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経済は感情で動く――はじめての行動経済学
経済は感情で動く――はじめての行動経済学
マッテオ・モッテルリーニ、泉典子/紀伊國屋書店
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総合評価

223件)
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    【読書その110】今までの読書から少し違う趣向の本。行動経済学という、人間的な経済学。イタリア人らしくサッカーの話も出てきたりと、経済学にまだまだ知識のない自分にも面白く読めた。とっつきずらい経済学が近くなる本。心理学のような学問でもあり、経済の範囲だけの堅苦しい話ではなく、日常の色々な出来事の捉え方、人生の選び方にとって示唆に富む内容。これを機会に経済学も少し勉強をしてみたいと思った。

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    投稿日: 2011.12.24
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    当たり前のことかも知れませんが行動ファイナンスをかじったことのある人には数字のトリックやよく見る例題が登場します。 この分野を知っていてさらに深い知識を得ようと考えているのならばそれほど目新しい「何か」を発見することも少ないと思う。 そして後半には脳に関する専門的な分野に進み・・・興味のないひとには辛いです。後半部分を読み飛ばすひとがいてもおかしくない!? ただゲーム理論にも軽く触れているし、はじめて行動経済学を知るにはこれ一冊で十分です 「理性が感情に支配されている人」 「感情が引き起こす様々なエラーを理論的に理解したい人」 ・・・には無条件でオススメします。 投資をしている人にはメンタルを鍛える必要があるので行動ファイナンスは必修科目のひとつです

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    投稿日: 2011.12.23
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    ・選択肢が多いと、長引き、選ばなくなる ・3つあると真ん中を選ぶ ・自分のものになると値が上がる(保有効果) ・100万円の得よりも、100万円の損の方がショックが大きい ・ヒューリスティクス(直感) ・自分に都合のいい面だけを見たがる ・後知恵のバイパス。プロセスを見る ・終わり良ければすべて良し(今日は楽しかったです) ・時間的な選好の逆転。今のを選ぶ、将来を割り引く ・ミラーニューロン、他人を推測する

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    投稿日: 2011.12.17
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    タイトルの通り、行動系座学の本でーす。違う行動経済学の本でーす。行動系座学って何だw 設問と選択肢を提示し、読者が何を選択するか、そしてその選択(ほとんどが論理的に考えれば不合理な選択)はなぜかを説いていく形式。 設問がうまくできていて、自分の中で理性と感情が争う声が聞こえてくるようです。面白いなあ。そして解説を読んでも選択を変える気にあまりならないと言う不思議。実に本当に心より不思議。

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    投稿日: 2011.12.14
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    自分がお金を使うという行為をするときに、一度冷静客観的に一息入れ、無駄な消費を減らしたり納得感を持たせる効果がこの本にはあると思った。 ワイン飲みながら読んだら難しかったなー(笑)

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    投稿日: 2011.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前途中で挫折したものにリトライ。 挫折したのは得意分野でないからだと思っていたけど、落ち着いて読み返すと「これ経済学なん?」という印象で、心理学と最後は神経の話だった。単純にあまり面白くない(ように俺には思える)。 この本から学んだことは、 ・表現の仕方、言葉の使い方は大事 ・自分の考えを否定しろ、大抵は思い込み ってことです。まあ、これだけ学べればいいか。

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    投稿日: 2011.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏の「国際ブックフェア」で買った  社会のことを知る上で行動経済学には興味があったので安くなっていたし買うことにした  会社を辞めて教育の研究をしている友人も勧めていたので楽しみにしていたのである  ちなみに読んだのは3ヶ月くらい前 *** 行動経済学とは  経済学といえば皆さんはどういうことを想像するだろうか  頭の良さそうなおじさんが何やら難しげな計算式を引っ張り出してやれマクロ経済だのミクロ経済だの言って、こうすれば経済は良くなるとか言って政治家のおじさんに提言する  みたいなイメージがないだろうか  これは言い過ぎたけど、僕は経済学についても素人だが、いわゆる「経済学」が仮定する「合理的経済人」について否定的だった  そりゃそうだろう  「人間はいつでも経済的に合理的な行動をとるはずだ」なんて仮定が成り立つ時なんて会社の経営者とか余程損得にうるさい人じゃないと有り得ないと思っているからだ  本書はこの「合理的経済人」という考え方に代わって、人間は不合理に行動するという前提の「感情の経済学」を紹介する  それが「行動経済学」である *** 目次  まず目次を列挙しよう はじめに パート1 日常のなかの非合理  1 頭はこう計算する  2 矛盾した結論を出す  3 錯覚、罠、呪い  4 「先入観」という魔物  5 見方によっては得  6 どうして損ばかりしているの  7 お金についての錯覚 パート2 自分自身を知れ  8 リスクの感じ方はこんなに違う  9 リスクとの駆け引き  10 知ってるつもり  11 経験がじゃまをする  12 投資の心理学  13 将来を読む パート3 判断するのは感情か理性か  14 人が相手の損得ゲーム  15 怒れるニューロン  16 心を読むミラーゲーム  17 理性より感情がものを言う  18 人間的な、あまりにも人間的なわれわれの脳 おしまいに 怠け者の経済学 感情のシステムと理性のシステム エラーを解剖してみれば 自分の限界を知る 著者あとがき *** 非合理の例  本書は「行動経済学」の紹介本なので、不合理な行動の例をいくつか挙げている  いちいち実験例を挙げることはしないが、内容としては以下の様なものである ・状況によりお金の主観的な価値が変わること ・選択肢が多くなるにつれ選択できなくなること ・選択肢で注目されやすいのは否定面であること ・極端な選択肢が提示された場合、中間の選択肢を取る ・人は選ぶ理由がなければ「選択を遅らせる」か「選択しない」 ・人の嗜好や好みが状況や文脈で変化する=選好の逆転現象 ・人は自分が所有するものに高い価値を感じ手放したくないと感じる=保有効果 ・人は無いものを得ることより、今持っているものを失う痛みの方が大きいと感じる=損失回避(保有効果の原因) ・過去の投資に(本来は左右されていないのに)左右されて将来の投資に影響が及ぶこと=コンコルドの誤謬=サンクコスト(効果)の過大視 ・最初に印象に残ったものや数字に影響されてしまうこと=アンカリング効果 ・一つずつ論理的に考えるアルゴリズムに対して、直感で素早く解に達する方法=ヒューリスティクス ・人は典型的(ステレオタイプ)と思われるものを判断の基準にしてしまう=代表性(ヒューリスティクスによるバイアスの一つ) ・最近の事例や顕著な事例など思いだしやすいことを判断の基準にしてしまうこと=利用可能性(ヒューリスティクスによるバイアスの一つ) ・試した回数が少ないにもかかわらずその数字が全体の傾向を表すと考えてしまうこと=小数の法則(平均値への回帰に考えが及ばないとも言える) ・結果が出た後にそのことがあたかも必然であったかのように考えてしまうこと=後知恵 ・問題や質問の提示の仕方で内容は同じなのに答が変わってしまうこと=フレーミング効果 ・統計的に有意である相関がみられたとしても、想定していない変数を見落としていることで誤った解釈をしてしまうこと=省略の誤り(データが事実を表しているとは限らない。計測していない対象がデータに影響を及ぼしている可能性があるから) ・現在や将来において「後悔したくない」という気持ちが判断に大きな影響を及ぼすこと=後悔回避 ・確立が「0」か「1」と「そうでない場合」で、「0」と「1」に対して過敏に反応してしまうこと=確実性効果 ・以上の効果を説明する「プロスペクト理論」  ここまでがパート1で行動経済学の紹介だ *** 行動経済学の適用例  パート2ではここまでの効果をもとに、リスクの感じ方が状況や文脈によって違うこと、自分の経験を過大視してしまうことなどを説明し、投資や将来の予測にどう役立てたらよいかを紹介している  この章は、経験として誰でも直感的に分かることを学術的に考えるとどうなるのかを示しただけなので、驚くには値しないが、頭の中を整理するのには役立つ *** 神経経済学  パート3に入ると急に様子が違ってくる  行動経済学の話ではなく「神経経済学」の話になるのだ    脳の中を誰も傷つけずに見る方法が確立したお陰で発達してきた分野であるのだが、なぜ本書に載っているかと言うと、つまり人間の行動を支配しているのは脳だからである  脳のことが分かれば経済的な人間の行動も説明がつくだろうと言うことだ  そして、神経経済学の目から見た行動経済学の効果を説明していく  このパートは刺激的で、なぜなのかというとこの神経経済学はまだ発展途上ではあるが人間がなぜ非合理的な行動を取るのかが説明できそうなのだ  特に「ミラーニューロン」についての項は面白かった (ミラーニューロンについては一回記事を書いています→こちら)  我々は面白いから笑うのではなく笑うから面白いのだ *** 最後に  経済学という学問に人間味をプラスした行動経済学  そして、それを説明する神経経済学  本書の初版が2008年であることを考えると、最先端ではもっと色々なことが分かっているのだろうなとワクワクしてくる読書体験であった

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    投稿日: 2011.11.11
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    例えば9000の携帯が8000なら、8000を選ぶだろう。 しかし、19800と18800だと、19800でもいいや。となってしまう。 大きな金額だと細かいのはどうでもよくなるが、そのくせ安売りの商品では一桁まで拘る。 選択肢が多いと迷い始める。ソニーのか、サムスンのか。 目がおきやすいのは否定面。 ありすぎるとよくわかんなくなるよねっていう心理の解説。 カメラのはなし。 1000と、10000なら斯々だが、 20000が入るとあら不思議。 10000がほしくなる。 なにかしら、買う理由が欲しいようだ。 合格したから、切符をかおうあるいは落ちたから切符をかおう。 決まってないと先送りしようになる。 カップをタダでもらった時の話。持ってる時の方が価値を感じる 私たちは保守的なのだから、携帯等、過剰な内容になる。 気をつけるべし。 こんこるどの誤診(一度透視したものにさらにつぎ込みたくなる) 適当な数値を知っていると、それに合わせてしまう事がある。アウトレットなんかでもそうで、20000円のジャケット内に8000円のジャケットあったらあやすい。ってなる(アンカー効果) 身近な事の方があり得るとかんがえちゃう(飛行機事故で死ぬ確率より、糖尿病の方がおおいのに) 数回当たっただけで、次の物も当たるんじゃないかっていう勝手な考え方を持っている。秩序のない所に秩序を見つけてしまう マンハッタンで雨の日にタクシーが見つからないのはなぜか。 儲かった日は満足してかえてします。 しかし、日常はもうからないので、損失と考え、だらだたといてしまう。 株で上がっているのを売るか、下がっているのを売るか。 下がっているのを持っておく人がおおい→これも損得勘定の買値が高かったから~っていう理由で。 んで、損をしたくないと考えるから、ずるずるといってまうねん。 Aさんは株を買わずに百五十万損した。 Bさんは株を買って百五十万損した。 どっちがくやしい→Bさんの方が悔しい。 Aさんはしなかった事を悔やむけど、 Bさんはしてしまった事を悔しむから、より悔しい。

