ月… ようやく本腰を入れて読み始めたら後悔…! なんでもっと早く読まなかったんだろうと(´・_・`) おもしろすぎた!! ただの男女逆転ファンタジーではなく、 差別や区別を題材?にした壮大な物語。 きっと遊子も禍皇子もその暗喩かな? 登場人物も皆それぞれ味がある。 月白のまさかの展開にびっくり… 好きなキャラクターだったのに… 続きが気になる、2巻買ってて良かった(*¨*)
0投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログ龍の声が聞こえないというだけで殺された姉の無念を晴らし,また自分も聞こえないために殺される運命を変えるため,日織皇子は皇尊となる決意のもと20年待ち望んでいた時を迎える.龍の原と八州でできた央大地という龍の棲む国.遊子,禍皇子の設定が男女逆転の宮廷を生み出した. 始まったばかりで、日織皇子と悠花皇女のその後が楽しみだ.
0投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログテンポよく展開が進んですごく良かった! でも、漢字の読み方にいまだに慣れなくて、これなんて読む?って前に戻ったりして読んだ 続きも期待!
0投稿日: 2023.01.15
powered by ブクログ三章あたりまでは大きい世界観のため、話がもったりしていて、これは面白くなるのか?と感じながら読んでいたのですが…。はい、大変面白かったです。1巻って書いてあるけど、もしかしてこの結末わからずに進んじゃう?と思ったら、最低知りたいことまでは書いてありました。年末で図書館閉まってるから、今日(29日)のブックオフクーポンで安定の110円じゃない、高いコーナーのこの本の2巻買っちゃうかも。今日見つかんなかったら20%オフの正月セール?ってくらい、続きが気になります(新品買えよ)。 なんと言っても、訳あって女なのに皇子と偽り次期皇帝争いに打って出る日織がとにかく格好良い。その高い精神性にしびれました。まわりのキャラクターもいいんだよね。特に奥さん二人。ああ、月白ちゃん…。そんなことだったとは。 王宮ものだけど、奈良時代あたりと大自然融合ってイメージです。阿蘇の外輪山思い出します。 女を物扱いして囲うおっさんが出てくるので小学校には向いてません。 追:ブックオフにて2巻ゲットできました~。
4投稿日: 2022.12.29
powered by ブクログこの手のシリーズものの1巻は大体世界観の紹介と主要人物が出揃うまで話が単調だったりするのですが、面白かったです。 表題とイラストから中国っぽいファンタジーなのかなと思って読み始めましたが、どちらかといえば長屋王とかが出てくる奈良時代の感じで、名前の感じもその時代を浮かべると頭に馴染み易かったです。 話の展開は終われば想像つきやすいのですが、気にさせないのは作者さんの筆力だと思います。 偶然手に取ったのですが、この作者さんに出会えて嬉しいです。
0投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろい〜!! 男女逆転異国ファンタジー。 生まれもった特性だけ『異端』とされる不条理に立ち向かう主人公。 主人公の生き様、覚悟、ときおり垣間見える人間味。とても好きです。 主人公の周り固める2人の妻や教育係も、それぞれにまた背負ったものがあって、ひとつひとつ明らかになるにつれて、ページをめくるスピードが上がる上がる…笑笑 日織は、悠花は、どうなるのか…。 この後の展開も非常に楽しみです!!
