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増補版 九十歳。何がめでたい
増補版 九十歳。何がめでたい
佐藤愛子/小学館
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総合評価

33件)
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     去年シネコンで草笛光子が佐藤愛子を演じているのをみおわってから同フロアの本屋でこの本を購入。草笛光子の演技はほれぼれするほど佐藤愛子イコールだった。  今月初め1年以上してこの本取り出した。93歳のおばあちゃんが歯に衣着せず毒舌満開の筆さばき。本音をズバズバ書いてどの章も抱腹だ。映画と同じ。  高校時代の現代国語の教師が三田文学の作家先生で、当時毎週日曜日町田の遠藤周作の家に行き北杜夫、安岡章太郎などと集まって飲み会の話を月曜の国語の授業で聞かされた。その中に佐藤愛子もくた話をされたことを思い出す。この本は狐狸庵やマンボウと同列で笑えた。  

    0
    投稿日: 2025.10.28
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    映画を見て、面白かったので、是非原作を読みたいと思い、手に取りました。 最初から最後まで、楽しくてクスッと笑ってしまうユーモアが満載。 こんな風にバシッと社会に対して言えるのは、気持ちが良いですね。普段から思っているけど、なかなか言えないことをこうもハッキリと言ってくれると清々しい。 久しぶりのエッセイでしたがとても楽しめました。 所々にイラストがあるんですが、それも可愛らしい。

    0
    投稿日: 2025.10.08
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    金言至言の数々、と紹介文にあったので少し身構えたが、全く気楽なエッセイ。 このご年齢なら手書きの原稿だろう。90過ぎでこんなテンポ良い文章を書けるのが素晴らしい。いつまでも仕事をし続けるのが良いのかなぁ。

    7
    投稿日: 2025.09.14
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    直木賞作家・佐藤愛子先生の激しすぎるエッセイ集。 90歳(現在は101歳)という人生の大先輩とも呼ぶべき女性作家のエッセイ集の目次に並ぶ「いちいちうるせぇ」の文字に思わず読む前から笑ってしまいました。 潔く豪胆、パワフルで生命力に溢れた一冊。

    13
    投稿日: 2025.03.29
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    女性セブンに寄稿していた(だろう)エッセイ集。 どれもうなづけるボヤキばかりで楽しく読めました。 ただ、やはり佐藤藍子さんの「戦いすんで日が暮れて」「血脈」「晩鐘」などの作品を先に読むべきかもしれない。

    2
    投稿日: 2025.01.10
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    草笛光子主演で、映画化された原作本。 佐藤愛子は、若い頃よく読んだ遠藤周作のエッセイに時々登場した。 偏見ではないのだが、女流作家はほとんど読まないので、佐藤愛子の作品も読んでいない。 高齢者ならではのユーモアがあり、面白く読んだ。

    1
    投稿日: 2024.12.15
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    先に映画を観ていた。原作本というほどストーリーが同じわけでもなく、エピソード的に使われていた感じ。 まず文字が大きく読みやすかった。だいたいが軽快で楽しいエッセイだが、犬の話のところは(映画にもあったが)涙が出てしまった。

    1
    投稿日: 2024.10.01
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    根っからのばあちゃん子だった私は今の若者の謎めいたXでの論争より佐藤さんが書いてる意見の方がふむふむとなって痛快でおもしろくて共感する事が多かった! でもこの本が凄く売れて映画化もしてるなら みんなこんな感じで言いたいことは言って怒ってパワフルに生きることに共感してる人の方が多いのでは??と思った! 長生きしてみたいと初めて思ったかも笑