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    投稿日: 2011.10.19
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    普段、経済について考えるときは、とかくデータにとらわれがちである。 そんな自分に"実は…"と別の観点を示してくれた本

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    投稿日: 2011.10.19
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    人間は時として不合理な行動をとる。 そのことは頭では分かっていたが、 経済学を学ぶときに感じていた違和感と初めて合致した。 あくまで心理学の延長線上だと思うが、 今後の発展が楽しみな学問である。

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    投稿日: 2011.10.17
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    経済はなぜ予測できないのか。 それは、経済学者が嘘つきだからである。 彼らの経済理論は理想でしかない 感情が勘定を決めていく。 【熊本県立大学】ペンネーム:たけなわ。

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    投稿日: 2011.10.14
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    数字のトリック(?)によって人間の選択がどのように変わるかの実例が延々と書かれている。それを広告などに応用するもよし、騙されないように警戒する考えを持つもよし。訳書より日本人の著書を読んだ方が良さそう。

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    投稿日: 2011.10.05
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    人は本当は得ではないものを、お得だと思って買ってしまいます。 行動経済学を学べば買い物上手になれます! (まとめ) なぜ人は判断を謝るのか? ・葛藤を余儀なくされる選択は敬遠される。p45 ・人は選択する上で確固たる理由を欲している。 ・「コンコルドの誤謬(ごびゅう)」≒「サンクコストの過大視」 ・「アンカリンク効果」影響大 p67~70   最初の印象に左右される。10,000円を消して7,000円と表示してある値札など。 ・フレーミング効果:計算で答えが出る問であっても、問題の提示のされかた(表現の違い)で判断が変わってしまう。  イメージ、直感に左右される。錯覚。 ・「プロスペクト理論」の価値関数 2次曲線のようなグラフ。p130  プラス側とマイナス側が対照でない→人間が非合理的であることを示している。 ・「1000円と1005円の差」よりも「5円と10円の差」の方が敏感である。 ・パーセントで示されると感情に響きにくくなる。p147 ・相対的リスクと絶対的リスク p156~   20% → 15%減  絶対なら20-15=5%、相対なら20の15%→17% ・どれだけ多くの知識を持っているかよりも、どれだけ(知らない)自分を知っているかが重要。p173  プロになるほど過信する危険性。 ・自分に都合の良い面だけ見たがる p178 ・ピークエンドの法則。p213 ・「時間的な選考の逆転」 p277 ☆刹那主義はハトの脳 ・合理的な人は感情がないのではなく、感情の操縦方法をよく知っている。 ・人は怠け者。直感、システム1、錯覚、思い込み。簡単に答えが出せる方法で処理しようとする。

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    投稿日: 2011.08.13
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    • 場合によって、お金の持つ価値は違う。・・・見たところでは、私たちは誰でも、お金を色々な部類に分け、その出所や、貯め方や、使い方を考えながら、どう扱うかを決めている。p23 • うまいチャンスが一つでなく二つになると、うまいチャンスを利用する可能性が低下する。選択肢の数が増えるにつれて、判断を先延ばしにする傾向が強まることが分かった。判断するときの葛藤が深まると、しまいには判断力が衰えるということだ。p29 • 「あなたはどっちの候補者に投票したくないですか?」 こういう質問に答える時、人はとりわけ否定的な面に注目する。A氏(妻は専業主婦。無難な人生)には投票しないと答えた人はわずか8%しかいなかった。一方、B氏(ポルノスターと婚約中)には投票しないと答えた人は92%に上った。p31 • 「あなたはどっちの候補者に投票したいですか?」 この質問には、79%がA氏を選び、21%がB氏を選んだ。先ほどに比べB氏を選ぶ人は倍以上になった。p32 •  既に示されている二つの選択肢の中の、一方にきわめてよく似た選択肢が追加されると、一種の「妨害効果」が生じて、それらとは全く異なる選択肢が選ばれる比率が高まる。  一方で、新たに加わった選択肢が他の二つのうちの一方よりはるかに劣っている場合には、追加された選択肢が「餌」になって、メタルのボールペンの魅力がぐっと上がり、それが選ばれる可能性が高まる。p36 • 選択肢が増えると真ん中を選びたくなるのは、それが一番だと思わせるちょうどいい理由を見つけた気がするからである。p40 •  寿司屋のランチメニューで特上・上・中とあれば、上の注文が一番多い。一般に三つの選択肢では真ん中が一番多く売れる。このことから導かれる帰結として、例えば類似商品で4000円と5000円のものがあり、もうける為に5000円の方を売りたいと思えば、6000円の選択肢を付け加えればよい。  迷いと葛藤は、「選択を遅らせる」か「選択しない」という結果をもたらす。ともかく人は、「選ぶ理由」を欲している。p46 • 何か(大したものでなくても)の所有者になったというだけで、その物の価値が、それを持たない人が考える価値のおよそ二倍にもたちまち跳ね上がる。p53 • 何か不安定要素(例えばついている機能の質が落ちたとか)が入り込んできたりしなければ、今のままがいいと人は感じる(現状維持のバイアスという)。p58 →現状維持のバイアスのせいで、携帯電話等の高機能化・ガラパゴス化が進んでいる? • コンコルドの誤診  過去の投資が将来の投資を左右すること。実業家たるもの、「コンコルド機にはずいぶん投資をしたのだから、それをスクラップにまわすことはできない」とはいうべきではない。既に多額の投資をしたとしても、投資を中止してその計画を放棄するのが将来の利益につながるのなら、そうすべきなのである。英仏が共同開発した超音速旅客機コンコルドは、開発の途中で、たとえ完成しても幾つかの理由で採算が取れないことが予想されていた。が、それまで投資した開発費が巨額だったために突っ走り、完成はしたが、結局、赤字はさらに膨らんだ。これが由来。 サンクコスト(効果)の過大視  埋没費用の過大視。「コンコルドの誤診」と同じ意味で、先行投資額が巨大だと損失回避のため人は未来の予測をしばしば見誤る。 p61 • アンカリング効果  船が錨をおろすと、錨と船を結ぶとも綱の範囲しか動けないことからくる比喩。 p67 会議で最初の発言者の意見に引っ張られ、話がグルグル回ってなかなか決まらない。ユニークな発想が出てこない。ある人の意見を利いた途端に、自分も同じことを考えていた気分に陥る。これもアンカリング効果。p72 •  ある人の職業が何か、例えば「司書」であるか「商店主」であるかを判断するよう求められたとする。ランダムに選ばれたその人は「メガネをかけ、気が弱く小心で、歴史本が大好き」。多くの人は簡単だと思いながら「司書」と答える  これは間違い。なぜなら、地球上には司書より商店主のほうが圧倒的に多いからだ。このように「典型性」(代表性)をもとにして判断すると、実際はそうでない者がそうであるように見えてくる例は無数にある。 p76 • 利用可能性  夏休みにカリブ海の島々かどこかへ向かったチャーター機が二期墜落すると、糖尿病で死ぬより航空機事故で死ぬ確率のほうが高いと思ってしまう。 p79 • 後知恵  何か事が起こってから、後でその原因を調査すると、事前には予測すらできなかった事象が、事後には必然であったかのように判断する心理的バイアスの一つ。 • 白のセーターがほしくて店に入ったのに、色の違うジャケットを買ってしまった。晩御飯のおかずに魚を買いにいったのに、お鍋セットに目移りして他にも色々買い込んでしまった。これを「フレーミング効果」という。 p104 •  タクシーの運転手は売上が多い日に良く働き、少ない日にはさっさと引き上げるのが経済的観点からは合理的だ。  ところが実際は、労働時間とその日の儲けとの間には、マイナスの相関関係がある。運転手たちは、短時間で余計に儲かる日に、働く時間を短くしている。  運転手たちは、我々と同様に、損得を同じ天秤に掛けていないのだ。多くの人にとって、損したために失ったものは、得したために得たものよりも大きい(二倍を超える)のである。これを損失回避という。p106 「人間は同額の利益から売る満足より、損失から受ける苦痛の方がはるかに大きい」 p107 • 十人のうちの六人が、子供一万人に十人の割合で死ぬインフルエンザの予防のために、一歳の子供にワクチンを与えようとは思わない。ワクチンが発症させる副作用の確立が、インフルエンザの死亡率よりはるかに低いにもかかわらず、である。 p111 • 短いスパン(何日~何週間)では、まずい選択をしたというように、してしまったことを深く悔やむ。一方、長いスパン(何年)では、「チャンスを逃した」というように、しなかったことへの悔やみが大きい。 p114 • 銅メダルを取った選手の方が、銀メダルを取った選手よりも満足しやすい。3位でメダルを貰うことの喜びは格別。一方、金メダルに手が届きそうなところで逃して銀メダルの場合は「悔しさ百倍」である。客観的には、銅メダルよりも銀メダルのほうがいいはずでも、主観的には、三位よりも二位の方が満足度が低いことになる。p115 • 要するに、いろんなケースで、公開したくないから決心を後回しにして、自信がないから縮こまって、現状を変えることができるのに、そうしようとしない。選択しないできることもそれなりの選択であることに気づかない。p117 • アダム・スミス「我々はいい境遇から悪い境遇に転落するときには、悪い境遇からいい境遇へと上昇するときに享受するよりも、多くの受難を感じる。」p135 • 孔子「本当に知っているということは、知っていることを知っていると知り、知らないことを知らないと知ることにある」p170 • 自殺:20~44歳では、死因の一位。15から19歳では二位、10から14歳では四位。p172 • 自分の判断能力を過信していると、リスクを過小評価しやすく、状況操作を上手くできるという錯覚を覚えやすくなる。多くのドライバーが陥る錯覚によく似ている。投資判断のときもよくある。p173 • ナシーム・ニコラス・タレブ「運がいい愚か者は、自分がそういうものであるとは考えない。」p174 • ガルブレイス「意見を変えるか、その必要はないかの選択に迫られたとき、ほとんどの人が必要ないと考える。」  自分に味方する情報ばかり集めて、その反対の情報には馬耳東風。p178 • 論理的な理由から、私たちが求めるべき情報は、私たちの思い込みへの「反証となるもの」に他ならない。この教訓を大事にすれば、お手軽な裏づけなどは求めなくなり、年月を経るうちに、うぬぼれをなくすこともできるだろう。p184 •  自己評価はとかく甘くなりがき。プラトンあるいは講師の態度に習い、自分が知らないことを「知らない」というのは恥でもなんでもなく、明日の自分の成長の種である。  成功すれば自分のお陰、失敗すれば他人や環境のせい。これでは将来も同じ失敗を繰り返す。辛いことだが、自分の誤りを認めることが全身の鍵である。p185 • ある決定が正しいかどうか知るには、決定に伴う結果を考えるのではなく、決定のプロセスを考えなければいけない。「結果はどうでもいい」のではない。結果は大事だが、それにばかり気をとられると、決定前に直面していた不安定な状況を見過ごしてしまいがちなのだ。p191 • ある経験を評価するとき、その経験の全体的な継続時間はなおざりにされて、苦痛が最も強烈だったとき(出来事の絶頂期)と最後の時間(出来事の終末期)によって判断されることがよくある。→「ピーク・エンドの法則」 p213 • 私たちが正しくないと思う人の行動を罰しようとするとき、そこにはもう一つの動機がある。快感が味わえるからだ。p241 • 自分と他人を結びつける絆は、考えているよりも強く根が深い。自己利益追求型のエゴイストたるホモ・サピエンスの想像とかけ離れている。この結びつきは、脳の中に組み込まれている。正確に言えば、この特性を持った「ミラーニューロン」という特殊なニューロンの働きのお陰だ。このニューロンの働きは、私たちが行動するときだけでなく、他人が何かしようとするのを見たときにも活発になる。p250 • 他人の感情を汲み取ることの利点:被害を受けそうなときは防衛策が考えられるし、一方で愛情関係を築くこともできる。生まれて数日の乳児でも、母親などの表情が明るいか暗いかを認識して、共感を示すらしい。p251 • 誰かが吐き気を覚えたとき、コッチも強い吐き気を感じてしまう。他人の幸福な姿を見ると、私たち自身が幸福なときに活発になる脳の部分が盛んに働く。p252 • 道徳に関する直感は、文化が異なっても、基本的には異ならない。p257 • 私たちの道徳的直感は合理的とは全く言えず、教育や文化に左右されたり、社会の進歩に影響されることはあっても、本質的にはその反対に、無意識的・無意志的である点で万人共通である。p258 • 「意識してから行動に移す」と思っているが、実は「意識する」0.35秒前に脳は既に活動を開始している。「脳行動→意思→行動」の順なのだ。この結果、「意思」と思われるものが、どのように作られているかが問題として浮上してきた  下條信輔は、二枚に顔写真を画面で被験者に示し、「よく見て、どちらが魅力的か判断してください」という実験をした。結果は、一方に目を向ける確率が高まってから、一秒後にそちらに決めた。次に、交互に二枚の写真を示すが、一方の写真をより長時間見せた。結果は、長く見たほうを魅力的と判断した。「見るから余計に好きになる」、すなわち「行動→意思」の例なのだ。「視線のカスケード」と呼ばれるこの現象は、「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」の事例と解釈される。p261 • 禁煙を始めた81%の人が、一ヶ月以内に逆戻りしている。p274 時間的な先後の逆転  「将来の利益」より「目先の利益」を選ぶことは必ずしも合理性に反することではない。例えば、旅行に行こうとするとき、まだ先のときは色々空想して楽しいが、良好の出発が迫ってくると、天気とか、もっていく物に忘れ物がないかどうかが気になる。p277  結婚式が間近に迫ってくると「マリッジ・ブルー」になる。p279 • お金はそれ自体が喜びになるのだ。実際、お金が線条体の下部皮質を活発にする「喜びのドーパミン系回路」は、食べ物やドラッグによる興奮の場合と変わらず、その場でじかに満足感を与える。お金それ自体が喜びであるなら、手放すことは苦痛に違いない。これがクレジットカードの魔術。p288 →ばあちゃんは「カードはいかん」といつも言っていた。 • 脳の原則「努力は最小限にする」 p311