0投稿日: 2022.11.09
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった!!差別や古い因習に命を賭して挑む主人公がかっこいい。支える面々もそれぞれ魅力的。次巻が非常に楽しみ。
0投稿日: 2022.10.28
powered by ブクログ久しぶりにとても面白いと思えた本。 龍の声を聞けない女性は言葉にできないほどひどく差別される。 そんな国で龍の声を聞けない女性が男として生き、王を目指す。 その場その場の決断や覚悟にとても心揺さぶられます。 続きが楽しみ♪
0投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
存在を観葉に認めると口にしながらも、自分たちとはけして交わらないように徹底的に区別したいのだ。彼にとって彼女たちが、忌まわしいから。自分とは別の存在としたいのだ。 生まれ持った特性だけのために受ける理不尽について、考えさせられた。その「区別」になんの正当性があるのか。区別される側の身になって考えるという想像力の欠如。 幸いなことに、自分はそんな区別をされた経験はないと思っているけど、知らず知らずのうちに、そんな区別をしていないか…ということを考えさせられた。 話はとてもおもしろく、どんどん読み進められたけど、名前の読み方が途中でわからなくなる…。 2巻も読むのが楽しみ。
2投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白いよ~と聞いていたので読んで見た。まあまあ。期待通りで期待以上じゃなかったのが残念。やっぱ十二国記のほうが好き。あと烏のほうとか。まだ1作目だから、読み進めばおもしれ~ってなるのかな。 ファンタジーとミステリー。 ミステリーは誰がどうやって殺したか? 容疑者少ないし、意外性も無い。動機や経緯についてはでしょうな具合。 龍鱗はどこにある?も、まあそうですか、という感想。もっと箱について調べようよとは思ってた。観察する時間が少なかった。でもしょうがない。ミステリー小説無い世界だもんな。 日織が神に挑み、そして、自分の望みが叶わなければ滅べば良いというスタンスは非常に好感が持てる。烏や十二国記にもいたし、86にもいた。ほんと世の中腐ってるもんな。 まあもうすこしあくせくしようよとは思った。 あと不津とのやりとりで相互理解出来ない相手だと理解するまでの時間がかかったのが、幼いなと思った。人と関わって来なかったもんね、仕方ない。 もう少し欲得まみれた人間とも渡り合えるキャラが好み。 悠花の正体は声が出せない時点で、わかってしまって、ワクワクが無かったし、こいつももうちょっと勉強とかしてきなよと思ったし27歳と19歳か、年の差は、男女だったら逆だよなあと思ったが、作者はそこ狙ってる? しかし、27歳には見えない仕事ぶりのような。うーん。 一族の男は自動的に官僚、女は龍の声が聞ければ一族の者として誰かの妻になれるという世界。反吐が出る~。滅べ~。しかしその価値観でやってきたのだから、日織の考えが異端で理解されないのもわかるはずなのになあ。不津とのやりとりは世間知らずさを感じてあまり好きじゃない。 貨幣の概念が無いめちゃくちゃ牧歌的な国家なの面白い。純粋培養。カルトじゃん。カルトだった。 これ、ラストはどうなるんだろう。あの世界全体を治めるのか、歴史の真実を暴くのか。龍とまた再契約して終わりとか? 薔薇王の葬列もアニメで見ていたので、まああんな感じで覇道を突き進んで欲しい。 あと読んでないが侍女の物語もこんな風にヘドが出るような感じなのかなと想像した。 物語ではおぞましさを描きつつも綺麗に掃除して欲しいな。
0投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ面白かった! 一見ややこしい設定が活かされた物語。 謎もその解決も最後は見事な一本道に。 この夫婦が今後どうなっていくのかとても楽しみ。 2022.4.3 53
0投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ神の眷属、龍が住まう龍ノ原。 そこで皇族の女性は生まれながらに龍の声を聴く。 その能力を持たぬものは異端とされ、排除される。 その運命に抗う者の、命を賭した物語。 ものすごくおもしろくて、一気に読んでしまいました。 中華風な、古来日本風な、それでいて幻想的な世界観も素敵だし、登場人物の見た目も、人柄も最高にいい。 皇位を狙う中で出されたお題、想定外の出来事に翻弄されつつ、根底にあるマイノリティに対する差別の是非を問う眼差しにはっとさせられたのです。 生まれながらに多数派でない者は、差別され、区別されても仕方がないのか。蹂躙され、排除されても、構わないのか。 そんなはず、ない。けれど、これはそれが当たり前とされる世界。人類の歴史が脳裏を掠めます。 異世界の物語でありながら、普遍的な題材を内包していることで、言葉が心に刺さるのです。 令和の新ファンタジーシリーズ、読めてよかった。大好き。