    1
    投稿日: 2024.08.26
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    面白かった。平積みになってて、たまたま目に入って。2017年のベストセラーって。じ。1歳になり、事故の年。本大好きだったのに、記憶にありません。悲しい。 と言うことで、ペラペラ読んでみたら面白い風だったから、買ってみた。 家でペラペラ読んでたら、面白い。と、TVで映画になり上映してますって言う。観ちゃう?折角だし。で、その日に観に行くことに。一緒に観る?と聞くと、みんな観るって言うwマジか?り。まで。じゃあ、と観てみた。面白かった。り。も面白いって言ってくれて良かった。家族(?)で映画。 残りも読んだ。やっと状況を理解した。そう言う本だったのか。良かった。 昭和一桁生まれに育てられた身としては、懐かしい。 細かいことに悩みなさんな、そんなこと、どうってことない、と、喝を入れてくれる人はもう皆死んで、誰も残っていない。ひとりぼっちなところへ、まだ生きている100歳近い人がいた。この世代が、この世代の価値観が、話し方が、たまらなく好きだ。この人の他の作品は読んでないけど(続編の98歳〜は読んだが)、それも読んでみようかなと思った。買って良かった。平積みにしといてくれた本屋の店員さん、ありがとう!

    0
    投稿日: 2024.07.27
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    佐藤愛子さんのお名前は知っていたが、今まで著書を読んだことはなかった。世の中の身近にある出来事に想いを馳せてズバッと意見を述べていく様は、読んでいてとても清々しく感じた。ご本人は、「年老いた」とか「老衰」を感じているとのことだが、文面は本当に生き生きとしていて、今にも語りかけてきそうだった。 クスッと読めて、時々涙して、最後にはとっても元気を貰える1冊!

    0
    投稿日: 2024.07.25
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    映画を観に行ける時間が無くて、先に本を読んだ。とても面白かった。クスクスと笑える話が多く、テンポよく読めた。自分の書きたいように書く!!と最後の方に書いてあって自分らしく生きる姿がかっこいいなと思った。

    7
    投稿日: 2024.07.23
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    草笛光子主演の同名映画を観て「これはやはり原作も読まねば」と思って。 映画も面白かったが、本も期待に違わず面白かった。90歳を過ぎても真正直で豪快磊落な著者の本性が、憎めず愛らしく思える。ある意味、本当にお幸せな生涯の終盤に差し掛かっておられる。ウラヤマシイ限りだ。 考えてみれば、彼女の本を読むのは今回が初めて。これを機に、もう少し読んでみよう。 そして付け加えると、本書がとても良かったのは、活字のサイズが「特大」で実に読み易かったこと。60代も半ばになると、読書も難儀なのだ。

    0
    投稿日: 2024.07.07
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    まあ!なんて面倒くさいばあさんだ!と笑いながら読んだ。映画をみたので久し振りに読み返したのだが まったく元気な人で こちらが嬉しくなる人のホンだ。ある意味タフな時代を生き抜いてきた人の言葉だ。若い人が読むと違う意味で面白がれるのではと思いました。

    1
    投稿日: 2024.06.30
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    映画を先に鑑賞し拝読。 やっぱり面白い!笑いながら読んだ 映画は笑いあり涙ありで良かったが 本は本でたくさんのエッセイが読めたので その分たっぷり笑えた 私は20代で「今どきの若者は、、」の対象であり 周りの年配者にも嫌みなどを言われたりするが はぁ、またかー始まったよと思うのみ。 ただ佐藤先生に関しては何故か笑えて そういう考え方もあるのかと素直に勉強になる 同じ内容でも言い方や伝え方次第でこうも変わる やはり日本語って面白いなあ

    0
    投稿日: 2024.06.29
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    90歳になった佐藤愛子の世間や社会に対する口や怒りが笑ってしまいます。病院に行ってやっと診療してもらうと「年ですからね」とかで片付けられてしまう空しさ。学校でサッカーをしていた小学生がボールを誤って外に出してしまい、それを避けようとして怪我をしたお年寄りが1年後死去してその子の親に5千万円の損害賠償が請求されたという現代の事件では佐藤氏の学校管理という前に子供の気持ちが大事だろうというのは共感する。 2024年6月28にち読了。

    0
    投稿日: 2024.06.28
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    同名の映画に元気をもらい、翌日に文庫を購入。映画の筋書きは文庫版の内容が細部にわたるまで踏襲されているのだとよくわかった。 最近は身近な人や有名人の訃報が目につくようになりしゅんとしていたけれど、こういうラジカルな婆さんになりたいものだ。