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    投稿日: 2011.07.28
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    経済の本というより、心理学の本に近い。 マイケルサンデル氏の「これからの正義の話をしよう」に出てきた同じ例も出ていた。 経済を理解しようと読むには、少しかけ離れている。

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    投稿日: 2011.07.24
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    経済初心者にも、例題が多くてさくさく読めた。ゲーム理論の本を再読したくなった。後半は脳科学や心理学分野の話が多かったけど、いっそマイケル・サンデルの講義やなんかと絡めたら面白いかも。

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    投稿日: 2011.07.15
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    3部構成からなり、特に1部と2部は身近で親しみやすい内容となっている。「ありのままの、生身の人間」という視点から、経済に関わる我々の日常における行動のクセ=人間らしさ、を改めて認識できる。様々なトピックについて、クイズを実際に考えながら解説。広く浅くという感は否めないが、行動経済学をわかりやすく俯瞰できるという意味で、入門書として最適。最後の3部は神経経済学ということで、やや難解かもしれないが、理性と感情は相対するものでは無くお互いにサポートし合っているということを科学の観点から示したりして、興味深かった。「自分が知らない、ということをいかに知るか。」読み物としても楽しめる。

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    投稿日: 2011.07.01
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    2011年47冊目。 人間は、いかに「合理的でない」か。 被験者の脳の働きにまで突っ込んだ様々な実験が解き明かす。 思わず友達にも出してみたくなる例題を解き進め、 自分自身が見事にひっかかりながら学べる良書。

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    投稿日: 2011.06.18
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    行動経済学は、経済学より心理学に近いという印象でした。 全く同じ内容でも表現の仕方を変えるだけで全く逆の判断をしてしまったり、簡単なトラップで安直な判断をしてしまったり、人の判断とか行動がいかに合理的でなくいい加減であるかがよく分かった気がします。 面白い話イロイロあったけど、その中でも印象に残ったのは次の3つかな。 p38 3つあると真ん中を選ぶ p105 雨の日のタクシーはどうして早々と引き上げるのか p111 してしまったことを後悔するか、しなかったことを後悔するか

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    投稿日: 2011.06.07
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    タイトルの通り経済は感情で動いてる。経済だけでなく人間が関わる世の事象ほとんどがか。感情を先読みできれば売れないものはない!!かなり高難度やけど(笑)

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    投稿日: 2011.05.14
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    とても解りやすく楽しく読めた。 単なる心理テストに留まらず、その原因を脳のメカニズムから説明してあるため、後半は、じっくり読まないと難しい。

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    投稿日: 2011.05.11
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    非常におもしろいし、 なにより読みやすい!!!! 行動経済学をとってもわかりやすく解説してくれる! でも、まだ途中です・・・ 途中で飽き始めるw><

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    投稿日: 2011.05.09
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    ゲーム理論関連の経済書は読んだことがあったが、感情という視点からの経済書は新鮮で、かつ、自分でも論理的には逆の行動をとる心当たりもあり、興味深く読みました。前半は心理学、後半は脳神経医学観点からの経済学が議論されており、後半は詳細をきっちり几帳面に読むのは経済書として読み始めた人には少し難しいと感じました。 いずれにしても、観点が面白く、かつ、我々が非論理的になることが、論理的に説明されているので、知っておくべき内容であり、お勧めの一冊です。

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    投稿日: 2011.05.09
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    タイトルに共感し購入。『プレジデント』の読書特集でセブン&アイホールディングス会長の鈴木敏文さんが推薦していたことも購入動機の一つ。

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    投稿日: 2011.04.23
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    営業をやっていると分かる事がある。 人がモノを買うって気持ちだと思う。 それが知りたくて買った一冊。 感情で、人もモノも動くんだよね。

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    投稿日: 2011.04.16
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    これも読んでよかった!っていう1冊 無駄な話は一つもなく、日常のわかりやすい例を用いて いかに私たちの感覚が非合理的な決断を下しているか教えてくれる。 これを知っているか知っていないかで 普段の決断に違いが出そう。 経済の行動学なので、少し読みにくいところもあったけど、 経済学を知らなくても、例も豊富でわかりやすい。 「へぇぇぇ~」っていう理論とかいっぱい載ってる 同じお金なのに、場面が違えば自分の中での大きさが変わってくるのはなぜ? 手に入れた途端手放しがたくなるのはどうして? 手に入れた瞬間に自分の中で価値が下がるのはなぜなんだろう? ぜーーーんぶわかります

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    投稿日: 2011.04.08
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    行動経済学が、気軽に学べる良書。残念なのは、私のは初版なので、とっくに改善されていると思うが、色々とミスが多い本だなと。。

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    投稿日: 2011.04.06
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    人生初の経済本 「世の流れが知りたい…」と思って手に取ったものの、まるで世の流れは掴めず。 ただし、漠然と思っていたことに対して、しっかり専門知識を以てのアンサーがもらえました。 確実に400人死ぬ道を選ぶか、 1/3で全員死ぬが、2/3で全員生き残る道を選ぶか。 5000円の商品を売りたきゃどうすりゃいいか。 汗水垂らして得た1000円と、自販機に落ちてた1000円の価値は一緒か。 感覚でしか無かった上記のような疑問は、ちゃんと学問を以てして解決できるという本。 さすがにサラサラは読めませんが、集中して読めます。

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    投稿日: 2011.03.28
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    「人は合理的に判断しているようで、感情や非合理的な理由で判断している」「人は変化や差異に敏感に反応する」「無意識のプロセス(知覚と情緒)と調整されるプロセス(合理的な認識)」 といった言われてみれば当たり前のことを、どれだけ普段気づいていないかを発見。(当たり前と思うのは、後知恵のバイアスかもしれないけどp118) また、普段から自分が「利益より失敗するリスクを過大に評価して(プロスペクト理論)」、「短期的には失敗を悔やみ、長期的にはやらなかったことを後悔(p115)」してきたことに改めて気づかされた。 この本はビジネス書というより、私にとっては生き方の本という位置づけです。

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    投稿日: 2011.03.27
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    ★まさに入門編★行動経済学を知るためにまず手を出す。読み物として面白いが、どうにも学問の全体像が分かりにくい。興味深い話をつまみぐいしている気がする。まあ、人間は自分が思っているほどには自分をコントロールできないということか。自信過剰になりがちというのは笑った。面白いのは間違いないが、これを投資にどう生かせばよいのか。自分を客観視するための数字のルールを作るだけではさすがに事足りないだろうし。