6投稿日: 2022.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白くて一気読み。 よくある設定だけど、ある意味それが読みやすさとなっていて良いし、展開も面白い。 悠花の正体も、月白の行方も今後の展開を考えるとなるほどー、そうするのがベストなのかと納得。
0投稿日: 2022.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙の男性が印象的なご本で気にはなっていたのだけれど未読作家の新シリーズと言うことで一度は保留。 web記事での書評で自分の人生を切り開いていく女性が主人公ということを知り購入。 古くからの因習により身分(性別)を偽って運命を変えていこうとする力強い主人公。 意志の強さに一気読み。 身分ある少年が少女に偽り後宮で過ごし生き延びようとした中華風のシリーズもありますが。(まだ全部読めて無くていつか全部読みます) こちらは青年の姿を借りた女性が主人公なので和風オスカル様かな。 こういうのは設定萌えで読んでしまう。 あとは作者の力量なので皇位を継いだ主人公と妻(仮)がどのような国作り。体制作りをしていくのか気になります。 若干ネタバレあり。
0投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログ龍の棲まう地、龍ノ原。 そこに住む人々のうち、皇の一族に連なる女性は龍の声を聞くことができる特性を持つ。 声を聞くことができない女性は遊子(ゆうし)と呼ばれる。翻って男性で声を聞く者は禍皇子(まがつみこ)として、いずれも闇に葬られる定め。 生まれ持った特性で命を決められることの理不尽を打ち砕くため、 日織皇子は重大な秘密を抱えて、皇位を目指す。 遊子や禍皇子は現代の差別の比喩だと強く感じる。 遊子への不津王の態度や考え方と同じような人は、悲しいかな現代日本に少なからず存在するであろうことは想像に易くて。 なにが寛容な態度だ。傲慢以外の何物でもないじゃないか。 不津王に対して、ふんぬ〜!と鼻息が荒くなる。 人死にも出るサスペンス色もありつつ、日織の秘密が暴かれちゃうの?!とドキドキするファンタジー。 安倍智里さんの八咫烏シリーズにも通じるところがあるかも。 続きも楽しみなシリーズです!
2投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログ三川みり作品、男女逆転、ファンタジー……私の好きな要素が詰め込まれた作品でどうして2巻出るまで存在を知らなかったのか悔やまれます…
0投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
骨太のファンタジー小説。 神話時代の日本を彷彿とさせる龍ノ原では、龍の声を聞けない女は遊子としてひどい扱いを受け、龍の声が聞こえる男は禍皇子として処刑される。 皇位を巡って三人の皇子が、龍鱗を探すことになる。候補の一人である日織皇子は実は女(遊子)だった。同じく遊子の姉を殺された復讐、そして世を正すため皇位に就こうとする。その過程で、無邪気な妻・月白が実は遊子で酷な目に遭っていたことや、先代に託された妻・悠花が男(禍皇子)だと知ったりと、その使命を増幅させるかのように突き動かされていく。 龍の声を聞こえるか否か、しかもそれが男女によって解釈が違う。人々は根拠もなく遊子を殺したり慰み者にしたり。部外者から見れば愚かしい差別だが、この国では絶対だ。龍がどう出るかわからない、ここは神話の国だから。 その根本に切り込んでいく主人公・日織が凜々しくて魅力的。性別を偽り世の中に挑む、日織の鏡のような存在である悠花もいい。そして、月白が切ない。彼女は夫・日織が女だと気づきながら秘密を守り続け、そして命を落とす。 即位した日織はこの国を変えることができるのか、次巻も楽しみだ。
0投稿日: 2022.01.29