    0
    投稿日: 2024.06.23
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    普段エッセイは読みませんが、話題だったので試しに購入。 元気なおばあちゃんの昔話と愚痴がたくさん。 テンポよく、あっという間に読んでしまいましたが、読みやすくて面白かったです。 年代は違うので考え方も違うものもあり、なるほどと関心したり、まぁ同じ昭和世代なので分かる部分もありました。 映画化されたので、どんな感じかちょっと気になります。

    5
    投稿日: 2024.06.22
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    歯に衣着せぬ物言いとユーモア。90歳でこれだけ頭が回って血気盛んなら、そりゃ長生きするわ。「90歳。何がめでたい」というタイトルに作者の良さが詰まってる。 「人間は「のんびりしよう」なんて考えてはダメだということが、九十歳を過ぎてよくわかりました。」とのこと。自分もこんな風に、歳をとってもエネルギーを失わずにいたいと思った。

    0
    投稿日: 2024.06.17
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    普段あまりエッセイを読まない私を突破したタイトルとダブルカバー。映画化決定とのことで今売れまくっている本。 すごく面白かった。著者である佐藤愛子さんの『九十歳』という年齢特有の古めかしいTHE・昭和な考え方が、現代のお悩みを一刀両断! 現代の日本に辛口コメントをしてみたり、たま〜に俳句や絵も載っていて、なんだか元気になります!

    0
    投稿日: 2024.05.21
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    パワフルなおばあちゃん!いや、おばあちゃんという感じがしない。どう思われるか気にせず自分の意見を言えて痛快やなぁ。 いたずら電話の撃退策なんかも、やられたらやり返す精神とかも長生きの秘訣なのかな?!

    2
    投稿日: 2024.01.06
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    山田太一編「生きるかなしみ」(ちくま文庫)に30年前60代の頃のエッセイが収録されていて、それを読み、この秋で百寿をむかえた著者がその後どのように歳を重ねたのか知りたいという気持ちで買ってみた。

    0
    投稿日: 2023.12.29
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    佐藤愛子という人間の人柄が出ており、エッセイの面白さがとても感じられた。どう思われるかなど他人の目を気にしない文章が潔かった。何がめでたい、という題名に、うんざり感が出てていいと思う。

    0
    投稿日: 2023.12.19
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    図書館で。びっくりするぐらい活字が大きくて読みやすい。読んでいる層への配慮なのかな〜なんて思いました。 自分も前の職場で読売新聞を取っていたので、休憩時間人生相談読んだな〜なんて懐かしく思いました。相談自体がオイオイって思うときもあるし、相談者の回答にそういう回答なのか〜ってツッコミ入れたくなったり面白いんですよね。 まぁでも晩年になっても仕事の依頼があり、金銭的に不自由のないのは良いなぁとしみじみ思いました。まぁそうなるまでが大変だった、という事なんでしょうが…

    0
    投稿日: 2023.10.14
  • お元気で何より

    豪快でパワフル。悪く言えば少々がさつ。 元気の源は小さなことにクヨクヨせず、怒りを貯め込まない事なのかもしれない

    0
    投稿日: 2023.09.02
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    小説家のエッセイって何でこんなに面白いんだろう。怒っているのにユーモアがあって、言葉のチョイスがとても秀逸(言葉の専門家に失礼!)。 真面目な人が真剣に怒る=面白い、これはお笑いの基本法でもあるし、何より90歳を越えたばあさんがエッセイのタイトルに『人生相談回答者失格』『来るか?日本人総アホ時代』『いちいちうるせぇ』とつけるセンスに脱帽!