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    投稿日: 2011.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「お金の価値は一定である」は幻想、選択する局面では肯定的なことよりも否定的なことに関心がいきやすい、コンコルドの誤謬は経営者として最悪のパターン、アンカリング効果。ふつうに考えふつうに行動することの難しさと重要性を実感しました。

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    投稿日: 2011.01.29
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    行動経済学について。興味深い事例が続く。後半は脳科学についての話。この本を読みながら何故か数学脳を鍛える必要性を感じてしまった。

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    投稿日: 2011.01.27
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    読んだ後、自分が一皮むけたように感じました。人間は自分で思っているほど、損得関係について精密に考えていないことがわかります。 図書館で読みましたが、帰りに本屋で買って帰った本。 人間はほんの些細なことに、考えや意識を大きく操作される、それを自覚させてくれる豊富な具体例が紹介されています。 例えば市長選挙における候補者が二人いるという設定で以下の質問。 (所々端折っています) *A氏は地元の実業家で、大学時代にボランティア経験に励みながら法学部を卒業。町の小学校に通う娘が二人いて、妻は専業主婦。 *B氏は以前に国会の副議長を務め、地域に小児科医院を建設しようと資金集めをしたことがある。アメリカのさる有名大学で経営学修士の学位をとる。過去には汚職事件に関わったことがあり、現在はあるポルノスターと婚約中。 Q1.投票したくないのはどちら? Q2.投票したい人はどちら? 裏返しの質問なのですが、御想像の通り、結果が裏返しになるかというとそうではなく、「A氏に投票したくない」という人の数は「B氏に投票したい」人の数と一致するわけではありません。 (この場合、必ずどちらかを選択するという条件でアンケートをとっているようです) これを読んでから、今まで無意識で判断してきた意識すべき情報を、少しずつ認識していけそうな気がしています。 例えばパン屋さんで120円、180円の隣に並んでいる250円の菓子パンを見て、「要するに180円を安く見せたいって訳だな」と一人納得したり。 行動経済学面白すぎ。

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    投稿日: 2011.01.25
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    書評は http://www.algorism.jp/review/20090213001013.html

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    投稿日: 2011.01.23
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    行動経済学について、初学者に分かりやすいように書いてある。 本文では、本当に多くの実験が説明され、それらを通していかに我々が経済活動における選択を行うとき、いかに理性的でないかということが書いてあった。 一見すると心理学の本のようだが、人の感情が経済活動に与える影響の大きさをこの本は物語っている。 とてもスラスラ読めて面白かった。

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    投稿日: 2011.01.14
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    行動経済学のエッセンスを具体的な例題を通じて学べるが、翻訳に若干難がある気がしてならない。専門用語が多いが、注釈が詳しいので要チェック。

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    投稿日: 2011.01.11
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    人間はどうゆう時にどう考えて行動するのか。即答できるような2択のように見えて、実はほとんどの人が非合理的な方を選択してしまうメカニズムなど、確かに!と思うエピソード多数。「○○経済学」の中では行動経済学が身近で一番面白いと思う。

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    投稿日: 2011.01.07
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    行動経済学の入門書として最適。具体例も豊富で読んでいるだけで知識が増える。特に経済学の合理性への違和感を持っている人にお勧め。

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    投稿日: 2011.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いわゆる「効用最大化」をもとめて人は必ず動いているというのが経済学の原理だが、本当の人間ってそんなことないよね、ってのを証明してくれるのが行動経済学。それらのいろんな実験と証明が詰まっている一冊。 たとえば、「お金の価値は一定」ってのはあたりまえのことだが、案外そうでもない。同じ1000円でも、状況や文脈次第でまったく違ったようにとらえる。日々の生活必需品関係の買い物だったら少しでも安いほうを選んで買うのに、自分が遊ぶためのお金だったらあんまりケチらずに一気に使っちゃったりするのとか。同じお金なのに、実はかなり矛盾してる。 選択肢が1つしかなければ迷うことなくそれを選ぶけど、もし3つとか4つ、しかももっと増えたりしたらさらに迷う。挙句の果てには迷いすぎて結局自分がそれを欲しいのかもわからなくなって、結局買うつもりだったのに買わないで帰っちゃったり。でもやっぱり選択しなきゃいけない場面に陥ったら、良い部分より、悪い部分のほうに目がいってしまう。悪い部分を比べて、より悪くないほうを選ぶようになってる。実際は、良い部分を比べたらより悪いほうのほうが、最適なのかもしれないのに。選挙とかで、どんなに素晴らしい政治家だとしてもスキャンダルが致命傷になるのとか、これの一例だったりする。 っていうような人間の行動を経済学的に分析してくれる本。

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    投稿日: 2010.12.22
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    アンカリングやフレーミング効果など、人の判断は必ずしも合理的なものばかりではなく、感情に左右された非合理なパターンもあるよ~と、前半はそういった事例がずっと続いていました。 そんな内容ならあまり興味ないなと走り読みしてましたが、後半になると脳の働きから感情と理性の働くメカニズムについて研究されたことが説明されたり、その結果から哲学的な考察に発展されたりグッと中身が濃くなってビックリしました。 ちょっと走り読みをしたのを後悔しました…。もう一度読んだらさらに深いところで感銘を受けるところもあるのかもしれません。そんな期待を込めて、2回目読むときを楽しみにして置いておきます。

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    投稿日: 2010.11.28
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    ・ヒューリスティック  意思決定をする際に、厳密な論理とは別に直感で素早く解に到達する方法。確かな手がかりがない不確実性状況下でヒューリスティックをとりがちだが、ときに非合理的な判断と意思決定をする。これをヒューリスティックによるバイアスが生じるという。 ・代表性  ヒューリスティックによるバイアスの第一要因。典型的と思われるものを、判断の基準・答えとして転用すること。 ・小数の法則  試行回数が少ないにもかかわらず「大数の法則」が当てはまると錯誤する、「平均値に回帰する」とみなすこと。または、小数の性質が母集団を表すと誤認すること。 ・アンカリング  最初に印象に残った数字や言葉が、後の判断に影響をおよぼすこと。 ・注意の焦点化効果  特定の部分に注意を集中させると、その他の部分に注意が向かなくなる傾向。 ・帰属のエラー  知覚的に目立った情報刺激に帰属の判断が左右されること  他社の行動に対しては性格・個性などの内面性を重視する、その一方で自分の行動に対しては極めて普通の反応であり、普通と違ったとすると外的要因が異なったと思い込むこと  自分が成功すると自己の内面に理由があり、失敗すると外部に要因を求めること。 ・損失回避性  同額の利益から得る満足より、損失から受ける苦痛のほうがはるかに大きいと感じること。 ・バーナム効果  誰にでも当てはまることがありそうな曖昧で一般的な性格に関する記述を、自分だけに当てはまるものとして受け止めること ・フォールス・コンセンサス効果  自分と他者のあいだに共有されている合意性(=コンセンサス)を過度に見積もる認知的バイアスのこと。 ⇔フォールス・ユニークネス効果 ・群効果  特に理由もなく、周りと同じ行動を取ること。   ・集団思考  集団による合議が、不合理で危険な意思決定を容認すること。   ・集団規範  ある特定の集団の中でその構成員が主に共有する行動や判断の規則・基準のこと。   ・保有効果  自分が所有しているものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる現象のこと。

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    投稿日: 2010.11.23
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    多くの経済理論は人間を超合理的存在=ホモ・エコノミクスであることを前提にしているが、多くの実験から人間は状況や、問いの形式の違いによって非合理的な判断をすることが往々にしてあることを具体的な例を挙げて説明する。ヒューリスティックによるバイアスなどもその一例である。一歩引いて考えることは多くの人間にとっては難しいことであるが、基本的に感情的な選択をしてしまうのだということを知っていれば、対策として自分はいまどういう選択をしようとしているのか自ら問いかけることによって考え直しができるのではないだろうか。

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    投稿日: 2010.11.23
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    まずあんま知らん方のために「行動経済学」とは何か伝える。正直おれもまだよく分かってねんじゃけど。 まず行動経済学は従来の標準経済学が前提としてきた超合理的な「ホモ・エコノミクス(経済人)」みたいなやつって存在しないよね、って所からスタートした学問なんです。経済人の前提がおかしいってのは禁酒禁煙ダイエットに失敗するやつが世のなかにたくさんおること、1年間でまさかの取得単位0のアホがおることを考えれば分かりm…やかましいわ!!!そこで人間の認知能力には限界があるとして、心理学的要素を取り入れながら人間の経済活動を分析するのが行動経済学なんです。で、結構面白そうじゃなー、これを専攻しようかなー思うて東大で一番詳しいと噂の松島先生んとこに質問に行ったら「行動経済学はもう廃れてきてるよ。未来はないよね^^」って言われた。あざーっすwwwwwwwwww 勉強しなおして来週反駁してやるぜ! 行動経済学の入門書として今手元にあるのは①本書(読破)②行動経済学 経済は感情で動いている/光文社新書(読破)③行動経済学入門/日経新聞者(読中)が挙げられます。多分①<②<③の順に内容が学術的になっていくかな。①は読み物、②は経済学に興味ある大学生、③は学部生向けかな、ざっくばらんに言って。本書は本当に、日常の思考の中で役に立ちそうな事例がたくさん紹介されていてオススメ。各章末の「教訓」を読むだけでも良いかと思います! で、一つ。俺はとにかく訳者に文句が言いてえ!筆者がミラノ生まれで恐らくサッカー好き。そんでちょくちょくサッカーが話題に出てくるんじゃけど、あろうことか俺たちのスーパーヒーロー・ロナウド(非クリスティアーノ)を「ロナルド」と表記しやがった!少し調べたら分かることじゃろう?決して間違いじゃあねえけど、どっちの呼び方が日本に定着しとるよ?少なくともウイイレでは「ロナウド」じゃな!即座に改訂してください!! 以下個人的なメモ ・「効果が実感できない場合は返品可」は保有効果の利用 ・生起確率が計算できないのが不確実性 ・省略の誤り、第三変数の見落とし ・後悔回避;短期は行為、長期ではやらなかったことを後悔。マーク・トウェイン「20年たてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる」 ・メンタルアカウンティング ・%数字と実数の置き換え、母集団の大きさの確認 ・フランシス・ベーコン「自分の経験を否認するものよりも是認するもののほうを喜ぶのは、人智の典型的な誤りである」 ・ポートフォリオ理論「複数の卵を一つのかごに入れるな」 ・人の心を読むのは、前頭前野内側皮質・ブロードマンの区域10 ・快は線条体 ・ソマティック=マーカー仮説:体感覚が意思決定に関わる。ただし、ジェームズ=ランゲの情動の身体起源説の焼き直しとの批判も