powered by ブクログ海に囲まれた央大地は、一原八州からなり、その中心の龍が住む一原の龍の原の物語。皇尊が亡くなり、次の座を狙う日織には秘密があった。皇族の女子は龍の声を聞くことができ、聞けない女子は遊子と呼ばれ忌む存在であり、隔離され適齢になれば他国に嫁に出される。が、その実は殺されるのであった。日織の姉も遊子として殺された。日織も遊子であったが、男として偽り皇子となったのだ。逆に、男で龍の声を聞けるものは、禍皇子として忌む存在でもある。 遊子を家に隠しているのを見つけ出して脅迫し、関係を迫る卑怯な者も出てくる。この物語は、人間の勝手な決めつけで差別される者たちを描く優れた物語なのだ。現実の差別の比喩としての遊子や禍皇子なのだと思う。 次の皇尊が決まるまで龍の原に雨が降り続き、81日で水の中に沈んでしまう。候補は3人。皇尊になるためには、特別な箱に入れる龍鱗を見つけなければならない。いろいろな事件が起こって、物語はますます緊迫感を増していく。
73投稿日: 2022.01.22
powered by ブクログ★4.5 オススメ! 日本の古代を舞台にしたすめらみことをめぐるファンタジー。 話はわかりやすく、登場人物も多すぎず、物語がグダグダしていなくてどんどん進むので、楽しく読み進めていったら先が気になって止まらなくなってあっという間に読み終わった。
2投稿日: 2022.01.18
powered by ブクログ世界の成り立ちとしてら、十二国記を感じざる得ないが、ファンタジーとはこうゆうものだろう。 世界観がしっかりしており、続きが気になる。 ただ、なかなか漢字の、読み方が特異で、慣れるまで読みにくかった…
1投稿日: 2022.01.13
powered by ブクログ造り込まれたファンタジーの上に、ひとつの能力を以って異端と言えるのか?異端だったとして、排除されても仕方がないのか?という問いが重なって、濃厚で面白かった。 女性ながら妻を二人娶り、しかも年下の愛らしい娘とミステリアス美女という贅沢な取り合わせで、ヅカファン的にも楽しかった。過酷な運命なれど…… これからがいろいろあるんだろうなと思われるので続刊楽しみ。
2投稿日: 2021.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙がヒロインとは思わなかったぜ……。凛々しすぎか。いや、ヒロインであってヒロインではないわけだが。 古代日本風ファンタジー。龍とタイトルにある割にはあまり出て来なかったので、次以降に持ち越しかな? 宝塚が似合うと思った。
2投稿日: 2021.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不思議な話だった。 読後感は悪くないが、言葉にするのは難しい。この物語を読んでいると、男だとか女などとかは些細なことに思えてくる。 そもそも人間は皆同じで、男女の性差も「個性」であり「特性」なのだろうか。男であること、女であることは、その人を形作るあまたの要素の一つに過ぎないのかもしれない。 壮大なスケールで、展開される物語りは日本のはるか昔、古代神話時代を彷彿とさせる。 女性ながら男として天皇に即位した主人公。「彼」が妻として娶った先代の皇女が実は男だという設定は、とりかへばや物語を思わせた。 先が読めないと書かれている方がいたが、それはあまり感じられなかった。が、夫婦のこの男女逆転劇だけは私も衝撃を受けるほど意外だった。 内容はかなり深刻なものなのだが、淡々とした筆致からかえって重厚かつ緊迫した雰囲気が伝わる。 手に汗にぎるという感じでもないのに、不思議な吸引力で気がつけば魅せられて読み進んでいるといつた感じだ。 語彙の乏しい自分としては、何とも不思議な世界へ導かれた感じとしか言いようのない読後感だった。作品としては、大変良く考えられ作り込まれた世界観を持つといえる。 先が気になるという点でも、魅力的な作品なのでは。
5投稿日: 2021.10.15面白くて一気に読みました
某書店さんのオススメをみてを見て購入。面白くて一気に読んでしまいました。設定も凝ってましたし、謎解きもさることながら、心理描写も丁寧で引き込まれました。古くて新しいテーマが通奏低音。続きが待ち遠しい!
0投稿日: 2021.10.13
powered by ブクログ書店で、中華ファンタジー好きにお勧めとして売られていた本。中華?と思ったけど、読んでみたら、やっぱり中華ではない… 設定は「後宮に星は宿る」、世界観は「八咫烏」ぽいかな。 明るいシーンはほぼなく、ただただ鬱々とした世界に主人公の日織だけが希望の光。 女装はいいけど、男装はな~とか思いながら読み始めたけど、続きが気になりすぎて一気に読んでしまった。登場人物少ないのに、次々と意外な展開で飽きさせないストーリーはすごい!