    0
    投稿日: 2023.05.15
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    いやあ、こういう90歳の方がたくさんいるなら高齢化社会も悪くない!って思うくらいスカッとズバッとしててすき! お話してみたいとも思うけど、たぶん話したところで一刀両断されてしまうこと間違いなし。笑 文庫本は、老眼でも読めそうな字の大きさにしているのもおもしろい。笑 元気出ました! もう半分死んどるようなもんっていってても、赤の他人は勝手なことを言ってしまうもので、元気でいてほしいなっておもいます! _φ(・_・ 人はみな多かれ少なかれ、自分の人生を自分なりに満足いくものに作るために目に見えぬ血を流している 当たり障りのない人生なんてぬるま湯の中で飲む気の抜けたソーダみたいなもの

    1
    投稿日: 2023.04.04
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    90歳を過ぎて隔週連載のエッセイを書けるとはなんて素晴らしい!ヤケクソの力で脳細胞を働かせて錆はいくらか削れてなくなったと書かれているが、こんなにおもしろおかしく日々のことを書くというのは日頃から頭をフル回転させていないととても出来ないことだろう。 私なんてここに感想を残すだけでも頭を悩ませるのに… とても真似できないけれど、変わりゆく世の中にブツブツと文句を言いながらもアンテナを張って歳を重ねていきたいと思った。

    0
    投稿日: 2022.08.21
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    面白かった。好き放題言いたい放題のエッセイが、こんなにウケるなんて、さすが佐藤愛子。年取るって、大変だけど楽しそうです♪

    0
    投稿日: 2022.05.25
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    オーディオブックで無料公開されていたので、試しに読んでみた。 この書籍は書店で見かけたことがあり、90歳の人の描く文章かぁ、面白そうだなぁとは思っていた。 しかし表紙のほんわかとしたイラストとは裏腹に、エッセイの中のおばあちゃんはぶち切れまくっている。 「90歳おめでとうございます!次は100歳を目指してください」と言われても、「何がめでたいんだ!」と筆者はブチ切れてしまう。まさしくタイトルの通り。 最初はそれを新鮮に感じて面白く聞いていたんだけれど、どうしても理不尽な怒りみたいなものを感じてしまって途中からしんどくなってきた。 スマホが発達しすぎているとか新幹線が速くなりすぎているとか、そういう苦言を呈するのだけど、 テクノロジーの進歩に冷水を浴びせるような物言いに、自分はすごく苦手なものを感じた。 人生を90年生きたからといって、必ずしも深く円熟した良識みたいなものは育まれないんだなぁと、とても残念な気持ちになった。

    6
    投稿日: 2022.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ベストセラーエッセイの増補版が出たとのことで手に取ってみた。あたしは佐藤愛子氏の半分以下の年齢だが、それでも共感できるところが多くて楽しめた。 自分がしていることは昔から変わらないのに、時代が変わったせいで、周りの顔色ばかり見て言いたいことが言えなくなっているためか、褒められることが不思議と仰るところが印象的。 ここまで長生きしなくてもいいけど、心意気は見習いたいw

    0
    投稿日: 2021.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もくじ こみ上げる憤怒の孤独 来るか?日本人総アホ時代 老いの夢 人生相談回答者失格 二つの誕生日 ソバプンの話 我ながら不気味な話 過ぎたるは及ばざるが如し 子供のキモチは 心配性の述懐 妄想作家 蜂のキモチ お地蔵さんの申し子 一億論評時代 グチャグチャ飯 覚悟のし方 懐かしいいたずら電話 思い出のドロボー 思い出のドロボー(承前) ・・・

    0
    投稿日: 2021.10.03
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    エッセイなので軽~く読めます、 90年生きてきたからこそ感じる現代社会への違和感をズバズバめった切り、 小気味の良い言いたい放題で、怒る事がストレス発散になるようですね。 ユーモアたっぷりで面白かったです。 これは2016年に発刊された本で愛子さんはすでに97歳、 100歳に手が届いてきましたね、 「百歳。何がめでたい」も書いて下さるかしら?

    0
    投稿日: 2021.09.30
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    90歳すぎても佐藤愛子さんは書くことで心が元気。シャキシャキと大声でものを言い、怒りを発散させる。それが面白く心地よい。言われていることは共感することばかり。 人間は「のんびりしよう」なんては考えてはだめだということが、90歳を過ぎてよくわかりました。というおしまいの言葉は、これから老いていく私の目標になった。

    2
    投稿日: 2021.08.24