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    投稿日: 2010.11.06
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    最近、本屋さんの書棚に「行動経済学」の本が 増えてきたな~と思っていましたので、 どんなものかと思って読んでみました。  従来の経済学で規定している 「人は論理的に効用を最大化するように行動するとしている」という 大前提をひっくり返す考え方です。 さまざまな生活に身近な場面のアンケートの結果から、 人の判断はいかにめんどくさがりで非論理的かを示していきます。 たとえば、選択肢が多くなると人は判断を先送りにするというのがありますが、 これ、個人的にも経験ありますね。 携帯電話を買おうとおもって家電量販店に行きましたが、 似たような語句が氾濫する売り場で山のように機種があり、 0円からは始まって6万~7万とか選択肢ありすぎです。 結果、3回売り場にいって、「まぁ、急いでないからいいや、、、」と買うのを見送りました。 こんなような人の経済行動に対して、 個々人、さらには「脳」や「神経」の仕組みから紐解いている本です。 従来の経済学が実経済とずれてしまう大きな要因がここにあると感じました。 個々のミクロな事例が示されているので、 マクロ的に体系だった学説本というものではありません。 これがマクロ経済学などに組み込まれたら凄そうです。

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    投稿日: 2010.11.03
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    会社の資料室から貸出。行動経済学の初歩で、従来の経済学より人間的な話になり実際のビジネスの場ではこちらの方がしっくりときます。ただ個人的にはパート3の脳の話で読書スピードがガクッとペースダウンしてしまいました。

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    投稿日: 2010.10.30
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    商売は人の心理(というよりもヒトという種の習性)を知っていなければいけないと思っていた。心理学を分かりやすく書いたものをいくつか読んでみたが、学術的な内容のものばかりで、どうしてビジネスに応用できるものがないのか不思議だった。それを研究する行動経済学という分野は最近確立されたものらしい。

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    投稿日: 2010.10.08
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    ファクトに基づいて正しい判断をすることの難しさをクイズを通して実感できる。 人は自分が「知っている」と過信しやすいこと、非合理な判断をすることを肝に銘じておくことが肝要。 数字は比率、実数を置き換え見方を変えることによりその数字の意味することを把握する。特にマスコミの使う数値には恣意的なものが多いので、一度立ち止まって考えるべき。 自分の情報の捉え方を見直すのに良い本。

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    投稿日: 2010.09.21
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    思わぬうちに経済法則に嵌っている。 この本には、経済感覚を探る質問がいくつも用意され、それを読者自身が試すようになっています。回答は、著者の予測通りの行動を選ぶことが多く、結果について論理的に説明されます。読んでみて、自分の回答が行動経済学のルールに嵌っているのは少々残念な気分になります。それぞれ正解の行動には理論(法則)があり、名前が付いていることは驚きでした。こういう些細な経済行動を研究している人達がいるんですね。 小学生の頃、天文学者ケプラーの伝記を読んで、「ケプラーの法則」に感動したことがあります。自分の人生で初めて知った「法則」なので、今でも忘れられないのですが、その法則が実生活に影響したかと言われるとあまり関係ないようです。 この本にある行動経済学の法則のほうがよほど役に立ちそうです。 本にあった事例: ■三つあると真ん中を選ぶ 寿司屋のランチメニューで「特上・上・並」とあれば、「上」の注文がいちばん多い。一般に、三つの選択肢では真ん中が好まれる。売る立場でいうと、4000円と5000円の類似商品があって、値段の高いほうを「売りたい」と思えば、6000円という選択肢を追加すればよい。 ■自分のものになると値が上がる 通販での試供品の提供「使ってダメなら一週間以内に返品して下さい。お値段は無料です」。通販業者はめったに返品されないことを知っている。―買ってもいないのに、手元に来ただけで「保有効果」がはたらきます。 ■進むも地獄、退くも地獄の… 巨額の先行投資をしている。さらに追加の投資が必要。しかし、先行きの展望は「暗い」。これは、「コンコルドの誤謬」と呼ばれるもので、展望がないなら、いま、手を引くべきなのです。 ■ダメな会議の典型とは… 会議の結論がなかなか出ない。話がグルグル回っている気がする。これは最初の発言者の発言にひっぱられ、新しい話題が出てこなくなっているのです。これを、「アンカリング効果」といいます。 ■交渉は最後の一言で決まる 交渉事でメインの話が終わったら、安心したりしていませんか。締めの一言が、契約にこぎつけるには重要です。人の記憶はメインのことと、最後の一言で印象の良し悪しが決まります。これを「ピーク・エンドの法則」といいます(同様に、恋人とのデートは、別れ際の一言、ないしはキスが最重要です)。

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    投稿日: 2010.09.07
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    翻訳なのか原文なのか判別できる能力はないが、非常に読みにくい描写が多く戸惑う。内容としても、 ・図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて ・影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか を読んでおけば本書を読む必要はほとんどないかと。 初心者向けとしては前述のとおり翻訳が・・・だし、すでに行動心理学などにいくつか触れている人には物足りない。

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    投稿日: 2010.07.26
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    経済は感情で動く―― はじめての行動経済学 聞いたことあることも多かったけれども、日本人用にあわせて訳しているところも多く、面白かった。これからもこういう研究が、fMRIなどもつかって発展していくといいのだけれども。 http://amzn.to/c0daz9

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    投稿日: 2010.07.25
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    少し噛み砕き、簡単でシンプルな表記であれば、それなりの内容があるのだから、もっと親しまれる本になると感じた。

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    投稿日: 2010.07.14
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    経済書という感じはしない。純粋な数字だけを見る経済学ではない。人間が介在することでこんなにも面白くなるんだ。意外でした。

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    投稿日: 2010.07.04
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    原作を読んだわけではないけど、訳が微妙な印象。 まぁ内容的には基本的なところを網羅していて、 wordの説明とかがみやすいのがよかった。

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    投稿日: 2010.06.21
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    訳本の特徴である単調な論理展開になってしまった。 各種の行動経済各論がある事がわかる。 時間を見て各論を知ることが大事。 販促を仕掛ける時に確認すること。

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    投稿日: 2010.06.19
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    単純に人間っておもしろいなーと思えた。 全然合理的じゃないのに多くの人に共通の反応が明らかになっているっていうことに興味がわいた。 ちょっと前にゲーム理論の本読んだけど、その前提となる「合理的な人間」がとる行動というのは、現実の多くの人間がとる行動とは異なっているというところがおもしろかった。 それから、「理性」と「感情」とは一般的に対立的なものとして語られるけど、実際は「感情は理性を支える不可欠なパートナー」であるというところが印象的だった。

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    投稿日: 2010.06.19
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    お金に関する脳の働きについて言及。表現方法も重要。結構トリビアちっくなテスト結果も面白かった。この本の秀逸なところは、テストが体験できること。 著者もちょい悪な感じじゃなくて、素敵。イタリア人って、首相をはじめナンパ野郎しかいないと思っていたけど(偏見)。

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    投稿日: 2010.06.01
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    結構、目から鱗。この本を読んだからと言って合理的な思考ができることはあるまいが、少なくとも自他の非合理性に鋭敏になることはできそう。

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    投稿日: 2010.05.06
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    『パート1 日常のなかの非合理』 『1 頭はこう計算する』 ・どちらも同じ額の損得にもかかわらず,私たちは状況に応じて異なる決断をする.すなわち,私たちの頭にあるお金は,きっちり決まった絶対的で抽象的なものではないのだ.私たちはお金には相対的な価値を付与し,経験や感情によって色づけをする. ・うまいチャンスが増えると,判断力が鈍り,うまいチャンスを利用できる可能性が減少するわけだ. 『2 矛盾した結論を出す』 ・すでに示されている二つの選択肢のなかの,一方にきわめてよく似た選択肢が追加されると,一種の妨害効果が生じて,それらとは全く異なる選択肢が選ばれる.一方で,新たに加わった選択肢がほかのものよりはるかに劣っている場合,使いなれた選択肢が引き立て役になる. ・真ん中の選択肢があると,大方の人が真ん中を選ぶ. ・葛藤を余儀なくされる選択は敬遠される.迷いと葛藤は,「選択を遅らせる」か「選択しない」という結果をもたらす.人は「選ぶ理由」を欲している. 『3 錯覚,罠,呪い』 ・選考の逆転.選考の表現の仕方(ここでは,確立VS.価値)によって,選考の順位も変わってくる.選考順位も選択の過程で変わるのだ. ・保有効果.自分が所有するものに高い価値を感じ,手放そうとしない.現状を維持することを好む. ・アンカリング効果.会議で最初の発言者の意見に引っ張られ,話が決まらない.ある人の意見を聞いた途端に,自分も同じことを考えていた気分に陥る. 『4 「先入観」という魔物』 ・ヒューリスティクス(厳密な論理で答えに迫るのではなく,直感で素早く迫る方法)-われわれは,これを通して,選択や決定をしたりする,認知する作業をおこなっている. ・「少数の法則」(サンプルが少),「利用可能性」(印象に残ったものを過大評価など),「平均値への回帰」(長い目で見れば戻る),「後知恵」(事が起こってからその原因に言及すること). 『5 見方によっては得』 ・フレーミング効果.意思決定において,質問や問題の提示のされ方によって,選択・選考の結果が異なることがある.投資では,確実に得をするときは慎重になり,損をする場合は余計にリスクを負うということだ. 『6 どうして損ばかりしているのか』 ・「後悔回避」-現在および将来における「後悔を嫌い,避けたい」という人間の信念が,意思決定に大きな影響を与えている.人は短期的には失敗した行為のほうに強い後悔の念を覚えるが,長期的にはやらなかったことを悔やんで心を痛める.選択しないことも一つの選択であることを覚えておく必要がある. 『7 お金についての錯覚』 ・実質価値が変わらなくても,名目価値が上がると,多くの人が売ることには乗り気で買うことには乗り気でないことがわかる. ・ロバート・フランクは,人びとは決定をする際に,社会的比較がどれほどものを言うかを説いている. ・「確実性効果」-人は,ある事象が起きる確率を主観的に重みづけて考える.とりわけ,確率の極端な数値,すなわち「0」と「1」に近づくと非常に敏感になる. ・「プロスペクト理論」-絶対水準ではなく,ある水準からの「プラス・マイナス」で,利得よりも損失に対して約2倍の価値で反応する. 『パート2 自分自身を知れ』 『8 リスクの感じ方はこんなに違う』 ・問33 これまでの薬は,死亡率を0.06%に下げ,値段は3万円である.新薬は,死亡率を0.03%に下げる.いくらなら買うか? ・問34 新薬は死亡率を100万人につき600人から300人に下げる.いくらなら買うか? ・問33の平均値は3万4千円.問34の平均値は5万8千円. 『9 リスクとの駆け引き』 ・問37 ある病気にかかっている人は0.01%.感染していれば,検査で陽性と出る確率は99.9%.感染していない場合は,検査で陽性と出る確率は99.99%.テストで陽性と出た場合,エイズに感染している確率はどれくらいか? 『10 知ってるつもり』 ・経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイスの言葉.「意見を変えるか,その必要がないかの選択に迫られたとき,ほとんどの人が必要はないと考える」つまり,ほとんどの人が,自分の信念を「イエス」といってくれるものを好ましいとし,その反対のものは疎んじるのだ. 『11 経験が邪魔をする』 ・「後知恵」のバイパス. 『12 投資の心理学』 ・問43 Aコインを投げる前に,表か裏かに,いくら賭けますか? Bコインはもう投げられたが,どちらが出たかわからない.いくら賭けますか? ・AよりBのほうが,賭ける金額は少なくなる.つまり,事象は,なんらかのやり方で操作できるかと考えているかのようだ.自信過剰. 『13 将来を読む』 ・ピーク・エンドの法則.手短に言えば,その経験をする前は苦痛の少ないほうを選び,経験が終わったあとでは,たとえ長くてもよりよい記憶を残しているほうを選ぶのだ.「終わりよければすべてよし」は本当なのだ. 『パート3 判断するのは感情か理性か』 『14 人が相手の損得ゲーム』 『15 怒れるニューロン』 ・私たちが正しくないと思う人の行動を罰しようとするとき,そこにはもう一つの動機がある.単純に言うと,快感が味わえるからである. 『16 心を読むミラーゲーム』 『17 理性より感情がものを言う』 ・理性VS感情ではなく,感情は理性を支える不可欠なパートナーである. 『18 人間的な,あまりに人間的なわれわれの脳』 ・ある程度むつかしい問題やかなり知恵をしぼらなければならない問題に直面すると,私たちは問題を単純化しようとする.政治かも,ちょっと変わった質問をされると,適切な返事をする代わりに,問題をすり替えてしまう.要するに,むずかしい問題を,答えがすぐ出る容易な問題と入れ替えるのだ. ・あなただって一息つけば,システム1の働きを抑え,システム2を活性化させ,判断や選択をする一瞬前に頭が冷えるのを待つことができるだろう.たやすいことではないが,陥りやすい認知の罠を見分けることが可能になれば,道半ばに達したも同然.