2投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログ古代日本の雰囲気漂う、龍のいる国、龍ノ原。 龍ノ原を支配する皇尊の一族に生まれた日織皇子には、幼さの残る愛らしい月白と病弱だが大変美しい悠花という2人の妻がいる。 日織は次期皇位を目指して妻たちを伴い皇尊選定の場・龍稜に入るが、この3人にはそれぞれ決して人に知られてはならない秘密があった。 久しぶりに時間を忘れて読み耽った。 皇尊を選ぶために候補者に出された問いというのが難題。どう答えを出すのか、気になりページを繰る手が止まらない。雲を掴むような問いに行き詰まりを感じ始めた頃なんと皇尊候補の1人が殺される。一体誰が、どうして。各々の秘密が明らかになり、そしてついに皇尊が選ばれる。 異端の者を区別したいというとき、問題は異端の者ではなく異端と決めつけ区別したがる者の方にある。立場の弱い者に"お前に問題がある"と糾弾して事を治めようとする醜悪さ。これは実社会においても見かける。 日織はそれに対して黙っていない。命を賭けて、神すら欺き、理不尽に反抗する。 一気読みしたくせに読み終わったのが悲しい。 早く続きが読みたい。
4投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログ久しぶりに新作のファンタジーを読んで心からワクワクした。 理不尽な昔からの慣習に翻弄され、運命に抗い未来を手に入れる為に神すらも欺むく主人公2人。 この反骨精神の塊のような2人が出会った所からかま最高に面白い! 読み進めていく毎にもっと面白い展開がこの先に待っているはず!! もっともっと凄い世界があるはず!! そういうファンタジーの王道的ワクワクと期待感が凄かった。 早く2巻を読みたい。
5投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白かった! まさか悠花が男とは思わんじゃん……!すごい夫婦。これから恋愛に発展するのか!? もう、最後の1行よ!これはちゃんと日織が皇尊になれたと解釈していいの!?いいよね!? 月白が悲しすぎる。月白……幸せになってほしかったのに…… この先展開がどうなってしまうのだろうかとハラハラしながら読んだ。 2巻が楽しみです。
3投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
龍が支配する国。 その国では女性が龍の声を聞こえなければ遊子と呼ばれ、男性が龍の声が聞こえれば禍皇子と呼ばれて、共に不幸な最後を遂げる。 その中で女であること、そして遊子であることを隠して生きる日織皇子。彼女は遊子であった姉のために、そして同じような人々のために次の皇位を目指す。 だが、それは国も神も欺くとりかえばやの始まりだった。 好きです♪ こういう話。(山本周五郎さんの「菊千代抄」とか浪漫ですよね) 連続作なのですが、よく歴史もしらべていて好感度は高いです。そして、やはり面白いですね。 続きが楽しみです✨
12投稿日: 2021.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の造形がよかった。男装の可愛い女の子、からの恋愛物語、というお話でなかったので大変よかった。月白は長生きしてもっと幸せになって欲しかったなぁ。 私が不津皇子なら、遊子の寺を幾つか囲い込み高等教育を施した上で他国の斥候として派遣するけどな。あと、奈良時代の天皇位は結構高年齢で受けるものだったようなので、そういう目線でいうと四十代以下の二人はたぶん対象外とみなされたのだろうなと思うのだった。
2投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ地理的には十二国記の地図に似てる。但し舞台は中国っぽくなく、飛鳥か奈良時代の日本の風俗っぽいものが出てくる。 おまけに話は、十二国記の蓬山に似ているところで展開される。 男女逆転であり、必要とされない者達の逆転劇らしい。 とりあえず続編期待。話がどう展開されるか楽しみ。 なんか初回で邪魔な者全部消しちゃったんだけど、それでいいのかな。誰か残しといたほうが面白かった気がする。
2投稿日: 2021.09.04