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    投稿日: 2010.05.05
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    場合によって自分の中で同じ1000円の価値が変わってしまう、得ることができなかった時より損した時の方が悔しさは大きいなど、そう言われれば、そうだという人間の非合理性を学問的に検証していて面白い。こういう学問があるのはすごいと思うけど、読むのは少し疲れる

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    投稿日: 2010.05.01
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    ヒトって莫迦だなぁと思った。そこが愛らしいんだけど。お金にまつわるヒトのお莫迦さ加減を、いちいち分析した本。読んだら少しリッチになるかも?

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    投稿日: 2010.04.12
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    寿司屋のランチメニューで「特上・上・中」とあれば「上」の注文が多い →類似商品で4000円と5000円のものがあり、5000円の方を売りたいと思えば、6000円の選択肢を付け加えればいい 迷いと葛藤は、「選択を遅らせる」か「選択しない」という結果をもたらす。ともかく、人は「選ぶ理由」を欲している 選好の逆転 目先の利益に目がくらみ、将来の大きな利益に目がいかないこと 保有効果 自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる現象のこと 損失回避、コンコルドの誤算 ex. 使って駄目なら一週間以内に返却してください アンカリング効果 ミラーニューロン 意識してから行動に移すと思っているが、じつは意識する0.35秒前に脳は既に活動を開始している 行動→意思 視線のカスケード 悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ

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    投稿日: 2010.04.09
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    経済の話には今まで眼を背けてきましたが、こんなにも人間的で親しみやすいものだとは思いませんでした。「世界は感情で動く」のほうも呼んでみたいです。

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    投稿日: 2010.04.08
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    ほとんどが当てはまる。 わたしゃ、完全に感情でうごいているるるるる 行動経済学 神経経済学、、、、恐ろしや。 ト、2010.4.6-4.8

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    投稿日: 2010.04.06
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    2010/3/30 同じ千円を相手にしても状況によって全く違う行動をとる。 完全経済合理的人間を仮定した経済学のもろさ。

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    投稿日: 2010.03.30
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    行動経済学の入門としてとてもわかりやすい本だと思います。僕もこれで"行動経済学"というものを知りました。行動経済学と聞くと難しく聞こえますが、50人に1人無料とポイント5%還元はどっちが得でどちらに人は動くか、みたいな話ですね。

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    投稿日: 2010.03.22
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    ヒューリスティック 経験則・暗黙的な解法の意味です。 直訳では「発見的」であり、主に思考方法についてを指します。 ヒューリスティックによるバイアス(偏り) 心理学では、ヒューリスティクスは、人が、複雑な問題解決等のために何らかの意思決定を行う際に、 暗黙のうちに用いている簡便な解法や法則のことを指す。 判断に至る時間は早いが、必ずしもそれが正しいわけではなく、 判断結果に一定の偏り(バイアス)を含んでいることが多い。 ヒューリスティクスの使用によって生まれている認識上の偏りを、認知バイアスと呼ぶ ※wikipedia から 代表性 「ステレオタイプ」と言い換えれば分かりやすいかも。 転用すれば、血統面での父系のみを取り上げ、そのイメージのみで固定してしまう事です。 自分は血統面で完全素人なので、この偏見も代表性にあたる訳ですが、 生半可に利用しようとすると得てしてこのタイプになるのでは?という危惧から、 当面勉強を控えているのが実情だったりします。 利用可能性 想起しやすい事柄を優先し、確率を無視して決定を行う事です。 こちらも血統で話がしやすいために、例として利用させてもらいます。 3Rと5Rに新馬戦(同距離・芝)があり、ともに1番人気の馬が同じ父だったとします。 3Rで6馬身差によって勝利した場合、5Rでの1番人気馬は想定以上にオッズの下がる傾向が、 まさしくこの利用可能性になるのかなと。 保有効果とコンコルドの誤謬(ごびゅう) 自分が所有しているものに対しては、通常よりも高い価値を感じる事を保有効果といい、 先行投資額が大きい場合には更に投資を続けてしまう事をコンコルドの誤謬といいます。 ともに同じ側面を持ちます。 これの例えはパチンコです。 朝一で並んで座った台に、結構な額を突っ込んだ場合、 引き際を超えて更に突っ込む習性のある方は、結構いるんじゃないかと。 この場合、台を確保したのが保有効果になります。 (せっかく座れた台なんだから、という意識) そして、突っ込んだ額を意識して更に突っ込むのがコンコルドの誤謬です。 ギャンブラーの誤謬 有名かもしれないですが、一応。 3回連続して1人気が1着だった場合、次こそ荒れると推測する心理的傾向の事です。 これを株式では「逆張り」とも呼びます。 典型的なギャンブラーの誤謬です。 そして5回連続して1人気が1着だった場合、 次も1人気が来るんじゃないかと不安になります。 これは反転して「現状維持バイアス」と呼びます。 結局1人気の勝率はほとんど変わる事がありません。 「平均値への回帰」という概念の通り、一時的な偏りである事がほとんどです。 ピーク・エンドの法則 これは面白い法則です。諺にもあります。 「終わりよければ全て良し」 ある例として、1R~3Rまでで的中し、その後不的中ながらも+2000円の利益を出した人、 また別例として10Rまで不的中で11R・12Rと的中し-2000円の損失を出した人がいるとします。 客観的に見れば、+2000円の利益を出した人の方を選択するハズです。 しかし、感情的には-2000円でも終わりに快感を得た方が満足度が高いのです。 「パチンコの経済学」という本にて、少しのプラスで終わった人より 「取り戻した快感」の方が大きいと紹介されていましたが、 まさしくこの「ピーク・エンドの法則」に従っているといえます。 そして競馬のメインレースは11R。 プロスペクト理論 絶対水準ではなく、ある地点からのプラスマイナスによって(参照点依存型) 利得よりも損失に対して約2倍の価値で反応する、という理論です。 利得の場面ではリスク回避的に、損失の場面ではリスク追及的になる傾向があります。 例えば5Rで-20000円、6Rで-30000円の人がいたとします。 この時には一桁台のオッズには興味が向かないでしょうし、 反対に+50000円の状況なら一桁台のオッズを中心に考えるでしょう。 (感情反応を目的にしていますので、額を大きくしています) この本でも紹介されていましたが、先述のピーク・エンドの法則と合わさって、 最終レースではガチガチに思えて結構な配当の付く事が良くあります。 オッズを参照点にするなら、1R<12Rの資金配分ではなく、 12R<1Rの資金配分が感情理論的には正しいかもしれません。 まだまだご紹介したい概念がたくさん出てきますが、 (そして実験や簡単なクイズなども非常に興味深いです) この本で著者が訴えかけたかったのは、 「感情とうまく付き合え」という事です。 以下、一文をそのまま引用します。 ある種の状況、ことに社会生活のなかでは、合理的行動には感情による 無意識のサポートが欠かせない。 しかし感情がかえって害になり、認知の進行をさまたげ、 つねに非合理な結果を生んでしまう場合もある。 感情や情緒は、合理性にとっては益にも害にもなりうるわけだ。 感情と決定内容とがうまくかみあうのは、 両方が同じ方向を向いている場合に限られる。 決定内容と感情とがかみあわないと、 本能的で情緒的な反応が幸福の達成を妨げてしまうことになりかねない。 これはつまり「何となくこの馬嫌い」という情緒的な反応が 合理的判断の阻害要因となり、正しい判断を行えない場合にあたり、 仮に「嫌いだけど購入」し、結果的中となった場合でも素直に喜べない、 というシチュエーションに該当します。

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    投稿日: 2010.02.15
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    心理学的アプローチなしではもはや語ることができない昨今の世界経済。 経済合理性のみをモデルとした旧式の経済学理論では説明することができない非合理な人間の行動にスポットを当て、豊富な事例を二択・三択問題で整理していきます。 理性よりも感情で経済が動く局面が非常に多いという結論には納得ですが、選択問題(二択、三択)の設定と、対応する解説に?な部分が多く、総論賛成・各論反対?

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    投稿日: 2010.02.09
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    (O)日常生活における経済面の判断や選択において、人がはまりがちな錯覚・エラーを例題を交えながら心理学の視点から解説されている。 人は完全合理的なホモ・エコノミクスに徹するのは難しく 直感や感情に左右される非合理な存在であることを実感させられる。 無意識にはまってしまう錯覚・エラーでの認知パターンを把握して判断力を強化しビジネスマン、一般消費者としてかしこく行動したい。 損失回避性:  人間は同額の利益から得る満足より、損失から受ける苦痛の方がはる  かに大きい。利得よりも損失に対して2倍の価値で反応する。 危険回避 :  得しそうな時は確実性を好んでリスクを嫌う(置くべきを売り急ぐ) 危険追求 :  損しそうなときにはリスクに向かいやすい(売るべきを売りそびれる) 感応度逓減:  利得・損失が小さい場合は変化に敏感で、大きくなると感度が鈍くなる。   (1000円と1005円の差より、5円と10円の差の方が敏感) 保有効果 :  自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる   あるものを得ることに伴う効用より、いま持っているものを失う痛みのほ   うが大きい。   現状維持のバイアスがかかる。    →「無料お試し」「車の下取り」への応用 フレーミング効果:  提示のされ方によって印象が変わり、選択の結果が異なる。    手術   :「生存率95%」と「死亡率5%」    豚肉表示:「赤身80%」 と「脂肪分20%」

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    投稿日: 2010.02.08
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    わかりやすい本なので商売について本格的に考えるときが来て 、その時手元にあったらもう一度読んでみるかもしれないです。

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    投稿日: 2010.01.31
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    行動経済学を問題形式で解りやすく説いています。ただ、答えが当たり前過ぎるとこもあって、感想は「ふ~ん。そうだよね。」ってとこでしょうか。

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    投稿日: 2010.01.11
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    選択の際の不合理について豊富な例題をもとに解説。後半は脳の働きについて。 非常に分かりやすく、言葉に対する解説もしっかりしている。 人が起こしがちなエラーのルールについて解説。問い、解説、教訓の流れ。 困ったことになるのは、私たちがものを知らないからでなく、知らないのに知っているつもりになっているから。 エラーを減らすためにはエラーを認めることが必要。 選択のルールを知ることは、自己管理においても交渉ごとにおいても役立つと思料。 教訓は付箋を貼って管理、分かりにくいところを解説で確認という使い方がよいだろう。 以下教訓のまとめ ・パート1 お金の価値は一定ではない。状況、文脈、用途等によって違うように考える。 選択肢が1つなら迷わない、増えると迷い、選択しないことも。 選択で目が行きやすいのは肯定面より否定面。 3つの選択肢があれば、真ん中が最も売れる。高い価格帯の方を売りたければ、それより高い価格のものを選択肢に入れるのも一つの手。 人は「選ぶ理由」が必要。迷いや葛藤は選択を遅らせたり、選択しないことを選ばせる。 保有効果、人は自分のものになっただけで2倍以上の価格・価値をつける。 間違ったと気付いたときには撤退する勇気を。 アンカリング効果、最初の意見や数字に引っ張られる。 人はイメージに左右される、同じことでもポジティブな面かネガティブな面、どちらを強調するかによって選択は変わってくる。 値引き表示は売り手としては、一流ブランド、高級品、割引率が高い場合は比率表示、ノンブランドや低額商品は金額表示がよい。 損失回避、損したために失ったものは、得して得たものの2倍以上の価値がある。 後悔回避のために、判断を留保したり、判断の責任を誰かに押し付ける。 大穴バイアス、小さな確率を過大評価する。 人の感覚器官は絶対値より、変化や際に対して敏感に反応する。 利得場面ではリスク回避的に、損失場面ではリスク追求的に、確率1の近くでは確実性効果が働く。 金額が大きくなると感覚は麻痺する。 人はほぼ無意識で処理される「心の家計簿」を持ち、これにより出費による心理的痛みは異なる。 ・パート2 統計は母体数を確認し、%表示は実数に、実数表示は%表示に置き換えて考える。 自己に対する評価は甘くなりがち、自分の能力を知る。 後知恵のバイアスに注意。プロセス、選択の内容・中身を事後も冷静に振り返れるように。 自信過剰から、未来の事象に対し、リスクは小さく、儲けは大きく見積もりがち。 ピークエンドの法則、快苦の記憶はピーク時と終了時の快苦の度合いで決まる。

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    投稿日: 2009.12.27
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    行動経済学というものに関する本ですが、心理学と消費行動みたいな感じでしょうか。 (例えば、人間は選択肢が多くなりすぎると決めきれずに、買い物をやめてしまう。etc) ちょっと知っておくと、家電量販店で製品をみるときや、レストランでメニューをみるときに その知識を活かして、売る側は何を考えているかがわかったりして。 オススメの本なので、ぜひ読んでみてください!

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    投稿日: 2009.12.13
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     売り手側の手の内がスラスラわかってしまう。マクロ経済学ではたどりつけない視点。自分の直感や合理性(笑)を信じてきたことを反省。感情のフレームを外して、時間と費用を第三者的に計算できるようになりたい。ミクロの積み重ねがマクロなんだから、確かに経済は感情で動いている。

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    投稿日: 2009.10.29
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    行動経済学の人気本。 人間が非合理的な行動をする例が沢山。 少しずつ違う例だが、何かくどい気もする。 最後の方は心理学の本みたいな感じ。それが、行動経済学なのかねぇ。

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    投稿日: 2009.10.08
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    納得の連続。同じ事象でもプラス表現とマイナス表現で問われると答えが違ったり、同じ数値でも表現を変えるととらえ方が違ったり。そういうことってあるよなあ、これは商売に使えるんだろうなあと思いながら読んだ。 途中に設問があって考えるようになっているのですが、割りと合理的な(感情的でない)回答をしがちだったように思うのですがどうでしょうか(誰に聞いている?)。 行動経済学というのは面白い分野だと思う。

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    投稿日: 2009.09.22
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     経済と言うか、統計学の入門編に近い内容でした。世の中の情報を感情的ではなく、客観的な数字としてみることができるようになりました。非常に良い本でした。考え方がちょっと変わります。

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    投稿日: 2009.09.01
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    これね、自分の行動がいかに不合理かがあぶりだされて、おもしろい。 >問38 >由美さんと桂子さんはしばらく前に妊娠したので、胎児の性をかなり早く知ることができる検査を受けた。 >A 男児なら検査では90%の確率で「M」という回答が出る。 >B 女児なら70%の確率で「F」という回答が出る。 >由美さんの結果はMで、桂子さんの結果はFだった。それなら由美さんは桂子さんより、未来の子どもの性について確信が持てるだろうか。 とか、ふつうにだまされたw結構衝撃ですな。そうでなくてもいろいろ参考になった。

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    投稿日: 2009.08.28
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    ● すでに多額の投資をしたとしても、投資を中止してその計画を放棄するのが将来の利益につながるなら、そうすべきなのである。英仏が共同開発した超音速旅客機コンコルドは、開発の途中で、たとえ完成してもいくつかの理由で採算がとれないことが予測された。が、それまでに投資した開発費が巨額だったために突っ走り、完成はしたが、結局、赤字はさらに膨らんだ事象から、この呼び名がつけられた。(コンコルドの誤謬) ● 人は短期的には失敗した行為のほうに強い後悔の念を覚えるが、長期的にはやらなかったことを悔やんで心を痛める。マーク・トウェインの次の格言がそれを裏づける。「20年たてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる」。

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    投稿日: 2009.08.17
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    選好の逆転 保有効果 コンコルドの誤謬 サンクコスト(効果)の過大視 アンカリング効果 ヒューリスティクス 代表性 利用可能性 少数の法則 平均値への回帰 後知恵 ホモ・エコノミクス フレーミング効果 損失回避 省略の誤り 後悔回避 プロスペクト理論 ポートフォリオ理論 自信過剰 ピーク・エンドの法則 ゲーム理論 ソマティック・マーカー仮説 時間的な選好の逆転 神経経済学 問37 あなたはいま渋滞の中で車を運転しながら、エイズ検査のために病院へ向かっている。それまでの数日の間にざっと知識を頭に入れておいたから、次のようなことはわかっている。イタリアでは、麻薬中毒ではなく危険な性行動もしていない人のうち、0.01%がエイズに感染している。もし感染している場合は、検査で陽性と出る確率が約99.9%ある。感染していない場合は、検査で陰性と出る確率が、約99.99%である。ということは、0.01%の人が、実際には感染していないのに、誤って陽性と判定されるということなのだ。 さて問題。もしテストで陽性と出た場合、エイズに感染している確率はどれくらいですか? 問38 由美さんと桂子さんはしばらく前に妊娠したので、胎児の性をかなり早く知ることができる検査を受けた。 A 男児なら検査では90%の確率で「M」という回答が出る。 B 女児なら70%の確率で「F」という回答が出る。 由美さんの結果はMで、桂子さんの結果はFだった。それなら由美さんは桂子さんより、未来の子供の性について確信が持てるだろうか。 問41 あなたの前に4枚のカードがある。 それぞれのカードは、片面に文字が、その裏面に数がある。左の2枚のカードの裏には数字が、右の2枚のカードの裏には文字がある。 ここで次の文句を考えてほしい。「あるカードの片面に母音が書かれていたら、裏面には数が書かれている」 この言葉の真偽を知るには、どのカード(複数)を裏返したらいいですか?

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    投稿日: 2009.07.12
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     「行動経済学」2002年にノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カールマンが提唱したこの言葉。実に深い意味を持っている。  経済学の本を読み始めて初めてわかったのが、ホモ・エコノミクスという、アダムスミスが提唱したという、自己の利益追求だけを目的とした人間を想定して考えられていた学問であることを知り、やはりこれは大きく間違っていると思っていたところに、「行動経済学」という学問があると知り、いくつかの本を読み切れずに、この本に巡り会った。  読者の錯覚を気づかせてくれる内容が多く盛り込まれており、読み進めていくうちに、理解を深めていくことができる。そして最後には、脳と経済を結びつける、ニューロン経済学にまで話が及んでいる。ここで特徴的だったのは、アンケートや、表面的な反応では推し量れない、人間の行動である。多くの人が否定しているものが購買に結びつくことがあり、多くの人が肯定していることが購買に結びつかないことがある、と断言している。これでは、何を信じればいいのかわからなくなるが、あまりにも、何かに頼りすぎないということであるのではないだろうか。  そして、他人にだまされないようにするためには、少し前にはやっていた、ロジカルシンキング、論理的思考が必要であることはいうまでもない事実である。ただし、ロジカルシンキングによって導き出された結果に、人がついてくるかというのは上記の通り別問題である。経済の面で我が身を守るということにおいては、効果を発揮するであろう。

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    投稿日: 2009.07.06
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    うーん、久しぶりにお勉強ちっくな本を読んでみたけど面白かったです。  経済学ってのは常に経済的に合理的な個人の行動を想定して経済理論を作っていくんだけど、まあ実際の我々は常に合理的に行動しているわけじゃないじゃん?でもまあそういうの無視して理論としてお勉強していったのよねー。いろいろな理屈はあるものの、机上の空論に近い。  行動経済学ってのは、そういう人の一見すると非合理的な個人の行動も認識し、きちんと体系化することで経済額に生かしておこうというものです。  学生の頃、基本的なマクロ経済とミクロ経済は学んだものの、あくまでアカデミックな理論としてしか認識してませんでしたが、その思いを払拭してくれるような内容でした。  微妙に専門的な話かもしれないけれど、そこまで難しい事を書いてないし、理論のエッセンスだけをまとめているのでまあ読んでみてもいいんじゃないでしょうか??

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    投稿日: 2009.07.01
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    経済の流れやいろいろな視点からとらえた経済の情勢を書いている本です。自分も大学で経済や簿記の勉強をしていますが、もしかしたらこっちの本の方が勉強になるんじゃないかってぐらい内容が深いです。知らない用語とかも出てきて難しいけど、読んでて楽しいです。

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    投稿日: 2009.06.12
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    これおもしろい!すごい!感情について悩んでいたけど、理性は感情のサポートなしでは機能しない、という確信が持てた。無知の知と感情というのが本書のテーマ。

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    投稿日: 2009.05.27
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    経済は感情で動く… 読んでみると、確かにそのとおり。 合理的に、論理的に考えると正解となる答えが、 そのときの状態、感情によって選択されない… つまり必ずしも正しい答えが選択されることは無い!! そんなことが書いてある本でした。 うんうんと共感できることも多かったです。

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    投稿日: 2009.05.24
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    久しぶりの読書、ちょっと最近読むのをサボってました(反省 行動経済学に関する書籍です。有名な本で本屋でもよく平積みされてましたね。 内容はもっと小難しい経済の話かと思いきや、非常に単純で人間の行動がいかに非合理的であるかがかかれています。 アンケートやクイズ?によって感情で行動を決めるときと理性(論理)で行動を決めるときの違いがよくわかります。 経済とは別に人についてよく知るために是非読みたい一冊です。

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    投稿日: 2009.05.17
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    ビジネスというとドライなかんじがするけど、結局「生きた人を相手にしている」ということをあらためて実感。

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    投稿日: 2009.05.05
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    人間の脳がいかに思いこみや先入観に支配されているのか、よく分かった。思い当たる節もたくさんあり、これを知っているから、失敗しないというわけでもないだろうが、重要な判断を下す際の考え方・注意点として知っていることに意味はあるとおもう。

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    投稿日: 2009.05.04
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    事例が多いものの、前半は実験内容自体が興味深くて楽しみながら読めます。 ただ、後半になると脳の働きなどの専門的な話になることに加え、訳が読みにくい。。。 数字に騙されないように統計の勉強しようかなと思った

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    投稿日: 2009.04.30
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    合理性という機械がうまく機能するには、それを応援する少しの感性という特殊な助っ人がいる お金に相対的な価値を付与し、経験や感情によって色付けをしてしまう 都合のいい選択を正当化する理由を見つけようとしてしまう 統計的サンプルが少なくて判断が不可能な場合でも、とにかく一般化しようとする 単なる偶然でしかないことに多大な意味を付与するという癖 確実に得をする確率が高いときには慎重になり、確実に損をする場合は余計にリスクを負う 結果は同じでも、しなかったことより積極的にしたことのほうがよほどこたえる 確率が%で示されると感情がじかにひびきにくい 「この数字ってほんとうは何を言いたいわけ?」 知っているつもりでいること、知らないということを知らないでいること 私達は見たいものだけを見ている 後知恵という後ろ向きの姿勢から出てくる判断のバイアス 過去から学ぶことは罠が多い 近未来は近過去を見ればわかると思いこむから罠にはまる 自分の利己的で本能的な喜びに押されて、一つの行為が利他的なものになる 相互信頼と協力は快感をもたらすだけでなく、経済的にも有益 脳の大部分は無意識のプロセスをサポートするようにできている 脳を管理するプロセスは、意思によって活性化される 思考と感情が対立するときに優位に立つのはしばしば感情の方だ 合理的な人とは感情の無い人ではなくて、感情の操縦方法を良く知っている人 自省によって自分の限界への自覚を強めることは、合理性をそれだけ強めることになる 判断を誤らせるのは、知らないのに知っているつもりでいるから 自分の限界を正直に認める

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    投稿日: 2009.04.11
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    具体例が豊富で、実感しやすい。 興味レベルで読み流しても面白いが、普段の生活で役立てようと思うと読みがいがある。

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    投稿日: 2009.04.09
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    行動経済学とは経済の主体であるところの人間の行動、その判断と選択に心理学の視点から光を当てた学問です。 全編にわたってたくさんの事例や、実験が載っていてじっくり楽しめます。 脳の神経回路による人間の不合理さ、心の法則、感情が経済に及ぼす力が紹介されている。 実に面白い分野だと思います。 そうなんだ、なるほど〜。という内容が盛りだくさん。 読んで損するなんてことまずないと思います。

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    投稿日: 2009.03.30
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    人は経済に合理性を置いていると思っているのは大間違い。 全ての物事は言い方次第で選択を容易に変えられてしまう。 ・100人中90人が成功する ・死亡率は10% これは同じ事を言っているのに、どちらを聞くかで手術を受けるか受けないかが変わるのが人のようだ。 あとは、100円の得と100円の損は大きさが違う、とか問題がなければ向上より現状維持を望む、とか 中々面白かった

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    投稿日: 2009.03.24
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    理解できなかった事例や説明が少しありましたが 誰もが経験したことのある場面において、陥りやすい選択肢やその仕組みが また別のテストを使用してうまく説明されている点はとてもよかったです。 人が錯覚によって、どうしても理性や合理的に沿って行動できないことがあること 同じ金額、同じ数字なのにまるで違って見えること そういったことは無意識のうちにしてしまっているんだと考えさせられ 少し気をつけなければと危機感をも感じました。 経済というのはすべてが絶対的な数字で動いているというのは間違いなんですね

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    投稿日: 2009.03.16
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    表紙がユーモラスなので、内容もどこかほほえましい気分にさせてくれるような内容です。いかに人間が合理的に動いていないかをいろいろな例で説明しているけど、その非合理性を非難するのではなく、それもまた人間、というおおらかさを感じる点が面白かったです。 後半の脳の話はちょっと興味がなかったけど、前半は、自分自身の経営判断の時にもエラーしやすい内容なので、ビジネス分野への応用を自分なりに考察してみると面白いです。 同じ作者の「世界は感情で動く」もあるけど、これは、また気分が盛り上がったら手にしてみるかも。

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    投稿日: 2009.03.03
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    本屋でブラブラしていて、気になったので手に取った本。 そういえば勝間さんの本でも紹介されていたような気がする。 一般市民の経済活動がこれほど心理的要素で動かされていたとは! と、気づかされる本。 クイズ形式で読者に答えさせて、その後に回答に対する解説をしているのだが、自分の感じるがままに回答すると、まさしく一般大衆が選ぶであろう選択肢を選んでいる自分に驚く。 2つの選択肢の根本は全く同じことなのに、使う言葉でこれほどイメージが変わるものなのか!?と気づかされる。 損をする話(例えば2万円もらえることが確実な状態で、80%の確率で儲けがゼロになるが20%の確率で4万円もらえる)であれば堅実性を求める人も、損をする話がメインとなれば、ばくちに走る。(例えば、2万円損している状態で、80%の確率で4万円損するが20%の確率で損がチャラになるなど。) 株で損をすると塩漬けにする心理状態などが、ここから分かることとなる。 「経済」と銘打っているので難しそうに見えるが、心理テストだと思えば、結構面白く読め、かつ日常生活にも役に立つ。

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    投稿日: 2009.02.26
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    神の見えざる手なんて言いますけれど、結局市場はすべてがいつでも正しい方向に流れていくわけじゃない。 それは市場を構成している一人ひとりに「感情」があるから。 ソロスの言う「再帰性」というのも、この一分野かな。 続きが出ているようですので、近々読みたいと思っています! 「上を売りたければ特上を追加しろ」 「コンコルドの誤謬」 「世界には図書館員より商店主の方がはるかに多い」 「人は短期的には失敗した行為に後悔を覚えるが、長期的にはやらなかったことを悔やんで心を痛める」 「銅メダルをとった人間の方が銀メダルをとった人間より満足を覚えやすい」 「私たちの多くが『自分は平均より頭が良く、正直で、偏見を持たない』と思っている」

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    投稿日: 2009.02.23
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    2002年のノーベル経済学賞を受賞した行動経済学。 今経済学の中でもっとも新しく革新的な分野といえるこの学問をわかりやすく解説した本。 質問形式で、自分の思考、人間の思考の陥りやすい心理の罠に気づかせてくれる。 ここから次のステップに進んでいける入門書としては最適。

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    投稿日: 2009.02.23
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    友達から借りた本。かなりおもしろい! クイズ形式で解説してくれてるし、 生活と密着した解説なので、わかりやすい。 「世界は感情で動く」も読みたい。

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    投稿日: 2009.02.14
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    説明がくどく、逆に分かりにくい箇所がたくさんあったのが残念。 「世界そのものが感情で動いている」何事も予想するのが難しいのは「感情」がイタズラをするため。そこが面白い。

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    投稿日: 2009.01.07
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    前半は行動経済学の話で、既に他の本などでも読める話ばかり。後半、論理学や神経経済学の紹介をしている部分はかなり面白い。特に、短期的な報酬に反応する線条体、損失を忌避する扁桃体、総合的な利得を計算する前頭葉という図式は最近のイメージング技術の発展もあいまって、すんなり腑に落ちる説明になっている。・損失は利得に比べて大きく感じれらる。雨の日にはタクシーが見つけにくい。これは、雨の日は客が多いので、その日の目標額に達した運転手が帰ってしまうためなのだが、本来であれば雨の日こそ長時間働き、客が少なく競争の激しい晴れの日は早めに切り上げるべき(目標額に達しない「損」が大きく感じられるため、このように振舞うのは難しい)・確実性効果を重視しがち。ある有害物質による死亡を1万人につき15人から5人に減らすことよりも、5人から0になることの方がはるかに価値があると思う(コストがかなり多くなっても)

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    投稿日: 2009.01.07